原産:東南アジア 科:フトモモ(Myrtaceae) 属:フトモモ(Syzygium) 種:フトモモ(jambos) 別名:ローズアップル(rose apple)/パンネラル(Pannerale) 開花時期:5月~7月 花の色:黄色●白色〇 葉色:緑色● 分類:常緑小高木 樹高:約300~1500cm 誕生花: 花言葉: | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
フトモモは学名Syzygium jambos、別名「ローズアップル(rose apple)」や「パンネラル(Pannerale)」等とも呼ばれる東南アジア原産の常緑小高木です。
フトモモの語源(由来)
- 属名のシジギウム(Syzygium)はギリシア語で「一緒に/同じ」を意味する「syn」とギリシア語で「クビキ」を意味する「zygon」の2語の造語で「団結」や「結合」を意味しており、シジギウムを命名したアイルランドの医師兼植物学者のPatrick Browneによると枝に対生につく葉の姿からつけたとそうです。
- 種小名のjambosはポルトガル語で「巨大の/特大の」を意味しています
フトモモの特徴(魅力)
- 花が終わると食用の果実が出来る
- ↳ビタミンCが豊富で生で食べられる
- ↳フトモモの果実はクリーム色でワックスが塗られた様な光沢があり
- ↳バラの様な香りがするため別名「ローズアップル」と呼ばれています
- ↳果実はサクサクした食感があります
- 現地では幾つかの病気の治療に使われる薬用植物です
フトモモの樹皮は灰褐色で滑らかな質感があり、幹は枝分かれが少なく成熟すると高さ約8~15mまで成長する常緑小高木です。葉は緑色で光沢があり、形は長さ約10(22)cm × 幅約2.5(6)cmの長楕円形から披針形をして葉先は鋭く尖ります。花は腋生して総状花序になり、個々の花は花弁が4個で長い雄蕊が多数出てブラシの様な外観をつくります。また花の後に出来る果実は白色(~薄黄色)でワックスを塗ったかのような光沢があり、形は直径約2~4cmの円形から楕円形の洋梨の様な形で、齧るとサクサクとした食感でバラの様な香りがあります。※実の結実は種から育てた場合、早くて4年後からになります。
開花時期は晩春から夏、花色は白色から黄色、個々の花は花弁が4個で長い雄蕊が多数突出して、花序は腋生して総状花序につけます。樹形は直立で高さは約300(1500)cm × 幅は約300(600)cmまで成長します。葉色は緑色で、葉身は長楕円形もしくは披針形、葉序は対生葉序になります。
フトモモの栽培
フトモモは、成熟した株であれば軽い霜に耐えられますが基本的には寒さに弱いため、霜の降りない地域以外での屋外での越冬は難しいかもしれません。そのため管理のしやすい鉢植えの中で育てられる事も多く、春から秋は屋外の日向で育てて、冬の間は温室や日当たりの良い屋内に入れられ管理されます。増やし方は種を撒いて増やす事が出来ます。