アリウムは属の中に約887種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、花の直径が20cmに達して小花が密につく美しい球形の花を咲かせるアリウム(ギガンテウム)、金属のラメで塗れたかの様な美しい花色と星を思わせる様な綺麗な花形等が魅力的なアリウム(クリストフィー種)、アンティークの置物の様な花の形と色が魅力的なアリウム(シクラム)等が親しまれています。
アリウム属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
アリウムの主な種の目次
①アリウム(スティピタトゥム) 開花時期:5月~6月 | ②アリウム(ギガンテウム) 開花時期:5月~6月 | ③アリウム(ホランディクム) 開花時期:5月~6月 |
④アリウム(クリストフィー種) 開花時期:5月~6月 | ⑤アリウム(シュベルティ) 開花時期:5月~6月 | ⑥アリウム(カラタビエンセ) 開花時期:5月~6月 |
⑦アリウム(カエルレウム) 開花時期:6月~7月 | ⑧タンチョウアリウム 開花時期:5月~7月 | ⑨アリウム(アメジスチヌム) 開花時期:6月~7月 |
⑩アリウム(アトロプルプレウム) 開花時期:5月~6月 | ⑪アリウム(ロゼウム) 開花時期:4月~6月 | ⑬チャイブ 開花時期:4月~6月 |
⑭アリウム(ネアポリタヌム) 開花時期:4月~6月 | ⑮アリウム(トリケトラム) 開花時期:4月~6月 | ⑯アリウム(オレオフィルム) 開花時期:5月~6月 |
⑰アリウム(シクラム) 開花時期:5月~6月 | ⑱アリウム(ケルヌーム) 開花時期:5月~7月 | ⑲その他の種や園芸品種 |
アリウム(スティピタトゥム)の特徴や園芸品種
原産:中央アジア/南西アジア
学名:Allium stipitatum
草丈:約60~150cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:桃色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:5月16日/7月23日
花言葉:正しい主張/くじけない心
用途:背が高い花/切り花
特徴:アリウム(スティピタトゥム)は学名Allium stipitatum、別名「ペルシャ シャロット(Persian shallot)」とも呼ばれる中央アジア及び南西アジア原産の多年草です。
アリウム(スティピタトゥム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のstipitatumは「少し茎がある」を意味しています。
アリウム(スティピタトゥム)の特徴(魅力)
- アリウム(スティピタトゥム)は非常に背が高く花茎が最大150cmに達します。
- 花は茎の頂部で球状に咲き直径約8~20cmの大きさがあります。
- ↳花(花序)には小花が多く密に集まり咲くためボリューミーです。
- ↳園芸品種が豊富で花色は紫色や桃色や白色があります。
- 花は花茎が真っ直ぐ伸び豪華なため切り花として高い人気があります。
- ↳水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 葉の多くは花が開花するまでに枯れます。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下にある球根は直径約3~6cmの大きさがあります。
- ↳球根は分球すると開花までに約2年かかる事があります。
- アリウム(スティピタトゥム)は成長が早く種から育てた場合は約4年で開花します。
- イランでは自生するアリウム(スティピタトゥム)の球根が食用として利用されています。
- 中央アジアでは薬用植物としても利用されています。
- ↳様々な研究で抗菌、抗真菌等の活性を示すと報告されています。
アリウム(スティピタトゥム)は地面下に直径約3~6cmの鱗茎があり、鱗茎は薄皮に包まれ白色(~薄黄色)をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色でやや白色を帯び、葉身は線形です。花茎は60(~150)cmに伸び、花序は直径約8(~20)cmの散形花序をつくり、個々の花は長さ約2.5(~5)cm、花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。
開花時期は晩春から初夏、花色は桃色や紫色、白色があり、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径8cm~20cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは最大約60(150)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(スティピタトゥム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(スティピタトゥム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(スティピタトゥム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(スティピタトゥム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(スティピタトゥム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(スティピタトゥム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(スティピタトゥム)の主な園芸品種
アリウム(マウントエベレスト)は、直径15cmにも達する巨大で雪玉を連想させる様な球状の花の形と、清潔感を感じさせる様な白色の花色が魅力の園芸品種です。光を反射して明るい雰囲気をつくる白色の花は、神聖な物(天使等)や清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等によくあうでしょう。
アリウム(ホワイトジャイアント)は、その名前からも分かる通り直径15~20cmになる非常に巨大な球形の花姿と、清潔感を感じさせる様な白色の花色が魅力の園芸品種です。光を反射して明るい雰囲気をつくる白色の花は、神聖な物(天使等)や清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等によくあうでしょう。
アリウム(バイオレットビューティ)は、繊細な雰囲気をつくる灰みの紫色の小花が球状に集まり、直径10~15cmの大きな花を咲かせる魅力的な園芸品種です。清楚で透明感のある薄紫色の花は、繊細で優しい印象を与えたり、清楚で気品のある印象を与えるため、心を癒すような落ち着いたお庭や、上品でエレガントなお庭等によく合うでしょう。
アリウム(ギガンテウム)の特徴や園芸品種
原産:中央アジア/南西アジア
学名:Allium giganteum
草丈:約60cm~150cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:紫色●青色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:5月16日/7月23日
花言葉:正しい主張/くじけない心
用途:背が高い花/切り花
特徴:アリウム(ギガンテウム)は学名Allium giganteum、別名「ジャイアントオニオン(giant onion)」とも呼ばれる中央アジア及び南西アジア原産の多年草です。
アリウム(ギガンテウム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のgiganteumは「非常に大きい」「巨大な」を意味しており、花の大きさに由来します。
アリウム(ギガンテウム)の特徴(魅力)
- アリウム(ギガンテウム)は非常に背が高く花茎が最大150cmに達します。
- 花は頭の大きさ程あり直径が20cmに達します。
- ↳花(花序)には小花が多く密に集まり咲くためボリューミーです。
- 花は花茎が真っ直ぐ伸び豪華なため切り花として高い人気があります。
