ニゲラ(クロタネソウ)は属の中に約17種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、園芸品種が多く花色も豊富で単にニゲラとも呼ばれるクロタネソウ、種が料理にも利用されるニオイクロタネソウ、花の直径が最大7.5cmと大きく暗色の雄蕊や雌蕊が魅力的なニゲラ(パピロサ)、黄色の花色と放射状に広がる種鞘が特徴的なニゲラ(オリエンタリス)等が親しまれています。
ニゲラ(クロタネソウ)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
ニゲラ(クロタネソウ)の主な種の目次
ニゲラ(クロタネソウ)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ/北アフリカ/アジア
- 学名:Nigella damascena
- 草丈:約30~60cm
- 分類:一年草
- 開花時期:4月~7月
- 花色:桃色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:弱い
- 耐寒性:-
- 誕生花:当惑/夢の中の恋/ひそかな喜び/夢で会いましょう
- 花言葉:3月8日/3月31日/4月21日/5月29日
- 用途:切り花
ニゲラ(クロタネソウ)とは!?
ニゲラ(クロタネソウ)は学名Nigella damascena、別名では「ラブ・イン・ア・ミスト(love-in-a-mist)」や「ニゲラ・ダマスケナ」等とも呼ばれるヨーロッパ及び北アフリカ、アジア原産の一年草です。
ニゲラ(クロタネソウ)の語源(由来)
- 属名のNigellaはラテン語で「黒」を意味する「Nigellus」に由来しており、種の色に由来しています。
- 種小名のdamascenaは「(シリアの首都の)ダマスカスの」を意味しています。
- クロタネソウの由来は黒色をした種に由来します。
ニゲラ(クロタネソウ)の特徴(魅力)
- ニゲラ(クロタネソウ)は園芸品種が多く春に開花する花や花後に風船の様に膨らむ果実を鑑賞する目的で育てられます。
- ニゲラ(クロタネソウ)は萼片が青色・桃色・白色と着色されており花弁は雄蕊の付け根にあり目立ちません。
- 雌蕊は幾つかの心皮が合着していて先端は不規則に捻れ独特な外観をつくります。
- 花は切り花としても人気が高く管理の仕方にも左右されますが約5~7日の日持ちがあります。
- 花後は合着した心皮が膨らみ風船のような外観をつくります。
- 風船状に膨らむ種鞘は独特な外観と色合いからドライフラワーとしても高い人気があります。
- ニゲラ(クロタネソウ)の種は有毒なアルカロイドを含有しており食べられません。
- 食用として利用されるのはニオイクロタネソウです。
- ニゲラ(クロタネソウ)の葉は非常に細く裂けており光や風をよくとおします。
- そのため霞がったのような外観をつくります。
- ニゲラ(クロタネソウ)は種から簡単に育てる事が出来るため大量植栽しやすい所も魅力です。
ニゲラ(クロタネソウ)の茎の色は緑色、茎は直立(殆ど垂直に伸びる)して高さ約30(~60)cmの間で成長します。葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉身は羽状複葉、小葉は糸状です。花は頂花、花弁は退化して小さく目立たず雄蕊の付け根にあり、萼片は約5(~25)個で青色・桃色・白色と着色され派手、多数の雄蕊と、4(~5)個の心皮が合着した複合雌しべがあります。花後の果実は蒴果、風船の様に膨らみ側面に稜があり、多数の黒色の種子を含みます。
ニゲラ(クロタネソウ)の切り花の楽しみ方
- ニゲラ(クロタネソウ)の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫したら水揚げを悪くする葉を出来るだけ取り除きます。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花を生ける花瓶には延命剤(栄養入り)いれましょう。
- 延命剤の効果によって日持ちが長くなります。
- 管理場所は出来るだけ低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)で楽しみましょう。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに必要に応じて水切りと水換えを行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが5~7日程度です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
おすすめの延命剤
ニゲラ(クロタネソウ)ドライフラワーの作り方
- ニゲラ(クロタネソウ)の収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫は種鞘が風船の様に膨らんだタイミングで行います。
- 花瓶等に挿して楽しみましょう。
ニゲラ(クロタネソウ)の栽培方法
園芸では、涼し気な青色の花や花後の風船の様を種鞘を楽しむ目的で育てられる事が多く、また花を収穫して切り花やドライフラワーとしても楽しまれます。
ニゲラ(クロタネソウ)の主な園芸品種
