背の高い花とは、お庭や花壇の中で高さや立体感を出して、美しい花を咲かせる植物です。背の高い花を取り入れる事で、花壇の中で高さを出せたり、また形態の異なる植物を組み合わせて植栽する事で立体感を演出することが出来ます。
このページでは、基本的に横への広がりが少ない背の高い植物を属ごとに分類して紹介しています。種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクから、その植物の種や品種をご覧下さい。また購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■背の高い植物一覧
アイリス属(アヤメ属)



学名:Iris
生活形:多年草
開花:4月~6月※一部の品種は10~12月にも二期咲きする
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ドイツアヤメ/ハナショウブ/アヤメなど
用途:カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アイリスの花はサイズが15cmに達して巨大な事もあり、強い存在感で見る人を魅了します。また花の形は原種・品種で違いますが鳥が羽ばたいてるような優雅な見た目をしている所も魅力です。球根植物になり、球根が増える事で群生をつくります。花茎・葉ともに真っ直ぐと上に伸びるため整然としていて、洗練された雰囲気をつくる所も魅力です。
アガスターシェ属



学名:Agastache
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:桃色・橙色・黄色・青色・紫色・白色
葉色:緑色
草丈:30~120cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:ルゴサ/フォニキュラム/オーランティアカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アガスターシェは、スラッと上に伸びるボリュームのよい花穂と、直立して行儀よく成長する草姿が、洗練された魅力を感じさせる植物です。一般的に花を鑑賞する目的で栽培されており、品種により変わりますが青色や紫色の花が上品さと気品を感じさせます。また品種を選べば葉の色が黄色をしているため、カラーリーフにもなり、葉を潰すとアニスを思わせる心地よい香りがあるため、香りを楽しむ植物としても栽培できます。
アカンサス属



学名:Acanthus
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:緑・紫・赤紫・桃・白
葉色:緑・白
草丈:約100~200cm
草姿:叢生型・直立型
主な原種:スピノサス/バルカニクス/モリス 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アカンサスは、一般的に古典主義建築の装飾を想像させる深い切れ込みの入るお洒落な葉や、垂直に伸びる豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培されます。葉は古代ギリシアの建築物や装飾などのモデルとして利用されていることから、ギリシャ庭園などの古典的なお庭を演出するのにおすすめです。また開花期には花茎が長く伸びて、豪華な花穂をつけるため、お庭の中に立体感を作り出したり、豪華な花がラグジュアリーな雰囲気をつくりだします。また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
アゲラタム属



学名:Ageratum
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:30~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:ホウストニアナム/カッコウアザミ
用途:開花期間長い/グランドカバー/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アゲラタムは春から晩秋頃までと開花期間が長いことから一度植え付けて適切な管理をすれば植え替えの手間をかけずに長く花を鑑賞して楽しむことが出来ます。花は頭花が茎頂部に半球状に密集するため、ボリュームのよい豪華な見た目をしており、また頭花からは雌蕊が突出しているため綿のようなふさふさした柔らかな見た目をしています。そのため、ふんわりとしたメルヘンチックな雰囲気も感じさせる植物です。また種から簡単に増やせるため、毛氈花壇としてお庭の中に植物でイラストや模様を描くのに利用されたり、花壇の縁に苗を並べて縁どりとして利用されたり、花を収穫して切り花として利用されることもあります。
アザミ属



学名:Cirsium
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・白
草丈:約50~100cm
草姿:直立型
主な原種:ノアザミ/フジアザミ/リブラレ
用途:背が高い花/カラーリーフ/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アザミは日本が原産で野原や道端などに自生している植物です。葉は羽状に深く裂け、縁部分に鋭い棘を持っているため近寄り難い見た目をしていますが、開花期には花冠から糸状の雄蕊・雌蕊を突出させる、ふわふわとした柔らかな花姿が楽しめたりもします。花は蜜源として蝶々などの昆虫を引き寄せるためビオトープやバタフライガーデンなどで利用されたり、また茶花(切り花)として利用されたりします。花の色も多彩なため好みの色の品種を選ぶ事が出来たり、また幾つかの品種では葉の中に班が入るものもあるためカラーリーフとして楽しめるアザミもあります。
アスチルベ属



学名:Astilbe
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑・黄・赤紫・暗紫・黒
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型・偽ロゼット型
主な原種:アレンジー/シネンシス/ヒトツバショウマ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アスチルベは、一般的に綿菓子を思わせるふわふわした個性的な花姿を楽しむ目的で栽培されており、また花を収穫して切り花・ドライフラワー・プリザーブドフラワーとして活用したりされる魅力的な植物です。開花期は種や品種で違いますが、一般的に6月~9月頃に見られます。円錐花序を構成する花はサイズが非常に小さく高密度に咲き、花を構成する花弁は紐のように細長くて、約10本の雄蕊も長く伸びるため、花姿は空気を多く含んだ綿のような見た目となります。ふわふわとした柔らかな外観が優しい雰囲気を醸し出すため、可愛いをテーマにするお庭や、メルヘンチックな雰囲気のあるお庭などによくあうでしょう。生育型は叢生型で、株は根茎で広がりながら複数の子株を形成して、株からは根生葉を形成して地表を覆います。この特性から、地被植物として活用する事が可能で、また高い耐陰性がある事から、樹木の下草として利用されたりします。葉は一般的に二回三出複葉ですが、しばしば二回羽状複葉や三回羽状複葉を呈します。葉の見た目は、シダ植物やレース模様似てるため、雑草のような野暮ったさは感じさせにくく、エレガントなお庭の中でも繊細で洗練された印象を与えやすいです。また葉の色は緑色の他に、黄色・黄土色・赤紫色・暗紫色・黒色などもあるため、品種を選ぶことでカラーリーフとして楽しむ事もできます。
アマランサス属



