原産:中央アジア/南西アジア 科:キク(asteraceae) 属:アキレア/ノコギリソウ(Achillea) 種:キバナノコギリソウ/フィリペンデュリナ(filipendulina) 別名:アキレア・フィリペンデュリナ/ファーンリーフ ヤロウ(fernleaf yarrow) 開花時期:6月~8月 花の色:黄色●白色〇 分類:多年草 草丈:60cm~120cm 草姿:直立 誕生花:7月12日 花言葉:「戦い」「治療」「真心」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
キバナノコギリソウは学名Achillea filipendulina、別名「アキレア・フィリペンデュリナ」や「ファーンリーフ ヤロウ(fernleaf yarrow)」とも呼ばれる中央アジア及び南西アジア原産の多年草です。和名「キバナノコギリ」の由来は黄色の花を咲かせ、ノコギリの様な葉を持つ事に由来しています。
キバナノコギリソウの最大の特徴(魅力)は細い茎の頂部に咲く直径10~15cmの非常に大きな花序にあり、その花姿は天に浮かぶ庭園を連想させる様な幻想的な魅力を感じさせます。花は非常に小さな小花(頭花)が扁平もしくは半球状に密に集まり、触ると非常に硬いです。葉は基部(根生葉)と茎(茎葉)にあり、ギザギザと深く裂けた形をしており、天使の羽やレースの編み物、ノコギリ等に例えられます。地面下には根茎があり、茎は基部から垂直に何本も伸びて群生する様な草姿をつくり最大120cmまで成長します。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、直立に伸びる茎は上部で分枝して最大120cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。園芸品種には、最大15cm迄の巨大な花を咲かせる「ゴールドプレート」や黄色にやや赤みが入り山吹色の金貨を連想させる「アルトゴールド」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は初夏から晩夏、花色は黄色もしくは白色、個々の花は舌状花と筒状花が合わさる頭花で、花序は小花が集まり直径10~15cmの複散房花序の花を咲かせます。草姿は直立で地下茎により広がり高さ約90(120)cm × 幅は約60(90)cm成長します。葉色は緑色、葉身は羽状深裂、葉序は互生葉序もしくは根生葉につきます。
キバナノコギリソウは株分けや挿し木、播種により増やす事が出来ます。育てる際はやや多湿に弱いものの基本的には夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい植物です。
アキレア(ノコギリソウ)属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。