原産:西ヨーロッパ/バルト海沿岸/マデイラ諸島 科:ナデシコ(Caryophyllaceae) 属:シレネ(silene) 種:ユニフローラ(uniflora) 品種:スワンレイク(swan lake) 花の色:白色〇 葉色:緑色● 分類:半常緑多年草 草丈:15cm 草姿:這性 開花時期:5月~6月 誕生花:4月16日/5月9日/7月28日 花言葉:「未練」「しつこさ」「偽りの愛」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シレネ(スワンレイク)は肉質で青緑色の温もりのある葉と、八重咲きする花が魅力の園芸品種です。
開花時期は晩春から初夏、花色は白色、個々の花は花弁が幾重にも重なる八重咲きで風船の様に膨らむ萼から開花し、花序は茎頂に1個の花を単頂花序に咲かせます。草姿は這性で高さは約15cm × 幅は約40cmまで成長します。葉色は緑色(~青緑色)で、葉身は披針形もしくは楕円形で肉質、葉序は対生葉序につきます。
シレネ(ユニフローラ種)は学名silene uniflora、別名「ホテイマンテマ」等とも呼ばれる西ヨーロッパ及びバルト海沿岸、マデイラ諸島を原産とする半常緑多年草です。属名のシレネ(silene)はギリシャ神話の神のシーレーノス(Silenus)に由来しています。また種小名のユニフローラ(uniflora)はラテン語で「単一の」を意味する「uni」と「花」を意味する「flora」の二語からきており単一の花を咲かせる事に由来します。
シレネ(ユニフローラ種)の特徴(魅力)
- 非常に背が低く地面を這うように広がっていく草姿
- ↳また鉢植えで育てると鉢縁から零れる様に茎葉が溢れて側面を覆います
- 葉がぷにぷにと肉質で可愛らしい所
- 南国の海を連想させる開放感ある青緑色の葉
- ↳また幾つかの品種ではクリームの班が入りカラーリーフとして楽しめます
- 春は風船の様に膨らんだ萼から白色の花が咲く
園芸では地面を張ったり下垂する様に伸びる優美な草姿や美しい花を鑑賞する目的で育てられる事が多く、花壇の縁どりとして利用されたり、ロックガーデンの被覆に利用されたり、また鉢植えやハンギングバスケットに植えて玄関先や窓際等に飾り利用されます。園芸品種には、葉の縁部分にクリーム色の覆輪が入る事で柔らかな印象を与える「シレネ(ユニフローラ・バリエガータ)」や白色の花が八重咲きする「スワンレイク」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
バリエガータ | スワンレイク |
開花時期は晩春から初夏、花色(萼)は白色や桃色があり、個々の花は花弁が5個の5数花で風船の様に膨らむ萼から開花し、花序は茎頂に1個の花を単頂花序に咲かせます。草姿は這性で高さは約10(30)cm × 幅は約20(60)cmまで成長します。葉色は緑色(~青緑色)で品種により黄色や白色の班が入り、葉身は披針形もしくは楕円形で肉質、葉序は対生葉序につきます。
シレネ(ユニフローラ種)は挿し木や株分け、種により増やす事ができます。シレネは基本的に自生地(西ヨーロッパ)の様な冷涼な気候の夏を好んでおり、高温多湿の日本の夏は苦手にしています。そのため、育てる際は夏越しの管理に注意する必要があるでしょう。また冬の寒さには強いですが、葉が落ち株姿はボロボロになる傾向にあります。