原産:南アフリカ
科:カタバミ(Oxalidaceae)
属:オキザリス/カタバミ(Oxalis)
種:シボリカタバミ(versicolor)
別名:オキザリス・バーシカラー/キャンディケーン ソレル(candy cane sorrel)
品種:ゴールデンケープ(golden cape)
開花時期:10月~3月
花の色:赤色●黄色●
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約10~15cm
誕生花:1月15日/10月1日
花言葉:「喜び」「輝く心」「母の優しさ」「決してあなたを忘れません」
用途:開花期間長い
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は黄色と赤色の2色のカラフルな花色が魅力的な園芸品種です。花は黄色の花弁の縁に赤色の覆輪が入り、シングル咲きで日中は花開き、日中以外は花弁は閉じて筒状になり黄色と赤色のストライプをつくります。
開花時期は秋から冬、花色は赤色と黄色、個々の花は花弁が5個あり筒状に巻きます。草姿はドーム状で地面下に球根(約1.5cm)があり高さ約10(15)cm × 幅は約10(20)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形で3出複葉で小葉は線形、葉序は束生につきます。
シボリカタバミとは!?
シボリカタバミは学名Oxalis versicolor、別名「オキザリス・バーシカラー」や「キャンディケーン ソレル(candy cane sorrel)」等とも呼ばれる南アフリカ原産の多年草です。
シボリカタバミの語源(由来)
- 属名オキザリス(Oxalis)は古代ギリシャ語で「酸」や「刺激的(ピリッと来る)」等を意味する「ὀξύς(oxús)」から来ており、オキザリスの葉を食べるとシュウ酸由来の酸味が感じられる事に由来します。
- 種小名のバーシカラー(versicolor)は「色変わりの」「変色の」を意味しており、花の色に由来しています。
シボリカタバミの特徴(魅力)
- シボリカタバミは「サインポール(床屋の看板)」や「キャンディケーン(棒状の飴)」等に例えられる赤色と白色の巻き巻きの花が特徴です。
- ↳花は一般的に花弁の縁部分が赤色で、花色は白色と赤色の2色になっており
- ↳花が閉じた状態では渦巻き状の紅白模様が浮き出ます。
- ↳花は日中(晴天)は大きく開き暗くなり始めると閉じる性質があります。
- 花は幾つかの品種で黄色や桃色の花色をもちます。
- 葉は他の一般的なオキザリスと比べて非常に細長いです。
- ↳3個の小葉が組み合わさる所(三出複葉)は一緒です。
- 草姿はこんもりとした美しいドーム状になります。
シボリカタバミは地面下に直径約1.5cmの黒色をした鱗茎をもちます。茎は緑色、高さ約10~15cmの間で成長します。葉は茎に束生して、葉色は緑色、葉身は三出複葉で小葉は長さ約1.5cmの線形をしています。個々の花は直径約2cmで白色に赤色の覆輪が入る花弁が5個あり、花弁は暗いと閉じた状態で巻いた様になり、明るくなると花弁が開きます。
開花時期は秋から冬、花色は赤色や桃色、黄色や白色があり、個々の花は花弁が5個もしくは品種により八重咲きします。草姿はドーム状に茂り高さ約10(15)cm × 幅は約10(20)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は三出複葉で小葉は線形、葉序は束生につきます。
シボリカタバミの栽培方法
園芸では、クルクル巻いた個性的な花を鑑賞する目的だったり、こんもりと茂る葉を地被植物として利用する目的で育てられる事が多く、花壇や植え込みに並べて縁どり等にしたり、コンパクトな鉢植えの中で育てて玄関周り等で楽しまれたりします。
オキザリス(カタバミ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
オキザリスの種類や特徴、珍しい園芸品種の紹介[オキザリスの育て方]
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)の育て方
花壇の土づくり
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため、直射日光が6時間以上当たる日向、もしくは直射日光が3時間~5時間あたる半日陰で育てましょう。
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は水捌けがよく有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて通気性を高めるパーライトや軽石等を入れ、肥沃さを高める堆肥等の改良用土を入れて土壌を改善するといいでしょう。
鉢土づくり
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は日光のよく当たる場所でよく成長するため、基本的には直射日光が6時間以上あたる場所で管理しましょう。
培養土は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の例
- 赤玉土5割+腐葉土4割+くん炭1割+元肥
水やりの仕方
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)を地植えしている場合は一度根付くと水やりは基本的に不要で、降水のみで育てられます。
鉢植えで育てていたり、降水がなく乾燥が続いたりする場合等は、土の表面もしくは表層が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。
肥料の与え方
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は肥料をしっかり与える事で、花が沢山咲き茎葉の成長も良くなります。
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)の肥料の与え方
- 肥料は休眠時をのぞき生育期間中は持続的に与えます。
- 固形肥料や緩効性肥料等、規定された量を定期的に与えましょう。
- ↳液肥であれば10日に1度のペースで与えます。
剪定のやり方
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は基本的に剪定不要です。必要に応じて休眠に入って枯れた葉を地面まで切り戻しましょう。
夏越しする方法
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は夏の高温多湿をやや苦手にしています。
暑さが厳しい場合は明るい日陰に移動させたり、遮光ネットを利用して強い日差しを避けるといいでしょう。
冬越しする方法
Hardiness:7b~9a
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にありません。
挿し木や株分けで増やす
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)は株分けによって増やす事ができます。
シボリカタバミ(ゴールデンケープ)の株分けは一般的に休眠中に行います。土から球根を掘りあげ、再度植え直しましょう。
播種で増やす
シボリカタバミの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
シボリカタバミの病気
- さび病
シボリカタバミの害虫
- ナメクジ
- カタツムリ
- アオムシ
- バッタ