- 原産:南アフリカ/熱帯アフリカ
- 科:キキョウ(Campanulaceae)
- 属:ロベリア/ミゾカクシ(Lobelia)
- 種:エリヌス/ルリミゾカクシ(Lobelia erinus)
- 別名:ロベリア・エリヌス/ルリチョウソウ/ルリチョウチョウ/エッジングロベリア(edging lobelia)/トレーリングロベリア(trailing lobelia)
- 品種:スカイフォール・シリーズ(Lobelia erinus ‘skyfall’)
- 開花時期:5月~10月※主な開花期は5月~6月
- 花の色:青色・水色・白色
- 葉の色:緑色
- 香り:
- 生活形:多年草
- 草丈:約15~30cm
- 株張り:約30~60cm
- 誕生花:10月30日
- 花言葉:謙遜/悪意/人目につく
- 用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物
- 購入方法:ロベリア(スカイフォール・シリーズ)を楽天で購入
■ロベリア(スカイフォール・シリーズ)の特徴
- 学名:Lobelia erinus ‘skyfall’
- 花の色:青色・白色
- 葉の色:緑色
- 草丈:約15~30cm
- 株張り:約30~60cm
- 備考:耐夏性があり、夏の暑さなどで株が衰退しにくく、4月から10月にかけて花も咲き続きやすい。セルフクリーニングの性質があり、花がらは自ら落ちるため基本的に花がら摘みは不要です。ただし、切り戻ししないと茎が間延びして花が咲きにくくなる場合もあります。茎は細く華奢で、密でありながら空間があるため、綿のようなふんわりとし草姿をしています。花は株を覆うようにたくさん咲くため、花姿は非常に豪華です。花の色は品種により変わり、インディゴアイ(青色・白色)とアクアブルー(水色)の2品種があります。
■ルリミゾカクシとは!?


ルリミゾカクシ(学名: Lobelia erinus)は 、単に「ロベリア」と呼ばれたり、また別名では「ロベリア・エリヌス」「ルリチョウソウ」「ルリチョウチョウ」「エッジングロベリア(edging lobelia)」「トレーリングロベリア(trailing lobelia)」とも呼ばれるキキョウ科ロベリア属の多年草です。
ルリミゾカクシの原産地は南アフリカと熱帯アフリカにあり、自生地は山地の斜面や沿岸地域などにあります。
■ルリミゾカクシの語源(由来)
- Lobeliaの由来:フランドルの医師で植物愛好家のMatthias de l’ObelまたはLobelia Matthaeus Lobelius (1538 – 1616)への献名です。
- erinusの由来:古代ギリシア語の「ἔρινος (erinos)」に由来します。この言葉は古代の植物学者によって用いられた植物名ですが、何の植物であったかは不明です。
■ルリミゾカクシの特徴(魅力)
- ルリミゾカクシの魅力:この植物は、草姿が匍匐性で、株元から多くの直立した茎を出し、茎は途中で倒れて横にマット状に広がる傾向があります。そのため、園芸では地被植物や枝垂れる植物として仕立てられており、春から秋の開花期になると扇形をした個性的な花が、株を覆うように咲くため美しい花絨毯を楽しめます。
- 草姿:生育型は匍匐型になり、茎の種類は直立茎または横臥茎で、一般的に直立した後に倒れて地面を横に広がります。そのため、地表をマット状に広がったり、壁面を下垂する性質があります。
- 葉の特徴:葉は楕円形から線形で、上部にいくほどに葉の幅は狭くなり小さくなります。
- 花の特徴:開花期は5月~10月頃、最盛期は5月~6月頃にあり、開花が一段落したタイミングで切り戻しを繰り返す事で何度も花を楽しめます。花序は総状花序または円錐花序を形成して、株を覆うようにたくさんの花が咲きます。花の形は唇形で裂片が5枚あり、特に下唇の3枚の裂片が扇形に広がるのが特徴で個性的な外観となります。花の色は青色・紫色・赤色・桃色・白色と多彩で、特に青色が人気ですが、栽培する際は自身の好みの色を選べる点も魅力となります。
