生垣とは、土地の境界をわける目的などで、隣家との間や道路との間、畑との間などに、境界線を引くように植物(木)を並べて植栽して植物の壁をつくる事です。
生垣の壁は一般的に【目隠し効果・防音・耐風・耐火・侵入防止】等の機能(働き)を求めて植物が選ばれる事が多いですが、取り敢えず境界を引ければ良いという場合なども多く、その場合は【開花時の花の美しさ・葉の色・樹形・香り】等を楽しめる植物を選ぶ事が出来ます。
ここでは生垣の種類や特徴、生垣に使う植物の種類と特徴等を紹介しています。良かったら最後まで見ていってください。
生垣のスタイル
フォーマルヘッジ
フォーマルヘッジとは簡単に言うとしっかりと剪定されて、形がしっかり整えられた生垣の事をさします。最も一般的な生垣のスタイルで、生垣としての機能性(目隠し効果・防音・耐風・耐火・侵入防止)をしっかり保持しています。
フォーマルヘッジのメリットは形がしっかりと整っているため雑多な印象を与えず、小綺麗な印象を与える所です。また基本的に常緑樹が利用される事が多いため、目隠し効果も高く、防音、耐風、侵入防止等の機能もしっかり果たします。
ただし、形を維持するため年に数回、定期的な剪定が必要になります。生垣の剪定は梯子に登ったり、硬い枝を何度も切ったり、切った葉を掃除したりと意外と重労働です。そのため生垣の範囲が広いと負担が大きくなり管理が大変になる場合もあります。また剪定によって、花芽を切る事があります。そのため花が咲かない、もしくは花数が減ってしまい、鑑賞する楽しさが減る事があります。
インフォーマルヘッジ
インフォーマルヘッジとは基本的に剪定をせずに、自然樹形のまま作られる生垣のことをさします。自然本来の美しい樹形や、花を楽しむ目的で植栽される事が多い生垣のスタイルです。
インフォーマルヘッジのメリットは自然樹形のまま育てられるため、開花時には沢山の花が見られる所が魅力です。樹形は様々なため一概ではありませんが、枝が弧を描き広がるタイプでは優雅でリラックスした雰囲気をつくる事もあります。また剪定にあまり気を使わないでよいため管理が楽な所も魅力です。
ただし、インフォーマルヘッジは生垣としての機能性【目隠し効果・防音・耐風・耐火・侵入防止】がやや劣る場合があり、とりあえず境界を示す目的で利用される事が多いです。何故なら背が低くかったり、落葉性の場合は冬に葉が落ちて枝のみとなったりするからです。また植物によっては枝が暴れて煩雑になり、雑多な印象を与えてしまう事があります。その他にも管理が疎かになると枝が歩道にまで突出して歩行者の邪魔になることもあるため注意が必要になって来るでしょう。
コニファーヘッジ
コニファーヘッジとは、針葉樹で作られる生垣です。生垣をつくる場合、葉が小さな事が好まれる場合がありますが、それは剪定をした時に、緩い印象を与えやすい大きな葉よりも、小さな葉の方が緻密で形が綺麗に揃いやすく、また大きな葉は途中で切られると見た目が損なわれますが、小さな葉は途中で切られても気にならないからです。その点、針葉樹は「針葉」からも分かる通り葉が細く小さな傾向にあり、剪定しても形が揃いやすく葉も美しい外観を保ちます。
コニファーヘッジのメリットは、外観の美しさにあります。フォーマルヘッジとして利用した場合、形がより綺麗に揃うため洗練された印象やお洒落な印象を与えやすいです。また自然樹形のインフォーマルヘッジとして利用する場合も基本的に成長が緩やかで円錐形もしくは円柱形に成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)があるため、洗練された印象やお洒落な印象を与えやすい所も魅力でしょう。またコニファーヘッジは成長が緩やかで枝も殆ど暴れないため頻繁な剪定作業が殆どいりません。必要に応じて形を整える目的で、表面をなぞるように剪定するだけです。
コニファーヘッジのデメリットは光の当たらない株の内部で枝が枯れこみやすい所、基本的に成長が緩やかなため殆ど剪定は要りませんが、剪定する際に強く切り込んでしまい葉のない場所まで剪定すると、そこから下の枝が枯れこんでしまう所にあります。そのため針葉樹(コニファー)を剪定する際は注意が必要です。
ミックスドヘッジ
ミックスドヘッジとは複数の植物を用いて作られる生垣です。ミックスドヘッジは単一の植物で作られる生垣と違い、形や色が複合するため単調になる事がなく視覚的により楽しめる所が特徴です。葉色が美しい品種を複数並べてカラフルな生垣を作ったり、自然樹形で楽しめる植物を寄せ植えのように混色して自然な雰囲気の生垣を作ったりと、想像力により無限の可能性を秘めた個性的な生垣を作れます。
生垣の植え方
生垣の植え方は、植える植物や混植する場合などで変わる事がありますが、基本的には等間隔で揃えて植える事が一般的です。土壌を改善した後に、ガイドを利用して等間隔に植栽します。また成熟した植物や根の浅い植物を利用して作る生垣では植物が暴風などで倒れやすいため、根が活着して風に強くなるまでは支柱等で株をしっかりと固定してあげた方が良いでしょう。
生垣を植える手順
- 新しい生垣の植物を植える前に土壌の整備をおこないます。
- 深さ約30~50cm、もしくは苗(根鉢)の1.5~3倍の深さまでスコップを使い穴を掘り、根張りを邪魔したり保水性や栄養の保持を悪くする石やゴミ等を取り除いておきましょう。
- 土壌の土質は植物によって変わるため育て方で確認して土壌改善を行います。
- 地面近くに基準となる紐を真っ直ぐ張り、植え場所の目安として使います。
