ルリハコベ(アナガリス)は属の中に約20~25種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは3の原種と、いくつかの園芸品種等を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方へのリンクや購入方法のリンクなども用意しているため、そちらもよければご活用下さい。
■目次
■ルリハコベ(アナガリス)の簡易比較
名称 | 草姿 | 花の色 | 備考 |
---|---|---|---|
アカバナルリハコベ | ほふく性 | 橙・紫・赤紫 | |
テネラ | ほふく性 | 白・桃 | |
ルリハコベ | ほふく性 | 青・紫・赤紫 | |
■ルリハコベ(アナガリス)の主な種と園芸品種の紹介
アカバナルリハコベ
アカバナルリハコベの学名は Anagallis arvensis 、または同義語で Lysimachia arvensis 、別名では「ベニバナルリハコベ」「スカーレットピンパーネル(scarlet pimpernel)」「レッドピンパーネル(red pimpernel)」「レッドチクウィード(red chickweed)」等とも呼ばれる一年草です。
アカバナルリハコベの原産地はヨーロッパと西アジアと北アフリカにあり、自生地は野原や牧草地、荒れ地などにあります。
アカバナルリハコベの特徴は、草姿がほふく性で地面を覆うように広がるため地被植物として利用出来る所、橙色の花がカジュアルな明るさと元気の良さを感じさせる所、花は1センチ前後と小さいため可愛らしく、葉腋から沢山咲く所などにあります。
アナガリス・テネラ
アナガリス・テネラの学名は Anagallis tenella 、別名では「ボグ・ピンパーネル(bog pimpernel)」等とも呼ばれる多年草です。
アナガリス・テネラの原産地は西ヨーロッパにあり、自生地は湿地や沼地、川岸などにあります。
アナガリス・テネラの特徴は、草姿がほふく性で地面を覆うように広がるため地被植物やハンギング仕立てとして利用出来る所、花は夜間・曇り・雨天は花が閉じる性質がある所、桃色と白色の花色が可愛らしさを感じさせる所、花は1センチ前後と小さいため可愛らしく、葉腋から沢山咲く所などにあります。
ルリハコベ
ルリハコベの学名は Anagallis foemina 、別名では「アナガリス・フォエミナ」「リシマキア・フォエミナ」「ブルーピンパーネル(blue pimpernel)」「プーアマンズ・ウェザーグラス(poor man’s weatherglass)」等とも呼ばれる一年草です。
ルリハコベの原産地は南ヨーロッパと中央ヨーロッパと北アフリカにあり、自生地は潅木地や草原などにあります。また温帯地域を中心に世界中で帰化しており、日本でも野生で帰化していると言われています。
ルリハコベの特徴は、草姿がほふく性で地面を覆うように広がるため地被植物として利用出来る所、植物では珍しい青色の花が男性的で落ち着いた雰囲気を感じさせる所、花は1センチ前後と小さいため可愛らしく、葉腋から沢山咲く所などにあります。