ムスカリ属の種は約85種があり、園芸でも様々な種と品種が親しまれています。このページでは6種類の原種と、21種類の園芸品種を紹介しています。
上記の他にも、このページでは育て方や購入する際のリンクも用意しています。よければ、そちらもご活用ください。
■目次
■ムスカリ属の簡易比較

学名:Muscari armeniacum
生活形:多年草
草丈:約10~25cm
開花:3月~5月
花色:桃色・青色・紫色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型・叢生型
備考:園芸品種が豊富で多彩な花色が楽しめます。花穂を構成している花は、形が円形に近い壺形をしているため、花穂全体は葡萄のような見た目をしています。

学名:Muscari botryoides
生活形:多年草
草丈:約10~25cm
開花:3月~5月
花色:青色・紫色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型・叢生型
備考:ブドウムスカリと同様に、花穂を構成している花は、形が円形に近い壺形をしているため、花穂全体は葡萄のような見た目をしています。

学名:Muscari neglectum
生活形:多年草
草丈:約5~25cm
開花:3月~5月
花色:青色・紫色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型・叢生型
備考:花の色が濃い傾向にあります。葉が線形または糸状で柔軟なため、葉が倒れて地表を這いやすい傾向にあります。

学名:Muscari latifolium
生活形:多年草
草丈:約15~40cm
開花:3月~5月
花色:青色・紫色・白色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型・叢生型
備考:1個の球根に、葉が1枚から2枚つき、こほ葉は幅広です。花は上部の不稔性と下部の稔性の花色の違いが大きくコントラストが強めです。

学名:Muscari macrocarpum
生活形:多年草
草丈:約10~20cm
開花:3月~5月
花色:紫色・黄色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型・叢生型
備考:花穂を構成する花の数は少なく疎らになる傾向があり、花の色が成熟するにつれて紫色から黄色へと変化するため、紫色と黄色の際立ったツートンカラーが楽しめる植物です。
学名:Muscari azureum
同義語:Pseudomuscari azureum
生活形:多年草
草丈:約5~15cm
開花:3月~5月
花色:薄い青色・青色
葉色:緑色
生育型:ロゼット型・叢生型
備考:花冠にクビレがなく鐘形をしています。空の色を連想させる美しい青色の花を咲かせます。
■ムスカリ属の主な種と園芸品種の紹介
●主な原種
ブドウムスカリ

ブドウムスカリとは!
ブドウムスカリ(学名: Muscari armeniacum)は、別名で「ムスカリ・アルメニアカム」「グレープ・ヒアシンス(grape hyacinth)」「アルメニア・グレープ・ヒアシンス(Armenian grape hyacinth)」「ガーデン・グレープ・ヒアシンス(garden grape-hyacinth)」とも呼ばれるキジカクシ科ツルボ亜科ムスカリ属に分類される多年草です。
ブドウムスカリの原産地はバルカン半島、トルコ、コーカサス地方で、自生地は森林(落葉樹林)の林床や丘陵地の草原などに見られます。
ブドウムスカリの特徴
- 形態と生活形:生育形は球根から葉と花を展開するロゼット型であり、球根が増え多数の葉や花を叢生させる叢生型です。基本的に秋になると球根から葉が出て、冬も葉が残り、春になると生育が活発になり葉が大きく展開し花が咲き誇り、夏になると休眠します。
- 近縁種との比較:葉の向きが直立し、成熟しても地表にだらしなく倒れにくいため、洗練された印象を与えやすいです。また花穂を形成する花の形が球形に近い壺形をしているため、可愛らしさが際立ち、花が密に集まる姿も果物の葡萄を思わせます。
- 花の魅力:本種はムスカリ属の中で最も広く親しまれており多種多様な品種があり多彩な花色が楽しめる種です。花序は総状花序で、花が穂状に密生し、この花は壺形ですが球形に近いため、果物の葡萄を思わせる可愛らしい見た目をしています。そのため、スイーツをテーマにするような可愛いお庭やメルヘンチックなお庭などによく調和します。花の色は青色・紫色・桃色・白色が見られ、また色調の幅も広いため、好みの色が探しやすい点も魅力です。
- 強健:本種は多年草で、基本的に日照条件がよく、土壌の通気性・排水性が整っていれば、放ったらかしで栽培できるほどに強健です。また繁殖力も高く、球根は自然分球して増えていきます。
- 景観:本種は球根で増殖し群生を形成し、地面から約10~25cm付近で花が一斉に開花するため、地面の上に青色や桃色などの絨毯が敷いたような美しい花絨毯の景色を作り出すことができます。
- 寄せ植え:本種は単体で群生させても美しいですが、チューリップやスイセンなどの球根の植物と組み合わせて栽培するのもおすすめです。
- フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、可愛らしいインテリアとして空間を彩ります。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。
- 水耕栽培:本種は土を使わずに水耕栽培で花を咲かせることが可能です。土を使わずに栽培するため、比較的清潔感があり、根の伸長の様子も観察出来るため、ムスカリの成長を実感できます。ただし、開花は出来ても、翌年の開花のためにエネルギーを球根に上手く蓄えさせることが難しい傾向にあります。
ブドウムスカリの園芸品種の紹介
●ジュリア
学名:Muscari armeniacum ‘Julia’
花の色:淡い緑色・薄い青色
草丈:約10~20cm
備考:花穂の先端の花が淡い緑色をした、薄い青色の花が、爽やかでクールな雰囲気を醸し出す品種です。
●タッチオブスノー

