- 原産:メキシコ/熱帯アメリカ
- 科:クマツヅラ(Verbenaceae)
- 属:ランタナ(Lantana)
- 種:カマラ(Lantana camara)
- 別名:ランタナ・カマラ/七変化(シチヘンゲ)/コモン・ランタナ(common lantana)
- 品種:パニックドーム・シリーズ(Lantana camara ‘Panic dome’)
- 開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
- 花の色:橙色・黄色・白色
- 葉の色:緑色
- 香り:葉
- 生活形:常緑低木/半常緑低木
- 樹高:約50~60cm
- 誕生花:10月3日/10月27日/11月9日
- 花言葉:心変わり/合意/協力/厳格
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/景観植物
- 購入方法:ランタナ(パニックドーム・シリーズ)を楽天で購入
■ランタナ(パニックドーム・シリーズ)の特徴
- 学名:Lantana camara ‘Panic dome’
- 開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
- 花の色:黄色・橙色・白色
- 葉の色:緑色
- 樹高:約50~60cm
- 強健:夏場も蒸れにくく強健で育てやすいです。
■ランタナとは!?

ランタナ(学名: Lantana camara)は、別名で「ランタナ・カマラ」「七変化(シチヘンゲ)」「コモン・ランタナ(common lantana)」とも呼ばれるクマツヅラ科ランタナ属(シチヘンゲ属)に分類される常緑低木または半常緑低木の種です。
ランタナの原産地はメキシコなどの熱帯アメリカで、自生地は草原や林縁、河川や海岸沿いなどです。
■ランタナの語源(由来)

- Lantanaの語源:イタリア語で「柔軟」「しなやか」などを意味する「lento」に由来してる説と、ランタナと花または葉が類似しているViburnum lantanaに由来している説があります。
- lantanaの語源:ギリシャ語で「アーチ型の部屋」「屋根付きの馬車」を意味する「kamara」に由来します。これは、本種の枝がアーチ状になり空間をつくることからきています。
- 七変化:花の色が咲き進むにつれて変化していく様子に由来しています。
■ランタナの特徴(魅力)


- 形態:樹高は50~200cm、原種は他物を支えにして600cm程まで成長することもあります。生育型は分枝型ですが、棘や新梢を他物に引っ掛けてツル型として成長する場合もあります。茎は若い時は断面が四角形ですが、成熟すると円形状になり、一部の品種を除いて棘をもちます。葉序は対生、葉身の長さは約2~14cm、葉身の形は卵形・広卵形で、色は緑色です。花序は散房状の頭花、花は筒部が長い合弁花冠で、色は赤色・桃色・橙色・黄色・白色で、成熟すると色が変わるため、花序の中央と外側で花色が基本的に異なります。
- ライフサイクル:生活形は常緑低木または半常緑低木です。
- 春:暖かくなると枝の節から萌芽し、生育旺盛に枝を伸長させながら葉を展開し、沢山の花を咲かせます。
- 夏:高温期も生育旺盛にぐんぐん成長し花がどんどん咲きます。
- 秋:気温が低くなり始めると生育がやや鈍りますが、この時期も生育期間中で開花も続きます。
- 冬:温暖な地域では、この時期も枝葉が成長し、開花も見られますが、日本などの寒さが厳しい地域では枝から葉が落ち半休眠状態になります。
- 開花期間:基本的に周年開花する能力をもちます。ただし日本では開花に必要な十分な温かさが確保できないため、5月~11月が主な開花期間となります。連続開花性が抜群に高く、枝を伸長させながら古い花を覆い隠すように、腋生に次々と花を開花させます。そのため、花を長く楽しみたい人に大変好まれる植物です。
- 花の魅力:本種は、株を覆うように咲き誇る豪華な花姿、手毬のように咲く花房、花序を構成する花が成熟度により色が変化し、花序の中央と外側で色が変わりカラフルな色彩が楽しめる所などにあります。そのため、明るく賑やかな印象を与え、カラフルでポップなお庭によく調和します。
- 花壇の縁取り:株を一定間隔に並べることで、華やかな花が楽しめる花壇の縁取りをつくることができます。花色は赤色・桃色・橙色・黄色・白色があるため、お庭の雰囲気に合わせて女性的な可愛らしさをお庭に演出するなら桃色の花を選んだり、また清潔感や洗練された雰囲気を演出するなら白色の花を選ぶと良いでしょう。
