原産:北アメリカ 科:キキョウ(Campanulaceae) 属:ロベリア/ミゾカクシ(Lobelia) 種:ベニバナサワギキョウ/カーディナリス(cardinalis) 別名:ロベリア・カーディナリス/カーディナルフラワー(cardinal flower) 開花時期:8月~10月 花の色:赤色●桃色●白色〇 葉色:緑色●黒色● 分類:多年草(短命) 草丈:60cm~120cm 草姿:直立 花言葉:「高貴」「悪意」「乙女の魅力」「特異な才能」 誕生花:10月30日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ベニバナサワギキョウは学名Lobelia cardinalis、別名「ロベリア・カーディナリス」や「カーディナルフラワー(cardinal flower)」とも呼ばれる北アメリカ原産の多年草です。和名「ベニバナサワギキョウ」の由来は紅色の美しい花色とサワギキョウに似た草姿と花を咲かせる所からきており、種小名のカーディナリス(cardinalis)は枢機卿が着る赤色のローブからきており、緋色の花色に由来しています。
ベニバナサワギキョウの最大の特徴(魅力)は垂直に伸びた茎の先に穂状に咲く上品な赤黒い花にあり、花穂は長さ最大45cmにもなります。茎は地際から何本も垂直に伸びる茎は分枝が殆どなく最大150cmの高さまで成長します。
ベニバナサワギキョウは有毒なアルカロイド(ロベリン/ロベラミン)を含み、大量に摂取すると嘔吐や下痢、倦怠感等の症状を引き起こす可能性があります。子供や犬猫のいる家庭等では間違って食べないように注意する必要があるでしょう。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、垂直に伸びる茎は分枝する事なく最大120cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。園芸品種には、黒色の葉と緋色の花がとても美しい「クイーン ビクトリア(queen victoria)」や、白色の清楚な花が魅力的な「アルバ(Alba)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩夏から秋、花色は赤色や桃色、白色があり、個々の花は直径約3(5)cmの唇形で下唇が広く3裂して上唇が2裂し、花序は小花(唇形)が穂状に集まり総状花序につきます。草姿は直立して高さは約60(120)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。葉色は緑色や黒色、葉身は披針形もしくは楕円形、葉序は互生葉序につきます。
ベニバナサワギキョウは株分けや挿し木によっても増やせますが、通常は播種によって増やされます。多年草ですが短命のためしばしば夏の開花が終わった後、もしくは冬に枯れてしまいます。
ロベリアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。