- 原産:アジア
- 科:アゼナ(Linderniaceae)
- 属:ツリウサクサ/トレニア(Torenia)
- 種:ハナウリクサ(Torenia fournieri)
- 別名:ブルーウィングス(bluewings)/ウィシュボーンフラワー(wishbone flower)
- 品種:カウアイ・シリーズ(Torenia fournieri ‘kauai’)
- 開花時期:4月~11月
- 花の色:赤色●桃色●黄色●青色●紫色●白色〇
- 葉の色:緑色●
- 香り:
- 分類:一年草/多年草
- 被覆方法:
- 草丈:約20cm
- 誕生花:8月6日
- 花言葉:ひらめき/愛嬌
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロマンチックガーデン/エレガントガーデン/かわいいお庭
- 購入方法:トレニア(カウアイ・シリーズ)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
トレニア(カウアイ・シリーズ)とは!?
- 従来のトレニアと比べて分枝がよいため、茎葉が密でふさふさとしています。そのため、地面を上手く被覆して、茎数が多いため沢山の花を咲かせます。
- 株は高さ幅ともに20cm程度までの成長になり、とてもコンパクトな草姿をつくります。そのため、鉢植えの中で育てやすく、また花壇に並べて縁どりとして利用しやすいです。
- 耐熱性に優れているため、株が弱りにくく夏の間も次々と花を咲かせることが出来ます。
- 種子から育てる事も出来るため大量植栽を行いやすいです。
カウアイ・シリーズの品種
育て方・楽天で購入 カウアイ・ディープブルーは花の色が濃い青色・青色・黄色の三色で構成されています。濃い青色は深海や宇宙などを連想させるため、神秘的な印象を与えるテーマガーデンや落ち着いた雰囲気のお庭などにピッタリな品種になります。 | 育て方・楽天で購入 カウアイ・ブルー&ホワイトは、花の色が白色・青色・黄色の三色で構成されています。青色と白色の組み合わせは、清潔さや爽やかさ等を演出したり、気分を抑えて心をリラックスさせる効果があったりします。そのため、夏をイメージさせるシーズンガーデンや、心と体をリラックスさせるヒーリングガーデンにおすすめの品種です。 |
育て方・楽天で購入 カウアイ・ローズは、花の色が明度の高い赤ピンク色・白色・黄色の三色で構成されています。赤ピンク色・白色・黄色の三色の組み合わせは、子供っぽさや可愛らしさ、元気の良さなどを表現することが出来ます。そのため、色をテーマにしたカラフルガーデンや、可愛いをテーマにするお庭などにピッタリな品種です。 | 育て方・楽天で購入 カウアイ・バーガンディは、花の色が紫色・白色・黄色の三色で構成されています。紫色と白色は、高級品の配色に使われたり、貴族の服の色として知られていたりします。そのため、大人っぽく高級感溢れるラグジュアリーなお庭や、気品や優雅さをテーマにするエレガントガーデンなどにピッタリな品種となります。 |
育て方・楽天で購入 カウアイ・レモンドロップは、花の色が白色・黄色で裂片に黄色の丸い班が入ります。黄色と白色は、開放感のある砂浜や、爽やかなレモンの色、太陽の輝きなどを想像させる色になります。そのため、開放的で明るい印象を与えたいお庭、清潔感を感じさせたいお庭などにピッタリな品種になります。 | 育て方・楽天で購入 カウアイ・ホワイトは、花の色が白色・黄色で下唇の裂片に黄色の丸い班が入ります。白色は古くから神事や神様の色として使用してきました、そのため神聖な雰囲気や清浄な印象を与える事があります。従って、ギリシャ神話を想像させるギリシャ庭園や、上品で清潔感のあるエレガントガーデン等によくあいます。 |
育て方・楽天で購入 カウアイ・マジェンタは、花の色が赤ピンク色(赤紫色)・白色・黄色の三色で構成されています。赤ピンク色・白色・黄色の三色の組み合わせは、子供っぽさや可愛らしさ、元気の良さなどを表現することが出来ます。そのため、色をテーマにしたカラフルガーデンや、可愛いをテーマにするお庭などにピッタリな品種です。 |
トレニア(ハナウリクサ)とは!?