- 地被植物:ルリミゾカクシは、株が匍匐して地表をマット状に広がる性質があり、また種まきをして株を増やすことで容易に広範囲を覆うことが出来るため、主に地被植物(グランドカバー)として利用されています。開花期には花が株を覆うように咲くため花絨毯となり、特に広範囲をこの植物で覆うと美しい花が視界に広がるため景観植物にもなります。ただし、耐踏圧性はないため歩行者のいない場所で利用する必要があり、また多年草ですが耐寒性が弱くて冬に枯れることが多いため園芸分類では一年草として扱われます。
- 枝垂れ植物:ルリミゾカクシは、株が匍匐性で茎はやや盛り上がりながら下垂する性質があります。そのため、ハンギング鉢などに植えると鉢縁から溢れるように盛り上がりながら枝垂れる草姿が鑑賞できたり、またロックガーデンや石垣の側に植えると岩肌を被覆するように枝垂れる草姿が鑑賞できたりします。
- 花壇の縁取り:ルリミゾカクシは、株が匍匐して地表をマット状に広がる性質があるため花壇の縁どりとして利用しやすい植物です。
■ルリミゾカクシの生活形と形態
●生活形・茎の形態
- 草丈:約10~20cm
- 生育型:匍匐型・分枝型
- 匍匐型:地面を這うように茎が伸びるもの。
- 分枝型:主軸がハッキリとせず分枝が多いもの。
- 株の概形:マット状に広がる傾向がある
- 茎の種類:直立茎
- 直立茎:茎がほとんど垂直に伸びる。
- 横臥茎:茎は直立または斜上した後に湾曲して横に倒れ地表を這う。
- 茎の色:緑色・赤褐色
●葉の形態
- 葉序:互生葉序
- 葉柄:有柄
- 葉身の概形:楕円形・狭楕円形・倒披針形・線形
- 葉身の長さ:約1.5~10cm
- 葉の縁部分:鋸歯
- 葉の色:緑色
●花の形態
- 花序:総状花序・円錐花序
- 苞:花梗の基部にある。
- 苞の形:線形
- 苞の色:緑色
- 花:花托・萼・花冠(花弁)・雄蕊・雌蕊で構成されています。
- 萼:合片萼
- 萼片の形:針形
- 萼片の色:緑色
- 花冠:唇形花冠、花冠筒部は細長く、花冠裂片は全5枚、上唇の裂片は小さなヘラ形で2枚、下側の裂片は倒卵形で3枚あり扇形に並ぶ。
- 花冠の直径:約1~2cm
- 花冠の形:扇形
- 花冠の色:青色・紫色・赤色・桃色・白色
- 雄蕊:5本
- 雌蕊:1本
- 萼:合片萼
●果実・種子の形態
- 果実の分類:蒴果
※植物の形態についてはこちらのページも参考にしてください。
■ルリミゾカクシの園芸品種を紹介
アズーロコンパクト・シリーズ
学名:Lobelia erinus ‘azzurro-compact’
花の色:青色・桃色・白色
葉の色:緑色
草丈:約15~20cm
株張り:約40~60cm
備考:耐夏性があり、夏の暑さなどで株が衰退しにくく、4月から10月にかけて花も咲き続きやすい。花姿はふんわりとしていて、株を覆うように咲き誇るため、非常に豪華な印象を与えます。花の色は品種により花の色がかわります。
アズーロコンパクトの品種
- スカイブルー:花の色は青紫色
- スノーホワイトスノー:花の色は白色
- ブルーウィズアイ:花の色は青紫色で喉部に白色の斑が入る
- ウルトラマリン:花が高密度に咲き、花の色は濃い青色
- ピンク:花の色は桃色
スカイフォール・シリーズ
学名:Lobelia erinus ‘skyfall’
花の色:青色・白色
葉の色:緑色
草丈:約15~30cm
株張り:約30~60cm
備考:耐夏性があり、夏の暑さなどで株が衰退しにくく、4月から10月にかけて花も咲き続きやすい。セルフクリーニングの性質があり、花がらは自ら落ちるため基本的に花がら摘みは不要です。ただし、切り戻ししないと茎が間延びして花が咲きにくくなる場合もあります。茎は細く華奢で、密でありながら空間があるため、綿のようなふんわりとし草姿をしています。花は株を覆うようにたくさん咲くため、花姿は非常に豪華です。花の色は品種により変わり、インディゴアイ(青色・白色)とアクアブルー(水色)の2品種があります。
空色てふてふ
学名:Lobelia erinus cv.
