原産:日本 科:キンポウゲ(Ranunculales) 属:オダマキ/アクレギア(Aquilegia) 種:ヤマオダマキ(buergeriana) 別名:アクレギア・ブエルゲリアナ 開花時期:6月~8月 花の色:紫色●黄色● 葉色:緑色● 分類:多年草(宿根草) 草丈:約30~60cm 草姿:ロゼット 誕生花:5月14日/5月29日/6月2日 花言葉:「愚か」「温和」「勝利への決意」「心配して震えている」「あの方が気がかり」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ヤマオダマキは学名Aquilegia buergeriana、別名「アクレギア・ブエルゲリアナ」とも呼ばれる日本原産の多年草(宿根草)で、北海道から九州迄に分布して山地の草地や林縁等に自生しています。和名「ヤマオダマキ」の由来は山(ヤマ)に咲くオダマキという意味からきています。
ヤマオダマキの最大の特徴(魅力)はスラリと伸びる茎頂に咲く紫色と黄色の2色の個性的な花色にあり、花は下向きに距を上に突き出す個性的な花姿をしています。葉はシダ植物や扇を連想させる様な装飾的な葉の形をしており、地面を被覆する様に下部でフサフサと茂ります。茎は最大60cmまで伸び何回か枝分かれしながら1~数個の花を咲かせ、花は直径が約3~3.5cmあり外周に紫色の萼片(5個)に中央に黄色の花弁(5個)、後ろに突き出る距(5個)はやや内側に巻きます。
ヤマオダマキは多年草(宿根草)のため、冬になると地上部は枯れてしまい根のみで春まで過ごします。春になると芽が現れ根生葉や茎を伸ばし晩春頃から花を付けます。花が終わり夏に入ると、ヤマオダマキはしばしば葉がボロボロになったり枯れてしまいます。夏の強い日差しや高温等が原因ですが、基本的には短命の多年草のため溢れ種をとって毎年更新される事も多いようです。また一方で種を付けたままにすると株のエネルギーが失われるため夏越ししにくくなります。
開花時期は初夏から晩夏、花色は紫色や黄色があり、個々の花は花弁の様に見える5個の萼と中央に5個の円筒型の花弁と5個の後ろに突き出る距があり下向きに咲きます。草姿はロゼット状で直立に茎を伸ばし高さは約30(60)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、1~2回三出複葉して、葉序は根出葉もしくは互生葉序になります。
ヤマオダマキは株分けや種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強い一方で夏の高温多湿を苦手にしているため注意が必要でしょう。また基本的に短命のため定期的な株の更新が必要です。
オダマキ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。