学名:Amaranthus
生活形:一年草
開花:7月~10月
花色:赤・黄
葉色:緑・黄・桃・赤・紫・黒
草丈:約30~250cm
草姿:直立型
主な原種:スギモリケイトウ/ハゲイトウ/ヒモゲイトウ
用途:背が高い花/カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アマランサスは種や品種で形態が変わる事がありますが、一般的には、美しい花や葉を観賞する目的、または茎・葉・種子を食用として利用する目的で栽培される植物です。例えば、ハゲイトウは夏の終わり頃から葉の色が緑色・紫色・黄色・赤色・桃色といった鮮やかな色に変化するため、カラフルなカラーリーフとして楽しめます。一方でスギモリケイトウやヒモゲイトウなどは花をメインに楽しまれる事が多く、花を収穫してフラワーアレンジメントなどでも楽しむことができます。
アリウム属





学名:Allium
生活形:多年草
開花:5月~7月/6月~8月
花色:桃・青・紫・茶・白・銀
葉色:緑
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ギガンテウム/クリストフィ/シクラム 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリウムは、種や品種で形態が変わりますが、一般的には、垂直に長く伸びる花茎の先に、綺麗な球形の花を咲かせる事で知られている植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に茎(花茎)・葉を何本も伸ばして群生をつくります。花のサイズは最大30cmになり、基本的に綺麗な球形になります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 花の色は多様なため好みで花色を選べますが、植物の世界では珍しい綺麗な青花や、ラメを塗ったような銀色の花を咲かせるアリウム・クリストフィなどは、アリウムを育てるなら一見する価値があるでしょう。また開花した花は収穫して切り花として楽しむ事もできます。
エキナセア属



学名:Echinacea
生活形:多年草
開花:5月~10月※6月~8月に最も多く花が咲く
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:50~120cm
草姿:叢生型
主な原種:パープレア/パラドクサ/ホソババレンギク 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エキナセアは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には花の中央部で球状に盛り上がる筒状花と、垂れ下がる舌状花のコントラストが、ユニークでかわいい印象を与える植物となります。開花時期は5月~10月頃、開花の長さは品種差があり、分枝力が高いエキナセアほど長く花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい場合は、分枝力の高い種や品種を選ぶのが大切です。花はサイズが約5~15cmと大きくて、形や色も多用です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。草姿は叢生型、地面下にある根茎が成長に伴い広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。生育旺盛で茎を出す品種ほど花をよく咲かせるため、沢山の花を楽しみたい場合は、この点も踏まえて品種選びをすることも大切になってくるでしょう。
エキノプス属(ヒゴタイ属)



学名:Echinops
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:分枝型
主な原種:ルリタマアザミ/バンナチカス/ヒゴタイ
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エキノプスは植物の世界では珍しい青色の、綺麗な球形の花を咲かせる事で知られる植物です。開花した花は、そのまま植物上で楽しまれる他、収穫して切り花やフラワーアレンジメントなどに利用されることもあります。
カラマツソウ(タリクトラム属)



学名:Thalictrum
生活形:多年草
開花:5月~7月※アクイレギフォリウムの開花期
花色:桃・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:アクイレギフォリウム/オオシキンカラマツ/キバナカラマツソウ 等
用途:背が高い花/切り花//日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラマツソウは、属の中に約211種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に美しい花や羽状に分裂する葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎または塊茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。 花は小さいながら多数集まり咲くため、 ボリューム感がありながら、空気を含む綿のような柔らかな見た目の花姿をしています。葉は羽状複葉で、葉を構成する小葉は丸みを帯びる外観をしています。そのため、可愛らしさと洗練された見た目を兼ね備えるファンシーリーフとして楽しめる植物です。また耐陰性も高いため日陰の庭で利用する事も可能です。
カンナ属



学名:Canna
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・赤・橙・紫・白・黒
草丈:約50~300cm
草姿:叢生型
主な原種:ダンドク/グラウカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンナは属の中に約12種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはジャングルの中にいる気分にさせるような巨大な葉と豪華な花を鑑賞する目的で栽培されます。開花期は初夏から中秋頃まであり、長く咲くため花を長く楽しみたい人にも好まれます。花序は総状花序または円錐花序、個々の花は大きく豪華なため、遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。また一枚の葉も約20~70cmと視界を塞ぐほどに巨大なため、株が群生になるとジャングルの中にいるような気分にさせられます。また葉の色が緑の他、黄・赤・橙・紫・白・黒と多彩なためカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。
カンパニュラ属(ホタルブクロ属)

学名:Campanula
生活形:多年草
開花:4月~7月(フウリンソウ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
主な原種:フウリンソウ/ホシギキョウ/タケシマナ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンパニュラは、属の中に約452種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
カンパニュラの主な種
- フウリンソウ:直立する茎に風鈴を想像させるような、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物になります。基本的に垂直に成長するため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことが出来て、花を収穫すれば切り花として楽しめます。
- ホシギキョウ:草姿が叢生型または匍匐型になりマット状に広がりながら、星の形に似たスマートでお洒落な花を咲かせます。そのため、花壇やロックガーデンなどの地被植物として利用される事が多く、開花期に見られる美しい花が楽しまれます。
- その他:タケシマナは茎が湾曲しながら花を下向きに咲かせて優雅な雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。モモノハギキョウは糸のように細く華奢な茎の先にベルのような大きな花を咲かせてアンバランスでありながら洗練された雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。この他にも数多くのカンパニュラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
キンギョソウ属



