原産:西アフリカ 科:シソ(Lamiaceae) 属:クサギ/クレロデンドラム(Clerodendrum) 種:ゲンペイカズラ(thomsoniae) 別名:ゲンペイクサギ/ゲンペイボク/バック フラワー(bagflower) 開花時期:5月~9月 花の色:赤色●白色〇 葉色:緑色●黄色● 分類:常緑ツル性木本/常緑低木 草丈:約300~700cm 草姿:ツル性 誕生日:5月29日 花言葉:「親友」「個性の強さ」「大きな希望」「チャンス到来」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ゲンペイカズラは学名Clerodendrum thomsoniae、別名「ゲンペイクサギ」や「ゲンペイボク」とも呼ばれる西アフリカ原産の常緑ツル性木本もしくは常緑低木です。膨らみのある真っ白な萼から咲く上品な赤黒い花は洗練された魅力があり、また円錐状に花穂が集まり咲くため非常にボリューミーな花姿をします。一般的にはツル性で他の植物や構造物に絡み長さが7mまで成長する事もありますが、低木の様に育てられる事もあります。また常緑ですが冬の寒さに当たると室内でも落葉する場合があり、春になると根(根が無事なら)から芽を出して宿根草の様に育つ事もあります。
園芸ではツル植物として育てる事も出来ますが、自らツルを絡みつける事が下手なのでトレリス等に誘引して上げる必要があります。また小さくても良く開花するため鉢花としてコンパクトに育てられる事もあります。園芸品種では葉にクリーム色の班が入り花のない時期もカラーリーフとして楽しめる品種(ゲンペイカズラ バリエガツム’Variegatum’)等もありますが、純白の花の魅力が損なわれるため好みが分かれる所でしょう。
開花時期は晩春から初秋、白色の鐘状の萼から高杯形の赤色の小花を円錐花序もしくは集散花序に咲かせます。草姿はツル性で長さ約300~約700cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは披針形、葉序は対生葉序につきます。
ゲンペイカズラをツル植物として利用する場合はトレリスや支柱等を用意してツルを巻き付ける様に誘引して育てると良いでしょう。また摘芯や剪定を行えば低木の様に育てる事も可能です。晩春から初秋にかけて長期に渡り咲く白色と赤色の複色の花は、上品でエレガンスな雰囲気がありオシャレなお庭によく似合うでしょう。
ゲンペイカズラは晩春から夏にかけて行う挿し木で増やす事ができます。育てる際は乾燥や冬の寒さに弱いため、しっかりと水やりを行い冬越し対策が必要になるでしょう。
クサギの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。