ブラシノキ(カリステモン)属は属の中に約37~50種がありオーストラリアを原産とする低木もしくは小高木です。一般に園芸では、開花が長く様々な園芸品種があるハナマキ、非常に高性で枝が下垂して個性的な花を咲かせるシダレハナマキ、瓶ブラシの様な個性的な花が魅力的なブラシノキ等が親しまれています。
ブラシノキ(カリステモン)は夏の暑さに強い一方で、冬の強い霜に当たると枯れる事もあるため寒冷地で冬越しする際には管理に注意が必要です。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
![]() 開花時期:5月~10月 | ![]() 開花時期:5月~6月 |
![]() ①ブラシノキ | ④その他の種や園芸品種 |
原産:オーストラリア
学名:Callistemon citrinus
草丈:約180~500cm
分類:常緑小高木
開花時期:5月~10月
花色:赤色●桃色●白色〇
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:4月8日/5月19日
花言葉:「恋の火」「恋の炎」「気取る心」「はかない恋」
特徴:ハナマキは学名Callistemon citrinus、別名「レモン ボトルブラッシュ(lemon bottlebrush)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑小高木で、種小名の「citrinus」はラテン語で「レモン色の/レモンの様な香り」を意味し、柑橘系の香りのする葉に由来しています。
ハナマキは潰すと柑橘系の香りがする葉があり、花は瓶洗いブラシを連想させる様な個性的な花姿をしています。樹形は最大500cmまで成長し横へも大きく広がります。花の主な開花は春から初夏ですが、環境が合えば霜の降りる時期まで開花が続き、赤色の長い花糸と紫色の葯が特徴的なブラシの様な花を咲かせます。
園芸では一般的に個性的な花を観賞する目的で庭木として育てられますが、生垣として境界を囲うのに利用される事もあります。園芸品種には、真っ赤な花と黄色の葯がポップで明るい雰囲気を作る「スプレンデンス(splendens)」や、白色の清楚な花を咲かせる「ホワイトアンザック(white anzac)」、濃い桃色の花がガーリーポップな雰囲気を出す「モーブミスト(mauve mist)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から秋、花色は桃色や赤色があり、個々の小花は5個の花弁があり突出する雄蕊が30(45)個あり、花序は小花が円筒状に最大80個集まり長さ6~10cmの穂状花序に咲かせます。樹形は高さは約180(500)cm × 幅は約180(400)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形もしくは披針形で長さ約2.5(10)cm × 約4(25)mm、葉序は互生葉序につきます。
ハナマキは一般的に夏に挿し木する事で増やさす事が出来ます。育てる際は夏の暑さに強い一方で、冬の寒さにやや弱く強い霜に当たると枯れる事があるため注意が必要です。
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原産:オーストラリア
学名:Callistemon viminalis
草丈:約600~900cm
分類:常緑小高木
開花時期:5月~6月
花色:赤色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:普通
誕生花:4月8日/5月19日
花言葉:「恋の火」「恋の炎」「気取る心」「はかない恋」
特徴:シダレハナマキは学名Callistemon viminalis、別名「カリステモン・ビミナリス」や「ウィーピングボトルブラッシュ(weeping bottlebrush)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑小高木です。
シダレハナマキは非常に背が高く最大9m迄成長し、枝先を下垂させながら瓶洗いブラシを連想させる様な個性的な花を咲かせます。ブラシの様な特徴的な花は、赤色の長い花糸と黄色の葯から出来ており花弁は直ぐ落ちるため雄蕊のみのような花を咲かせます。
園芸では一般的に個性的な花を観賞する目的で庭木として育てられますが、高さ幅ともに非常に大きく成長するため花壇や植え込みに植える際は十分なスペースをとりましょう。園芸品種には、高さが約2m迄と一般的な種と比べて矮性な「キャプテンクック」や、一般的な種より枝が大きく下垂する「ドーソンリバーウィーパー(Dawson River Weeper)」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。
開花時期は晩春から初夏、花色は赤色があり、個々の小花は5個の花弁がありますが直ぐに落ち、長さ15(25)mmの雄蕊が突出します、花序は小花が円筒状に多数集まり長さ4(15)cmの穂状花序に咲かせます。樹形は高さは約600(900)cm × 幅は約300(450)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形もしくは披針形で長さ約40(70)cm × 約3(6)mm、葉序は互生葉序につきます。
シダレハナマキは一般的に夏に挿し木する事で増やさす事が出来ます。育てる際は夏の暑さに強い一方で、冬の寒さにやや弱く強い霜に当たると枯れる事があるため注意が必要です。
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原産:オーストラリア
学名:Callistemon speciosus
草丈:約180~360cm
分類:常緑小高木
開花時期:5月~6月
花色:赤色●桃色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:4月8日/5月19日
花言葉:「恋の火」「恋の炎」「気取る心」「はかない恋」
特徴:ブラシノキは学名Callistemon speciosus、別名「キンポウジュ(金宝樹)」や「カリステモン・スペシオサス」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑小高木です。和名「ブラシノキ」の由来は花の形がブラシを連想させる所からきており、また種小名の「speciosus」はラテン語で「綺麗な/美しい」を意味し、美しい花姿に由来しています。
ブラシノキの最大の特徴(魅力)は瓶洗いブラシを連想させる様な個性的な花姿にあります。樹形は卵形になり高さは最大360cmまで成長し、多くの場合で垂れ下がる様に枝が下垂します。花は長さが15cm迄の太い円筒形に咲き、ブラシの様に見える物は雄しべの花糸です。また雄しべの先に付く金色の葯が金粉の様にも見えるため「金宝樹」の別名でも呼ばれています。
開花時期は晩春から初夏、花色は桃色や赤色があり、個々の小花は5個の花弁があり長さ25(35)mmの雄蕊が多数付き、花序は小花が円筒状に集まり穂状花序に咲かせます。樹形は卵形になり高さは約180(360)cm × 幅は約90(180)cmまで成長します。葉色は緑色で白色の毛が生えており、葉身は線形もしくは披針形で長さ約4(12)cm × 約3(18)mm、葉序は互生葉序につきます。
ブラシノキは一般的に夏に挿し木する事で増やさす事が出来ます。育てる際は夏の暑さに強い一方で、冬の寒さにやや弱く強い霜に当たると枯れる事があるため注意が必要です。
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