


- 原産:メキシコ/中央アメリカ
- 科:キク(Asteraceae)
- 属:アゲラタム(Ageratum)
- 種:ホウストニアナム(Ageratum houstonianum)
- 別名:オオカッコウアザミ/ムラサキカッコウアザミ/アゲラタム・ホウストニアナム/フロスフラワー(flossflower)/ブルーミンク(bluemink)/メキシカン・ペイントブラッシュ(Mexican paintbrush)
- 開花時期:5月~11月
- 花の色:赤色・桃色・青色・紫色・白色
- 葉の色:緑色
- 香り:
- 生活形:一年草
- 草丈:約30~100cm
- 株張り:
- バイオーム:熱帯雨林・亜熱帯湿林・亜熱帯乾燥林・サバンナ
- 誕生花:5月10日/9月14日/10月24日
- 花言葉:信頼/安楽/幸せを得る
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/背が高い花/切り花/種から育てる植物
- 購入方法:アゲラタムを楽天で購入
■アゲラタムとは!?
アゲラタムの学名は Ageratum houstonianum 、別名では「オオカッコウアザミ」「ムラサキカッコウアザミ」「フロスフラワー(flossflower)」「ブルーミンク(bluemink)」「メキシカン・ペイントブラッシュ(Mexican paintbrush)」とも呼ばれる一年草です。
アゲラタムの原産地はメキシコと中央アメリカにあり、自生地は草原や森林の端、人の手の入った荒地や道端などにあります。
■アゲラタムの語源(由来)
- Ageratumの由来:ギリシア語で「a-」を意味する「なし」と、ギリシア語で「古い」「老齢」を意味する「geras」の2語で構成されており、花の寿命が長い事に由来します。
- houstonianumの由来:スコットランドの医師であるWilliam Houston (1695 - 1733) への献名です。
- オオカッコウアザミの由来:カッコウアザミと比べて花が大きいとこからきており、カッコウアザミの由来は葉がカッコウ(霍香)に似ていて花がアザミ(薊)に似るとこからきています。
■アゲラタムの特徴(魅力)
- アゲラタムの魅力:アゲラタムは他の多くの植物とは異なる魅力がたくさんあります。例えば、開花期間が春から晩秋頃までと長い所、頭花が散房状に集まりボリュームのよい花房となる所、花の雌蕊が筒状花冠から細長く突出するため花房はふわふわとした見た目をしている所、株の高さは矮性から高性まであり花壇や切り花などの用途に合わせて選べる所などにあります。
- 花の特徴:花序は頭状散房花序で、花軸の節ごとに頭状花序が散房状に配置されている複合花序になる。頭状散房花序のヘッドは平面状または若干盛り上がる半球状になり、頭花から突出する雌蕊がふさふさとした外観をつくっています。頭花は筒状花のみで構成されており、雌蕊が花冠から長く突出します。
- 葉の特徴:葉の付き方が茎の下部では節ごとに2枚、上部では1枚と変わる傾向にある。葉のサイズは約3~8.5cmと大きめで、概形が三角形・広卵形と幅広になるため、葉が集まると薮の中のような野暮ったい印象を感じさせやすい。
- 草姿:直立型または分枝型になり、基本的に直立型で主軸がハッキリとしていますが、摘芯や品種により主軸が分からなくなるくらい分枝してこんもりと茎が広がる事もあります。
- 鑑賞目的:アゲラタムは春から晩秋にかけて花が咲き続け、装飾性が高いことから、一般的に花を鑑賞する目的で育てられます。花は全体的に雌しべの突出でふわふわとした柔らかな見た目をしているため、メルヘンチックで可愛らしい雰囲気があるお庭によくあいます。また花の色が青色・紫色・桃色・赤色・白色とバリエーションが豊富なため、お庭の雰囲気に合わせて品種が選べる所も魅力となります。
