ユーカリは属の中に約700種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、花材としての人気が高くコインの様な丸い葉の形と銀色の色と香りが魅力的なギンマルバユーカリ、灰緑色の美しい葉色と樽の様な果実が魅力的なプレウロカルパ種、鉢植えの中での成長が緩やかで灰緑色の葉と円形の可愛らしい葉の形が魅力的なグニー種等が親しまれています。
ユーカリ属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
ユーカリの主な種の目次
- 銀丸葉ユーカリ
- ユーカリ(グニー)
- ユーカリ(プレウロカルパ)
- ユーカリ(プルベルレンタ)
- ハートリーフ・ユーカリ
- ツキヌキユーカリ
- レモンユーカリ
- ユーカリ(マクロカルパ)
- ユーカリ(ポポラス)
- ユーカリ(アップルボックス)
- ユーカリ(グロブルス)
銀丸葉ユーカリの特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:Eucalyptus cinerea
- 草丈:約300~3000cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:滅多に咲かない
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
銀丸葉ユーカリとは!?
銀丸葉ユーカリは学名Eucalyptus cinerea、別名「ユーカリ・シネレア」や「シルバードラー・ツリー(silver dollar tree)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑高木です。
銀丸葉ユーカリの語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のcinereaはラテン語で「灰色の」を意味しており、葉の色に由来しています。
銀丸葉ユーカリの特徴(魅力)
- 銀丸葉ユーカリは白銀色の美しい葉色と、やや大きめな存在感のある丸い葉が特徴で、その外観からsilver dollar(1ドル硬貨) にも例えられる植物です。
- 銀白色の美しいシルバーリーフは、スッキリとした印象や洗練された印象を与えるため上品なお庭や洗練されたかっこいいお庭などによくあいます。
- 銀丸葉ユーカリの葉は若い茎葉と成熟した茎葉で形が違います。
- 若い茎葉は葉の形が殆ど円形で美しい白銀色の葉色をしており、葉柄がなく対生(向かい合わせ)に葉が並びます。
- 成熟した茎葉は葉の形が細長い披針形で黄みを帯びた緑色をしており、葉柄があり互生(交互)に葉が並びます。
- そのため、多くの場合は若い茎葉を鑑賞もしくは収穫する目的で剪定して新しい茎葉の成長を促される事が多いです。
- 銀丸葉ユーカリの花は植物の葉腋から花柄が伸び先端で3個の花が開花します。
- 花(蕾)の形は菱形で、帽子の様な円錐型の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の白色の雄蕊が突出します。
- 日本では花は滅多に咲きません。
- 樹形は単幹(根元から上部まで幹が1本)で最大3000cmまで成長しますが、多くの場合は幼木の頃から剪定されて枝分かれのよい低木に形づくられるため、管理のしやすい高さと形で育てられます。
- 銀丸葉ユーカリは地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
- そのため樹高を抑えたり株を若返らせる為の萌芽更新が出来ます。
- 銀丸葉ユーカリの葉にはユーカリ特有のスッキリとした爽やかな香りがあり、葉に含まれる主な精油はシネオール、その他にα-ピネンやリモネン等が含まれています。
- シネオールは「ユーカリ」や「レモン」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあり、精油の効能には集中力を高め記憶力を上げる効果があるとされています。
- α-ピネンは「針葉樹系の木」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は香水等に利用されており、精油の効果には「抗炎症作用」「抗菌作用」「鎮静作用」等があります。
- リモネンは「柑橘類」や「果物」等に例えられる甘い香りがあり、オレンジの様な風味を感じさせます。精油は食品(ガム・飲料等)の香料や洗剤、医薬品等に幅広く利用されており、リモネンの精油の効果には「肥満の改善」や「血行促進作用」「抗ウィルス作用」「抗がん作用」等があります。またリモネンの香りはイライラや興奮といった神経系の過活動を抑える働き(鎮静効果)や、不安や緊張を和らげる効果(抗不安効果)があるため、精油はアロマテラピーとしても利用されます。
- 銀丸葉ユーカリの葉は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 銀白色の葉色は他の色との協調性がとても高く、周囲の色を引き立てる優れた働きがあります。そのため他の植物を引き立てる植物として使うのにおすすめです。
- ユーカリをフラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用する事で、モダンで洗練された印象を感じさせたり、高級感などを感じさせます。
- 赤色の花と組み合わせると、華やかでありながら落ち着いた印象を与えたり、情熱的でありながら気品も感じさせます。
- 紫色の花と組み合わせると、静かで優雅な印象を与えたり、上品で高貴な雰囲気を感じさせます。
銀丸葉ユーカリの樹高は約300(~3000)cm、株元にリグノチューバがあります。樹形は卵形、幹は単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は斜上もしくは横に伸びます。茎は木質、樹皮は繊維状で縦方向に並び凹凸があり、色は褐色(~赤褐色)もしくは灰褐色をしています。
葉序は対生葉序もしくは互生葉序、対生葉序は成長の若い茎葉や中間の茎葉で見られ、互生葉序は成熟した茎葉で見られます。葉色は白粉を帯び灰緑色から白色です。葉身の形は若い茎葉・中間の茎葉・成熟した茎葉でことなり、若い茎葉は葉柄がなく葉身の長さ約8cm・幅は約5cmで葉身の形は円形もしくは広卵形です。中間の茎葉は葉柄があり葉身の長さ約4.8(~9)cm、幅は約2(4.5)cmで葉身の形は卵形もしくは披針形です。成熟した茎葉は葉柄があり葉身の長さ約9(~14)cm、幅は約1.5(~5)cmで葉身の形は披針形です。
花序は腋性で3個の花がグループで付きます。蕾の形は菱形、蕾の大きさは約0.6(~0.8)cm幅約0.3(~0.5)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は円錐型です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で円錐型、大きさは長さ約0.4(~0.7)cm幅は約0.5(~0.9)cm、色は白粉を帯び緑色と黄褐色です。
銀丸葉ユーカリの切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
銀丸葉ユーカリのドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
銀丸葉ユーカリの園芸品種の紹介
ユーカリ(グニー)の特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:Eucalyptus gunnii
- 草丈:約900~3500cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:夏
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●青色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ユーカリ(グニー)とは!?