- 植物の植える間隔は植物によって違うため事前に調べて、紐を目安にしながら等間隔に目印をつけて穴を掘りましょう。
- フォーマルヘッジの場合はふつう15~100cmくらいで間隔を詰めて植えられる事が多いです。植物によってかわるためそれぞれ確認しましょう。
- インフォーマルヘッジの場合はふつう80~200cmくらいで間隔をあけて植えられる事が多いです。基本的には植物が成熟した時の幅で植えられるため、それぞれの植物を確認しましょう。
- 植え穴の中に苗を植え付けて土を戻します。
- 植物の植える間隔は植物によって違うため事前に調べて、紐を目安にしながら等間隔に目印をつけて穴を掘りましょう。
- 成熟した大きな植物や根の浅い植物を植える場合は強風で苗が倒れる場合があります。その場合は杭(支柱)を縦と横に立てて、苗をしっかり固定しましょう。
- 苗の根がしっかりと張り、1年から2年かけて固定するまでは、支柱はそのままにしておきます。
生垣に使われる植物の種類
- アオキ
- アジサイ
- アベリア
- イチイ
- イトスギ
- イボタノキ
- ウエストリンギア
- ウツギ
- オトギリソウ
- カナメモチ
- ガマズミ(ビバーナム)
- ギボウシ
- グミ
- クロベ
- 月桂樹(ローレル)
- シモツケ
- スイカズラ
- スグリ
- スモモ
- ツツジ
- ツゲ
- ドウダンツツジ
- トキワマンサク
- ニシキギ(マサキ)
- ヒノキ
- ピラカンサ
- ビャクシン
- ブーゲンビリア
- ボケ
- ミズキ
- メギ
- モクセイ
- モチノキ
- レウコフィルム
- レンギョウ
- ローズマリー
アオキの紹介
特徴:アオキは月桂樹(ローレル)を思わせる様な厚みと光沢のある美しい葉の姿と、飛沫が散ったかのように入る黄色の班入りの葉から、園芸では明るく爽やかな印象を与えるカラーリーフとして親しまれています。
アオキはふつう庭木として利用されますが、生垣に使われることもあります。ただし成長がとても緩やかなため希望の大きさになるまで時間がかかる可能性があります。逆にいうとアオキの生垣が確立してしまえば、成長が緩やかなため剪定などの手入れが殆ど要らなくなります。またアオキは耐陰性が強いため日陰で育つ事が出来ます。そのため、日がよく当たらない場所で生垣の植物を探すならアオキも選択肢の1つになるでしょう。
アジサイの紹介
- 名称:アジサイ
- 分類:落葉低木
- 開花時期:5月~8月(四季咲き品種5月~10月/早咲き2月~4月)
- 花色:桃色●赤色●青色●紫色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約5月~8月(四季咲き品種5月~10月/早咲き2月~4月)
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約100~200cm(稀に400cmに達する)
- アジサイの種類/育て方
特徴:アジサイは環境に合わせて変化する花色や、直径30cmにも達する巨大な花が魅力で、開花期になると遠くからでも目立つ美しい景観を作ります。アジサイの花の形は平面状や球状、円錐状などアジサイの種類によってかわり、個性的でボリュームある花姿が楽しめます。園芸では庭木として育てられたり、生垣などとして利用されたりしており、また花を収穫して切り花やドライフラワー等に使われる事も多いです。アジサイは非常に巨大な花のため、切り花として花瓶に入れて部屋に飾ると、部屋の中が華やかで非常に豪華な雰囲気となります。
生垣として利用する場合は自然な樹形を生かした、インフォーマルヘッジとして利用します。アジサイは自然樹形でも、あまり枝変われすることなく直立に茎が伸びるため、自然樹形でも枝が暴れることがなく管理がしやすい所が魅力です。生垣の植え付け間隔は約100~200cm、アジサイの品種の成熟した時の大きさによって変わってきます。成熟時のアジサイの幅が200cmなら植え付け間隔は200cm前後になります。
アベリアの紹介
- 名称:アベリア
- 分類:半常緑低木
- 開花時期:6月~10月
- 花色:桃色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●橙色●赤色●桃色●白色〇
- 樹高:約30~240cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約60~80cm(インフォーマルでは株の幅でもOK)
- アベリアの種類/育て方
特徴:アベリアは非常に低メンテナンスで育てられる上に、剪定も生育期間中何時でも行えて管理が楽な事から生垣として重宝されており、公害に強く病害もないため公園や道路緑化などによく利用されています。またフォーマルヘッジの生垣では珍しく開花もしっかりと楽しめる所が魅力です。花は開花期間が長く、夏の間も休むことなく初夏から秋にかけて咲くため長期間に渡って楽しめます。また香りの良い花には蝶々や花蜂などがよく遊びにくる事から蜜源となる所も魅力です。
アベリアは園芸品種も豊富で、爽やかな黄色の班が入る葉や、清潔感を感じさせる白色の班が入る葉、可愛らしい印象を与える桃色に染まる葉などがあるため、カラーリーフとして楽しまれる事も多いです。園芸品種については種類の方のリンクで紹介しているためそちらをご覧下さい。
イチイの紹介
特徴:イチイは成長が緩やかで年輪の詰まった良材がとれる事から材が彫刻品等の工芸品や机の天板など様々に利用されており、また園芸では生垣や盆栽等としても利用される植物です。
