
- 原産:カナリア諸島
- 科:キク(asteraceae)
- 属:モクシュンギク(Argyranthemum)
- 種:モクシュンギク/フルテスケンス(Argyranthemum frutescens)
- 英名:マーガレット(marguerite)
- 別名:マーガレット・デイジー(marguerite daisy)/パリス・デイジー(Paris daisy)
- 品種:モリンバ・ウォーターメロン(Argyranthemum frutescens ‘Molimba Watermelon’)
- 開花時期:11月~6月(主な開花期は3月~5月)
- 花の色:濃桃色・淡い桃色・橙色
- 葉の色:緑色
- 香り:
- 生活形:多年草/亜低木
- 草丈:約20~40cm
- 誕生花:2月1日/4月1日/9月3日/11月22日
- 花言葉:信頼/誠実/貞節/恋占い/真実の愛/心に秘めた愛/優しい想い出/真実の友情/私を忘れないで
- 用途:開花期間長い/切り花/ロックガーデン
- 購入方法:マーガレット(ウォーターメロン)を楽天で購入
■マーガレット(ウォーターメロン)の特徴
- 学名:Argyranthemum frutescens ‘Molimba Watermelon’
- 開花時期:11月~6月(主な開花期は3月~5月)
- 花の形:一重咲き
- 舌状花の色:濃桃色・淡い桃色
- 筒状花の色:橙色
- 草丈:約20~40cm
- 色彩効果:花の色は咲き進むにつれて濃桃色から淡い桃色へと変化するため、一株の中で桃色の花のグラデーションが見られます。また鮮やかな橙色の筒状花と桃色の舌状花の組み合わせはら甘い果物の色を連想させるため、南国を想像させるトロピカルガーデンや可愛いをテーマにするお庭などによく調和します。
- コンパクト:矮化剤を使わなくてもコンパクトに成長し、また分枝力が高いため茎葉が高密度になり、株割れが起こりにくく、美しいドーム状の株姿を保ちます。
- 上品な葉:葉の色はややグレイッシュなトーンで、上品な印象を感じさせます。
●マーガレット(モリンバ・シリーズ)の特徴
![]() 品種名:ウォーターメロン 花形:一重咲き 舌状花の色:濃桃色・淡い桃色 筒状花の色:橙色 色彩効果:花の色は咲き進むにつれて濃桃色から淡い桃色へと変化するため、一株の中で桃色の花のグラデーションが見られます。また鮮やかな橙色の筒状花と桃色の舌状花の組み合わせはら甘い果物の色を連想させるため、南国を想像させるトロピカルガーデンや可愛いをテーマにするお庭などによく調和します。 | ![]() 品種名:ミニダブルホワイト 花形:八重咲き 花色:白色 色彩効果:白色は、ウェディングに使われたり神様の色として使われたりしており純粋無垢さや神聖さを感じさせる色です。そのため、清潔感があり明るさを感じさせるエントランスガーデン、洗練された気品を感じさせるエレガントなお庭などによく合います。 |
園芸ネット プラス 品種名:ミニピンク 花形:一重咲き 舌状花の色:桃色 筒状花の色:黄色・濃赤色 | ![]() 園芸ネット プラス 品種名:モンローダブルディープローズ 花形:八重咲き 花色:桃色 |
■マーガレットとは!?