ユーカリ(グニー)は学名Eucalyptus gunnii、別名「グニユーカリ」や「サイダーガム(cider gum)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑高木です。
ユーカリ(グニー)の語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のgunniiの由来は南アフリカ生まれでオーストラリアの植物学者ロナルド・キャンベル・ガン(Ronald Campbell Gunn)への献名です。
- 英名のサイダーガムの由来は、この木がメープルの様な樹液を生成して、アボリジニの人が樹液を発酵させサイダーの様なアルコール飲料を作ったことからきていると言われています。
ユーカリ(グニー)の特徴(魅力)
- ユーカリ(グニー)は白銀色の美しい葉色と、ハート形(~円形)をした可愛らしい葉の形が魅力の植物です。
- また幹は細く他のユーカリのように太くなりにくいため鉢植えでも育てやすく、小ぶりな葉が見栄えがよいため、観葉植物として高い人気があります。
- ユーカリ(グニー)の葉は若い茎葉と成熟した茎葉で形が違います。
- 若い茎葉は葉の形がハート形(心形)もしくは円形で美しい白銀色の葉色をしており、葉柄がなく対生(向かい合わせ)に葉が並びます。
- 成熟した茎葉は葉の形が細長い披針形で白緑色をしており、葉柄があり互生(交互)に葉が並びます。
- 多くの場合はハート形の若い茎葉を鑑賞もしくは収穫する目的で育てられるため、剪定して新しい茎葉の成長を促しながら育てられる事が多いです。
- ユーカリ(グニー)の花は植物の葉腋から花柄が出て途中で分かれ3個の花が開花します。
- 花(蕾)の形さ菱形もしくは逆三角形をしており、帽子の様な円錐型もしくは半球状の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の白色の雄蕊が突出します。
- 樹形は単幹(根元から上部まで幹が1本)で最大3500cmまで成長しますが、多くの場合は幼木の頃から剪定されて枝分かれのよい低木に形づくられるため、管理のしやすい高さと形で育てられます。
- 幹は滑らかで白色(~白緑色)もしくは褐色(~赤褐色)をしており、樹皮が剥がれると2色のまだら模様が作られます。
- ユーカリ(グニー)は地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
- そのため樹高を抑えたり株を若返らせる為の萌芽更新が出来ます。
- ユーカリ(グニー)の葉の香りは強くないものの、葉を折ったりお香のように燃やすとスッキリとした爽やかな香りが楽しめます。
- 葉に含まれる主な精油はシネオールで、その他にα-ピネン等が含まれています。
- シネオールは「ユーカリ」や「レモン」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあり、精油の効能には集中力を高め記憶力を上げる効果があるとされています。
- α-ピネンは「針葉樹系の木」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は香水等に利用されており、精油の効果には「抗炎症作用」「抗菌作用」「鎮静作用」等があります。
- ユーカリ(グニー)の葉は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 銀白色の葉色は他の色との協調性がとても高く、周囲の色を引き立てる優れた働きがあります。そのため他の植物を引き立てる植物として使うのにおすすめです。
- ユーカリをフラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用する事で、モダンで洗練された印象を感じさせたり、高級感などを感じさせます。
- 赤色の花と組み合わせると、華やかでありながら落ち着いた印象を与えたり、情熱的でありながら気品も感じさせます。
- 紫色の花と組み合わせると、静かで優雅な印象を与えたり、上品で高貴な雰囲気を感じさせます。
- ユーカリ(グニー)は成長がとても早く年間最大150~200cm成長します。
- 鉢の中では年間50cm程度しか成長せず幹も太くなりにくいです。そのため屋内で育てやすく人気の高い観葉植物です。
- 観葉植物として育てる場合は最低でも6時間以上の光(直射日光や人工照明)が必要です。
ユーカリ(グニー)の樹高は約900(~3500)cm、株元にリグノチューバがあります。幹は単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は斜上もしくは水平に伸びます。茎は木質、凹凸がほとんど無く滑らかで、色は白色(~白緑色)もしくは赤みを帯び、太い幹では樹皮が剥がれると白色と褐色のまだら模様が現れます。
葉序は対生葉序もしくは互生葉序、対生葉序は若い茎葉で見られ、互生葉序は成熟した茎葉で見られます。葉色は白粉を帯び灰緑色から白色です。葉身の形は若い茎葉と成熟した茎葉でことなり、若い茎葉は葉柄がなく、葉身の長さ約1.3(~4.5)cm・幅は約1.7(~4)cmで、葉身の形は心形もしくは円形です。成熟した茎葉は長さ約0.9(~2.3)cmの葉柄があり、葉身の長さ約4(~9)cm、幅は約1.2(~3.5)cmで、葉身の形は卵形もしくは披針形です。
花序は腋性で花柄が途中で分かれ3個の花が付きます。蕾の形は菱形もしくは逆三角形、蕾の大きさは約0.5(~0.9)cm幅約0.3(~0.5)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は円錐型もしくは半球状です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で円筒型もしくは樽型、大きさは長さ約0.5(~0.9)cm幅は約0.5(~0.7)cm、色は白粉を帯び緑色です。
ユーカリ(グニー)の切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ユーカリ(グニー)のドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
ユーカリ(グニー)の園芸品種の紹介
- リトルボーイブルー(eucalyptus gunnii ‘ little boy blue’)は青色にも見える白粉を帯びた青緑色の落ち着いた葉色と、小さく円形の形をした可愛らしい葉の形が魅力的な園芸品種です。樹形は単幹で枝が水平もしくは斜上に伸び、剪定しないと高さ約2000cmに達する事がありますが、多くの場合は剪定され高さ約300cmまでのコンパクトな樹形で楽しまれます。また鉢植えで育てると成長が抑制されるためコンパクトな樹形で観葉植物として楽しめます。
- シルバードロップ(eucalyptus gunnii ‘silver drop’)は植物全体にシネオール由来の心地よい爽やかな香りがあり、ほとんど銀色(シルバー)に見える葉が、シルバーリーフとして洗練された印象を与える魅力的な園芸品種です。樹形は単幹で枝が水平もしくは斜上に伸び、高さ約300~2500cmに成長します。
ユーカリ(プレウロカルパ)の特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:eucalyptus pleurocarpa(syn. eucalyptus tetragona)
- 草丈:約200~500cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:春・夏
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●青色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ユーカリ(プレウロカルパ)とは!?