学名:Antirrhinum
生活形:多年草
開花:4月~9月※5月~6月に最も開花
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黒
草丈:約20~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:マユス/ヒスパニカム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キンギョソウは、金魚を思わせる個性的な花が穂状に連なり、豪華な花を咲かせる事で知られる植物です。草姿は直立型になり、高さが最大100cmまで成長します。そのため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことができます。開花期は4月~9月にあり、花が穂状に連なる豪華な花姿が楽しめます。花は下唇の基部が膨れるように突起して花喉部を塞いでいます。そのため、独特な花形となり人によっては金魚のように見える事もあるようです。また開花した花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。さらに、葉の色は緑色の他、品種により黒色もあります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとしてたのしめます。
クラスペディア属



学名:Pycnosorus
同義語:craspedia
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:黄
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:グロボーサ/グラウカ 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クラスペディアは、垂直に長く伸びる茎の先に、ゴルフボールを想像させるような球形の花を咲かせる事で知られています。草姿は叢生型、地上に茎と根生葉を何本も伸ばして群生をつくりますが、短命であるためそれほど広がりません。花のサイズは最大1~3.5cmになり、基本的に綺麗な球形になり、鮮やかな黄色です。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、花を収穫すれば切り花やドライフラワーとしてお部屋に飾る事もできます。基本的に花は乾燥しても、型崩れや色褪せがほとんどないため、ドライにした後にフラワーアレンジメントによく利用されます。
クレオメ属



学名:Cleome
生活形:一年草
開花:6月~10月
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約100~150cm
草姿:直立型
主な原種:セイヨウフウチョウソウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クレオメは草姿が直立型になり、種まき後に草丈が約100~150cmまで成長します。そのため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすればお庭の中に高さと立体感を出すことができます。開花期は種まきの時期で左右されますが、一般的に6月~10月の範囲で長く咲きます。個々の花の形は扇状に広がる花弁と長く突出する雄蕊の形から、見た目を蝶々や蜘蛛に例えられます。これらの花が、エネルギーが続く限り上に向かい花を咲かせ続けるため花穂は豪華になります。ただし、個々の花は短命なため花穂はそれほど長く伸びません。また花には麝香に似た独特な香りがあります。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えてリラックスしながら花の香りを楽しむのもよいかもしれませんね。
ケイトウ属(セロシア属)



学名:Celosia
生活形:一年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白
葉色:緑・暗紫・赤紫
草丈:約30~100cm
草姿:直立型
主な原種:ノゲイトウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケイトウは属の中に約46種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に園芸ではケイトウ(Celosia argentea)と、その変種と品種が栽培されています。開花期は種まきの時期で左右されますが、一般的に6月~11月の範囲で長く咲きます。花の形にはトサカケイトウ、フサゲイトウ、ヤリゲイトウの3パターンがある。例えば、トサカケイトウは花の形状が扇状または脳状になって細かく波打っており、花房がしっかりとしているため切り花やアレンジメントで重宝される。またフサゲイトウは花房の形がふさふさとした羽毛状で、炎が燃え上がるようにも見えるためボリューム感のある豪華な花姿をしている。そして、ヤリゲイトウは非常に多花性で次々と槍形の花を咲かせます。また開花した花は、切り花の他、ドライフラワーやフラワーアレンジメントなど様々な用途で利用されておりケイトウは人気の高い植物になります。
コスモス属



学名:Cosmos
生活形:一年草/多年草
開花(秋咲きコスモス):9月~10月
開花(春咲きコスモス):6月~10月
開花(チョコレートコスモス):5月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・赤茶・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:コスモス/キバナコスモス/チョコレートコスモス 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コスモスは属の中に約35種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コスモス(Cosmos bipinnatus)は、茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズが5~10cmと大きく華やかな見た目をしています。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、コスモスの洗練された美しさとなり、花の魅力をいっそう引き出しています。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。また、チョコレートコスモスは多年草タイプのコスモスとなります。チョコレートを思わせる花の色と香りが特徴になり、開花期間が5月~11月と長い点も魅力になります。
サルビア属





学名:Salvia
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月(スプレンデンス)
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:15~90cm(スプレンデンス)
草姿:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:スプレンデンス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/背が高い花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルビアは属の中に約1024種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
おすすめポイントと種
- 開花期間が長い:サルビア・スプレンデンス/サルビア・ファリナセア/チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・ガラニチカ/ベニバナサルビア/ボッグセージ/サルビア・ブレファロフィラ
- カラーリーフ:セージ/チェリーセージ/ホワイトセージ/ジャーマンダーセージ/サルビア・ディスカラー/パイナップルセージ/サルビア・パキフィラ/シナロアセージ/ラスティーセージ/
- 生垣:チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・レウカンサ/サルビア・クレベランディ/サルビア・カナリエンシス/ラスティーセージ
- 食用:セージ/ローズマリー/パイナップルセージ
ジギタリス属



学名:Digitalis
生活形:二年草/多年草
開花:5月~8月※分枝が多いジギタリスは開花が長くなる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・茶・白
葉色:緑
草丈:約100~200cm
草姿:ロゼット型
主な原種:プルプレア/パルビフローラ/ヴァリニー 等
用途:背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジギタリスは、開花期になると花茎を約100~200cm程度まで垂直に伸ばし、大きな花を高密度に連ねる豪華な花穂を咲かせる事で知られる植物です。豪華な花を咲かせるため、遠くから見ても強い存在感があり、広い空間の中でも見る人を魅了させる華やかさがあります。ただし、個々の花の形が筒状で無数に穴が空いてるようにも見えるため、人によっては集合体恐怖症を想起させる事もありそうです。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・茶・白と多様にありどれも素敵ですが、特にジギタリスは茶色系の花がアンティークな雰囲気を醸し出しおすすめになります。またジギタリスはお庭の中で高さや立体感を出す花として役立ちますが、花を収穫すれば豪華な切り花としてお部屋に飾る事もできます。
スイセン属



