スイーツガーデンに合う植物とは、お庭をスイーツの集まりに見立てた時に、そこに違和感を感じさせないような植物です。例えば、丸いフォルムをしていて鮮やかな色をしている花はお菓子のキャンディを想像させます。また果物に似ている花、それに果物そのものもスイーツガーデンにピッタリです。さらに桃色や紫色、クリーム色などは果物の桃や葡萄、ホイップやクリームを想像させ甘いスイーツのイメージをどんどん膨らませてくれるでしょう。
このページでは、スイーツガーデンにピッタリな植物を属ごとに分類して紹介しています。種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクから、その植物の種や品種をご覧下さい。また購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■スイーツガーデンにピッタリな植物の種類
●あ行
アキレア属

学名:Achillea
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・白緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ミレフォニウム/プタルミカ/フィリペンデュリナ
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アキレアは小さな花がドーム状に密集して咲く豪華な花房が魅力の植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に直立茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は華奢で繊細な見た目をしていますが、倒伏することなく頂部に平面状・半球状の大きな花房をつけます。そのため、株の上部と下部で非常にアンバランスな見た目をしていますが、それが洗練された美しさとなり、アキレアの花の魅力をいっそう引き出しています。また葉は羽状に細かく分かれ、レース模様のような上品な見た目をしているため、花との相性が抜群によく、アキレアはエレガントな雰囲気のお庭によく合う植物となるでしょう。
アゲラタム属



学名:Ageratum
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:30~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:ホウストニアナム/カッコウアザミ
用途:開花期間長い/グランドカバー/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アゲラタムは春から晩秋頃までと開花期間が長いことから一度植え付けて適切な管理をすれば植え替えの手間をかけずに長く花を鑑賞して楽しむことが出来ます。花は頭花が茎頂部に半球状に密集するため、ボリュームのよい豪華な見た目をしており、また頭花からは雌蕊が突出しているため綿のようなふさふさした柔らかな見た目をしています。そのため、ふんわりとしたメルヘンチックな雰囲気も感じさせる植物です。また種から簡単に増やせるため、毛氈花壇としてお庭の中に植物でイラストや模様を描くのに利用されたり、花壇の縁に苗を並べて縁どりとして利用されたり、花を収穫して切り花として利用されることもあります。
アジサイ属(ハイドランジア属)

学名:Hydrangea
生活形:落葉低木/落葉ツル性木本
開花:5月~8月※四季咲き品種は5月~10月
花色:赤・桃・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑・黄・赤・桃・紫・白・黒
樹高:約100~200cm
樹形:分枝型・ツル型(付着根)
主な原種:ホンアジサイ/ノリウツギ/ツルアジサイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/コニファー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アジサイは種や品種で生活形や形態が変わりますが、一般的には、豪華な花を観賞するために栽培される事が多い植物です。アジサイは種と品種で違いますが直径30cmに達する巨大な花房をつくる事があります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また花の色が非常に多様である所も魅力であり、土壌のPHを調節する事で青・紫・桃・赤と変化させる事もできます。アジサイの樹形はふつう分枝型でブッシュ状になるため生垣などに利用される事も多いですが、一部の種と品種ではツル型になるため壁面に這わせることも出来ます。花を収穫すれば切り花・フラワーアレンジメントなどに利用する事も出来て、アレンジメントの中では、そのボリューム感からメインの花として存在感を発揮します。
アスチルベ属

学名:astilbe
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・橙・紫・白
葉色:緑・黄・黒
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:アレンジー/シネンシス/ヒトツバショウマ 等
用途:カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アスチルベは綿菓子を思わせるふわふわとした花が魅力的な植物です。そのため、基本的にお庭の中で花を鑑賞したり、花を収穫して切り花やフラワーアレンジメントとして利用する目的地で栽培されます。アスチルベの草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は90cm程度まで真っ直ぐ上に伸びて高さを出すため、お庭の中に立体感などを出すこともできるでしょう。また耐陰性もあるため、植物が育ちにくい日陰のお庭を花で彩る事が出来る所も魅力となります。
アリッサム属



学名:Lobularia
同義語:Alyssum
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~6月・9月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/プリザーブドフラワー/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリッサムは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は周年咲く能力がありますが、一般的には3月~6月と9月~11月が見頃です。花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をアリッサムで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。また花は甘い香りがあるため、アリッサムの花に囲まれると、心地よい香りで心が満たされます。アリッサムの葉は、基本的に緑色ですが、いくつかの品種は葉の中に班がはいります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
アルメリア属

学名:Armeria
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約30cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ハマカンザシ/シュードアルメリア/アルピナ
用途:グランドカバー/切り花/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルメリアは簪を思わせるような、可愛らしい花が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に花茎・葉を何本も伸ばして群生をつくります。園芸では、乾燥に強いためロックガーデンやゼリスケープなどに利用されることも多い、また開花した花は収穫して切り花としても利用できます。
エキナセア属

学名:Echinacea
生活形:多年草
開花:5月~10月※6月~8月に最も多く花が咲く
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:50~120cm
草姿:叢生型
主な原種:パープレア/パラドクサ/ホソババレンギク 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エキナセアは、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には花の中央部で球状に盛り上がる筒状花と、垂れ下がる舌状花のコントラストが、ユニークでかわいい印象を与える植物となります。開花時期は5月~10月頃、開花の長さは品種差があり、分枝力が高いエキナセアほど長く花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい場合は、分枝力の高い種や品種を選ぶのが大切です。花はサイズが約5~15cmと大きくて、形や色も多用です。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる魅力をもってます。草姿は叢生型、地面下にある根茎が成長に伴い広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。生育旺盛で茎を出す品種ほど花をよく咲かせるため、沢山の花を楽しみたい場合は、この点も踏まえて品種選びをすることも大切になってくるでしょう。
エリカ属

学名:Erica
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:11月~4月(淡雪エリカ)
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑・黄・茶
樹高:約50~100cm(淡雪エリカ)
樹形:分枝型
主な原種:淡雪エリカ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリカは、種や品種で形態に差異が見られる事がありますが、一般的にはウィンターガーデンを彩る数少ない花の一つとして活用され、スズランを想像させるような壺形の可愛い花を咲かせる事で知られる植物です。開花期間も冬から春頃まで、長く咲くものが多いため、長期間楽しめる所も魅力の一つになるでしょう。樹形は分枝型になり、基部付近での分枝が多く、側枝は直立に伸びる傾向があります。そのため、整然とした行儀良い見た目になりやすく、寄せ植え素材として利用されることもあります。またいくつかの品種では葉の色が黄色をしてることもあるため、カラーリーフとして楽しまれることもあるようです。
エリゲロン属



学名:Erigeron
生活形:多年草
開花:4月~12月(カルビンスキアヌス)
花色:桃・黄・白・青・紫
葉色:緑
草丈:約30~75cm
草姿:匍匐型・分枝型
主な原種:カルビンスキアヌス/スペシオサス/グラウカス 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリゲロンは属の中に約457種があり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではエリゲロン・カルビンスキアヌス(Erigeron karvinskianus)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、開花期間が春から晩秋、その途中で開花が途切れる事もありますが、基本的には花を長く楽しめる事から、お庭を花で長く彩っていたい園芸家にとても人気があります。また頭花を構成している舌状花の色が、成熟するにつれて白色から桃色へと変化するため、一株の中で色の異なる花が同時に咲き乱れるため、カラフルな色彩効果をうみだしています。そのため、お庭で栽培するとポップで明るい雰囲気を作り出したり、子供が好むような元気で可愛らしい雰囲気を作り出してくれるでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、株はこんもりと盛り上がりながは横に広がります。そのため、花壇のお洒落な縁どりとして利用したり、ロックガーデンなどで地被植物として利用したり、また乾燥にとても強いため岩の隙間などに偽着生させて育てたりするのがおすすめです。エリゲロン・カルビンスキアヌスは非常に強健で乾燥に強く放ったらかしでも育てられるため初心者におすすめの植物です。しかし、繁殖力がとても強く、種で広がり雑草化しやすいため、不要なエリゲロンはこまめに除草するなどの対策が必要になってくるでしょう。
オダマキ属



学名:Aquilegia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:赤・桃・青・紫・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:セイヨウオダマキ/カエルレア/カナディンシス
用途:切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オダマキは種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には、女性のドレスを見てるような美しい花姿、地面を覆うように広がるお洒落な葉を楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎・根生葉を伸ばして群生をつくります。根生葉は地面を覆うように広がり、また葉は天狗の団扇のような見た目でお洒落なため上品な地被植物として働きます。花は基本的に俯くように下向きに咲き、萼片が外側で花弁状に広がり、花弁が内側で筒状になっています。そのため、花姿はお洒落なドレスを見てるような優雅さがあり、お庭で栽培すればエレガントさを添える植物となります。
オドリコソウ属(ラミウム属)

学名:Lamium
生活形:
開花:3月~6月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~80cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:マクラツム/ツルオドリコソウ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オドリコソウ(ラミウム)は、種や品種で形態に差異が見られる事があり、幾つかの種と品種が園芸でも親しまれています。特にラミウム・マクラツムは、草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため地被植物として活用することが出来ます。また葉の色が銀色にも見える光沢のある白色をしてるため、宝飾品を想像させるようなラグジュアリーな雰囲気があるカラーリーフとしても楽しめる植物です。オドリコソウは比較的に耐陰性があるため、日陰の庭で楽しめる所も魅力となります。
オレガノ属



学名:Origanum
生活形:多年草
開花:5月~9月※ロツンディフォリウムの開花
花色:緑・黄緑・クリーム・赤紫・白
葉色:緑色・白緑色
草丈:約10~30cm※ロツンディフォリウムの草丈
草姿:叢生型
主な原種:ロツンディフォリウム/マジョラム/ブルガリ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オレガノは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オレガノ・ロツンディフォリウムは花を鑑賞する目的で栽培されており、ホップの花を思わせるようなピンクの苞が重なる花姿が魅力の植物となります。また枝は湾曲しながら枝垂れるためハンギング仕立てにして、優雅な草姿が楽しまれます。その他、オレガノ・マジョラムやオレガノ・ブルガリ等は葉を収穫して調味料として利用する目的で栽培されています。そのため、ハーブガーデンなどで栽培される事が多いです。
●か行
ガーベラ属