学名:Muscari armeniacum ‘touch of snow’
花の色:青色・白色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は、花穂の先端の花が白色で、下部の花が濃い青色をしています。そのため、心を落ち着かせ回復させるようなお庭にピッタリな品種です。
●ダブルビューティ
学名:Muscari armeniacum ‘double beauty’
花の色:水色・白色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は水色から白色をしており、清潔感や爽やかさを感じさせる品種です。花は不稔性のため花持ち抜群です。花は八重咲き、花梗の先端に多数の壺形の花が密生するため、花穂全体的はモコモコとした不定形な見た目になりやすいです。そのため、ムスカリ特有の可愛らしさはなく、奇形っぽさがあります。そのため、個性的な花が好きな人に好まれる品種です。
●ナイトアイズ
学名:Muscari armeniacum ‘night eyes’
花の色:濃青紫色・白色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は濃青紫色を基調にして、裂片に白色の縁どりがあります。そのため、重厚的で格式高い雰囲気を感じさせる品種です。
●バレリーフィネス
学名:Muscari armeniacum ‘valerie finnis’
花の色:灰水色
草丈:約10~20cm
備考:花の色な全体的に大人っぽい落ち着いたグレイッシュなトーンをしており、灰緑水色です。そのため、大人っぽいエレガントなお庭などによく調和します。
●ピンクサンライズ

学名:Muscari armeniacum ‘pink sunrise’
花の色:淡い桃色・白色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は、花穂の先端の花が白色をした、淡い桃色をしているため、女性的な可愛らしさを感じさせる品種です。
●ブルースパイク
学名:Muscari armeniacum ‘blue spike’
花の色:濃い青色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は濃い青色です。花は不稔性のため花持ち抜群です。花は八重咲き、花梗の先端に多数の壺形の花が密生するため、花穂全体的はモコモコとした不定形な見た目になりやすいです。そのため、ムスカリ特有の可愛らしさはなく、奇形っぽさがあります。そのため、個性的な花が好きな人に好まれる品種です。
●ペパーミント

学名:Muscari armeniacum ‘peppermint’
花の色:水色・白色
草丈:約10~20cm
備考:花穂の先端の花が白色をした、淡い水色の花が、川の水などを想像させて、爽やかでクールな雰囲気を醸し出す品種です。
●ファンタジークリエーション
学名:Muscari armeniacum ‘fantasy creation’
花の色:青紫色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は青紫色です。花は不稔性のため花持ち抜群です。花は八重咲き、花梗の先端に多数の壺形の花が密生するため、花穂全体的はモコモコとした不定形な見た目になりやすいです。そのため、ムスカリ特有の可愛らしさはなく、奇形っぽさがあります。そのため、個性的な花が好きな人に好まれる品種です。
●ホワイトパール
学名:Muscari armeniacum ‘white pearl’
花の色:白色
草丈:約10~20cm
備考:花の色は白色を呈し、清潔感や上品さを感じさせる品種です。
ルリムスカリ