生垣としては成長が良いことから主に本州中部以北で使われる事が多く、形状がしっかり整えられたフォーマルヘッジとして利用されます。イチイは刈り込み剪定に強く、他の針葉樹と比べて芽吹きが強いため少々剪定に失敗しても大丈夫な所が魅力です。また葉が小さく、枝葉が密に茂る事から、緻密な外観となりやすいため、イチイの生垣は洗練された印象を与えます。その他にも、イチイは非常に背が高く成長するため背が高い生垣を作りたい時にピッタリな植物の1つです。希望の高さに成長した時に頂部を剪定(芯止め剪定)するだけで高さを調整する事が可能です。※ただしイチイは果肉いがいの全てが有毒なため管理に注意が必要です。
イトスギの紹介
- 名称:イトスギ
- 分類:常緑高木
- 開花時期:4月~5月
- 花色:黄色●緑色●
- 葉色:緑色●黄色●青色●白色〇
- 樹高:約300~3500cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約50~200cm以上
- イトスギの種類/育て方
特徴:イトスギは針葉樹(コニファー)の仲間のため、針葉樹でよく見られる円錐形に成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)があり、円錐形の樹形は洗練された美しい印象を与えます。またイトスギの中には、ゴールドクレストやブルーアイス等の有名な園芸品種も多く、黄色や青白色の葉をもつ品種をカラーリーフとして楽しめる所も魅力です。
生垣としてはモントレーイトスギとその園芸品種がフォーマルヘッジで使われる事がありますが、多くの場合はインフォーマルヘッジとして利用される事が多いです。樹形が美しいため、ホソイトスギなどはランドスケープとして働いたり、またアリゾナイトスギなどは美しい樹形はもちろん青白色から白緑色の美しい葉色をしているため洗練された印象を与えるカラーリーフとしても働きます。イトスギは多くの針葉樹と同様に背が高くなるため、高い生垣をつくりたいお庭等におすすめです。また多くの針葉樹と同様に葉がなくなった枝は殆ど芽吹かないため、強い剪定に弱いところには気をつける必要があります。
イボタノキの紹介
- 名称:イボタノキ
- 分類:半常緑低木/常緑小高木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約200~700cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約30~50cm(インフォーマルでは株の幅を目安)
- イボタノキの種類/育て方
特徴:イボタノキは境界を囲う生垣として栽培される事が多い植物です。晩春から夏にかけて咲く花は、小花が円錐状に集まるため非常にボリュームある豪華な花姿をしており、白色の花色が明るい印象や清潔感を感じさせます。また園芸品種の中は【シルバープリペット】と呼ばれる、人気の高い品種もあり、葉のふち部分に入る白色の覆輪は洗練された印象や清潔感を感じさせるため、お洒落な雰囲気のお庭などにおすすめです。※園芸品種については種類の方のリンクで紹介しているためそちらをご覧下さい。
生垣としては、フォーマルヘッジとインフォーマルヘッジのどちらでも利用されます。フォーマルヘッジとしては年に2回~3回の剪定が必要になります。葉が大きめなため、やや緩い印象の生垣となるかもしれません。インフォーマルヘッジとしては晩冬から早春に1回のみ、もしくは邪魔な枝を生育期間中に必要に応じて剪定をします。ふんわりとした樹形と、花を楽しむことが出来る所が魅力です。
ウエストリンギアの紹介
- 名称:ウエストリンギア
- 分類:常緑低木
- 開花時期:4月~11月(環境が合えば周年)
- 花色:青色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約100~200cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約50cm(インフォーマルヘッジの場合は成熟時の横幅を参考)
- ウエストリンギアの種類/育て方
特徴:ウエストリンギアはローズマリーを思わせる様な外観と、茎の一定の箇所から輪を描くように生じる4個の葉、理想的な環境であれば1年を通して花を咲かせる所が特徴の植物です。園芸では洗練された印象を与える白銀色の葉色の品種や、開放的で爽やかな印象を与える黄色の葉色の品種があるため、これらをカラーリーフとして楽しむ事もできます。
生垣としては、優雅に広がる美しい樹形や葉色、長い開花期間の花を楽しむ目的で利用されることが多いです。一方で、ウエストリンギアは背が低い生垣になるため生垣に求められることが多い【目隠し効果・騒音対策】などの機能は殆どありません。そのため、ウエストリンギアはとりあえず境界を示す目的で使用する生垣になります。
ウツギの紹介
特徴:ウツギは弧を描くように中央から外側へと広がる優雅な樹形と、白色の花が円錐状に集まり咲くボリュームある花姿が魅力の植物です。園芸では花を鑑賞する目的で庭木として育てられたり、境界を示す目的で生垣として利用されたりします。
生垣としては、とりあえず境界を示す目的で利用されることが多く、優雅に広がる美しい樹形や花を楽しむ目的でインフォーマルヘッジとして利用されます。植え付け間隔は成熟時の横幅を目安にして最低でも100cm以上の間隔をとりましょう。
オトギリソウ属の紹介
- 名称:オトギリソウ(タイリンキンシバイ)
- 分類:半常緑低木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●