花の色:青色・白色
葉の色:緑色
草丈:約20~30cm
受賞:ジャパンフラワーセレクション2016~2017ガーデニング部門 ベスト・フラワー(優秀賞)およびニューバリュ―特別賞
備考:栄養系で、耐夏性があり、強健で育てやすく、夏の暑さなどで株が衰退しにくく、4月から10月にかけて花も咲き続きやすい。花の色は青色・白色で、花冠喉部に白色の斑がはいる。
空色てふてふの品種
- 青色ブルー:花の色は青色と白色で、花冠喉部に白色の斑が入る。そのため、青色を見てるような爽やかな雰囲気を醸し出します。
- もくもくホワイト:花の色は白色で、明るさや清楚を感じさせる品種です。
リチャードソニー
学名:Lobelia erinus ver.richardsonii
同義語:Lobelia richardsonii
花の色:青紫色
葉の色:緑色
草丈:約10~20cm
備考:株は匍匐性に広がり、春から晩秋にかけて青紫色の花を長く咲かせます。
■ロベリア(ミゾカクシ)属の主な種と園芸品種は下のリンクから紹介しています。
■ルリミゾカクシの育て方
花壇の土づくり
バイオーム
ルリミゾカクシの原産地は南アフリカと熱帯アフリカにあり、自生地は山地の斜面や沿岸地域等にあります。気候は温帯・乾燥帯・熱帯で、気温は基本的に暖かで、降水量は場所により大きく変わりますが、基本的に湿潤な場所を好んで生息しています。土質に関しては水はけの良い砂礫質な場所から、腐植質の多い栄養分の多い土壌もあり多様です。
※バイオームについてはこちらのページも参考にしてください。
日当り
ルリミゾカクシは、日向から半日影の範囲で育てることが出来ます。ただし日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。
日当りの分類
- 日向:直射日光が6時間以上当たる場所です。一般的に全方位に障害物がない、またはお庭の向きが南向きの場所になります。
- 半日影:直射日光が3時間から5時間程度当たる場所です。一般的にお庭の向きが東向きになる、西向きも半日影になるが西日が当たる環境にもなるため注意が必要です。
- 明るい日陰:直射日光が二時間程度まで、または間接光だけが当たるような比較的に明るい場所です。一般的にお庭の向きが北向き、または日差しを遮る障害物が多い環境です。
- 暗い日陰:森の中にあるような直射日光も間接光もほとんど当たらないような暗い場所です。
土壌の土質
- 土質:基本的に通気性と排水性が十分であれば幅広い土壌に適応します。理想的には砂壌土・壌土の土質で栽培するのがよいでしょう。極端に水捌けが良かったり、悪かったりする土壌は乾燥で株が枯れたり、根が上手く育たずに生育不良を引き起こしたりするため、避けた方が良いです。
- 肥沃さ:適度に肥沃な土壌を好みます。堆肥を入れる事で土壌の物理性・生物性などを改善する働きがあり植物の成長を促進します。そのため、土壌の色などをみて肥沃さが足りないと感じる場合は堆肥をいれましょう。
- PH:PHは中性から弱酸性を好みます。土壌のPHを診断して適正範囲外にある場合は土壌改良材などを用いてPHを調節しましょう。PHが極端に外れた土壌では微量要素などの栄養補給が上手くいかずに生育不良になる場合があります。
土壌診断と改善の行い方
- 排水性の診断:深さ30cm程度・幅30cm程度の穴を掘り、穴の中を水で完全に満たす。一時間あたり約3~10cmの排水があれば、一般的な植物を育てるのに適した排水性になります。※それ以下またはそれ以上である場合は排水が悪い、または排水がよすぎる可能性があります。
- 排水性の改善:花壇を高くしたり、ロックガーデンを作り、植物を植える場所を周囲より高くする。また縦穴暗渠(縦穴排水)や排水溝をつくる。
- 作土層の診断:調べたい箇所の土壌に支柱を出来るだけ深くまでさします。支柱の入った部分が30cm前後あれば一般的な植物であれば、根を張るのに十分な作土層がありますが、それ以下であれば改善が必要です。また土壌を観察して石やゴミがあれば根を伸ばすのに邪魔になるため取り除いた方が良いでしょう。
- 作土層の改善:植物を植える箇所とその周囲をシャベルを使って30cm程度の深さまで掘り起こして解します。また石がある場合は土ふるいを使用して取り除きましょう。
- 土壌(土性)の性質の診断:土壌の通気性・保水性・保肥力を知るために、土壌を砂土・砂壌土・壌土・埴壌土・埴土に分類して、植物に合わせて土壌の改良をしましょう。
- 砂土:排水性と通気性が高く乾燥しやすいため、水分過剰による根腐れを引き起こしにくい。診断は、適度に湿らせた土を触った時にザラザラとした砂の粗い感触がある。手のひらや指で捏ねても全く固まらずに簡単に崩れる。
