コテージガーデンに合う植物とは、イギリスの伝統的なお庭を想像させるような植物です。例えば、イギリスで伝統的に親しまれているハーブ類や、イギリスで古くから親しまれているバラやタチアオイなどの植物などが、 よくあいます。
このページでは、コテージガーデンにピッタリな植物を属ごとに分類して紹介しています。種や品種に関しては、別のページにまとめてあるため、気にいった植物があれば別途に用意している種類のリンクから、その植物の種や品種をご覧下さい。また購入する際のリンクも用意しているため、そちらも活用して貰えると嬉しいです。
■コテージガーデンによく合う植物一覧
アガパンサス属



学名:Agapanthus
生活形:多年草
開花:5月~8月
花色:青・紫・白
葉色:緑・白
草丈:30~100cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ムラサキクンシラン/プラエコクス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アガパンサスは花が球形に集まり、大きさが約15cmの巨大な花房をつくります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 また剣のような概形をした葉にも魅力があり、葉は直立した後に湾曲して広がるため、優雅さを演出したり、また幾つかの品種では葉の色が白色をしてるため明るさと上品さを感じさせるカラーリーフとして楽しめたりします。アガパンサスは球根植物で、球根が増えると群生をつくります。そのため、地被植物として利用する事も可能です。
アカンサス属



学名:Acanthus
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:緑・紫・赤紫・桃・白
葉色:緑・白
草丈:約100~200cm
草姿:叢生型・直立型
主な原種:スピノサス/バルカニクス/モリス 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アカンサスは、一般的に古典主義建築の装飾を想像させる深い切れ込みの入るお洒落な葉や、垂直に伸びる豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培されます。葉は古代ギリシアの建築物や装飾などのモデルとして利用されていることから、ギリシャ庭園などの古典的なお庭を演出するのにおすすめです。また開花期には花茎が長く伸びて、豪華な花穂をつけるため、お庭の中に立体感を作り出したり、豪華な花がラグジュアリーな雰囲気をつくりだします。また花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。
アキレア属



学名:Achillea
生活形:多年草
開花:6月~10月
花色:赤・桃・橙・黄・白
葉色:緑・白緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ミレフォニウム/プタルミカ/フィリペンデュリナ
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アキレアは小さな花がドーム状に密集して咲く豪華な花房が魅力の植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に直立茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は華奢で繊細な見た目をしていますが、倒伏することなく頂部に平面状・半球状の大きな花房をつけます。そのため、株の上部と下部で非常にアンバランスな見た目をしていますが、それが洗練された美しさとなり、アキレアの花の魅力をいっそう引き出しています。また葉は羽状に細かく分かれ、レース模様のような上品な見た目をしているため、花との相性が抜群によく、アキレアはエレガントな雰囲気のお庭によく合う植物となるでしょう。
アストランティア属



学名:Astrantia
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・紫・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約60~90cm
草姿:叢生型
主な原種:マヨール/マキシマ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アストランティアは、宝飾品を想像させるような美しい花と、楓の葉を思わせる美しい葉が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、下部に葉が集まる傾向があります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が殆どなくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。アストランティアの花は、ブローチを思わせる見た目をしており、中央に集まる小さな花が、光で輝き宝石のように見えることがあります。そのため、お庭で栽培すると高級感あるラグジュアリーな雰囲気を空間に添えることが出来たり、また花を収穫してお部屋に飾れば宝石を見てるような気分にさせてれるでしょう。※アストランティアの切り花は上手な水揚げを行わないと直ぐに茎や花が萎れてしまうため、水揚げを手順通りしっかり行いましょう。
アネモネ属



学名:Anemone
生活形:多年草
開花(コロナリア):1月~6月
開花(秋明菊):8月~11月
開花(交雑種):5月~10月
花色:赤・桃・紫・青・白
葉色:緑
草姿:叢生型
主な原種:コロナリア/秋明菊/ネモローサ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アネモネは種や品種で生活形や形態が変わる事がありますが、一般的には、花を観賞する目的や地被植物として利用する目的で栽培される事が多い植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。茎は直立茎で垂直に伸び、多くは下部に葉が集まります。そのため、地面を覆うように葉が広がって地被植物としての役割を果たし、また上部では葉が少なくなるため、花の美しさを際立たせることが出来ます。花の開花は種や品種で変わりますが、長期間楽しみたい場合は秋明菊の交雑種を選ぶと晩春から秋頃まで花が楽しめる品種があります。アネモネの花は中央にある花托が球形をしてるため、一般的な花とは異なる独特でユニークな外観を呈しています。また花は収穫すれば切り花として利用する事も可能です。
アラビス属



