原産:ブルガリア/ハンガリー/アルバニア/旧ユーゴスラビア 科:アヤメ(Iridaceae) 属:クロッカス(Crocus) 種:トマシニアヌス(tommasinianus) 品種:ルビージャイアント(crocus tommasinianus ‘ruby giant’) 分類:多年草 開花時期:2月~4月 花の色:紫色●白色〇 葉色:緑色● 草丈:約10~15cm 花言葉:1月3日/1月4日/1月5日/1月21日/1月31日/2月10日/2月24日/4月7日 誕生花:「切望」「青春の喜び」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
クロッカス(ルビージャイアント)は貴族の着物を連想させる様な雅な紫色(~赤紫色)の花が、お庭を雰囲気を上品に彩る魅力的な園芸品種です。
開花時期は晩冬から春、花色は紫色(~赤紫色)、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約15cm × 幅は約15cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
クロッカス(トマシニアヌス)は学名Crocus tommasinianus、 別名「アーリー・クロッカス(early crocus)」や「ウッドランド・クロッカス(woodland crocus)」とも呼ばれるブルガリア及びハンガリー、アルバニア、旧ユーゴスラビア原産の多年草です。
クロッカス(トマシニアヌス)の語源(由来)
- 属名のクロックス(Crocus)の由来は古代ギリシャ語の「κρόκος」からきています。
- 種小名の(tommasinianus)はオーストリア・ハンガリー帝国で生まれた政治家兼植物学者のMuzio Tommasiniへの献名です。
クロッカス(トマシニアヌス)の特徴(魅力)
- 別名でアーリー・クロッカスと呼ばれる通り開花期が早く、まだ雪の残る時期から花を咲かせます
- 1個の球茎から1個から数個の花を咲かせます
- ↳上品な紫色の花や桃色の可愛らしい花を咲かせる品種があります
- ↳カーペットの様に群生して咲く花姿は圧巻の美しさがあります。
クロッカス(トマシニアヌス)は地面下の根茎に栄養を溜め込み肥大化する球茎があり、この根茎(球茎)が増える事で栄養繁殖します。葉は非常に細く線形で、球茎から数個の葉(根生葉)をつけます。花は1つの球茎から一個から数個の花茎を伸ばし各花茎の頂部に一個の花を上向きに咲かせます。
開花時期は晩冬から春、花色は紫色や桃色、白色があり、個々の花は花被片が6個あり、花序は単頂花序に花が咲きます。草姿は高さ約15cm × 幅は約15cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は線形、葉序は根生葉につきます。
ルビージャイアント | バーズパープル | ロゼウス |
クロッカス(トマシニアヌス)の栽培
園芸では、足元で上向きに咲くカラフルな花を鑑賞する目的で育てられます。園芸品種には、上品で高雅な雰囲気ある濃い紫色の花が魅力的な「ルビージャイアント」や、ふんわりした可愛らしい桃色の花が魅力的な「ロゼウス」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
育てる際は、1番に多湿に気をつけないといけません。特に夏の休眠期に降る雨は病気を招き、球根を腐敗させる原因ともなります。その為、管理のしやすい鉢植えで育てて雨が続く時期は軒下などで管理したり、また夏の時期は涼しい冷暗所で球茎を管理して晩夏もしくは初秋に植え直すのもいいでしょう。増やし方は、数年に1度のペースで休眠期に球茎を掘りあげて分球を行います。
クロッカスの主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。