トレニア(ハナウリクサ)は学名Torenia fournieri、別名では「ブルーウィングス(bluewings)」や「ウィシュボーンフラワー(wishbone flower)」とも呼ばれる一年草または多年草です。原産地はアジアにあり、自生地は荒れ地や道端などにあります。
トレニア(ハナウリクサ)の語源(由来)
- 属名のToreniaはスウェーデンの聖職者Olaf Toren(1718–1753)への献名です。
- 種小名のfournieriの由来は人名からです。
トレニア(ハナウリクサ)の特徴(魅力)
- トレニア(ハナウリクサ)は、開花期間の長さや、口を開いたように咲く個性的な花姿、こんもりと地面を覆うように成長する草姿などが魅力的な植物です。
- そのため園芸では、お庭の中で長く花を楽しみたい人や、個性的で可愛い花を楽しみたい人、花壇の縁どりなどの地被植物として利用したい人などに好まれます。
- 草姿は普通はドーム状にこんもりと成長しますが、茎が匍匐して広がったり下垂したりする品種もあります。
- そのため、花壇に並べて縁どりとして使ったり、ハンギング仕立てにして鉢の側面に沿って茎葉が垂れ下がる優雅な雰囲気を演出したりする目的で育てられます。
- トレニア(ハナウリクサ)は、葉の大きさが花よりも少し大きく、また花が疎らに咲く傾向が強いのに対して葉は密に沢山つきます。そのため、繁茂している印象や、野暮ったい印象を与えやすいです。一方で、地面を上手く覆うため地被植物として優れています。
- 開花期間はとても長く、春から秋の終わりにかけてほとんど休みなく花が咲き続けます。そのため長く花を楽しみたい人におすすめの植物です。
- 花は花弁が合着する合弁花、花の形は下側から上側に向かって広がるため漏斗を思わせるような外観をしています。
- 花は下唇の裂片に黄色の班が入る傾向があります。黄色の班は恐らく昆虫に花蜜がある場所を教える花蜜標識として働いています。
トレニア(ハナウリクサ)の草丈は約15(~40)cm、草姿はドーム状またはマット状、茎は分枝がよく、直立または斜上するか匍匐するためドーム状の外観をつくります。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄の長さ約0.5(~2)cm、葉身の長さ約3(~5)cm、幅は約1.5(~2.5)cm、葉身の形は卵形または三角形、葉のふち部分に鋸歯があります。
花序は総状花序、萼の形は楕円形で縁部分に翼があり、花冠の長さは約3.5cm、直径は約2.5cm、花冠の形は唇形、唇形は裂片が4個ある、花の色は赤色・桃色・黄色・紫色・青色・白色、下唇の中心付近に黄色の班が入る傾向があります。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
トレニアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
トレニア(カウアイ・シリーズ)の育て方
花壇の土づくり
日当り
トレニア(カウアイ・シリーズ)は、基本的に午前中に日が当たり、午後から日陰になる、半日影で育てる事が理想です。
トレニアは日向から明るい日陰まで幅広い環境に適応しますが、強い日差しが光合成能力を超えて生育不良を引き起こしたり、日陰が花の数を減らすことがあるため注意してください。
土壌の土質
トレニア(カウアイ・シリーズ)は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
植付け時の注意点
トレニアは、しっかり根を張り健康な成長するために、十分な深さの作土層(表層にある柔らかな土)が必要です。スコップを使い土壌を深さ約30~50cmまで穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
楽天で人気の高いおすすめの堆肥
鉢土づくり
日当り
トレニア(カウアイ・シリーズ)は、基本的に午前中に日が当たり、午後から日陰になる半日影で育てる事が理想です。
培養土
トレニア(カウアイ・シリーズ)は、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