- ↳水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 葉の多くは花が開花するまでに枯れます。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下にある球根は直径約5~7.5cmの大きさがあります。
- ↳球根は分球すると開花までに約2年かかる事があります。
- アリウム(ギガンテウム)を種から育てた場合は約4~5年で美しい花が咲くようになります。
アリウム(ギガンテウム)は地面下に直径約5~7.5cmの鱗茎があり、鱗茎は薄皮に包まれ白色(~薄黄色)をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色でやや白色を帯び、葉身の長さは約45cm、葉身の形は線形です。花茎は60(~150)cmに伸び、花序は直径約12(~20)cmの散形花序をつくり、個々の花は花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。
開花時期は晩春から初夏、花色は紫色や青色があり、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径12cm~20cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは最大約60(150)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(ギガンテウム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(ギガンテウム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(ギガンテウム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(ギガンテウム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(ギガンテウム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(ギガンテウム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(ギガンテウム)の主な園芸品種
アリウム(ホランディクム)の特徴や園芸品種
原産:イラン/キルギスタン
学名:Allium hollandicum
草丈:約60~90cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:5月16日/7月23日
花言葉:正しい主張/くじけない心
用途:背が高い花/切り花
特徴:アリウム(ホランディクム)は学名Allium hollandicum、別名「ダッチ ガーリック(Dutch garlic)」とも呼ばれるイラン及びキルギスタン原産の多年草です。
アリウム(ホランディクム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のhollandicumはオランダ(holland)に由来します。
アリウム(ホランディクム)の特徴(魅力)
- アリウム(ホランディクム)は花茎が90cm迄の高さに達します。
- 花の大きさは直径約10cm迄になります。
- ↳花(花序)には小花が多く密に集まり咲くためボリューミーです。
- 花は花茎が真っ直ぐ伸び大きく豪華な花を咲かせるため切り花として高い人気があります。
- ↳水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 葉は線形で長さは最大60cm迄になります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下にある球根は直径約5~7.5cmの大きさがあります。
アリウム(ホランディクム)は地面下に直径約5~7.5cmの鱗茎があり、鱗茎は薄皮に包まれ白色(~薄黄色)をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色でやや白色を帯び、葉身の長さは約60cm、葉身の形は線形です。花茎は60(~90)cmに伸び、花序は直径約8(~10)cmの散形花序をつくり、個々の花は花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。
開花時期は晩春から初夏、花色は紫色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約8~10cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは最大約60(90)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(ホランディクム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(ホランディクム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(ホランディクム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(ホランディクム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(ホランディクム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(ホランディクム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(ホランディクム)の主な園芸品種
アリウム(パープル センセーション)は花の直径が約8cmあり、完全な球形をしている洗練された花姿と、色鮮やか紫色の花色が魅力の園芸品種です。紫色の美しい花色は、高貴(貴族等)な印象やミステリアスな印象を与えるため、格式が高そうな気品のあるお庭や、ミステリアスで幻想的な雰囲気のあるお庭等によく会うでしょう。
アリウム(クリストフィー)の特徴や園芸品種
原産:イラン/トルコ/トルクメニスタン
学名:Allium christophii
草丈:約50cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:桃色●紫色●銀色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:5月16日/7月23日
花言葉:正しい主張/くじけない心
用途:切り花
特徴:アリウム(クリストフィー)は学名Allium christophii、別名「スター オブ ペルシャ(star of Persia)」とも呼ばれるイラン及びトルコ、トルクメニスタンが原産の多年草です。
アリウム(クリストフィー)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のchristophiiはドイツの昆虫学者・植物学者のEugenius Johann Christoph Esperへの献名です。
アリウム(クリストフィー)の特徴(魅力)
- アリウム(クリストフィー)の花は金属のラメを塗ったかの様な美しい光沢があります。
- ↳また個々の花の形が星の様に見える事から「star of Persia」の別名をもっています。
- 花の直径は最大20cmと非常に大きく豪華です。
- ↳一方で1つの花序につく小花(最大100個)は控えめで花柄が長く雑多にならないため気品ある雰囲気をつくります。
- 花は花茎が真っ直ぐ伸び豪華なため切り花として高い人気があります。
- ↳水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- 花後は子房が膨らみ見た目にも装飾的な果実が続き長く楽しめます。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下に球根(鱗茎)をもちます。