学名:Gerbera
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花時期な4月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:ロゼット型
主な原種:ヤメソニー 等
用途:開花期間長い/切り花/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ガーベラは、地際でロゼットを形成しながら、開花期に花茎を垂直に長く伸ばして、大きな花を咲かせる事で知られている植物です。草姿はロゼット型で、株はロゼットを形成しながら、根茎を短く伸ばして別の株をつくり叢生します。理想的な環境では周年開花し、一般的には4月~11月頃に花を咲かせます。花はサイズが約7~12cmと大きいため、一つ一つの花の魅力をじっくりと鑑賞しやすく、花の形は一重咲き・半八重咲き・八重咲きと多様で色も多彩にあるため、豊富な選択肢の中から好みの品種が選べるという点も大きな魅力の一つと言えるでしょう。また開花した花は、切り花やフラワーアレンジメントなど幅広く活用出来る所も魅力となります。
カキドオシ属(グレゴマ属)



学名:Glechoma
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・紫
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~20cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:カキドオシ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カキドオシは属の中に約7種があり種や品種で形態に差異がありますが、園芸では一般的にカキドオシ(Glechoma hederacea subsp. grandis)の班入り品種をカラーリーフとして利用されたり、また若い茎葉を収穫して食用に利用されたりしています。草姿は匍匐型または叢生型、茎は柔軟で地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇で地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は白・桃・黄の班が入ります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむ事もできます。
カスミソウ属




学名:Gypsophila
生活形:一年草・多年草
開花:5月~8月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約20~120cm
草姿:分枝型
主な原種:エレガンス/宿根カスミソウ/ヌカイトナデシコ 等
用途:グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カスミソウは種や品種により形態に差異が見られますが、一般的には、直径数ミリの小さな花がふんわりと疎らに集まって咲く、ボリュームのよい花姿が魅力の植物となります。茎は細く華奢で、花序の中には葉がなくて小さな苞しかつかないため花の姿が際立ちます。また茎の節間が長くて花どうしが離れて咲くため、花姿はボリューム感がありながら、空気を含んだような柔らかな見た目をしています。そのため、開花期には霞を見てるような幻想的な雰囲気を添える事ができます。また花は収穫すれば様々な用途に使えます。例えば、切り花やドライフラワーとして利用したり、花を様々な色に着色してプリザーブドフラワーとして楽しんだり、フラワーアレンジメントにして主役の花材を引き立てる名脇役として働かせたり、結婚式のブーケに利用されたりします。
カラジューム属



学名:Caladium
生活形:多年草
開花:殆どない
花色:黄・白
葉色:緑・赤・桃・橙・黄・白
草丈:約30~75cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:バイカラー/リンデニー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラジュームは、葉のサイズが巨大で強い存在感を感じさせる点や、葉の概形がユニークで”天使の翼”や”象の耳”に例えられる点、葉の色が多彩でカラーリーフとして楽しめる点などが魅力の植物となります。草姿はロゼット型で、地面下にある塊茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、休眠後の春に沢山の葉を伸ばして叢生をします。葉はサイズが15cm~40cmほどと巨大なため遠くから見ても目立つ強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また葉の形状はハート形または矢尻形をしており、可愛らしさとシャープなカッコ良さを兼ね備える見た目をしています。そのため、お洒落でユニークな葉として楽しめます。さらに、カラジュームは葉の色が非常に多彩なため、かわいい雰囲気が好きならピンクやクリーム色を選んだり、派手さや華やかさが好きなら赤色や橙色を選んだりできる所も魅力となります。また耐陰性が高いため、屋外のシェードガーデンで楽しんだり、インドアグリーンとして屋内で楽しんだりできる点も魅力の一つとなります。
カランコエ属



学名:Kalanchoe
生活形:多年草
開花:11月~5月※ベニベンケイの開花時
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・赤・紫・茶・銀・白・黒
草丈:約15~50cm(ベニベンケイ)
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:ベニベンケイ/プミラ/コダカラベンケイ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/観葉植物/多肉植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カランコエは、属の中に約175種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ベニベンケイは美しい花を鑑賞する目的で栽培されますが、開花期が晩秋頃から春までと長くて、また短日処理を行えば一年を通して何時でも花が見られるため長く花を楽しみたい人に好まれます。またカランコエ・プミラは草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるためロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。さらに葉の色が殆ど銀色をしているため宝飾品を見てるような美しいシルバーリーフとして楽しめる所も魅力です。その他にも、多肉植物として魅力的な種がコダカラベンケイや月兎耳など数多くカランコエにはあります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
カリブラコア属



学名:Calibrachoa
生活形:多年草
開花:4月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~80cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カリブラコアは、人気の高いペチュニアと非常によく似ている事で知られている植物です。近年の研究でカリブラコアの染色体が18本に対してペチュニアの染色体が14本である事が判明するまでは、同属とするべきという考えもありました。カリブラコアは一般的なペチュニアと比べて、花のサイズが2~3cm前後と小ぶりで可愛らしい見た目をしており、多花性で雨による傷みが少ないです。そのため、ペチュニアよりもカリブラコアを選んで育てる人も多いです。開花期間は春から秋、理想的な環境下では周年花が咲くため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。花のサイズは前述の通り小さいため、可愛らしさがあり、花弁は雨に強く丈夫なため、汚れることなく清潔感のある外観を長く保つ事ができます。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多彩です。そのため、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりするとよいでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、茎がこんもりと盛り上がるようにしながら横に広がります。そのため、花壇の縁どりとして利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。さらに、いくつかの品種は葉の色が白色またはクリーム色をしているため、品種を選べばカラーリーフとして楽しんだり出来る点も魅力のひとつとして数える事が出来るでしょう。
カンパニュラ属(ホタルブクロ属)

学名:Campanula
生活形:多年草
開花:4月~7月(フウリンソウ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
主な原種:フウリンソウ/ホシギキョウ/タケシマナ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンパニュラは、属の中に約452種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
カンパニュラの主な種
- フウリンソウ:直立する茎に風鈴を想像させるような、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物になります。基本的に垂直に成長するため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことが出来て、花を収穫すれば切り花として楽しめます。
- ホシギキョウ:草姿が叢生型または匍匐型になりマット状に広がりながら、星の形に似たスマートでお洒落な花を咲かせます。そのため、花壇やロックガーデンなどの地被植物として利用される事が多く、開花期に見られる美しい花が楽しまれます。
- その他:タケシマナは茎が湾曲しながら花を下向きに咲かせて優雅な雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。モモノハギキョウは糸のように細く華奢な茎の先にベルのような大きな花を咲かせてアンバランスでありながら洗練された雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。この他にも数多くのカンパニュラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ギボウシ属(ホスタ属)

学名:Hosta
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・青・白
草丈:約15~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:オオバギボウシ/コバギボウシ/レンゲギボウシ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/香りが良い/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ギボウシは、一般的に薔薇の花のようにロゼット型に広がる優雅な葉姿や、巨大で強い存在感を感じさせる葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿はロゼット型または叢生型になり、地面下にある根茎で緩やかに広がり、沢山の葉や花(花茎)を出して群生をつくります。葉のサイズは長さ3cm~71cmまで多様にあり、巨大な葉は遠くからでも目立つ強い存在感と豪華さがあります。そのため、広い庭園の中でもフォーカルポイントとして働かせることが可能です。また葉の色は緑色の他、黄色・青緑色・クリーム色・白色と多様です。そのため、品種を選ぶことでカラーリーフとしても楽しめます。開花期は初夏から秋頃、花はユリを想像させるような上品な見た目をしており、一日花のため朝に開花した花は、夕方には萎れます。ただし、花序は総状花序になり、花茎の下から上に向かいエネルギーが続く限り開花し続けるため、花全体としては長く楽しめます。ギボウシは一般的に鑑賞用として栽培されますが、オオバギボウシ等の食味のよい幾つかの種は春の新芽がウルイと呼ばれて山菜として収穫して食べられることもあります。食味は淡白で食べやすく、シャキシャキとした食感と独特なヌメリがあります。
キダチルリソウ属(ヘリオトロープ属)



学名:Heliotropium
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~120cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:アルボレンシス 等
用途:開花期間長い/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キダチルリソウ(Heliotropium)は、属の中に約255種を含んでおり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではキダチルリソウ(Heliotropium arborescens)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、適切な管理の元で開花期間が5月~11月頃と長くあり、開花期にはバニラを想像させる甘く強い香りが数メートル先まで漂います。そのため、芳香性の花としてガーデンファニチャーの傍にこの植物を植栽して、リラックスしながら甘い香りを楽しむのもおすすめです。花は小さいですが、多数の小さな花が散房状に高密度に集まる事で直径15cmの巨大な花房になる事もあります。そのため、この植物の花姿はとても豪華です。花の色は基本的に紫色から青紫色をしているため、貴族を想像させるような高貴な雰囲気を感じさせるでしょう。そのため、格式の高さを演出したいお庭や、エレガントガーデンなどによく合うでしょう。また葉の色は多くが濃い緑色をしており、重厚感があります。そのため、紫色の花色とも調和して格式高い雰囲気をより強く感じさせるでしょう。
キャットテール(アカリファ属)

学名:Acalypha
生活形:多年草
開花:周年
花色:赤
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:レプタンス/ベニヒモノキ
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キャットテールは、猫の尻尾を思わせる可愛い花を咲かせる事で知られている植物です。開花期間はほぼ周年で、花穂が萎れ枯れるまでの期間も長いため、花を長く楽しみたい人などにおすすめの植物です。花には花弁がなく赤色の雄蕊が突出していて、花が穂状に連なります。そのため、花穂の中にある雄蕊が猫のしっぽの様なふさふさとした柔らかな外観と質感を生み出して愛らしい雰囲気をつくります。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では白色(クリーム色)の斑がはいります。そのため、品種を選べば明るさや柔らかさを感じさせるカラーリーフとして楽しむこともできる点も魅力です。草姿は匍匐型または半匍匐型になり、地面を覆うように広がります。そのため、温暖な地域では地被植物として利用される事があります。また植木鉢などに植えて育てればハンギング仕立てになり茎葉が下垂する優雅な姿も鑑賞できるでしょう。
クチナシ属



学名:Gardenia
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は6月~7月
花色:白・黄
葉色:緑
樹高:約30~300cm
樹形:分枝型
主な原種:ジャスミノイデス/タイテンシス
用途:生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クチナシは、花にココナッツやジャスミンを思わせる強い香りがあり、ジャスミンよりも大きく華やかな花を咲かせる植物です。クチナシの樹形は分枝型で、側枝が多くブッシュ状になるため、庭木として栽培される他に、生垣としても利用されます。日本での一般的な開花は6月~7月であり、また理想的な環境では花が周年咲きます。花のサイズは時に10cmに達する事があり、花の形は一重咲きの他、薔薇のような花のような豪華な八重咲きの花も咲かせます。さらに、花は開花すると数メートル先までココナッツやジャスミンを思わせる強い香りを漂わせます。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えてリラックスしながら香りを楽しんだり、花を収穫して切り花として部屋の中で香りを楽しんだりする事もできるでしょう。
グミ属



