- 原産:アフリカ
- 科:キジカクシ(Asparagaceae)
- 亜科 :スズラン(Nolinoideae)
- 属:ドラセナ/リュウケツジュ(Dracaena)
- 種:サンセベリア(Dracaena trifasciata)
- 同義語:Sansevieria trifasciata
- 別名:アツバチトセラン/スネークプラント(snake plant)/セント・ジョージ・ソード・プラント(saint george’s sword plant)/マザーインロウ・タン(mother-in-law’s tongue)/バイパー・ボウストリング・ヘンプ(viper’s bowstring hemp)
- 品種:グレイハニー(Dracaena trifasciata ‘Gray Hahnii’)
- 開花時期:栽培環境では滅多に咲かない
- 花の色:黄色●緑色●
- 葉の色:緑色●白色〇
- 香り:
- 分類:多年草
- 被覆方法:
- 草丈:約50~100cm
- 株張り:
- 誕生花:6月20日
- 花言葉:永久・不滅・寛容・達成
- 用途:カラーリーフ/観葉植物の種類/日陰植物の種類
- 購入方法:サンセベリア・グレイハニーを楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
サンセベリア・グレイハニーとは!?
サンセベリア・グレイハニーは、一般的なサンセベリアと比較して草丈が低くコンパクトで、葉の形が少し反るようにカールする傾向があり、成長点から横にロゼット状に広がります。そのため、直立に成長するサンセベリアと比較して優雅な雰囲気をつくります。また葉の色は、緑色と黄色の二色で構成されていて、葉の中に縞班がはいります。そのため明るく輝くような印象も与える園芸品種です。
サンセベリアとは!?
サンセベリアの学名はDracaena trifasciataまたは同義語でSansevieria trifasciata、単にサンセベリアと呼ぶ場合は本種を指している事が多く、別名では「スネークプラント(snake plant)」や「アツバチトセラン」とも呼ばれるナイジェリアおよびコンゴ、カメルーンが原産の多年草です。
サンセベリアの語源(由来)
- 属名のDracaenaは古代ギリシア語で「雌の龍」を意味する「δράκαινᾰ(drákaina)」からきており、ドラセナ属のリュウケツジュ(Dracaena draco)から赤い樹脂(ドラゴンブラッド)が採れることに由来しています。
- 種小名のtrifasciataは、ラテン語で「3」を意味する「tri」と、ラテン語で「帯状の」を意味する「fasciata」の2語で構成されており、葉の模様に由来しています。
- サンセベリアの由来は以前の学名がSansevieria trifasciataで、サンセベリア属にあった事からきています。
- 旧属名のSansevieriaは、ナポリのサンビエロ公(1710-71)に由来します。
サンセベリアの特徴(魅力)
- サンセベリアの特徴は、地下茎で広がる習慣があり近縁の他のドラセナのような地上茎がない所、地下茎が横に這って広がり群生をつくる所、葉が垂直に伸びる習慣がある所、葉の形状が細長い所、葉の中に横縞模様が出来る所などにあります。
- 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり、葉の塊をロゼット状に幾つも出して群生をつくります。
- 葉は細長い形状をしているため、海外では「蛇」や「剣」などに例えられており、葉の長さは約30~120cm程度までになり、葉は肉厚で垂直に立ち上がるため、遠くからでもよく目立ち、行儀の良い洗練された雰囲気をつくります。
- 葉の色は緑色と黄緑色、または黄色か白色、葉の中に横縞の虎班が入ります。そのため、明るい印象を与えたり、ユニークな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる植物です。
- 葉の繊維は強力なため、以前は弓の弦に利用されていました。そのため、別名で「バイパー・ボウストリング・ヘンプ(viper’s bowstring hemp)」と呼ばれる事があります。
- 開花は栽培環境では滅多になく、花序は複総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。
- NASAが行ったクリーンエア研究では、サンセベリアは室内にある毒性のある気体を気孔などから吸収して除去することが確認されています。
- そのため、シックハウス症候群(目がチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)などが引き起こされにくくなる事が期待出来ますが、空気清浄の能力が高い他の観葉植物と比べると、そこまで濾過速度が速くないため期待するほどでは無いかもしれません。