トレニア(カウアイ・シリーズ)は、やや湿り気のある土壌で生産性が最も高まり沢山の花を咲かせます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つ方が良いでしょう。 ただし、何時までも水分が停滞するジメジメした環境は根腐れを引き起こすため注意が必要です。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
- 水やりチェッカー(サスティ)とは、視覚的に分かりやすく色の変化で水やりのタイミングを教えてくれる水分計です。
- 白色(水やり必要)・青色(水やり不要)
- 水やりチェッカー(サスティ)は世界で初めて家庭用水分計で「PF値」が採用されています。PF値は、殆どの植物の生育に阻害がない有効水分域の中のPF2.0付近で色が変わるように設計されているため、水やりの失敗を減らします。
- PF2.0は、どんな土や多肉・観葉植物・草花にも対応しますが、乾燥に強い多肉植物では色変わり後に若干の猶予があり、乾燥に弱い草花では色変わり後は直ぐに水やりをした方が良いかもしれません。
- PF値とは、土壌の水分が毛管力によって引き付けられている強さの程度を表している数値で、これを使う事で土壌の湿り具合や植物への水やりのタイミングが分かるようになります。殆どの植物にとって利用しやすいPF値は1.7~2.3の間にあります。常にPF値が1.7より下の値にあると、多湿を嫌う多肉などは湿潤すぎて根腐れを引き起こしやすくなったり、PF値が2.3より上にあると乾燥が苦手な草花などは水枯れを引き起こしやすくなります。
- 水やり三年と言われるプロでも難しい水やり作業が、水やりチェッカー(サスティ)を使うだけで安心して行えるようになります。
- 水やりチェッカー(サスティ)は水やりが難しい植物(ラン・多肉)にも対応しています。
- 中芯は6ヶ月~9ヶ月経つと水やりをしても青色に変化しなくなるため、変化がなくなったら中芯の交換が必要になります。
肥料の与え方
トレニア(カウアイ・シリーズ)は、株を大きく成長させて、しっかり花を咲かせるために、十分な肥料が必要です。肥料が足りないと生育が衰えて、花の数も少なくなるため、生育期間中(春・夏・秋)も定期的に追肥を与えましょう。
元肥の与え方
- 元肥は苗の植え付け時に与える肥料の事です。
- 肥料の選び方
- 肥料は肥効が長く続くマグアンプや緩効性肥料を選びましょう。
- 肥料の成分はリン酸が多めに入る山型肥料、または窒素・リン・カリがバランスよく入る水平型肥料を選びましょう。
- 元肥の与え方
- 元肥は苗を植え付ける前の土壌に肥料を入れて、均一に混ぜこみます。
追肥の与え方
- 追肥は春と秋の生育期間中に与えます。
- 追肥は液肥、もしくは肥効が長く続く固形肥料を選びましょう。
- 化成肥料や緩効性肥料などの固形肥料を与える場合は、袋に規定された量を約1~3ヶ月ごとに施します。
- 液体肥料で与える場合は、規定された分量で希釈して約10~14日に1回のペースで水やりの際に一緒に液肥を与えるとよいでしょう。
剪定のやり方
トレニア(カウアイ・シリーズ)の剪定は「摘芯」「花がら摘み」「切り戻し」の3つに分かれます。剪定をせずに育てることも出来ますが、剪定する事で株をコンパクトにボリュームよくしたり、新しい成長を促したり、草姿を美しく保ったり、健康な成長を促したり、株を若返らせる等の恩恵を受けることが出来ます。
摘芯とは!?
摘芯とは、成長の早い段階で、植物の成長点を指で摘むかハサミを使い切り取って、分枝を促す方法です。
摘芯のメリット
- 茎の数が増えてふさふさとボリュームのある草姿になる。
- 草丈が抑えられるためコンパクトに管理出来る。
- 茎の数が増えるため、花の数が増える。
摘芯のデメリット
- 開花時期が遅くなる事がある。
- 草丈が低くなるため花壇に高さを出したい場合はデメリットになる事がある。
- エネルギーが分散するため、個々の花房の大きさが小さくなる可能性がある。
- 茎の数が増えて繁茂するため多湿になる可能性がある。
摘芯のやり方
トレニアの摘芯のやり方は、成長が始まる春頃に、株の成長を見ながら一回から数回、茎の先端を指で摘んで取り除きます。
花がら摘みとは!?