学名:Arabis
生活形:多年草
開花:3月~6月
花色:桃・白
葉色:緑・黄・桃・紫・白
草丈:約5~20cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:フェルディナンディ・コブルギ/ニワハタザオ/プロクレンス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラビスは種や品種で形態が変わる事がありますが、一般的には、草姿が匍匐型で地面を覆うように茎が横に広がったり下垂したりする種や品種が栽培されています。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりする事が多いです。花は比較的に多花性で、開花期には地面を覆うように花が咲いて、美しい花絨毯をつくります。また葉の中に班が入る品種もあるため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
アリウム属





学名:Allium
生活形:多年草
開花:5月~7月/6月~8月
花色:桃・青・紫・茶・白・銀
葉色:緑
草丈:約30~150cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ギガンテウム/クリストフィ/シクラム 等
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリウムは、種や品種で形態が変わりますが、一般的には、垂直に長く伸びる花茎の先に、綺麗な球形の花を咲かせる事で知られている植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、地上に茎(花茎)・葉を何本も伸ばして群生をつくります。花のサイズは最大30cmになり、基本的に綺麗な球形になります。そのため、遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。 花の色は多様なため好みで花色を選べますが、植物の世界では珍しい綺麗な青花や、ラメを塗ったような銀色の花を咲かせるアリウム・クリストフィなどは、アリウムを育てるなら一見する価値があるでしょう。また開花した花は収穫して切り花として楽しむ事もできます。
アリッサム属



学名:
生活形:多年草
開花:周年※一般的な開花は3月~6月・9月~11月になる
花色:赤・桃・橙・黄・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:匍匐型
主な原種:
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/プリザーブドフラワー/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アリッサムは草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は周年咲く能力がありますが、一般的には3月~6月と9月~11月が見頃です。花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をアリッサムで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。また花は甘い香りがあるため、アリッサムの花に囲まれると、心地よい香りで心が満たされます。アリッサムの葉は、基本的に緑色ですが、いくつかの品種は葉の中に班がはいります。そのため、品種を選べばカラーリーフとして楽しむことも可能です。
アルケミラ属(ハゴロモグサ属)



学名:Alchemilla
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:黄
葉色:緑・黄
草丈:約10~60cm
草姿:叢生型
主な原種:モリス/エリスロポダ/ブルカリス
用途:カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルケミラは、錬金術師達が降雨の後に葉の上に残る水を集めて、卑金属を金に変換するために利用されたと言われています。そのため、錬金術と関連の深い植物になります。園芸においても、降雨後に葉の上に残る、水玉の模様を鑑賞する目的で育てられる事もあり、また草姿が叢生して葉が地面を覆うように広がるため、地被植物として利用されたりします。また錬金術と関連が深い植物となるため、異世界や錬金術などをテーマにしたようなお庭などにもよくあうでしょう。
アルメリア属

学名:Armeria
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約30cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:ハマカンザシ/シュードアルメリア/アルピナ
用途:グランドカバー/切り花/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アルメリアは簪を思わせるような、可愛らしい花が魅力的な植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がり、地上に花茎・葉を何本も伸ばして群生をつくります。園芸では、乾燥に強いためロックガーデンやゼリスケープなどに利用されることも多い、また開花した花は収穫して切り花としても利用できます。
イトスギ属



学名:Cupressus
生活形:常緑高木
開花:4月~5月
花色:黄・緑
葉色:緑・青・白
樹高:500~3500cm
樹形:単幹(直立型)
主な原種:ホソイトスギ/アリゾナイトスギ/シダレイトスギ 等
用途:カラーリーフ/生垣/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イトスギは、円錐形または円柱形に成長する美しい樹形と、羽状に広がる枝に鱗片葉が集まり美しい葉が魅力的な植物です。イトスギは円錐形に美しく成長する姿から、気品を感じさせるようなエレガントなお庭によくあいます。また株を等間隔に並べて生垣にしたり、並木にしたりするのもよいでしょう。葉は鱗片葉ですが、羽状に広がる末端の小枝に密生してるため、レース模様のようなお洒落な見た目をしています。また葉の色はふつう緑色ですが、一部の品種は青緑色・青白色・黄色をしてるため、品種を選ぶことでカラーリーフとして楽しむことも可能です。
イヌサフラン属(コルチカム属)

学名:Colchicum
生活形:多年草
開花:8月~10月
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:叢生型・ロゼット型
主な原種:イヌサフラン/スペシオサム 等
用途:球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イヌサフランは葉の展開と花の展開が別の時期にあり、地面から花が生えてきたようなユニークな花姿が特徴の植物です。草姿は叢生型、地面下にある球根が成長に伴って少しずつ増殖しながら、秋頃に地面から花を咲かせて、春から夏にかけて地面から葉を伸ばして群生をつくります。植物にはコルヒチンと呼ばれる成分が含まれています。コルヒチンは専門家が薬品に利用する事がありますが、非常に強い毒性があり致死性もあるため、子供やペットがいる家庭で育てる場合は特に注意が必要になります。
イベリス属