サンセベリアの草丈は約30(~200)cm、草姿は叢生、地下茎は横に這い群生をつくります。
葉序は根生葉、葉の色は緑色と白色で葉の中に虎班が入る、葉身の長さ約30(~120)cm、葉身の幅は約3(~9)cm、葉身の形は剣形で先端が尖り、葉の質感は肉厚、葉は垂直に立ち上がります。
花序は複総状花序、花は筒状で花被片が6個あり、花被片は開くと外側にカールする傾向にあり、花被片の色は黄色または黄緑色です。
サンセベリアのよくある質問
葉が黄色くなる原因
- 葉の老化:葉が古くなるとライフサイクルの一環として、古い葉から順番に黄色くなり枯れる事があります。
- 対策は不要です。
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 根詰まり:根詰まりとは鉢の中で根が繁茂して、根が成長するスペースが無くなってしまっている状態です。根詰まりが起こると成長が停滞したり、培養土が乾燥しやすくなるため植物が水不足の症状を引き起こしやすくなります。
- 日照不足:日照不足とは太陽に当たる時間が少ない事から起こる症状です。観葉植物の場合は直射日光を必要としませんが、照度(lux)が足りない、または光合成に必要な波長が含まれない人工照明で育てている可能性があります。
- 対策に関しては育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 肥焼け:肥焼けは肥料の与え過ぎや、植物に向かない肥料を与える事などで引き起こされる症状です。肥焼けを引き起こすと、葉が変色(黄色・茶色)したり、葉の先端または葉縁部分が枯れたり、葉が落ちたり、根腐れを引き起こしたり、成長が停滞する事があります。
- 対策に関しては育て方から肥料の与え方の欄をご覧ください。
葉が茶色になる原因
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 肥焼け:肥焼けは肥料の与え過ぎや、植物に向かない肥料を与える事などで引き起こされる症状です。肥焼けを引き起こすと、葉が変色(黄色・茶色)したり、葉の先端または葉縁部分が枯れたり、葉が落ちたり、根腐れを引き起こしたり、成長が停滞する事があります。
- 対策に関しては育て方から肥料の与え方の欄をご覧ください。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 低湿度:熱帯地域に自生する植物などは湿度が低いと、葉が乾燥して茶色に変色したり、葉が損傷したり、葉が落ちる事があります。
- 対策は湿度を上げることが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 低温:冬の低温環境に晒されると、株が全体的に弱ったり、葉が変色したり、枯れる事があります。
- 対策は10~15度を下回らない環境で管理すると良いでしょう。詳しくは育て方から冬越しのやり方の欄をご覧ください。
葉が落ちる原因
- 葉の老化:葉が古くなるとライフサイクルの一環として、古い葉から順番に黄色くなり枯れる事があります。
- 対策は不要です。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
- 低温:冬の低温環境に晒されると、株が全体的に弱ったり、葉が変色したり、枯れる事があります。
- 対策は10~15度を下回らない環境で管理すると良いでしょう。詳しくは育て方から冬越しのやり方の欄をご覧ください。
- ストレス:ストレスは様々な要因がありますが、移植(植え替え)をしたり、場所を移動したりするとストレスで葉が落ちる事があります。
- 対策は基本的にありません。とりあえず株の様子を見ながら大切に育てて落ち着くのを待ちましょう。
茎や葉が萎れる原因
- 根腐れ:根腐れは、水のやりすぎ・通気性の悪さ・病原菌などが原因で引き起こされる、植物の根が腐敗する病気です。茎や葉が変色したり、根が黒色になったり、茎が腐敗したり、株の元気がなくなるなどの症状が出ます。
- 対策は、鉢から植物を抜き、腐敗して根を取り除き、病原菌の繁殖してない清潔な培養土に植え替えてあげます。
- 水不足:水不足は生育不良・葉の変色(黄色・茶色)・落葉・株の萎れ・枯れ死など、致命的なものも含めて様々な症状を引き起こします。
- 対策は植物に合わせた水やりが必要です。詳しくは育て方から水やりのやり方の欄をご覧ください。
- 強光:強光は光阻害を引き起こして光合成に必要な細胞を壊してしまい、また乾燥や熱によるストレスも高めます。症状には、葉の色が変色して壊死する葉焼けや、萎れや落葉があります。