ユーカリ(プレウロカルパ)は学名eucalyptus pleurocarpa(syn. eucalyptus tetragona)、別名「テトラゴナ・シルバー」や「タレラック(tallerack)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑低木です。
ユーカリ(プレウロカルパ)の語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のpleurocarpaの由来は、ギリシャ語で「リブ付きの」「肋骨の」を意味する「pleur」と、「果実」を意味する「carpus」の2語からきています。
- 現在は使用されておらず同義語に扱われる種小名のtetragonaは「四角形」を意味しており果実の形に由来しています。
ユーカリ(プレウロカルパ)の特徴(魅力)
- ユーカリ(プレウロカルパ)は、多くのユーカリの様に高木にならず高さが最大500cmまでの低木にしか成長しません。
- またワックスで艶消しされたかのような白緑色(白色)の美しい葉色と、樽を思わせるような個性的な形の果実が魅力で、どちらも切り花やドライフラワーの花材として重宝されています。
- ユーカリ(プレウロカルパ)の葉は他のユーカリの様に若い茎葉と成熟した茎葉で形や配置が変わりません。殆ど一緒です。
- 葉の形は楕円形で、厚みがあり革のような質感と外観をしています。
- 葉色は白粉を帯びた様な白緑色から青緑色で、ワックスで艶消しされたような落ち着いた色合いをしています。
- ユーカリ(プレウロカルパ)の花は植物の葉腋から花柄が出て途中で分かれ3個の花が開花します。
- 花(蕾)の形は楕円形をしており、帽子の様な半球状の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の白色の雄蕊が突出します。
- ユーカリ(プレウロカルパ)の果実は樽形もしくは立方体で、稜(物の角、多面体においては隣り合う二つの面が交わり出来る直線)があり、個性的な外観をしています。
- 果実の色は白粉を帯び白緑色(白色)をしています。
- 樹形は単幹(根元から上部まで幹が1本)で最大500cmまでしか成長しないため、1000cmを超える他のユーカリと比べ管理がしやすいです。
- 茎は若い時は断面が四角形で縁部分に白色の翼があり、茎が成熟すると断面が丸くなり滑らかで色は淡褐色になります。
- ユーカリ(プレウロカルパ)は地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
- ユーカリ(プレウロカルパ)の葉や果実は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 銀白色の葉色は他の色との協調性がとても高く、周囲の色を引き立てる優れた働きがあります。そのため他の植物を引き立てる植物として使うのにおすすめです。
- ユーカリをフラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用する事で、モダンで洗練された印象を感じさせたり、高級感などを感じさせます。
- 赤色の花と組み合わせると、華やかでありながら落ち着いた印象を与えたり、情熱的でありながら気品も感じさせます。
- 紫色の花と組み合わせると、静かで優雅な印象を与えたり、上品で高貴な雰囲気を感じさせます。
- ユーカリ(プレウロカルパ)は寒さや多湿に弱いため育てる際は注意が必要です。
ユーカリ(プレウロカルパ)の樹高は約200(~500)cm、株元にリグノチューバがあります。幹は単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は斜上もしくは水平に伸びます。茎は木質、樹皮は滑らか、若い茎は断面が四角形で稜に翼があり色は白色(~白緑色)で、成熟した茎は断面が丸くなり色は淡褐色になります。
葉序は対生葉序、葉色は白粉を帯び灰緑色から白色、ワックスで艶消しされたような色合いをしています。葉身の形は若い茎葉と成熟した茎葉でことなり、若い茎葉は葉柄があり、葉身の長さ約10(~12)cm・幅は約6(~6.5)cmで、葉身の形は卵形もしくは楕円形です。成熟した茎葉は葉柄があり、葉身の長さ約4.5(~14)cm、幅は約0.8(~2)cmで、葉身の形は卵形もしくは披針形か楕円形です。
花序は腋性で花柄が途中で分かれ3個の花が付きます。蕾の形は楕円形、蕾の大きさは約1.2(~2.2)cm幅約0.5(~0.9)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は半球状です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で樽型もしくは立方体で稜(物の角、多面体においては隣り合う二つの面が交わり出来る直線)があり、大きさは長さ約0.5(~0.9)cm幅は約1.4(~2)cm、色は白粉を帯びた緑色もしくは白色です。
ユーカリ(プレウロカルパ)の切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ユーカリ(プレウロカルパ)のドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
ユーカリ(プレウロカルパ)の園芸品種の紹介
ユーカリ(ベビーブルー)の特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:Eucalyptus pulverulenta
- 草丈:約500~1000cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:夏
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ユーカリ(プルベルレンタ)とは!?
ユーカリ(プルベルレンタ)は学名Eucalyptus pulverulenta、別名「シルバーリーブ・マウンテンガム(silver-leaved mountain gum)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑高木です。
ユーカリ(プルベルレンタ)の語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のpulverulentaはラテン語で「埃」「粉っぽい」を意味しており葉や花、果実等が粉っぽい外観になる事に由来します。
ユーカリ(プルベルレンタ)の特徴(魅力)
- ユーカリ(プルベルレンタ)は縦より横の方が長い「お餅」のような可愛らしい外観の葉をしており、葉色は白粉をおび白緑色から青緑色の上品で落ち着いた色合いしています。
- そのため切り花やドライフラワーとして利用する目的でよく栽培される植物です。
- ユーカリ(プルベルレンタ)の葉は他のユーカリの様に若い茎葉と成熟した茎葉で形や配置が変わりません。殆ど一緒です。
- 葉には葉柄がなく茎に直接ついており、葉は向かい合わせに配置されています。
- 葉の形はふつう横幅の方が長くハート形(心形)もしくは円形か卵形をしており、ぽちゃとした可愛らしい外観をしています。
- 葉は白粉を帯び白緑色か青緑色をしているため、落ち着いた印象を与え、シルバーリーフとして楽しめます。
- ユーカリ(プルベルレンタ)の花は葉腋から花柄が出て先端に3個の花が開花します。
- 花(蕾)の形は菱形をしており、帽子の様な先端が尖る円錐型の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の薄黄色の雄蕊が突出します。
- ユーカリ(プレウロカルパ)の果実は樽形もしくは円筒型で、色は白粉を帯び白緑色(白色)をしています。
- 果実は非常に装飾的なためドライフラワーなどの花材に利用されます。
- 樹形は単幹(根元から上部まで幹が1本)で最大1000cmまで成長しますが、多くの場合は幼木の頃から剪定されて枝分かれのよい低木に形づくられるため、管理のしやすい高さと形で育てられます。