学名:Iberis
生活形:多年草
開花:3月~6月
花色:白・桃
葉色:緑
草丈:10~15cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:トキワマガリバナ/アマラ/ウンベラータ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/プリザーブドフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:イベリスは種や品種で形態が変わる事がありますが、一般的には、草姿が匍匐型で地面を覆うように茎が横に広がったり下垂したりする種や品種が栽培されています。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりする事が多いです。花は非常に多花性で、開花期には地面を覆うように花が咲いて美しい花絨毯を作るため、広範に植え付けをする事で景観として際立たせることも出来ます。
エキノプス属(ヒゴタイ属)



学名:Echinops
生活形:多年草
開花:6月~9月
花色:青・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:分枝型
主な原種:ルリタマアザミ/バンナチカス/ヒゴタイ
用途:背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エキノプスは植物の世界では珍しい青色の、綺麗な球形の花を咲かせる事で知られる植物です。開花した花は、そのまま植物上で楽しまれる他、収穫して切り花やフラワーアレンジメントなどに利用されることもあります。
エリゲロン属



学名:Erigeron
生活形:多年草
開花:4月~12月(カルビンスキアヌス)
花色:桃・黄・白・青・紫
葉色:緑
草丈:約30~75cm
草姿:匍匐型・分枝型
主な原種:カルビンスキアヌス/スペシオサス/グラウカス 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/枝垂れる植物/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリゲロンは属の中に約457種があり、形態の異なる種や品種が様々ありますが、園芸ではエリゲロン・カルビンスキアヌス(Erigeron karvinskianus)が最も人気が高く広く栽培されています。この植物は、開花期間が春から晩秋、その途中で開花が途切れる事もありますが、基本的には花を長く楽しめる事から、お庭を花で長く彩っていたい園芸家にとても人気があります。また頭花を構成している舌状花の色が、成熟するにつれて白色から桃色へと変化するため、一株の中で色の異なる花が同時に咲き乱れるため、カラフルな色彩効果をうみだしています。そのため、お庭で栽培するとポップで明るい雰囲気を作り出したり、子供が好むような元気で可愛らしい雰囲気を作り出してくれるでしょう。草姿は分枝型または匍匐型になり、株はこんもりと盛り上がりながは横に広がります。そのため、花壇のお洒落な縁どりとして利用したり、ロックガーデンなどで地被植物として利用したり、また乾燥にとても強いため岩の隙間などに偽着生させて育てたりするのがおすすめです。エリゲロン・カルビンスキアヌスは非常に強健で乾燥に強く放ったらかしでも育てられるため初心者におすすめの植物です。しかし、繁殖力がとても強く、種で広がり雑草化しやすいため、不要なエリゲロンはこまめに除草するなどの対策が必要になってくるでしょう。
エリンジウム属



学名:Eryngium
生活形:多年草
開花:6月~8月
花色:緑・黄・青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~100cm
草姿:分枝型
主な原種:マツカサアザミ/ザベリー/ギガンテウム 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:エリンジウムは、ヨーロッパの貴族が首元に巻いていた襞襟を想像させるような、お洒落な花を咲かせる植物です。開花した花は、そのまま植物上で楽しまれる他、収穫して切り花やフラワーアレンジメントなどに利用されることもあります。
オダマキ属



学名:Aquilegia
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:赤・桃・青・紫・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型
主な原種:セイヨウオダマキ/カエルレア/カナディンシス
用途:切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:オダマキは種や品種で形態に差異が見られますが、一般的には、女性のドレスを見てるような美しい花姿、地面を覆うように広がるお洒落な葉を楽しむ目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上に茎・根生葉を伸ばして群生をつくります。根生葉は地面を覆うように広がり、また葉は天狗の団扇のような見た目でお洒落なため上品な地被植物として働きます。花は基本的に俯くように下向きに咲き、萼片が外側で花弁状に広がり、花弁が内側で筒状になっています。そのため、花姿はお洒落なドレスを見てるような優雅さがあり、お庭で栽培すればエレガントさを添える植物となります。
オルラヤ属

学名:Orlaya
生活形:一年草
開花:5月~7月
花色:白
葉色:緑
草丈:約10~80cm
草姿:分枝型
主な原種:グランディフローラ 等
用途:切り花/種から育てる植物
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備考:オルラヤは、開花期になると小さな花が茎の頂部でドーム状に集まり咲いて、レースの編物を思わせるような美しい花姿をつくります。そのため、お庭で育てるとエレガントな雰囲気を空間の中に添えたり、また開花後に収穫して切り花として楽しむ事もできます。
オレガノ属