- 寄せ植え:アゲラタム高性品種と矮性品種がありますが、矮性品種はコンパクトに成長するため鉢植えの中で管理がしやすく、また開花期間が長いため、寄せ植え素材にピッタリです。花壇・植木鉢の中で形態の異なる様々な植物を組み合わせて美しくデザインしながら楽しむとよいでしょう。
- 花壇の縁取り:アゲラタムは株がドーム状にコンパクトに成長するため、花壇の外縁に沿って並べることで、美しい花壇の縁どりをつくることができます。
- 毛氈花壇:アゲラタムは草丈が低くて、長期間にわたり株を覆うように沢山の花が咲き、種子から苗を大量に揃えられます。そのため、広い面積の花壇の中にイラストや模様を描くように植物を植えて装飾することが出来ます。
- フラワーアレンジメント:アゲラタムの矮性品種では分枝が多くて花材として使いにくいですが、高性品種では茎が長いため花材として利用されます。小さな頭花がたくさん集まる姿はボリューム感があり、他の植物を引き立てる効果もあるため切り花や花束にピッタリな花材となります。
蜜源:花は蜜源として蝶々や花蜂を引き寄せる働きがあります。大きな花房の上にちょこんと乗って、蜜を吸う姿はとても可愛らしく見ていて飽きないため、昆虫と共生してお庭の中で蝶々が飛び回る姿を観察したい人におすすめの植物の一つとなります。
■アゲラタムの生活形と形態
●生活形・茎の形態
- 草丈:約30~100cm
- 生育型:直立型・分枝型
- 直立型:主軸がハッキリとして直立している。
- 分枝型:主軸がハッキリとせず分枝が多い。
- 茎の種類:直立茎
- 直立茎:茎がほとんど垂直に伸びる。
- 分枝:斜上
- 茎の毛:有毛
- 毛の種類:開出毛になり、軸に対してほとんど直角に生える毛です。
- 毛の色:白色
- 茎の色:緑色・赤紫色・淡い赤褐色※毛の量が多く白っぽく見えることがある。
●葉の形態
- 葉序:対生葉序・互生葉序※茎の下部では対生葉序になり上部では互生葉序になる事がある。
- 葉柄:有柄
- 葉柄の長さ:約0.5~3.5cm
- 葉身の長さ:約3~8.5cm
- 葉身の幅:約2.5~6cm
- 葉身の概形:卵形・広卵形・三角形
- 葉の縁部分:鋸歯・鈍鋸歯
- 鋸歯:葉縁はギザギザとしており、凹みの角度は鋭角で、凸の先端は尖っている。
- 鈍鋸歯:葉縁はギザギザとしており、凹みの角度は鋭角で、凸の先端は尖らず丸みがある。
- 葉の縁部分:鋸歯・鈍鋸歯
- 葉の毛:有毛
- 葉の色:緑色
●花の形態


- 花序:頭状散房花序
- 頭状散房花序:頭状花序と散房花序の組み合わせになり、頭状花序が散房状に並び配列される複合花序です。
- 頭状散房花序のヘッドの形状:平面状・半球状
- 頭状花序:総苞・花冠(筒状花)・雄蕊・雌蕊
- 頭状花序の直径:約1~2cm
- 総苞:頭状花序の基部で花を保護している、総苞片の集まりになり、総苞片は鱗状に重なっている。
- 総苞片の列:2~3列程度
- 総苞片の形:線状披針形
- 総苞片の毛:有毛
- 総苞片の色:緑色
- 花冠:筒状花冠
- 筒状花冠:頭状花序の中央部に密集している。
- 筒状花の形:花冠筒部が長く、裂片は5個ある。
- 筒状花の色:青色・紫色・桃色・白色
- 筒状花冠:頭状花序の中央部に密集している。
- 雄蕊:
- 雌蕊:1本
- 花柱:二股に分かれる
●果実・種子の形態
- 果実の分類:痩果
- 痩果の長さ:約0.2cm
- 痩果の冠毛:5本
※植物の形態についてはこちらのページも参考にしてください。
■アゲラタムのフラワーアレンジメント

- 収穫:切り花の収穫は花が十分水分を含んでいる朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 花材の選び方:花房の中の花が4分の3程度ひらいている状態のものを収穫すると花持ちがよいです。
- 水揚げ:葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて茎から全て取り外します。茎の切り口は水切りまたは湯揚げを行います。
- 花を生ける:花瓶の中に水を入れて花を生けます。