- 幹は滑らかで白緑色もしくは薄褐色をしています。
- ユーカリ(プルベルレンタ)は地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
- そのため樹高を抑えたり株を若返らせる為の萌芽更新が出来ます。
- ユーカリ(プルベルレンタ)の葉は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 銀白色(白緑色)の葉色は他の色との協調性がとても高く、周囲の色を引き立てる優れた働きがあります。そのため他の植物を引き立てる植物として使うのにおすすめです。
- ユーカリをフラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用する事で、モダンで洗練された印象を感じさせたり、高級感などを感じさせます。
- 赤色の花と組み合わせると、華やかでありながら落ち着いた印象を与えたり、情熱的でありながら気品も感じさせます。
- 紫色の花と組み合わせると、静かで優雅な印象を与えたり、上品で高貴な雰囲気を感じさせます。
- ユーカリ(プルベルレンタ)は剪定に強く、剪定後は多数の茎葉を生成します。
ユーカリ(プルベルレンタ)の樹高は約500(~1000)cm、株元にリグノチューバがあります。樹形は卵形、幹はふつう単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は斜上もしくは水平に伸びます。茎は木質、樹皮は滑らか、色は白色(~白緑色)もしくは淡褐色です。
葉序は対生葉序、葉色は白粉を帯び灰緑色(~白色)もしくは青緑色です。葉身の長さ約1.5(~5)cm・幅は約2(~5)cmで、葉身の形は心形もしくは円形か卵形です。※稀に成熟した茎葉が互生葉序につき、葉身の長さ約10cm、葉身の形が披針形になることがあります。
花序は腋性で花柄の先端に3個の花が付きます。蕾の形は菱形、蕾の大きさは約0.9(~1.1)cm幅約0.4(~0.7)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は円錐型で先端が突出しています。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で円筒型もしくは樽型、大きさは長さ約0.5(~1)cm幅は約0.6(~1.1)cm、色は白粉を帯び白色(~白緑色)です。
ユーカリ(プルベルレンタ)の切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ユーカリ(プルベルレンタ)のドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
ユーカリ(プルベルレンタ)の園芸品種の紹介
ハートリーフ・ユーカリの特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:eucalyptus websteriana
- 草丈:約300~500cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:春・夏
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/切り花
ハートリーフ・ユーカリとは!?
ハートリーフ・ユーカリは学名eucalyptus websteriana、別名「ユーカリ・ウェブステリアナ」や「ウェブスターズ・マリー(webster’s mallee)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑低木です。
ハートリーフ・ユーカリの語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のwebsterianaはオーストラリアの植物収集家で、薬剤師であり医師でもあるLeonard Clarke Websterへの献名です。
- ハートリーフ・ユーカリの由来は葉がハートの形をしている所に由来しています。
ハートリーフ・ユーカリの特徴(魅力)
- ハートリーフ・ユーカリは、その名前からも分かる通りハートの形をした可愛らしい葉が特徴です。またワックスで艶消しされたかのような白緑色(~青緑色)の美しい葉色をもっている事からカラーリーフとしても楽しめる植物です。
- 樹形は株立ち(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)して扇状に広がる傾向が強く、他のユーカリのように高木とならず高さ500cmまでしか成長しません。
- 茎は赤色(~赤褐色)をしています。
- ハートリーフ・ユーカリの葉は倒心形と呼ばれる葉の形をしており、先端が凹みハート形になる可愛らしい外観をしています。
- 葉色は白粉を帯びた様な白緑色から青緑色で、ワックスで艶消しされたような落ち着いた色合いをしています。
- ハートリーフ・ユーカリの花は植物の葉腋から花柄が出て3~7個の花が集まり開花します。
- 花(蕾)の形は球形もしくは円錐型をしており、帽子の様な半球状の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の白色(黄色)の雄蕊が突出します。
- ハートリーフ・ユーカリは地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
- ハートリーフ・ユーカリの葉は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- ハートの形をした葉をフラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用する事で、可愛らしい印象を与えたりロマンチックな雰囲気をつくるかもしれません。
- ハートリーフ・ユーカリは寒さや多湿に弱いため育てる際は注意が必要です。
ハートリーフ・ユーカリの樹高は約300(~500)cm、株元にリグノチューバがあります。樹形は扇状に広がる傾向が強く、ふつう株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)になります。茎は木質、茎の色は赤色(~赤褐色)をしており、小枝の色はしばしば白緑色です。
葉序は対生葉序、葉色は白粉を帯び灰緑色から青緑色、ワックスで艶消しされたような色合いをしています。葉柄は長さ約0.5(~1.8)cm、葉身の長さ約1.8(~4.5)cm・幅は約0.9(~3)cmで、葉身の形は倒心形もしくは倒卵形か円形です。
花序は腋性で花柄の先端に3~7個の花が付きます。蕾の形は球形もしくは円錐型、蕾の大きさは約0.5(~1)cm幅約0.5(~0.8)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は半球状もしくは円錐型です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で半球形、大きさは長さ約0.3(~0.6)cm幅は約0.7(~1.2)cm、色は白粉を帯びた褐色です。
ハートリーフ・ユーカリの切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ハートリーフ・ユーカリのドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
ハートリーフ・ユーカリの園芸品種の紹介
ツキヌキユーカリの特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:eucalyptus perriniana
- 草丈:約400~1000cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:春・夏
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●青色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/切り花
ツキヌキユーカリとは!?
