原産:中国 科:ジンチョウゲ(Thymelaeaceae) 属:ジンチョウゲ/ダフネ(daphne) 種:フジモドキ(genkwa) 別名:チョウジザクラ/サツマフジ/シゲンジ/ライラック・ダフネ(Lilac Daphne) 開花時期:3月~4月 花の色:桃色●紫色● 葉色:緑色● 分類:落葉低木 草丈:約100cm 誕生花: 花言葉: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
フジモドキ(チョウジザクラ)は学名daphne genkwa、別名「瑞香」や「輪丁花」や「ダフネ・オドラ」とも呼ばれる常緑低木です。フジモドキ(チョウジザクラ)は中国が原産で、日本にも江戸時代初期に入ってきていたと言われています。
フジモドキ(チョウジザクラ)の語源(由来)
- 属名のダフネ(daphne)はギリシャ語で「月桂樹」を意味しています。ギリシャ神話ではアポローンから逃げるために、ニンフが父(ゼウス)に自ら(ニンフ)を月桂樹に変えてくれるように頼み、アポローンに捕まる寸前でニンフが月桂樹に変えられた事に因んでいます。
フジモドキ(チョウジザクラ)の特徴
- 落葉性のため冬の間は葉がありません
- ↳開花時に葉がないため花によりフォーカスがあたり洗練されています
- ↳非常に多花性で開花期間中は圧倒される程の花を咲かせます
- 枝分かれがよく扇を開いたような美しい樹形をつくります
- 中国では漢方薬として利用されます
- ↳ただし他のジンチョウゲ同様に枝葉、花に至るまで有毒です
- 底の浅い鉢植えに植えて盆栽としても楽しめます
フジモドキ(チョウジザクラ)の樹皮は赤褐色、樹形はよく枝分かれして扇を開いたように茂り成熟すると高さ100cmまで成長する事があります。葉は落葉性のため秋になると黄色くなり冬になると落葉します、葉は緑色で倒披針形もしくは楕円形の形をしています。花には花弁がなく花弁の様に見える萼片が4個あり、腋生で節に数個ずつ咲きます。
開花時期は早春から春、花色は紫色や桃色があり、個々の花には花弁はなく萼片が4個あり、花序は散形総状花序に花を咲かせます。樹形はブッシュ状に茂り高さは約100cm × 幅は約100cmまで成長します。葉色は緑色で品種により黄色の班が入り、葉身は楕円形もしくは倒披針形、葉序は互生葉序につきます。
フジモドキ(チョウジザクラ)の毒性(既知の危険性)
フジモドキ(チョウジザクラ)には毒性の強い「ダフネトキシン」や「メゼレイン」が植物全体、特に果実に多く含まれています。
毒物は樹液にももちろん含まれており、剪定した際に触れるだけでも皮膚から毒が吸収され人によっては強い炎症を引き起こす事があります。また経口摂取すると、下痢や嘔吐の他に、腎臓や循環器系に重度の損傷を引き起こす恐れがあるため絶対に食べられません。またペットに対しても同様に有毒なため、育てる際は注意が必要でしょう。
フジモドキ(チョウジザクラ)の栽培
フジモドキ(チョウジザクラ)は根が傷む事を嫌い移植が難しいため、基本的に植えたらそのままです。鉢植えで植え替えする場合は根鉢を崩さず一回り大きな鉢に植え替えます。また根も浅めなため特に夏場等の乾燥に注意する必要があります。 増やし方は挿し木もしくは種によって増やせます。