- 管理:直射日光を避けた15~20度の涼しい環境で管理すると日持ちがよくなります。また徐々に水揚げが悪くなるため、必要に応じて水切りまたは湯揚げを再度して水換えをしましょう。管理の方法にも左右されますが日持ちは7日程度です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
湯揚げ法
湯揚げ法とは、切り花の切り口をお湯の中と冷水につけて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
湯揚げは、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があり、また熱のショックで一気に吸水する効果があります。またお湯で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
湯揚げの方法
- お湯(約60~100度)と冷水を準備します。
- 切り花の花や葉が湯気で弱らないように、新聞紙で切り花を覆います。ただし、切り口の部分はお湯につけるため、茎の下部は新聞紙から出しておきましょう。
- 切り口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
- お湯(約60~100度)の中に切り口を付けて、切り口から空気が出てこなくなるのをまちます。お湯につける時間はおおよそ20~60秒です。
- お湯から切り花を出して、そのまま冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 水揚げが終わったら必要に応じて水切りを行い花瓶に生けて楽しみます。
■アゲラタムの園芸品種を紹介
アリエラ・シリーズ



学名:Ageratum houstonianum ‘ariella’
花の色:青紫色・赤紫色・桃色・白色
葉の形:広卵形・三角形
葉の色:緑色
草丈:約30cm
備考:分枝力が高く花上がりよいため株を覆うように沢山の花が咲きます。株は矮性でコンパクトに成長するため、スモールガーデンや鉢植え等で育てやすい品種となります。花の色は品種により青紫色・赤紫色・桃色・白色の範囲で変化があります。
アリエラ・シリーズの品種
- ブルー:花の色は青紫色をしている。
- バイオレット:花の色は赤紫色をしている。
- ローズ:花の色は成熟するにつれて桃色・白色と変化する。
- ホワイト:花の色は白色をしている。
アーティスト・シリーズ



学名:Ageratum houstonianum ‘artist’
花の色:赤紫色・紫色・桃色・白色
葉の形:卵形・広卵形
葉の色:緑色
草丈:約20~30cm
備考:新しい花は、古い花を覆うように咲くため花がら摘みが不要です。連続開花性に優れており次から次に花を咲かせます。栄養系のため性質が安定している。株は矮性でコンパクトに成長するため、スモールガーデンや鉢植え等で育てやすい品種となります。花の色は品種により赤紫色・紫色・桃色・白色の範囲で変化があります。
アーティスト・シリーズの品種
- ブルー:花の色は青紫色をしており、成熟するにつれて白っぽくなる。
- ローズ:花の色は赤紫色から桃色をしている。
- ホワイト:花の色は白色をしている。
スターマイン
学名:Ageratum houstonianum cv.
花の色:青色・紫色・ラベンダー色・赤色・赤紫色・白色
葉の形:広卵形・三角形
葉の色:緑色
草丈:約15~80cm
備考:田中花園プロデュースのアゲラタムです。花の色はシリーズの中に青色・紫色・ラベンダー色・赤色・赤紫色・白色がある。
スターマイン・シリーズの品種
- スカーレット:花の色は赤色から赤紫色をしている。
- バイオレット:花の色は紫色をしている。
- ホワイトライト:花の色は白色をしている。
- ウィスタリア:花の色はラベンダー色をしている。
バモス・シリーズ
学名:Ageratum houstonianum cv.