- 樹高:約50~150cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:60cm以上
- オトギリソウ属の種類/育て方
特徴:オトギリソウは属の中に約238種があり、それぞれ成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)がことなりますが、一般的に園芸では晩春から夏に開花する明るい黄色の花や、花の後に実る光沢のある赤色や桃色の果実を楽しむ目的で育てられる事が多く、またまた幾つかの種では丸みを帯びて成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)があるため庭木や生垣などとして楽しまれます。
生垣としては、オトギリソウ属の中の【タイリンキンシバイ・キンシバイ・ビヨウヤナギ】などが利用されます。一般的に花を楽しむ目的でインフォーマルヘッジとして利用されるため、生垣としての機能性【目隠し効果・騒音対策】はやや低めです。生垣として植え付ける場合の間隔は、成熟時の横幅を目安にして最低でも60cm以上の間隔をとりましょう。
カナメモチの紹介
- 名称:カナメモチ
- 分類:常緑小高木
- 開花時期:5月~6月
- 花色:白色〇
- 葉色:緑色●黄色●橙色●赤色●桃色●
- 樹高:約300~900cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約50~100cm
- カナメモチの種類/育て方
特徴:カナメモチは一般的に境界をきっちり囲う生垣として栽培される事が多い植物です。また新しく成長する葉(新葉)は赤色になる事から、気分を高揚させたり、明るくポップな印象を与えるカラーリーフとしても楽しまれます。そのため気分が向上する様な華やかで明るいお庭や、様々な花色を組み合わせたカラフルなお庭などにおすすめです。
生垣としては、定期的に剪定を行い形状が整え管理するフォーマルヘッジとして利用されます。比較的に背が高くなり、冬も葉が落ちないため生垣としての機能性(目隠し効果・侵入防止効果・耐風効果等)をしっかり発揮します。ただしやや葉が大きいため全体的に緩い印象を与えたり、刈り込み剪定を行った時に剪断された葉が少し気になるかもしれません。
ガマズミ(ビバーナム)の紹介
- 名称:サンゴジュ
- 分類:常緑小高木
- 開花時期:6月~7月
- 花色:白色〇
- 葉色:緑色●
- 樹高:約300~900cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約100cm以上
- ガマズミ(ビバーナム)の種類/育て方
特徴:ガマズミ(ビバーナム)はアジサイを思わせる様な外観の花や、赤色や青黒色に色付く果実を鑑賞もしくは1部の種が果実を食べる目的で収穫される植物です。園芸では主に庭木として育てられる事が多いですが、サンゴジュや幾つかの種が生垣として利用されます。
生垣としては、美しい光沢のある葉をとつサンゴジュが形の揃ったフォーマルヘッジとして利用されます。サンゴジュは背が高く、常緑性があり、枝葉は密で、水分を多く含む事から生垣としての機能性(目隠し効果・侵入防止効果・防火効果・防音効果・防風効果等)をしっかり発揮する事が出来ます。またトキワガマズミやセイヨウカンボクなどの幾つかの種が花や実を楽しみながら利用するインフォーマルヘッジとして利用されます。詳しくは種類の方から個々の植物をご覧下さい。
グミの紹介
- 名称:グミ
- 分類:半常緑低木(エビンゲイ種)
- 開花時期:9月~11月(エビンゲイ種)
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約200~300cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約50~70cm
- グミの種類/育て方
特徴:グミは一般的に甘さと渋みのある赤色の果実を収穫して食べる目的で栽培される植物ですが、いくつかの種や品種では葉に白色や黄色の班が入るため、洗練された印象や明るく爽やかな印象を与えるカラーリーフとして楽しまれる事もあります。
生垣としては定期的に剪定を行い形状を整え管理するフォーマルヘッジとして利用される事が多く、品種を選べばカラーリーフとして楽しみながらお庭の境界を彩る事も可能です。
クロベの紹介
- 名称:クロベ(ニオイヒバ)
- 分類:常緑高木
- 花色:黄色●緑色●
- 葉色:緑色●黄色●
- 樹高:約1500~2000cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約60cm以上
- クロベの種類/育て方
特徴:クロベは針葉樹(コニファー)の仲間のため、針葉樹でよく見られる円錐形に成長する習慣(決まりのように繰り返す癖)があり、円錐形の樹形は洗練された印象やお洒落な印象を与えます。またクロベ属の中のニオイヒバは葉にレモンやパイナップルを思わせる香りがあるため、葉に触れると心地よい香りが広がる所も魅力です。また園芸品種の中には黄色の葉をもつ品種もあるため明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめます。