開花時期は晩春から初夏、花色は紫色もしくは桃色か銀色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は最大100個の小花が集まり直径約15~20cmの散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは最大約50cm × 幅は約30cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(クリストフィー)の切り花の楽しみ方
- アリウム(クリストフィー)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(クリストフィー)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(クリストフィー)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(クリストフィー)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が集まり球状に咲く豪華な花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(クリストフィー)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(クリストフィー)の主な園芸品種
アリウム(シュベルティ)の特徴や園芸品種
原産:イスラエル/パレスチナ/シリア/レバノン/トルコ/リビア
学名:Allium schubertii
草丈:約50cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:桃色●紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:5月16日/7月23日
花言葉:正しい主張/くじけない心
用途:背が高い花/切り花
特徴:アリウム(シュベルティ)は学名Allium schubertii、別名「タンブルウィード オニオン(tumbleweed onion)」とも呼ばれるイスラエル及びパレスチナ、シリア、レバノン、トルコ、リビアが原産の多年草です。
アリウム(シュベルティ)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のschubertiiはドイツの医師であり自然主義者のGotthilf Heinrich von Schubertへの献名です。
アリウム(シュベルティ)の特徴(魅力)
- アリウム(シュベルティ)の花は不規則な長さの花柄が中心から外側へと広がり「花火」を連想させるような個性的な花姿を作ります。
- 花の直径は最大30cmとアリウムの中でも突出して巨大です。
- ↳一方で1つの花序につく小花(50~100個)は控えめで花柄が長く雑多にならないため気品ある雰囲気をつくります。
- 花は花茎が真っ直ぐ伸び豪華なため切り花として高い人気があります。
- ↳水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- ↳また独特な花姿からフラワーアレンジメントの素材やドライフラワーとしても楽しまれます。
- 花は成熟すると花茎から離れ風で転がるためtumble(転がる)weed(草)onion(玉ねぎ)の英名で呼ばれます。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下に球根(鱗茎)をもちます。
開花時期は晩春から初夏、花色は紫色もしくは桃色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は最大50~100個の小花が集まり直径約20~30cmの散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは最大約50cm × 幅は約30cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(シュベルティ)の切り花の楽しみ方
- アリウム(シュベルティ)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(シュベルティ)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(シュベルティ)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(シュベルティ)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(シュベルティ)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(シュベルティ)の主な園芸品種
アリウム(カラタビエンセ種)の特徴や園芸品種
原産:中央アジア
学名:Allium karataviense
草丈:約20~30cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:赤色●桃色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:
特徴:アリウム(カラタビエンセ種)は学名Allium karataviense、別名「テュルキスタン オニオン(Turkistan Onion)」とも呼ばれる中央アジア(イスラエル/パレスチナ/シリア/レバノン/トルコ/リビア)が原産の多年草です。
アリウム(カラタビエンセ)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のkaratavienseは「カラタウ山脈(Karatau mountains)」からきており、自生地に由来します。
アリウム(カラタビエンセ)の特徴(魅力)
- アリウム(カラタビエンセ)は他のアリウムと比較して花茎が極端に短く葉の上に乗るような花の姿が特徴です。
- 花は星の様な小花が球状に集まり直径10~15cmの花を咲かせます。
- 花色が豊富で通常は白色ですが品種により桃色や赤色や紫色があります。
- 葉は一般的なアリウムより幅広い葉の形(広楕円形)をしています。
- ↳葉身の大きさは長さ約20cm幅約10cmあります。
- 葉は基部から出てロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下にある球根(鱗茎)があります。
開花時期は晩春から初夏、花色は白色や桃色、赤色や紫色があり、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約10~15cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で高さは最大約20(30)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は広楕円形です。
アリウム(カラタビエンセ)の栽培方法
アリウム(カラタビエンセ)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(カラタビエンセ種)の主な園芸品種
アリウム(アイボリークィーン)は、中央から外側へと優雅に広がる葉の姿と、葉に乗るように咲く直径約12cmの球形をした白色の花が魅力の園芸品種です。
アリウム(カエルレウム)の特徴や園芸品種
原産:中央アジア
学名:Allium caeruleum(syn.Allium azureum)
草丈:約30~80cm
分類:多年草
開花時期:6月~7月
花色:青色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:背が高い花/切り花
特徴:アリウム(カエルレウム )は学名Allium caeruleum(syn.Allium azureum)、別名「アリウム・アズレウム」や「ブルーグローブ オニオン(blue globe onion)」等とも呼ばれる中央アジア原産の多年草です。
アリウム(カエルレウム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のcaeruleumはラテン語で「青色の」を意味しており、花の色に由来しています。
アリウム(カエルレウム)の特徴(魅力)
- アリウム(カエルレウム)は他のアリウムでは見られない様な爽やかな青色の花を咲かせます。
- ↳空の色を思わせる青色の花は、清楚で気品のあるお庭や、爽やかで落ち着いた雰囲気のお庭などにおすすめです。