花の色:青色・水色・白色
葉の形:卵形・広卵形
葉の色:緑色
草丈:約15~20cm
備考:栄養系のため性質が安定していて、強健で育てやすい。株は矮性でコンパクトに成長するため、花壇の縁どりや鉢植え等で育てやすい。花上がりがよく株を覆うようにたくさんの花を咲かせます。花の色はシリーズにより変わり青色・水色・白色がある。
バモス・シリーズの品種
- ブルーバイカラー:花の色は水色と白色、花の咲き初めは白色の単色ですが、花が咲き進むにつれて水色になり複色になる。
- ブルー:花の色は青色をしている。
ブループラネット

学名:Ageratum houstonianum ‘blue planet’
花の色:青色・紫色
葉の形:広卵形・三角形
葉の色:緑色
草丈:約70cm
備考:株は高性のため花壇の中で高さや立体感を出したり、また収穫すれば切り花として楽しめます。花の色は青色・紫色で、落ち着いた雰囲気を感じさせます。
タイムレス・ミックス
学名:Ageratum houstonianum ‘timeless’
花の色:赤紫色・桃色・青色・白色
葉の形:広卵形・三角形
葉の色:緑色
草丈:約70cm
備考:株は高性のため花壇の中で高さや立体感を出したり、また収穫すれば切り花として楽しめます。大輪種になり頭花が頂部に集まり大きな花房をつくります。花の色は種子がミックスのため赤紫色・桃色・青色・白色の範囲で変化があります。
■アゲラタムの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
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■アゲラタムの育て方
花壇の土づくり
バイオーム
アゲラタムのバイオームは、熱帯雨林・亜熱帯湿林・亜熱帯乾燥林・サバンナなどにあります。
これらのバイオームは、気温が年間を通して暖かで、降水量は場所によりかわり熱帯雨林・亜熱帯湿林の降水量が多くて、亜熱帯乾燥林・サバンナは降水量が少ない、土壌は場所によりかわりますが基本的に砂質で痩せている傾向がある。
※バイオームについてはこちらのページも参考にしてください。
日当り
アゲラタムは、日向から半日影の範囲で育てることが出来ます。
ただし日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。
日当りの分類
- 日向:直射日光が6時間以上当たる場所です。一般的に全方位に障害物がない、またはお庭の向きが南向きの場所になります。
- 半日影:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。一般的にお庭の向きが東向きになる、西向きも半日影になるが西日が当たる環境にもなるため注意が必要です。
- 明るい日陰:直射日光が二時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。一般的にお庭の向きが北向き、または日差しを遮る障害物が多い環境です。
- 暗い日陰:森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
- 土質:基本的に通気性と排水性が十分であれば幅広い土壌に適応します。そのため土質は砂壌土・壌土あたりにした方が良いでしょう。
- 肥沃さ:肥沃な土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら堆肥(黒土・腐葉土など)を入れて土壌の物理性・生物性・化学性などを改善してあげるとよいでしょう。また堆肥を入れることで保水性も改善されます。
土壌診断と改善の行い方
- 排水性の診断:深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘り、穴の中を水で完全に満たす。一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になります。※それ以下またはそれ以上である場合は排水が悪い、または排水がよすぎる可能性があります。
- 排水性の改善:花壇を高くしたり、ロックガーデンを作り、植物を植える場所を周囲より高くする。また縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる。
- 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を出来るだけ深くまでさします。支柱の入った部分が30cm前後あれば一般的な植物であれば、根を張るのに十分な作土層がありますが、それ以下であれば改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
- 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って30cm程度の深さまで掘り起こして解します。また石がある場合は土ふるいを使用して取り除きましょう。
