シンニンギアは属の中に約60種があり中央アメリカ及び南アメリカ原産の多年草です。一般に園芸では花色や花形が豊富で春と秋に花を咲かせるグロキシニアや植物全体がビロード状の銀白色の毛で覆われ桃色の花との相性も良い断崖の女王、高性で筒状の小花を鈴なりに咲かせるセロウィー種等が親しまれます。
シンニンギアは1部種(セロウィー種等)を除き夏の高温多湿を苦手にしており、また冬の寒さにも弱いため育てる際は管理に注意が必要です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:4月~7月・9月~10月 | ![]() 開花時期:5月~7月 |
![]() 開花時期:5月~7月 | ![]() |
原産:ブラジル
学名:Sinningia speciosa
草丈:約15cm~30cm
分類:多年草
開花時期:4月~7月・9月~10月
花色:赤色●桃色●紫色●青色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:7月10日
花言葉:「華やかな日々」「艶麗」「媚態」
特徴:グロキシニアは学名Sinningia speciosa、別名「オオイワギリソウ」や「シンニンギア・スペシオサ」とも呼ばれるブラジル原産の多年草です。地面下に塊茎をもちロゼット状の草姿をしておりビロードの様な毛で覆われた楕円形の長さ約8(20)cm~幅5(12cm)の葉を広げ、葉の間から花茎を伸ばし直径5~10cmの花を咲かせます。
開花時期は春から秋(真夏を除く)、花色は赤色や桃色、紫色や青色、白色があり花先が5裂する筒状の花もしくは八重咲きする花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に塊茎があり高さ約15(30)cm × 幅は15(30)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形をしており根出葉します。
グロキシニアは通常鉢花として育てられ、夏は直射日光を避けた涼しい場所、冬は5度以上を保て明るく間接光の入る室内で栽培されます。夏の高温多湿や強い日差しを苦手にしており、また冬の寒さに弱いため屋外での越冬は難しいです。
![]() グロキシニア |
原産:ブラジル
学名:Sinningia leucotricha
草丈:約30cm
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:赤色●
葉色:緑色●
特徴:断崖の女王は学名Sinningia leucotricha、別名「シンニンギア・レウコトリカ」とも呼ばれるブラジル原産の多年草です。地面下にある塊茎から直立する多肉質な茎を伸ばし、頂部にビロード状の銀白色の毛で密(葉が大きくなるにつれ薄くなる)に覆われた卵形の葉を通常四枚つけます。花もビロード状の銀白色の毛で覆われ頂部もしくは葉腋から多数咲かせます。
開花時期は晩春から夏、花色は赤色で花先が5裂する筒状の小花を頂部もしくは葉腋から数個~数十個咲かせます。草姿は直立で地面下に塊茎があり高さ約30cm × 幅は35cmまで成長します。葉色は緑色で銀白色の毛で覆われており、葉身は卵形をしています。
断崖の女王は通常鉢花として育てられ繁殖は種で行われます。夏は直射日光を避けた涼しい場所、冬は強い霜を避けた温室や室内等で管理しましょう。
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原産:ブラジル
学名:Sinningia sellovii
草丈:約60cm~90cm
分類:多年草
開花時期:5月~7月
花色:赤色●桃色●橙色●
特徴:シンニンギア(セロウィー)は学名Sinningia sellovii、ブラジル原産の多年草です。一般的な栽培されるシンギニアと比較すると高性で塊茎から直立する茎を出し、茎は高くなる程に弧状に枝垂れます。花は葉腋から筒状の小花を数個出し鈴なりに咲かせます。
開花時期は晩春から夏、花色は赤色や桃色、橙色があり花先が5裂する筒状の小花を葉腋から数個出し穂状に花を咲かせます。草姿は直立で地面下に塊茎があり高さ約60(90)cm × 幅は60(90)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形か卵形で皺があり対生葉序につきます。
シンニンギア(セロウィー)は直立に茎が伸びる草姿をしており、花壇では中央から後方に植えると腰の辺りまでの高さを出す背景のアクセントとして働きます。夏の高温多湿を苦手にしているため長雨などには注意が必要でしょう。一方で冬の寒さには強く管理が容易です。
![]() シンニンギア(セロウィー) |
原産:ブラジル
学名:Sinningia eumorpha
草丈:約15cm~30cm
分類:多年草
開花時期:夏
花色:紫色●白色〇
葉色:緑色●
特徴:シンニンギア(ユーモルファ)は学名Sinningia eumorpha、ブラジル原産の多年草です。地面下に塊茎をもちロゼット状の草姿をしており丸みの強いハート形の葉を広げ、葉の間から花茎を伸ばし花先が5裂する紫色から白色の気品ある花を咲かせます。
開花時期は夏、花色は紫色から白色で花先が5裂する筒状の花を咲かせます。草姿はロゼット状で地面下に塊茎があり高さ約15(30)cm × 幅は15(30)cmまで成長します。葉色は緑色から紫色、葉身はハート形(腎臓形)もしくは卵形をしており根出葉します。
シンニンギア(ユーモルファ)は通常鉢花として育てられ、夏は直射日光を避けた涼しい場所、冬は5度以上を保て明るく間接光の入る室内で栽培されます。夏の高温多湿や強い日差しを苦手にしており、また冬の寒さに弱いため屋外での越冬は難しいです。
![]() シンニンギア(ユーモルファ) |