- 生垣:本種は枝葉が密に茂りブッシュ状になり、大株に成長する品種であれば高さ約100cmを越えて成長します。一般的に自然風の生垣として利用されますが、剪定で株の概形をある程度整えることも出来ます。また開花もしっかり楽しめる点も魅力です。
- 蜜源:本種の花はアゲハ蝶に好まれる蜜源の一つです。花の上に乗ってストローを伸ばし蜜を集める姿は可愛らしさを感じさせ、また花の周りで飛び回る姿もお庭に優美さや活気を与えます。そのため、昆虫と共生し楽しいお庭作りをしたい人にもおすすめの植物です。
- 強健:本種は常緑低木または半常緑低木で、基本的に日照条件がよく、土壌の通気性・排水性が整っていれば、放ったらかしで栽培できるほどに強健です。ただし、寒さに若干弱いため温暖な地域以外で栽培する際は注意が必要です。
- 雑草対策:本種はアレロパシー物質を根から分泌しており、一部の雑草の繁殖や成長を抑制します。そのため、雑草管理が大変な植え込みなどに本種を植えると、管理が楽になることがあります。
- 毒性:本種は葉・花・果実に有毒成分であるランタデン(Lantadene)を含有しており、人が誤って摂取すると肝毒性や光過敏症などの症状を引き起こす可能性があります。また牛や馬、犬や猫などの家畜に対して有毒であることから、これらを飼っている場合はランタナを誤って食べないように注意が必要です。
- 雑草化:本種は「世界の侵略的外来種ワースト100」にも掲載されており、熱帯・亜熱帯の地域に広く帰化し、在来種に悪影響を与えています。また日本でも、沖縄や小笠原諸島などで帰化しており、また温帯の地域で野生化していることもあります。繁殖方法は主に種子により行われ、鳥が種子を食べて、遠方に拡散されます。そのため、栽培する際は花がら摘みをするなどして、種子が拡散しないように注意する必要があるでしょう。また、最近では不稔性の品種なども増えているため、この品種を選ぶことで逸出を防ぐことができます。
■ランタナの生活形と形態
●生活形・茎の形態
- 生活形:常緑低木
- ライフサイクル:春は萌芽し生育旺盛に茎を伸長させ葉を展開し、沢山の花が見られます。夏も生育旺盛にぐんぐん成長し花も沢山見られます。秋も生育期間中で開花も見られます。冬は低温で生育が鈍り開花が止まりますが、温暖な地域では花が見られることもあります。
- 樹高:約50~200cm※原種は他の植物を支えにして高さ600cmに達します。
- 生育型:普通は分枝型ですが、自生地の原種などはツル型です。
- 分枝型:基部付近からよく分枝して主軸が不明瞭となります。
- ツル型:棘または新梢を他物に引っ掛けて登攀して600cm程度の高さまで成長することがあります。
- 株の概形:ドーム状
- 茎の断面:若い茎の断面は四角形、成熟すると丸みを帯びます。
- 茎の毛:若い茎は剛毛が生えており、成熟すると無毛になります。
- 茎の棘:主に茎の稜に沿って下向きの棘が生えます。※園芸品種の中には棘がないものもあります。
- 茎の性質:茎は成熟すると木質化します。
- 茎の色:若い茎は緑色ですが、成熟すると灰褐色・淡褐色になります。
●葉の形態

- 葉序:対生葉序
- 葉柄:約1~3cm
- 葉身の長さ:約2~12cm
- 葉身の幅:約2~6cm
- 葉身の概形:卵形・広卵形
- 葉先:鋭尖形
- 葉縁:鋸歯
- 葉脈:網状脈
- 葉の色:緑色※一部の品種は黄色・白色の斑入りも見られます。
- 備考:触るとザラザラしており、葉を擦ったり潰すと柑橘系の香りがします。
●花の形態

- 花序:散房状の頭状花序で、花序軸は短縮して肥厚した花托になり、花托に花が密集します。
- 花托:花托の形は円錐形・円柱形、苞と花を支えています。
- 苞:花の基部で花を保護しています。苞葉の形は披針形、色は緑色です。
- 萼:合片萼で、サイズは極小さく、色は緑色、上部は薄い膜状になります。
- 花:左右相称な合弁花冠で、花冠筒部は細長い筒状、花冠裂片は開出して平開しており、花冠裂片の数は4~5枚、花冠裂片の形は横広楕円形から円形状、色は赤色・桃色・橙色・黄色・白色で、成熟度により色が変化します。
- 雄蕊:4本(二強雄蕊)
- 雌蕊:1本(子房上位)
●果実・種子の形態

- 果実の分類:核果で、中果皮が多肉多汁、内果皮が硬化して硬い核を作り種子を包みます。
- 果実の形:球形
- 果実の直径:約0.5~0.7cm
- 果実の色:未熟な時期は緑色、成熟すると黒色・暗紫色に変化します。
- 備考:人体に有毒ですが、鳥類は影響を受けないため、鳥が食べて散布
※植物の形態についてはこちらのページも参考にしてください。