花がら摘みとは、色褪せたり外観が崩れたりした咲き終わりの花を摘み取る事です。
花がら摘みのメリット
- 種を作るエネルギーが、花に向かうため、花の数が増えたり、開花期間が伸びたり、株の寿命が伸びるなどします。
- 種が作られないため、こぼれ種による雑草化を防ぐ事が出来ます。
- 花にカビ(真菌)等がついて腐敗することを防ぐため、病気の予防に繋がります。
- 花がらはカビが生えたり、褐色になったり、乾燥して縮んだりして外観を悪くするため、花がら摘みを行うことで清潔感を保つことが出来ます。
花がら摘みのデメリット
- 種を採取できません。
- 時間と労力が必要になります。
花がら摘みのやり方
トレニアの花がら摘みのやり方は、色褪せたり外観が崩れた花を、個々に取り除くか、花茎の下からハサミで剪定して摘み取ります。
切り戻し剪定とは!?
切り戻し剪定とは、長く伸びすぎたりした茎などを、茎の途中で剪定して形を整える剪定方法です。
切り戻し剪定のメリット
- 切り戻し剪定を行う事で茎の長さなどが均一になり、外観が整います。
- 剪定によって頂芽優勢が崩れ、分枝が促されるため、茎の数が増えて株がボリューミーになり、花の数も増えます。
- 生産性の低い古い茎を切り戻す事で、生産性の高い新しい成長が促されるため、株が若返り、花が咲きやすくなるなど生産性が高まります。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、株全体または土壌にも日が当たり、日当たりの改善・多湿の改善に寄与します。
- 茎を切り戻す事で茎の数と葉の数が減るため、風の流れが良くなり、多湿の改善が期待出来ます。
- 多湿を改善する事で蒸れによる根腐れを防止、多湿を好むカビ(真菌)の発生を抑制して病気予防、多湿により集まってくる害虫の発生予防等が期待出来ます。
切り戻し剪定のデメリット
- 花芽を剪定する事があるため、開花が暫く(数週間)見られない可能性があります。
- 株のボリュームがなくなり、葉の数も減るため、一時的に見た目が悪くなる事があります。
- 一度に沢山の剪定を行うと、植物に強いストレスがかかり、一時的に成長が止まる可能性があります。
- 傷口が病気の感染ルートになる可能性があります。
切り戻し剪定のやり方
- トレニアの切り戻し剪定は生育期間中に行います。
- 株が旺盛に成長して、繁茂することがあったり、茎が徒長して見た目が悪くなることがあります。そのため、株全体のバランスを見ながら軽く切り戻し剪定を行ったり、伸びすぎた茎を他の茎の長さと揃えて形を均一に整えることができます。
冬越しする方法
Hardiness:10~11
トレニア(カウアイ・シリーズ)は一般的には冬に枯れる一年草として扱われています。冬越し対策を行った場合は越冬することがあります。
- 鉢植えで育てている場合は、室温が10度以上ある日当りのよい室内に入れて管理しましょう。
- 暖地などの暖かい地域であればカバーを被せるなどの、霜対策を行うだけでも越冬出来る場合があります。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
播種で増やす
トレニアの種蒔の方法
播種時期:3月~5月
発芽適温:20度~25度
発芽日数:7日~21日
光条件: 好光性
種まき手順
- 土の準備
- 種を撒く場所の準備を行います。
- ピートバンや種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。花壇の土に撒くことも可能です。
- 種の撒き方
- 種を培養土の上にばら撒きします。ばら撒きとは、種子をバラバラに散らしながら撒く方法です。
- 好光性種子のため、発芽に光がないと発芽しません。そのため、覆土せずに、ばら撒きの状態で管理しましょう。
- 種まき後の管理
- 種まき後は、種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
- 本葉が2枚~3枚になったタイミングで、個別のポット等に植え替えを行い育てましょう。