- 砂壌土:排水性と通気性が高く乾燥しやすい傾向がある、砂土と比べると、保水性と保肥力が少しあるため、乾燥気味の土壌を好む植物などに向いています。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねると、緩く固める事が出来るが崩れやすい。
- 壌土:通気性・保水性・保肥力のバランスが高いため土壌管理がしやすい。診断は、適度に湿らせた土を触った時に砂のザラザラ・粘土のヌルヌルとした感触がある。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、鉛筆程度の太さの棒状まで伸ばすことが出来る。 ただし伸ばした棒を曲げるのは難しい。
- 埴壌土:保水性・保肥力が高いため乾燥しにくい傾向がある。診断は、適度に湿らせた土を触った時に粘土のヌルヌルとした感触があり、砂のザラザラも少し感じる。手のひらや指で捏ねて伸ばすと、マッチ棒程度の太さまで伸ばすことが出来て、輪っかに曲げても切れにくい。
- 土壌(土性)の性質の改善:土壌の診断をしたら、植物が求める環境に合わせて土壌改良材をいれます。
- 通気性・排水性の改善:通気性・排水性の高い土壌改良材(パーライト・日向土・川砂・バーク堆肥 など)を混ぜ込む。
- 保水性の改善:保水性の高い土壌改良材(腐葉土・ピートモス・バーク堆肥・黒土)を混ぜ込む。
- PHの診断:土壌のPHを調べる方法は土壌酸度計を土壌に突き刺すタイプ・リトマス紙を溶液に浸すタイプ・ペーハー測定器を溶液に浸すタイプ・アースチェック液を溶液に垂らすタイプ等があります。製品によって調べ方がことなるため、詳しい手順は製品の取り扱い説明書をご覧下さい。
- PHの改善:PHを診断後に植物の適正なPHに合わせて、土壌改良材を入れてPHの改善をおこないます。
- PHを酸性に改善:ピートモスを使用する場合はPHを1下げるために、1㎡あたり、ピートモスを約1.2kgを入れて混和します。
- PHをアルカリ性に改善:苦土石灰を使用してPH1上げるには、1㎡あたり苦土石灰を約100~200g入れて混和します。
- 肥沃さの診断:肥沃さは土壌の色によりある程度診断できます。土壌の色は成分や状態を示しており、簡易的に植物を育てるのに適しているか調べる事が出来ます。黒色の場合は腐植が多く肥沃な傾向があり、赤色・黄色・白色の場合は腐植が少なく肥沃でない傾向があります。
- 肥沃さの改善:土壌に堆肥または微生物資材を入れます。堆肥を入れる量は土の量に対して二割から三割程度にします。入れ過ぎると通気性・排水性・保水性のバランスが崩れて植物が育つのに不適な環境になりやすいため注意してください。
※詳しい土壌診断と改善方法はこちらのリンクからご覧下さい
鉢土づくり
日当り
ルリミゾカクシは、日向から半日影の範囲で育てることが出来ます。ただし日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせるため基本的には日向で育てる方が良いでしょう。
培養土
培養土を購入する場合は、一般的な草花の培養土で良いでしょう。
培養土を自作する場合
- 植物の好む環境に合わせて通気性・ 排水性・保水性のバランスを考えた用土の構成にする。
- 堆肥は土壌の物理性を改善して根張りをよくするだけでなく、栄養素を含有しており、微生物の働きを促進して土質を改善したり、植物の栄養補給に寄与する働きがあったりします。そのため、腐葉土などの堆肥をしっかり入れて植物の生育を促進しましょう。
- 鉢植えを移動する場合を考えて比重の軽い用土を利用したり、植物が倒れる可能性も考えて比重の重めの用土を選んだりする。
- 水やりの頻度を考えて保水性のよい用土を利用したり、植物の呼吸や成長を考えて通気性がしっかり保てる用土を選んだりする。
培養土の配合例
- 赤玉土(小粒・中粒)+腐葉土 +元肥=6:4:適量
- 赤玉土(小粒・中粒)+パーライト+腐葉土 +元肥=4:2:4:適量
- 日向土(細粒・小粒)+ピートモス+くん炭 +元肥=5:4:1:適量
鉱石の土壌改良用土
- 赤玉土:赤玉土とは関東ローム層の中層にある赤土を乾燥させて、粒の大きさごとに分けた土壌改良材です。
- 特徴:赤玉土は通気性・排水性・保水性のバランスが抜群に良いことから擬似団粒構造をした土壌改良材とも呼ばれています。無菌で雑菌が繁殖しにくく、雑草の種も含まれないため挿し木用土やインドアグリーンの土としても使われる。
- 比較:鹿沼土と比べて赤玉土の方が保水性・保肥力に優れており、PHが中性に近い弱酸性のため幅広い植物で利用しやすい。赤玉土は鹿沼土よりも粒が崩れて劣化しやすいため、使い続けると微塵が出て通気性・排水性を悪化させる事がある。