- 花の大きさは直径約3cmと他のアリウムと比べるとかなり小さめです。
- 個性的な形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- 管理の仕方でもかわりますが切り花の日持ちは約1~2週間と長いです。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 葉の多くは花が開花するまでに枯れます。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下にある球根(鱗茎)をもちます。
開花時期は初夏から夏、花色は青色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約3cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)をもち高さは最大約30(80)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(カエルレウム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(カエルレウム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(カエルレウム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(カエルレウム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(カエルレウム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(カエルレウム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(カエルレウム )の主な園芸品種
タンチョウアリウムの特徴や園芸品種
原産ヨーロッパ:
学名:Allium sphaerocephalon
草丈:約30~50cm
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:緑色●赤色●紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:6月7日/6月24日
花言葉:無限の悲しみ/くじけない心
用途:切り花
特徴:タンチョウアリウムは学名Allium sphaerocephalon、別名「アリウム・スファエロセファロン」や「ドラムスティック アリウム(Drumstick allium)」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草です。
タンチョウアリウムの語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のsphaerocephalonはラテン語で「球形」「円形」を意味する「spherical」からきており、恐らく花の形に由来します。
タンチョウアリウムの特徴(魅力)
- タンチョウアリウムの花は小花が球状に集まり直径2.5~6cmの卵の様な形をしています。
- 花の色は成熟するに連れて緑色から紫色(赤紫色)へと色がかわるため下部が緑色で上部が紫色(赤紫色)と2色になる事もあります。
- 個々の花の花被片は大きく開かず雄蕊や雌蕊が突出するため一部(上部)がふさふさとした見た目をつくり個性的な花姿をつくります。
- 赤紫色の花は熟成したワインを連想させるためゴージャスで派手な印象のお庭やエレガントで優雅な雰囲気をつくるお庭などにおすすめです。
- 個性的な形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- 管理の仕方でもかわりますが切り花の日持ちは約1~2週間と長いです。
- 葉はネギ等を連想させる様な円柱形をしています。
- 葉の多くは花が開花するまでに枯れます。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下にある球根(鱗茎)をもちます。
開花時期は晩春から夏、花色は緑色から紫色(赤紫色)、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約1~6cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)をもち高さは最大約30(50)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は円柱形です。
タンチョウアリウムの切り花の楽しみ方
- タンチョウアリウムの収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- タンチョウアリウムの収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したタンチョウアリウムを水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
タンチョウアリウムの栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲くボリューミーな花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
タンチョウアリウムを育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
タンチョウアリウムの主な園芸品種
アリウム(アメジスチヌム)の特徴や園芸品種
原産:地中海沿岸
学名:Allium amethystinum
草丈:約50~100cm
分類:多年草
開花時期:6月~7月
花色:赤色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:切り花
特徴:アリウム(アメジスチヌム)は学名Allium amethystinum、別名「アメジスト アリウム(amethyst allium)」や「ドラムスティック オニオン(drumstick onions)」等とも呼ばれる地中海沿岸に自生する多年草です。
アリウム(アメジスチヌム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のamethystinumは古代ギリシャ語で「アメジスト」を意味する「ἀμεθῠ́στῐνος(amethústinos)」からきています。
アリウム(アメジスチヌム)の特徴(魅力)
- アリウム(アメジスチヌム)の花は球形ですが上部の花柄が著しく長くなる事がありモヒカンを思わせる様な個性的な花姿をつくります。
- 花の色は成熟するにつれて緑色から赤色へと色が変わります。
- 個々の花の花被片は大きく開かず白色(~黄色)の雄蕊・雌蕊が突出するため粉を吹いたような独特な花色になる事もあります。
- 個性的な形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- 管理の仕方でもかわりますが切り花の日持ちは約1~2週間と長いです。
- 葉はネギ等を連想させる様な円柱形をしています。
- 葉の多くは花が開花するまでに枯れます。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下にある球根(鱗茎)をもちます。
開花時期は初夏から夏、花色は赤色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)をもち高さは最大約50(100)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は円柱形です。
