原産:中央アメリカ/メキシコ 科:ツユクサ(Commelinaceae) 属:カリシア(callisia) 種:フラグランス(fragrans) 別名:しだれつゆくさ/バスケット・プラント(basket plant)/チェーン・プラント(chain plant) 開花時期:4月~6月 花の色:白色〇 葉色:緑色● 分類:常緑多年草 草丈:約30~45cm 草姿:這性 誕生日: 花言葉:「感謝」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
カリシア(フラグランス)は学名callisia fragrans、別名「しだれつゆくさ」や「チェーン・プラント(chain plant)」とも呼ばれ中央アメリカ及びメキシコを原産とする常緑多年草です。属名のカリシア(callisia)はギリシャ語で「美/美人」を意味する「kallos」に由来しています。また種小名のフラグランス(fragrans)は「芳香の」を意味しており香りの良い花に由来しています。
カリシア(フラグランス)の特徴(魅力)
- 基部ではロゼットの様(互生)に葉を広げる優雅な草姿
- ワックスを塗ってあるかの様な光沢のある美しい葉色
- 春に咲く白色の花の香りがとても良い
- 鉢植えで育てるとランナー(匍匐茎)が奔放に脱走する所
- 地面に広がる茎は湿った部分に接触すると節から不定根を出し子株をつくる
- 耐陰性があり間接光のみが当たる明るい日陰や屋内で育てられる所
カリシア(フラグランス)は葉の大きさが長さ約40cm幅が約10cmにも達し、基部付近では優雅に中央から外側へと密に葉を広げロゼットの様な草姿をつくります。茎は太く肉質で、這うように長くランナーを伸ばし、途中で子株をつくり栄養繁殖します。花は垂直に伸びる長い茎の先に穂状に咲き、その高さは時に1.5mに達すると言われます。花は花弁が短命ですぐ落ちるため、花弁の様にみえる6つの白色の雄蕊が目立ちます。また香りがよく種小名の由来にもなっています。
園芸では、ロゼットの様に広がる優美な葉の姿と奔放に伸びる茎葉、茎の途中で生まれる子株を鑑賞する目的で育てられる事が多く、一般的には冬の管理もしやすい鉢植えにして室内やシェードガーデン等で育てられます。
開花時期は春から初夏、花色は白色、個々の花は短命の花弁と3個の萼片と6個の雄蕊からなり、茎の頂部付近で葉腋に小花を密生させるように穂状に花を咲かせます。草姿は這性で高さ約30(45)cm × 幅は約60(120)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は長楕円形もしくは剣形、葉序は互生葉序につきます。
カリシア(フラグランス)は挿し木や株分け、種によって増やす事が出来ます。育てる際は、夏の暑さに耐えますが強い日差しや乾燥を苦手にしているため注意して下さい。また冬の寒さに弱く霜に当たると枯れるため冬越しさせる場合は室内に取り込む等の対策が必要でしょう。