生垣としてはクロベ属の中のニオイヒバが一般的に利用されます。植付け間隔を広げて円錐型の樹形を生かし並木のような生垣を楽しんだり、植付け間隔を狭めて刈り込み剪定を行い形状を整えフォーマルヘッジとして楽しんだり出来ます。クロベは多くの針葉樹と同様に背が高くなるため、高い生垣をつくりたいお庭等におすすめです。また多くの針葉樹と同様に葉がなくなった枝は殆ど芽吹かないため、強い剪定に弱いところには気をつける必要があります。
ゲッケイジュ(ローレル)の紹介
- 名称:ゲッケイジュ(ローレル)
- 分類:常緑高木
- 開花時期:4月~5月
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●
- 樹高:約200~1800cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約50~100cm
- ゲッケイジュ(ローレル)の種類/育て方
特徴:ゲッケイジュ(ローレル)は、枝葉に含まれるシネオールやリナロール等の精油が爽やかでスパイシーな香りをさせるため、主に煮込み料理などのスパイスとして葉が利用される植物です。園芸では、主に生垣やトピアリーなどに利用されており、成長が緩やかなため確立するまで数年の時間がかかる事がありますが、1度確立すると成長が緩やかなため管理が楽な所も魅力です。
生垣としては、フォーマルヘッジとして利用されます。常緑性があり、枝葉は密な事から生垣としての機能性(目隠し効果・侵入防止効果・防音効果・防風効果等)をしっかり発揮する事が出来ます。また幾つかの品種では黄色の葉色をもつためカラーリーフとして楽しめる所も魅力です。詳しくは種類の方から個々の植物をご覧下さい。
シモツケの紹介
- 名称:シモツケ
- 分類:半常緑低木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:桃色●赤色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●橙色●赤色●白色〇
- 樹高:約100~200cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約60~200cm
- シモツケの種類/育て方
特徴:シモツケは地面から複数の茎が伸びて枝が湾曲するように優雅に広がる樹形と、開花期に一斉に咲く華やかな花姿が魅力の植物です。花の咲き方は、シモツケ属の中の種によって変わりますが、茎の頂部で半球状に小花が集まり咲くシモツケも、枝の節ごとに小花が集まり咲くコデマリやユキヤナギも、どちらも非常に華やかで魅力的です。また幾つかの品種では爽やかな印象を与える黄色の葉色や、温もりを感じさせるような橙色(赤橙色)の葉色をもつ品種もあるため、これらをカラーリーフとして楽しむ事も可能です。※カラーリーフの品種については種類の方のリンクからご覧下さい。
生垣としては、樹形をいかしたインフォーマルヘッジの生垣として利用するのが一般的です。ある程度の剪定は必要ですが、自然に広がる優雅な樹形は美しく、また開花期には沢山の花が楽しめる所がシモツケの生垣のよい所でしょう。
スイカズラの紹介
- 名称:スイカズラ属(ロニセラ・ニティダ)
- 分類:常緑低木
- 開花時期:4月~5月
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●紫色●白色〇
- 樹高:約50~150cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ・フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約30~60cm
- スイカズラの種類/育て方
特徴:スイカズラは普通、ツル性の茎が物体に絡むように旋回して巻き付き登坂する性質があり、開花期には非常に香りのよい花を咲かせる植物です。花は「アニス」などを連想させる甘い香りがあり、香りは強く開花期には数メートル先まで匂いが漂うことがあります。
生垣としてはスイカズラ属の中のロニセラ・ニティダ種が利用されます。スイカズラ属の中では珍しく、樹形がブッシュ状で放射状に枝葉が伸びる性質があり、自然樹形のままでも優雅で美しいですが、剪定に強く生垣の他、トピアリーなどにも使用されています。また幾つかの品種では開放的な印象を与える黄色の葉色や、上品な印象を与える紫色の葉色の葉色などもあるため、カラーリーフの生垣として楽しむ事も可能です。詳しくは育て方の方からご覧下さい。
スグリの紹介
特徴:スグリは一般に透明感と光沢のある果実を収穫して、生食やジャムなどに加工して利用する目的で育てられる植物です。そのため一般的には花や実を楽しむ目的で庭木として育てられる事が多いですが、インフォーマルヘッジ(自然樹形)の生垣として利用される事もあります。
スモモ(サクラ)の紹介
- 名称:スモモ属(セイヨウバクチノキ)
- 分類:常緑小高木
- 開花時期:3月~5月
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約200~800cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ・フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約30~90cm
- スモモ(サクラ)の種類/育て方
特徴:スモモは普通、春に一斉に開花して美しい景観をつくる花を鑑賞する目的であったり、花の後に実る果実を収穫して利用する目的で育てられることが多い植物です。生垣としては、常緑で光沢のある美しい葉をもつセイヨウバクチノキが利用される事があり、また花や果実が魅力的なユスラウメがインフォーマルヘッジの生垣として利用されることもあります。