■ランタナの園芸品種を紹介
- ジェム・シリーズ
- イエロートパーズ
- コンパクトオレンジファイア
- コンパクトピンクオパール
- ディーバピンク
- ホワイトサファイア
- パニックドーム
- オレンジバイカラー
- ホワイトバイカラー
- バンダナ
- オレンジ
- ゴールド
- チェリーサンライズ
- ピンク
- ホワイト
- レッド
- ブルーミファイ
- オレンジ
- ピンク
- ホワイト
- マンゴー
- レッド
- ローズ
- ミニランタナ
- イエロー
- クリーム
- レッド
- ローズ
- メガドーム
- ピーチバイカラー
- ローズバイカラー
- ランタナンテ
- コンパクトイエロー
- コンパクトオレンジ
- コンパクトホワイト
- コンパクトローズ
●ジェム・シリーズ
![]() 品種名:イエロートパーズ 花色:黄色・白色 | ![]() 品種名:コンパクトオレンジファイア 花色:黄色・橙色 |
きみのボタニカルオアシス 品種名:コンパクトピンクオパール 花色:黄色・桃色 | ![]() 品種名:ディーバピンク 花色:黄色から濃桃色へと変化するため、中央は黄色、外側は濃桃色をしています。 |
![]() 品種名:ホワイトサファイア 花色:白色 |
学名:Lantana camara ‘gem’
開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色
葉の色:緑色
樹高:約20~40cm
分枝力:分枝性に優れ茎葉が密生するため、ボリューム感のあるドーム状の美しい株姿を保ちます。
矮性:樹高が低いため、鉢植えで育てやすく、また花壇の縁どりにも使いやすい矮性品種です。
●パニックドーム・シリーズ
学名:Lantana camara ‘Panic dome’
開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
花の色:黄色・橙色・白色
葉の色:緑色
樹高:約50~60cm
強健:夏場も蒸れにくく強健で育てやすいです。
●バンダナ・シリーズ
![]() 品種名:オレンジ 花色:黄色・橙色 | ![]() 品種名:ゴールド 花色:黄色 |
![]() 品種名:チェリーサンライズ 花色:濃桃色 | ![]() 品種名:ピンク 花色:桃色・黄色 |
![]() 品種名:ホワイト 花色:白色 | ![]() 品種名:レッド 花色:赤色 |
学名:Lantana camara ‘bandana’
育種:シンジェンタ
開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色
葉の色:緑色
樹高:約30~40cm
株張り:約30~40cm
分枝力:脇芽がどんどん出て分枝性に優れており、茎葉が密生するためボリューム感のあるドーム状の美しい株姿を保ちます。
直立する樹形:枝は横へ広がりにくく上に伸びる傾向があるため、行儀の良いマウンド状の樹形となります。
夏に強い:夏の猛暑や乾燥に強く、管理が楽で、花もよく咲きます。
●ブルーミファイ
![]() 品種名:オレンジ 花色:黄色・橙色 | ![]() 品種名:ピンク 花色:黄色・桃色 |
![]() 品種名:ホワイト 花色:白色 | ![]() 品種名:マンゴー 花色:黄色・薄橙色 |
![]() 品種名:レッド 花色:黄色・赤色 受賞:ジャパンフラワーセレクション(2018~2019)のガーデニング部門でベスト・フラワー(優秀賞)、グッドパフォーマンス特別賞を受賞しました。 | ![]() 品種名:ローズ 花色:黄色・濃桃色 |
学名:Lantana camara ‘Bloomify’
開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
花の色:赤色・桃色・橙色・黄色・白色
葉の色:緑色
樹高:約30~50cm
株張り:約30~50cm
不稔性:世界で初めて不稔性が認められた品種になります。そのため、種による逸出の心配がなく、また種作りに栄養が奪われないため花が他の品種と比べて格段に長持ちします。
連続開花性:四季咲き性が強く、最低10度程度あれば花が開花し続け、春から晩秋にかけ夏も休まず花が咲き続けます。
●ミニランタナ
![]() 品種名:イエロー 花色:黄色 葉色:緑色・黄色 | 園芸ネット プラス 品種名:クリーム 花色:白色 葉色:緑色・黄色 |
| 品種名:レッド 花色:赤色 葉色:緑色 | 品種名:ローズ 花色:濃桃色 葉色:緑色 |
学名:Lantana camara cv.