- 注意点:赤玉土はリン酸を固定してしまい、植物が吸収出来る状態で無くす事があるため、リン酸の肥料を多めにやる必要がある。赤玉土の粒はやや崩れやすいため再利用出来る割合が少ない傾向があり、微塵は粘土質になり通気性・排水性を悪くする事がある。
- 用途:一般的な草花・花木・多肉・サボテン・山野草・水生植物など幅広い植物の土壌改良材として利用されます。無菌のため挿し木・種まき用土・インドアグリーンの培養土などに利用される。
- 硬質赤玉土:硬質赤玉土は赤玉土を高温で焼いて硬質化したものです。
- 比較:硬質赤玉土は赤玉土と比べて、粒が硬いため砕けて劣化しにくく、通気性・排水性が高くなっています。一方で保水性が悪くなっているため、一般的な草花で使うと土壌が乾きやすくなり水やりの頻度が増えやすいです。
- 用途:多肉植物・サボテン・山野草などに使われる事が多い。
- 鹿沼土:鹿沼土は栃木県鹿沼地方で産出される、風化した軽石の総称です。
- 特徴:鹿沼土は通気性・排水性が抜群に優れており保水性・保肥力も高いため、培養土の通気性・保水性・保肥力のバランスをとりたい時に重宝されます。PHが4~5と酸性になります。
- 比較:赤玉土と比べると鹿沼土は粒が頑丈で崩れにくいため再利用しやすく、PHは酸性に強く傾いており、保水性が劣ります。一般的な軽石と比べると鹿沼土は保水性に優れており、やや粒が脆い傾向にあります。
- 注意点:酸性度が強めなため、アルカリ土壌を好む植物を育てる場合は避けた方がよい。
- 用途:一般的な草花・花木・多肉・サボテン・山野草・水生植物など幅広い植物の土壌改良材として利用されます。特にPHが酸性のため酸性土壌を好む植物に利用される事が多いです。
- ☆硬質鹿沼土:硬質鹿沼土は従来の鹿沼土から硬質なものを選別した用土です。その名前が示すとおり、鹿沼土よりも硬く丈夫で劣化しにくい用土です。
- パーライト:パーライトは、真珠岩や黒曜石を粉砕して小さくした後に、高温で熱して中に含まれる水分を発泡させ多孔質にした資材です。
- 特徴(真珠岩系):表面に光沢があり滑らか、通気性・排水性に非常に優れている、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 特徴(黒曜石系):表面に光沢があり滑らか、通気性・排水性に非常に優れている、雑菌が発生しにくく、比重が0.1程度と小さく軽い。
- 用途:土壌の通気性・排水性を改善する目的、真珠岩系では通気性・排水性・保水性をバランスよく改善する目的で利用されます。一般的な草花の育成などでよく利用されており、比重が軽いため培養土の軽量化などに欠かせません。
- 日向土(ボラ土):日向土は別名でボラ土とも呼ばれる、宮崎県南部で産出される軽石です。
- 特徴:通気性と排水性に非常に優れており、多孔質なため保水性も適度に確保出来ている、比重は約0.6とバランスがよい。※鹿沼土と比較すると頑丈で形状が崩れにくいため再利用しやすく、PHが殆ど中性なため扱いやすい、一方で鹿沼土と比べると保水性がそれほど高くない。
- 用途:土壌の通気性や排水性を改善するのに利用されます。草地・岩場・高山地帯・砂地に自生する植物などを育てるのに向いており、一般的な草花から多肉・サボテン・山野草などの育成でも利用されます。す。
有機物の土壌改良用土
- 腐葉土:腐葉土は広葉樹の落ち葉を腐熟させた改良用土です。
- 腐葉土を選ぶ基準:腐葉土は完熟していて湿り気のある物を選びましょう。完熟していると、見た目が黒っぽくなり、葉の断片が小さくなっています。逆に油脂成分の多い針葉樹の葉が入っていたり、未熟な茶色の葉が混じっていたり、断片が大きく乾燥していたりする腐葉土は、植物の根を傷める原因にもなるため避けた方が良いでしょう。
- 腐葉土の特徴:土壌の膨軟性を高めるため空気の通りが良くなり根の成長を助ける。土壌の通気性・保水性・保肥力を高めるため植物が育ちやすい環境となる。腐葉土は微量要素を含んでいるため植物が栄養を補給して健康に成長する助けとなり、また微生物の働きも活性化するため土壌が肥沃になる。PHが中性のため扱いやすい。
- 用途:土壌の保水性・保肥力・通気性を改善したり、微生物を活性化して土壌を肥沃にしたりする働きがあるため、多くの植物を育てる際の改良用土として利用されます。
- ピートモス:ピートモス は水苔類やヨシ・スゲ等の植物が堆積して腐植し泥炭化した用土です。
- 特徴:腐葉土と比べて養分を殆ど含んでいないため、微生物を活性化する力が弱く無菌で清潔感がある。土壌の膨軟性を高めるため空気の通りが良くなり根の成長を助ける。土壌の保水力を高める効果が高く、通気性・保肥力も改善する。PHは基本的に強い酸性になる。