- 対策に関しては管理場所が間違えてる可能性があります。育て方から日当たりの欄をご覧ください。
サンセベリアの主な種の紹介
サンセベリア・キルキーの学名はDracaena petheraまたは同義語でSansevieria kirkii、別名では「ドラセナ・ペテラ」や「スターサンセベリア(star sansevieria)」とも呼ばれる東アフリカが原産の多年草です。 サンセベリア・キルキーの特徴は、葉が成長点の周りに集まり地面を覆うように横に広がる所、葉が幅広く平らな所、葉が内側に緩く巻いて縁部分が波打つ所、葉の色が緑色と白色(黄緑色)で構成されていて、葉の中に個性的な模様をつくる所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると男性的なカッコ良さを感じさせる事が出来ます。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり、葉の塊をロゼット状に幾つも出して群生をつくります。葉は成長点の周りにロゼット状に配置されており、他のサンセベリアと比べると横に広がる傾向が強いです。そのため、優雅な印象を与えやすいです。 葉の大きさは約10~28cm、葉の形は楕円形、葉の縁部分が強く波打ち、葉の色は緑色と白色(黄緑色)で構成されています。開花は栽培環境では滅多になく、花序は総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 | サンセベリア・ピングイキュラの学名はDracaena pinguiculaまたは同義語でSansevieria pinguicula、別名「ドラセナ・ピングイキュラ」や「ウォーキング・サンセベリア(walking sansevieria)」等とも呼ばれるケニアが原産の多年草です。 サンセベリア・ピングイキュラは、空中に太い地下茎を生成して、その上にロゼット状に展開する葉をつけます。そのため、この植物は地面から脱出して歩き始めたような個性的な外観をしていることがあり、別名で「ウォーキング・サンセベリア(walking sansevieria)」と呼ばれる事があります。そのため、お部屋の中にユニークな雰囲気を作りたい時におすすめの植物です。また地下茎が横に這って広がり群生をつくる所、葉が成長点に複数集まりロゼット状に広がる傾向がある所、葉が多肉質で剣のようなシャープな形をしている所、葉の中に個性的な模様が出来る所などが特徴になります。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり群生をつくり、葉は成長点の周りにロゼット状に配置されて扇状に広がる傾向があります。葉の大きさは約10~30cm、葉の厚みは約3~3.5cm、葉の形状剣形、葉の色は緑色です。開花は栽培環境では滅多になく、花序は複総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 |
サンセベリアの学名はDracaena trifasciataまたは同義語でSansevieria trifasciata、単にサンセベリアと呼ぶ場合は本種を指している事が多く、別名では「スネークプラント(snake plant)」や「アツバチトセラン」とも呼ばれるナイジェリアおよびコンゴ、カメルーンが原産の多年草です。 サンセベリアの特徴は、地下茎で広がる習慣があり近縁の他のドラセナのような地上茎がない所、地下茎が横に這って広がり群生をつくる所、葉が垂直に伸びる習慣がある所、葉の形状が細長い所、葉の中に横縞模様が出来る所などにあります。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり、葉の塊をロゼット状に幾つも出して群生をつくります。葉は細長い形状をしているため、海外では「蛇」や「剣」などに例えられており、葉の長さは約30~120cm程度までになり、葉は肉厚で垂直に立ち上がるため、遠くからでもよく目立ち、行儀の良い洗練された雰囲気をつくります。葉の色は緑色と黄緑色、または黄色か白色、葉の中に横縞の虎班が入ります。そのため、明るい印象を与えたり、ユニークな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる植物です。葉の繊維は強力なため、以前は弓の弦に利用されていました。そのため、別名で「バイパー・ボウストリング・ヘンプ(viper’s bowstring hemp)」と呼ばれる事があります。