学名:Elaeagnus
生活形:低木/小高木
開花:4月~5月(ナツグミ)
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約200~800cm
樹形:分枝型
主な原種:ナツグミ/ナワシログミ
用途:カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:グミは属の中に約93種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ナツグミやナワシログミは花後に実る楕円形の可愛い果実を収穫して生のまま食べたりジャム等に加工して食べる目的で栽培されています。またグミ・エビンゲイは他のグミと同様に果実が楽しめるのはもちろん、葉の色が緑色の他、黄色や白色もあるためカラーリーフとして楽しむ事が出来たり、また樹形は分枝型になるため生垣として利用されたりもしています。この他にもグミには魅力的な種や品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
クラスペディア属



学名:Pycnosorus
同義語:craspedia
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:黄
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:グロボーサ/グラウカ 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クラスペディアは、垂直に長く伸びる茎の先に、ゴルフボールを想像させるような球形の花を咲かせる事で知られています。草姿は叢生型、地上に茎と根生葉を何本も伸ばして群生をつくりますが、短命であるためそれほど広がりません。花のサイズは最大1~3.5cmになり、基本的に綺麗な球形になり、鮮やかな黄色です。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますし、花を収穫すれば切り花やドライフラワーとしてお部屋に飾る事もできます。基本的に花は乾燥しても、型崩れや色褪せがほとんどないため、ドライにした後にフラワーアレンジメントによく利用されます。
ケイトウ属(セロシア属)



学名:Celosia
生活形:一年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白
葉色:緑・暗紫・赤紫
草丈:約30~100cm
草姿:直立型
主な原種:ノゲイトウ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケイトウは属の中に約46種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的に園芸ではケイトウ(Celosia argentea)と、その変種と品種が栽培されています。開花期は種まきの時期で左右されますが、一般的に6月~11月の範囲で長く咲きます。花の形にはトサカケイトウ、フサゲイトウ、ヤリゲイトウの3パターンがある。例えば、トサカケイトウは花の形状が扇状または脳状になって細かく波打っており、花房がしっかりとしているため切り花やアレンジメントで重宝される。またフサゲイトウは花房の形がふさふさとした羽毛状で、炎が燃え上がるようにも見えるためボリューム感のある豪華な花姿をしている。そして、ヤリゲイトウは非常に多花性で次々と槍形の花を咲かせます。また開花した花は、切り花の他、ドライフラワーやフラワーアレンジメントなど様々な用途で利用されておりケイトウは人気の高い植物になります。
ケマンソウ属



学名:Lamprocapnos
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・黄
草丈:約60~90cm
草姿:叢生型
主な原種:タイツリソウ 等
用途:カラーリーフ/切り花/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ケマンソウは、茎が途中で弧状にしなやかに湾曲して広がり、ハート型の可愛い花を連ねて咲かせる、非常に可愛い花姿が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎はしなやかに湾曲して広がりながら花を咲かせるため、お庭で栽培すると優雅な雰囲気を空間に添えることができます。花には花弁が4個あり、2枚の外側の花弁が袋状になり、ハートを形づくっています。そのため、この植物は恋心をテーマにするようなロマンチックなお庭にピッタリな植物となります。また、葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種は黄色をしてるため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとして楽しめる所も魅力の一つとなります。
コキア属(バッシア属)

学名:Bassia
同義語:Kochia
生活形:一年草
開花:7月~9月
花色:桃・黄
葉色:緑・桃・赤
草丈:約30~90cm
草姿:直立型
主な原種:
用途:カラーリーフ/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コキアは、可愛らしさを感じさせる丸みのある姿と、秋の紅葉で株全体が桃色または赤色に染まるロマンチックな色彩が魅力的な植物です。
コリウス属(プレクトランサス属)

学名:Plectranthus
同義語:Coleus
生活形:多年草
開花:8月~11月(モナラベンダー)
花色:桃・紫・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒
草丈:約30~150cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
主な原種:コリウス/アロマティカス/モナラベンダー 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/観葉植物/種から育てる植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プレクトランサスは属の中に約83種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
プレクトランサス属の主な種
- コリウス:葉の色が緑・赤・桃・紫・黄・橙・茶・白・黒と非常に多彩であり、葉の中に入る模様も多様なためカラーリーフとしての人気が抜群に高い植物です。また耐暑性や耐病性などが高くて強健なため初心者でも育てやすく、耐陰性が高いため日陰のお庭などでも楽しめます。
- モナラベンダー:花の色が透き通るような薄い紫色をしいる一方で花軸が殆ど黒色をしているため、重厚感と気品を感じさせる花姿が楽しめます。また葉の色も表面が濃い緑色、裏面が紫色をしてるため、花との相性も抜群によく、格式高い雰囲気を感じさせます。
- その他:上記の他にも、アロマティカスには葉にオレガノに似た香りと風味があるため肉料理などの香り付けに利用されたりします。またミントリーフは匍匐性に広がる性質があるため地被植物やハンギング仕立てで楽しみやすい植物です。この他にも数多くのプレクトランサスが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
コレオプシス属(ハルシャギク属)



学名:Coreopsis
生活形:多年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・茶・白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ロゼア/ハルシャギク/イトバハルシャギク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コレオプシスは属の中に約39種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コレオプシス・ロゼアは茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズは大きめです。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、洗練された印象を与えます。また開花は一般的に6月~9月ですが、幾つかの品種は6月~11月頃まで花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい人に好まれる種でもあります。また、ハルシャギクは一年草タイプとなりますが、花のサイズは5cm程度まであり比較的に大きく華やかな花姿が楽しめる植物です。品種も多くて、花の色も多様なため、好みの色を選んで育てられる所も魅力となります。この他にも、コレオプシス属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
●さ行
サルビア属



学名:Salvia
生活形:多年草/常緑低木
開花:5月~11月(スプレンデンス)
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:15~90cm(スプレンデンス)
草姿:直立型・分枝型・叢生型・ツル型(スクランブリングシュラブ)
主な原種:スプレンデンス
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/ツル植物/背が高い花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サルビアは属の中に約1024種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
おすすめポイントと種
- 開花期間が長い:サルビア・スプレンデンス/サルビア・ファリナセア/チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・ガラニチカ/ベニバナサルビア/ボッグセージ/サルビア・ブレファロフィラ
- カラーリーフ:セージ/チェリーセージ/ホワイトセージ/ジャーマンダーセージ/サルビア・ディスカラー/パイナップルセージ/サルビア・パキフィラ/シナロアセージ/ラスティーセージ/
- 生垣:チェリーセージ/ローズマリー/ロシアンセージ/サルビア・レウカンサ/サルビア・クレベランディ/サルビア・カナリエンシス/ラスティーセージ
- 食用:セージ/ローズマリー/パイナップルセージ
ジギタリス属



学名:Digitalis
生活形:二年草/多年草
開花:5月~8月※分枝が多いジギタリスは開花が長くなる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・茶・白
葉色:緑
草丈:約100~200cm
草姿:ロゼット型
主な原種:プルプレア/パルビフローラ/ヴァリニー 等
用途:背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジギタリスは、開花期になると花茎を約100~200cm程度まで垂直に伸ばし、大きな花を高密度に連ねる豪華な花穂を咲かせる事で知られる植物です。豪華な花を咲かせるため、遠くから見ても強い存在感があり、広い空間の中でも見る人を魅了させる華やかさがあります。ただし、個々の花の形が筒状で無数に穴が空いてるようにも見えるため、人によっては集合体恐怖症を想起させる事もありそうです。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・茶・白と多様にありどれも素敵ですが、特にジギタリスは茶色系の花がアンティークな雰囲気を醸し出しおすすめになります。またジギタリスはお庭の中で高さや立体感を出す花として役立ちますが、花を収穫すれば豪華な切り花としてお部屋に飾る事もできます。
シクラメン属

学名:Cyclamen
生活形:多年草
開花:10月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:カガリビバナ/ヘデリフォリウム/コウム/グラエクム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シクラメンは、大理石の模様を想像させる美しい葉や、多数の花茎が並び整然と咲く篝火のような花姿が、気品のある雰囲気を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型、地面下にある塊茎が成長に伴って大きく成長しながら、葉や花茎を伸ばし叢生します。多数の葉は薔薇の花のように広がるため、葉姿だけでも優雅で美しい外観をしています。その上で、さらに葉の色は緑色・白色(白緑色)の複色となって、大理石のような模様が出来るため、ラグジュアリーな雰囲気を感じさせるカラーリーフとして楽しめます。開花期間は秋頃から翌春頃まで、植物の選択肢が少ない冬の季節を長く彩る植物のため、冬を代表する花として重宝されています。塊茎からは多数の花茎が伸びて、花弁の反り返ったユニークな花を多数咲かせます。昔の人はその花姿が篝火にも見えたようで、カガリビバナの和名の由来ともなっています。基本的に耐陰性が高いため、シェードガーデンで育てることが出来ます。ただし、一部の種や品種(ガーデンシクラメン等)を除いて耐寒性が低いことから屋外で育てる場合は注意が必要でしょう。シクラメンの多くはインドアグリーンとして間接光のあたる部屋などで育てられています。その美しい外観から、屋内で栽培するとラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働いてくれるでしょう。
ジニア属



学名:Zinnia
生活形:一年草
開花:5月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・緑・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
草姿:直立型・分枝型・匍匐型
主な原種:エレガンス
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジニアは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の形・色の多様さ、切り花やドライフラワーなどの用途の多さ等から、安定して高い人気を誇る植物です。草姿は直立型・分枝型・匍匐型などがあり、種や品種により形態がかわります。そのため、栽培する時は花壇の中で高さを出したい時や切り花を取りたい時は直立型や分枝型を選び、また地被植物として利用したい時は匍匐型を選ぶと良いでしょう。花の形は一重咲き・半八重咲き・八重咲き・ダリア咲き・ポンポン咲き・カクタス咲き・アネモネ咲き・ビーハイブ咲きと非常に多様です。さらに花の色も赤・桃・黄・橙・紫・緑・白と多彩なため、自分好みの品種がきっと見つかるでしょう。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。さらに、ドライフラワーやプリザーブドフラワーにも出来るため、挑戦してみるのもよいかもしれませんね。ドライフラワーやプリザーブドフラワーの作り方は用途の所にあるリンクで紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
ジャスミン属