ツキヌキユーカリは学名eucalyptus perriniana、別名「ユーカリ・ペリニアナ」や「スピニング・ガム(spinning gum)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑高木です。
ツキヌキユーカリの語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のperrinianaはタスマニアの森林管理者であるGeorge Samuel Perrinへの献名です。
- ツキヌキユーカリの由来は茎が葉の中心を貫く(つらぬく)個性的な外観からきています。
ツキヌキユーカリの特徴(魅力)
- ツキヌキユーカリは、その名前からも分かる通り葉の中心を貫く個性的な外観の葉の形をしており、またワックスで艶消しされたかのような白緑色(~青緑色)の美しい葉色が魅力の植物です。
- 樹形はふつう単幹(根元から上部まで幹が1本)で最大1000cmまで成長しますが、多くの場合は幼木の頃から剪定されて枝分かれのよい低木に形づくられるため、管理のしやすい高さと形で育てられます。
- また切り花やドライフラワー等に使う葉は若い茎葉で生成されるため、ふつうは毎年強く切り戻されており、多くの茎葉を収穫する目的でポラーディング仕立てにされたりします。
- ツキヌキユーカリは葉の中心を茎が貫くような外観をしており、葉の形はふつう円形もしくは楕円形をしています。
- 葉は2枚の葉の基部が合着する「突き抜き」と呼ばれる形をしており、まだ小さな幼葉の頃は葉はわかれており、徐々に成長するに従い2枚の葉が合着していきます。
- 葉は若い茎葉と成熟した茎葉で形が違います。
- 若い茎葉は対生葉序で2枚の葉が合着して円形もしくは楕円形をしています。
- 成熟した茎葉は互生になり葉の形は披針形です。
- 葉色は白粉を帯びた様な白緑色から青緑色で、ワックスで艶消しされたような落ち着いた色合いをしているためカラーリーフとしても楽しめます。
- ツキヌキユーカリの花は植物の葉腋から花柄が出て頂部に3個の花が開花します。
- 花(蕾)の形は楕円形をしており、帽子の様な半球状の小蓋と萼が合着して、小蓋が外れると中から多数の白色(黄色)の雄蕊が突出します。
- ツキヌキユーカリは地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
- ツキヌキユーカリの葉は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 円形の葉を貫く茎が個性的な外観をしており、フラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用すると不思議な雰囲気をつくります。
ツキヌキユーカリの樹高は約400(~1000)cm、株元にリグノチューバがあります。樹形は卵形、幹はふつう単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は斜上もしくは水平に伸びます。茎は木質、樹皮は滑らか、色は白色(~白緑色)もしくは淡褐色です。
葉序は対生葉序(突き抜きと呼ばれる形で葉の基部が合着して葉の中心を茎が突き抜けているように見える)もしくは互生葉序、対生葉序は若い茎葉で見られ、互生葉序は成熟した茎葉で見られます。葉色は白粉を帯び灰緑色から青緑色です。葉身の形は若い茎葉と成熟した茎葉でことなり、若い茎葉は葉柄がなく、葉身の長さ約3.2(~8.5)cm・幅は約5(~10)cmで、葉身の形は円形もしくは楕円形です。成熟した茎葉は長さ約0.5(~1.5)cmの葉柄があり、葉身の長さ約8(~12)cm、幅は約1.2(~2.5)cmで、葉身の形は卵形もしくは披針形です。
花序は腋性で花柄の先端に3個の花が付きます。蕾の形は楕円形、蕾の大きさは約0.5(~0.7)cm幅約0.3(~0.4)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は半球状です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で半球形、大きさは長さ約0.5(~0.7)cm幅は約0.5(~0.7)cm、色は白粉を帯びた緑褐色(~褐色)です。
ツキヌキユーカリの切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ツキヌキユーカリのドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
ツキヌキユーカリの園芸品種の紹介
レモンユーカリの特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:Eucalyptus citriodora(synonym: Corymbia citriodora)
- 草丈:約500~2000cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:滅多に咲かない
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:香りが良い
レモンユーカリとは!?
レモンユーカリは学名Eucalyptus citriodora(synonym: Corymbia citriodora)、別名「ユーカリ・シトリオドラ」や「レモンセンテッド・ガム(lemon-scented gum)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑高木です。
レモンユーカリの語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のcitriodoraはラテン語で「レモンの香りの」を意味しており、葉の香りに由来しています。
- 英名レモンユーカリの由来は葉にレモンの様な香りがある事からきています。
レモンユーカリの特徴(魅力)
- レモンユーカリは、その名前が示す通り葉にシトロネロールを由来とする「レモンの香り」があり、また精油を抽出する目的で商業的にも栽培される植物です。
- また白色の滑らかな樹皮が美しく、幹は成熟すると鱗片状に樹皮が剥がれ、白色と薄桃色(~淡褐色)のまだら模様の綺麗な樹皮が現れるため、装飾的価値も高めです。
- レモンユーカリの葉の形は細長い披針形で「笹の葉」のような外観をしており、葉の色は白粉を帯びますが殆ど緑色です。
- そのため他のユーカリと比べると葉の鑑賞価値は低めです。
- 葉にはシトロネラールを由来とする「レモン」を思わせる爽やかな香りがあり、精油を抽出する目的でブラジルや中国などで商業的にも栽培されています。
- レモンユーカリの精油は香水や防虫剤等に利用されており、防虫効果としては蚊が忌避する事が確認されています。
- レモンユーカリに含まれる主な精油はシトロネラール(約80%)で、他にシトロネロール等が含まれています。
- シトロネラールは「レモン」や「ゼラニウム」等を想像させる爽やかでフローラルな香りがあります。シトロネラールが含まれる主な植物はユーカリやゼラニウム等で、精油の効果には「抗菌作用・抗真菌作用」「効炎症作用」「鎮静作用」「昆虫忌避作用」等があります。
- シトロネロールは「ゼラニウム」や「柑橘類」等を想像させるねっとりとした濃厚な甘い香りがあります。シトロネロールが含まれる主な植物はバラやゼラニウム等で、精油の効果には「抗菌作用・抗真菌作用」「効炎症作用」「鎮静作用」「昆虫忌避作用」等があります。
- レモンユーカリの花は植物の葉腋から花柄が出て途中で分かれ3個の花が開花します。
- 花(蕾)の形は菱形もしくは倒卵形で、帽子の様な半球状の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の白色の雄蕊が突出します。
- レモンユーカリは地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
レモンユーカリの樹高は約500(~2000)cm、株元にリグノチューバがあります。幹は単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は斜上に伸びます。茎は木質、樹皮は滑らかで、樹皮の色は白色もしくは薄桃色か淡褐色、太い幹では樹皮が剥がれると白色と薄桃色(~淡褐色)のまだら模様が現れます。
葉序は対生葉序もしくは互生葉序、対生葉序はしばしば若い成長の葉で見られます。葉色はやや白粉を帯びた緑色です。葉身の形は若い茎葉と成熟した茎葉でことなり、若い茎葉は葉柄があり、葉身の長さ約8(~21)cm・幅は約3.2(~8)cmで、葉身の形は披針形もしくは卵形です。成熟した茎葉は長さ約0.9(~2.3)cmの葉柄があり、葉身の長さ約10(~23)cm、幅は約0.6(~3.5)cmで、葉身の形は披針形です。
花序は腋性で花柄が伸び先端で小花柄が三本に分かれ3個の花がつきます。蕾の形は倒卵形、蕾の大きさは長さ約0.6(~1)cm幅約0.5(~0.7)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は半球状です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で樽型、大きさは長さ約0.8(~1.5)cm幅約0.7(~1.2)cm、色は白粉を帯びた緑色もしくは褐色です。
レモンユーカリの園芸品種の紹介
ユーカリ(マクロカルパ)の特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:Eucalyptus macrocarpa
- 草丈:約50~800cm
- 分類:常緑亜高木
- 開花時期:春・夏
- 花色:赤色●黄色●
- 葉色:緑色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ユーカリ(マクロカルパ)とは!?