- 注意点:PHが3~4の強い酸性のため、一般的な植物を育てる際は調整済のピートモスを使用するか、アルカリ性の土壌改良材を入れて使用した方がよいでしょう。
- 用途:土壌の膨軟性を高めて、保水性・保肥力・通気性を改善するのに利用されたり、PHを酸性に調節する目的で利用されたり、無菌で雑菌が繁殖しにくいためインドアグリーンの植物の改良用土として利用されたり、挿し木や種まき用の培土として利用されたり、多くの植物を育てる際の改良用土として利用されたりしています。
- くん炭:くん炭は、もみ殻を炭化させたものです。
- 特徴:通気性と排水性が抜群によいため根腐れ防止効果があります。菌根菌などの有用微生物を活性化させる効果があるため、植物が菌根菌と共生して病気に強くなったり水分・栄養を補給しやすくなる事がある。植物の成長に必要とされるミネラルを含有していて、またケイ酸が50%近く含有しているため茎・葉が頑丈になりやすく病害虫に強くなる傾向がある。PH8前後の高いアルカリ性を示す。
- 用途:根腐れ防止・酸性土壌の改善などのために土壌に10%程度混ぜて使われる事が多いです。
水やりの仕方
ルリミゾカクシは基本的に一定の湿り気のある土壌を好みます。水やりのタイミングは日当たり・土壌の土質・気温などで変化するため、水やりの頻度なども考慮に入れながら、適切な環境で栽培する事も大切になります。
注意する事は、極端に過湿状態にしてしまうことです。過湿が続くと病原菌が増えて株が腐敗する原因を作ったり、根の呼吸を邪魔して根腐れを引き起こす原因になったりします。そのため、長雨や水やりする頻度には注意が必要となります。
水やりのタイミング
生育期間中は生育旺盛でたくさんの水を必要とするため、土壌の表面が乾燥したタイミングで水をたっぷり与えます。
土壌の乾燥の確認方法
- 土壌表面の乾燥:土壌の表面の乾燥とは、土壌の最も上の部分の表面が乾燥している事です。土壌表面の乾燥の確認方法には目視・触感・専用の道具があります。
- 目視で確認:土は濡れているなら色が濃くなったり黒っぽくなったりしていて、乾燥すると色が白っぽくなります。
- 触感で確認:土の表面を指で触ってみてます。土は濡れていると湿り気があり、乾燥しているとサラサラとしています。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
- 土壌の表層の乾燥:土壌の表層の定義は様々ありますが、ここでは土壌の表面より5cm以下にある事にして、また土壌の表層の乾燥とは土壌の表面から5cm以下が乾燥していることになります。
- 目視で確認:透明な植木鉢を使用して植物を育てます。透明で土の色の変化が分かるため、土表面から5cm以下の土の色が白っぽくなってきたら水やりを行います。
- 重量で確認:鉢植えで育てている場合は、水分量で鉢の重量が変わるため、土が乾燥した時の軽さを覚えておいて土の乾きを判断します。
- 道具で確認:割り箸・竹串などを用土の中に差してみて、引き上げた時の割り箸・竹串の色と湿り気を見て乾燥具合を確認します。
- 専用の道具:サスティーを土壌にさして使用します。サスティーは土壌が乾くと色が変化して水やりのタイミングを教えてくれます。
肥料の与え方
ルリミゾカクシは、春から秋にかけて沢山の花を咲かせるため、肥料を多く欲しがる植物です。肥料をしっかり与える事で、開花が促進されて花数が多くなったり開花期間が伸びたり、また成長が促進されて株が早く大きくなったりします。そのため、生育期間中はしっかり肥料をあたえる事が大切です。
肥料の与え方
- 肥料を与える時期:春から秋
- 元肥:元肥は植付け前または植付け時に土壌の中に入れて施す肥料です。
- 肥料の成分:リンが多めに入る山型、または窒素・リン・カリがバランス良く入る水平型を選びます。
- 肥料の製品:有機肥料(植付け前)・緩効性肥料・配合肥料(BB肥料など)がおすすめです。
- 施し方:基本的に全面施肥です。全面施肥とは、植物を植付ける土壌・培養土の中に、規定の量の元肥を入れて、偏りがないように混和する方法です。※全面施肥は肥料が植物の根に当たるため、肥効が緩やかに出る肥料を選ぶ。例として緩効性肥料やBB肥料などです。
- 追肥:植物が生育する途中で施す肥料です。土壌中の栄養素は植物が吸収して減っていくため、追肥を入れる事で補います。
- 肥料の成分:リンが多く入る山型を選びます。
- 肥料の製品:液肥・固形肥料(速効性・緩効性・BB肥料 など)がおすすめです。