学名:Jasminum
生活形:落葉ツル性木本/常緑ツル性木本
開花:5月~10月※一般的な開花は3月~5月にある(ソケイ)
花色:白・桃・黄
葉色:緑・黄・白
樹高:約400~800cm
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:ソケイ/ハゴロモジャスミン/マツリカ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/ツル植物/香りが良い/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジャスミンは、花の香りが非常に強いことから三大フローラルの一つとして数えられている植物です。樹形はツル型、他物に自らの茎を絡めさせて支えを得ながら上に成長します。そのため、一般的にトレリスやアーチなどの誘引資材に誘引して栽培されます。開花期間はジャスミン属の種で差異があり、例えばソケイであれば開花期が5月~10月、一般的に3月~5月頃に開花します。花は多花性で枝を覆うように咲き誇るため、ジャスミンの枝で広範を覆っておけば美しい景観が見られます。また開花すると数メートル先まで官能的で蜂蜜を思わせるような強烈な香りを漂わせるため、香りの花として楽しむのもよいでしょう。例えば、ガーデンファニチャーやガゼボなどの傍にジャスミンを植栽しておけば、休憩しながら香りを楽しめます。またいくつかの品種では、葉の色が緑色の他、黄色や白色もあるため、カラーリーフとしてたのしむ事も可能です。
シレネ属



学名:Silene
生活形:多年草
開花:5月~8月(スイセンノウ)
花色:赤・桃・橙・茶・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm(スイセンノウ)
草姿:分枝型・匍匐型・叢生型
主な原種:ユニフローラ/スイセンノウ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シレネ属は約907種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、シレネ・ユニフローラ(Silene uniflora)は草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため地被植物や、ハンギング仕立てに利用出来ます。また葉が多肉質で「ぷにっ」としてるため可愛らしさがあり、いくつかの品種は葉の色が緑色の他に、白色やクリーム色の葉色をもつ品種もあるため、カラーリーフとしてお庭の中に柔らかさや明るさを添えることが出来ます。一方で、スイセンノウ(silene coronaria)は草姿が分枝型になり高さ30~90cmに成長します。茎や葉は白色の毛が密生してるため、見た目は殆ど白色です。光がこの毛に反射すると輝いて見えるため、シルバーの宝飾品を見てるような美しさを感じさせます。また、これらの茎の色は、赤・桃・白の花との組み合わせにより、一層魅力が引き立ちます。例えば、桃花であればシルバーの宝飾品の中にピンクダイヤモンドが煌めいてるようなラグジュアリー感と可愛らしさがあり、また赤花であればシルバーとルビーが織り成すような派手で豪華なラグジュアリー感を演出できます。この他にも、シレネ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ジンチョウゲ属



学名:Daphne
生活形:常緑低木/落葉低木
開花:2月~4月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
樹高:約100~150cm(ジンチョウゲ)
樹形:叢生型・分枝型
主な原種:ジンチョウゲ/チョウジザクラ/クネオルム等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジンチョウゲ属は約97種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ジンチョウゲ(daphne odora)は、開花期になると数メートル先まで花から甘く繊細な香りが漂います。そのため、香りの高い花として楽しまれます。樹形は分枝型になり、自然樹形のまま美しいドーム状の外観となります。そのため、剪定はあまりされません。全草が有毒になり、樹液を触ると炎症を引き起こすことがあり、また間違えて摂取してしまうと悪心・嘔吐・吐き気・昏睡などの症状がでたり、最悪の場合は死ぬこともあります。そのため、ペットや子供のいる家庭で育てる場合には注意が必要でしょう。一方で、チョウジザクラ(Daphne genkwa)は、樹形は叢生型、開花期になると枝を覆うように沢山の花が咲いて、桜の花を見ているような美しい花姿が楽しめます。花の色は桃色をしてるため、庭木として栽培するとお庭の中にロマンチックな雰囲気を添えることができます。
スイートピー(レンリソウ属)



学名:Lathyrus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~6月/6月~7月(春撒き)
開花(宿根スイートピー):6月~8月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~240cm
草姿:ツル型(巻きひげ)
主な原種:スイートピー/宿根スイートピー/キバナノレンリソウ 等
用途:ツル植物/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイートピーは蝶々を思わせる可愛らしい花が穂状に連なり、優美な花姿をつくる植物です。花には甘く繊細な香りがあるため、一般的に芳香性の花として楽しまれますが、多年草である宿根スイートピーには香りがないため注意が必要です。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花を収穫して切り花としてお部屋で楽しむ事も出来ます。草姿はツル型、他物に巻きひげを絡めて自らの茎を支えながら上に成長します。そのため、一般的に支柱などの誘引資材に誘引して栽培されます。
スイカズラ属(ロニセラ属)



学名:Lonicera
生活形:半常緑ツル性低木/落葉ツル性木本/常緑低木
開花:5月~7月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・紫・白
樹高:
樹形:叢生型・ツル型(巻き付き茎) 等
主な原種:スイカズラ/ニオイニンドウ/ニティダ 等
用途:カラーリーフ/生垣/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイカズラ属(ロニセラ属)は約159種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
スイカズラ属の主な種
- スイカズラ(Lonicera japonica):花の色が成熟するにつれて白色から黄色に変化するため、別名で「キンギンカ」とも呼ばれています。また花に強い芳香があり、開花期には数メートル先までアニスに似た甘い香りを漂わせる事でしられています。草姿は叢生型またはツル型、根茎で広がりながら多数のツルを出します。ツルは他物に巻き付き茎を絡めて自ら支えながら成長します。そのため、園芸ではトレリスなどの誘引資材を準備して育てられるのが一般的です。
- ニオイニンドウ(Lonicera periclymenum):唇形花が放射状に束生する事で王冠のような豪華な花姿が見られます。そのため、この花を鑑賞する目的で栽培される植物です。また花には強い香りがあり、数メートル先まで芳香が漂います。草姿はツル型、ツルは他物に巻き付き茎を絡めて自ら支えながら成長します。そのため、園芸ではトレリスなどの誘引資材を準備して育てられるのが一般的です。
- ロニセラ・ニティダ(Lonicera nitida):園芸では、一般的に生垣やトピアリーに仕立てて活用されます。樹形は叢生型、側枝が多くブッシュ壌土になる。葉のサイズが非常に小さいため、剪定後の概形が緻密で洗練された見た目になりやすく、葉に光沢があり非常に美しいです。また葉の色は緑色の他に、品種によって白色や黄色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
スイセン属



学名:Narcissus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:白・黄・橙・赤・桃
葉色:緑
草丈:約15~80cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:フサザキスイセン・ラッパスイセン・クチベニスイセン 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイセンは、一般的に花の中心部にある副花冠がラッパのように突き出ているユニークな植物です。草姿はロゼット型または叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる葉と花茎は、垂直に伸びて整然とした外観をつくるため、上品なお庭などにもよくあいます。花序は花の形や色は種や品種で差異があります。例えば、フサザキスイセンは花序が散形花序で花茎の頂部に5~15個の花を沢山つけます。そのため、ボリューム感がある豪華な花姿が楽しめます。一方で、キズイセンは花茎に花が数個しかつきませんが、花にはフローラルな強い香りがあるため、芳香性のある花として楽しまれたり、また商業的には精油をとる目的で栽培されています。この他にも、スイセン属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スカビオサ属(マツムシソウ属)



学名:Scabiosa
生活形:多年草
開花:4月~9月(コルムバリア)
花色:赤・桃・黄・紫・青・白・黒
葉色:緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:コーカシカ/アトロプルプレア/コルムバリア 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スカビオサは、バルーンやドレスのフリルを想像させるような、可愛らしさと優雅さを兼ね備える花姿が特徴の植物です。草姿は叢生型で、基部が木質化して台木状になる傾向があり、茎が何本も伸びます。花序は頭花で舌状花と筒状花で構成されており、花序の外側にある舌状花がフリルドレスのような優雅な雰囲気を添え、花序の中央部にある筒状花がバルーンのような丸く可愛らしい雰囲気を添えています。花の色は赤・桃・黄・紫・青・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んでみるのも良いかもしれません。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。またスカビオサ属は種や品種で生活形や形態が変わることがあります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スグリ属



学名:Ribes
生活形:落葉低木
開花:2月~4月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
樹高:約100~400cm
樹形:叢生型
主な原種:フサスグリ/ハナスグリ
用途:生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スグリ属は約193種を含む多様な属であり、花を鑑賞する目的で栽培されたり、果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されている植物です。例えば、フサスグリ(Ribes rubrum)はイクラの卵を思わせる光沢のある果実を鑑賞して楽しんだり、収穫して生食やジャムに加工して食べたりする目的で栽培されています。一方で、ハナスグリ(Ribes sanguineum)は主に花を鑑賞する目的で栽培されています。個々の花は大きめで穂状に連なり咲くためボリューム感があり豪華な花姿となり、垂れ下がりながら開花します。また花の色が赤・桃・白とあるため、お庭の雰囲気に合わせて花色が選べる所も魅力です。この他にも、スグリ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ストック(アラセイトウ属)



学名:Matthiola
生活形:多年草/一年草
開花(春撒き):5月~7月
開花(夏撒き):11月~1月
開花(秋撒き):2月~4月
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:直立型 等
主な原種:インカナ/ヨルザキアラセイトウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラセイトウ属は約55種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはストック(Matthiola incana)が広く栽培されています。ストックは、花のサイズが約2~4cmと大きめで、花が高密度に穂状に連なり咲くため豪華な花姿が鑑賞できる植物です。草姿は直立型で草丈が約15~75cmに成長するため、形態の異なる植物を組み合わせると高さと立体感を演出することが可能です。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾るとゴージャスな雰囲気を空間に添えることが出来るでしょう。
スモークツリー(ハグマノキ属)



学名:Cotinus
生活形:落葉低木
開花:5月~8月
花色:赤・桃・紫・黄・白
葉色:緑・赤・黄・橙・紫・黒
樹高:約200~700cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スモークツリーは名前が示すとおり、開花期に見られる花姿がまるでモクモクと漂う煙を想像させるような植物です。樹形は直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)になり、剪定や萌芽更新などの仕立て方で変化します。開花期は晩春から晩夏になり、雌株の花の結実しなかった雌蕊が長く伸びることでスモーク状の花姿になります。そのため、雄株の花は雌株のようにスモーク状にはなりません。巨大でふわふわとした柔らかな見た目をした花房は多花性で、視界を覆うように咲き誇るため幻想的な雰囲気をお庭の中に添えることができるでしょう。また開花後の花は収穫して切り花やアレンジメントに利用することもできます。またこの他に、葉の色が品種により赤・黄・橙・紫・黒をしてることがあります。そのため、これらの品種を選ぶことでカラーリーフとして利用する事もできます。
スモモ属(サクラ属)