アリウム(アメジスチヌム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(アメジスチヌム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(アメジスチヌム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(アメジスチヌム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(アメジスチヌム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が密に集まり球状に咲く個性的な花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(アメジスチヌム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(アメジスチヌム)の主な園芸品種
アリウム(レッドモヒカン)は上部の花(小花)の花柄が著しく長く伸びるためモヒカンの様な個性的な花姿をしており、またワインレッドの鮮やかな花と黄色(~白色)の雄蕊と雌蕊が対比が鮮やかで強く目を引く魅力的な園芸品種です。
アリウム(フォアロック)はドーナツに粉砂糖をまぶした様な花色と、球状の形をした花が魅力的な園芸品種です。花は白色の雄蕊と雌蕊が突出するため全体的に白色を帯びており、花の頂部は花柄が長くなるため個性的な雰囲気の花姿をつくります。
アリウム(アトロプルプレウム)の特徴や園芸品種
原産:ハンガリー/バルカン半島/トルコ
学名:Allium atropurpureum
草丈:約50~100cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:紫色●黒色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:背が高い花/切り花
特徴:アリウム(アトロプルプレウム)は学名Allium atropurpureum、別名「ベリーダーク パープル アリウム(very dark purple allium)」とも呼ばれるハンガリーおよびバルカン半島らトルコを原産とする多年草です。
アリウム(アトロプルプレウム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のatropurpureumは「暗紫色の」「黒紫色の」を意味しており、ラテン語で「暗い」を意味する「āter」と、「紫色」を意味する「purpūreus」の2語からなり、花の色が暗紫色をしている事に由来します。
アリウム(アトロプルプレウム)の特徴(魅力)
- アリウム(アトロプルプレウム)は紫色の美しい花色や、殆ど黒色をした子房が魅力のアリウムです。
- ↳暗紫色の花は重厚感があり落ち着いた雰囲気のお庭等におすすめです。
- 花は半球状に沢山の小花が集まり直径5cmの大きさになります。
- ↳個々の花(小花)は花被片が大きく開き星型をしています。
- 個性的な色と形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花としては水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下に球根(鱗茎)をもちます。
開花時期は晩春から初夏、花色は紫色もしくは黒色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約5cmの散形花序に花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは最大約50(100)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(アトロプルプレウム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(アトロプルプレウム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(アトロプルプレウム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(アトロプルプレウム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(アトロプルプレウム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が集まり球状に咲く豪華な花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(アトロプルプレウム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(アトロプルプレウム)の主な園芸品種
アリウム(ロゼウム)の特徴や園芸品種
原産:地中海沿岸
学名:Allium roseum
草丈:約30~40cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:5月16日/7月23日
花言葉:正しい主張/くじけない心
用途:切り花
特徴:アリウム(ロゼウム)は学名Allium roseum、別名「ロジーガーリック(rosy garlic)」とも呼ばれる地中海沿岸を原産とする多年草です。
アリウム(ロゼウム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のroseumはラテン語で「バラの」「バラ色の」を意味しており、花の色に由来しています。
アリウム(ロゼウム)の特徴(魅力)
- アリウム(ロゼウム)は他のアリウムと比べて個々の花の花被片が大きくハッキリした花の形をしています。
- 花は透き通る様な柔らかな桃色の花色をしており種小名の由来にもなっています。
- ↳薄桃色の花はふんわりとした優しい印象を与えるため、ロマンチックで甘い雰囲気のあるお庭等におすすめです。
- 花(花序)は他のアリウムと比べて小花の数が約5から30個と少なめです。
- ↳花(小花)は半球状に集まり直径7cmの大きさになります。
- 個性的な色と形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花としては水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- ↳花には香りがあり部屋に飾ると心地よい芳香が広がります。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下に球根(鱗茎)をもちます。
- 自生地等の幾つかの地域では球根がニンニクの代用とされたり葉が生もしくは調理されてスープやサラダで食べられたりもします。
アリウム(ロゼウム)は地面下に直径約2cmの鱗茎があり、鱗茎は薄皮に包まれ白色(~薄黄色)をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約12(~35)cm幅約1(1.5)cmあり、葉身の形は線形です。花茎は30(~40)cmに伸び、花序は約5(~30)個の花が集まり直径約7cmの散形花序をつくり、個々の花は花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。
開花時期は春から初夏、花色は桃色もしくは白色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約7cmの散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは最大約40cm × 幅は約30cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(ロゼウム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(ロゼウム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(ロゼウム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(ロゼウム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(ロゼウム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が集まり球状に咲く豪華な花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(ロゼウム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(ロゼウム)の主な園芸品種