- 施し方(液肥):液肥を規定された分量の水で希釈して、約10~14日の頻度で与えます。液肥は1箇所にかけるのではなく、植物の回りにかけて、土全体を湿らせるように与えましょう。
- 施し方(固形肥料):固形肥料の与え方は製品により置き肥タイプ・差し込みタイプ・埋め込みタイプがあります。製品に合わせて、規定された分量・規定された頻度・規定された方法で施しましょう。
剪定のやり方
ルリミゾカクシは剪定せずに育てる事も出来ますが、一般的に再開花を促したり、沢山の花を咲かせる目的などで定期的に切り戻しの剪定が行われます。
剪定をするかは剪定理由を見ながら決めるとよいでしょう。
剪定を行う理由
- 開花期間の延長:花がらを残すと種作りにエネルギーが使われるため、花芽に栄養がまわらず次の花が咲きにくくなります。花がら摘みをする事で、花芽に栄養がいって次の花が咲きやすくなります。
- 茎・花の数を増やす:剪定をする事で、分枝が促されるため、茎の数が増えて、結果的に花の数も増えます。
- 形を整える:株は剪定しないと茎が徒長して外観が崩れることがあります。剪定をする事で、全体的な形が整い、また分枝する事で回復後はギュッと中身の詰まった株姿になります。
- 発芽の促進:枯れた茎や古い茎が残っていると、太陽光が遮られたり、風通しが悪くなったり、不要な茎が成長の邪魔をしたりして、発芽の邪魔になります。そのため、剪定によって邪魔な茎・葉を取り除きます。
- 若返り:茎は古くなると生育が衰えて、花の数や葉の数が減る事があります。剪定する事で、新しい芽が出て株が若返ったり、また若い茎は生産性が高いため沢山の花を咲かせるようになったりします。
切り戻し
- 剪定の時期:開花期間中
- 剪定の方法:株が徒長したり開花が一段落したら、株の3分の1ほどを目安にして、概形を整えるように切り戻します。これを行うことで、新しく健康的な芽が出やすくなり、活力を失った茎よりも沢山の花が咲くようになります。
夏越しする方法
ルリミゾカクシは、夏場の高温・強光・多湿・乾燥で株が衰退する傾向があり、また開花も止まる傾向にあります。そのため、栽培する場所を日陰にしたり、しっかり水やりを行うなどの対策をする事が大切です。
夏越しで重要なポイント
- 高温の改善:温度が高いことです。 植物の生育適温は一般的に15~30℃の間であり、それ以上の高温になると高温障害と呼ばれる様々な障害を引き起こします。高温の改善の方法は幾つかあるため下記を参考にして下さい。
- 日差しを避ける:強い日差しの当たらない場所で植物を管理します。植え付け時に日差しの当たる場所を避けたり、夏の期間だけ鉢植えを軒下に移動したりして対策するとよいでしょう。
- 日除けをつくる:植物と太陽の間に遮光ネットを張って強光を遮る方法があります。遮光ネットは雨避けにもなるため病気予防などにもおすすめです。
- 打ち水:庭や植物を置いているコンクリートの地面などに水を撒いて、水が蒸発する時に気化熱を奪う事を利用して、地面や大気の温度を下げます。
- 葉水:植物の茎や葉に水をかけることです。葉水で植物についた水滴は、蒸発する時に気化熱を奪うため植物の温度を下げる効果があります。※ただし水をかける事が植物が病気にかかる原因になる事もあるため病気にかかりやすい植物には避けた方がよいでしょう。
- 多湿・過湿の改善:空気中・土壌中の湿度が高い状態です。原因は様々で、壁に囲まれて空気の流れや太陽光が遮られている場所、雑草などで太陽光が遮られている場所、雨水が貯まりやすい場所、土壌の土質が悪い場所などでおきやすいです。多湿・過湿の改善の方法は幾つかあるため下記を参考にして下さい。
- 植物を移動:植物と育てる場所の相性が悪い場合は、植物を相性の良い場所に移動しましょう。
- 雑草の除去:雑草は風の流れや太陽光を遮り、育てている植物の成長を妨げる原因になると同時に、多湿を生み出す原因にもなります。多様性の一部ではありますが、見た目にも良くないことが多いため定期的に抜きましょう。
- 排水性の改善:雨水などが周囲から集まりやすい環境にあったり、硬盤があったりすると排水が上手くいかない場合があります。対策として排水溝を作ったり、縦穴暗渠(縦穴排水)をつくり雨水が外に流れる仕組みをつくりましょう。
- 花壇を高くする:植物を植える環境を周囲よりも高くして排水性を改善する事も出来ます。花壇をレイズベットにしたり、岩を並べてロックガーデンなどにしたりして、植物を育てるのもよいでしょう。
- 土壌の改善:土壌は土質により乾燥のしやすさが変わります。植物の植え付け時や植え替え時に、植物に合わせた土壌の改善をしましょう。詳しくは花壇土からご覧下さい。
