原産:日本/中国/インド/ブータン
科:カタバミ(Oxalidaceae)
属:オキザリス/カタバミ(Oxalis)
種:ミヤマカタバミ(Oxalis griffithii)
別名:ヤマカタバミ/エイザンカタバミ
開花時期:3月~4月
花の色:白色〇
葉色:緑色●
分類:多年草
草丈:約10~25cm
誕生花:
花言葉:
用途:グランドカバー
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ミヤマカタバミとは!?
ミヤマカタバミは学名Oxalis griffithii、別名「ウッド ソレル(wood sorrel)」や「コモン ウッド ソレル(common wood sorrel)」とも呼ばれるヨーロッパ及びアジア原産の多年草です。日本国内でも本州・四国・九州に分布して森林の中の木陰等に自生しています。
ミヤマカタバミの語源(由来)
- 属名オキザリス(Oxalis)は古代ギリシャ語で「酸」や「刺激的(ピリッと来る)」等を意味する「ὀξύς(oxús)」から来ており、オキザリスの葉を食べるとシュウ酸由来の酸味が感じられる事に由来します。
- 種小名のgriffithiiは「Griffith」の名前をもつ何人かの自然主義者の名前をラテン語化したもので、献名です。
- ミヤマカタバミの由来は「深山(ミヤマ)」に自生している事からきています。
ミヤマカタバミの特徴(魅力)
- ミヤマカタバミは白色の花弁に薄紫色の花脈が通る花色が特徴です。
- ↳花期がすぎると閉鎖花をつけます。
- 地面下に太い根茎をもち
- ↳根茎から葉を出し群生する様な草姿をつくります。
- 自生地では木陰等の直射日光の少ない場所にあるため
- ↳シェードガーデン等で育てる事も出来ます。
ミヤマカタバミは地面下に太い根茎をもちます。葉は根生葉のみで構成されロゼット状の草姿をつくり、葉柄は長さ約8(~20)cm、葉色は緑色、葉身は三出複葉で小葉は倒心形をしています。花序は高さ約4(~15)cmに伸びる花柄に1個の花を単頂花序に付け、個々の花の花色は白色で花脈は薄紫色をしており花の大きさは直径約3(~4)cmになり花弁が5個と雄蕊10個と雌蕊があります。
開花時期は早春から春、花色は白色で花脈は薄紫色、個々の花は直径約3~4cmで花弁が5個あり、花序は単頂花序に花を咲かせます。草姿は根茎により広がり高さ約10(25)cm × 幅は約10(30)cmに成長します。葉色は緑色、葉身は三出複葉で小葉は倒心形、葉序は根生葉につきます。
オキザリス(カタバミ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
オキザリス(カタバミ)の珍しい種類、主な種やおすすめの園芸品種の紹介【2021】
ミヤマカタバミの育て方
花壇の土づくり
ミヤマカタバミは直射日光が3~5時間の半日影から間接光のみが当たる様な日陰で育ちます。
ミヤマカタバミは水捌けがよく有機質に富んだ肥沃な土壌を好みます。植付けの前に土壌診断を行い、必要に応じて通気性を高めるパーライトや軽石等を入れ、肥沃さを高める堆肥等の改良用土を入れて土壌を改善するといいでしょう。
鉢土づくり
ミヤマカタバミは直射日光が3~5時間の半日影から間接光のみが当たる様な日陰で管理しましょう。
培養土は一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の例
- 赤玉土5割+腐葉土4割+くん炭1割+元肥
水やりの仕方
ミヤマカタバミは、雨の後に何時までも水分が停滞する様な状態を嫌いますが、通常はやや湿り気のある土壌を好みます。
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面が乾いてきたタイミングで行うといいでしょう。
肥料の与え方
ミヤマカタバミは適度に肥沃な土壌であれば肥料は必要としません。
剪定のやり方
ミヤマカタバミは基本的に剪定不要です。
夏越しする方法
ミヤマカタバミは夏の強い日差しや暑さを苦手にしています。日向にある場合は間接光のみが当たる明るい日陰等に移動しましょう。
冬越しする方法
Hardiness:6a~9b
ミヤマカタバミは耐寒性が高く冬越しの準備をする必要は基本的にありません。
挿し木や株分けで増やす
ミヤマカタバミは株分けによって増やす事ができます。
ミヤマカタバミの株分けする時期は春もしくは秋が最適です。地下茎により広がるため、掘り起こした株の地下茎をナイフ等で個々に切り離して株分けする事が出来ます。
播種で増やす
ミヤマカタバミの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
ミヤマカタバミの病気
- さび病
ミヤマカタバミの害虫
- ナメクジ
- カタツムリ
- アオムシ
- バッタ