マーガレット(学名: Argyranthemum frutescens)は、別名で「モクシュンギク」「マーガレット・デイジー(marguerite daisy)」「パリス・デイジー(Paris daisy)」とも呼ばれ、キク科モクシュンギク属に分類される多年草または亜低木の種です。
マーガレットの原産地はカナリア諸島で、自生地は沿岸地の断崖、礫地や岩場などにあり乾燥した場所を好みます。
■マーガレットの語源(由来)

- Argyranthemumの語源:ギリシャ語で「銀」を意味する「argyros」と、ギリシャ語で「花」を意味する「anthemon」の2語の合成語です。これは、モクシュンギクの花が光の反射で輝いて見えることがあることに由来します。
- frutescensの語源:ラテン語で「低木状の」を意味しており茎が木質化する事に由来します。
- Margueriteの語源:ギリシャ語で「真珠」を意味しており、純白の花が真珠を連想させる所からきています。
- モクシュンギクの語源:木(モク)と春菊(シュンギク)の2語からなり、本種の茎は木質化し、葉の見た目が春菊の葉に似ていることに由来します。
■マーガレットの特徴(魅力)

- 形態:草丈は約20~80cm、生育型は分枝型で基部付近からよく分枝し主軸が不明瞭です。葉序は互生、葉の長さは約5~12cm、葉の概形は1~3回羽状全裂、裂片は線形・狭楕円形・披針形、色は緑色です。頭状花序が散房状に集まる複合花序(頭状散房花序)です。
- ライフサイクル:生活形は多年草または亜低木です。
- 春:春は新芽が伸長し生育旺盛に茎を伸長させ葉を展開し、沢山の花が見られます。
- 夏:夏は高温や乾燥により成長が鈍化し半休眠します。
- 秋:秋は生育が徐々に始まり開花も見られます。
- 冬:冬は低温で生育が緩慢ですが開花が見られることもあります。
- 開花期間:花は早ければ11月頃から開花し、6月頃まで楽しめます。主な開花期は3月~5月ですが、上手に育てれば長く花を楽しめます。
- 花の魅力:本種は、キク科特有のシンプルで華やかな花姿をしており、散房状に株を覆うように咲き誇ります。そのため、賑やかで豪華な花姿が楽しめる植物です。また頭花を構成する舌状花も筒状花も色が鮮やかなため、明るくポップな色彩が楽しめる点も魅力です。
- 寄せ植え:本種の生育型は「分枝型」で株はドーム状に盛り上がり、また高さもあるため寄せ植えの中で高さとボリューム感を出すことができます。株を覆うように咲き誇る花はとても華やかなため、他の植物は、本種が目立つため引き立て役を選ぶのがおすすめです。また生育型のことなる直立型や匍匐型の植物を選ぶと寄せ植えに奥行きと立体感も出せるでしょう。
- フラワーアレンジメント:花は収穫して花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、可愛らしいインテリアとして空間を彩ります。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に約5~10日ほどです。
- 蜜源:本種の花は蝶々に好まれる蜜源の一つです。花の上に乗ってストローを伸ばし蜜を集める姿は可愛らしさを感じさせ、また花の周りで飛び回る姿もお庭に優美さや活気を与えます。そのため、昆虫と共生し楽しいお庭作りをしたい人にもおすすめの植物です。
- 恋占い:マーガレットの花は恋占いに利用されます。花を手に取って、好きな人のことを思い浮かべながら、花弁を一枚ずつ「好き」「嫌い」と唱えながら千切り、花弁が全て無くなった時の言葉が、想い人があなたを想う気持ちとされています。こんな乙女心をくすぐる植物であることから、恋をテーマにするようなロマンチックなお庭などにオススメです。
- 欠点:本種は夏の高温多湿を苦手にしているため夏越しに注意が必要です。また寒さにも弱いため、霜に注意する必要があります。
■マーガレットの生活形と形態
●生活形・茎の形態
- 生活形:多年草・亜低木
- ライフサイクル:春は萌芽し生育旺盛に茎を伸長させ葉を展開し、沢山の花が見られます。夏は高温や乾燥により成長が鈍化し半休眠します。秋は生育が徐々に始まり開花も見られます。冬は低温で生育が緩慢ですが開花が見られることもあります。
- ラウンケルの生活形:地上植物
- 草丈:約20~80cm
- 生育型:基部からよく分枝し、主軸が不明瞭な分枝型です。
- 茎の毛:基本的に無毛です。
- 茎の性質:茎は成熟すると木質化し、株は下から徐々に木質化する。
- 茎の色:若い茎は淡緑色・黄緑色ですが、成熟すると淡褐色・灰褐色に変色します。
●葉の形態
- 葉序:互生葉序
- 葉柄:有柄
- 葉身の長さ:約5~12cm
- 葉身の幅:約2~6cm
- 葉身の概形:卵形の輪郭をした分裂葉(1~3回羽状全裂)です。
- 裂片の形:線形・狭楕円形・披針形
- 葉の毛:無毛
- 葉の色:基本的に緑色・青緑色・灰緑色ですが、一部の品種では黄色の斑入りもあります。
●花の形態
- 花序:頭状花序が散房状に集まる複合花序(頭状散房花序)です。
- 頭状花序:直径は約2~6cm、花序軸の先端は短縮して円盤状の花托になり、花托の基部に総苞があり、上面の外側に舌状花、上面の中央に筒状花が密集します。