学名:Narcissus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:白・黄・橙・赤・桃
葉色:緑
草丈:約15~80cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:フサザキスイセン・ラッパスイセン・クチベニスイセン 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイセンは、一般的に花の中心部にある副花冠がラッパのように突き出ているユニークな植物です。草姿はロゼット型または叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる葉と花茎は、垂直に伸びて整然とした外観をつくるため、上品なお庭などにもよくあいます。花序は花の形や色は種や品種で差異があります。例えば、フサザキスイセンは花序が散形花序で花茎の頂部に5~15個の花を沢山つけます。そのため、ボリューム感がある豪華な花姿が楽しめます。一方で、キズイセンは花茎に花が数個しかつきませんが、花にはフローラルな強い香りがあるため、芳香性のある花として楽しまれたり、また商業的には精油をとる目的で栽培されています。この他にも、スイセン属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ストック(アラセイトウ属)



学名:Matthiola
生活形:多年草/一年草
開花(春撒き):5月~7月
開花(夏撒き):11月~1月
開花(秋撒き):2月~4月
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:直立型 等
主な原種:インカナ/ヨルザキアラセイトウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラセイトウ属は約55種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはストック(Matthiola incana)が広く栽培されています。ストックは、花のサイズが約2~4cmと大きめで、花が高密度に穂状に連なり咲くため豪華な花姿が鑑賞できる植物です。草姿は直立型で草丈が約15~75cmに成長するため、形態の異なる植物を組み合わせると高さと立体感を演出することが可能です。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾るとゴージャスな雰囲気を空間に添えることが出来るでしょう。
ゼニアオイ属(マルバ属)



学名:Malva
生活形:多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は5月~7月になる。
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型
主な原種:ジャコウアオイ/ウスベニアオイ/モクアオイ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゼニアオイ属は約53種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、ジャコウアオイ(Malva moschata)は、開花期が春から秋と長く、花に麝香に似た独特な香りがあるため、芳香のある花として楽しめます。また葉は掌状に細かく分裂してるためシャープでお洒落な見た目をしています。一方で、ウスベニアオイ(Malva sylvestris)は、開花期が春から秋と長く、花の色が桃色と濃い紫色の複色になり、花脈に濃い紫色の模様がはいる所が特徴となります。
セントーレア属(ヤグルマギク属)



学名:Centaurea
生活形:一年草/多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・紫・青・黒・白
葉色:緑・白
草丈:約40~90cm
草姿:直立型・分枝型・叢生型
主な原種:ヤグルマギク/ヤマヤグルマギク/ギムノカルパ 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セントーレア(ヤグルマギク)属は約774種を含む多様な属であり、一般的に上品さを感じさせるお洒落な花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、ヤグルマギク(Centaurea cyanus)は、生活形が一年草です。花序は頭花で、花序の外側にある筒状花は大きく発達して横向きに広がり、花序の中央部にある筒状花は小さいため花序の中央は凹んだように見える傾向があります。また他のセントレーア属の花と比べて外側の筒状花の数が多い傾向があるため、花姿にボリューム感があり豪華な見た目をしています。花の色も赤・桃・紫・青・黒・白と多様なため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んだり出来る所もおすすめポイントとなります。一方で、セントレーア・ギムノカルパ(Centaurea gymnocarpa)は、葉が羽状に分裂してるため、レース模様のようなオシャレな外観をしており、また葉に白色の毛が密生してるため、殆ど白色をしています。そのため、お洒落なシルバーリーフとして楽しめる植物になります。上記の他にも、セントレーア属が多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
タチアオイ属(アルセア属)



学名:Alcea
生活形:一・二年草/多年草(短命)
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約150~240cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タチアオイ属は約77種を含む多様な属であり、一般的に大きな花が高密度に穂状に連なり咲き誇る豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。園芸では、特にタチアオイ(Alcea rosea)が広く栽培されています。タチアオイの草姿は直立型または叢生型で、高さ約150~240cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができます。開花は6月~8月頃、直径が13cmにもなる大輪の花が、穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。また直立茎も分枝が多いため、花穂の数も複数になり、遠くからでも非常によく目立つ豪華な花姿となりフォーカルポイントとしても働きます。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
ダリア属





学名:Dahlia
生活形:多年草
開花:4月~11月※夏場は休む傾向がある
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~240cm
草姿:叢生型
主な原種:皇帝ダリア 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダリアは品種改良が進んでいて園芸品種が非常に豊富にあります。そのため、花のサイズ・形・色が多種多様にあり、また草丈の高さでも細かく品種が分類されている植物です。草姿は叢生型で、地中にある塊根のクラウンから複数の茎を地上にだします。草丈は矮性(50cm以下)から極高性(150cm以上)に分類されており好みで品種が選べます。一般的な傾向としては矮性品種は分枝が多いため花のサイズが小さめで花数が多くなり開花期間が長くなる傾向があり、花壇などで楽しむのに最適です。一方で高性品種は分枝がやや劣り花数が少ないですが、花のサイズが大きくなり、小さな花壇においては大きくなりすぎて持て余す事もありますが、高さ立体感を演出したり、切り花として利用されることが多いです。開花期は4月~11月で夏場は休む傾向にあり、分枝が多い品種ほど長く咲く傾向があります。花のサイズは極小輪(5cm前後)から超巨大輪(30cm以上)まであり、非常に多様です。ダリアは花のサイズで仕立て方もかわるため、育て方もよければ上のリンクからご活用ください。また花の色も赤・桃・橙・黄・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。種類のリンク先では241種のダリアを花の形で16種類に分類して紹介してます。よければご活用下さい。
トリトマ属(クニフォフィア属)