学名:Prunus
生活形:落葉低木/落葉小高木/落葉高木
開花:3月~4月
花色:桃・白
葉色:緑・黄・赤・橙・紫・黒
樹高:
樹形:直立型(単幹)・分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:ウメ・モモ・アンズ・サクランボ 等
用途:カラーリーフ/生垣/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スモモ属は約349種を含む多様な属であり、花を鑑賞する目的で栽培されたり、果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されている植物です。例えば、ウメ・モモ・アンズ・サクランボなどは果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されます。またオヒョウモモ・ベニバナスモモ・ヒマラヤザクラなどは美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培されています。
セダム属



学名:Sedum
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄・白・桃
葉色:緑・黄・桃・赤・橙・紫・茶・黒・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型・叢生型 等
主な原種:スプリングワンダー/エゾノキリンソウ/玉つづり/マツノハマンネングサ等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セダム属は約483種を含む多様な属であり、ぷにっとした多肉質な葉を鑑賞する目的や、花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、セダム・スプリングワンダー(Sedum versadense)は葉がロゼット状に高密度につくため、株姿が薔薇の花や松ぼっくりを想像させる外観をしており、また葉の色も緑色・赤色・桃色・紫色と多彩なためユニークなカラーリーフとして楽しめます。一方で、エゾノキリンソウ(Sedum kamtschaticum)は多肉質な葉も可愛らしいですが、開花期に株を覆うように咲き誇る黄色の花も魅力的な植物となります。上記の他にもセダム属には、草姿が匍匐型で茎が枝垂れる性質があるためハンギング仕立てにピッタリな玉つづり(Sedum morganianum)や、松の葉のような針形の葉を持っているマツノハマンネングサ(Sedum hakonense)等の多様な種があります。種類のリンク先にはセダム属の41の原種と57の品種を紹介しているためよければご覧下さい。
セントランサス属

学名:Centranthus
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約50~80cm
草姿:叢生型
主な原種:ルバー 等
用途:開花期間長い/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セントランサスは、開花期間が春から秋にかけて長く、花は非常に多花性で節ごとに散房状になって集まり咲くため、ボリュームのある華やかな花姿を作ります。そのため、花房は遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また花は強烈な香りがあるため、芳香性の花としても楽しめます。ただし、人によっては汗の匂いのように感じて不快と思う人もいるようです。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は直立茎で整然と並ぶため行儀よい見た目をしており、洗練されたお庭などにもよく調和します。
センニチコウ属



学名:Gomphrena
生活形:一年草/多年草
開花:5月~11月
花色:紫・桃・赤・橙・白・黄
葉色:緑
草丈:約30~120cm
草姿:分枝型
主な原種:センニチコウ/プルケラ/キバナセンニチコウ
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:センニチコウは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の見た目の可愛らしさ、花もちの良さ、切り花やドライフラワーなどの用途の多さ等から、非常に高い人気を誇る植物です。代表的な種には、センニチコウ(Gomphrena globosa)やキバナセンニチコウ(Gomphrena haageana)があり、最近では多年草タイプのゴンフレナ・プルケラ(Gomphrena pulchella)の人気が高まっています。草丈は約30~120cm、草姿は分枝型または一部の品種は匍匐型(ちなつ・シリーズ)になります。そのため、矮性品種は花壇の縁どりや寄せ植え素材に利用したり、高性品種は花壇の中で立体感やボリューム感を出したり、匍匐型であれば地被植物として利用するのも面白いかもしれませんね。開花期間は春から晩秋と非常に長いため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。また個々の花もちも抜群にいいため、気づけば古い花を隠すように次の花が咲いていて、花がら摘みをしなくてもよかったりします。花序は頭花で、集散状に次々と分枝を繰り返して沢山の花を咲かせます。頭花の形は種により差異がありますが、基本的には綺麗な球形をしているため、棒付きのキャンディを見てるような可愛らしい印象を感じさせます。花の色は紫・桃・赤・橙・白・黄と非常に多様なため好みに合わせて品種を選ぶとよいでしょう。例えば、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりする事ができます。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。さらに、ドライフラワーやプリザーブドフラワーにも出来るため、挑戦してみるのもよいかもしれませんね。ドライフラワーやプリザーブドフラワーの作り方は用途の所にあるリンクで紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
●た行
ダイアンサス属(ナデシコ属)



学名:Dianthus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は4月~6月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約20~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:カーネーション/ヒメナデシコ/セキチク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダイアンサス属は約340種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞したり、切り花等の花材にしたりする目的で栽培される植物です。代表的な種には、カーネーションやヒメナデシコ等があります。例えば、カーネーション(Dianthus caryophyllus)は母の日に送る花として知られているため、切り花として高い人気があります。花の形は多様ですが、一般的に薔薇の花を思わせるような華やかな花姿をしており、花には蜂蜜やクローブを思わせる甘くスパイシーな香りがあります。そのため、香りを楽しむ目的でガーデンファニチャーの傍で育てるとよいかもしれません。一方で、ヒメナデシコ(Dianthus deltoides)は、芝のようにマット状に広がりながら、開花期になると株を覆うように沢山の花を咲かせる所が魅力の植物となります。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がりながら、地上に細い茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期になると集散状に次々と花を咲かせて、株全体を覆うように沢山の花が咲きます。そのため、花絨毯のような美しい景観をつくることも可能です。ダイアンサス属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
タチアオイ属(アルセア属)



学名:Alcea
生活形:一・二年草/多年草(短命)
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約150~240cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タチアオイ属は約77種を含む多様な属であり、一般的に大きな花が高密度に穂状に連なり咲き誇る豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。園芸では、特にタチアオイ(Alcea rosea)が広く栽培されています。タチアオイの草姿は直立型または叢生型で、高さ約150~240cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができます。開花は6月~8月頃、直径が13cmにもなる大輪の花が、穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。また直立茎も分枝が多いため、花穂の数も複数になり、遠くからでも非常によく目立つ豪華な花姿となりフォーカルポイントとしても働きます。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
ダリア属



学名:Dahlia
生活形:多年草
開花:4月~11月※夏場は休む傾向がある
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約30~240cm
草姿:叢生型
主な原種:皇帝ダリア 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/球根植物/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダリアは品種改良が進んでいて園芸品種が非常に豊富にあります。そのため、花のサイズ・形・色が多種多様にあり、また草丈の高さでも細かく品種が分類されている植物です。草姿は叢生型で、地中にある塊根のクラウンから複数の茎を地上にだします。草丈は矮性(50cm以下)から極高性(150cm以上)に分類されており好みで品種が選べます。一般的な傾向としては矮性品種は分枝が多いため花のサイズが小さめで花数が多くなり開花期間が長くなる傾向があり、花壇などで楽しむのに最適です。一方で高性品種は分枝がやや劣り花数が少ないですが、花のサイズが大きくなり、小さな花壇においては大きくなりすぎて持て余す事もありますが、高さ立体感を演出したり、切り花として利用されることが多いです。開花期は4月~11月で夏場は休む傾向にあり、分枝が多い品種ほど長く咲く傾向があります。花のサイズは極小輪(5cm前後)から超巨大輪(30cm以上)まであり、非常に多様です。ダリアは花のサイズで仕立て方もかわるため、育て方もよければ上のリンクからご活用ください。また花の色も赤・桃・橙・黄・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。種類のリンク先では241種のダリアを花の形で16種類に分類して紹介してます。よければご活用下さい。
チューリップ属



学名:Tulipa
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・橙・黄・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~70cm
草姿:叢生型
主な原種:
用途:切り花/球根植物/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:チューリップは、水を注ぐコップを想像させるような可愛らしい花を咲かせるユニークな植物です。草姿は叢生型で、地中にある鱗茎が成長に伴い増えながら群生をつくります。葉の形は楕円形で縁部分がフリル状に波打つ傾向があり、肉厚でぽっちゃりとした雰囲気を与え、茎を抱くようについています。そのため、チューリップの葉は可愛らしさを感じさせます。開花は春頃、花序は単頂花序、つまり茎の先端に一個だけ花を咲かせます。花は品種改良が進んでいて、一重咲き・八重咲き・ユリ咲き・フリンジ咲き・パーロット咲きなどの様々な花形があり、また花の色も多様です。そのため、好みに合わせて品種を選ぶ事ができます。チューリップの原種や品種等に関しては種類のリンクの先で詳しく紹介しているため、よければ参考にしてみてください。
テロスマ属

学名:Telosma
生活形:常緑ツル性木本
開花:6月~9月
花色:黄
葉色:緑
樹高:約200~500cm
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:イエライシャン 等
用途:ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:テロスマ属は約9種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にツル性に成長する植物になり、香りの良い美しい花を鑑賞する目的で栽培されています。代表的な種であるイエライシャン(Telosma cordata)は、樹形がツル型で、他物に茎を巻き付けて自らを支えながら上へと成長していきます。そのため、園芸では支柱等の誘引資材を準備して栽培されるのが一般的です。花は裂片が楕円形の合弁花冠になり、集散状に密生して半球状の花房をつくります。そのため、豪華な花姿となり、黄色の花色が明るい雰囲気を添えます。また開花すると数メートル先までレモンや蜂蜜を思わせるような強烈な香りを漂わせるため、香りの花として楽しむのもよいでしょう。例えば、ガーデンファニチャーやガゼボなどの傍にイエライシャンを植栽しておけば、休憩しながら香りを楽しめます。
●な行
ニワトコ属

学名:Sambucus
生活形:落葉低木/落葉小高木
開花:4月~6月
花色:桃・白
葉色:緑・黒・黄・白
樹高:約400~600cm
樹形:叢生型(株立ち)
主な原種:セイヨウニワトコ/ニワトコ/セイヨウアカミニワトコ 等
用途:カラーリーフ/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニワトコ属は約22種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に果実を収穫してジャムなどで利用したり、レースフラワーを思わせる上品な花を鑑賞したり、美しい葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種である、セイヨウニワトコ(Sambucus nigra)は樹形が叢生型で樹冠は円形に近い見た目になります。葉は羽状複葉で優雅に広がるため、レース模様をみているような上品な印象を与えます。また葉の色が品種により緑色・黄色・黒色と多様なため、カラーリーフとして楽しめる所も魅力でしょう。花はレースフラワーのように、小さな花が散房花序に集まります。そのため、庭木として栽培するとお庭の中にエレガントさを添えるはずです。花が終わると黒色の果実が豊かに実りますが、食用とすることができます。ただし、果実には有毒成分が含まれているため生で食べると吐き気や嘔吐などの中毒を引き起こす可能性があります。そのため、必ず加熱調理して、ジャムなどに加工をして食べるようにしましょう。この他にも、ニワトコ属には様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
ネメシア属