- 花托:花托の形は円錐形で、総苞・花を支えています。花托の側面に総苞、上面に花(舌状花・筒状花)があります。
- 総苞:花序の基部(花托の側面)で花を保護しており、複数の総苞片が重なるように集まります。総苞の形は広鐘形、総苞片は約3~4列に重なり、総苞片の形は長楕円形・披針形、総苞片の色は緑色を基調として縁部分が褐色になります。
- 筒状花:5枚の花弁が合着している合弁花冠で、長い花冠筒部と、小さな花冠裂片が5個あり、色は黄色・橙色または園芸品種では赤色・桃色もあり、雄蕊は5本、雌蕊は1本です。
- 舌状花:花弁が合着している合弁花冠で、花冠筒部は短く、花冠裂片は舌状に伸長し楕円形になり、色は白色・桃色・赤色・黄色・橙色です。
●果実・種子の形態
- 果実の分類:痩果で、果皮は乾燥していて1個の種子を包んでおり、乾燥しても裂開しない果実です。果実は冠毛がなく、
※植物の形態についてはこちらのページも参考にしてください。
マーガレットの切り花の楽しみ方
切り花の作り方

- 収穫:切り花の収穫は花が十分水分を含んでいる朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 花材の選び方:花が一輪以上開花したタイミングで行います。
- 水揚げ:葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて茎から全て取り外します。茎の切り口は水切りまたは湯揚げか燃焼を行います。
- 花を生ける:花瓶の中に水と延命剤を入れて花を生けます。
- 管理:直射日光を避けた15~20度の涼しい環境で管理すると日持ちがよくなります。また徐々に水揚げが悪くなるため、必要に応じて水切りを再度して水換えをしましょう。管理の方法にも左右されますが日持ちは5~10日程度です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水中につけた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの切り花で行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切り法は、水中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切り法を行うことで茎が詰まっている原因(微生物・空気・樹液など)を取り除いて、切り口の状態を正常に戻す効果があります。
水切り法のやり方
- 準備:花材と水の入った容器を準備する
- 茎の切断:切り花の切り口を水中に漬けて、その中で切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。※斜めにカットする事で吸水部が増えて水揚げ効率がよくなります。
- 切り花を生ける:切り口を別の容器にいれて水揚げするか、花器に入れて飾ります。
湯揚げ法
湯揚げ法とは、切り花の切り口をお湯の中と冷水につけて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
湯揚げは、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があります。また熱のショックで一気に吸水する効果があります。またお湯で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
湯揚げ法のやり方
- 準備:容器・お湯(約60~100度)・冷水を準備します。
- 花材の保護:花や葉が蒸気で弱らないように、切り花の上部を新聞紙でくるみ覆います。切り口の部分はお湯につけるため、茎の下部は新聞紙から出しておきましょう。
- 茎の切断:切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。
- お湯に浸ける:お湯(約60~100度)の中に切り口を浸して、切り口から空気が出てこなくなるのを待ちます。お湯につける時間は約20~60秒の間です。
- 冷水に浸ける:お湯から切り花を出した後、そのまま冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
燃焼法
燃焼法とは、切り花の切り口の先端を火で炙り炭化させた後に、冷水に漬けて、吸水を改善する水揚げ方法です。※水切りなどをしても、水揚げが上手くいかない場合等に行われます。
燃焼は、導管内にある空気を熱で膨張させて外に押し出す効果があり、また熱のショックで一気に吸水する効果が期待できます。また火で熱するため、切り口部分の雑菌が死滅して、微生物の影響が抑えられます。
燃焼は湯揚げと原理が似ていますが、燃焼な向いているのは、茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含んでいるような柔らかい茎の花材には向きません。
燃焼法のやり方
- 花材の保護:切り花の花や葉が熱気で弱らないように、切り花の上部を濡れた新聞紙でくるみ覆います。切り口の部分は火で炙るため、茎の下部は濡れた新聞紙から出しておきましょう。
- 茎の切断:切り口の根元から上に約1~5cmの場所で斜めにカットします。
- 切り口を炙る:切り口の先端から約1~3cmを火で炙り、炭化させます。