ニゲラ(ミスジーキル)は直径約4cmになる花の大きさと、淡い青色(ミスジーキル・スカイブルー)や鮮やかな青色(ミスジーキル・ダークブルー)や白色(ミスジーキル・ホワイト)に着色された萼片が幾重にも重なり作る花姿が魅力的な園芸品種です。
ニゲラ(ミスジーキル)は高さが45cmまでと背が低くコンパクトな草姿をしています。そのため大量植栽して花壇の縁どりに利用したり、鉢植えで育てやすいです。また他のニゲラ同様に切り花として楽しんだり、花後に膨らむ種鞘をドライフラワーとしてフラワーアレンジメント等にも利用できます。
ニゲラ(オックスフォードブルー)は、海を思わせる様な濃い青色の萼片が重なり咲く落ち着いた花姿と、細い糸状の葉がつくる繊細な雰囲気が魅力の園芸品種です。
ニゲラ(オックスフォードブルー)は高さが75cmまでと垂直に成長して比較的に背が高くなるため、花壇の中で立体感を作ったり、花を収穫して切り花やドライフラワーと楽しむ事も出来ます。
ニゲラ(グリーンマジック)は、一般的なニゲラと違い萼片が細く葉のように羽状に避けて刺々しい見た目をしており、また緑色の珍しい花色が瑞々しくフレッシュな印象を与える魅力的な園芸品種です。
ニゲラ(グリーンマジック)は高さが30~60cmと垂直に成長して比較的に背が高くなるため、花壇の中で立体感を作ったり、花を収穫して切り花やドライフラワーと楽しむ事も出来ます。
ニゲラ(ペルシアン ジュエル)は、赤色・桃色・青色・白色と非常に豊富な花色があり、生育旺盛で種から容易に育つため大量植栽もしやすい所が魅力の園芸品種です。
ニゲラ(ペルシアン ジュエル)は高さ40cmまでの比較的にコンパクトな草姿なため花壇の縁どりや鉢植えでも育てやすく、花や種鞘は収穫され切り花やドライフラワーとしても楽しまれます。
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ/北アフリカ/アジア
- 学名:Nigella sativa
- 草丈:約20~60cm
- 分類:一年草
- 開花時期:4月~7月
- 花色:青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:弱い
- 耐寒性:-
- 誕生花:3月8日/3月31日/4月21日/5月29日
- 花言葉:当惑/夢の中の恋/ひそかな喜び/夢で会いましょう
- 用途:切り花
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)とは!?
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)は学名Nigella sativa、別名では「ニゲラ・サティバ」や「ブラック・キャラウェイ(black caraway)」等とも呼ばれるヨーロッパ及び北アフリカ、アジア原産の一年草です。
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の語源(由来)
- 属名のNigellaはラテン語で「黒」を意味する「Nigellus」に由来しており、種の色に由来しています。
- 種小名のsativaは「栽培された」を意味しています。
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の特徴(魅力)
- ニゲラ(ニオイクロタネソウ)は種を収穫して調味料として利用する目的や春に開花する花や花後に風船の様に膨らむ種鞘を鑑賞する目的で育てられます。
- ニゲラ(ニオイクロタネソウ)は青色や白色に着色される装飾的な萼片を鑑賞する目的で育てられます。
- 雌蕊は幾つかの心皮が合着していて先端は不規則に捻れ独特な外観をつくります。
- 花は切り花としても人気が高く管理の仕方にも左右されますが約5~7日の日持ちがあります。
- 花後は合着した心皮が膨らみ風船のような外観をつくります。
- 風船状に膨らむ種鞘は独特な外観と色合いからドライフラワーとしても高い人気があります。
- ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の種はブラッククミンとも呼ばれ調味料として利用されます。
- 種は黒ごまの様な風味があります。
- ニオイクロタネソウの近縁で外観が似ているクロタネソウは有毒なアルカロイドを含むため注意が必要です。
- ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の葉は非常に細く裂けており光や風をよくとおします。
- そのため霞がったのような外観をつくります。
- ニゲラ(ニオイクロタネソウ)は種から簡単に育てる事が出来るため大量植栽しやすい所も魅力です。
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の茎の色は緑色、茎は直立(殆ど垂直に伸びる)して高さ約20(~60)cmの間で成長します。葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉身は羽状複葉、小葉は糸状です。花は頂花、花弁は退化して小さく目立たず雄蕊の付け根にあり、萼片は約5(~10)個で青色・白色と着色され、多数の雄蕊と、3(~7)個の心皮が合着した複合雌しべがあります。花後の果実は蒴果、風船の様に膨らみ側面に稜があり、多数の黒色の種子を含みます。
