原産:トルコ/コーカサス地方 科:シソ(Lamiaceae) 属:オレガノ(Origanum) 種:ロタンディフォリウム(rotundifolium) 品種:ケントビューティー(kent beauty) 開花時期:6月~8月 花の色:紫色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約10~30cm | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
オレガノ(ケントビューティー)は垂れ下がる優美な草姿と、丸みのあるクリーム色と桃色の苞葉が魅力的な園芸品種です。
開花時期は初夏から晩夏、花はクリーム色から桃色の苞葉が幾重にも重なり小花を保護しており、苞葉の中から小さな紫色の小花を出して穂状花序に花を咲かせます。茎は斜状もしくは匍匐する様に伸びて高さ約10(30)cm × 幅は約10(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は円形もしくは卵形になり、葉序は対生葉序につきます。
オレガノ(ロタンディフォリウム種)は学名Origanum rotundifolium、別名「ラウンド リーブ オレガノ(round-leaved oregano)」とも呼ばれるトルコ及びコーカサス地方が原産の多年草です。
オレガノ(ロタンディフォリウム種)の語源(由来)
- 属名のオレガノ(Origanum)はギリシャ語で「山」を意味する「oros」と「喜び」を意味する「ganos」の2語からきており、山に自生している事と恐らく外観が美しい事に由来します。
- 種小名のロタンディフォリウム(rotundifolium)はラテン語で「丸い/円形の」を意味する「rotundus」と「葉」を意味する「folium」の2語からきており、葉(苞葉)の形に由来しています。
オレガノ(ロタンディフォリウム種)の特徴(魅力)
- 丸い苞葉が重なり咲く可愛らしい花姿
- ↳花が落ちても苞葉は長く残るため長期間楽しめる
- ↳ドライフラワーとしても楽しまれる
- ハンギングバスケットに植えると優美に枝垂れる枝葉が見られる
オレガノ(ロタンディフォリウム種)の栽培
ケントビューティー | アメジストフォール | ディングルフェアリー |
園芸では、オレガノ(ロタンディフォリウム種)の美しい苞葉やハンギングバスケット等から下垂する美しい草姿を鑑賞する目的で育てられます。園芸品種には、垂れ下がる優美な草姿と美しい桃色の苞葉が魅力的な「ケントビューティー」や桃色の苞葉が細長く連なり下垂する様に咲く花姿が魅力的な「アメジストフォール」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。長雨による浸水やジメジメした夏の高温多湿等が、根腐れや生育不良を引き起こす原因になります。多湿にならない様に土壌の排水性を高めておいたり、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理すると良いでしょう。増やし方は挿し木や株分け、播種によって増やす事が出来ます。
オレガノ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。