原産:シベリア/モンゴル/中国 科:キンポウゲ(Ranunculales) 属:オダマキ/アクレギア(Aquilegia) 種:ヴィリディフローラ(viridiflora) 別名:クロバナオダマキ/アクレギア・ヴィリディフローラ 開花時期:4月~6月 花の色:緑色●紫色●茶色● 葉色:緑色● 分類:多年草(宿根草) 草丈:約15~50cm 草姿:ロゼット 誕生花:5月14日/5月29日/6月2日 花言葉:「愚か」「温和」「勝利への決意」「心配して震えている」「あの方が気がかり」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
クロバナオダマキは学名Aquilegia viridiflora、別名「アクレギア・ヴィリディフローラ」とも呼ばれるシベリア及びモンゴル、中国原産の多年草(宿根草)です。種小名のヴィリディフローラ(viridiflora)はラテン語で「緑色の花の」を意味しています。
クロバナオダマキの最大の特徴(魅力)はカフェを連想させる様な落ち着いた雰囲気のある花色にあり、花には黄緑色の萼片(5個)と茶色がかった紫色の花弁(5個)と距(5個)があります。葉はシダ植物や扇を連想させる様な装飾的な葉の形をしていますが、自生地では雑草として扱われる事もある様です。春から伸びる茎は最大50cmまで伸び枝分かれしながら3~7個の花を咲かせます。
クロバナオダマキは多年草(宿根草)のため、冬になると地上部は枯れてしまい根のみで春まで過ごします。春になると芽が現れ根生葉や茎を伸ばし晩春頃から花を付けます。花が終わり夏に入ると、アクレギア(ヴィリディフローラ)はしばしば葉がボロボロになったり枯れてしまいます。夏の強い日差しや高温等が原因ですが、基本的には短命の多年草のため溢れ種をとって毎年更新される事も多いようです。また一方で種を付けたままにすると株のエネルギーが失われるため夏越ししにくくなります。
開花時期は春から初夏、花色は紫色や茶色、黄色があり、個々の花は花弁の様に見える5個の萼と中央に5個の円筒型の花弁と5個の後ろに突き出る距があり下向きに咲きます。草姿はロゼット状で直立に茎を伸ばし高さは約15(50)cm × 幅は約15(30)cmまで成長します。葉色は緑色、1~2回三出複葉して、葉序は根出葉もしくは互生葉序になります。
クロバナオダマキは株分けや種により増やす事が出来ます。育てる際は冬の寒さに強い一方で夏の高温多湿を苦手にしているため注意が必要でしょう。また基本的に短命のため定期的な株の更新が必要です。
オダマキ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。