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の切り花の楽しみ方
- ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫したら水揚げを悪くする葉を出来るだけ取り除きます。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花を生ける花瓶には延命剤(栄養入り)いれましょう。
- 延命剤の効果によって日持ちが長くなります。
- 管理場所は出来るだけ低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)で楽しみましょう。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに必要に応じて水切りと水換えを行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが5~7日程度です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
おすすめの延命剤
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)ドライフラワーの作り方
- ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫は種鞘が風船の様に膨らんだタイミングで行います。
- 花瓶等に挿して楽しみましょう。
ニゲラ(クロタネソウ)の収穫時期や食べ方の紹介
- 食用部分:種
- 収穫時期:7月~9月(種鞘が乾燥してきたら)
- 食べ方:調味料
- 効能:抗菌・抗真菌・抗ウィルス作用/抗炎症作用/鎮痛作用/降圧作用/LDLコレステロールを下げる
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の食用部分
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)は種が食用として利用されます。7月~9月に種鞘が乾燥してきたら茎をつけたまま種鞘を収穫して、逆さに吊るし、自然乾燥で種鞘から落ちてきた種子を集め利用します。
種は香り付け風味付けとして、サラダやスープやカレー等の料理に振りかけ利用されます。またパレスチナでは種をペースト状にしたものがキズハ(Qizha)と呼ばれ、パンに塗ったり焼き菓子等に混ぜこまれ利用される事もあるようです。
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の栽培方法
園芸では、一般的に種を収穫して料理等に利用する目的で育てられます。また涼し気な青色の花や花後の風船の様を種鞘を楽しむ目的で育てられる事も多く、花や種鞘を収穫して切り花やドライフラワーとしても楽しまれます。
ニゲラ(ニオイクロタネソウ)の主な園芸品種
ニゲラ(パピロサ)の特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Nigella papillosa(synonym: Nigella hispanica)
- 草丈:約20~60cm
- 分類:一年草
- 開花時期:4月~7月
- 花色:紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:弱い
- 耐寒性:-
- 用途:切り花
ニゲラ(パピロサ)とは!?
ニゲラ(パピロサ)は学名Nigella papillosa(synonym: Nigella hispanica)、別名では「ニゲラ・ヒスパニカ」とも呼ばれるヨーロッパ原産の一年草です。
ニゲラ(パピロサ)の語源(由来)
- 属名のNigellaはラテン語で「黒」を意味する「Nigellus」に由来しており、種の色に由来しています。
- 種小名のpapillosaはラテン語で「乳頭」を意味しています。
ニゲラ(パピロサ)の特徴(魅力)
- ニゲラ(パピロサ)は春に開花する花や花後に風船の様に膨らむ種鞘を鑑賞する目的で育てられます。
- ニゲラ(パピロサ)は他のニゲラと比べて花の直径が最大7.5cmと大きい所が魅力です。
- 萼片が花弁の様になり青色や白色に着色さています。
- 本物の花弁は小さく雄蕊の根元から出ています。
- 暗色の多数の雄蕊・心皮が合着する雌蕊が魅力的です。
- 花は切り花としても人気が高く管理の仕方にも左右されますが約5~7日の日持ちがあります。
- 花後は合着した心皮が膨らみ風船のような外観をつくります。
- 風船状に膨らむ種鞘は独特な外観と色合いからドライフラワーとしても高い人気があります。
- ニゲラ(パピロサ)の葉は非常に細く裂けており光や風をよくとおします。
- そのため霞がったのような外観をつくります。
- ニゲラ(パピロサ)は種から簡単に育てる事が出来るため大量植栽しやすい所も魅力です。
ニゲラ(パピロサ)の茎の色は緑色、茎は直立(殆ど垂直に伸びる)して高さ約20(~60)cmの間で成長します。葉序は互生葉序、葉色は緑色、葉身は羽状複葉、小葉は糸状です。花は頂花、花の直径約7.5cm、萼片は5個で青色・白色・紫色に着色され、多数の雄蕊と、心皮が合着した複合雌しべがあります。花後の果実は蒴果、風船の様に膨らみ側面に稜があり、多数の黒色の種子を含みます。
