- 原産:中央アジア
- 科:アブラナ(Brassicaceae)
- 属:アブラナ(Brassica)
- 種:カラシナ(Brassica juncea)
- 別名:芥子菜/ブラウン・マスタード(brown mustard)/チャイニーズ・マスタード(Chinese mustard)/インディアン・マスタード(Indian mustard)/リーフ・マスタード(leaf mustard)/ベジタブル・マスタード(vegetable mustard)
- 品種:コーラルリーフ・フェザー
- 開花時期:3月~5月
- 花の色:黄色●
- 葉の色:赤色●紫色●
- 香り:
- 分類:一・二年草
- 被覆方法:
- 草丈:約
- 株張り:
- 誕生花:9月8日・9月19日
- 花言葉:平静・冷淡・無関心
- 用途:
- 購入方法:カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)を楽天で購入
目次 | ||
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花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)とは!?
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)の特徴は、葉の縁部分に深い欠刻が入るため繊細な外観をしている所や、葉の色が赤紫色をしていてアントシアニンを豊富に含んでいる所、葉ぞろいが良くて見た目が綺麗な等が魅力の植物です。
コーラルリーフ・フェザーは一般的に葉物野菜として栽培されており、収穫した葉は油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなど、幅広く利用されます。また赤紫色の葉は上品な印象を与えるカラーリーフとしての魅力もあるため、寄せ植えなどにも使えます。
カラシナ(芥子菜)とは!?
カラシナ(芥子菜)の学名はBrassica juncea、別名では「ブラウン・マスタード(brown mustard)」や「チャイニーズ・マスタード(Chinese mustard)」とも呼ばれる中央アジアが原産の一・二年草です。日本には弥生時代に渡ってきたと言われており、川沿いの土手などで自生しています。
カラシナ(芥子菜)の語源(由来)
- 属名のBrassicaはラテン語で「キャベツ」を意味しており、キャベツに似た植物をBrassicaと呼んでいた事に由来しているようです。
- 種小名のjunceaはラテン語で「イグサ」を意味する「Juncus」に由来します。
カラシナ(芥子菜)の特徴(魅力)
- カラシナ(芥子菜)は、一般的に茎・葉を野菜として食べる目的、または種子を香辛料として利用する目的で栽培されている植物です。
- 草姿は直立、茎の分枝は殆どないか上部で分枝する性質があり、最大180cmの高さまで成長する事があります。
- 葉の大きさは平均して約5~30cm、食用として利用する場合は約10~15cmの若葉が最も風味がよく美味しいとされています。※葉の収穫時期は種を撒く時期等で変化しますが、概ね30日~50日程度で収穫ができます。
- カラシナ(芥子菜)は可食部100gあたりのカロテンの含有量が3000μg程度ある緑黄色野菜です。またそれ以外にもビタミンC・カリウム・カルシウム等の栄養素も豊富に含んでいます。
- 収穫した葉は油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなど、幅広く利用されます。おすすめの調理法は油炒めです。油類と一緒に摂取することでカロテンの吸収が良くなるからです。
- カラシナ(芥子菜)の種子は、カラシ粉の原料として利用されています。
カラシナ(芥子菜)の草丈は約30~180cm、茎は直立、茎の分枝は殆ど無いか上部であり、茎の色は白緑色または緑色です。
葉序は互生葉序、葉柄の長さ約2~15cm、葉身の長さ約5~30cm、葉身の形は卵形・楕円形・披針形または羽状に裂ける、葉縁部分に鋸歯があり、葉の色は緑色または赤みを帯びます。
花序は総状花序、花冠の形は花弁が十字の形に4個並ぶ十字形花冠、花の色は黄色です。果実は長角果、長角果は細長い2枚の心皮から出来ており、心皮の長さが幅の3倍以上あり、熟すと下の方から裂けて中央に膜質の壁が残ります。
カラシナ(芥子菜)の園芸品種の紹介