ユーカリ(マクロカルパ)は学名Eucalyptus macrocarpa、英名では「mottlecah」とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑亜高木です。
ユーカリ(マクロカルパ)の語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のmacrocarpaはギリシャ語で「長い」を意味する「μακρός」と、ギリシャ語で「果実」を意味する「καρπός」の2語からきています。
- またラテン語で「大きな果実」を意味しており、マクロカルパ種の果実が大きな事に由来します。
ユーカリ(マクロカルパ)の特徴(魅力)
- ユーカリ(マクロカルパ)は種小名が示す通り、花や果実が他のユーカリと比べて著しく大きく存在感があり、また他のユーカリが白色の雄蕊をつける中、マクロカルパ種は赤色の雄蕊をつけ華やかな印象を与えます。
- その他にも茎が横に広がる傾向が強く、独特な外観の樹形をつくる所が魅力の植物です。
- ユーカリ(マクロカルパ)の葉はハート形(心形)もしくはポチャっとした卵形をしており、白粉を帯びた白緑色の葉色からシルバーリーフとしても楽しめます。
- シルバーリーフはスッキリとした印象や洗練された印象を与えるため上品なお庭や洗練されたかっこいいお庭などによくあいます。
- ただし樹形はやや奔放です。
- シルバーリーフはスッキリとした印象や洗練された印象を与えるため上品なお庭や洗練されたかっこいいお庭などによくあいます。
- ユーカリ(マクロカルパ)の花は葉腋から花柄が出て先端に1個の大きな花しか咲かせず、花の大きさは長さ約5.5cm幅が約3cmあります。
- 花(蕾)の形は球形もしくは楕円形で、帽子の様な先端が尖る半球形の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の赤色の雄蕊が突出します。
- ユーカリ(マクロカルパ)の果実は逆円錐型で、色は白粉を帯び白緑色(白色)もしくは褐色をしています。
- 樹形は広がる傾向が強く茎が直立もしくは匍匐して伸び、高さ50~800cmの間で成長します。
- 樹皮は繊維状で古くなると縦に裂けて剥がれます。
- ユーカリ(マクロカルパ)は地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
- そのため樹高を抑えたり株を若返らせる為の萌芽更新が出来ます。
- ユーカリ(マクロカルパ)の葉は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 銀白色(白緑色)の葉色は他の色との協調性がとても高く、周囲の色を引き立てる優れた働きがあります。そのため他の植物を引き立てる植物として使うのにおすすめです。
- ユーカリをフラワーアレンジメントとして花束やブーケ等に利用する事で、モダンで洗練された印象を感じさせたり、高級感などを感じさせます。
- 赤色の花と組み合わせると、華やかでありながら落ち着いた印象を与えたり、情熱的でありながら気品も感じさせます。
- 紫色の花と組み合わせると、静かで優雅な印象を与えたり、上品で高貴な雰囲気を感じさせます。
ユーカリ(マクロカルパ)の樹高は約50(~800)cm、株元にリグノチューバがあります。樹形は横に広がる傾向が強く、茎は直立もしくは匍匐して伸びます。茎は木質、茎の色は白緑色もしくは褐色、樹皮は繊維状で古くなると縦に裂けて剥がれます。
葉序は対生葉序、葉色は白粉を帯び灰緑色から青緑色、葉柄はふつう無く、葉身の長さ約5.5(~8.5)cm・幅は約3.5(~5)cmで、葉身の形は広卵形もしくは円形です。成熟した茎葉は葉柄があり、葉身の長さ約5(~11)cm、幅は約1.8(~5)cmで、葉身の形は心形もしくは卵形です。
花序は腋性で花柄の先端に1個の花が付きます。蕾の形は球形もしくは楕円形、蕾の大きさは約4(~5.5)cm幅約2.5(~3)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は半球形で先端が突出しています。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は赤色もしくは葯が黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で逆円錐型、大きさは長さ約1.2(~2)cm幅は約3(~4.5)cm、色は白粉を帯び白色(~白緑色)もしくは褐色です。
ユーカリ(マクロカルパ)の切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ユーカリ(マクロカルパ)のドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
ユーカリ(マクロカルパ)の園芸品種の紹介
ユーカリ・ポポラスの特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:Eucalyptus polyanthemos
- 草丈:約500~2000cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:500~2000cm
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ユーカリ・ポポラスとは!?
ユーカリ・ポポラスは学名Eucalyptus polyanthemos、別名「ユーカリ・ポリアンセモス)」や「シルバーダラーガム(Silver Dollar Gum)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑低木です。
ユーカリ・ポポラスの語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のpolyanthemosはギリシャ語で「沢山の」を意味する「poly」と、ギリシャ語で「花」を意味する「anthemos」の2語からきており、沢山咲く花に由来します。
- 英名のシルバーダラーガム(Silver Dollar Gum)は葉の形と色が「1ドル硬貨」に似ている所からきており、ガム(Gum)は多くのユーカリ植物の総称で樹皮の下で生成される粘着質の樹脂に由来します。
ユーカリ・ポポラスの特徴(魅力)
- ユーカリ・ポポラスは「ドル硬貨」にも例えられる装飾的な葉と、非常に沢山の花が咲く所等が特徴の植物です。
- ユーカリ・ポポラスの葉は若い茎葉と成熟した茎葉で形が違います。
- 若い茎葉は葉の形が殆ど円形もしくは卵形で美しい白緑色(~青緑色)の葉色をしています。
- 成熟した茎葉は葉の形が細長い披針形で黄みを帯びた青緑色をしています。
- ユーカリ・ポポラスの花は葉腋から花柄が出て最大7個の花が散形花序につき、散形花序は穂状に並び多数の花を咲かせます。
- 花(蕾)の形は楕円形もしくは菱形で、帽子の様な半球状の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の白色の雄蕊が突出します。
- 樹形は単幹(根元から上部まで幹が1本)で最大2000cmまで成長しますが、多くの場合は幼木の頃から剪定されて枝分かれのよい低木に形づくられるため、管理のしやすい高さと形で育てられます。
- 幹は樹皮が繊維状で粗く、古くなると縦に剥がれ、樹皮の色は灰褐色から赤褐色をしています。
- ユーカリ・ポポラスは多くのユーカリが持つリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)がありません。
- ユーカリ・ポポラスの若葉は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 白緑色の落ち着いた葉色は他の色との協調性がとても高く、周囲の色を引き立てる優れた働きがあります。そのため他の植物を引き立てる植物として使うのにおすすめです。
- ユーカリ・ポポラスは寒さや多湿に弱いため育てる際は注意が必要です。
ユーカリ・ポポラスの樹高は約500(~2000)cm、ユーカリでは珍しく株元にリグノチューバがありません。幹は単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は斜上もしくは水平に伸びます。茎は木質、樹皮は繊維状で粗く古くなると縦に剥がれ、樹皮の色は灰褐色(~赤褐色)をしています。
葉序は互生葉序、葉色は白粉を帯び灰緑色から青緑色をしています。葉身の形は若い茎葉と成熟した茎葉でことなり、若い茎葉は葉柄があり、葉身の長さ約2.5(~8)cm・幅は約2.5(~6)cmで、葉身の形は広卵形もしくは円形です。成熟した茎葉は葉柄があり、葉身の長さ約5(~11)cm、幅は約1.8(~5)cmで、葉身の形は披針形です。
花序は腋性で散形花序に最大7個の花が付き穂状に並びます。蕾の形は楕円形もしくは菱形、蕾の大きさは約0.2(~1)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は半球状もしくは円錐型です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で樽型もしくは逆円錐型、大きさは長さ約0.3(~0.6)cm、色は白粉を帯びた緑色もしくは薄褐色です。
ユーカリ・ポポラスの切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ユーカリ・ポポラスのドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
ユーカリ・ポポラスの園芸品種の紹介
ユーカリ・アップルボックスの特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:Eucalyptus bridgesiana
- 草丈:約2000~2500cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:夏
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇灰色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ユーカリ・アップルボックスとは!?