学名:Origanum
生活形:多年草
開花:5月~9月※ロツンディフォリウムの開花
花色:緑・黄緑・クリーム・赤紫・白
葉色:緑色・白緑色
草丈:約10~30cm※ロツンディフォリウムの草丈
草姿:叢生型
主な原種:ロツンディフォリウム/マジョラム/ブルガリ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物
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備考:オレガノは、種や品種で形態に差異が見られる事があり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が親しまれています。例えば、オレガノ・ロツンディフォリウムは花を鑑賞する目的で栽培されており、ホップの花を思わせるようなピンクの苞が重なる花姿が魅力の植物となります。また枝は湾曲しながら枝垂れるためハンギング仕立てにして、優雅な草姿が楽しまれます。その他、オレガノ・マジョラムやオレガノ・ブルガリ等は葉を収穫して調味料として利用する目的で栽培されています。そのため、ハーブガーデンなどで栽培される事が多いです。
カモミール(旧カマエメルム属)



学名:Chamaemelum
生活形:一年草
開花:5月~7月
花色:白・黄・緑
葉色:緑
草丈:約15~60cm
草姿:分枝型・匍匐型
主な原種:カモミール/ローマンカモミール
用途:グランドカバー/切り花/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物
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備考:カモミールは、紀元前4000年以上前のバビロニアで既に薬草として用いられていたと言われており、古くから薬用ハーブとして利用されている植物です。園芸では、香りのよい花を観賞用として楽しまれたり、収穫してポプリやハーブティーにする目的で栽培されています。生活形は一年草タイプと多年草タイプがあり、一般的にカモミールとして楽しまれるのは一年草タイプのカモミール(Chamomilla recutita)です。多年草タイプのローマンカモミール(Chamaemelum nobile)もカモミールとして親しまれています。
カモミールの比較
- カモミール(Chamomilla recutita):生活形は一年草、草姿は分枝型、開花期は6月~7月、花序は頭花で白色の舌状花と黄色の筒状花が組み合わさる。花と葉には香りがあり、特に花は甘く心地よいフルーティーな香りがある。花は収穫してカモミールティーとしてよく飲用されます。その他にも、切り花やドライフラワーやポプリなどに利用される人気の高い植物です。
- ローマンカモミール(Chamaemelum nobile):生活形は多年草、草姿は匍匐型または叢生型、開花期は6月~7月、花序は頭花で白色の舌状花と黄色の筒状花が組み合わさる。花と葉にはリンゴに似たフルーティーな香りがある。踏圧への耐性はそこまで高くないため、人がたまに通るような場所の地被植物として利用される。踏まれた時にリンゴのような香りが広がる点が魅力です。
カラミンサ属



学名:Calamintha
生活形:多年草/低木
開花:6月~10月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~50cm
草姿:叢生型
主な原種:ネペタ/グランディフローラ
用途:開花期間長い/カラーリーフ
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カラミンサは、属の中に約192種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的には美しい花を鑑賞する目的で栽培されています。草姿は叢生型、地上に茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は基本的に直立に伸びるため、整然とした行儀の良い見た目となります。花序はシソ科でよく見られる輪散花序、節ごとに集散花序が配置される複合花序になり、小さく可愛い花をを多数つけます。また葉の色はふつう緑色ですが、いくつかの品種では黄色・白色があるためカラーリーフとして楽しむ事も可能です。
カンパニュラ属(ホタルブクロ属)

学名:Campanula
生活形:多年草
開花:4月~7月(フウリンソウ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑
草丈:
草姿:叢生型
主な原種:フウリンソウ/ホシギキョウ/タケシマナ 等
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花/種から育てる植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:カンパニュラは、属の中に約452種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。
カンパニュラの主な種
- フウリンソウ:直立する茎に風鈴を想像させるような、ぷっくりと膨らんだ可愛らしい花を咲かせる事で知られる植物になります。基本的に垂直に成長するため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことが出来て、花を収穫すれば切り花として楽しめます。
- ホシギキョウ:草姿が叢生型または匍匐型になりマット状に広がりながら、星の形に似たスマートでお洒落な花を咲かせます。そのため、花壇やロックガーデンなどの地被植物として利用される事が多く、開花期に見られる美しい花が楽しまれます。
- その他:タケシマナは茎が湾曲しながら花を下向きに咲かせて優雅な雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。モモノハギキョウは糸のように細く華奢な茎の先にベルのような大きな花を咲かせてアンバランスでありながら洗練された雰囲気を醸し出す花姿が魅力です。この他にも数多くのカンパニュラが栽培されています。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
キンギョソウ属



学名:Antirrhinum
生活形:多年草
開花:4月~9月※5月~6月に最も開花
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑・黒
草丈:約20~100cm
草姿:直立型・分枝型
主な原種:マユス/ヒスパニカム
用途:開花期間長い/カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:キンギョソウは、金魚を思わせる個性的な花が穂状に連なり、豪華な花を咲かせる事で知られる植物です。草姿は直立型になり、高さが最大100cmまで成長します。そのため、他の形態の異なる植物と組み合わせて寄せ植えすれば立体感を出すことができます。開花期は4月~9月にあり、花が穂状に連なる豪華な花姿が楽しめます。花は下唇の基部が膨れるように突起して花喉部を塞いでいます。そのため、独特な花形となり人によっては金魚のように見える事もあるようです。また開花した花はそのままお庭で楽しむことも出来ますが、収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。さらに、葉の色は緑色の他、品種により黒色もあります。そのため、品種を選べば開花期以外もカラーリーフとしてたのしめます。
クリスマスローズ(ヘレボロス属)