開花は栽培環境では滅多になく、花序は円錐花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 NASAが行ったクリーンエア研究では、サンセベリアは室内にある毒性のある気体を気孔などから吸収して除去することが確認されています。そのため、シックハウス症候群(目がチカチカ・鼻水・喉の痛みや咳)などが引き起こされにくくなる事が期待出来ますが、空気清浄の能力が高い他の観葉植物と比べると、そこまで濾過速度が速くないため期待するほどでは無いかもしれません。 | サンセベリア・マッソニアの学名はDracaena masonianaまたは同義語でSansevieria masoniana、別名では「ドラセナ・マッソニア」や「クジラのヒレ(whale fin plant)」とも呼ばれるアフリカが原産の多年草です。 サンセベリア・マッソニアは、一般的なサンセベリアと比較して葉が幅広く「クジラのヒレ」や「サメのヒレ」に例えられる大きく魅力的な葉が特徴です。また他のサンセベリアと同様に、地下茎が横に這って広がり群生をつくる所、葉が垂直に伸びる習慣がある所、葉が多肉質な所、葉の中に個性的な模様が出来る所などが特徴です。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり、葉の塊をロゼット状に幾つも出して群生をつくります。葉は成長点の周りにロゼット状に配置されており、基本的には垂直に立ち上がります。そのため、行儀のよい印象を与えやすいです。 葉の色は緑色と黄緑色、葉の中にまだら模様が入ります。そのため、明るい印象を与えたり、ユニークな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる植物です。開花は栽培環境では滅多になく、花序は総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 |
サンセベリア・スタッキーの学名はDracaena stuckyiまたは同義語でSansevieria stuckyi、別名「ドラセナ・スタッキー」とも呼ばれるアフリカが原産の多年草です。 サンセベリア・スタッキーの特徴は、地下茎に沿うように1個または少数の葉が固まりになり群生をつくる所、葉が垂直に伸びる習慣がある所、葉が多肉質で円筒型をしている所、葉の中に個性的な模様が出来る所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ることで、スタイリッシュでモダンな印象を与えたり、針のむしろのような印象を与える場合があります。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり、葉が普通は1個または数個を塊に出して群生をつくります。 葉の形状は円筒型で内側に浅い溝があり、棒が突き刺さったかのような外観をしています。葉の色は緑色と黄緑色、葉の中に横縞模様の虎班が入ります。そのため、明るい印象を与えたり、ユニークな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる植物です。開花は栽培環境では滅多になく、花序は総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 | サンセベリア・キリンドリカの特徴は、地下茎が横に這って広がり群生をつくる所、葉が成長点に複数集まり扇状に広がる傾向がある所、葉が多肉質で円筒型をしている所、葉の中に個性的な模様が出来る所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ることで、スタイリッシュでモダンな印象を与えたり、扇のように広がる姿が優雅な印象を与える場合があります。草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり群生をつくり、葉は成長点の周りにロゼット状に配置されて扇状に広がる傾向があります。葉の形状は円筒型で、葉の色は緑色と黄緑色、葉の中に横縞模様の虎班が入ります。そのため、明るい印象を与えたり、ユニークな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる植物です。開花は栽培環境では滅多になく、花序は複総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 |