ルリムスカリとは!
ルリムスカリ(学名: Muscari botryoides)は、別名で「ムスカリ・ボトリオイデス」「コモン・グレープヒヤシンス(common grape-hyacinth)」「イタリアン・グレープヒヤシンス(Italian Grape Hyacinth)」とも呼ばれるキジカクシ科ツルボ亜科ムスカリ属に分類される多年草です。
ルリムスカリの原産地はヨーロッパの広範囲に広がり、自生地は森林(落葉樹林)の林床や丘陵地の草原、人為的攪乱を受けた道端などに見られます。
ルリムスカリの特徴
- 形態と生活形:生育形は球根から葉と花を展開するロゼット型であり、球根が増え多数の葉や花を叢生させる叢生型です。秋になると球根から葉が出ることもあり、冬は葉が出ている場合はそのまま残り、春になると生育が活発になり葉が大きく展開し花が咲き誇り、夏になると休眠します。
- 花の魅力:花序は総状花序で、花が穂状に密生し、この花は壺形ですが球形に近いため、果物の葡萄を思わせる可愛らしい見た目をしています。そのため、スイーツをテーマにするような可愛いお庭やメルヘンチックなお庭などによく調和します。花の色は 青色・紫色・白色が見られます。
- 強健:本種は多年草で、基本的に日照条件がよく、土壌の通気性・排水性が整っていれば、放ったらかしで栽培できるほどに強健です。また繁殖力も高く、球根は自然分球して増えていきます。
- 景観:本種は球根で増殖し群生を形成し、地面から約10~25cm付近で花が一斉に開花するため、地面の上に青色や白色などの絨毯が敷いたような美しい花絨毯の景色を作り出すことができます。
- 寄せ植え:本種は単体で群生させても美しいですが、チューリップやスイセンなどの球根の植物と組み合わせて栽培するのもおすすめです。
- フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、可愛らしいインテリアとして空間を彩ります。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。
- 水耕栽培:本種は土を使わずに水耕栽培で花を咲かせることが可能です。土を使わずに栽培するため、比較的清潔感があり、根の伸長の様子も観察出来るため、ムスカリの成長を実感できます。ただし、開花は出来ても、翌年の開花のためにエネルギーを球根に上手く蓄えさせることが難しい傾向にあります。
ルリムスカリの園芸品種の紹介
ムスカリ

ムスカリとは!
ムスカリ(学名: Muscari neglectum)は、別名で「コモン・グレープヒヤシンス(common grape hyacinth)」「スターチ・グレープヒヤシンス(starch grape hyacinth)」「グレープヒヤシンス(grape hyacinth)」とも呼ばれるキジカクシ科ツルボ亜科ムスカリ属に分類される多年草です。
ムスカリの原産地はヨーロッパ、北アフリカ、西・中央アジアの広範囲に広がり、自生地は森林(落葉樹林)の林床、疎林、岩場、草原、人為的攪乱を受けた道端や荒地などに見られます。
ムスカリの特徴
- 形態と生活形:生育形は球根から葉と花を展開するロゼット型であり、球根が増え多数の葉や花を叢生させる叢生型です。秋になると球根から葉が出ることもあり、冬は葉が出ている場合はそのまま残り、春になると生育が活発になり葉が大きく展開し花が咲き誇り、夏になると休眠します。
- 近縁種との比較:近縁種と比べて花穂を形成する花冠が細長い筒状をしており、花の色が濃くなる傾向があり、また葉は線形から糸状で地表を這う傾向が強いです。そのため、シャープでかっこいい花や、濃く重厚感のある花色を楽しみたい人に好まれます。
- 花の魅力:花序は総状花序で、花が穂状に密生し、この花は壺形で長球形の見た目をしているため、ほっそりしたシャープな見た目をしています。 花の色は野生種では濃い青色から濃い青紫色をしており、裂片が白色をしています。基本色が濃いため、白色の裂片部分がよく目立ちます。
- 強健:本種は多年草で、基本的に日照条件がよく、土壌の通気性・排水性が整っていれば、放ったらかしで栽培できるほどに強健です。また繁殖力も高く、球根は自然分球して増えていきます。
- 景観:本種は球根で増殖し群生を形成し、地面から約10~25cm付近で花が一斉に開花するため、地面の上に青色や白色などの絨毯が敷いたような美しい花絨毯の景色を作り出すことができます。
- 寄せ植え:本種は単体で群生させても美しいですが、チューリップやスイセンなどの球根の植物と組み合わせて栽培するのもおすすめです。
- フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、上品なインテリアとして空間を彩ります。 。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。
- 水耕栽培:本種は土を使わずに水耕栽培で花を咲かせることが可能です。土を使わずに栽培するため、比較的清潔感があり、根の伸長の様子も観察出来るため、ムスカリの成長を実感できます。ただし、開花は出来ても、翌年の開花のためにエネルギーを球根に上手く蓄えさせることが難しい傾向にあります。
ムスカリ・ラティフォリウム

