原産:日本/東アジア/ロシア 科:キキョウ(Campanulaceae) 属:ロベリア/ミゾカクシ(Lobelia) 種:サワギキョウ(sessilifolia) 別名:ロベリア・セシリフォリア 開花時期:8月~10月 花の色:青色●紫色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約50~100cm 花言葉:「高貴」「繊細」「敵意」「悪意」「特異な才能」 誕生花:10月30日 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
サワギキョウは学名Lobelia sessilifolia、別名「ロベリア・セシリフォリア」とも呼ばれ日本及び東アジア、ロシアを原産とする多年草で、日本では北海道から九州まで分布し山地の湿原や湿り気のある草地等に自生しています。和名「サワギキョウ」の由来は沢に咲くキキョウ科の植物もしくはキキョウに似た花色から名付けられており、種小名のセシリフォリア(sessilifolia)は「無柄葉の」を意味しており、茎葉に葉柄がない事に由来します。
サワギキョウの最大の特徴(魅力)は垂直に伸びる茎の先に穂状に咲く上品な紫色もしくは青色の花にあります。地下部には根茎があり地際から何本も茎が垂直に伸びて群生し、茎は分枝する事なく最大100cmの高さまで成長します。
サワギキョウは有毒なアルカロイド(ロベリン)を含み、大量に摂取すると嘔吐や下痢、倦怠感等の症状を引き起こす可能性があります。子供や犬猫のいる家庭等では間違って食べないように注意する必要があるでしょう。
園芸では花壇の中央や後方に植えられる事が多く、垂直に伸びる茎は分枝する事なく最大100cmまで伸びるため単調になりがちな平らな花壇の中で高さというアクセントを作りリズム感のある美しい背景を作ります。花色は上品な紫色の花色から清涼感を感じさせる青色までがありお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶとよいでしょう。
開花時期は晩夏から秋、花色は青色や紫色があり、個々の花は唇形で下唇が広く3裂して上唇が2裂し、花序は小花(唇形)が穂状に集まり総状花序につきます。草姿は直立して高さは約50(100)cm × 幅は30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は披針形で葉縁に鋸歯があり、葉序は互生葉序につきます。
サワギキョウは挿し木や株分け、種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強い一方で夏の暑さを苦手にしているため管理に注意が必要でしょう。
ロベリアの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。