学名:Helleborus
生活形:多年草
開花(ハイブリッド):2月~4月
開花(ニゲル):12月~2月
花色:桃・橙・黄・緑・白・黒
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~45cm
草姿:叢生型
主な原種:ニゲル/レンテンローズ/オドルス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/切り花/ドライフラワー/香りが良い/日陰植物/ロックガーデン
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備考:クリスマスローズ(ヘレボロス)は、薔薇のような豪華な花姿と、俯きながら咲く可憐な花姿が、気品を感じさせる魅力的な植物です。草姿は叢生型で、地際から複数の葉や茎(花茎)が伸びます。葉はロゼットを形成するように地面を広がるため、地被植物となり、また葉の形状は掌状に分裂してるため、お洒落な印象を与えるファンシーリーフとして楽しめます。さらに、葉の色はふつう緑色ですが、品種を選べば葉の中に黄色・白色の斑が入るものもあるため、カラーリーフとして楽しむ事も可能です。開花期はニゲル種では12月~2月、ハイブリッド種は2月~4月になります。花はサイズが約5~10cm、花の形や色は非常に多様です。花の形や色の好みは人それぞれ違いはありますが、やはりレア度の超多弁の八重咲き品種などの人気がたかいようです。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花を収穫すれば切り花としてお部屋に飾る事もできます。切り花として利用する場合は、茎が硬くてしっかりしているものを選ぶと切り花として14日程度の日持ちがあるでしょう。また基本的に耐陰性が高い植物になるため、日陰の庭で活用される数少ない植物の一つにもなります。
クロッカス属



学名:Crocus
生活形:多年草
開花:春頃
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白
葉色:緑
草丈:約10~15cm
草姿:叢生型
主な原種:ハナサフラン/トマシニアヌス/サフラン
用途:球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クロッカスは地面から花が直接生えてきたようなユニークな花姿が楽しめる植物です。草姿は叢生型、地面下にある根茎または球茎が成長に伴って少しずつ増えながら広がります。春頃になると、球茎から葉と花を出して、地面の近くで上向きに花を開花させるため、ユニークな花姿が楽しめます。クロッカス属の一種であるサフランの雄蕊は高級な調味料として知られています。そのため、雄蕊を採取する目的で栽培されることもあります。
クローバー(トリフォリウム属)



学名:Trifolium
生活形:多年草
開花:4月~6月
花色:赤・桃・白
葉色:緑・赤・桃・紫・黒・灰・白
草丈:約5~15cm(シロツメクサ)
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:シロツメクサ/ストロベリーキャンドル/ルーベンス 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/種から育てる植物/ドライフラワー/プリザーブドフラワー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:クローバーは属の中に約299種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。園芸では、特にシロツメクサが人気で、よく栽培されています。シロツメクサは草姿が匍匐型になり、地上茎は匍匐茎のみで地面を這うように広がります。そのため、草丈の低い絨毯のような外観になりやすく、人通りの多い場所を含めて様々な場所の地被植物として重宝されます。葉を構成する小葉は3枚または4枚以上ある事もあり、小葉が4枚あるシロツメクサは「四葉のクローバー」とも呼ばれていて幸運を呼ぶ葉になるため、見付けたら収穫してお守りにされる事も多いようです。さらに園芸品種が豊富で、葉の色が緑・赤・桃・紫・黒・灰・白と多彩にあります。そのため、好みに合わせて桃色の葉で可愛らしいクローバー絨毯を作ったり、紫色の葉でエレガントな雰囲気を出すクローバー絨毯を作ったり出来るところも魅力の一つとなるでしょう。
ゲッケイジュ属



学名:Laurus
生活形:常緑高木
開花:5月~6月
花色:黄・白
葉色:緑・黄
樹高:700~1800cm
樹形:直立型(単幹)・分枝型
主な原種:ノビリス 等
用途:カラーリーフ/生垣/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゲッケイジュは、枝葉を折ったり熱を加えたりすると甘くスッキリとした香り広がるため、スープなどの煮込み料理などで風味付けとしてよく利用される植物です。樹形は直立型(単幹)または分枝型、園芸では剪定が繰り返される事で細い側枝が多くなりブッシュ状に茂ります。そのため、好みの形の生垣やトピアリー仕立てで栽培される事が多いです。葉は強い光沢があるため、光の反射で輝いているようにも見えて美しく、さらに幾つかの品種では葉の中に黄色の班が入るため、カラーリーフとして楽しまれる場合もあります。
ゲラニウム属



