原産:ヨーロッパ/西アジア 科:ジンチョウゲ(Thymelaeaceae) 属:ジンチョウゲ/ダフネ(daphne) 種:セイヨウオニシバリ(mezereum) 別名:ヨウシュジンチョウゲ/フェブラリー・ダフネ(February daphne) 開花時期:3月~4月 花の色:桃色●紫色●白色〇 葉色:緑色● 分類:落葉低木 草丈:約100~150cm 誕生花: 花言葉: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
セイヨウオニシバリは学名daphne mezereum、別名「ヨウシュジンチョウゲ」や「フェブラリー・ダフネ(February daphne)」とも呼ばれるヨーロッパおよび西アジア原産の常緑低木です。
セイヨウオニシバリの語源(由来)
- 属名のダフネ(daphne)はギリシャ語で「月桂樹」を意味しています。ギリシャ神話ではアポローンから逃げるために、ニンフが父(ゼウス)に自ら(ニンフ)を月桂樹に変えてくれるように頼み、アポローンに捕まる寸前でニンフが月桂樹に変えられた事に因んでいます。
セイヨウオニシバリの特徴
- 落葉性のため冬の間は葉がありません
- ↳開花時に葉がないため花によりフォーカスがあたり洗練されています
- ↳非常に多花性で開花期間中は圧倒される程の花を咲かせます
- 枝分かれがよく扇を開いたような美しい樹形をつくります
- 枝や葉、花に至るまで全ての部分が有毒です
- ↳非常に毒性が強く摂取した場合重度の中毒症状を起こす可能性があります
セイヨウオニシバリの樹皮は灰褐色、樹形はよく枝分かれして扇を開いたように茂り成熟すると高さ150cmまで成長する事があります。葉は落葉性のため秋になると黄色くなり冬になると落葉します、葉は緑色で倒披針形もしくは楕円形の形をしています。花には花弁がなく花弁の様に見える萼片が4個あり、腋生で節に数個ずつ咲きます。
開花時期は早春から春、花色は紫色や桃色、白色があり、個々の花には花弁はなく萼片が4個あり、花序は穂状花序に花を咲かせます。樹形はブッシュ状に茂り高さは約150cm × 幅は約150cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは倒披針形、葉序は互生葉序につきます。
セイヨウオニシバリの毒性(既知の危険性)
セイヨウオニシバリには毒性の強い「ダフネトキシン」「ダフニン」「メゼレイン」が植物全体、特に果実に多く含まれています。
毒物は樹液にももちろん含まれており、剪定した際に触れるだけでも皮膚から毒が吸収され人によっては強い炎症を引き起こす事があります。また経口摂取すると、下痢や嘔吐の他に、腎臓や循環器系に重度の損傷を引き起こす恐れがあるため絶対に食べられません。またペットに対しても同様に有毒なため、育てる際は注意が必要でしょう。
セイヨウオニシバリの栽培
セイヨウオニシバリは根が傷む事を嫌い移植が難しいため、基本的に植えたらそのままです。鉢植えで植え替えする場合は根鉢を崩さず一回り大きな鉢に植え替えます。また根も浅めなため特に夏場等の乾燥に注意する必要があります。 増やし方は挿し木もしくは種によって増やせます。