開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
花の色:赤色・桃色・黄色・白色
葉の色:緑色・黄色
樹高:約20~40cm
分枝力:分枝性に優れ茎葉が密生するため、ボリューム感のあるドーム状の美しい株姿を保ちます。
繊細な外観:枝が細く華奢なため繊細な見た目をしています。
カラーリーフ:葉の色は一般的に緑色ですが、ミニランタナの幾つかの品種は葉の縁部分に黄色の覆輪が入るため、カラーリーフとして楽しめます。
●メガドーム
学名:Lantana camara ‘Mega dome’
開花時期:周年(主な開花期は5月~11月)
花の色:桃色・黄色
葉の色:緑色
樹高:約50~60cm
強健:夏場も蒸れにくく強健で育てやすいです。
存在感のある花姿:花はパニックドームと比べて大きいため、見応えのある花姿が楽しめます。
■ランタナ属(シチヘンゲ属)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
■ランタナの育て方
花壇の土づくり
●バイオーム
- 主なバイオーム:熱帯雨林・亜熱帯湿林・亜熱帯乾燥林・サバンナ・温帯広葉樹林
- 原産地:メキシコ・熱帯アメリカ等
- 自生地:草原・林縁・河川・海岸沿いなど
- 気候:主に温暖湿潤気候・西岸海洋性気候・サバナ・熱帯雨林気候・熱帯モンスーン気候に属します。
- 温暖湿潤気候:夏の気温は高温になり、冬の気温も比較的温暖です。降水量は中程度です。
- 西岸海洋性気候:夏の気温は最暖月平均気温が10℃以上で22℃未満で比較的冷涼であり、冬場の気温は-3℃以上と比較的温暖です。降水量は中程度で、年間を通して降水量の明瞭な差はそれほどありません。
- サバナ: 気温は年間を通して18度以上あります。明確な乾季があり樹木は疎らです。
- 熱帯雨林気候:気温は年間を通して18度以上あり、降水量は一年を通して多雨です。
- 熱帯モンスーン気候(Am):気温は年間を通して18度以上あり、降水量は基本的に多雨ですが短い乾季があります。
- 日照:日向・半日陰
- 土壌:主にアクリソル(Acrisol)・アリソル(Alisol)・ニチソル(Nitisol)・フェラルソル(Ferralsols)などが分布します。
- アクリソル:表層から粘土が溶脱し、下層に粘土が移動するため、粘土の集積層ができる。塩基飽和度が低く、強い酸性を示し、粘土の部分は酸化鉄の影響で赤褐色から黄褐色を呈します。
- アリソル:表層から粘土が溶脱し、下層に粘土が移動するため、粘土の集積層ができる。集積層ではアルミニウム含有量が高く、PHは強い酸性を示します。
- ニチソル:粘土含有量が30%以上あり、地表から最大150cmまで広がります。塊状の団粒構造が発達しており、栄養分が比較的豊富です。
- フェラルソル:熱帯雨林の気候下での長年の風化と溶脱作用によって酸化鉄やアルミニウムが集積し土の色が赤褐色をしています。また高温による有機物の分解の早さや、降水量の多さから、腐植層は浅く、保肥力も低く、肥沃さがほぼない。
※バイオームについてはこちらのページも参考にしてください。
●日照条件
ランタナは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的に日向で育てることが理想ですが、半日陰までで育てることが可能です。
日照条件の分類(参考)
- 日向:直射日光が一日を通して6時間以上当たる場所です。一般的に全方位に障害物がない、またはお庭の向きが南向きの場所になります。
- 半日陰:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。一般的には、午前中のみ日が当たり、午後から日陰になる場所となります。そのため、お庭の向きは東向き、または木漏れ日がはいるような場所です。
- 明るい日陰:直射日光が二時間程度までしか当たらないか、殆ど当たらずに間接光だけで明るい場所です。一般的にお庭の向きが北向き、または建物の影など日差しを遮る障害物が多い環境です。
- 暗い日陰:森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
●土壌の土質
- 土質:基本的に通気性と排水性が十分であれば幅広い土壌に適応しますが、特に砂壌土や壌土で栽培するのが理想です。土壌が砂質で極端に水捌けが良いと乾燥が早まって萎れたり葉が落ちやすくなったり、栄養が極端に少ない土壌では生育が悪くなることがあります。また粘土質で硬い土壌は根張りが悪くなり、ジメジメとした過湿が続く土壌は根腐れを引き起こす可能性があるため避けた方が良いでしょう。
- 肥沃さ:適度に肥沃な土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら堆肥(腐葉土など)を用土全体の2割を目安に混ぜ込むとよいでしょう。堆肥を入れることで土壌の通気性・排水性・保水性が改善され、根の活着を高め根張りをよくしたり、堆肥に含有する有機物が微生物の働きを促進して土質を改善したり、さらに植物の栄養補給にも寄与します。