ニゲラ(パピロサ)の切り花の楽しみ方
- ニゲラ(パピロサ)の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫したら水揚げを悪くする葉を出来るだけ取り除きます。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花を生ける花瓶には延命剤(栄養入り)いれましょう。
- 延命剤の効果によって日持ちが長くなります。
- 管理場所は出来るだけ低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)で楽しみましょう。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに必要に応じて水切りと水換えを行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが5~7日程度です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
おすすめの延命剤
ニゲラ(パピロサ)ドライフラワーの作り方
- ニゲラ(パピロサ)の収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫は種鞘が風船の様に膨らんだタイミングで行います。
- 花瓶等に挿して楽しみましょう。
ニゲラ(パピロサ)の栽培方法
園芸では、一般的に涼し気な青色の花や花後の風船の様を種鞘を楽しむ目的で育てられる事も多く、花や種鞘を収穫して切り花やドライフラワーとしても楽しまれます。
ニゲラ(パピロサ)の主な園芸品種
ニゲラ(アフリカンブライド)は清楚な雰囲気をつくる白色の萼片と、上品な雰囲気をつくる暗色(紫色)の雄蕊と雌蕊が非常に魅力的な園芸品種です。
ニゲラ(アフリカンブライド)は高さが70cmまでと垂直に成長して比較的に背が高くなるため、花壇の中で立体感を作ったり、花を収穫して切り花やドライフラワーと楽しむ事も出来ます。
ニゲラ(オリエンタリス)の特徴や園芸品種
- 原産:地中海/西アジア
- 学名:Nigella orientalis
- 草丈:約15~30cm
- 分類:一年草
- 開花時期:4月~7月
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:弱い
- 耐寒性:-
- 用途:切り花
ニゲラ(オリエンタリス)とは!?
ニゲラ(オリエンタリス)は学名Nigella orientalis、別名では「イエロー・フェンネル・フラワー(Yellow Fennel Flower)」とも呼ばれる地中海および西アジア原産の一年草です。
ニゲラ(オリエンタリス)の語源(由来)
- 属名のNigellaはラテン語で「黒」を意味する「Nigellus」に由来しており、種の色に由来しています。
- 種小名のorientalisはラテン語で「東」を意味しています。
ニゲラ(オリエンタリス)の特徴(魅力)
- ニゲラ(オリエンタリス)は春から夏に開花する花や放射状に広がる種鞘を鑑賞もしくは収穫して切り花やドライフラワーとして楽しむ目的で育てられます。
- ニゲラ(オリエンタリス)の花は他のニゲラでは見られない色鮮やかな黄色の花色をしています。
- 萼片は色鮮やかな黄色に着色され花弁のように大きく装飾的です。
- 本物の花弁は小さく雄蕊の根元から出ており黄色や赤色に着色されています。
- 雌蕊は心皮が合着しており先端が不規則にカールして個性的な花姿をつくっています。
- 花は切り花としても人気が高く管理の仕方にも左右されますが約5~7日の日持ちがあります。
- 花後は心皮が長く伸びて放射状に広がり他のニゲラの様に風船の様になりません。
- 種鞘は独特な外観と色合いからドライフラワーとしても高い人気があります。
- ニゲラ(オリエンタリス)の葉は非常に細く裂けており光や風をよくとおします。
- そのため霞がったのような外観をつくります。
- ニゲラ(オリエンタリス)は種から簡単に育てる事が出来るため大量植栽しやすい所も魅力です。
ニゲラ(オリエンタリス)の切り花の楽しみ方
- ニゲラ(オリエンタリス)の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫したら水揚げを悪くする葉を出来るだけ取り除きます。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花を生ける花瓶には延命剤(栄養入り)いれましょう。
- 延命剤の効果によって日持ちが長くなります。
- 管理場所は出来るだけ低温環境(糖の消費や蒸散が抑えられる)で楽しみましょう。
- 管理は数日(約1~3日)ごとに必要に応じて水切りと水換えを行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが5~7日程度です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
おすすめの延命剤
ニゲラ(オリエンタリス)ドライフラワーの作り方
- ニゲラ(オリエンタリス)の収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫は種鞘が膨らみ乾燥したきたタイミングで行います。
- 花瓶等に挿して楽しみましょう。