- 冷水に浸ける:切り口が炭化した後、そのまま冷水の中に2時間程度浸けて水揚げします。
- 切り花を生ける:切り花を花器に入れて飾ります。
■モクシュンギク属(マーガレット)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
■マーガレットの育て方
花壇の土づくり
●バイオーム
- 主なバイオーム:地中海植生
- 原産地:カナリア諸島
- 自生地:沿岸地の断崖、礫地や岩場など
- 気候:主に地中海性気候からステップ気候に属します。
- 地中海性気候:気温は夏に高温で、冬の最寒月の平均気温が-3℃以上と比較的温暖です。降水量は場所により異なり、地中海植生では夏場は少量で冬は比較的湿潤、乾燥性潅木地では年間を通して厳しい乾季が続きます。
- ステップ: 夏の気温は高温で、冬の気温も比較的温暖です。降水量は少なく乾燥気味です。
- 日照:日向から半日陰
- 土壌:主にカルシソル(Calcisols)・アンドソル(Andosols)・レゴソル(Regosol)・レプトソル(Leptosol)などが分布します。
- カルシソル:石灰が集積する土壌で、土壌中の水分が乾燥する際に、水に溶けていた炭酸カルシウムが特定の層で沈殿・集積します。そのため、有機物が少なく痩せた土壌となります。また石灰が集積しているためPHはアルカリ性を示します。
- アンドソル:火山噴出物を母材として生成され、アロフェンやイモゴライトといった粘土鉱物と集積された腐植が強く結びつき、黒色を呈す土壌です。表層に厚い腐植層があり、団粒構造が発達し、通気性・排水性・保水性・保肥力が高いですが、リン酸を強く吸着する性質があります。基本的には肥沃な土壌です。
- レプトソル:連続した岩石の上にある非常に浅い土壌の層で深さ25cm未満です。そのため、砂礫質で通気性・排水性に優れており、基本的に有機物の堆積が少なく、腐植層もほとんどなく、保水能力も低いです。
- レゴソル:母材が砂または非固結岩屑土からなり、風化が弱く層位の発達がほとんど見られない。基本的に砂礫質で通気性・排水性が高く、保水性・保肥力が低いです。
※バイオームについてはこちらのページも参考にしてください。
●日照条件
マーガレットは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的に日向で育てることが理想ですが、半日陰までで育てることが可能です。
日照条件の分類(参考)
- 日向:直射日光が一日を通して6時間以上当たる場所です。一般的に全方位に障害物がない、またはお庭の向きが南向きの場所になります。
- 半日陰:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。一般的には、午前中のみ日が当たり、午後から日陰になる場所となります。そのため、お庭の向きは東向き、または木漏れ日がはいるような場所です。
- 明るい日陰:直射日光が二時間程度までしか当たらないか、殆ど当たらずに間接光だけで明るい場所です。一般的にお庭の向きが北向き、または建物の影など日差しを遮る障害物が多い環境です。
- 暗い日陰:森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
●土壌の土質
- 土質:基本的に高い通気性と排水性を兼ね備える土壌を好みます。そのため土質は水捌けのよい砂壌土が適します。水分が停滞してジメジメと湿りやすい粘土質の土質は許容せず、根腐れを引き起こすため避けた方が良いでしょう。
- 肥沃さ:自生地では砂や礫が多くて、腐植質が少ない、栄養分の乏しい痩せた場所に自生しています。この事からも分かる通り、堆肥を大量に入れる必要がありません。逆に堆肥を入れ過ぎると保水性が高まり、夏場に蒸れて根腐れを引き起こす原因になることがあるため注意が必要です。ただし、肥沃さが成長に繋がることもあるため、土壌が極端に痩せていると感じる場合は、必要に応じ適度に堆肥を入れて上げるとよいでしょう。
- pH:pHは6.0~7.0の弱酸性から中性を好みます。土壌のpHを測定して適正範囲外にある場合は土壌改良材などを用いてpHを調整しましょう。pHが適正範囲から極端に外れた土壌では微量要素などの栄養を上手く吸収出来ずに生育不良になる場合があります。
- 元肥:本種は栄養の乏しい土壌でも生育可能ですが、園芸品種は多花性のため、しっかり肥料が入る土壌を好みます。そのため、植え付け前に緩効性肥料の元肥を全面施肥で混和しておきましょう。
土壌診断と改善の行い方(参考)
- 排水性の診断:深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘り、穴の中を水で完全に満たす。一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になります。※それ以下またはそれ以上である場合は排水が悪い、または排水がよすぎる可能性があります。
- 排水性の改善:花壇を高くしたり、ロックガーデンを作り、植物を植える場所を周囲より高くする。また縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる。