- pH:pHは5.5~7.0の弱酸性から中性を好みます。土壌のpHを測定して適正範囲外にある場合は土壌改良材などを用いてpHを調整しましょう。pHが適正範囲から極端に外れた土壌では微量要素などの栄養を上手く吸収出来ずに生育不良になる場合があります。
- 元肥:本種は痩せ地に自生していることもあり、栄養の乏しい土壌で問題なく育ちます。また窒素成分の多過ぎる土壌では、枝葉ばかりが成長し、花付きが悪くなることもあります。そのため、元肥はある程度の肥沃さがある土壌では不要です。
- 植え付け:苗は浅植え・深植えせずに、標準植えします。標準植えは、根鉢の肩の部分と地面を水平に合わせて、植物の根っこが完全に土に覆われるように植え付けます。
土壌診断と改善の行い方(参考)
- 排水性の診断:深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘り、穴の中を水で完全に満たす。一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になります。※それ以下またはそれ以上である場合は排水が悪い、または排水がよすぎる可能性があります。
- 排水性の改善:花壇を高くしたり、ロックガーデンを作り、植物を植える場所を周囲より高くする。また縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる。
- 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を出来るだけ深くまでさします。支柱の入った部分が30cm前後あれば一般的な植物であれば、根を張るのに十分な作土層がありますが、それ以下であれば改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
- 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って30cm程度の深さまで掘り起こして解します。また石がある場合は土ふるいを使用して取り除きましょう。
- 土壌(土性)の性質の診断:土壌の通気性・保水性・保肥力を知るために、土壌を砂土・砂壌土・壌土・埴壌土・埴土に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。
- 砂土:排水性と通気性が高く乾燥しやすいため、水分過剰による根腐れを引き起こしにくい。診断は、適度に湿らせた土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触がある。手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れる。
- 砂壌土:排水性と通気性が高く乾燥しやすい傾向がある、砂土と比べると、保水性と保肥力が少しあるため、乾燥気味の土壌を好む植物などに向いています。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねると、緩く固める事が出来るが崩れやすい。
- 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高いため土壌管理がしやすい。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来る。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しい。
- 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい傾向がある。診断は、適度に湿らせた土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じる。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが出来て、輪っかに曲げても切れにくい。
- 土壌(土性)の性質の改善:土壌の診断をしたら、植物が求める環境に合わせて土壌改良材をいれます。
- 通気性・排水性の改善:通気性・排水性の高い土壌改良材(パーライト・日向土・川砂・バーク堆肥 など)を混ぜ込む。
- 保水性の改善:保水性の高い土壌改良材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を混ぜ込む。
- PHの診断:土壌のPHを調べる方法は土壌酸度計を土壌に突き刺すタイプ・リトマス紙を溶液に浸すタイプ・ペーハー測定器を溶液に浸すタイプ・アースチェック液を溶液に垂らすタイプ等があります。製品によって調べ方がことなるため、詳しい手順は製品の取り扱い説明書をご覧下さい。
- PHの改善:PHを診断後に植物の適正なPHに合わせて、土壌改良材を入れてPHの改善をおこないます。
- PHを酸性に改善:ピートモスを使用する場合はPHを1下げるために、1㎡あたり、ピートモスを約1.2kgを入れて混和します。
- PHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してPH1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて混和します。
- 肥沃さの診断:肥沃さは土壌の色によりある程度診断できます。土壌の色は成分や状態を示しており、簡易的に植物を育てるのに適しているか調べる事が出来ます。黒色の場合は腐植が多く肥沃な傾向があり、赤色・黄色・白色の場合は腐植が少なく肥沃でない傾向があります。
- 肥沃さの改善:土壌に堆肥または微生物資材を入れます。堆肥を入れる量は土の量に対して二割から三割程度にします。入れ過ぎると通気性・排水性・保水性のバランスが崩れて植物が育つのに不適な環境になりやすいため注意してください。
※詳しい土壌診断と改善方法はこちらのリンクからご覧下さい
鉢土づくり
●日照条件
ランタナは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的に日向で育てることが理想ですが、半日陰までで育てることが可能です。
●培養土
ランタナの培養土を購入する場合は、一般的な草花の培養土で良いでしょう。
培養土を自作する場合
- 培養土の特性:自生地が熱帯の草原や海岸沿いなどにあり、土壌は基本的に栄養が少なめで土質は砂質です。そのため、培養土を作成する場合は、通気性・排水性を重視しながら、水やりの頻度も考えて適度な保水性も確保することが大切です。また堆肥も適度に入れる事で植物の成長がよくなります。
- 土壌改良材(無機質):通気性・排水性・保水性を改善する目的で、赤玉土や日向土などの土壌改良材を6割~8割を目安に配合します。土壌改良材の土粒は小粒・細粒を利用します。大きすぎる土粒を使うと、培養土の中に大きな空隙が出来て根の活着が悪くなり、保水性も悪くなり植物の生育が悪くなる原因となるため避けてください。
- 土壌改良材(有機質):腐葉土などの堆肥を全体の2割~4割を目安に培養土の中に配合すると、土壌の物理性・化学性・生物性を改善して、根の活着を高めて根張りをよくしたり、栄養素を含有しており、微生物の働きを促進して土質を改善したり、植物の栄養補給に寄与する働きがあったりします。
- 元肥:本種は痩せ地にも自生しており、栄養の乏しい土壌で問題なく育ちます。そのため、培養土に十分な堆肥が入っていれば元肥がなくても栽培可能です。元肥を与える場合は窒素成分の少ない緩効性肥料を与えると良いでしょう。窒素成分が多いと枝葉ばかりが成長し、花付きが悪くなることがあります。
培養土の配合例
- 基本の配合:赤玉土(小粒)6割+腐葉土4割+元肥適量
- 排水性の高い配合:赤玉土(小粒)4割+パーライト2割+腐葉土4割+元肥適量
- 培養土が長持ちする配合:日向土(細粒・小粒)5割+ピートモス(酸度調整済)3割+赤玉土2割+元肥適量
水やりの仕方
ランタナの自生地の気候は熱帯雨林気候からサバナ気候まであり、多雨な環境から乾燥した環境まで幅広い環境に適応します。
●栽培環境
- 地植え:植え付け直後から根付くまでの間は、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。根付いた後は、基本的に降雨に任せて育てることが出来ます。ただし、夏の季節は高温や強光で乾燥しやすいため水切れする可能性があり、また雨が降らず土壌が乾燥していたり、土壌が砂質で乾燥しやすい状態にあったり、日向などの乾燥しやすい場所で育てたりしている場合は水やりが必要となることがあります。
- 鉢植え:地植えと比べて、土の容量が限られるため乾燥がかなり早いです。そのため、定期的な水やりが必要となります。
●水やりの方法
- 春の水やり:株は生育旺盛で、多くの水を必要とします。そのため、土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
- 夏の水やり:この時期は、特に乾燥しやすいため、水やりの頻度が多くなる傾向があります。朝の涼しい時間帯に土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えることが基本ですが、夏場は乾燥が早く、水切れして株が弱りやすいため、土壌や株の状態を見ながら、必要に応じて夕方にも水を与えましょう。ただし、真昼の高温時に水やりを行うと、鉢内で水温が上昇して高温多湿による蒸れや酸欠状態で根を傷めることがあるため避けてください。
- 秋の水やり:生育がやや緩慢になりますが、生育期間中です。土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
- 冬の水やり:生育が緩慢になる季節で、植物は水をそれほど必要としません。土壌の乾燥も他の季節と比べると緩やかに進み、水やりの頻度も少なくなります。ただし、完全に乾燥すると枯れてしまう事もあるため、土壌の表層が乾燥した数日後に水を与えると良いでしょう。
注意点