学名:Geranium
生活形:多年草
開花:5月~11月(ロザンネ)
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・赤・紫・黒
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:プラテンセ/マキュラタム/ヒマライエンセ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ゲラニウムは属の中に約354種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、ゲラニウム・ロザンネはゲラニウムの中でも特に開花期間が長い事で知られており、強健で育てやすい所が魅力です。草姿は叢生型で、地面下に根茎があり群生をつくり、耐陰性も高いため、薔薇などの下草によく利用されます。また、ゲラニウム・プラテンセは開花期間は5月~9月とロザンネと比べると短くて、花は小振りですが、八重咲き品種があったり、葉の色が緑色の他に紫色・茶色・黒色があるなど、栽培目的に合わせた品種の選択肢が豊富にあります。さらに、ゲラニウム属にはこの他にも多種多様な種と品種が存在します。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
コレオプシス属(ハルシャギク属)



学名:Coreopsis
生活形:多年草
開花:6月~11月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・茶・白
葉色:緑
草丈:約30~100cm
草姿:叢生型
主な原種:ロゼア/ハルシャギク/イトバハルシャギク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:コレオプシスは属の中に約39種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、コレオプシス・ロゼアは茎や葉は華奢で繊細な見た目をしている一方で、花のサイズは大きめです。その繊細さと華やかさのアンバランスな見た目が、洗練された印象を与えます。また開花は一般的に6月~9月ですが、幾つかの品種は6月~11月頃まで花が咲きます。そのため、長く花を楽しみたい人に好まれる種でもあります。また、ハルシャギクは一年草タイプとなりますが、花のサイズは5cm程度まであり比較的に大きく華やかな花姿が楽しめる植物です。品種も多くて、花の色も多様なため、好みの色を選んで育てられる所も魅力となります。この他にも、コレオプシス属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
サポナリア属

学名:Saponaria
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約15~30cm
草姿:匍匐型・叢生型
主な原種:ツルコザクラ/サボンソウ
用途:グランドカバー/枝垂れる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:サポナリアは属の中に約35種を含んでおり、種や品種により形態に差異がありますが、一般的に園芸では、ツルコザクラが美しい花姿が見られる地被植物として栽培されています。草姿が匍匐型になり、茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりします。そのため、花壇やロックガーデンなどで地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにして鑑賞されたりします。開花は春から夏にかけてあり、花は非常に多花性で、株を覆うように高密度に咲くため、開花期は美しい花絨毯となり、お庭や斜面などの広い面積をツルコザクラで埋めることが出来れば美しい景観をつくることもできます。
ジギタリス属



学名:Digitalis
生活形:二年草/多年草
開花:5月~8月※分枝が多いジギタリスは開花が長くなる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・茶・白
葉色:緑
草丈:約100~200cm
草姿:ロゼット型
主な原種:プルプレア/パルビフローラ/ヴァリニー 等
用途:背が高い花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ジギタリスは、開花期になると花茎を約100~200cm程度まで垂直に伸ばし、大きな花を高密度に連ねる豪華な花穂を咲かせる事で知られる植物です。豪華な花を咲かせるため、遠くから見ても強い存在感があり、広い空間の中でも見る人を魅了させる華やかさがあります。ただし、個々の花の形が筒状で無数に穴が空いてるようにも見えるため、人によっては集合体恐怖症を想起させる事もありそうです。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・茶・白と多様にありどれも素敵ですが、特にジギタリスは茶色系の花がアンティークな雰囲気を醸し出しおすすめになります。またジギタリスはお庭の中で高さや立体感を出す花として役立ちますが、花を収穫すれば豪華な切り花としてお部屋に飾る事もできます。
シクラメン属



学名:Cyclamen
生活形:多年草
開花:10月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~30cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:カガリビバナ/ヘデリフォリウム/コウム/グラエクム 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/観葉植物/球根植物/日陰植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シクラメンは、大理石の模様を想像させる美しい葉や、多数の花茎が並び整然と咲く篝火のような花姿が、気品のある雰囲気を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型、地面下にある塊茎が成長に伴って大きく成長しながら、葉や花茎を伸ばし叢生します。多数の葉は薔薇の花のように広がるため、葉姿だけでも優雅で美しい外観をしています。その上で、さらに葉の色は緑色・白色(白緑色)の複色となって、大理石のような模様が出来るため、ラグジュアリーな雰囲気を感じさせるカラーリーフとして楽しめます。開花期間は秋頃から翌春頃まで、植物の選択肢が少ない冬の季節を長く彩る植物のため、冬を代表する花として重宝されています。塊茎からは多数の花茎が伸びて、花弁の反り返ったユニークな花を多数咲かせます。昔の人はその花姿が篝火にも見えたようで、カガリビバナの和名の由来ともなっています。基本的に耐陰性が高いため、シェードガーデンで育てることが出来ます。ただし、一部の種や品種(ガーデンシクラメン等)を除いて耐寒性が低いことから屋外で育てる場合は注意が必要でしょう。シクラメンの多くはインドアグリーンとして間接光のあたる部屋などで育てられています。その美しい外観から、屋内で栽培するとラグジュアリーな雰囲気を添えるインテリアとして働いてくれるでしょう。
シバ