- 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を出来るだけ深くまでさします。支柱の入った部分が30cm前後あれば一般的な植物であれば、根を張るのに十分な作土層がありますが、それ以下であれば改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
- 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って30cm程度の深さまで掘り起こして解します。また石がある場合は土ふるいを使用して取り除きましょう。
- 土壌(土性)の性質の診断:土壌の通気性・保水性・保肥力を知るために、土壌を砂土・砂壌土・壌土・埴壌土・埴土に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。
- 砂土:排水性と通気性が高く乾燥しやすいため、水分過剰による根腐れを引き起こしにくい。診断は、適度に湿らせた土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触がある。手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れる。
- 砂壌土:排水性と通気性が高く乾燥しやすい傾向がある、砂土と比べると、保水性と保肥力が少しあるため、乾燥気味の土壌を好む植物などに向いています。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねると、緩く固める事が出来るが崩れやすい。
- 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高いため土壌管理がしやすい。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来る。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しい。
- 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい傾向がある。診断は、適度に湿らせた土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じる。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが出来て、輪っかに曲げても切れにくい。
- 土壌(土性)の性質の改善:土壌の診断をしたら、植物が求める環境に合わせて土壌改良材をいれます。
- 通気性・排水性の改善:通気性・排水性の高い土壌改良材(パーライト・日向土・川砂・バーク堆肥 など)を混ぜ込む。
- 保水性の改善:保水性の高い土壌改良材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を混ぜ込む。
- PHの診断:土壌のPHを調べる方法は土壌酸度計を土壌に突き刺すタイプ・リトマス紙を溶液に浸すタイプ・ペーハー測定器を溶液に浸すタイプ・アースチェック液を溶液に垂らすタイプ等があります。製品によって調べ方がことなるため、詳しい手順は製品の取り扱い説明書をご覧下さい。
- PHの改善:PHを診断後に植物の適正なPHに合わせて、土壌改良材を入れてPHの改善をおこないます。
- PHを酸性に改善:ピートモスを使用する場合はPHを1下げるために、1㎡あたり、ピートモスを約1.2kgを入れて混和します。
- PHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してPH1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて混和します。
- 肥沃さの診断:肥沃さは土壌の色によりある程度診断できます。土壌の色は成分や状態を示しており、簡易的に植物を育てるのに適しているか調べる事が出来ます。黒色の場合は腐植が多く肥沃な傾向があり、赤色・黄色・白色の場合は腐植が少なく肥沃でない傾向があります。
- 肥沃さの改善:土壌に堆肥または微生物資材を入れます。堆肥を入れる量は土の量に対して二割から三割程度にします。入れ過ぎると通気性・排水性・保水性のバランスが崩れて植物が育つのに不適な環境になりやすいため注意してください。
※詳しい土壌診断と改善方法はこちらのリンクからご覧下さい
鉢土づくり
●日照条件
マーガレットは、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的に日向で育てることが理想ですが、半日陰までで育てることが可能です。
●培養土
マーガレットの培養土を購入する場合は、一般的な草花の培養土よりも少し通気性・排水性を高めた培養土がおすすめです。※一般的な培養土に通気性・排水性を高める改良用土を混ぜるのも良いでしょう。
培養土を自作する場合
- 培養土の特性:自生地が沿岸地の崖地、岩場や礫地などの場所にある事からも分かる通り、基本的に砂礫質で有機物は少ないです。そのため、通気性・排水性が高く、一般的な培養土より比較的有機物の少ない培養土を好みます。また本種は弱酸性から中性の土壌を好むため、pHの値にも注意しながら培養土を作成しましょう。