- 水やり時間帯:水やりの時間帯は、基本的に植物が水を欲しがりだす朝に与えるのが最適です。昼や夕方に与える事も出来ますが、夏の昼の高温時に水を与えると、鉢内の温度上昇と共に湿度が上がり、根が酸欠状態(蒸れ)に陥り、根腐れや生理障害を起こす可能性があります。また夕方に水やりを行うと、夜間に土壌が過湿状態になり、病原菌(真菌)の繁殖や呼吸の邪魔となり、根腐れを引き起こす原因になったり、過剰な水分で徒長し株姿が乱れる原因にもなります。そのため、基本的に朝に水をやることが正しいです。ただし例外として、夏場や植物が萎れている場合は時間に関係なく直ぐに水やりを行って下さい。
- 水を与える量:1回に与える水の量はたっぷりです。鉢植えで植物を栽培している場合は、鉢底から水がしっかり流れるまで与えます。その際、水を与える場所が1箇所になると水の道が出来てしまい、特定の場所に水が流れないこともあるため水を与える場所を変えながら与えましょう。地植えで水やりを行う場合は、土壌の表面だけでなく奥まで水を染み込ませるつもりでしっかりと水を与えて下さい。
- 水を与える場所:水を与える場所は基本的に株元から少し離れた場所で、植物に直接かけないようにします。植物上に水が溜まると、そこから真菌などが植物の中に侵入し、病気を引き起こし腐敗させる原因になるため注意して下さい。
土壌の乾燥の確認方法
- 土壌表面の乾燥:土壌の表面の乾燥とは、土壌の最も上の部分の表面が乾燥している事です。土壌表面の乾燥の確認方法には目視・触感があります。
- 目視で確認:土は濡れているなら色が濃くなったり黒っぽくなったりしていて、乾燥すると色が白っぽくなります。
- 触感で確認:土の表面を指で触ってみます。土は濡れていると湿り気があり、乾燥しているとサラサラとしています。
- 土壌の表層の乾燥:土壌の表層の乾燥とは土壌の表面から5cm以下が乾燥していることになります。※土壌の表層の定義は様々ありますが、ここでは土の表面から5cm程度の深さと定義しています。
- 目視で確認:透明な植木鉢を使用して植物を育てます。透明で土の色の変化が分かるため、土表面から5cm以下の土の色が白っぽくなってきたら水やりを行います。
- 重量で確認:鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、土が乾燥した時の軽さを覚えておいて土の乾きを判断します。
- 道具で確認:割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串の色と湿り気を見て乾燥具合を確認します。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
肥料の与え方
ランタナは自生地が熱帯の草原や海岸沿いにあり、栄養の少ない痩せた土壌にも生育しています。そのため、腐葉土などの堆肥が配合された土壌であれば、生育に必要な一定の栄養が含まれており、肥料がなくても栽培する事ができます。ただし、鉢植えで栽培する場合は、土の量が限られており、養分も流出しやすいため、定期的な追肥が必要です。必要に応じて春に株の周りに緩効性肥料を施してあげるとよいでしょう。注意することは、窒素成分の多い肥料を使わないことです。 窒素の多い土壌は、枝葉を茂らせて花数を減らす原因になります。
剪定のやり方
ランタナは剪定せずに育てる事も出来ますが、より健康で美しい株を維持するために剪定が推奨されます。例えば、剪定により、茎の分枝が促されて枝の密度が高いボリューム感のある株に仕立てる事が出来ます。また株の概形が整えられて洗練された見た目になります。さらに枝を短くすることで花芽に栄養が集中し綺麗な花が咲きやすくなります。
ただし、一方で生育期間中の剪定により、花芽が落ちて、開花が遅れることもあります。そのため、剪定をするかは剪定理由を見ながら決めるとよいでしょう。
●剪定方法
- 概要:本種の剪定は「生育期間中の剪定」「休眠期の剪定」「花がら摘み」の3種類です。それぞれ目的が違うため、品種などに合わせて仕立て方を変えると良いでしょう。
- 生育期間中の剪定:生育期間の4月~10月頃に行う剪定です。主に生育旺盛で、株が暴れやすい品種で行われることが多く、コンパクトな品種では不要なことが多いです。剪定の目的は、株の概形を綺麗に整えたり、邪魔になる枝を落とすことです。花芽を落とすため、剪定した枝は数週間くらい花が咲かないことがあります。
- 剪定方法:株を観察して、通行の妨げになる枝を、枝の根元または葉がついている節の5mmほど上で剪定します。株の概形を整えたい場合は、刈り込みをするようにドーム状に剪定しましょう。ただし、刈り込みを行うと花芽を剪定してしまうため開花が数週間見られなくなる場合があります。
- 休眠期(半休眠期)の剪定:2月~3月頃に行う剪定です。この剪定は、春からの勢い良い成長を促し、株をコンパクトに綺麗に保つのに役立ちます。この剪定が行われないと、生産性の低い古い枝が残り栄養が分散されるため、花数が減ったり、花の見た目も悪くなる傾向にあります。
- 剪定方法:栽培している品種などによっても変化しますが、株全体の半分程度または、地面から高さ約15~30cmの場所で剪定を行うと良いでしょう。また成長した時の形もイメージして、株全体を均一にドーム状にすると良いです。