学名:Nemesia
生活形:一年草・多年草
開花(ネメシア):3月~6月
開花(宿根ネメシア):5月~10月※夏場に休む傾向がある
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~60cm
草姿:分枝型
主な原種:ネメシア/宿根ネメシア/ケイランサス
用途:開花期間長い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネメシア属は約60種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に華やかな花を鑑賞する目的で広く栽培されている植物です。代表的な種にはネメシア(Nemesia strumosa)や宿根ネメシア(Nemesia caerulea)などがあります。例えば、ネメシア(Nemesia strumosa)は生活形が一年草になり、園芸品種が豊富で花色が多い所が魅力となります。花は金魚草と同じ仮面状花冠になり、下唇の喉部が膨らみ、上唇にある4個の裂片が扇状に広がったユニークな見た目をしており、総状花序に花が次々と咲きます。一方で、宿根ネメシア(Nemesia caerulea)は生活形が多年草です。開花期間も5~10月と長いため、花を長く楽しみたい人などに好まれます。こちらも花は金魚草と同じ仮面状花冠になり、下唇の喉部が膨らみ、上唇にある4個の裂片が扇状に広がったユニークな見た目をしており、総状花序に花が次々と咲きます。
●は行
バーベナ属



学名:Verbena
生活形:多年草
開花(タピアン):4月~11月
開花(ボナリエンシス):6月~11月
花色:赤・桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約30~200cm(ボナリエンシス)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ボナリエンシス/リギダ/ハスタータ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:バーベナ属は約160種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
バーベナの主な種とおすすめ品種
- バーベナ・ボナリエンシス(Verbena bonariensis):生活形は多年草、草丈は約30~120cm、草姿は叢生型で根茎で広がり直立茎を何本も伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、数個の穂状花序が密集するため見た目は半球形の花房となる。主な特徴として、節間が広いため花房と花房の間隔が広く疎らに咲いているため、光がよく通り透かしているような花姿となる。ナチュラルガーデンによくあい、アゲハ蝶がよく飛来してくる。
- バーベナ・リギダ(Verbena rigida):生活形は多年草、草丈は約30~60cm、草姿は叢生型で根茎で広範に広がりながら多数の直立茎または斜上茎を伸ばす。開花期は6月~11月、花序は穂状集散花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲く傾向がある。主な特徴として、園芸では地被植物として利用されます。花がよく咲くため、長く花を楽しみたい人にこのまれます。
- バーベナ(タピアン):生活形は多年草、草丈は約10~20cm、草姿は匍匐型で茎の節から不定根を出しながら広範に広がります。開花期は4月~11月ら花序は穂状花序、穂状花序は頂部で花が密集して咲くため半球形の花姿となる。主な特徴として、茎が細く柔軟でカーペット状に広がるため地被植物として最適です。開花期が非常に長く、多花性で株を覆うように咲き誇るため、美しい花絨毯が楽しめます。
パンパスグラス(シロガネヨシ属)



学名:Cortaderia
生活形:多年草
開花:9月~10月
花色:白・黄・桃・紫
葉色:緑・黄
草丈:約120~400cm
草姿:叢生型
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:パンパスグラスは、高さ120~400cmに成長する大型の多年草です。園芸では一般的に綿のようにふわふわした巨大な花穂を鑑賞したりフラワーアレンジメントに利用したりする目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、多数の葉が垂直または成熟するにつれて湾曲しながら優雅に広がります。葉の縁部分の鋸歯は鋭く棘状になっているため、肌に辺り擦れると容易に切れて怪我をする可能性があります。そのため、子供やペットのいる家庭では怪我をさせないように注意する必要があるでしょう。花はイネ科でよく見られる小穂が円錐状に並んでおり、絹糸状の毛が密生する事で、ボリューム感と綿のようなふわふわ感がある優しい花姿となります。また花穂は長さ30~130cmと巨大になるため、遠くから見ても強い存在感があり、人の目を引きつけるフォーカルポイントとなるでしょう。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫してドライフラワーにしたりプリザーブドフラワーとしてアレンジメントで楽しむことも可能です。
ヒヤシンス属



学名:Hyacinthus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑
草丈:約15~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:オリエンタリス 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒヤシンスは、百合を想像させる優美な花が、穂状に高密度に連なり豪華な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は直立する傾向があり、葉の形は線形で肉厚です。そのため、スタイリッシュな中に可愛らしさも感じさせるリーフとして楽しめます。開花は2月~4月、花の形はユリ形花冠で、花被片の先端が外側にクルンと強くカールします。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、穂状に高密度に連なり咲くため、優雅さの中に豪華さを感じさせる花姿となるでしょう。花の色は、赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多様で、また強い光沢があり、光が反射すると宝石のように輝いて見えます。そのため、ヒヤシンスを楽しむ場所にはラグジュアリー感を添えることができるでしょう。その他、ヒヤシンスは花に心地よいフレッシュな香りがあったり、花を収穫して切り花として利用出来たりします。非常に豪華な花姿だけではなく、多様な使い道のあるヒヤシンスはとても人気の高い植物となります。
ヒューケラ属



学名:Heuchera
生活形:多年草
開花:5月~7月(9月)
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・赤・桃・黄・橙・紫・茶・白・黒
草丈:約15~60cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ビローサ/ミクランサ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒューケラは、楓の葉を思わせるお洒落な葉の形や、非常に多彩な葉色を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿はロゼット型になり、地中にある根茎で緩やかに広がりながら、多数の葉と花茎を出して叢生します。また多数の葉は地面を覆うように広がるため、地被植物として活用されます。葉の形は掌状浅裂・掌状中裂になり、楓やアイビーを思わせるお洒落な見た目をしています。葉の色も緑・赤・桃・黄・橙・紫・茶・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選べる点も魅力の一つです。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の葉を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の葉を選んでみるのも良いかもしれません。開花は春から夏頃にあり、花のサイズ(約0.5~1.2cm)や花序(総状花序・円錐花序)は品種により、かわります。花を楽しみたい場合は、花のサイズと花序、花の数と密度に注目して品種を選ぶとよいでしょう。またヒューケラは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力の一つとなります。
ブーゲンビリア属



学名:Bougainvillea
生活形:常緑ツル性木本
開花:周年※一般的に春と秋に開花する
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~1200cm
樹形:ツル型(鈎・刺/スクランブリングシュラブ)
主な原種:スペクタビリス/テリハイカダカズラ/ブティアナ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/ツル植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブーゲンビリアは、一般的に優雅に広がる樹形や、紙吹雪のように咲き誇る美しい花を鑑賞する目的で栽培されている常緑ツル性木本です。樹形はツル型になり、他物に若いシュートを引っ掛けて自らを支えながら上に成長します。また茎は成熟すると太く頑丈になり、自立するようになるため、最初だけ誘引してあげるとよいでしょう。またコンパクトで誘引不要の品種などもあります。理想的な環境下では開花が周年あり、数ヶ月ごとに開花と休息を繰り返しますが、一般的には春と秋に花が咲き誇ります。花序は集散花序に3個の花が並びます。ただし花は3枚の苞に保護され隠れているため、一般的には苞が鑑賞されており、苞はひらひらとして紙のような見た目をしており、色は赤・桃・黄・橙・紫・白と多様です。また非常に多花性になり、株を覆うように咲き誇るため、紙吹雪のような圧巻の景観を作り出す事ができます。さらに、複数の株を並べて植栽すれば視界を覆うように花が咲くため幻想的な空間を創り出すこともできるでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、品種により黄・白などの葉色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめるでしょう。
フジ属



学名:Wisteria
生活形:落葉ツル性木本
開花:3月~11月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
樹高約1000~3000cm:
樹形:ツル型(巻き付き茎)
主な原種:フジ/シナフジ/ヤマフジ 等
用途:ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フジは、一般的に優雅に枝垂れながら咲く美しい花穂を鑑賞する目的で栽培されている植物です。樹形はツル型で、他物に巻き付き茎を絡めて自らを支えながら成長します。ツルは非常に長く伸びて広範を覆い尽くす能力がある事から、視界を覆うように上手く仕立てると、圧巻の景観を作り出す事が出来るかもしれません。フジの仕立て方は、一般的に藤棚に仕立てて花穂が垂れ下がる姿が鑑賞されるのですが、その他にも壁面などにツルを誘引してエスパリエ仕立てにされたり、またツルは成熟すると頑強になり自立するため立木仕立てで栽培される事もあります。それぞれの写真も掲載してるため参考にしてください。花は蝶々を思わせる優美な見た目をしており、穂状に高密度に連なります。その花穂は地面に向かい垂れ下がるため、豪華さの中に優雅さも兼ね備える花姿となります。そのため、お庭で栽培すればエレガントな雰囲気を添える事が出来るでしょう。また、フジの花には豊かな甘い香りがあるため、視界を覆うような花姿とも相まって、別の世界にいるような気分にさせてくれるかもしれませんね。
ブラキカム属

学名:Brachyscome
生活形:多年草/一年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:桃・青・紫・黄・白
葉色:緑
草丈:10~30cm
草姿:分枝型/匍匐型 等
主な原種:アングスティフォリア/イベリディフォリア 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ブラキカム属は約102種を含む属であり、園芸でも生活形や形態の異なる様々な種と品種が栽培されていますが、園芸ではブラキカム・アングスティフォリア(Brachyscome angustifolia)の品種(ブラスコバイオレット 等)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、開花期間が春から晩秋頃まであるため、お庭を花で長く彩っていたい園芸家にとても人気があります。花のサイズはブラキカムの中では1.5~2.5cmと大きめで、小さいながらしっかりとした存在間があり、非常に多花性で株を覆うように花が咲き誇るため豪華な花姿が楽しめます。また花梗が細く長く伸びた先で、可愛らしい花が色んな方向を向いて咲くため、遊び心のあるユニークな花姿が楽しめる所もこの植物の魅力となります。草姿は分枝型または匍匐型、茎の形態は傾状茎になり匍匐した後に立ち上がりマット状に広がります。そのため、株を等間隔に並べて地被植物として利用したり、花壇の縁どりなどに利用したり、寄せ植えで活用したり出来ます。用途に合わせて、ブラキカムを楽しむとよいでしょう。
フリージア属