ユーカリ・アップルボックスは学名Eucalyptus bridgesiana、別名「ユーカリ・ブリッジシアナ」や「アップルユーカリ」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑低木です。
ユーカリ・アップルボックスの語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のbridgesianaはオーストラリアの教育者Frederick Bridgesへの献名です。
- 英名のアップルボックスは、オーストラリアの植物のAngophora floribundaからきており、Angophora floribundaは英名で「粗い樹皮のリンゴ(rough-barked apple)」とも呼ばれ、アップルボックスの樹皮が粗い所と共通します。
ユーカリ・アップルボックスの特徴(魅力)
- ユーカリ・アップルボックスはハートの様な形をした葉と、鱗片状に剥がれる繊維状の樹皮が特徴の植物です。
- ユーカリ・アップルボックスの葉は若い茎葉と成熟した茎葉で形が違います。
- 若い茎葉は葉の形が殆どハート形(心形)もしくは卵形で美しい白緑色(~青緑色)の葉色をしています。
- 成熟した茎葉は葉の形が細長い披針形で黄みを帯びた青緑色をしています。
- ユーカリ・アップルボックスの花は葉腋から花柄が出て最大7個の花が散形花序につきます。
- 花(蕾)の形は楕円形で、帽子の様な半球状の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の白色の雄蕊が突出します。
- 樹形は単幹(根元から上部まで幹が1本)で最大2500cmまで成長しますが、多くの場合は幼木の頃から剪定されて枝分かれのよい低木に形づくられるため、管理のしやすい高さと形で育てられます。
- 幹は樹皮が繊維状で粗く、古くなると鱗片状に剥がれ、樹皮の色がまだら模様になる事があります。
- ユーカリ・アップルボックスは地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
- ユーカリ・アップルボックスの若葉は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されることがあります。
- ユーカリ・アップルボックスはリグノチューバから再生して多くのシュート(蘖)や枝を出します。
- ユーカリの中でも一際よく剪定に反応して多くの枝を出す事から、装飾的な若葉を収穫する目的で萌芽更新やポラーディング仕立てが定期的に行われます。
ユーカリ・アップルボックスの樹高は約2000(~2500)cm、株元にリグノチューバがあります。幹は単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は斜上もしくは水平に伸びます。茎は木質、樹皮は繊維状で粗く古くなると鱗片状に剥がれ、樹皮の色は灰褐色(~褐色)をしています。
葉序は対生葉序もしくは互生葉序、若い茎葉は対生葉序と互生葉序、成熟した茎葉は互生葉序です。葉色は白粉を帯び灰緑色から青緑色です。葉身の形は若い茎葉と成熟した茎葉でことなり、若い茎葉は葉柄がなく、葉身の長さ約2.5(~10)cm・幅は約1.7(~4)cmで、葉身の形は心形もしくは卵形です。成熟した茎葉は長さ約1.0(~3.5)cmの葉柄があり、葉身の長さ約12(~20)cm、幅は約1.5(~2.5)cmで、葉身の形は披針形です。
花序は腋性で散形花序に最大7個の花が付きます。蕾の形は楕円形、蕾の大きさは約0.5(~0.8)cm幅は約0.3(0.5)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は半球状もしくは円錐型です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で樽型もしくは逆円錐型、大きさは長さ約0.3(~0.7)cm幅は約0.4(0.8)cm、色は白粉を帯びた緑色もしくは褐色です。
ユーカリ・アップルボックスの切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶に水を入れ枝葉を生けましょう。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りを行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約14日です。
水切り法
水切り法とは、切り花の切り口を水の中に付けた状態で切り戻しを行い、切り口の更新を行う水揚げ方法です。
水切りは、特定の植物または特定の条件を除いた、殆どの植物に行われている、最も一般的な水揚げ方法になります。
水切りは、水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。また水切りを行うことで「微生物」「空気」「その他」が原因で詰まっている茎を取り除くため、切り口からの水揚げ正常に戻ります。
水切りの方法
切り花の切り口を水の中に浸けます。水の中につけた状態で、切口の根元から上に1~5cm程度を取り除くつもりで、ハサミを使って斜めにカットします。
切り口部分を斜めにすることで、吸水部分が広がり、水揚げの効果が高まります。
ユーカリ・アップルボックスのドライフラワーの作り方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは枝葉の状態が最高のものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫しましょう。
- 収穫した枝葉はハンギング法もしくはグリセリン法(切り花タイプ)でドライフラワーを作ります。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
グリセリン法
グリセリン法とは、グリセリン溶液を切り花に吸わせる、もしくはグリセリン溶液の中に花(葉)を漬け込んで作る、ドライフラワーです。グリセリン法はハンギング法と比べて、花や葉の形や色が綺麗に残るため、生花と変わらないような質感にドライフラワーが作れる所が魅力になります。
グリセリン法に必要な道具
花材・容器(タッパ・花瓶等)・グリセリン・熱湯・剪定ハサミ
グリセリン法のやり方
- 容器の中に3対1の割合で熱湯(3)とグリセリン(1)を入れて溶けるまでかき混ぜます。
- 容器は切り花として吸わせる場合は花瓶等を利用して、漬け込む場合はタッパ等を利用しましょう。
- 溶液が冷めたら花材をいれます。
- 切り花として茎から吸わせる場合は新鮮な花材(水揚げが良い)を準備して茎の先端を水切りして花瓶(グリセリン溶液)の中に挿します。
- 漬け込む場合は花材をタッパ(グリセリン溶液)の中に漬け込んでしまい蓋をします。
- 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で1~2週間保管しましょう。
- 切り花として染み込ませたものは花材からグリセリンがシミ出してきたら完成です。
- 漬け込んだ場合はグリセリン溶液から花材を取り出して表面についた溶液を丁寧に拭き完成です。
おすすめのグリセリン
ユーカリ・アップルボックスの園芸品種の紹介
ユーカリ(グロブルス)の特徴や園芸品種
- 原産:オーストラリア
- 学名:eucalyptus globulus
- 草丈:約4500~10000cm
- 分類:常緑高木
- 開花時期:春・夏
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:弱い
- 誕生花:11月7日/11月18日
- 花言葉:新生/再生/思い出
- 用途:香りが良い
ユーカリ(グロブルス)とは!?