サンセベリア・エリスラエの学名はDracaena erythraeaeまたは同義語でSansevieria erythraeae、別名「ドラセナ・エリスラエ」等とも呼ばれる東アフリカが原産の多年草です。 サンセベリア・エリスラエの特徴は、地下茎が横に這って広がり群生をつくる所、スタッキー種と違い葉が成長点に複数集まりロゼット状に広がる所、葉が多肉質で細い円筒型をしている所、葉の中に個性的な模様が出来る所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ることで、スタイリッシュでモダンな印象を与えたり、針のむしろのような印象を与える場合があります。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり群生をつくり、葉は成長点の周りにロゼット状に配置されます。葉の形状は円筒型で、葉の色は基本的に緑色、葉の中にほんのりと横縞模様の虎班が入る事があります。開花は栽培環境では滅多になく、花序は複総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 | FlowerKitchenJIYUGAOKA サンセベリア・ファーンウッドの学名はDracaena fernwood、パルバ種(Sansevieria parva)とスッフルチコーサ種(Sansevieria suffruticosa)の交雑種の多年草です。 サンセベリア・ファーンウッドの特徴は、地下茎に沿うように1個または少数の葉が固まりになり群生をつくる所、葉が垂直に伸びる習慣がある所、葉が多肉質で円筒型をしている所、葉の中に個性的な模様が出来る所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ることで、スタイリッシュでモダンな印象を与えたり、針のむしろのような印象を与える場合があります。草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり、葉が普通は1個または数個を塊に出して群生をつくります。 葉の形状は円筒型で細長く、棒が突き刺さったかのような外観をしています。葉の色は緑色と黄緑色、葉の中に横縞模様の虎班が入ります。そのため、明るい印象を与えたり、ユニークな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる植物です。 |
サンセベリア・バキュラリスの学名はDracaena bacularisまたは同義語でSansevieria bacularis、別名「ドラセナ・バキュラリス」とも呼ばれるコンゴが原産の多年草です。 サンセベリア・バキュラリスの特徴は、地下茎に沿うように1個または少数の葉が固まりになり群生をつくる所、葉が垂直に伸びる習慣がある所、葉が完全に展開することなく多肉質な円筒型をしている所、葉の中に個性的な模様が出来る所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ることで、スタイリッシュでモダンな印象を与えたり、針のむしろのような印象を与える場合があります。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり、葉が普通は1個または数個を塊に出して群生をつくります。 葉の形状は円筒型で完全に展開する事がなく、茎がなく地面から垂直にのびます。そのため、地面に棒が突き刺さったかのような外観をしています。葉の色は緑色と黄緑色、葉の中に横縞模様の虎班が入ります。そのため、明るい印象を与えたり、ユニークな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる植物です。開花は栽培環境では滅多になく、花序は総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 | サンセベリア・フランシシーの学名はDracaena francisiiまたは同義語でSansevieria francisii、別名「ドラセナ・フランシシー」等とも呼ばれる東アフリカが原産の多年草です。 サンセベリア・フランシシーの特徴は、地下茎が横に這って広がり群生をつくる所、葉が多肉質で円筒型をしている所、葉の中に縞模様が出来る所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ることで、スタイリッシュでモダンな印象を与えたり、扇のように広がる姿が優雅な印象を与える場合があります。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり群生をつくり、葉は茎に沿い密につく傾向があります。葉の形状は円筒型で、葉の色は緑色と白緑色、葉の中に横縞模様の虎班が入ります。そのため、明るい印象を与えたり、ユニークな印象を与えるカラーリーフとして楽しめる植物です。開花は栽培環境では滅多になく、花序は複総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 |