学名:kniphofia
生活形:多年草
開花:4月~8月※8月~10月の種や品種もある。
花色:赤・桃・橙・黄
葉色:緑
草丈:約90~150cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:オオトリトマ/リネアリフォリア/ルーペリー 等
用途:背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:トリトマ属は約71種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にボトルブラシを想像させるユニークな花の形や、南国を想像させる鮮やかな花色を楽しむ目的で栽培されています。代表的な種であるオオトリトマ(Kniphofia uvaria)は、草姿がロゼット型になり、地面下にある根茎が成長に伴って広がりながら、地中から多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。開花は4月~8月、花の形は円筒形をしており、花が総状花序に上に向かい咲き続けます。そのため、花の外観はボトルブラシに似ており、また花の色は成熟度により、赤色・橙色から黄色・緑色へと変化するため、花穂の上と下で色が変化してグラデーションが見られます。日本ではあまり見られない独特な花形と、鮮やかな花色から、南国を連想させるトロピカルな雰囲気のお庭などによく合うでしょう。この他にも、トリトマ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介しています。さらに詳しい情報や、品種を選びたい場合などに是非ご活用下さい。
デルフィニウム属



学名:Delphinium
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約100~200cm
草姿:叢生型
主な原種:エラータム/ベラドンナ/シネンセ 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:デルフィニウムは、一般的に垂直に長く伸びる豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、高さ約100~200cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができるでしょう。開花は4月~6月頃、大輪の花が穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。 花の色は桃・青・紫・白と多彩で好みで品種を選ぶことが出来ますが、デルフィニウムで最も美しい色は青色と言われています。青色は植物の世界では珍しい色になり、また心を沈める鎮静効果があるため、ブルーガーデンやヒーリングガーデンなどを作る際に取り入れるのも良いかもしれませんね。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、非常に豪華な雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
ニゲラ属



学名:Nigella
生活形:一年草
開花:4月~7月
花色:桃・青・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:直立型
主な原種:ニオイクロタネソウ/クロタネソウ/パピロサ 等
用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニゲラ属は約25種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に華やかな花を鑑賞したり、種を収穫して調味料として使用する目的で栽培されている植物です。代表的な種にはニオイクロタネソウ(Nigella sativa)やクロタネソウ(Nigella damascena)などがあります。例えば、ニオイクロタネソウは、種子を収穫してサラダやスープなどに風味付けとして利用する目的で栽培する事ができる植物になります。一方で、クロタネソウやその他の近縁の種や品種は、種子に有毒成分が含まれているため、食用には出来ません。ニオイクロタネソウの葉を構成する小葉の形が線状披針形になるのに対して、クロタネソウの小葉は糸状で幅が狭くなります。そのため、クロタネソウと区別することが出来ます。クロタネソウは、ニオイクロタネソウよりも品種が豊富にあり花の形や色が多様です。そのため、鑑賞用として楽しむ場合はクロタネソウの方が人気があります。花は平開する萼片の中央から雄蕊と雌蕊が突出する特徴的な形をしていて、雌蕊の柱頭は糸状でクネクネと不規則に伸びるため、花から葉が生えてきたような独特な花姿を呈します。そのため、ユニークな花が好きな人に好まれる傾向にあります。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やドライフラワーにして楽しむ事もできるため試してみるのもよいでしょう。
ネリネ属



学名:Nerine
生活形:多年草
開花:10月~12月
花色:赤・桃・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ボウデニー/サルニエンシス 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネリネ属は約25種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に上品さを感じさせる花を鑑賞する目的で広く栽培されている植物です。草姿はロゼット型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる細長い葉と、垂直に伸びる花茎が整然とした外観をつくります。花は細長い6個の花被片が外側にカールしながら漏斗状に広がるため、優雅な見た目をしており、さらに花が散形花序に複数集まり咲くため豪華な花姿となります。そのため、お庭に植えると開花した花がエレガントな雰囲気を空間に添えてくれます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると気品とラグジュアリー感を演出してくれるでしょう。
バーベナ属



学名:Verbena
生活形:多年草
開花(タピアン):4月~11月
開花(ボナリエンシス):6月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm(ボナリエンシス)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ボナリエンシス/リギダ/ハスタータ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バーベナ属は約160種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
バーベナの主な種とおすすめ品種
- バーベナ・ボナリエンシス(Verbena bonariensis):生活形は多年草、草丈は約30~120cm、草姿は叢生型で根茎で広がり直立茎を何本も伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、数個の穂状花序が密集するため見た目は半球形の花房となる。主な特徴として、節間が広いため花房と花房の間隔が広く疎らに咲いているため、光がよく通り透かしているような花姿となる。ナチュラルガーデンによくあい、アゲハ蝶がよく飛来してくる。
- バーベナ・リギダ(Verbena rigida):生活形は多年草、草丈は約30~60cm、草姿は叢生型で根茎で広範に広がりながら多数の直立茎または斜上茎を伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲く傾向がある。主な特徴として、園芸では地被植物として利用されます。花がよく咲くため、長く花を楽しみたい人にこのまれます。
- バーベナ(タピアン):生活形は多年草、草丈は約10~20cm、草姿は匍匐型で茎の節から不定根を出しながら広範に広がります。開花期は4月~11月ら花序は穂状花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲くため半球形の花姿となる。主な特徴として、茎が細く柔軟でカーペット状に広がるため地被植物として最適です。開花期が非常に長く、多花性で株を覆うように咲き誇るため、美しい花絨毯が楽しめます。
パンパスグラス(シロガネヨシ属)