- 土壌改良材(無機質):一般的な植物の培養土よりも、特に通気性と排水性を改善する目的で、赤玉土や日向土などの土壌改良材を6割~8割を目安にして多めに配合します。土壌改良材の土粒は小粒を利用します。大きすぎる土粒を使うと、培養土の中に大きな空隙が出来て根の活着が悪くなり、保水性も悪くなり植物の生育が悪くなる原因となるため避けてください。
- 土壌改良材(有機質):腐葉土などの堆肥は、一般的な植物よりも少なめに2~4割を目安にしながら培養土の中に配合します。腐葉土などの有機物は培養土の水分・養分を保持して、根の活着を助け、生育を促進する効果がありますが、本種の場合は堆肥を入れ過ぎると、夏場に蒸れて過湿状態になり根腐れを引き起こす原因ともなります。そのため、バランスを考えて必要量を入れる事が大切です。
- 元肥:本種は栄養の乏しい土壌でも生育可能ですが、園芸品種は多花性のため、しっかり肥料が入る土壌を好みます。そのため、植え付け前に緩効性肥料の元肥を全体に混和しておきましょう。
培養土の配合例
- 基本の配合:赤玉土(小粒)7割+腐葉土3割+元肥適量
- 培養土が劣化しにくい配合:日向土(細粒・小粒)4割+硬質赤玉土(小粒)3割+ピートモス(pH調整済)2割+くん炭1割+元肥適量
- 比重が軽い配合:赤玉土(小粒)4割+パーライト3割+バーミキュライト1割+腐葉土2割+元肥適量
水やりの仕方
マーガレットの自生地はカナリア諸島の沿岸の崖地や岩場などにあり、また気候は地中海性気候からステップ気候で比較的乾燥しています。そのため、基本的に高い耐乾性があります。その一方で、過湿が続くと病原菌が増えて株が腐敗する原因になったり、根の呼吸を邪魔して根腐れを引き起こす原因になったりします。そのため、水やり頻度には十分な注意が必要です。
●栽培環境
- 地植え:基本的に降雨に任せて育てることが出来ます。ただし、夏の季節は高温や強光で乾燥しやすいため水切れしやすく、また雨が降らず土壌が乾燥していたり、土壌が砂質で乾燥しやすい状態にあったり、日向などの乾燥しやすい場所で育てたりしている場合は水やりが必要となることもあります。
- 鉢植え:地植えと比べて、土の容量が限られるため乾燥がかなり早いです。そのため、定期的な水やりが必要となります。
●水やりの方法
- 春の水やり:株は生育旺盛で、多くの水を必要とします。そのため、土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
- 夏の水やり:本種は夏の高温と乾燥で半休眠状態になります。また自生地の気候も地中海性気候で、この時期は降水量が少なく乾燥しています。一方で、日本の夏は高温多湿で蒸れて根腐れを引き起こし枯れやすい傾向にあります。そのため、出来るだけ夏場は乾燥気味に管理しますが、完全に乾燥させると枯れることもあるため株の状態・土壌の状態を確認することも大切です。基本的には、多湿にならないよう注意しながら、朝の涼しい時間帯に土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えましょう。
- 秋の水やり:気候が穏やかになり、再び生育が旺盛になります。そのため、土壌の表層が乾燥したタイミングで水をたっぷり与え、土中の空気も入れ替えます。
- 冬の水やり:生育が緩慢になる季節で、植物は水をそれほど必要としません。土壌の乾燥も他の季節と比べると緩やかに進み、水やりの頻度も少なくなります。ただし、完全に乾燥すると枯れてしまう事もあるため、土壌の表層が乾燥した数日後に水を与えると良いでしょう。
注意点
- 水やり時間帯:水やりの時間帯は、基本的に植物が水を欲しがりだす朝に与えるのが最適です。昼や夕方に与える事も出来ますが、季節によっては高温で水がお湯のようになり蒸れて根腐れを引き起こす可能性があります。また夕方に水やりを行うと、植物が水分をあまり必要としない夜間にも水がたっぷり残り呼吸を邪魔するなどして根腐れを引き起こす原因になる事があります。そのため、基本的に朝に水をやることが正しいですが、植物が萎れている場合は時間に関係なく直ぐに水やりを行って下さい。
- 水を与える量:1回に与える水の量はたっぷりです。鉢植えで植物を栽培している場合は、鉢底から水がしっかり流れるまで与えます。その際、水を与える場所が1箇所になると水の道が出来てしまい、特定の場所に水が流れないこともあるため水を与える場所を変えながら与えましょう。地植えで水やりを行う場合は、土壌の表面だけでなく奥まで水を染み込ませるつもりでしっかりと水を与えて下さい。
- 水を与える場所:水を与える場所は基本的に株元から少し離れた場所で、植物に直接かけないようにします。植物上に水が溜まると、そこから真菌などが植物の中に侵入し、病気を引き起こし腐敗させる原因になるため注意して下さい。
- 梅雨の管理:植物を軒下に移動したり、雨避けをつくり、株に梅雨の長雨が植物に当たり、傷むことを防ぎましょう。
土壌の乾燥の確認方法
- 土壌表面の乾燥:土壌の表面の乾燥とは、土壌の最も上の部分の表面が乾燥している事です。土壌表面の乾燥の確認方法には目視・触感があります。
- 目視で確認:土は濡れているなら色が濃くなったり黒っぽくなったりしていて、乾燥すると色が白っぽくなります。
- 触感で確認:土の表面を指で触ってみます。土は濡れていると湿り気があり、乾燥しているとサラサラとしています。