ツツジの紹介
- 名称:ツツジ
- 分類:半常緑低木/落葉低木
- 開花時期:4月~6月
- 花色:桃色●赤色●黄色●橙色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約100~500cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約30~50cm
- ツツジの種類/育て方
特徴:ツツジは日本の道路脇や公園などの様々な場所に植栽されており、境界を示す低い生垣として人気の高い植物です。※キリシマツツジ等は背が高い生垣として利用出来ます。ツツジは枝先に多数の花を咲かせるため、開花期には株を覆うように咲く花姿が見られます。また漏斗形の花には濃いスポット(花蜜標識)が入るため、蜜を求め訪れる蝶々たちの姿が観察できる所も魅力です。
生垣としては花後に綺麗に剪定してフォーマルヘッジとして管理されます。一般的には背の低い生垣になりますが、キリシマツツジ等は背が高くなるため背の高い生垣として利用する事も可能です。ツツジの生垣の魅力は春から初夏(種によってちがいます)にかけて一斉に開花する花を楽しめる所にあり、また幾つかの種では紅葉が楽しめる事があります。
ツゲの紹介
特徴:ツゲは葉が小さくて枝葉が密に茂るため、剪定した時に形が綺麗に揃いやすく洗練された印象を与えやすいです。そのため刈り込み剪定を行いながら生垣やトピアリー等としてよく利用される植物です。また、いくつかの品種では葉に白色や黄色の班が入るため、洗練された印象や明るく爽やかな印象を与えるカラーリーフとして楽しまれる事もあります。詳しくは種類の方から個々の植物をご覧下さい。
ドウダンツツジの紹介
特徴:ドウダンツツジは燃え上がるように真っ赤に染まる美しい紅葉や、ツボのような形に膨らみ垂れ下がり開花するスズランのような可愛らしい花が魅力的な植物です。
生垣としてはフォーマルヘッジの生垣として利用されます。通常は花が終わった後に刈り込まれるため、秋の紅葉や春の花を楽しみながら生垣として利用出来ます。
トキワマンサクの紹介
- 名称:トキワマンサク
- 分類:常緑低木
- 開花時期:4月~5月
- 花色:桃色●赤色●白色〇
- 葉色:緑色●赤色●紫色●黒色●
- 樹高:約100~300cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約30~50cm(インフォーマルヘッジの場合は成熟時の横幅を参考にして下さい)
- トキワマンサクの種類/育て方
特徴:トキワマンサクは、花が糸状に伸びてフサフサとした「箒」のような外観をしている所が特徴の植物です。花は春に一斉に開花して、枝葉を完全に覆い尽くすため「赤色」や「桃色」の花色に染まりロマンチックな景観をつくります。また多くの品種では、葉が黒色や赤色や紫色をしているため、落ち着いた印象や上品な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる所も魅力です。
トキワマンサクは株立ち状(根元から茎がわかれ複数の茎が立ち上がる樹形)に優雅に広がる樹形をつくる事から庭木として育てられる事が多いですが、自然な樹形をいかしたインフォーマルヘッジとして利用されたり、毎年1度、花後に刈り込まれてフォーマルヘッジの生垣として利用される事も多いです。美しい花や葉を鑑賞しながら生垣として利用出来る所が魅力でしょう。
ニシキギ(マサキ)の紹介
- 名称:ニシキギ(マサキ)
- 分類:常緑小高木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:黄色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約200~800cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約50cm
- 生垣の種類/育て方
特徴:ニシキギ(マサキ)は枝分かれがよくブッシュ状に密に茂る樹形と、革質で光沢のある葉をもつ事から、生垣として利用される事の多い植物です。生垣としては、刈り込み剪定を行いながら形状の整ったフォーマルヘッジとして利用される事が多く、またいくつかの品種では葉に白色や黄色の班が入るため、洗練された印象や明るく爽やかな印象を与えるカラーリーフとして利用されたりもします。詳しくは種類の方から個々の植物をご覧下さい。
ヒノキの紹介
特徴:ヒノキは高級木材として知られており、一般的に木材をとる目的で商業的に栽培される植物です。園芸では、一般に矮性な品種が庭木とされたり、生垣として利用されたり、底の浅い鉢で盆栽などにして親しまれており、ふつう円錐形の整った樹形をつくる事から洗練された雰囲気をつくります。また園芸品種も多く、宝石のような美しさがある青白色の葉色をもつ品種や、明るく爽やかな印象を与える黄色の葉色をもつ品種等があるため、これらをカラーリーフとして利用されたりもします。品種について詳しくはリンクの方からご覧下さい。
ピラカンサの紹介
- 名称:ピラカンサ
- 分類:常緑低木/常緑小高木
- 開花時期:4月~5月
- 花色:白色〇
- 葉色:緑色●黄色●桃色●白色〇
- 樹高:約100~600cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約50cm
- ピラカンサの種類/育て方
