タラゴンの特徴
原産:南ヨーロッパ/西アジア 科:キク(asteraceae) 属:ヨモギ/アルテミシア(Artemisia) 種:タラゴン(dracunculus) 別名:エストラゴン(estragon) 開花時期:6月~8月 花の色:黄色● 葉色:緑色● 分類:多年草 草丈:約30~150cm 誕生花:8月5日/11月20日 花言葉:「潔癖」「不変の好奇心」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
タラゴンは学名Artemisia dracunculus、別名「エストラゴン(estragon)」等とも呼ばれ南ヨーロッパおよび西アジアを原産とする多年草です。
タラゴンの語源(由来)
- タラゴンの由来は古代ギリシャ語で「ドラゴン」を意味する「ράκων(drákōn)」からきており根の形に由来すると言われています。
- 属名のアルテミシア(Artemisia)はギリシャ神話の月の女神アルテミスを由来にしています。
- 種小名のdracunculusはラテン語で「小さなドラゴン」を意味しており、根の形に由来すると言われています
タラゴンの特徴(魅力)
- タラゴンの葉はアニスを思わせる香りと風味があり
- ↳新鮮な葉をオリーブに漬けたりビネガー漬けにして料理に利用されます
- 欧州ではタラゴンに含有するエストラゴールがラット実験の結果により発がん性や遺伝子毒性があるのではないかと疑われています
- ↳人間の場合は一般的な消費量であれば問題ないとされています
- 花は不稔性のため種による繁殖出来ません
- ↳ロシアンタラゴン(Russian tarragon)は種子をつくります
- ↳タラゴンは根茎により広がるため一般的に株分けで増やします
タラゴンは地面下で広がる根茎をもっており、茎は根茎から直立してよく分枝して高さ30~150cmの間で成長します。葉は細長く長さ約2(~8)cm幅約0.2(~1)cmあり披針形で、茎に対して互生に配置されます。花は小花と花穂が円錐状に並び円錐花序をつくり、個々の花は黄色の筒状花のみで頭花をつくります。花後は不稔性のため種をつくりません。
開花時期は夏から秋、花色は黄色、個々の花は筒状花のみが集まる頭花、花序は円錐花序に花を咲かせます。草姿は直立して根茎で広がり高さは約30(150)cm × 幅は約30(90)cmに成長します。葉色は緑色に白色の毛が密生しており、葉身は羽状複葉、葉序は互生葉序につきます。
タラゴンの栽培
園芸では、料理用のハーブとして利用される目的でハーブガーデン等で育てられます。育てる際は夏の高温多湿を苦手にしており、蒸れで枯れ込む事も多いため注意が必要です。一方で寒さには強く管理の心配は殆どありません。増やす方法は挿し木や株分けにより増やせます。
ヨモギ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
タラゴンの育て方