ムスカリ・ラティフォリウムとは!
ムスカリ・ラティフォリウム(学名: Muscari latifolium)は、別名で「ブロードリーブ・グレープヒヤシンス(broad-leaved grape hyacinth)」とも呼ばれるキジカクシ科ツルボ亜科ムスカリ属に分類される多年草です。
ムスカリ・ラティフォリウムの原産地はトルコ西部で、自生地は森林(落葉樹林)の林床、疎林、高地の草原などに見られます。
ムスカリ・ラティフォリウムの特徴
- 形態と生活形:生育形は球根から葉と花を展開するロゼット型であり、球根が増え多数の葉や花を叢生させる叢生型です。秋になると球根から葉が出ることもあり、冬は葉が出ている場合はそのまま残り、春になると生育が活発になり葉が大きく展開し花が咲き誇り、夏になると休眠します。
- 近縁種との比較:近縁種と比べて葉の幅が広くて、一個の球根から1~2枚の葉が付き、花は上部の不稔性と下部の稔性の花色の違いが大きい。
- 花の魅力:花序は総状花序で、花が穂状に密生し、この花は壺形で球形から長球形の見た目をしているため果物の葡萄のような可愛らしい見た目をしています。また上部の不稔性の花が多めで、花の色は、不稔性の花では水色を呈し、稔性の花では濃い青色から青紫色をしているため強いコントラストが生まれます。
- 景観:本種は球根で増殖し群生を形成し、春に花が一斉に開花するため、地面の上に青色や白色などの絨毯が敷いたような美しい花絨毯の景色を作り出すことができます。
- 寄せ植え:本種は単体で群生させても美しいですが、チューリップやスイセンなどの球根の植物と組み合わせて栽培するのもおすすめです。
- フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、可愛く上品なインテリアとして空間を彩ります。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。
- 水耕栽培:本種は土を使わずに水耕栽培で花を咲かせることが可能です。土を使わずに栽培するため、比較的清潔感があり、根の伸長の様子も観察出来るため、ムスカリの成長を実感できます。ただし、開花は出来ても、翌年の開花のためにエネルギーを球根に上手く蓄えさせることが難しい傾向にあります。
ムスカリ・ラティフォリウムの園芸品種の紹介
ムスカリ・マクロカルプム