ユーカリ(グロブルス)は学名eucalyptus globulus、別名「サザンブルーガム(southern blue gum)」や「ブルーガム(blue gum)」等とも呼ばれるオーストラリアが原産の常緑高木です。
ユーカリ(グロブルス)の語源(由来)
- 属名のeucalyptusの由来はギリシャ語で「よい」を意味する「eu」とギリシャ語で「覆う」を意味する「kalyptos」の2語からきていて、小蓋と萼片が合着して、帽子の様に小蓋が花を覆っている姿に由来しています。
- 種小名のglobulusはラテン語で「球形の」や「小球体の」を意味しており、果実の形に由来しています。
ユーカリ(グロブルス)の特徴(魅力)
- ユーカリ(グロブルス)は、木材をとる目的や精油を抽出する目的で、商業的に最も広く栽培されるユーカリの1つです。
- グロブルス種は理想的な環境では高さが1000cmに達すると言われており、成長速度も非常に早いです。
- 樹形は単幹(根元から上部まで幹が1本)で、ふつうは4500cmまで理想的な環境では1000cmに達します。
- 樹皮はふつう滑らか(古い樹皮が残る事もある)で、白色をしており、樹皮が剥がれると白色と薄桃色(~淡褐色)のまだら模様が作られる事があります。
- ユーカリ(グロブルス)の成熟した茎葉の葉の形は細長い披針形で「柳の葉」のような垂れ下がる外観をしています。
- 他のユーカリと比べると葉の鑑賞価値は低めです。
- 葉には「レモン」を思わせる爽やかな香りがあり、精油を抽出する目的で商業的にも栽培されています。
- ユーカリ(グロブルス)に含まれる主な精油はシネオール(約50~70%)で、他にα-ピネンやp-シメン等が含まれています。
- シネオールは「ユーカリ」や「レモン」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあり、精油は食品の香料や化粧品等に使用されます。シネオールが含まれる主な植物はユーカリや月桂樹などで、精油の効能には集中力を高め記憶力を上げる効果があるとされています。
- α-ピネンの香りは「針葉樹(松・檜など)」「薬品」等に例えられる爽やかな香りがあり、精油は香水等に利用されています。α-ピネンが含まれる主な植物はユーカリやローマンカモミール等で、精油の効果には「抗炎症作用」「抗菌作用」「鎮静作用」等があります。
- p-シメンは「薬品」などに例えられる爽やかな香りがあり、精油は石鹸等の香料に使用されます。植物ではタイムやクミン等に精油が含まれており、精油の効果は抗菌作用(殺菌作用)があるとされます。
- ユーカリ(グロブルス)に含まれる主な精油はシネオール(約50~70%)で、他にα-ピネンやp-シメン等が含まれています。
- ユーカリ(グロブルス)の花は植物の葉腋から花柄が出て、普通は1個の花を単生、もしくは3~7個の花が散形花序につけます。
- 花(蕾)の形は菱形もしくは球形で、帽子の様な半球状の小蓋と萼が合着しており、小蓋が外れると中から多数の白色の雄蕊が突出します。
- ユーカリ(グロブルス)は地際付近にリグノチューバ(炭水化物などの栄養分を蓄えており休眠中の芽を保持する木質の腫れ)をもっているため、山火事や伐採などによって地上部がなくなっても、再生する事が可能です。
ユーカリ(グロブルス)の樹高は約4500(~10000)cm、株元にリグノチューバがあります。幹は単幹(根元から上部まで幹が1本)で、枝は水平もしくは斜上に伸びます。茎は木質、樹皮の色は白色もしくは薄桃色か淡褐色、樹皮はふつう滑らかですが繊維状の古い樹皮が残る事もあり、樹皮が剥がれると白色と薄桃色(~淡褐色)のまだら模様が現れます。
葉序は対生葉序もしくは互生葉序、若い成長の茎葉はふつう対生葉序で互生葉序になる事もあり、成熟した茎葉は互生葉序です。葉色は緑色です。葉身の形は若い茎葉と成熟した茎葉でことなり、若い茎葉は葉柄が無く、葉身の長さ約4(~15)cm・幅は約2(~10)cmで、葉身の形は楕円形もしくは卵形です。成熟した茎葉は長さ約15(~30)cmの葉柄があり、葉身の長さ約10(~23)cm、幅は約1.7(~3)cmで、葉身の形は披針形です。
花序は腋性してふつう単生(花が1個)でしばしば3(~7)個が散形花序につきます。蕾の形は球状もしくは菱形でゴツゴツした凹凸があり、蕾の大きさは長さ約1.4(~2.5)cm幅約1.4(~2)cm、小蓋と萼が合着しており、小蓋は半球状です。蕾は小蓋が外れると雄蕊が多数突出して、雄蕊は白色もしくは薄黄色です。
果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。蒴果は木質で逆円錐型、大きさは長さ約1(~1.5)cm幅約1.4(~2.7)cm、色は白粉を帯びた緑色もしくは褐色です。
ユーカリ(グロブルス)の園芸品種の紹介