サンセベリア・ロリダの学名はDracaena hanningtoniiまたは同義語でSansevieria ehrenbergiiやSansevieria rorida、別名では「ドラセナ・ハニントニー」や「ブルー・サンセベリア(blue sansevieria)」等とも呼ばれる東アフリカが原産の多年草です。 サンセベリア・ロリダの特徴は、地下茎が横に這って広がり群生をつくる所、葉が向かい合いながら扇状に広がる所、葉が完全に展開する事なく折りたたまれた状態であり内側に溝のある円錐型をしている所、葉の色が青緑色で別名でブルー・サンセベリアとも呼ばれている所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ることで、スタイリッシュでモダンな印象を与えたり、扇のように広がる姿が優雅な印象を与える場合があります。 草姿は叢生、地下茎は横に這うように広がり群生をつくり、葉は向かいあわせで扇状に広がる傾向があります。葉の形状は円錐型で、葉の色は青緑色をしています。開花は栽培環境では滅多になく、花序は複総状花序、花は花被片が6個外側に強くカールして広がるため優雅な印象を感じさせます。 |
サンセベリアの主な園芸品種
サンセベリア・ローレンティーは、葉の形状が剣のように細長くシャープな所や、葉の色が緑色・黄緑色・黄色の三色で構成されており、葉の中に黄色の覆輪と黄緑色の虎班が入る所などが特徴です。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ったり、お庭に植えることで、スタイリッシュでカッコイイ印象を与えたり、また明るく輝くような印象を与える事が出来ます。 | サンセベリア・ゴールドフレームは、葉の縁部分に入る鮮やかな黄色の覆輪が幅広いため、黄色の縁どりがより目立つ園芸品種です。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ったり、お庭に植えることで、スタイリッシュでカッコイイ印象を与えたり、また明るく輝くような印象を与える事が出来ます。 |
サンセベリア・ムーンシャインは、葉の色が緑色と白色(薄い緑色)の二色で構成されており、葉の大部分が白色です。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ったり、お庭に植えることで、スタイリッシュでカッコイイ印象を与えたり、清潔感や明るい雰囲気を感じさせる事が出来ます。 | サンセベリア・ブラックドラゴンは、葉の色が黒色に見えることもある暗色の濃い緑色をしています。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ると、重厚感と落ち着いた雰囲気をつくったり、モダンでカッコイイ雰囲気をつくったりする事が出来ます。 |
サンセベリア・シルバープリンセスは、葉の色が緑色と白色(薄い緑色)の二色で構成されており、葉の中に横縞模様の緑色の虎班が入ります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ったり、お庭に植えることで、スタイリッシュでカッコイイ印象を与えたり、清潔感や明るい雰囲気を感じさせる事が出来ます。 | サンセベリア・ゴールドハニーは、葉が成長点からロゼット状に横に広がる傾向があり、葉の色が緑色とクリーム色の二色で構成されています。そのため、そのためインテリアとしてお部屋に飾ると、柔らかで優しい雰囲気をつくったり、また南国を思わせるような明るい雰囲気をつくったりすることが出来ます。 |
サンセベリア・ゼラニカは、葉の長さが50~100cmに達して、葉の形状が剣のように細長くシャープでカッコイイ所や、葉の色が緑色と白緑色の二色で構成されており、葉の中にゼブラ模様が出来る所などにあります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ったり、お庭に植えることで、スタイリッシュでカッコイイ印象を与えたり、また明るく輝くような印象を与える事が出来ます。 | サンセベリア・スワールは、葉が成長点の周りに集まりロゼット状に広がるため、優雅な草姿をつくります。また葉の色は緑色と黄色の二色で構成されていて、葉の中心に大きな黄色の中班がはいります。そのため、インテリアとしてお部屋に飾ったり、お庭に植えることで、優雅でお洒落な雰囲気をつくったり、また明るくトロピカルな雰囲気をつくる事ができます。 |