学名:Cortaderia
生活形:多年草
開花:9月~10月
花色:白・黄・桃・紫
葉色:緑・黄
草丈:約120~400cm
草姿:叢生型
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:パンパスグラスは、高さ120~400cmに成長する大型の多年草です。園芸では一般的に綿のようにふわふわした巨大な花穂を鑑賞したりフラワーアレンジメントに利用したりする目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、多数の葉が垂直または成熟するにつれて湾曲しながら優雅に広がります。葉の縁部分の鋸歯は鋭く棘状になっているため、肌に辺り擦れると容易に切れて怪我をする可能性があります。そのため、子供やペットのいる家庭では怪我をさせないように注意する必要があるでしょう。花はイネ科でよく見られる小穂が円錐状に並んでおり、絹糸状の毛が密生する事で、ボリューム感と綿のようなふわふわ感がある優しい花姿となります。また花穂は長さ30~130cmと巨大になるため、遠くから見ても強い存在感があり、人の目を引きつけるフォーカルポイントとなるでしょう。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫してドライフラワーにしたりプリザーブドフラワーとしてアレンジメントで楽しむことも可能です。
ヒマワリ属(ヘリアンサス属)



学名:Helianthus
生活形:一年草/多年草
開花:7月~9月
花色:赤・橙・黄・茶
葉色:緑
草丈:約100~400cm※ギネスでは917cmに達する
草姿:直立型・分枝型・叢生型
主な原種:ヒマワリ/キクイモ/ヒメヒマワリ/ミクロケファルス 等
用途:背が高い花/切り花/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒマワリ属は約56種を含む属であり、園芸でも草丈・花形・花色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。代表的な種の一つであるヒマワリ(Helianthus annuus)は生活形が一年草で、草姿が直立型になり高さ約100~400cmに成長します。そのため、お庭の中で高さや立体感を演出するのに役立ちます。開花期は7月~9月にあり、花はサイズが約10~40cmと巨大になるため、遠くから見ても太陽を見てるような強い存在感があります。そのため、フォーカルポイントとして働かせることができるでしょう。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると豪華で華やかな雰囲気を演出してくれるでしょう。さらに、花後に出来る種子は軽く焙煎してスナックとして食べたり、サラダに入れて食べたりする事ができます。ヒマワリを食用としてして利用する場合は、タイタンやマンモスロシアなどのおすすめ品種があります。ヒマワリ属の種と品種に関して詳しくは、種類のリンク先でも紹介してるため、よければ参考にしてください。
ヒヨドリバナ属(ユーパトリウム属)



学名:Eupatorium
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約50~200cm
草姿:叢生型
主な原種:マクラツム/スイートジョーパイ/フジバカマ 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒヨドリバナは、すっと伸びる直立茎が整然と並ぶ洗練された姿と、茎頂で咲き誇る華やかな花姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の茎を出して群生をつくります。茎は、種により差異がありますが、花序の下での分枝が少ないため、整然とした草姿になりやすいです。花は頭花が散房状に集まる複合花序になり、頭花は雌蕊が長く突出してるため、ボリューム感の中にふんわりとした柔らかな印象をあたえる花姿となります。また花は収穫して切り花としても楽しめる、お部屋に飾ると華やかな雰囲気を演出してくれるでしょう。
フウセントウワタ属

学名:Gomphocarpus
生活形:常緑低木
開花:6月~10月
果期:8月~11月
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~200cm
草姿:叢生型
主な原種:フウセントウワタ 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フウセントウワタは、叢生して整然と並ぶ直立茎に、風船のような果実が沢山並びつく姿が独特な外観を作り出す植物です。草姿は叢生型、茎の種類は直立型で分枝がほとんどないため整然とした姿になる。花序は散形花序が総状に配置される複合花序になり、たくさん咲きます。ただし、果実と比べて小さくあまり目立たないため鑑賞価値は低めです。一方で、花後の果実は大きく膨らみ装飾性が高いため、一般的にこちらを鑑賞する目的地で栽培されます。また果実は収穫してフラワーアレンジメントなどにも利用されます。
へレニウム属



学名:Helenium
生活形:多年草
開花:7月~10月
花色:赤・桃・黄・橙
葉色:緑
草丈:約50~130cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:ダンゴギク/マツバハルシャギク 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:へレニウムは、花の中心部に丸い団子のような部分があり独特な花姿を楽しめる植物です。へレニウムは種や品種で差異があり、一般的に生活形は一年草または多年草で、茎は地表から一本だけ伸びる直立型または複数の茎が伸びる叢生型になります。直立茎は基本的に下部での分枝が少ないため、スっとした外観をしていますが、上部ではよく分枝して沢山の花が咲きます。花はキク科でよく見られる頭花で、中央部が球形に盛り上がる独特な形状をしています。そのため、ユニークな見た目の花が好きな方に好まれる植物となります。開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ると、エキゾチックな雰囲気を添えるインテリアとして働きます。
ベロニカ属





学名:Veronica
生活形:多年草
開花:6月~10月※夏に最も開花する
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:40~120cm(ロンギフォリア)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ロンギフォリア/スピカータ/トウテイラン 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベロニカ属は約198種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベロニカ属の主な種
- ベロニカ・ロンギフォリア(Veronica longifolia):整然と並ぶ直立茎に、細長い花穂がたくさんついて、豪華な花姿が楽しめる植物です。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添えることができます。草丈は約40~120cm、草姿は叢生型、直立茎が何本も伸びる、開花は6月~10月、非常に小さな花が総状に高密度に咲き、ボリューム感のある花穂となります。
- トウテイラン(Veronica ornata):茎や葉は白色の毛が密生しているため、上品な印象を与えるシルバーリーフとして楽しめる植物です。また8月~10月の開花期間中は薄い紫色の花が穂状に咲くため、お庭に気品のある雰囲気を添えます。
- カラフトヒヨクソウ(Veronica chamaedrys):草姿が匍匐型で茎が地表面を覆うように広がるため地被植物として利用されます。また開花期の4月~7月には、株全体を覆うように青花が咲き誇るため、湖面を見てるような涼やかで爽やかな花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ポピー(ケシ属)

