原産:コーカサス地方/トルコ/イラン 科:ケシ(Papaveraceae) 属:ケシ(Papaver) 種:オニゲシ(orientale) 別名:オニゲシ 分類:多年草 草丈:60cm~90cm 草姿:直立 開花時期:5月~7月 花の色:赤色●桃色●紫色●橙色●白色〇黒色● 葉色:緑色● 花言葉:「夢想家」「妄想」「繁栄」「優しい愛」 誕生花:4月25日/5月30日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
オリエンタルポピーは学名Papaver orientale、 別名「オニゲシ」とも呼ばれるコーカサス地方及びトルコ、イラン原産の多年草です。植物全体(茎葉)が白色の硬い毛で覆われており、直立する茎はしばしば分枝しながら群生する様に地際から何本も出てきます。葉は羽状深裂しばしば欠刻して白色の剛毛と相まり、トゲトゲと近寄り難い雰囲気をつくり、花は晩春から夏にかけて品種により最大20cmの巨大で色鮮やかな花を咲かせお庭をカラフルに彩ります。
開花時期は晩春~夏、花色は赤色や桃色、紫色や橙色、白色や黒色があり花弁が通常4~6枚の直径約10cm~20cmの花を単頂花序に咲かせます。草姿は直立で稀に分枝し高さ約60(90)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは披針形、葉縁が鋸歯もしくは欠刻し、小葉は披針形で2回羽状深裂して互生葉序につきます。
オリエンタルポピーは地面から何本も茎を伸ばして群生する様にふさふさと生い茂り、花壇では中央から後方に植えると腰から胸の辺りまでの高さを出す背景のアクセントとして働きます。強く色鮮やかな赤色や橙色等の花色は、コントラストのあるカラフルなお庭に良く合うでしょう。
オリエンタルポピーは株分けもできますが根が深く難しいため、一般的には晩秋に根挿し、もしくは春撒きか秋撒きによる種まきによって繁殖されます。多年草ですが、夏の高温多湿に弱く暖地では葉が落ち休眠に入ったあとそのまま枯れてしまう事がよくあります。一方で冬の寒さには強く冬越しは容易です。
注意事項:オリエンタルポピー(オニゲシ)は一般的に栽培が出来ますが、良く似た植物のケシやハカマオニゲシは「アヘン法」及び「麻薬及び向精神薬取締」により法律で栽培が禁止さています。