原産:バルカン半島/トルコ 科:アヤメ(Iridaceae) 属:クロッカス(Crocus) 種:ゴールデン・クロッカス(crocus chrysanthus) 英名:ゴールデン・クロッカス(golden crocus) 品種:ヘラルド(crocus chrysanthus ‘herald’) 分類:多年草 開花時期:2月~4月 花の色:黄色●紫色● 葉色:緑色● 草丈:約10cm 花言葉:1月3日/1月4日/1月5日/1月21日/1月31日/2月10日/2月24日/4月7日 誕生花:「切望」「青春の喜び」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
クロッカス(ヘラルド)は非常に濃い紫色と黄色の二色の対比が、ポップで明るい雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。花は1番外側の花被片の裏側のみ紫色になり、チューリップを連想させる様な可愛らしい花が咲きます。
開花時期は晩冬から春、花色は黄色と紫色、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約10cm × 幅は約10cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
ゴールデン・クロッカスは学名Crocus chrysanthus、 別名「スノー・クロッカス(snow crocus)」とも呼ばれるバルカン半島及びトルコ原産の多年草です。
ゴールデン・クロッカスの語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名のchrysanthusはラテン語で「黄色の花をもつ/金色の花をもつ」を意味しており、花色に由来しています
- 英名のゴールデン・クロッカスは黄色(金色)の花色が由来になっています
- 別名のスノー・クロッカスは開花時期が早く雪の中で花が咲く事もある事からきています
ゴールデン・クロッカスの特徴(魅力)
- 1個の球茎から複数(多花性)の花を咲かせます
- ↳一方でハナサフランと比べると花や球茎が小さめです
- ↳栽培品種も多く花色が豊富にあります
- 葉は中央にシルバーの縦縞がはいります
- ↳カーペットの様に群生して咲く花姿は圧巻の美しさがあります。
ゴールデン・クロッカスは地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から数個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
ゴールデン・クロッカスの栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。園芸品種には、純白の花が太陽に照らさせ輝きお庭の雰囲気を明るくする「スノーバンティング」や、黄色に褐色の縞模様が入り虎(🐯)を連想させる「ジプシーガール」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
クロッカスの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。