- 花がら摘みの方法:開花期間中に行います。花は次々と開花し、古い花を覆うように咲くため、基本的に花がら摘みは不要です。ただし、種作りに栄養が取られて花付きが悪くなったり、花後に出来る種子を逸出させないために、積極的に花がら摘みがされることもあります。※一部の品種は花後に種をつけないものもあります。
- 剪定方法:開花後の花弁の落ちた花、または種を形成している果実を必要に応じて個々に摘み取るか、開花が一段落したタイミングで株全体を切り戻します。
冬越しする方法

Hardiness:8~11
ランタナは、気候が温帯であれば屋外での越冬が可能です。ただし、株が小さいなどの個体によっては寒さや軽い霜に耐えられずに枯れる事もあるため、霜対策を行って育てた方が無難でしょう。
●冬越しの条件
- 屋内環境:植物を育てるのに十分な光量があり、生育に必要な温度を十分に保てる場所です。
- 温度:理想的な温度は10度~18度ですが、氷点下を下回らない環境であれば問題なく冬越し可能です。
- 光量の目安:10000~20000Lux/185~370μmol/m2・s ※光量を確保できない場所で栽培したい場合は、植物育成ライトが基本的に必要となります。
- 切り戻し:屋内に取り込む場合は、蒸散量を減らしたり、管理をしやすくする目的で、株の半分程度を目安にして剪定しましょう。
- 水やり頻度:半休眠期のため、土壌の表層が乾燥して数日経ったら、水やりを行います。
●冬越し対策一覧
- 軒下に移動する:植物を植えている鉢植えを軒下に移動する事で、霜を避けることができます。霜があまり降りない地域であれば、霜を避けるだけで冬越し出来ることもあります。
マルチング:株の周囲にマルチング資材を入れて株元と根を保護する。根を凍結や霜から守ったり、乾燥対策になったりします。- 方法:霜が降りる前の11月頃に行います。バーク堆肥や藁などのマルチング資材を準備します。育てている植物の周りに、マルチング資材を5cmほどの厚みになるように入れます。
植物にカバー:植物にビニールや寒冷紗などをかけます。植物を寒風から保護したり、霜から保護したり、昼夜の急激な温度変化を防ぐ働きがあったりします。- ビニール・寒冷紗:植物の周りに支柱を立てて、ビニールまたは寒冷紗を支柱に巻き付けます。巻き付けたビニールまたは寒冷紗が落ちないように洗濯バサミや紐などを使い固定しましょう。※ビニールを巻く場合は穴を開けて通気性を確保してください。
- 苗キャップ:透明のカバーで苗や小さな植物を保護するための専用の製品です。専用のカバーを苗または小さな植物の上に被せて、風などで飛んでいかないように固定して利用します。
- 植物保護カバー:不織布などの保護カバーで植物を保護するための専用の製品です。大きめの植物や複数の植物を囲うのにも対応しており、専用の製品になるため、チャックなどがついていて扱いやすい所も魅力です。
温室:内部の温度を一定に保てるようにガラスやプラスチックフィルムなどで作られた建物です。植物を温室の中に入れる事で、寒さの軽減や寒風対策、霜・凍結対策ができます。
屋内に取り込む:植物を建物の中に入れる方法です。冬の屋内は屋外と比べて温度が高く植物が凍結するリスクもありません。ただし屋内は太陽光が当たりにくくなるため、明るさなどには注意が必要になります。植物を窓辺で管理したり、植物育成ライトを活用して、植物が弱らないよう管理することが大切になるでしょう。
挿し木や株分けで増やす
ランタナは挿し木によって増やす事ができます。
●挿し木の方法
- 概要:茎を採取して、この茎の長さや葉の数を調節し、切り口を土に挿して繁殖させる無性生殖の1種です。
- 挿し木時期:発根率の高い晩春から初夏頃が適します。
- 培養土の準備:培養土は切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
- 挿し穂の採取:挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。また花芽分化が始まり生殖成長をしている茎は、発根率が極端に下がるため挿し穂に使うのは避けた方がよいでしょう。
- 挿し穂の整形:挿し穂は長さを7~10cm程度にわけて、挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
- 水揚げ:整形した挿し穂の切り口をボウルなどに入れた水に約1時間浸し、十分に吸水させます。
- 培養土に挿し穂を挿す:挿し穂を挿す場所を決めます。培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を開けておきます。挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程度を入れます。
- 管理:明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。
