- 土壌の表層の乾燥:土壌の表層の乾燥とは土壌の表面から5cm以下が乾燥していることになります。※土壌の表層の定義は様々ありますが、ここでは土の表面から5cm程度の深さと定義しています。
- 目視で確認:透明な植木鉢を使用して植物を育てます。透明で土の色の変化が分かるため、土表面から5cm以下の土の色が白っぽくなってきたら水やりを行います。
- 重量で確認:鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、土が乾燥した時の軽さを覚えておいて土の乾きを判断します。
- 道具で確認:割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串の色と湿り気を見て乾燥具合を確認します。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
肥料の与え方
マーガレットは、自生地が沿岸の崖地などの栄養の乏しい土壌に自生しており、栄養が少ない環境でも問題なく育てることも可能です。
ただし、園芸品種の多くは多花性で沢山の栄養を必要とするため、開花期間中は沢山の肥料を必要とします。
●肥料の与え方
- 元肥:元肥は植付け前または植付け時に土壌の中にあらかじめ入れて施す肥料です。
- 肥料の成分:窒素・リン酸・カリが同程度の割合で入る肥料、または花付きを良くするためにリン酸が多く含まれる肥料を選びます。
- 肥料の製品:緩効性肥料がおすすめです。
- 施し方:基本的に全面施肥です。全面施肥とは、植物を植付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和する方法です。※全面施肥は肥料が植物の根に触れて肥焼けを引き起こす可能性があるため、肥効が緩やかに出る肥料を選ぶ。例として緩効性肥料や配合肥料などです。
- 追肥:植物が生育する途中で施す肥料です。土壌中の栄養素は植物が吸収して減っていくため、追肥を施すことで補います。
- 肥料を与える時期:生育期の秋と春に追肥を施します。夏場は生育が衰退し、この時期に肥料が残ると根腐れを引き起こしやすいため肥料を止めます。
- 肥料の成分:窒素・リン酸・カリがバランス良く入る肥料、またはリン酸が多く入る肥料を選びます。
- 肥料の製品:液肥・固形肥料(速効性肥料・緩効性肥料など)がおすすめです。
- 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約10~14日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の株元を中心に根が張っている範囲にまんべんなく、全ての根に液肥が行き渡るように施しましょう。
- 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
剪定のやり方
マーガレットは剪定せずに育てる事も出来ますが、より健康で美しい株を維持するために剪定が推奨されます。例えば、摘芯を行うことで分枝が促されてボリューム感のある株に仕立てる事が出来ます。また梅雨前に剪定をすることで日当たりと風通しを改善し、株が蒸れにくくなり病気になりにくくなります。
剪定をするかは剪定理由を見ながら決めるとよいでしょう。
●剪定方法
- 概要:仕立て方は「摘芯」「切り戻し」「花がら摘み」などがあります。それぞれ目的が違うため、品種などに合わせて仕立て方を変えると良いでしょう。
- 摘芯:春の生育初期に、成長点を指で摘み、折るように摘みとります。成長点の付近は柔らかなため、基本的に指で摘みとれますが、難しい場合は清潔なハサミを使いましょう。これを行うことで、摘芯した箇所付近の節から分枝が促されて、ボリューム感のある株となります。※節間の短い品種などは摘芯不要です。
- 花がら摘みの方法:花がら摘みを行う時期は開花期間中です。株を観察して、花が咲き終わったタイミングで花柄の付け根から摘みとります。これを行うことで、花が種作りをすることを防ぎ、次の花芽に栄養が回り咲きやすくなります。そのため開花期間が伸びます。
- 切り戻し:切り戻しは春から初夏の梅雨入り前に行います。梅雨前に切り戻しすることで風通しを良くし多湿を防ぐことができます。一方で、病気リスクが高まる梅雨の時期や株が弱ってる真夏は避けた方が無難です。株を観察して、全体の1/3から1/2を目安に、切り戻しすると良いでしょう。※ただし、完全に木質化して葉(またはわき芽)がない部分まで深く切り戻してしまうと、新芽が出ずにその枝が枯れてしまうリスクがあるため注意が必要です。
夏越しする方法
マーガレットは、自生地はカナリア諸島の沿岸の崖地や岩場などにあり、また気候は地中海性気候からステップ気候で夏は比較的温かで乾燥しています。そのため、この植物は乾燥した暑さには比較的強いです。
一方で、多湿・過湿は株が蒸れて根腐れを引き起こしたり、病気にかかるなどして生育不良を引き起こしやすくなります。特に夏場の高温と多湿が組み合わさる高温多湿(複合ストレス)環境では、致命的な影響を受けて枯れてしまうことが多々あります。そのため、夏越し対策としては多湿・過湿の予防が非常に重要になります。
●夏越し対策一覧