チャイブの特徴や園芸品種
原産:ヨーロッパ/アジア/北アメリカ
学名:Allium schoenoprasum
草丈:約30~50cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
誕生花:6月2日
花言葉:素直/忠実/柔軟性
用途:切り花
特徴:チャイブは学名Allium schoenoprasum、別名「アリウム・スコエノプラスム」とも呼ばれるヨーロッパおよびアジア、北アメリカを原産とする多年草です。
チャイブの語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のschoenoprasumはギリシャ語で「カヤツリグサ」もしくは「イグサ」を意味する「σχοίνος(skhoínos)」と、「ネギ」を意味する「πράσον(práson)」の2語からきており、チャイブがイグサの様な葉をもっている事に由来します。
チャイブの特徴(魅力)
- チャイブは葉を中心に花や球根に至るまで全草が食用とされています。
- ↳チャイブの味は玉ねぎをマイルドにしたような感じです。
- ↳薬効としては血行改善や抗酸化作用等があります。
- 花は花茎の頂部で10~30個迄の小花が球状に集まり咲きます。
- ↳花(小花)は桃色で花被片は大きく開かず前に突き出るためふさふさした感じになります。
- ↳桃色の花はふんわりとした優しい印象を与えるため、ロマンチックで甘い雰囲気のあるお庭等におすすめです。
- 葉はネギを思わせる様な円柱形をしています。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下にある球根(鱗茎)は増えやすく密集しやすいです。
チャイブは地面下に円錐形の鱗茎があり、鱗茎の大きさは直径約0.5(~1)cm幅約1.5(~2)cm、薄皮に包まれ灰褐色(~薄黄色)をしてておりしばしば赤みを帯びています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく通常1(~2)個、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約20(~60)cm幅約0.2(0.7)cmあり、葉身の形は円柱形です。花茎は30(~50)cmに伸び、花序は約10(~30)個の花が集まり散形花序をつくり開花前は薄褐色の苞葉で包まれます。個々の花は花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。
開花時期は春から初夏、花色は桃色もしくは白色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは最大約40cm × 幅は約30cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は円柱形です。
チャイブの収穫時期や食べ方の紹介
食用部分:葉・花・球根
収穫時期:4月~11月(7cm以上の葉を収穫)
食べ方:炒め物・スープ(吸い物)・ティー(お茶)・調味料(風味漬け)
効能:抗酸化作用/整腸作用/食欲増進/消化促進/血行改善/抗菌作用等
チャイブの食用部分
チャイブは一般的に葉の部分が食用として利用されますが、葉の他にも花や球根等の全草が食用として利用出来ます。チャイブの風味は玉ねぎをマイルドにしたような感じがあり、また調理すると味が更にマイルドになるため食べやすくなります。
チャイブの収穫方法
チャイブ葉の収穫期間は長く春から霜が降りるまで長く収穫出来ます。ただし新しい葉と古い葉、季節により風味は変わりってきます。一般的には新しい葉はジューシーで美味しく古い葉は硬く繊維質になり食べにくいです。また季節では夏場が1番風味が強くなるとされており刺激的な味になります。
収穫する際は中途半端に葉を切ったり(折ったり)せずに、必ず葉の根元から収穫して次の新しい成長を促しましょう。収穫は葉の根元をハサミで切ったり指で横に折る事で収穫出来ます。また花は開花期間に収穫出来ます。球根は何時でも収穫する事が可能です。
チャイブの葉の食べ方
チャイブの葉は好みの長さで切ったり刻んだりして「炒め物」「スープ」「卵焼き」「パスタ」等に入れて食べられるのが一般的です。
チャイブの花の食べ方
チャイブの花は生のまま「サラダ」に入れられたり「スープ」の中に飾り付け香り付けとして入れられて食べられます。
チャイブの球根の食べ方
チャイブの球根は玉ねぎの代用として「炒め物」「スープ」等に入れて食べる事が出来ます。ただし、チャイブの球根は小さく収穫すると葉の収穫等が出来なくなるため、食べるメリットはあまりないかもしれません。
チャイブの栄養や効能
チャイブには豊富なビタミンやミネラル類が含有しており栄養満点です。またチャイブに含有する精油(ジプロピルジスルフィド等)は食欲増進や血行改善に繋がるとされています。
チャイブの栽培方法
園芸では、一般的に葉を収穫食べる目的でハーブガーデン等に植えて楽しまれますが、花壇の縁どりに植えてふさふさとした葉を被覆植物として利用されたり、桃色の可愛らしい花を鑑賞する目的で育てられたりします。
チャイブを育てる際に注意する事は「極端な暑さ」です。基本的には丈夫な植物ですが、暑さの厳しい地域では生育が衰えやすいため半日影に移動したり、必要に応じて遮光ネットを利用するといいでしょう。
チャイブの主な園芸品種
アリウム(ネアポリタヌム)の特徴や園芸品種
原産:地中海沿岸
学名:Allium neapolitanum
草丈:約30~40cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:切り花
特徴:アリウム(ネアポリタヌム)は学名Allium neapolitanum、別名「ナポリタン・ガーリック(Neapolitan garlic)」や「ホワイト・ガーリック(White garlic)」等とも呼ばれる地中海沿岸原産の多年草です。
アリウム(ネアポリタヌム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のneapolitanumはイタリアの「ナポリの」を意味しています。
アリウム(ネアポリタヌム)の特徴(魅力)
- アリウム(ネアポリタヌム)は他のアリウムと比べて個々の花の花被片が大きくカップ状に咲きます。
- 花は美しい純白をしているため英名では「White garlic」とも呼ばれます。
- ↳純白の花は明るく清潔感を感じさせるため、上品で綺麗な雰囲気のお庭等におすすめです。
- 花(花序)は他のアリウムと比べて小花の数が約10から25個と少なめです。
- ↳花(小花)は半球状に集まり直径7~10cmの大きさになります。
- 個性的な色と形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花としては水揚げが良く日持ちが約1週間と長いです。
- ↳花には香りがあり部屋に飾ると心地よい芳香が広がります。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下に直径2cm以下の球根(鱗茎)をもちます。
アリウム(ネアポリタヌム)は地面下に直径約2cm以下の球根(鱗茎)があり、球根(鱗茎)は薄皮に包まれ薄黄色をしています。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約15(~50)cm幅約0.5(2)cmあり、葉身の形は線形です。花茎は30(~40)cmに伸び、花序は約10(~25)個の花が集まり直径約7(~10)cmの散形花序をつくり、個々の花は白色の花被片が6個、黄色(~緑色)の雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果です。