学名:
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:赤・黄・茶
葉色:緑
草丈:10~20cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:
用途:グランドカバー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:芝とは、一般的に芝生に使われる特定のイネ科植物の総称です。芝生には、主にシバ属(Zoysia)の植物が使われることが多いですが、その他の属(イチゴツナギ等)の植物も使われています。芝は、使われる種類により、草姿は匍匐型または叢生型になり、地表面をマット状に広がります。耐踏性が非常に高く、踏み心地もよいため、お庭の中を子供が走って遊ぶ空間をつくりたい時は、真っ先に選択肢にはいる地被植物です。またヨーロッパのガーデンなどでもよく取り入れられている地被植物のため、イングリッシュガーデン等のお洒落なガーデンを作りたい時は芝を取り入れるとよいでしょう。
シラー属



学名:Scilla
生活形:多年草
開花:4月~6月(オオツルボ)
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~40cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:オオツルボ/シラー・シベリカ/ツルボ 等
用途:切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シラー(Scilla)は属の中に約87種を含んでおり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、オオツルボ(Scilla peruviana)は、花が円錐形に集まり、茎の下から順に開花していきます。そのため、外側に開花した花が集まり、内側に蕾が集まる傾向にあります。花の色は紫・青・白の範囲であり、一般的に蕾の方が色が濃い傾向となるため、花房を上から見ると円環状の美しい模様が浮かびます。一方で、シラー・シベリカ(Scilla siberica)は、花の形が鐘形をしていて、俯くように開花します。そのため、可憐な雰囲気があり、また青色(紫色)の花色が気品と落ち着いた雰囲気を空間に添えます。
シレネ属



学名:Silene
生活形:多年草
開花:5月~8月(スイセンノウ)
花色:赤・桃・橙・茶・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm(スイセンノウ)
草姿:分枝型・匍匐型・叢生型
主な原種:ユニフローラ/スイセンノウ
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/切り花/ドライフラワー/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:シレネ属は約907種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、その形態の異なる様々な種と品種が目的に合わせて栽培されています。例えば、シレネ・ユニフローラ(Silene uniflora)は草姿が匍匐型になり地面を覆うように広がるため地被植物や、ハンギング仕立てに利用出来ます。また葉が多肉質で「ぷにっ」としてるため可愛らしさがあり、いくつかの品種は葉の色が緑色の他に、白色やクリーム色の葉色をもつ品種もあるため、カラーリーフとしてお庭の中に柔らかさや明るさを添えることが出来ます。一方で、スイセンノウ(silene coronaria)は草姿が分枝型になり高さ30~90cmに成長します。茎や葉は白色の毛が密生してるため、見た目は殆ど白色です。光がこの毛に反射すると輝いて見えるため、シルバーの宝飾品を見てるような美しさを感じさせます。また、これらの茎の色は、赤・桃・白の花との組み合わせにより、一層魅力が引き立ちます。例えば、桃花であればシルバーの宝飾品の中にピンクダイヤモンドが煌めいてるようなラグジュアリー感と可愛らしさがあり、また赤花であればシルバーとルビーが織り成すような派手で豪華なラグジュアリー感を演出できます。この他にも、シレネ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
スイートピー(レンリソウ属)



学名:Lathyrus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~6月/6月~7月(春撒き)
開花(宿根スイートピー):6月~8月
花色:赤・桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約50~240cm
草姿:ツル型(巻きひげ)
主な原種:スイートピー/宿根スイートピー/キバナノレンリソウ 等
用途:ツル植物/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイートピーは蝶々を思わせる可愛らしい花が穂状に連なり、優美な花姿をつくる植物です。花には甘く繊細な香りがあるため、一般的に芳香性の花として楽しまれますが、多年草である宿根スイートピーには香りがないため注意が必要です。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花を収穫して切り花としてお部屋で楽しむ事も出来ます。草姿はツル型、他物に巻きひげを絡めて自らの茎を支えながら上に成長します。そのため、一般的に支柱などの誘引資材に誘引して栽培されます。
スイカズラ属(ロニセラ属)