- 乾燥の改善:乾燥は水分が不足した状態や湿度が低い状態になることです。植物が乾燥して萎れやすいと感じる場合は、育てている環境や土壌の状態が悪い場合があります。乾燥対策は幾つかあるため下記を参考にして下さい。
- 灌水をする:植物と土壌の状態を見ながら、適切に水やりを行いましょう。
- 土壌の改善:土壌は土質により乾燥のしやすさが変わります。植物の植え付け時や植え替え時に、植物に合わせた土壌の改善をしましょう。詳しくは花壇土からご覧下さい。
- 日差しを避ける:強い日差しの当たらない場所で植物を管理します。植え付け時に日差しの当たる場所を避けたり、夏の期間だけ鉢植えを軒下に移動したりして対策するとよいでしょう。
- 日除けをつくる:植物と太陽の間に遮光ネットを張って強光を遮る方法があります。遮光ネットは雨避けにもなるため病気予防などにもおすすめです。
- マルチング:地面の表面をバークチップや藁などのマルチング資材で覆います。急激な地温の上昇を防ぎ、高温による蒸発、泥はねからの病気の感染なども防いでくれます。
- 切り戻し:植物の葉の量が多いと、蒸散量が増えて乾燥しやすくなったり、風や光の通りが悪くなり病害虫の発生の原因になったりすることがあります。そのため、必要に応じて剪定を行い株をコンパクトにするとよいでしょう。
冬越しする方法

Hardiness:9~11
ルリミゾカクシは、軽い霜であれば耐えられるため、暖地や平地であれば地植えでも冬越し出来る事があります。ただし基本的に霜や凍結に弱いため、冬越し対策を行った方が良いでしょう。
冬越し対策一覧
- 軒下に移動する:植物を植えている鉢植えを軒下に移動する事で、霜を避けることができます。霜があまり降りない地域であれば、霜を避けるだけで冬越し出来ることもあります。
植物にカバー:植物にビニールや寒冷紗などをかけます。植物を寒風から保護したり、霜から保護したり、昼夜の急激な温度変化を防ぐ働きがあったりします。
- ビニール・寒冷紗:植物の周りに支柱を立てて、ビニールまたは寒冷紗を支柱に巻き付けます。巻き付けたビニールまたは寒冷紗が落ちないように洗濯バサミや紐などを使い固定しましょう。※ビニールを巻く場合は穴を開けて通気性を確保してください。
- 苗キャップ:透明のカバーで苗や小さな植物を保護するための専用の製品です。専用のカバーを苗または小さな植物の上に被せて、風などで飛んでいかないように固定して利用します。
- 植物保護カバー:不織布などの保護カバーで植物を保護するための専用の製品です。大きめの植物や複数の植物を囲うのにも対応しており、専用の製品になるため、チャックなどがついていて扱いやすい所も魅力です。
温室:内部の温度を一定に保てるようにガラスやプラスチックフィルムなどで作られた建物です。植物を温室の中に入れる事で、寒さの軽減や寒風対策、霜・凍結対策ができます。
屋内に取り込む:植物を建物の中になります。冬の屋内は屋外と比べて温度が高く植物が凍結するリスクもありません。ただし屋内は太陽光が当たらないため、明るさなどには注意が必要になります。植物を窓辺で管理したり、植物育成ライトを活用して、植物が弱らないよう管理することが大切になるでしょう。
播種で増やす
ルリミゾカクシの種蒔の方法
- 播種時期:3月~5月・9月~10月
- 発芽適温:約20~25度
- 発芽日数:約5~10日
- 備考:好光性種子
種まき手順
- 種まきの時期:春または秋
- 培養土の準備:直播き・移植栽培※移植栽培はコストや手間が増えますが、苗を病害虫から保護したり、温度・水分の管理が楽になり成功率が高まります。
- 直播き:花壇やプランターの土を整えます。
- 移植栽培:プラグトレー・ピートポット・ポリポット・不織布育苗ポット・ジフィーセブンなどに種まき用の培養土を入れて栽培できます。おすすめは移植の際に根を傷めにくい不織布育苗ポット・ジフィーセブンなどです。
- 種の撒き方:点撒き・すじ撒き・バラ撒き
- 種まき後の管理:種が乾燥すると発芽率が落ちるため、基本的に土と種が乾燥しないように水やりを行い管理します。
- 発芽後:発芽が揃ったら、株どうしの間隔を見て、混んでる場所の苗を間引きます。また間引きした苗は別の場所に移植することもできます。※直播きする場合は成長に合わせて株どうしがくっついているものを状態がいい方を残し間引きするとよいでしょう。
- 定植:株がある程度の大きさなったら定植します。定植が遅れると移植時に根を傷付けるリスクが増えると同時に、苗が老化して定植後の成長も悪くなるリスクが高まります。一方で、移植が早すぎると低温障害にあったり害虫からの食害に合うリスクが高まります。そのため、バランスを見ながら定植を行いましょう。
※鎮圧は土と種の接着を高め水分の吸収をよくします。