- 土壌(土性)の性質の診断:土壌の通気性・保水性・保肥力を知るために、土壌を砂土・砂壌土・壌土・埴壌土・埴土に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。
- 砂土:排水性と通気性が高く乾燥しやすいため、水分過剰による根腐れを引き起こしにくい。診断は、適度に湿らせた土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触がある。手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れる。
- 砂壌土:排水性と通気性が高く乾燥しやすい傾向がある、砂土と比べると、保水性と保肥力が少しあるため、乾燥気味の土壌を好む植物などに向いています。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねると、緩く固める事が出来るが崩れやすい。
- 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高いため土壌管理がしやすい。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来る。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しい。
- 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい傾向がある。診断は、適度に湿らせた土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じる。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが出来て、輪っかに曲げても切れにくい。
- 土壌(土性)の性質の改善:土壌の診断をしたら、植物が求める環境に合わせて土壌改良材をいれます。
- 通気性・排水性の改善:通気性・排水性の高い土壌改良材(パーライト・日向土・川砂・バーク堆肥 など)を混ぜ込む。
- 保水性の改善:保水性の高い土壌改良材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を混ぜ込む。
- PHの診断:土壌のPHを調べる方法は土壌酸度計を土壌に突き刺すタイプ・リトマス紙を溶液に浸すタイプ・ペーハー測定器を溶液に浸すタイプ・アースチェック液を溶液に垂らすタイプ等があります。製品によって調べ方がことなるため、詳しい手順は製品の取り扱い説明書をご覧下さい。
- PHの改善:PHを診断後に植物の適正なPHに合わせて、土壌改良材を入れてPHの改善をおこないます。
- PHを酸性に改善:ピートモスを使用する場合はPHを1下げるために、1㎡あたり、ピートモスを約1.2kgを入れて混和します。
- PHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してPH1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて混和します。
- 肥沃さの診断:肥沃さは土壌の色によりある程度診断できます。土壌の色は成分や状態を示しており、簡易的に植物を育てるのに適しているか調べる事が出来ます。黒色の場合は腐植が多く肥沃な傾向があり、赤色・黄色・白色の場合は腐植が少なく肥沃でない傾向があります。
- 肥沃さの改善:土壌に堆肥または微生物資材を入れます。堆肥を入れる量は土の量に対して二割から三割程度にします。入れ過ぎると通気性・排水性・保水性のバランスが崩れて植物が育つのに不適な環境になりやすいため注意してください。
※詳しい土壌診断と改善方法はこちらのリンクからご覧下さい
鉢土づくり
日当り
アゲラタムは、日向から半日影の範囲で育てることが出来ます。
ただし日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。
培養土
培養土を購入する場合は、一般的な草花の培養土で良いでしょう。
培養土を自作する場合
- 植物の好む環境に合わせて通気性・ 排水性・保水性のバランスを考えた用土の構成にする。
- 堆肥は土壌の物理性を改善して根張りをよくするだけでなく、栄養素を含有しており、微生物の働きを促進して土質を改善したり、植物の栄養補給に寄与する働きがあったりします。そのため、腐葉土などの堆肥をしっかり入れて植物の生育を促進しましょう。
- 鉢植えを移動する場合を考えて比重の軽い用土を利用したり、植物が倒れる可能性も考えて比重の重めの用土を選んだりする。
- 水やりの頻度を考えて保水性のよい用土を利用したり、植物の呼吸や成長を考えて通気性がしっかり保てる用土を選んだりする。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土 +元肥=6:4:適量
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土 +元肥=4:2:4:適量
- 日向土(細粒・小粒)+ピートモス+くん炭 +元肥=5:4:1:適量