学名:freesia
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ハイブリッド/ヒメヒオウギ 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フリージアは、漏斗形の花が基本的に上向きに開花して、集散状(かたつむり形花序)に分枝を繰り返しながら水平に咲き続けるため、花姿がとてもユニークです。また花は甘く心地よい芳香を漂わせるため、香りの花として楽しむ事が出来たり、花を収穫することで切り花として部屋の中で楽しむ事も可能です。草姿は叢生型で、球茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし群生をつくります。球茎から伸びる葉は直立して扇状に広がるため洗練された葉姿となるでしょう。そのため、お庭で栽培するとエレガントな雰囲気を添える事ができます。
プリムラ属



学名:Primula
生活形:多年草
開花:11月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ポリアンサ/ジュリアン/オブコニカ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プリムラ属は約545種を含む属であり、園芸でも草丈・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
プリムラ属の主な種
- プリムラ・ポリアンサ(Primula × polyantha):開花期が11月から5月と長く、花の少なくなる冬の季節を色鮮やかに彩る事から、冬を代表する花として人気の高い植物の一つです。他のプリムラと比べて園芸品種が豊富にあり、花の形・色が多様にあるところが魅力になります。株はロゼット型で基本的に横に大きく広がらずにコンパクトに成長します。また耐寒性が高いため屋外の花壇に並べたり、寄せ植えに使用したりしやすい植物となります。
- プリムラ・オブコニカ(Primula obconica):開花期は11月~4月頃まで、ポリアンサと比べて草丈が高くなり、花も大きいため、豪華な花姿がたのしめます。ただし、寒さに弱いため、基本的に屋内で鑑賞する植物です。
- プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides):開花期は11月~4月頃まで、花序は散形花序が総状に配置される複合花序になり、非常に沢山の花が咲きます。そのため、花姿はボリューム感がありながら空気を含んだような柔らかな見た目をしており、霞を見てるような幻想的な雰囲気を添えることができます。
フロックス属



学名:Phlox
生活形:多年草/一年草
開花:5月~11月※フォーエバーピンクなどの一部の品種
花色:赤・桃・紫・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:
草姿:総苞片・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フロックス属は約69種を含む属であり、園芸でも樹高・樹形・葉色などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フロックスの主な種と品種
- オープニングアクト:ジャパンフラワーセレクション2023~2024のガーデニング部門でフラワー・オブ・ザ・イヤー(最優秀賞)を受賞していて非常に高い評価をうけている園芸品種です。オープニングアウト・シリーズは従来のフロックスと比べて、開花期間が春から晩秋頃までと圧倒的に長く、桃色の花を円錐状に次々と開花させます。そのため、花姿は非常に豪華でボリューム感があり、また可愛らしい印象を感じさせることが出来ます。草姿は叢生型、根茎で広がりながら直立茎を何本も伸ばして群生をつくるため、成長に伴い広範囲で沢山の花が咲くようになる所も魅力です。
- 芝桜(Phlox subulata):地面をマット状に広がるため地被植物として活用されており、また開花期には株一面に花を咲かせるため、美しい花絨毯が楽しめる植物です。また芝桜は株を増やすのが容易で、簡単に広範囲を覆えることから、斜面などに芝桜を大量に植えて、春の開花期に見られる花絨毯の美しい景観が楽しまれたりしています。
- クサキョウチクトウ(Phlox paniculata):直径2cm程度の花が、円錐状に高密度にあつまる事で、ボリューム感のある円筒型の花穂を咲かせます。花穂は非常に大きく豪華なため、遠くからでも目を引きつけるフォーカルポイントとしての働きをもっています。また葉の色が緑色の他に、黄色や白色のものもあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
プロテア属



学名:Protea
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
樹高:30~800cm
樹形:叢生型・分枝型
主な原種:キングプロテア/クイーンプロテア/エキシミア 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プロテアは、直径30cmにも達する超巨大な花を咲かせる事もある植物で、花持ちが抜群に良いことから豪華な印象を添える切り花やフラワーアレンジメントなどに使用されています。プロテアの樹形は叢生型または分枝型、叢生型は地中に太い塊茎をもち、地面から複数の茎を出します。理想的な環境下で花を周年咲かせる能力があり、個々の花も長く鑑賞出来るため、長期間にわたり花を楽しみたい方にとって魅力的です。花序は頭花になりますが、花弁のように見える部分は色鮮やかな苞が鱗状に重なったものです。この苞は一般的にビロードのような毛が生えているため、プロテアに高級感と華やかさを添えています。実際の花は中央部で密集していて、長く突出した雄蕊が綿のような柔らかな印象を添えているのが特徴です。花のサイズや形は種や品種で差異で差異がありますが直径は3~30cmあり、花の形は皿状に大きく開いた豪華なものや、長球形の蕾のような可愛らしい見た目をしているものがある。購入する際は自身の好みで形や色を選ぶとよいでしょう。プロテアの種と品種に関しては種類のリンクからも9種類の原種と、14種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ペチュニア属



学名:Petunia
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は4月~11月になる
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約15~45cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ペチュニアは、種からの苗の増やしやすさ、栽培のしやすさ、開花期間の長さ、花の形・色の多様さ、花数の多さ等から、 非常に高い人気を誇る植物です。草姿は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて草姿を選ぶとよいでしょう。開花期間は春から秋、理想的な環境下では周年花が咲くため、植え替えなどをせずに、手軽にお庭を長く彩っていたい人に大変好まれています。花はエネルギーが続く限り茎が長く伸びて腋生するため、ほとんど休みなく花が咲き続けます。ただし茎が長く伸びると花を咲かせる速度が遅くなったり、茎の下部がスカスカになり間延びした外観になるため、定期的に剪定した方が見た目が良いコンパクトな外観を保てるでしょう。また非常に多花性で、開花期間中も株を覆うように次々と花を咲かせて豪華な花姿を作り続ける事から、開花期間の長い植物の中でもペチュニアは別格の存在感を感じさせます。ただし、その開花を持続するために沢山の肥料を必要とします。花の形は一重咲きと八重咲きがあり、花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・黒・白と非常に多彩です。そのため自身の好みに合わせて、お庭の雰囲気を可愛らしく彩りたい場合は桃色の品種を選んだり、貴族のお庭のような高貴な雰囲気で彩りたい場合は紫色を選んだりすると良いでしょう。葉の色はふつう緑色ですが、一部の品種によっては黄色や白色の班が入る事もあります。そのため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。
このように、ペチュニアは多様な魅力が植物ですが、一方で、長雨で花が傷みやすかったり灰色カビ病やうどんこ病などで株が弱りやすい傾向があり、特に一部の品種は花壇などで育てると上手くいかないことがあります。そのような場合は、病気や長雨に強い品種(例:さくらさくら・シリーズ等)を選ぶとよいかもしれませんね。ペチュニアに関しては種類のリンクからも40種類の園芸シリーズと、34種類の園芸品種を紹介してるため、良ければ参考にしてください。
ベンケイソウ(ムラサキベンケイソウ属)



学名:Hylotelephium
生活形:多年草
開花:8月~11月
花色:赤・桃・黄・白
葉色:緑・黄・紫・茶・黒・白
草丈:約50cm
草姿:叢生型
主な原種:オオベンケイソウ/ムラサキベンケイソウ/ミセバヤ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベンケイソウは茎や葉の表面が滑らかで光沢もあるため、プラスチック製の玩具を見てるような可愛らしさがあり、また秋にはボリュームのよい花を咲かせるため、これを鑑賞する目的で栽培されている植物です。草姿は叢生型または匍匐型の二種類があります。叢生型は地中にある根茎が成長に伴い広がりながら、複数の茎を伸ばし群生をつくるため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる草姿が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて種や品種を選ぶとよいでしょう。開花期は種により差異がありますが、普通は晩夏から秋頃に咲きます。星型の小さな花が散房状に高密度に集まり咲くため半球状の大きな花房となります。その大きな花房は遠くからでもよく目立ち目を引きつけるため、フォーカルポイントとしても働くでしょう。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋にも飾れます。インテリアとして飾れば、お部屋の中に豪華さと可愛らしさを添えることができるできます。。
ポーチュラカ属



学名:Portulaca
生活形:一年草/多年草
開花:5月~10月(ハナスベリヒユ)
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・桃・黄・白
草丈:約5~25cm
草姿:匍匐型
主な原種:ハナスベリヒユ/マツバボタン/ウェルデルマニー 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/多肉植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポーチュラカは、茎が匍匐性に広がるため地被植物として主に利用されており、ぷにぷにとした可愛らしい茎・葉や、鮮やかな色の花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりします。茎や葉は肉厚でぷにっとしていて可愛らしい見た目をしており、また多肉の部分には養分や水分を貯蔵しているため栄養や水分の少ない環境に適応することができます。開花期は種により差異がありますが、ハナスベリヒユでは5月~10頃まで花が見られます。花の色は鮮やかで赤・桃・黄・橙・白とあるため、カラフルでポップな雰囲気をお庭に添えることができるでしょう。また葉の色は緑色の他に、桃・黄・白とあるため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
ポリゴナム(イヌタデ属)



学名:Persicaria
生活形:多年草
開花:周年※春と秋に最も多く開花する
花色:桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~10cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ポリゴナム/ヒマラヤトラノオ/アプレキシコール 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポリゴナムは属の中に約131種を含んでおり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではポリゴナム(Persicaria capitata)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、地被植物として主に利用されていますが、その中でも開花期間が際立って長く、株を覆い尽くすように花が咲き誇るため、花絨毯の美しい景観を作り出す所が魅力の植物となっています。草姿は匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、園芸で栽培される際は花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されており、また岩の隙間に偽着生させたり、植木鉢などに植えてハンギング仕立てで優雅に枝垂れる姿が鑑賞されたりしています。開花期は周年で、春と秋に最も花が咲きます。そのため、長期間にわたり花を楽しみたい人に高い人気がある植物です。花は頭花で、頭花の形は球状で、ゴツゴツとした金平糖のような見た目をしているため、非常に可愛らしい印象を与えます。また非常に多花性で株全体を覆うように花が咲き誇るため、お庭などで栽培すれば花絨毯を敷いてるような豪華さや、お菓子が散りばめられてるような可愛らしさを感じる事が出来るでしょう。また葉の色が緑色の他に、品種によっては桃色・黄色・白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
●ま行
マーガレット(モクシュンギク属)