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)の特徴は、葉の縁部分に深い欠刻が入るため繊細な外観をしている所や、葉の色が赤紫色をしていてアントシアニンを豊富に含んでいる所、葉ぞろいが良くて見た目が綺麗な等が魅力の植物です。 コーラルリーフ・フェザーは一般的に葉物野菜として栽培されており、収穫した葉は油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなど、幅広く利用されます。また赤紫色の葉は上品な印象を与えるカラーリーフとしての魅力もあるため、寄せ植えなどにも使えます。 | カラシナ(コーラルリーフ・プルーム)の特徴は、葉の縁部分に深い欠刻が入りますが裂片がやや幅広い所や、葉の色が赤紫色をしていてアントシアニンを豊富に含んでいる所、葉ぞろいが良くて見た目が綺麗な等が魅力の植物です。 コーラルリーフ・プルームは一般的に葉物野菜として栽培されており、収穫した葉は油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなど、幅広く利用されます。また赤紫色の葉は上品な印象を与えるカラーリーフとしての魅力もあるため、寄せ植えなどにも使えます。 |
カラシナ(サラダだよ)の特徴は、葉の縁部分に深い切れ込みが入り、裂片が縮み個性的な葉姿をしている所や、葉が大きくて肉厚で柔らかな所、草姿が立性で葉ぞろいが良くて見た目が綺麗な所等が魅力の植物です。 サラダだよは一般的に葉物野菜として栽培されており、収穫した葉は油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなど、幅広く利用されます。 | カラシナ(グリーンフリル)の特徴は、葉の縁部分に深い切れ込みと縮れが入るため、サラダとして食べるとドレッシング等がよく絡む所や、食べると適度な辛味があり食味が良いところ等が魅力の品種です。 グリーンフリルは一般的に葉物野菜として栽培されており、収穫した葉は油炒め・おひたし・漬物・和え物・煮物・浅漬け・サラダなど、幅広く利用されます。 |
アブラナ属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)の育て方
花壇の土づくり
日当り
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長します。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までて育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
土壌の土質
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)は、通気性・排水性・保水性のバランスが良く、有機物がしっかり入る肥沃な土壌を好みます。
注意することは粘土質な土壌を避けることです。ある程度の水分を保った土壌で、最もよく成長しますが、水分が停滞するような土壌では根腐れを引き起こします。
そのため、植え付けの前に土壌診断を行い、土壌の通気性と保水性のバランスを改善して、腐葉土等の有機物を入れ肥沃な土壌に改善しましょう。
土壌診断と改善の行い方
- 土を掘る時に土が硬い場合は作土層が十分でない可能性があります。
- スコップで土を深くまで掘り返し石等を取り除きます。
- 適度に濡れた土を、手にとり握って土塊を作り、通気性・保水性などを診断します。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 保水性を改善したい場合は保水性を高める用土(堆肥や黒土など)を入れると良いでしょう。
- 手のひらを開いても土の塊は崩れず、土塊を軽く指で押すと崩れる場合は通気性と保水性のバランスが良い壌土に近い土壌です。幅広い植物に向く土壌です。
- 植物に合わせて保水性を好む植物であれば保水性を高める用土(黒土やバーミキュライト等)を入れたり、乾燥を好む植物であれば排水性や通気性を高める用土(川砂やパーライトなど)を入れましょう。
- 手のひらを開いても土の塊が崩れず、指で押しても崩れる感じがない場合は粘土質で水捌けが悪い土壌の可能性があります。必要に応じて排水性・通気性を高める用土(川砂・パーライト等)を混和しましょう。
- 手のひらを開き土の塊がバラバラと崩れる場合は通気性と排水性の高い砂壌土や砂土に近い土壌です。栄養の乏しい土壌や乾燥に強い植物にむきます。
- 土壌に入る有機物の量を診断しましょう。土の色を見て、有機物が沢山入る肥沃な土の場合は有機物(腐植)が多く含むため土の色が黒っぽくなります。一方で有機物(腐植)が少ない場合は土の色が薄くなります。
- 土壌の状態とバランスを見ながら、2割から3割を目安に堆肥(腐葉土・バーク堆肥等)を土壌に混和しましょう。
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植付け時の注意点
- 植付け間隔
- 植付け間隔は15~25cm程度の間隔で離します。