鉱石の土壌改良用土
- 赤玉土:赤玉土とは関東ローム層の中層にある赤土を乾燥させて、粒の大きさごとに分けた土壌改良材です。
- 特徴:赤玉土は通気性・排水性・保水性のバランスが抜群に良いことから擬似団粒構造をした土壌改良材とも呼ばれています。無菌で雑菌が繁殖しにくく、雑草の種も含まれないため挿し木用土やインドアグリーンの土としても使われる。
- 比較:鹿沼土と比べて赤玉土の方が保水性・保肥力に優れており、PHが中性に近い弱酸性のため幅広い植物で利用しやすい。赤玉土は鹿沼土よりも粒が崩れて劣化しやすいため、使い続けると微塵が出て通気性・排水性を悪化させる事がある。
- 注意点:赤玉土はリン酸を固定してしまい、植物が吸収出来る状態で無くす事があるため、リン酸の肥料を多めにやる必要がある。赤玉土の粒はやや崩れやすいため再利用出来る割合が少ない傾向があり、微塵は粘土質になり通気性・排水性を悪くする事がある。
- 用途:一般的な草花・花木・多肉・サボテン・山野草・水生植物など幅広い植物の土壌改良材として利用されます。無菌のため挿し木・種まき用土・インドアグリーンの培養土などに利用される。
- 硬質赤玉土:硬質赤玉土は赤玉土を高温で焼いて硬質化したものです。
- 比較:硬質赤玉土は赤玉土と比べて、粒が硬いため砕けて劣化しにくく、通気性・排水性が高くなっています。一方で保水性が悪くなっているため、一般的な草花で使うと土壌が乾きやすくなり水やりの頻度が増えやすいです。
- 用途:多肉植物・サボテン・山野草などに使われる事が多い。
- 鹿沼土:鹿沼土は栃木県鹿沼地方で産出される、風化した軽石の総称です。
- 特徴:鹿沼土は通気性・排水性が抜群に優れており保水性・保肥力も高いため、培養土の通気性・保水性・保肥力のバランスをとりたい時に重宝されます。PHが4~5と酸性になります。
- 比較:赤玉土と比べると鹿沼土は粒が頑丈で崩れにくいため再利用しやすく、PHは酸性に強く傾いており、保水性が劣ります。一般的な軽石と比べると鹿沼土は保水性に優れており、やや粒が脆い傾向にあります。
- 注意点:酸性度が強めなため、アルカリ土壌を好む植物を育てる場合は避けた方がよい。
- 用途:一般的な草花・花木・多肉・サボテン・山野草・水生植物など幅広い植物の土壌改良材として利用されます。特にPHが酸性のため酸性土壌を好む植物に利用される事が多いです。
- ☆硬質鹿沼土:硬質鹿沼土は従来の鹿沼土から硬質なものを選別した用土です。その名前が示すとおり、鹿沼土よりも硬く丈夫で劣化しにくい用土です。
- パーライト:パーライトは、真珠岩や黒曜石を粉砕して小さくした後に、高温で熱して中に含まれる水分を発泡させ多孔質にした資材です。
- 特徴(真珠岩系):表面に光沢があり滑らか、通気性・排水性に非常に優れている、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 特徴(黒曜石系):表面に光沢があり滑らか、通気性・排水性に非常に優れている、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 用途:土壌の通気性・排水性を改善する目的、真珠岩系では通気性・排水性・保水性をバランスよく改善する目的で利用されます。一般的な草花の育成などでよく利用されており、比重が軽いため培養土の軽量化などに欠かせません。
- バーミキュライト:バーミキュライトは、蛭石を高温処理して膨張させた土壌改良用土です。蛭石を膨張させた事で、薄板が層に重なりアコーディオンのような形状をしています。
- 特徴:保水性・保肥力が抜群に優れているため植物が欲しい時に水分や栄養を供給してくれる働きがあります。また何層にも重なり大きな隙間があるため通気性を改善する働きもあり、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 欠点:比重の重い用土と組み合わせると粒が破壊されて通気性が悪くなる事もあるため注意が必要です。
- 用途:土壌の保水性・保肥力を改善するのに利用されます。一般的な草花の育成などでよく利用されており、比重が軽いため培養土の軽量化などでも利用されます。
- 日向土(ボラ土):日向土は別名でボラ土とも呼ばれる、宮崎県南部で産出される軽石です。
- 特徴:通気性と排水性に非常に優れており、多孔質なため保水性も適度に確保出来ている、比重は約0.6とバランスがよい。※鹿沼土と比較すると頑丈で形状が崩れにくいため再利用しやすく、PHが殆ど中性なため扱いやすい、一方で鹿沼土と比べると保水性がそれほど高くない。
- 用途:土壌の通気性や排水性を改善するのに利用されます。草地・岩場・高山地帯・砂地に自生する植物などを育てるのに向いており、一般的な草花から多肉・サボテン・山野草などの育成でも利用されます。す。
- ゼオライト:ゼオライトは沸石とも呼ばれる鉱物の一種です。
- 特徴:水質浄化・脱臭効果・高い保肥力などにあります。そのため、根腐れ防止や肥料の流失や肥効の継続に効果を発揮します。一方で、入れすぎると肥料が効きにくくなるなどのデメリットがあるため、土壌や培養土に5%程度混ぜて使われる事が多いです。
