原産:ヨーロッパ/西アジア/北アフリカ 科:ムラサキ(Boraginaceae) 属:アンチューサ/ウシノシタグサ(anchusa) 種:アズレア/ウシノシタグサ(azurea) 別名:アンチューサ・アズレア/ガーデン アンチューサ(garden anchusa)/イタリアンビューグロス(Italian bugloss) 開花時期:4月~6月 花の色:青色●紫色● 葉色:緑色● 分類:多年草(短命) 草丈:約60~150cm 誕生花:11月20日 花言葉:「偽り」「あなたが信じられない 」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アンチューサ(ウシノシタグサ)は学名anchusa azurea、別名「アンチューサ・アズレア」や「ガーデン アンチューサ(garden anchusa)」等とも呼ばれヨーロッパ及び西アジア、北アフリカに分布する多年草(短命)で、主に道端や荒地などに自生しています。和名「ウシノシタグサ」の由来は葉の表面がザラザラとして牛の舌を連想させる所からきており、属名のアンチューサ(anchusa)はラテン語で「化粧品/紅」を意味し根を口紅や頬紅に利用されていた所からきています。また種小名のアズレア(azurea)はラテン語で「空色の」を意味し、美しい青い花色に由来しています。
アンチューサ(ウシノシタグサ)の最大の特徴(魅力)は空や海を連想させる様な清涼感ある花色と、背の高い草姿にあります。茎や葉は密に毛が生え、特に葉はザラザラと質感があるため和名「ウシノシタグサ」の由来にもなっています。茎は垂直に伸び成熟すると最大150cmの高さまで成長する事がありますが、横への広がりは殆どありません。
春に一斉に咲く青色の花穂は初めコイル状に巻いていますが開花が進むにつれて真っ直ぐに花穂が展開していく個性的な花姿をしており、また茎には沢山の花穂が集まり非常にボリューミーな開花が見られます。その他にも花は蜜生産量が多い事で知られており、蜜蜂等の昆虫にとって蜜源としても魅力的な様です。
開花時期は春から初夏、花色は青色から紫色、個々の小花は筒状で花先が5裂して直径約1.5cmあり、花序はサソリ型花序に咲きます。草姿はロゼット状で根茎により広がり高さは約60(150)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色で白色の毛が密生し、葉身は披針形、葉序は互生葉序もしくは根出葉につきます。
アンチューサ(ウシノシタグサ)は一般的には春か秋に種を撒いて増やされますが、春に基部から出てくる茎を挿し木もしくは根挿しで増やす事も出来ます。育てる際は冬の寒さに強い一方で、夏のジメジメした高温多湿を苦手にしているため夏の管理には注意が必要でしょう。