鉢土づくり
日当り
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長します。
そのため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。また半日影までて育てる事が出来ます。
- 日向とは、直射日光が6時間以上当たる場所です。
- 半日影とは、直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。また基本的には午前中のみ日が当たり午後から日陰になる場所になります。
- 明るい日陰とは、間接光だけが当たる日陰または直射日光が2時間程度までの場所です。
培養土
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)は、一般的な草花の培養土で育てられます。培養土を自作する場合は通気性・排水性・保水性のバランスが良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土=6:4
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土=4:2:4
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- super grade Ⅱの培養土はサラサラとした粒状の用土のみで構成されており堆肥が使用されていない所が特徴です。
- 堆肥が使われていないため、昆虫や微生物湧きにくく、お部屋でも使いやすいです。
- 堆肥が原因で夏場に蒸れる事がないため、多湿で植物が弱りにくくなります。
- 培養土は擬似団粒構造を形成しており優れた保水性・排水性・通気性・保肥力があります。
- 培養土の中には保水剤(CMC)が配合されているため水持ちがよく管理が楽になります。
- 培養土に含まれる赤玉土は焼きが入り硬質なため、劣化しにくく繰り返して何度でも使えます。
- 赤玉土には肥料も含有しているため植物の成長が良くなります。
- 肥料は3種類配合されており植物の成長段階に応じて非常に長く放出されます。
- 堆肥は入っていませんが、質の良い腐植酸が配合されているため、地力の高い肥沃な培養土となっています。
水やりの仕方
水やり
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)は一定の水分を必要としますが、地植えしている場合は水やりをせずに育てることも可能です。
土壌の状態を見ながら、必要に応じて水やりを行うと良いでしょう。
水やりの頻度と与え方
水やりの頻度は環境にも左右されますが、基本的には土の表面から2cm程が乾いてきたら水やりを行うといいでしょう。
乾燥の確認は指を入れる、または土の色の変化などを見ることでも行えます。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
肥料の与え方
カラシナ(コーラルリーフ・フェザー)は、多くの肥料を必要としません。生育初期に肥料を一度与えたら、そこからの肥料は不要です。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期
- 肥料は苗の高さが5~10cmに達したら与えます。
- 肥料を与えすぎると草姿が乱れたり、軟弱な株になり病害虫に弱くなるため注意しましょう。
- 肥料の選び方
- 窒素が多めに含まれる、速効性の固形肥料(化成肥料)を選ぶと良いでしょう。
- 追肥の与え方
- 固形肥料を与える場合は、規定された分量を規定された頻度で与えます。基本的には置き肥のため、株から少し離れた場所に与えるようにしましょう。また、水やりの際に、きちんと肥料が解けるように水を肥料に当ててください。
播種で増やす
カラシナ(芥子菜)の種蒔の方法
播種時期:3月~6月・7月~11月
発芽適温:約15~20度
発芽日数:3日~7日
発芽条件:
種まき手順
- 種まきの時期
- 暖地・中間地は3月または10月~11月に行います。
- 冷涼地は4月~6月または8月に行います。
- 土の準備
- 種を撒く場所の準備を行います。
- ピートバンや種まき専用の培養土などを準備しておくと失敗が減るでしょう。ポットの中や花壇の土に撒くことも可能です。
- 種の撒き方
- 花壇やプランターに直撒きで条まき、またはばら撒きします。
- 種を撒いたら軽く覆土します。
- 種まき後の管理
- 種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
- 発芽したら競合を避けるため、弱々しい芽を間引きして、元気な芽を残します。
- 茎が5~10cmに達したら固形肥料を与えます。