有機物の土壌改良用土
- 腐葉土:腐葉土は広葉樹の落ち葉を腐熟させた改良用土です。
- 腐葉土を選ぶ基準:腐葉土は完熟していて湿り気のある物を選びましょう。完熟していると、見た目が黒っぽくなり、葉の断片が小さくなっています。逆に油脂成分の多い針葉樹の葉が入っていたり、未熟な茶色の葉が混じっていたり、断片が大きく乾燥していたりする腐葉土は、植物の根を傷める原因にもなるため避けた方が良いでしょう。
- 腐葉土の特徴:土壌の膨軟性を高めるため空気の通りが良くなり根の成長を助ける。土壌の通気性・保水性・保肥力を高めるため植物が育ちやすい環境となる。腐葉土は微量要素を含んでいるため植物が栄養を補給して健康に成長する助けとなり、また微生物の働きも活性化するため土壌が肥沃になる。PHが中性のため扱いやすい。
- 用途:土壌の保水性・保肥力・通気性を改善したり、微生物を活性化して土壌を肥沃にしたりする働きがあるため、多くの植物を育てる際の改良用土として利用されます。
- ピートモス:ピートモス は水苔類やヨシ・スゲ等の植物が堆積して腐植し泥炭化した用土です。
- 特徴:腐葉土と比べて養分を殆ど含んでいないため、微生物を活性化する力が弱く無菌で清潔感がある。土壌の膨軟性を高めるため空気の通りが良くなり根の成長を助ける。土壌の保水力を高める効果が高く、通気性・保肥力も改善する。PHは基本的に強い酸性になる。
- 注意点:PHが3~4の強い酸性のため、一般的な植物を育てる際は調整済のピートモスを使用するか、アルカリ性の土壌改良材を入れて使用した方がよいでしょう。
- 用途:土壌の膨軟性を高めて、保水性・保肥力・通気性を改善するのに利用されたり、PHを酸性に調節する目的で利用されたり、無菌で雑菌が繁殖しにくいためインドアグリーンの植物の改良用土として利用されたり、挿し木や種まき用の培土として利用されたり、多くの植物を育てる際の改良用土として利用されたりしています。
- くん炭:くん炭は、もみ殻を炭化させたものです。
- 特徴:通気性と排水性が抜群によいため根腐れ防止効果があります。菌根菌などの有用微生物を活性化させる効果があるため、植物が菌根菌と共生して病気に強くなったり水分・栄養を補給しやすくなる事がある。植物の成長に必要とされるミネラルを含有していて、またケイ酸が50%近く含有しているため茎・葉が頑丈になりやすく病害虫に強くなる傾向がある。PH8前後の高いアルカリ性を示す。
- 用途:根腐れ防止・酸性土壌の改善などのために土壌に10%程度混ぜて使われる事が多いです。
水やりの仕方
アゲラタムは根が浅くて乾きやすいため、土壌にやや湿り気のある状態を好みます。
そのため、定期的に水やりをした方が育ちが良いでしょう。水やりのタイミングなどは下記を参考にして下さい。
注意する事は、極端に過湿状態にしてしまうことです。過湿が続くと病原菌が増えて株が腐敗する原因を作ったり、根の呼吸を邪魔して根腐れを引き起こす原因になったりします。そのため、水やりする頻度などには注意が必要となります。
水やりのタイミング
生育期間中は生育旺盛でたくさんの水を必要とするため、土壌の表面が乾燥したタイミングで水を与えます。
土壌の乾燥の確認方法
- 土壌表面の乾燥:土壌の表面の乾燥とは、土壌の最も上の部分の表面が乾燥している事です。土壌表面の乾燥の確認方法には目視・触感・専用の道具があります。
- 目視で確認:土は濡れているなら色が濃くなったり黒っぽくなったりしていて、乾燥すると色が白っぽくなります。
- 触感で確認:土の表面を指で触ってみてます。土は濡れていると湿り気があり、乾燥しているとサラサラとしています。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
- 土壌の表層の乾燥:土壌の表層の定義は様々ありますが、ここでは土壌の表面より5cm以下にある事にして、また土壌の表層の乾燥とは土壌の表面から5cm以下が乾燥していることになります。
- 目視で確認:透明な植木鉢を使用して植物を育てます。透明で土の色の変化が分かるため、土表面から5cm以下の土の色が白っぽくなってきたら水やりを行います。
- 重量で確認:鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、土が乾燥した時の軽さを覚えておいて土の乾きを判断します。
- 道具で確認:割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串の色と湿り気を見て乾燥具合を確認します。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
肥料の与え方
アゲラタムは、肥料をしっかり与える事で成長が促進されて、花がよく咲いたり、株が早く大きくなります。
そのため、株の成長を促進させて美しい株を鑑賞したい場合は肥料が大切になります。
また堆肥をしっかり入れる事で、肥料では補えない微量要素を補ったり、肥料の量を節約したり出来るため、植え付け時に堆肥を入れておくことも大切です。