サンセベリア・グレイハニーは、一般的なサンセベリアと比較して草丈が低くコンパクトで、葉の形が少し反るようにカールする傾向があり、成長点から横にロゼット状に広がります。そのため、直立に成長するサンセベリアと比較して優雅な雰囲気をつくります。また葉の色は、緑色と黄色の二色で構成されていて、葉の中に縞班がはいります。そのため明るく輝くような印象も与える園芸品種です。 |
ドラセナ(リュウケツジュ)の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
サンセベリア・グレイハニーの育て方
花壇の土づくり
日当り
サンセベリア・グレイハニーは、明るい日陰、または半日影までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温にも左右されるため、暑い場合は明るい日陰に移動したり、冷涼な場合は半日影に移動してあげると良いでしょう。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
サンセベリアは、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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鉢土づくり
日当り
サンセベリア・グレイハニーは、明るい日陰、または半日影までで育てる事が出来ます。※理想的な環境は気温にも左右されるため、暑い場合は明るい日陰に移動したり、冷涼な場合は半日影に移動してあげると良いでしょう。
屋内で管理する場合は、窓辺などの明るい場所に置くとよいでしょう。ただし南向きの窓などで育てる場合は、強い日差しが植物に当たり葉焼けする事もあるため注意が必要です。日差しが強く当たる場合はカーテンやブラインドで光を和らげたり、窓から少し離すと良いかもしれません。
屋内で育てた場合、植物に当たる光が少なくなる事があります。光が少ないと葉色が悪くなったり、生育が非常に遅くなったり、生育不良で枯れる事があります。植物の健康な成長を促すために、屋内で育てる場合は中程度の光を目安にして管理して上げると良いでしょう。
照度のレベル
※照度(lux)を調べる方法は、携帯のアプリや照度計などがあります。携帯のアプリでも手軽に調べられますが、詳しく調べたい方は楽天に売ってある照度計を利用すると良いでしょう。
※照度が少ない場所で育てたい場合は楽天に売ってある植物育成ライトを利用してみるとよいかもしれません。植物育成ライト以外の人工的な照明の光には光合成に必要な波長が僅かにしか含まれない事があるため、十分の照度あると思っても植物がしっかり育たない事もあるため注意が必要です。
- 弱い光:500~2500lux
- 中程度の光:2500~10000lux
- 明るい間接光:10000~20000lux
- 直射日光:20000~100000lux
培養土
サンセベリアは、一般的な観葉植物の培養土で育てられます。
培養土を自作する場合は、通気性・保水性の良さに気をつけたり、鉢を移動することも考えて軽めの用土を使ったり、微生物(カビや細菌等)がわかないように無菌で栄養の少ない土(ピートモス等)を使ったりすると良いでしょう。ただし、軽すぎる培養土をつくると植物を支えられなくなる事もあるため注意してください。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+ピートモス(調整済)+ゼオライト(or 珪酸塩白土)=5:5:適量
- 赤玉土(中粒・小粒)赤玉土(小粒・中粒)+バーミキュライト+ピートモス+バーク堆肥=3+3+3+1
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
水やり
サンセベリア・グレイハニーは比較的に乾燥に強い植物ですが、乾燥が続くと葉が変色する事もあり、やや湿り気のある土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つようにしましょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることで行えます。また水やりに不安を覚える場合は水やりチェッカー(サスティー)を活用することで、水やりタイミングを間違えることなく行う事が出来ます。
水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
湿度
サンセベリアは基本的に高湿度を好む植物です。湿度が低い環境では葉が乾燥して損傷したり、葉が落ちる事があります。綺麗な葉を保つ為にも、高湿度を保つ事が重要になります。
湿度を高める方法一覧
- 霧吹きする
- 植物の葉に直接水を吹きかけることで湿度を上げることができます。週に1回程度の頻度で霧吹きすると良いでしょう。