学名:Papaver
生活形:一年草/二年草/多年草
開花:春・夏※播種時期や種により差異がある
花色:赤・桃・橙・黄・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ヒナゲシ/オリエンタルポピー 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポピーは、コーヒーカップを思わせるような丸みのある花が、可愛らしい雰囲気を添える魅力的な植物です。花の色は鮮やかで赤・桃・橙・黄・黒・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、太陽を見てるような暖かな雰囲気を添えたい場合は橙色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。
マリーゴールド属(コウオウソウ属)



学名:Tagetes
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約20~120cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:フレンチマリーゴールドアフリカンマリーゴールド/ミントマリーゴールド 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マリーゴールドは、春から秋にかけて長期間にわたり花を咲かせる点や、品種改良が進んでいて非常に多種多様な花の形と色がある点等から高い人気を誇る植物です。草姿は一般的に直立型になり、羽状複葉の葉を横へ大きく広げて地面を覆う効果があります。そのため、コンパクトな品種であれば株を並べて地被植物にする事が可能です。花のサイズは一般的に2.5~10cmの範囲であり、花の形も一重咲き・半八重咲き・八重咲き・丁字咲きがあり、花の色も赤・桃・黄・紫・緑・白と多彩です。そのため、自身の好みに合わせて品種が選びやすくなっています。またマリーゴールドの根からはα-ターチエニルという物質を分泌しており、線虫に対して殺虫効果・抑制効果があります。そのため、野菜などと一緒に植えるとセンチュウ被害を抑制することができます。
モナルダ属



学名:Monarda
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型
主な原種:タイマツバナ/ヤグルマハッカ/レモンベルガモット 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モナルダは、松明を想像させるような個性的な花を鑑賞したり、柑橘系(ベルガモット)の香りがある葉を楽しむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の茎を出して群生をつくります。茎は基本的に分枝が少なく垂直に伸びるため、モナルダは群生をしていても洗練とした印象を感じさせます。開花は6月~9月頃で、花序は節間と花梗が極短い輪散房花序に密集して咲きます。個々の花は細長く伸びる上唇と下唇がツンツンとした独特な見た目をしているため、花姿は燃え上がる松明のような個性的な見た目となっています。そのため、ユニークな見た目の花が好きな人に好まれるでしょう。また葉には芳香があり、その香りは種や品種で差異がありますが、ベルガモット・レモン・オレガノに似た芳香をもちます。この香りを楽しむ目的で、葉をぽぷりにしたり、ハーブティーにして飲まれることもあります。
ユーフォルビア属





学名:Euphorbia
生活形:多年草・低木
開花:4月~6月(カラキアス)
花色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・橙・白
葉色:緑・青・黄・橙・赤・桃・紫・黒・白
草丈:約50~120cm(カラキアス)
草姿:直立型・叢生型
主な原種:カラキアス・ソテツキリン・初雪草・ポインセチア・雪華草 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/観葉植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーフォルビア属は700種以上を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ユーフォルビア属の主な種
- ユーフォルビア・カラキアス(Euphorbia characias):たくさんの花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿が魅力的な植物です。また草丈は50~120cm、株は叢生して沢山の茎を伸ばし、大株に成長します。そのため、フォーカルポイントとして働かせることができます。
- ユーフォルビア・アミグロダイデス(Euphorbia amygdaloides):花が円筒型に集まり咲き誇る豪華な花姿と、緑・赤・紫・黒と多様な葉色を鑑賞する目的で栽培されている植物です。
- ユーフォルビア・蘇鉄キリン(Euphorbia bupleurifolia):多肉質な幹と、幹の頂部でロゼットを形成する葉が、果物のパイナップルを想像させる多肉植物です。そのため、ユニークな植物が好きな人に好まれ、栽培されています。
ユリ属





学名:Lilium
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~200cm
草姿:叢生型
主な原種:オニユリ/ヒメユリ/ササユリ/カノコユリ 等
用途:背が高い花/切り花/プリザーブドフラワー/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユリは豪華さや優美さを感じさせる花を楽しむ目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に茎を伸ばし群生をつくります。開花は6月~8月、花のサイズは30cmに達する事もある大輪で強い存在感があり、花の形は6枚の花被片が漏斗形に開きながら先端が外側に湾曲するため、豪華さと優美さを兼ね備える花姿が楽しめます。また花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、高級感のあるラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
ラティビダ属

学名:Ratibida
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:赤・黄・橙・茶
葉色:緑
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型
主な原種:メキシカンハット/ピナータ 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
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備考:ラティビダは、メキシカンハットを想像させるような個性的な花を鑑賞する目的などで栽培される植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、多数の茎が伸びて群生をつくります。また茎はあまり分枝をせず高さ約30~150cmに真っ直ぐと伸びるため、整然とした姿になりやすい。花はキク科でよく見られる頭花で、中央部の筒状花が長球形に盛り上がり、舌状花が垂れ下がる独特な形状をしています。そのため、ユニークな見た目の花が好きな方に好まれる植物となります。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ると、エキゾチックな雰囲気を添えるインテリアとして働きます。
リコリス属(ヒガンバナ属)



学名:Lycoris
生活形:多年草
開花:8月~10月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ヒガンバナ/シロバナマンジュシャゲ/ナツズイセン 等
用途:背が高い花/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リコリスは、複数の大きな花が散歩散形状に集まり咲く姿が豪華さと、長く突出する雄蕊と、外側にカールする花被片が優美さを感じさせる植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。
リシマキア属(オカトラノオ属)