堆肥の与え方
- 堆肥を入れる時期:植え付け時、または冬から早春に堆肥を入れます。
- 堆肥の入れ方:堆肥の入れ方は地植えと鉢植えでかわります。
- 地植え:植付けする時に土壌改良を行い堆肥をいれて混和する。または株の周囲に堆肥を盛ったり、株の周囲に穴を掘り堆肥を入れます。
- 鉢植え:植付け時に堆肥がしっかり入った新しい培養土を使う。
肥料の与え方
- 元肥:元肥は植付け前または植付け時に土壌の中に入れて施す肥料です。
- 肥料の成分:窒素・リン・カリがバランス良く入る水平型、またはリンが多く入る山型を選びます。
- 肥料の製品:有機肥料(植付け前)・緩効性肥料・配合肥料(BB肥料など)がおすすめです。
- 施し方:全面施肥
- 全面施肥:植物を植付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和する方法です。有機肥料を使用する場合は発酵時のガスや高温で根を傷める事もあるため、植付け2週間程度前に肥料を入れて混和する。
- 追肥:植物が生育する途中で施す肥料です。土壌中の栄養素は植物が吸収して減っていくため、追肥を入れる事で補います。
- 追肥を与える時期:春から秋
- 肥料の成分:窒素・リン・カリがバランス良く入る水平型、またはリンが多く入る山型を選びます。
- 肥料の製品:液肥・固形肥料(速効性・緩効性・BB肥料 など)がおすすめです。
- 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約10~14日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の回りにかけて、土全体を湿らせるように与えましょう。
- 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
剪定のやり方
アゲラタムは剪定せずに育てる事も出来ますが、茎の数を増やす目的、沢山の花を咲かせる目的などで剪定が行われることもあります。
剪定をするかは剪定理由を見ながら決めるとよいでしょう。
剪定を行う理由
- 開花期間の延長:花がらを残すと種作りにエネルギーが使われるため、花芽に栄養がまわらず次の花が咲きにくくなります。花がら摘みをする事で、花芽に栄養がいって次の花が咲きやすくなります。
- 株の寿命の延長:花がらを残すと、種を作るためにエネルギーを使われるため、株が弱って寿命が短くなることがあります。そのため、株が弱りやすい植物などは長く楽しむために花がら摘みをする事が大切になります。
- コンパクト化:コンパクト化は、株のサイズを小さくコンパクトにする事で管理をしやすくする事です。株を剪定して小さくなる事で管理が楽になったり、株がギュッと詰まった見た目になりやすくなります。
- 茎・花の数を増やす:剪定をする事で、分枝が促されるため、茎の数が増えて、結果的に花の数も増えます。
- 病害虫予防:花がらを残すと、灰色カビ病などの病気の発生源になる事もあります。そのため、病気にかかりやすい植物は花がら摘みが大切になります。
摘芯
- 剪定の時期:春
- 摘芯:株を観察して、本葉が数枚でて草丈が一定の高さまで成長したら、成長点を指で摘み、横に折るようにして摘みとります。成長点の付近は柔らかなため、基本的に指で摘みとれますが、難しい場合はハサミを使いましょう。
花がら摘み
- 剪定の時期:開花期間中
- 開花後の剪定:株を観察して色褪せたり萎れた花房を見つけて、花房の下または好みの高さで剪定しましょう。
播種で増やす
アゲラタムの種蒔の方法
- 播種時期:3月~5月
- 発芽適温:約20~25度
- 発芽日数:約7~10日
- 備考:好光性種子
種まき手順
- 種まきの時期:3月~5月※温床装置などを準備して発芽適温を確保出来る場合は屋内で早めに撒く事ができます。
- 培養土の準備:直播き・移植栽培※移植栽培はコストや手間が増えますが、苗を病害虫から保護したり、温度・水分の管理が楽になり成功率が高まります。
- 直播き:花壇やプランターの土を整えます。
- 移植栽培:プラグトレー・ピートポット・ポリポット・不織布育苗ポット・ジフィーセブンなどに種まき用の培養土を入れて栽培できます。おすすめは移植の際に根を傷めにくい不織布育苗ポット・ジフィーセブンなどです。
- 種の撒き方:点撒き・すじ撒き・バラ撒き
- 種まき後の管理:種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
- 発芽後:双葉が出たら、株どうしの間隔を見て、混んでる場所の苗を間引きます。※直播きする場合は成長に合わせて株どうしがくっついているものを状態がいい方を残し間引きするとよいでしょう。
- 定植:本葉が2枚以上になったら定植します。定植が遅れると移植時に根を傷付けるリスクが増えると同時に、苗が老化して定植後の成長も悪くなるリスクが高まります。一方で、移植が早すぎると低温障害にあったり害虫からの食害に合うリスクが高まります。そのため、バランスを見ながら定植を行いましょう。
※鎮圧は土と種の接着を高め水分の吸収をよくします。