ムスカリ・マクロカルプムとは!
ムスカリ・マクロカルプム(学名: Muscari macrocarpum)は、同義語でムスカリミア・マクロカルパ(Muscarimia macrocarpa)と記載されることもあり、別名では「イエロー・グレープヒヤシンス(Yellow Grape Hyacinth)」とも呼ばれるキジカクシ科ツルボ亜科ムスカリ属に分類される多年草です。
ムスカリ・マクロカルプムの原産地はギリシャからトルコで、自生地は丘陵地にある石灰岩が母材となる岩場、乾燥した草原などに見られます。
ムスカリ・マクロカルプムの特徴
- 形態と生活形:生育形は球根から葉と花を展開するロゼット型であり、球根が増え多数の葉や花を叢生させる叢生型です。秋になると球根から葉が出ることもあり、冬は葉が出ている場合はそのまま残り、春になると生育が活発になり葉が大きく展開し花が咲き誇り、夏になると休眠します。
- 近縁種との比較:近縁種と比べて、花穂を構成する花の数は少なく疎らになる傾向があり、花の色が成熟するにつれて紫色から黄色へと変化するため、紫色と黄色の際立ったツートンカラーが楽しめる植物です。
- 花の魅力:花序は総状花序で、花が近縁種の比べるとやや疎らにつき、この花の形は壺形で長球形の見た目をしています。花の色は初期は紫色ですが、成熟すると黄色に変化するため、花穂の上は紫色で下は黄色になります。また花にはバナナに似た香りがあるため、黄色の花色とも合間り、南国の果物を見てるようなトロピカルな雰囲気をお庭の中に演出することが出来るでしょう。
- 寄せ植え:本種は単体で群生させても美しいですが、チューリップやスイセンなどの球根の植物と組み合わせて栽培するのもおすすめです。
- フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、上品なインテリアとして空間を彩ります。 。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。
ムスカリ・マクロカルプムの園芸品種の紹介
ムスカリ・アズレウム
ムスカリ・アズレウムとは!
ムスカリ・アズレウム(学名: Muscari azureum)は、同義語でペスドムスカリ・アズレウム(Pseudomuscari azureum)として扱われることもあり、別名で「アズールグレープヒヤシンス(azure grape hyacinth)」とも呼ばれるキジカクシ科ツルボ亜科ムスカリ属に分類される多年草です。
ムスカリ・アズレウムの原産地はトルコ西部で、自生地は山地の森林(落葉樹林)や高地の草原または岩場などに見られます。
ムスカリ・アズレウムの特徴
- 形態と生活形:生育形は球根から葉と花を展開するロゼット型であり、球根が増え多数の葉や花を叢生させる叢生型です。秋になると球根から葉が出ることもあり、冬は葉が出ている場合はそのまま残り、春になると生育が活発になり葉が大きく展開し花が咲き誇り、夏になると休眠します。
- 近縁種との比較:近縁種と比べて花冠筒部にクビレがなく鐘形を呈し、花に丸みが無いため、ムスカリ属でよく見られるブドウのような見た目をしていません。また植物の世界では珍しい青色の花を咲かせます。
- 花の魅力:花穂は下から順に花が咲くため、フリルドレスのような優美な見た目をしており、植物の世界では珍しい綺麗な青色の花を咲かせるため、クールでエレガントな雰囲気を感じさせる植物です。
- 景観:本種は球根で増殖し群生を形成し、春に花が一斉に開花するため、地面の上に青色の絨毯が敷いたような美しい花絨毯の景色を作り出すことができます。
- 寄せ植え:本種は単体で群生させても美しいですが、チューリップやスイセンなどの球根の植物と組み合わせて栽培するのもおすすめです。
- フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、上品なインテリアとして空間を彩ります。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。
- 水耕栽培:本種は土を使わずに水耕栽培で花を咲かせることが可能です。土を使わずに栽培するため、比較的清潔感があり、根の伸長の様子も観察出来るため、ムスカリの成長を実感できます。ただし、開花は出来ても、翌年の開花のためにエネルギーを球根に上手く蓄えさせることが難しい傾向にあります。
●その他の品種
●アラスカ
学名:Muscari ‘alaska’
形態:草丈は約10~20cm、生育型はロゼット型です。葉は鱗茎から束生し、葉の形は線形、葉の色は緑色です。花序は総状花序で、花は一重咲きし、花の色は水色からクリーム色を呈します。
本種の魅力:花穂は円錐形で、花は球形に近い壺形をしているため、果物のブドウのような可愛らしい見た目をしています。花の色は全体的にパステル調で水色・クリーム色・白色をしているため、可愛らしさの中に爽やかさも感じさせる品種です。そのため、メルヘンチックなお庭などによく調和するでしょう。
景観:球根で増殖し群生を形成し、春に花が一斉に開花するため、地面の上に水色からクリーム色の絨毯を敷いたような美しい花絨毯の景色を作り出すことができます。
フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、可愛らしいインテリアとして空間を彩ります。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。
●ダブルマジック
学名:Muscari ‘double magic’
形態:草丈は約10~20cm、生育型はロゼット型です。葉は鱗茎から束生し、葉の形は線形・狭披針形、葉の色は緑色です。花序は総状花序で、花は八重咲きし、花の色は全体的にパステル調で青紫色・水色・クリーム色・白色を呈します。
本種の魅力:花が八重咲きするため、個々の花のボリューム感が増して、花穂の見た目がモコモコとした可愛らしい見た目になりやすいです。花の色は全体的にパステル調で青紫色・水色・クリーム色・白色をしているため、可愛らしさの中に爽やかさも感じさせる品種です。そのため、メルヘンチックなお庭などによく調和するでしょう。
景観:球根で増殖し群生を形成し、春に花が一斉に開花するため、地面の上に水色からクリーム色の絨毯を敷いたような美しい花絨毯の景色を作り出すことができます。
フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、可愛らしいインテリアとして空間を彩ります。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。
●ビッグスマイル
学名:Muscari ‘big smile’
形態:草丈は約10~20cm、生育型はロゼット型です。葉は鱗茎から束生し、葉の形は線形、葉の色は緑色です。花序は総状花序で、花は一重咲きし、花の色は濃青色を基調にして裂片が白色を呈します。
本種の魅力:花穂が長め?の円柱形で、花は球形に近い壺形をしており可愛らしさの中にシャープなカッコ良さも感じさせます。花の色は濃い濃青色をしているため、男性的な落ち着きを感じさせる品種です。そのため、クールでカッコイイお庭などによく調和するでしょう。
景観:球根で増殖し群生を形成し、春に花が一斉に開花するため、地面の上に青色の絨毯を敷いたような美しい花絨毯の景色を作り出すことができます。
フラワーアレンジメント:花は収穫して小さな花瓶に生けて切り花として楽しむことができます。切り花とすることで、お部屋の中で花を気軽に楽しむことが出来て、可愛らしいインテリアとして空間を彩ります。 花瓶の中での寿命は管理の仕方でも変わりますが一般的に5~7日ほどです。