レンブの特徴
原産:マレーシア/大スンダ列島 属:フトモモ(Syzygium) 種:レンブ(samarangense) 別名:ジャワフトモモ/ワックス・アップル(wax apple)/ウォーターアップル(water apple)/ジャバ・アップル(Java apple)/スマラン・ローズアップル(Semarang rose-apple) 開花時期:4月~5月 花の色:白色〇 葉色:緑色● 分類:常緑小高木 樹高:約800~1200cm 誕生花: 花言葉: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
レンブは学名Syzygium samarangense、別名「ジャワフトモモ」や「ワックス・アップル(wax apple)」等とも呼ばれるマレーシアと大スンダ列島を原産とする常緑小高木です。
レンブの語源(由来)
- 属名のシジギウム(Syzygium)はギリシア語で「一緒に/同じ」を意味する「syn」とギリシア語で「クビキ」を意味する「zygon」の2語の造語で「団結」や「結合」を意味しており、シジギウムを命名したアイルランドの医師兼植物学者のPatrick Browneによると枝に対生につく葉の姿からつけたとそうです。
レンブの特徴(魅力)
- 花が終わると食用の果実が出来る
- ↳果実の形は洋梨の様で鮮やかな紅色をしています
- ↳レンブの果実はクリーム色でワックスや蝋が塗られた様な光沢があり
- ↳サクサクした食感でリンゴと梨を合わせたような味わい
- ↳果皮が薄く水分を失いやすいため収穫後は通常直ぐ食べられます
- ↳成熟した株は700個の果実を生産する事があります
- 葉は触ると心地よい芳香が漂います
レンブの樹皮は灰褐色で滑らかな質感があり、成熟すると高さ約12mまで成長する常緑小高木です。葉は緑色で非常に大きく長さ約10(25)cm × 幅約5(10)cmの楕円形をしています。花は多数(3~30)の小花が枝の先に集まって集散花序をつくり、個々の花は花弁が4個で長い雄蕊が多数出てブラシの様な外観をつくります。また花の後に出来る果実は紅色でワックスを塗ったかのような光沢があり、形は約4~6cmの円形から楕円形の洋梨の様な形をしていて、齧るとサクサクとした食感があり梨とリンゴを薄めた様な味があります。
開花時期は春から晩春、花色は白色から黄色、個々の花は花弁が4個で長い雄蕊が多数突出して、花序は小花が多数集まり集散花序につけます。樹形は直立で高さは約800(1200)cm × 幅は約300(600)cmまで成長します。葉色は緑色で、葉身は長楕円形、葉序は対生葉序になります。
レンブの栽培
レンブは、成熟した株であれば軽い霜に耐えられる可能性がありますが基本的には寒さに弱いため、霜の降りない地域以外での屋外での越冬は難しいかもしれません。そのため管理のしやすい鉢植えの中で育てられる事も多く、春から秋は屋外の日向で育てて、冬の間は温室や日当たりの良い屋内に入れられ管理されます。増やし方は種を撒いて増やす事が出来ます。
フトモモ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
レンブの育て方