学名:Argyranthemum
生活形:多年草
開花:11月~6月※3月~5月に最も多く開花する
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑
草丈:約20~80cm
草姿:分枝型
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/切り花/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:マーガレットは「好き」「嫌い」と唱えながら花弁を一枚づつ千切り恋の行方を占う花として知られている植物です。草姿は分枝型で、側枝が多く外観はドーム状に盛り上がる姿になります。そのため、花壇や鉢植えの中で立体感とボリューム感を出すことが出来ます。葉の形は2~3回羽状に深く裂けていて、裂片が細いため、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気があり、大きく華やかな花との対比をうみだしています。花の形は一重咲き・八重咲き・丁字咲きと多様で、また花の色も赤・桃・黄・橙・白と非常に多彩です。そのため、自身の好みに合わせて品種が選びやすくなっています。また花は散房状に株の表面を覆うように咲き誇るため、非常に豪華な花姿が楽しめます。この多様な魅力が、マーガレットが広く愛され続けている理由のひとつとなっているのでしょう。
ムスカリ属



学名:Muscari
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~25cm
草姿:叢生型・叢生型
主な原種:ブドウムスカリ/ルリムスカリ/ラティフォリウム 等
用途:グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムスカリは、粒々とした花が、穂状に高密度に連なり、果物の葡萄を想像させるような可愛らしい花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。葉の形は線形で肉厚になり、葉の向きは種により差異があり、垂直に伸びたり、弧状に湾曲したり、地面に倒れたりしています。開花は3月~5月、花の形は壺形で、丸みのある可愛らしい外観をしており、花は高密度に穂状に連なり咲くため、葡萄をさせるような可愛らしい花姿となるでしょう。花の色は桃・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また球根はとても丈夫で、自然分球して株をどんどん増やすため広範囲を覆いやすいです。そのため、斜面や歩道の傍などにムスカリを沢山植えて、花絨毯の美しい景観が作られることもあります。
モクセイ属



学名:Osmanthus
生活形:常緑高木
開花:9月~10月
花色:黄・橙
葉色:緑・黄・桃・橙・白
樹高:約300~1800cm
樹形:分枝型・叢生型(株立ち)
主な原種:キンモクセイ/ヒイラギ/ヒイラギモクセイ 等
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:モクセイ属は約26種を含む属であり、園芸でも葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種があります。代表的な種にはキンモクセイ(Osmanthus fragrans var. aurantiacus)とヒイラギ(Osmanthus heterophyllus)があります。例えば、キンモクセイは花に蜂蜜や杏子を想像させる甘い香りがあり、香りが非常に強いため開花期は数メートル先まで芳香が届きます。花は節から束生してボリューム感たっぷりに咲くため、花姿も豪華で、また太陽を見てるような橙色の花色が南国を思わせるようなトロピカルな雰囲気を醸し出します。また樹形は株立ちまたは分枝型で、側枝が多いため、生垣に仕立てられることもあります。一方で、ヒイラギは、葉縁部にある凹凸と鋭い棘が特徴となる植物です。日本では、この鋭い棘が、邪気を祓ったり、鬼の目を刺すと考えられていた事から、魔除けや縁起木として親しまれています。樹形は株立ちまたは分枝型で、側枝が多くて萌芽力も高いため、生垣に仕立てられたり、また玉散らし等のトピアリーとして栽培されることもあります。上記の他にも、モクセイ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介しているため、よければ参考にしてください。
●や・ら・わ行
ユーコミス属(パイナップルリリー)

学名:Eucomis
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・紫・緑・黒・白
葉色:緑・紫・赤・黒
草丈:
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:オータムナリス/ホシオモト/バンデルメルウェイ 等
用途:カラーリーフ/切り花/球根植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ユーコミスは、パイナップルを見てるようなユニークな見た目の花を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。球根から伸びる葉は斜上に優雅に広がる傾向があり、葉の形は長楕円形または線形で肉厚です。太い花茎に花が高密度に咲くため、円筒型の豪華な花姿となり、また花序の頂部に苞がロゼットのように束生します。そのため、パイナップルを想像させるような見た目となり、お庭で栽培すると南国の雰囲気を演出できます。また開花した花は収穫して切り花としてお部屋に飾ると、トロピカルな雰囲気を添えるインテリアとして働きます。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花やドライフラワーにして楽しむ事もできるため試してみるのもよいでしょう。
ライラック(シリンガ属)



学名:Syringa
生活形:落葉小高木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約300~600cm
樹形:単幹・分枝型・株立ち
主な原種:ライラック/ヒメライラック/ペルシャライラック 等
用途:カラーリーフ/生垣/切り花/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ライラックは、ボリューム感のある豪華な花房と、花から香る果物のような甘い芳香を楽しむ目的で栽培されている植物です。樹形は仕立て方により単幹・分枝型・株立ちになり、高さ約300~600cm程度に成長します。開花は4月~6月、花序は円錐花序で、長さが7~25cm程度あり、花が高密度に密集してモコモコと盛り上がる豪華な花姿を呈します。さらに、花には果物を想像させる強い芳香があり、開花期には数メートル先まで香りが届きます。そのため、香りの花としてガーデンファニチャーの傍に植物を植えて、リラックスしながら香りを楽しむのも良いでしょう。その他にも、この香りを砂糖や蜂蜜に移して、ライラックハニーやライラックシュガーとして楽しまれることもあります。また葉の色は緑色の他に、黄色や白色をしている品種があります。この品種を選ぶことで開花期以外もカラーリーフとしてたのしむこともできます。
ラベンダー(ラヴァンドラ属)







学名:Lavandula
生活形:常緑低木
開花(イングリッシュラベンダー):5月~6月※四季咲き品種は5月~11月になる
開花(フレンチラベンダー):3月~6月
開花(レースラベンダー):周年※一般的な開花は4月~10月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~120cm
樹形:分枝型
主な原種:イングリッシュラベンダー/フレンチラベンダー/レースラベンダー/ラベンダー・アラルディ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラベンダーは属の中に約47種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ラベンダーの主な種
- イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia):ラベンダーの中で最も甘くフルーティな香りがあり、また花穂も葡萄のように粒粒としていて可愛らしい外観をしています。花の開花期は一般的に、5月~6月ですが、四季咲き品種は5月~11月まで花が咲くため、品種を選べば花を長く楽しみたい人の希望にも添えます。※品種に関しては種類のリンクからご覧下さい。
- フレンチラベンダー(Lavandula stoechas):ウサギの耳や天使の羽根に例えられる、可愛らしい花姿が魅力的な植物です。イングリッシュ系と比べて花の色が多彩で、苞の美しさが際立ちます。葉や苞を触ると香りがありますが、重要視はされません。幾つかの品種は茎・葉が真っ白で美しいシルバーリーフとして楽しめる品種があります。
- レースラベンダー:ムルチフィダやピナータ等の幾つかのラベンダーの種の総称です。開花期間の長さや、レースの模様を想像させる上品な葉の形が魅力となる植物です。葉を触るとオレガノに似たスパイシーな独特な香りがひろがります。
ランタナ属



学名:Lantana
生活形:常緑低木/常緑小高木
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約50~600cm
樹形:分枝型/匍匐型
主な原種:カマラ/
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ランタナは、花が絶え間なく咲き誇る様子や、半球形の可愛らしい印象を与える花姿、花の色が少しづつ変化していく点などが特徴となる植物です。樹形は分枝型または匍匐型の2種類があります。分枝型はこんもりとドーム状に盛り上がりながら成長するため、花壇などで立体感とボリューム感を出すことが出来ます。一方で、匍匐型は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地面を覆う地被植物として利用されたり、植木鉢などに植えて優雅に枝垂れる樹形が鑑賞されたりします。そのため、育て方と用途に合わせて樹形を選ぶとよいでしょう。開花期は6月~11月頃まで基本的に途切れることなく咲き続けるため、花を長期間たのしみたい人に好まれる植物です。花は高杯形の小さな花が、綺麗な半球形に密に集まり咲きます。またこの花房は、枝が伸び続ける限り、葉腋から次々と咲くため、基本的に開花が途切れません。花の色は赤・桃・黄・橙・白と非常に多様で、また一般的に個々の花は成熟するにつれて色が変化します。そのため、種や品種で異なることもありますが、花房の中央と外側で花の色が違うこともあります。 さらに、花は蝶々の蜜源として高い評価を受けており、アゲハなどがよく飛来してくるようになります。そのため、バタフライガーデンなど蝶々をお庭に呼びたい方にもおすすめの植物となります。
ルピナス属



学名:Lupinus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~150cm
草姿:叢生型
主な原種:ラッセルルピナス/ぺレニス/アルバス 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ルピナスは、花が高密度に穂状に連なり、鉄塔を想像させるような豪華な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿は叢生型になり、地中にある根茎で広がりながら、多数の根生葉と茎を出して群生をつくります。葉は掌状に分裂していて、楓の葉のようなお洒落な見た目をしているため、ファンシーリーフとしても楽しめるでしょう。開花期は春から夏、花は丸みのある蝶形花で、穂状に高密度に連なります。その花穂は垂直に伸びて咲くため、花壇の中で育てると高さと立体感を出して、また豪華さを感じさせる花姿となります。花の色は赤・桃・黄・橙・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾ると、豪華でラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働くでしょう。
レウコフィルム属



学名:Leucophyllum
生活形:常緑低木
開花:周年※開花は疎らで湿度が上がると一斉に開花する傾向がある。
花色:紫・桃
葉色:緑・白
樹高:約100~300cm
樹形:分枝型
主な原種:フルテスケンス 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:レウコフィルムは、白色の美しい葉や、紫色の上品な花を鑑賞する目的で、庭木または生垣として栽培されている植物です。樹形は分枝型で、側枝が茂りドームを形成しながら成長するため、温暖な地域では自然風の生垣として利用される事も多いです。葉は約2~3cmと小さいため緻密で繊細な印象を添え、薮を見てるような野暮ったさを感じさせません。葉の表面には白色の腺毛があり、色はパステル調の柔らかな白緑色をしています。そのため、優しい雰囲気をつくるカラーリーフとして楽しめます。花は周年咲く能力があり、特に湿度が高くなると花が一斉に咲く傾向があるため、雨を予測する植物として英名では「バロメーター・ブッシュ」や「テキサス・レインセージ」等とも呼ばれています。花は葉腋に単生して咲き、枝を覆うように咲き誇ることもあります。花の色は個体差により紫色または桃色をしているため、上品な印象を感じさせたり、可愛らしい雰囲気を作ったりするでしょう。