原産:ヨーロッパ/西アジア 科:ムラサキ(Boraginaceae) 属:アンチューサ/ウシノシタグサ(anchusa) 種:オフィキナリス(officinalis) 別名:アンチューサ・オフィキナリス/アルカネット(alkanet)/コモン ビューグロス(common bugloss) 開花時期:5月~9月 花の色:青色●紫色●桃色●白色〇 葉色:緑色● 分類:二年草/多年草 草丈:約30~60cm 誕生花:2月9日/4月24日/11月20日 花言葉:「真実の愛」「大事な想い出」「あなたが信じられない 」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
アンチューサ(アルカネット)は学名anchusa officinalis、別名「アンチューサ・オフィキナリス」や「コモン ビューグロス(common bugloss)」とも呼ばれるヨーロッパ及び西アジアが原産の二年草または多年草で、主に道端や荒地などに自生しています。属名のアンチューサ(anchusa)はラテン語で「化粧品/紅」を意味し根を口紅や頬紅に利用されていた所からきており、種小名のオフィキナリス(officinalis)はラテン語で「薬用の」を意味し、薬用植物として利用されてきた事に由来しています。
アンチューサ(アルカネット)は通常1年目はロゼット状の草姿で過ごし、2年目以降に花茎を伸ばし青色の花を咲かせます。茎や葉は毛深く成熟すると最大60cmの高さまで成長する事があり、直根性の根から多数の茎を生成します。また根は染料として利用される事もあり、乾燥させた根を水で煮るとラベンダー色(紫色)の染料が生成されウール等の染色に利用されます。
花は非常に小さく園芸的にはあまり魅力的ではないものの、蜜生産量が多く蜜蜂等の昆虫にとっては蜜源として魅力的な様です。また個性的な花序(サソリ型花序)をもち、初めコイル状に花穂は巻いていますが開花が進むにつれて真っ直ぐに花穂が展開していきます。
開花時期は晩春から秋、花色は青色から紫色もしくは桃色なら白色、個々の小花は筒状で花先が5裂して直径約1.0cmあり、花序はサソリ型花序に咲きます。草姿はロゼット状で根茎により広がり高さは約30(60)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色で白色の毛が密生し、葉身は楕円形、葉序は互生葉序もしくは根出葉につきます。
アンチューサ(アルカネット)は一般的には春か秋に種を撒いて増やされますが、春に基部から出てくる茎を挿し木もしくは根挿しで増やす事も出来ます。育てる際は冬の寒さに強い一方で、夏のジメジメした高温多湿を苦手にしているため夏の管理には注意が必要でしょう。