- 水やり:夏は生育が緩慢になり半休眠状態になるため水の吸い上げが弱まります。そのため、この時期に頻繁に水を与えると、過剰な水分となり根腐れを引き起こしやすくなります。土壌の状態を見ながら乾燥気味に水やりを行うことが大切です。
- 鉢植えの移動:長雨で株が傷みやすいため、軒下などに移動します。
- 雑草の除去:周囲の雑草は風の流れや太陽光を遮り、育てている植物の成長を妨げたり、多湿を生み出す原因になったりします。そのため、多湿対策で不要な雑草は抜きます。
- 排水性の改善:雨水などが周囲から集まりやすい環境にあったり、硬盤があったりすると排水が上手くいかない場合があります。対策として排水溝をつくったり、縦穴暗渠(縦穴排水)をつくり雨水が外に流れる仕組みをつくります。
- 花壇を高くする:花壇をレイズドベッドにしたり、岩を並べてロックガーデンなどにしたりして、植物を植える環境を周囲よりも高くすることで排水性が改善されます。
- 雨避けをつくる:植物に雨が当たらないように雨避けを張り、雨から植物を守ります。これを行うことで、多湿・過湿を防ぎ、また泥はねで病原菌が植物に付着・侵入することを防いで病気対策にもなります。
- 切り戻し:梅雨前に株全体の1/3から1/2を目安に切り戻しすることで風通しを良くし多湿を防ぐことができます。※ただし、完全に木質化して葉(またはわき芽)がない部分まで深く切り戻してしまうと、新芽が出ずにその枝が枯れてしまうリスクがあるため注意が必要です。
- 肥料を止める:夏場は生育が衰退し、この時期に肥料が残ると根腐れを引き起こしやすいため肥料を止めます。
冬越しする方法

Hardiness:9~11
マーガレットは軽い霜であれば耐えられるため、温帯であれば屋外で越冬させる事も可能です。ただし、個体によっては寒さや軽い霜に耐えられずに枯れる事もあるため、霜対策を行って育てた方が無難でしょう。
●冬越し対策一覧
- 軒下に移動する:植物を植えている鉢植えを軒下に移動する事で、霜を避けることができます。霜があまり降りない地域であれば、霜を避けるだけで冬越し出来ることもあります。
マルチング:株の周囲にマルチング資材を入れて株元と根を保護する。根を凍結や霜から守ったり、乾燥対策になったりします。- 方法:霜が降りる前の11月頃に行います。バーク堆肥や藁などのマルチング資材を準備します。育てている植物の周りに、マルチング資材を3~5cmほどの厚みになるように入れます。
植物にカバー:植物にビニールや寒冷紗などをかけます。植物を寒風から保護したり、霜から保護したり、昼夜の急激な温度変化を防ぐ働きがあったりします。- ビニール・寒冷紗:植物の周りに支柱を立てて、ビニールまたは寒冷紗を支柱に巻き付けます。巻き付けたビニールまたは寒冷紗が落ちないように洗濯バサミや紐などを使い固定しましょう。※ビニールを巻く場合は穴を開けて通気性を確保してください。
- 苗キャップ:透明のカバーで苗や小さな植物を保護するための専用の製品です。専用のカバーを苗または小さな植物の上に被せて、風などで飛んでいかないように固定して利用します。
- 植物保護カバー:不織布などの保護カバーで植物を保護するための専用の製品です。大きめの植物や複数の植物を囲うのにも対応しており、専用の製品になるため、チャックなどがついていて扱いやすい所も魅力です。
温室:内部の温度を一定に保てるようにガラスやプラスチックフィルムなどで作られた建物です。植物を温室の中に入れる事で、寒さの軽減や寒風対策、霜・凍結対策ができます。
屋内に取り込む:植物を建物の中に入れる方法です。冬の屋内は屋外と比べて温度が高く植物が凍結するリスクもありません。ただし屋内は太陽光が当たりにくくなるため、明るさなどには注意が必要になります。植物を窓辺で管理したり、植物育成ライトを活用して、植物が弱らないよう管理することが大切になるでしょう。
挿し木や株分けで増やす
マーガレットは挿し木によって増やす事ができます。
●挿し木の方法
- 概要:茎を採取して、この茎の長さや葉の数を調節し、切り口を土に挿して繁殖させる無性生殖の1種です。
- 挿し木時期:発根率の高い晩春から初夏頃が適します。
- 培養土の準備:培養土は切り口が腐敗して吸水を阻害しないように、無菌のものを利用します。一般的にはバーミキュライト・赤玉土・パーライト・ピートモスなどが利用されていますが、専用の培養土もあるため近くのホームセンターで探すのも良いでしょう。
- 挿し穂の採取:挿し穂の茎は弾力があり健康な部分をカットして利用しましょう。また花芽分化が始まり生殖成長をしている茎は、発根率が極端に下がるため挿し穂に使うのは避けた方がよいでしょう。
- 挿し穂の整形:挿し穂は長さを7~10cm程度にわけて、挿し穂の上部の葉を残して、下部の葉を取り除きます。茎の下部分を斜めにカットして吸水部分を広くしておきましょう。
- 水揚げ:整形した挿し穂の切り口をボウルなどに入れた水に約1時間浸し、十分に吸水させます。
- 培養土に挿し穂を挿す:挿し穂を挿す場所を決めます。培養土の中に、割り箸等を利用して、事前に穴を開けておきます。挿し穂の切り口を下向きにして、培養土の中に挿し穂を入れましょう。通常は挿し穂の1/3程度を入れます。
- 管理:明るい日陰で土壌が完全に乾燥しない様に水やりを行いながら管理しましょう。