開花時期は春から初夏、花色は白色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約7(~10)cmの散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは最大約30(40)cm × 幅は約25(30)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(ネアポリタヌム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(ネアポリタヌム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(ネアポリタヌム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(ネアポリタヌム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(ネアポリタヌム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で小花が集まり球状に咲く豪華な花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(ネアポリタヌム)を育てる際に注意する事は「休眠中の多湿」です。何故なら休眠中の夏に高温多湿になると、球根(鱗茎)が腐敗する原因になるからです。そのため、夏の間は雨に当たらない場所に鉢を移動したり、また球根(鱗茎)を掘り起こし、冷暗所で管理した方がよいでしょう。
アリウム(ネアポリタヌム)の主な園芸品種
アリウム(コワニー)は学名Allium cowanii、一般的にはアリウム・ネアポリタヌム(Allium neapolitanum)として知られており、アリウム(コワニー)は同義語として扱われています。
アリウム(トリケトラム)の特徴や園芸品種
原産:ヨーロッパ/北アフリカ/マデイラ/カナリア諸島
学名:Allium triquetrum
草丈:約30~40cm
分類:多年草
開花時期:4月~6月
花色:白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:切り花
特徴:アリウム(トリケトラム)は学名Allium triquetrum、別名「スリーコーナード ガーリック(three cornered garlic)」や「スリーコーナード リーク(Three Cornered Leek)」とも呼ばれるヨーロッパ及び北アフリカ、マデイラ、カナリア諸島原産の多年草です。
アリウム(トリケトラム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のtriquetrumはラテン語で「三角骨」を意味しており、花茎が三稜形をしている事に由来しています。
アリウム(トリケトラム)の特徴(魅力)
- アリウム(トリケトラム)は花茎が三陵形の形をしている所が特徴で種小名や英名の由来にもなっています。
- アリウム(トリケトラム)は個々の花の花被片が大きく開かずにユリの様な花姿をしています。
- ↳茎の頂部で約3~19個のユリの様な花が集まり下向きに開花する花姿は楚々とした雰囲気をつくります。
- 花は美しい純白をしているため清潔感を感じさせる様な綺麗なお庭や上品な雰囲気のお庭等におすすめです。
- 個性的な色と形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花としては水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- ↳花には香りがあり部屋に飾ると心地よい芳香が広がります。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下に直径約2cmの球根(鱗茎)をもちます。
- 葉を中心に花や球根に至るまで全草が食用とされています。
- ↳味は玉ねぎをマイルドにしたような感じです。
アリウム(トリケトラム)は地面下に直径約2cmの薄黄色の球根(鱗茎)があります。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約15(~50)cm幅約0.5(1.5)cmあり、葉身の形は線形です。花茎は三稜形で高さ約30(~40)cmに伸び、花序は約3(~19)個の花が集まり直径約3.5(~7.5)cmの散形花序をつくり、個々の花は白色の花被片が6個、黄色(~緑色)の雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。
開花時期は晩春から初夏、花色は白色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は直径約3.5(~7.5)cmの散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは最大約30(40)cm × 幅は約25(30)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(トリケトラム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(トリケトラム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(トリケトラム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(トリケトラム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(トリケトラム)の栽培方法
園芸では、垂直にスラッと花茎が伸びる洗練された姿と、頂部で白色の小花が集まり咲く上品な花姿を鑑賞する目的で育てられます。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。
アリウム(トリケトラム)の主な園芸品種
アリウム(オレオフィルム)の特徴や園芸品種
原産:トルコ/トルキスタン/コーカサス地方/中央アジア/ロシア
学名:Allium oreophilum
草丈:約10~20cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:桃色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:切り花
特徴:アリウム(オレオフィルム)は学名Allium oreophilum、別名「ピンク リリー リーク(pink lily leek)」とも呼ばれるトルコ及びトルキスタン、コーカサス地方、中央アジア、ロシア原産の多年草です。
アリウム(オレオフィルム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のoreophilumは古代ギリシャ語で「山を愛する」を意味します。
アリウム(オレオフィルム)の特徴(魅力)
- アリウム(オレオフィルム)は一般的なアリウムと比較して矮性で高さが20cm程しかありません。
- ↳また花茎よりも葉の方が長い傾向にあります。
- アリウム(オレオフィルム)は一般的なアリウムと比べて個々の花の花被片が大きく1個1個の花(小花)が目立ちます。
- ↳茎の頂部で約10~15個の花(小花)が集まり咲きます。
- 花の色は桃色で花被片の中央に濃い桃色の筋が入っています。
- 個性的な色と形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花としては水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 地面下に直径約2cmの球根があります。
開花時期は晩春から初夏、花色は桃色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は約10~15個の花が集まり散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根があり高さは約10(20)cm × 幅は約20(30)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(オレオフィルム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(オレオフィルム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(オレオフィルム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(オレオフィルム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(オレオフィルム)の主な園芸品種
