原産:北アメリカ 科:ハナシノブ(Polemoniaceae) 属:フロックス(Phlox) 種:ツルハナシノブ(stolonifera) 別名:クリーピングフロックス(creeping phlox)/フロックス・ストロニフェラ 花の色:桃色●紫色●白色〇 葉色:緑色● 分類:半常緑多年草 草丈:10cm~25cm 草姿:匍匐性 開花時期:5月~6月 誕生花:3月25日 花言葉:「謙虚」「温和」「清楚」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ツルハナシノブは学名Phlox stolonifera、別名「クリーピングフロックス(creeping phlox)」や「フロックス・ストロニフェラ」とも呼ばれる北アメリカ原産の半常緑多年草です。
ツルハナシノブの最大の特徴は地面を被覆する様に広がる草姿と、直立する花の茎に咲く可憐な花姿にあります。花は近縁で同様の別名(モスフロックス/クリーピングフロックス)をもつシバザクラ(P.subulata)と比べて花弁に丸みがあり可愛らしい花の形をしており、また葉も丸みを帯びていますが、花茎の葉は細長く線形をしています。
園芸では這うように広がる草姿から主にグランドカバーとして利用されており、また花壇のエッジ(花壇縁)やハンギングバスケット等に植える事で壁面を優雅に下垂する草姿を作り出します。園芸品種には、灰みの紫色の花が非常に上品な魅力をもつ「シアウッドパープル」や桜を連想させる様な美しい桃色の花を咲かせる「ピンクリッジ( pink ridge)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
開花時期は晩春から初夏、花色は桃色や紫色、白色があり、個々の花は筒状で花先が5裂(直径約2.5cm)して、花序は茎頂部に小花が集まり散形花序の様に花を咲かせます。草姿は匍匐性で高さ約15(25)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは線形、葉序は対生葉序につきます。
ツルハナシノブは挿し木や株分け、種により増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫ですが、やや過湿を苦手にしているため土壌の水捌けには注意が必要でしょう。