特徴:ピラカンサは、一般的に秋から冬にかけて房状に実る赤色(橙色)の丸い果実を鑑賞する目的で育てられる植物です。園芸では、主に花や果実を鑑賞する目的で庭木として利用されますが、剪定を繰り返す事で枝葉が密になることから生垣として利用されたりもします。
ピラカンサの生垣は形が整ったフォーマルな生垣でありながら、花や果実を楽しめる所が魅力です。ただしピラカンサの枝は徒長して暴れやすく、また枝には棘があるため、生垣として利用する場合は、秋に実る果実を少々犠牲にしてもしっかり剪定する必要があるでしょう。飛び出た枝は歩行者が怪我をする原因にもなります。一般的に生垣として利用する場合は、初夏から秋にかけて2~3回の剪定が行われます。
ビャクシンの紹介
- 名称:ビャクシン(イブキビャクシン)
- 分類:常緑低木/常緑高木
- 開花時期:1月~4月
- 花色:黄色●緑色●
- 葉色:緑色●黄色●青色●紫色●白色〇
- 樹高:約100~2500cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ・インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約50cm以上
- ビャクシンの種類/育て方
特徴:ビャクシンは、針葉樹の仲間でよく見られる円錐形の洗練された樹形をつくる習慣(決まりのように繰り返す癖)があるため、お洒落な印象を与える庭木や生垣(並木)、盆栽などで利用される事が多い植物です。葉はふつう幼木と成木で葉の形態が違う事が多く、幼木では針形をひており成木では鱗片葉となる所が特徴でです。
ブーゲンビリアの紹介
- 名称:
- 分類:常緑ツル性木本
- 開花時期:4月~6月・9月~11月(理想的な環境では周年)
- 花色:桃色●赤色●黄色●橙色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約100~1200cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ/フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:50cm以上
- ブーゲンビリアの種類/育て方
特徴:ブーゲンビリアは、一般的に茎が柔軟で湾曲するように広がる性質があるため壁面等に誘引して壁面緑化植物としてよく利用されますが、背が低くブッシュ状に茂る品種もあるため、これらの品種を利用して生垣として利用されることもあります。ただし寒さに弱かったり、奔放に伸びる茎に棘があるため、生垣として利用する際は管理に注意が必要です。
開花は数ヶ月ごとに周期的に咲く性質があり、枝先に沢山の花が集まり一斉に開花します。花は紙のような質感があるため、開花期には紙吹雪が舞い散るような美しい景観を作りだす魅力的な植物です。※詳しくはリンクの所の種類または育て方の方をご覧下さい。
ボケの紹介
- 名称:ボケ
- 分類:落葉低木
- 開花時期:3月~5月/11月~1月(寒木瓜)
- 花色:桃色●赤色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●桃色●白色〇
- 樹高:約100~200cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:成熟時の横幅を参考
- ボケの種類/育て方
特徴:ボケは「梅の花」を思わせるようなコロンと丸みを帯びた可愛らしい花や、花の後に実る食用にもされる果実が魅力的な植物です。樹形は株立ち状、枝は奔放に伸びるため雑多な印象を与える事もあります。また枝には鋭い棘があるため、扱いには注意が必要です。
生垣として、生育旺盛で枝が暴れやすいため剪定が必須ですが、自然な樹形を生かしたインフォーマルヘッジの生垣として利用されます。ボケの生垣は花や実を楽しみながら利用出来る所が魅力で、また鋭い棘があるため人や動物の侵入を防げます。
ミズキの紹介
- 名称:ミズキ(シラタマミズキ)
- 分類:落葉低木
- 開花時期:4月~6月
- 花色:白色〇
- 葉色:緑色●黄色●橙色●赤色●紫色●白色〇
- 樹高:約100~300cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約60cm以上
- ミズキの種類/育て方
特徴:ミズキは属の中に約51種がありますが、一般的に園芸では、木を覆うように花が咲き誇り赤色の果実が魅力的なヤマボウシやハナミズキ、グミのような外観をした赤色の果実が生薬としても利用されており葉が展開する前の晩冬に黄色の花を咲かせて圧巻の景観をつくるサンシュユ、冬になると葉が落ちてしまい真っ赤な茎があらわれて珊瑚のような美しいシルエットが楽しめるシラタマミズキなどが親しまれています。
生垣としては、ミズキ属の中のシラタマミズキが自然な樹形をいかしたインフォーマルヘッジとして利用されています。シラタマミズキの生垣の魅力は、季節ごとに花を楽しんだり、紅葉や果実を楽しんだり、真っ赤な茎の美しいシルエットを楽しんだり出来る所にあり、また黄色や白色の葉色をもつ品種を選べばカラーリーフとして楽しめる所も魅力です。※品種に関しては種類の方のリンクからご覧下さい。
メギの紹介
特徴:メギは園芸品種が多く豊富な葉色が楽しめる事からカラーリーフとして楽しまれる事が多い植物です。地際から茎が何本も出て枝分かれがよくブッシュ状に密にしげる樹形をつくる所と、枝に鋭い棘がある所が特徴で、庭木として育てられたり、自然樹形をいかした生垣として利用されたりします。生垣として利用する場合は、枝に鋭い棘があるため、歩行者が怪我をしないように注意する必要があります。※園芸品種については種類の方のリンクからご覧下さい。
