原産:日本 科:キク(asteraceae) 属:ヨモギ/アルテミシア(Artemisia) 種:アサギリソウ(schmidtiana) 別名:シルバーマウンド(silvermound) 開花時期:8月~10月 花の色:黄色● 葉色:緑色●白色〇 分類:多年草 草丈:15cm~60cm 草姿:ドーム状 誕生花:5月7日/6月7日 花言葉:「光」「喝采」「脚光」「慕う心」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アサギリソウは学名Artemisia schmidtiana、別名「シルバーマウンド(silvermound)」等とも呼ばれる日本原産の多年草です。日本では北海道や本州に分布して崖地等に自生しています。
アサギリソウの語源(由来)
- 和名のアサギリソウ(朝霧草)の由来は、光を通す細い葉と光に輝く白色の葉色が朝霧を連想させる所からきています。
- 属名のアルテミシア(Artemisia)はギリシャ神話の月の女神アルテミスを由来にしています。
アサギリソウの特徴(魅力)
- 柔らかなクッションを連想させるドーム状の草姿
- 葉は非常に細く裂け綿菓子の様なふわふわした質感を感じさせる
- ↳葉には絹の様な白色の毛が生えシルバーリーフとして観賞用に育てられる
- ↳白色の毛は光を反射してキラキラとする
- ↳シルバーリーフはどんな色の花とでも調和がとりやすい
- 乾燥に強く低メンテナンスで育てられる
アサギリソウは殆ど分枝することない茎を地面から多数伸ばして放射状に広がり、自然状態では最大60cmの高さまで成長する事があります。ただ一般的に園芸で育てられる品種等は30cm程度の高さで育てやすく、また沢山の茎を出して草姿も美しい物が殆どです。葉は非常に細く何回も裂け(羽状複葉)ており、また絹の様な毛が密生する事でシルバーリーフの外観と光に当たると反射する光沢があります。花はキク科特有の頭花で、茎に連なる様に穂状に咲きますが、花が咲き終わると茎は成長を止め、葉も落葉して枯れる様に倒れ装飾性を失います。
開花時期は夏から秋、花色は黄色、個々の花は筒状花の集まる頭花で、穂状に小花(頭花)が集まり花を咲かせます。草姿は直立してドーム状になり高さは約20(60)cm × 幅は約20(60)cmに成長します。葉色は緑色に白色の毛が密生しており、葉身は線形で羽状複葉して、葉序は互生葉序につきます。
アサギリソウの栽培
園芸では、美しいシルバーリーフを鑑賞する目的で育てられる事が多く、他の草花の引き立て役として利用されたりもします。花壇では縁どりとして並べて植えられたり、また鉢植えの中で寄せ植えの素材として利用されたりします。育てる際は夏の高温多湿を苦手にしており、蒸れで枯れ込む事も多いため注意が必要です。一方で寒さには強く管理の心配は殆どありません。増やす方法は挿し木や株分けで増やす方法が一般的ですが、種をとって撒く方法でも増やせます。