- 湿らせた布で拭く
- 植物を葉を湿らせた布で拭く事で、葉の乾燥を防いだり、葉に溜まった埃などの汚れを落とす事が出来ます。
- 受け皿に水をためる
- トレイの上に綺麗な小石などを置いて、鉢をその上に設置します。鉢に水が触れないようにトレイの中に水を入れましょう。
- 鉢(鉢土)に直接水が触れるとトレイから水を吸水して培養土が極端に湿ります。培養土がジメジメすると根腐れを引き起こす原因になる事があるため注意してください。
- トレイの水が蒸発することで周囲の湿度が上がる仕様です。
- 加湿器を使う
- 加湿器を使うことで簡単に空気中の湿度を調節することができます。
- 観葉植物をグルーピング
- 観葉植物をグルーピングして近くに置く事で、それぞれの植物が放出する蒸散作用で局所的に湿度が高まり周囲に微気候が形成されます。観葉植物を近くに置くだけのため、比較的に簡単に湿度を上げることが出来ます。
剪定のやり方
サンセベリア・グレイハニーは基本的に剪定は不要ですが、大きさを制御する目的、見た目を改善する目的などで切り戻し剪定がされることもあります。
剪定の方法
- 剪定の時期
- サンセベリアの剪定に最適な時期は活発な成長が始まる前の早春から夏頃です。
- 剪定のやり方
- 傷んだ葉・枯れた葉・病気の葉などは、健康な葉の成長を阻害します。そのため、これらの葉は健康な部分まで戻って切り戻し剪定するか、根元から剪定して取り除きます。ただし、見た目が悪いため葉の根元から取り除くのが一般的です。
夏越しする方法
サンセベリア・グレイハニーは、それほど夏越しが難しい植物ではありません。基本的な育て方に従えば夏越し対策を特段行う必要はありません。
夏越しで重要なポイント
- 西日の当たらない半日影、または明るい日陰で管理する。
- 土壌が完全に乾燥しないように土壌の状態を見ながら定期的に水やりをおこなう。
- 土壌が何時までも濡れていてジメジメした状態が続くと根腐れを引き起こします。そのため、土壌の保水性・通気性・排水性・保肥力のバランスをよくする。
冬越しする方法
Hardiness:10~12
サンセベリア・グレイハニーは寒さに弱いため基本的に屋外での越冬はむずかしいです。冬越しさせたい場合は、冬越し対策が必要です。
- 鉢植えで育てている場合は、室内に入れて管理しましょう。
- 温度が10度を下回ると低温障害を引き起こす可能性が高まるため、基本的には温度が15度以上ある日当りのよい環境で管理しましょう。
- 地植えしている場合は、株を掘り起こし鉢植えにして屋内などで管理します。それが難しい場合は、株元に腐葉土などを入れて霜から株元を守り、また株全体に寒冷紗等をかけて寒さや凍結から株を守ります。
挿し木や株分けで増やす
サンセベリアは株分けや葉挿しによって増やす事ができます。
株分けの方法
- 株分け時期は春から夏が最適です。
- 株分けの準備が出来ているか確認します。
- 株は根茎で広がり叢生するため、株分けの準備が出来ている株は、分割できそうな部分を見つける事ができます。
- 株を掘りあげます。
- 株を掘りあげたら土を軽く落として根茎の広がりと葉の塊の位置を確認します。
- 株(葉の塊)と株を、根をあまり傷つけないように切り離しましょう。
- 切り離した株を新しい鉢植えまたは植えたい場所に地植えします。
- 植え直した株に水をたくさん与えたら株分けの終了です。
葉挿しの方法
- 葉を選ぶ
- 健康で病気のない葉を選びましょう。新しすぎる葉・古過ぎる葉は避けて、成熟した葉を選びましょう。
- 葉を取る
- ハサミを使い下の方から健康な葉を切り取ります。
- 培土を準備 or 水入りコップ
- 挿し穂用の用土を準備しましょう。バーミキュライトや鹿沼土等をブレンドした清潔感のある用土を使うのが一般的です。また楽天で販売している挿し芽用の用土を利用する事もできます。
- 水中で増やす場合はコップの中に水を入れて準備します。
- 切り口を乾燥させる
- 葉の切り口から菌が入り病気になることを防ぐため、冷暗所で1日~2日乾燥させて、切り口にカルスを形成させます。
- 倍土に植える
- 倍土に葉の切り口を差し込みましょう。
- 水中で増やす場合は、葉の切り口をコップの水に浸します。
- 管理方法
- 倍土は湿らせておき、直射日光の当たらない所で管理します。
- 湿度を保つ事が大切なため、ビニールなどで容器を覆い、ミニ温室のようにして管理すると成功率が上がりやすいです。
- 根がある程度に成長したら、葉挿しを個々のポットに植え替えます。
播種で増やす
サンセベリアの種蒔の方法
播種時期:
発芽適温:約
発芽日数:
発芽条件:
植物の病気
サンセベリアの病気
- 軟腐病
- 立枯病
サンセベリアの害虫
- ハダニ
- カイガラムシ