アリウム(シクラム)の特徴や園芸品種
原産:地中海沿岸/黒海沿岸
学名:Allium siculum
草丈:約60~120cm
分類:多年草
開花時期:5月~6月
花色:茶色●黄色●紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:切り花
特徴:アリウム(シクラム)は学名Allium siculum、別名「シチリア ハニー リリー(Sicilian honey lily)」や「メディテレイニアン ベルズ(Mediterranean bells)」とも呼ばれる地中海沿岸及び黒海沿岸原産の多年草です。
アリウム(シクラム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のsiculumは「シチリア」を意味しており、自生地に由来しています。
アリウム(シクラム)の特徴(魅力)
- アリウム(シクラム)は素朴で落ち着いた雰囲気漂うアンティークな花色とぶら下がる様に咲くシャンデリアの様な花姿が魅力です。
- ↳花色は外側の基部が緑色で内側の基部が栗色(紫色)をしており縁部分がクリーム色をしているため三色の花色があります。
- 花はシャンデリアを思わせる様な花姿をしています。
- ↳茎の頂部から伸びる花柄は長さが不規則で放射状に弧を描きながら広がりランプの様に小花を約20~30個吊り下げます。
- 栗色からクリーム色の花色は経年を感じさせる様な褪せた色合いのため、懐かしい雰囲気あるアンティークなお庭や、素朴で落ち着いた雰囲気のあるお洒落なお庭によくあうでしょう。
- 個性的な色と形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- ↳切り花としては水揚げが良く日持ちが約1~2週間と長いです。
- 葉は細長い線形で切断すると三角形をしています。
- ↳また葉身全体がスクリューの様に強く捻れている所も特徴です。
- 地面下に直径約5~7.5cmの球根(鱗茎)をもちます。
開花時期は春から初夏、花色は茶色や黄色、緑色があり、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は20~30個の小花が集まり散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは約60(120)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(シクラム)の切り花の楽しみ方
- アリウム(シクラム)の収穫は朝の涼しい時間帯におこないましょう。
- 収穫の前に水を入れたバケツを準備しておきます。
- アリウム(シクラム)の収穫は花が4分の1から2分の1以上開いたタイミングで行います。
- 好みの長さで花茎を切りバケツに入れて収穫します。
- 収穫したアリウム(シクラム)を水に漬けて水切りを行います。
- 水切りしたら花瓶に生けて楽しみます。
- ↳日持ちは管理の仕方で変わりますが約7~14日程度です。
- 管理は必要に応じて数日(約1~3日)ごとに水換えと水切りを行いましょう。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げ水揚げしやすくする方法です。水の中で切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。※導管に気泡が入ると水揚げが悪くなり萎れやすくなります。
アリウム(シクラム)の栽培方法
園芸では、アンティークの飾り物の様な美しい花を鑑賞する目的で育てられたり、また切り花として利用する目的で植えられたりします。茎は垂直に伸びて、比較的に背が高くなるため花壇の中央や後方等に植えて高さと立体感を出したり、管理のしやすい鉢植えで楽しまれたりします。
アリウム(シクラム)の主な園芸品種
アリウム(ケルヌーム)の特徴や園芸品種
原産:北アメリカ
学名:Allium cernuum
草丈:約30~45cm
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:桃色●
葉色:緑色●
耐暑性:普通
耐寒性:強い
用途:
特徴:アリウム(ケルヌーム)は学名Allium cernuum、別名「ノッディング オニオン(nodding onion)」や「レディース リーク(lady’s leek)」とも呼ばれるヨーロッパ及び北アメリカ原産の多年草です。
アリウム(ケルヌーム)の語源(由来)
- 属名のAlliumはラテン語の「alium」からきており、ネギ属の何れかの球根状の植物に由来します。
- 種小名のcernuumはラテン語で「お辞儀」「前向き」を意味しており、恐らく花の姿に由来します。
アリウム(ケルヌーム)の特徴(魅力)
- アリウム(ケルヌーム)は花茎の頂部付近がガチョウの首の様にUターンに曲がるため花全体が吊り下がる様に開花します。
- ↳お辞儀する様な花姿から英名nodding(頷く)onion(オニオン)や種小名の由来にもなっています。
- 花は茎の頂部で8個から最大30個の花を半球状に吊り下げ開花させます。
- 個々の花は直径0.5cmと非常に小さく花被片は大きく開かずに緩くカップ状に開きます。
- 葉は細長い線形で基部からでロゼット状に広がります。
- 茎や葉は傷つけるとニンニク特有の匂いがあります。
- 葉や球根は食用として利用されており自生地等の幾つかの地域ではサラダ等にして食べられています。
アリウム(ケルヌーム)は地面下に球根をもちます。葉は基部から出るのみで茎葉はなく、葉色は緑色でやや白色を帯び、葉身の大きさは長さ約10(~20)cm幅約0.1(~0.6)cmあり、葉身の形は線形です。花茎は30(~45)cmに伸びて上部でお辞儀するようにUターンして曲がり、花序は約8~35個の花が茎頂に集まり散形花序をつくり、個々の花は花被片が6個、雄蕊が6個、雌蕊が1個あります。花後に出来る果実は蒴果で種子は黒色です。
開花時期は晩春から夏、花色は桃色、個々の花は6個の花被片と6個の雄蕊と1個の雌蕊があり、花序は8~30個の小花が集まり散形花序をつくります。草姿はロゼット状で地面下に球根(鱗茎)があり高さは約30(45)cm × 幅は約30(45)cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
アリウム(ケルヌーム)の主な園芸品種
その他の種と園芸品種
アリウム(ミレニアム)は学名Allium ‘millennium’、交配された種は不明ですが恐らく幾つかのA.nutansとA.senescensが含まれた交雑種と考えられており、育種家Mark McDonough氏によって作出された品種です。
開花時期は夏から晩夏、花色は桃色もしくは紫色、個々の花は6個の花被片があり、花序は直径約5cmの散形花序の花を咲かせます。草姿は直立で根茎により広がり高さ約40cm × 幅は約40cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。
- アリウム(ミレニアム)は一般的なアリウムで見られる球根(鱗茎)ではなく太い根茎をもっており根茎から芽を出します。
- 根茎は高さ40cm迄の花茎を多数出し群生する様な草姿をしばしばつくります。
- 花は茎の頂部で多数の桃色(~紫色)の小花が球状に集まり直径5cmの花序をつくります。
- 個々の花(小花)の花被片はやや幅広で大きく開きません。
- 個性的な形の花は切り花やフラワーアレンジメントの花材としても人気が高いです。
- 葉は開花期間中も残り細長い線形の葉が地面を被覆する様にロゼット状に広がります。
- アリウム(ミレニアム)は他のアリウムと比べて高温多湿に強く、また冬の寒さにも強いため育てやすいです。
アリウム(サマービューティー)は学名Allium ‘summer beauty’、Roy Diblik氏によって作出された品種です。
開花時期は初夏から晩夏、花色は桃色もしくは紫色、個々の花は6個の花被片があり、花序は直径約5cmの散形花序の花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に球根があり高さ約50cm × 幅は約50cmの間で成長します。葉色は緑色、葉身は線形です。