モクセイの紹介
- 名称:モクセイ(キンモクセイ)
- 分類:常緑高木
- 開花時期:9月~10月
- 花色:黄色●橙色●
- 葉色:緑色●
- 樹高:約300~1800cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約30~60cm
- モクセイの種類/育て方
特徴:モクセイは属の中に約34種がありますが、一般的に園芸では、橙色の明るい花と遠くまで漂う花の香りが魅力的なキンモクセイと、葉に鋭い棘があるため邪気を払う「縁起木」として扱われているヒイラギが、庭木や生垣として利用されています。特にキンモクセイは開花期間中、甘くフルーティーな香りが楽しめるため人気が高く、またヒイラギも品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。
モチノキ(イヌツゲ)の紹介
- 名称:モチノキ(イヌツゲ)
- 分類:常緑高木
- 開花時期:4月~6月
- 花色:黄色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約200~1000cm
- 生垣の種類:フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約15~30cm
- モチノキの種類/育て方
特徴:モチノキは属の中に約410種がありますが、一般的に園芸では、葉が小さく緻密な印象を与えるためトピアリーや生垣としてよく利用されるイヌツゲや、ヒイラギのように葉に鋭い棘があり冬に実る赤色の果実がウィンターガーデンを華やかに彩るセイヨウヒイラギ等が親しまれています。生垣としては刈り込みに強い事から、フォーマルヘッジの生垣としてイヌツゲやセイヨウヒイラギ等が親しまれています。詳しくは種類の方からご覧下さい。
レウコフィルムの紹介
- 名称:レウコフィルム
- 分類:常緑低木
- 開花時期:3月~10月(一年を通して疎らに咲きます)
- 花色:桃色●紫色●
- 葉色:緑色●白色〇
- 樹高:約100~150cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:成熟時の横幅を参考
- レウコフィルムの種類/育て方
特徴:レウコフィルムは、株全体が白色の毛で覆われているため白色もしくは白緑色の外観をしています。また花は1年を通して開花する能力があり、特に湿度が高くなると開花が多くなる事から「バロメータ・ブッシュ」や「テキサス・レインセージ」等とも呼ばれる植物です。園芸では株全体が白色になるため、上品で洗練された印象を与えるカラーリーフとして楽しまれる事が多く、また桃色(紫色)の花は白色の茎葉との相性が良いため、ロマンチックな雰囲気のお庭やエレガントな雰囲気のお庭などによく合います。また生垣としては、丸みを帯びる樹形をいかしてインフォーマルヘッジとして利用される事が多いです。※詳しくは育て方の方からご覧下さい。
レンギョウの紹介
- 名称:レンギョウ
- 分類:落葉低木
- 開花時期:3月~4月
- 花色:黄色●
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 樹高:約200~300cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ/フォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約60~150cm
- レンギョウの種類/育て方
特徴:レンギョウは晩冬から早春に株を覆うように咲く黄色の花が魅力的な植物です。樹形は株立ち状で、地際から何本も茎が伸びて直立もしくは扇状に広がる傾向にあります。生垣としては、普通は自然な樹形をいかしたインフォーマルヘッジの生垣として利用される事が多いですが、しっかり刈り込んで樹形をつくるフォーマルヘッジの生垣として利用される事もあります。
ローズマリーの紹介
- 名称:ローズマリー
- 分類:常緑低木
- 開花時期:3月~11月(温暖な気候で周年)
- 花色:桃色●青色●紫色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇
- 樹高:約30~200cm
- 生垣の種類:インフォーマルヘッジ
- 植付け間隔:約60~120cm(成熟時の横幅を参考にして下さい)
- ローズマリーの種類/育て方
特徴:ローズマリーは、枝葉に「針葉樹」や「薬品」などを思わせるスッキリとした香りがある事から、ポプリや料理用途などで栽培される事が多く、また上品な印象を与える青紫色の花が1年を通して開花する能力がある事から鑑賞目的としても育てられる事の多い人気の高い植物です。
生垣としては、自然な樹形をいかしたインフォーマルヘッジとして利用される事が多いですが、ローズマリーは「立性」「匍匐性」「半匍匐性」の3タイプの樹形があるため生垣用途で使えるローズマリーを選ぶ必要があります。生垣でローズマリーを使う場合は、真っ直ぐ茎が伸びる「立性」タイプのローズマリーが好まれる事が多いですが、ブッシュ状に丸みを帯びて成長する「半匍匐性」タイプも生垣に使う事が出来ます。お庭の雰囲気などに合わせてローズマリーの品種を選ぶと良いでしょう。※品種の詳しい種類については種類のリンクからご覧下さい。