学名:Lysimachia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・紫
葉色:緑・黄
草丈:
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:プンクタータ/コバンコナスビ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リシマキア属は約288種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リシマキア属の主な種
- リシマキア・プンクタータ(Lysimachia punctata):黄色の花が連なり咲く豪華な花や、葉に覆輪の入る品種をカラーリーフとして楽しむ目的で栽培される品種です。生活形は多年草、草丈は約60~100cm、草姿は叢生型、地上茎は直立茎、開花期は5月~7月、花序は総状花序、花は直径が約2.5cm、花は5枚の黄色の花弁が漏斗形にひらきます。
- コバンコナスビ(Lysimachia nummularia):草姿が匍匐型になり、茎が地表面を覆うように広がるため、地被植物に仕立てられたり、鉢から枝垂れる姿を鑑賞する目的でハンギング仕立てで栽培される植物です。開花期は5月~7月、小さな黄花が腋生に咲きます。
- オカトラノオ(Lysimachia clethroides):花穂が途中で折れてお辞儀してるように見える個性的な植物です。生活形は多年草、草丈は約60~100cm、草姿は叢生型、地上茎は直立茎、開花期は6月~8月、花序は総状花序、花は非常に小さく、5枚の白色の花弁が皿状にひらきます。
リンドウ属(ゲンチアナ属)



学名:Gentiana
生活形:多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
主な原種:リンドウ/チャボリンドウ/ルテア 等
用途:グランドカバー/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:リンドウ属は約344種を含む属であり、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
リンドウ属の主な種
- リンドウ(Gentiana scabra var. buergeri):植物の世界では珍しい鮮やかな青花を咲かせます。花の形は漏斗形で、上向きに開花して、茎の頂部で密集します。そのため、豪華な花姿が楽しめる植物です。開花した花は切り花として利用されることもあります。
- チャボリンドウ(Gentiana acaulis):地面をマット状に広がるため地被植物となり、開花期には鐘形の青花を上向きに開花させる植物です。
ルドベキア属



学名:
生活形:一年草/多年草
開花:7月~9月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約30~250cm
草姿:叢生型
主な原種:アラゲハンゴンソウ/フルギダ/サブトメントーサ 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ルドベキアは、花の中央にある筒状花の集まりが球状に盛り上がるため、個性的な花形をしています。また花の中央にある筒状花は黒色をしているため、黄色の舌状花と組み合わさると危険を知らせる看板のような色彩効果をうみだします。そのため、お庭で栽培するとよく目立つ植物となるでしょう。生活形は一年草と多年草があり、種により差異がある。草姿は叢生型で、地際から直立茎が何本も伸びて群生をつくり、直立茎は基本的に分枝が少ないため、整然と並び洗練された外観になりやすい傾向にあります。開花期は7月~9月頃、花序は頭花です。頭花は直径が3~12cm程とサイズが多様にあり、基本的に花托が球形のため、中央部にある筒状花の集まりは団子のような個性的な外観をしてます。頭花の外側にある舌状花の色は赤・桃・黄・橙・白と多様なため、好みに合わせて色を選ぶと良いでしょう。
ルピナス属



学名:Lupinus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:ラッセルルピナス/ぺレニス/アルバス 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ルピナスは、花が高密度に穂状に連なり、鉄塔を想像させるような豪華な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の根生葉と茎を出して群生をつくります。葉は掌状に分裂していて、楓の葉のようなお洒落な見た目をしているため、ファンシーリーフとしても楽しめるでしょう。開花期は春から夏、花は丸みのある蝶形花で、穂状に高密度に連なります。その花穂は垂直に伸びて咲くため、花壇の中で育てると高さと立体感を出して、また豪華さを感じさせる花姿となります。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、豪華でラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
ロベリア属



学名:Lobelia
生活形:多年草
開花:5月~10月※主な開花期は5月~6月(ルリミゾカクシ)
花色:青色・紫色・赤色・桃色・白色
葉色:緑色・暗紫色
草丈:約10~20cm(ルリミゾカクシ)
草姿:匍匐型・分枝型・叢生型
主な原種:ルリミゾカクシ/サワギキョウ/ベニサワギキョウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ロベリア属は約441種を含む属であり、園芸でも草姿・ 葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種があります。特に代表的な種である、ルリミゾカクシ(Lobelia erinus)は、地表を覆うように広がる性質があり、春から秋の開花期になると株を覆うように沢山の花を咲かせるため、花絨毯のような美しい花姿が楽しめる植物となります。そのため、栽培される際は地被植物として利用されたり、また枝垂れる性質もあるため、ハンギングバスケットなどに植えて茎葉が枝垂れる様子と美しい花姿が楽しまれたりします。この他にも、ロベリア属の中には草姿が叢生型で直立茎が何本も延びて穂状の花を咲かせるサワギキョウやベニサワギキョウなどがあります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ワレモコウ属



学名:Sanguisorba
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・紫・茶・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約30~120cm
樹形:叢生型
主な原種:ワレモコウ/カライトソウ/サラダバーネット 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ワレモコウ属は約35種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ワレモコウ属の主な種
- ワレモコウ(Sanguisorba officinalis):長い花梗と、長球形の花穂が作り出す、独特な花姿と、上品さと華やかさを感じさせる赤紫色(赤黒色)の花が、魅力的な植物です。開花した花は収穫して切り花やドライフラワーとしてお部屋に飾ることができます。
- カライトソウ(Sanguisorba hakusanensis):日本の固有種で、桃色の花穂が途中で湾曲しながら咲く独特な花姿が魅力の植物です。
- サラダバーネット(Sanguisorba minor):キュウリの風味がする葉を収穫して食べる目的で、一般的に栽培されている植物です。