原産:西アジア/ヨーロッパ/北アフリカ 科:マメ(Fabaceae) 属:シャジクソウ/トリフォリウム/クローバー(trifolium) 種:ムラサキツメクサ(trifolium pratense) 別名:アカツメクサ/レッドクローバー 開花時期:5月~7月 花の色:桃色●白色〇 葉色:緑色●白色〇 分類:多年草 草姿:直立 草丈:約15~50cm 誕生日:4月18日 花言葉:「勤勉」「実直」「豊かな愛」「善良で陽気」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ムラサキツメクサは学名trifolium pratense、別名「アカツメクサ」や「レッドクローバー」とも呼ばれる西アジア及びヨーロッパ、北アフリカを原産とする多年草です。一般的なクローバー(シロツメクサ)と比較するとムラサキツメクサは茎が匍匐することなく直立して地面下にある地下茎によって広がります。また葉も細長く花色は桃色(赤紫色)です。
ムラサキツメクサもシロツメクサと同様にタンパク質を豊富に含んだ草食動物の優れた飼料作物として利用されたり、マメ科と共生する根粒菌(根に瘤が出来る)に空気中の窒素を植物が利用出来るアンモニアに変えてもらい、窒素が固定された所でムラサキツメクサを刈り土と混ぜ込むことで緑肥として利用されます。また園芸でも晩春から夏に咲く淡い桃色の花を鑑賞する目的で育てられます。
開花時期は春から初夏、花色は桃色もしくは白色、マメ科特有の蝶形花の小花を頂部で球形に総状花序に咲かせます。草姿は直立で地下茎により広がり高さ約15(50)cm × 幅は約10(30)cmまで成長します。葉色は緑色に白色の班が入り、小葉は細長く3出複葉して、花の直下のみ対生葉序で残りは互生葉序につきます。
ムラサキツメクサを緑肥として利用する場合は、早春に種を撒いた後に数ヶ月成長させ、開花直前に土壌にすき込みます。緑肥として利用しない場合も土壌を肥沃にする効果があり、また雑草を抑制(ムラサキツメクサが雑草化する場合もある)します。晩春から夏にかけては桃色の球形の可愛らしい花が見られロマンティックな雰囲気を作り、また蜜蜂等の重要な蜜源植物にもなります。
ムラサキツメクサは株分けや種まきによって簡単に増やす事が出来ます。夏の暑さ冬の寒さに強く、手入れを殆どしなくても育てられる丈夫な多年草です。