学名:Lonicera
生活形:半常緑ツル性低木/落葉ツル性木本/常緑低木
開花:5月~7月
花色:赤・桃・黄・橙・白
葉色:緑・黄・紫・白
樹高:
樹形:叢生型・ツル型(巻き付き茎) 等
主な原種:スイカズラ/ニオイニンドウ/ニティダ 等
用途:カラーリーフ/生垣/ツル植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイカズラ属(ロニセラ属)は約159種を含む属であり、園芸でも形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
スイカズラ属の主な種
- スイカズラ(Lonicera japonica):花の色が成熟するにつれて白色から黄色に変化するため、別名で「キンギンカ」とも呼ばれています。また花に強い芳香があり、開花期には数メートル先までアニスに似た甘い香りを漂わせる事でしられています。草姿は叢生型またはツル型、根茎で広がりながら多数のツルを出します。ツルは他物に巻き付き茎を絡めて自ら支えながら成長します。そのため、園芸ではトレリスなどの誘引資材を準備して育てられるのが一般的です。
- ニオイニンドウ(Lonicera periclymenum):唇形花が放射状に束生する事で王冠のような豪華な花姿が見られます。そのため、この花を鑑賞する目的で栽培される植物です。また花には強い香りがあり、数メートル先まで芳香が漂います。草姿はツル型、ツルは他物に巻き付き茎を絡めて自ら支えながら成長します。そのため、園芸ではトレリスなどの誘引資材を準備して育てられるのが一般的です。
- ロニセラ・ニティダ(Lonicera nitida):園芸では、一般的に生垣やトピアリーに仕立てて活用されます。樹形は叢生型、側枝が多くブッシュ壌土になる。葉のサイズが非常に小さいため、剪定後の概形が緻密で洗練された見た目になりやすく、葉に光沢があり非常に美しいです。また葉の色は緑色の他に、品種によって白色や黄色もあります。そのため、品種を選べばカラーリーフとしても楽しめます。
スイセン属



学名:Narcissus
生活形:多年草
開花:2月~4月
花色:白・黄・橙・赤・桃
葉色:緑
草丈:約15~80cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:フサザキスイセン・ラッパスイセン・クチベニスイセン 等
用途:切り花/香りが良い/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スイセンは、一般的に花の中心部にある副花冠がラッパのように突き出ているユニークな植物です。草姿はロゼット型または叢生型、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖しながら、株を増やし叢生します。地面から伸びる葉と花茎は、垂直に伸びて整然とした外観をつくるため、上品なお庭などにもよくあいます。花序は花の形や色は種や品種で差異があります。例えば、フサザキスイセンは花序が散形花序で花茎の頂部に5~15個の花を沢山つけます。そのため、ボリューム感がある豪華な花姿が楽しめます。一方で、キズイセンは花茎に花が数個しかつきませんが、花にはフローラルな強い香りがあるため、芳香性のある花として楽しまれたり、また商業的には精油をとる目的で栽培されています。この他にも、スイセン属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スカビオサ属(マツムシソウ属)



学名:Scabiosa
生活形:多年草
開花:4月~9月(コルムバリア)
花色:赤・桃・黄・紫・青・白・黒
葉色:緑
草丈:約20~100cm
草姿:叢生型
主な原種:コーカシカ/アトロプルプレア/コルムバリア 等
用途:開花期間長い/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スカビオサは、バルーンやドレスのフリルを想像させるような、可愛らしさと優雅さを兼ね備える花姿が特徴の植物です。草姿は叢生型で、基部が木質化して台木状になる傾向があり、茎が何本も伸びます。花序は頭花で舌状花と筒状花で構成されており、花序の外側にある舌状花がフリルドレスのような優雅な雰囲気を添え、花序の中央部にある筒状花がバルーンのような丸く可愛らしい雰囲気を添えています。花の色は赤・桃・黄・紫・青・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。そのため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んでみるのも良いかもしれません。また開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、花は次々とよく咲くため収穫して切り花としてお部屋に飾ることも出来ます。またスカビオサ属は種や品種で生活形や形態が変わることがあります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スグリ属



学名:Ribes
生活形:落葉低木
開花:2月~4月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
樹高:約100~400cm
樹形:叢生型
主な原種:フサスグリ/ハナスグリ
用途:生垣
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スグリ属は約193種を含む多様な属であり、花を鑑賞する目的で栽培されたり、果実を収穫して食用に利用する目的で栽培されている植物です。例えば、フサスグリ(Ribes rubrum)はイクラの卵を思わせる光沢のある果実を鑑賞して楽しんだり、収穫して生食やジャムに加工して食べたりする目的で栽培されています。一方で、ハナスグリ(Ribes sanguineum)は主に花を鑑賞する目的で栽培されています。個々の花は大きめで穂状に連なり咲くためボリューム感があり豪華な花姿となり、垂れ下がりながら開花します。また花の色が赤・桃・白とあるため、お庭の雰囲気に合わせて花色が選べる所も魅力です。この他にも、スグリ属には多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
スターチス(リモニウム属)



学名:Limonium
旧属名:Statice
生活形:多年草
開花:5月~7月
花色:青・紫・桃・黄・白
葉色:緑
草丈:約30~70cm
草姿:ロゼット型 等
主な原種:ハナハマサジ/ラティフォリウム
用途:切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:旧スターチス(リモニウム属)は約605種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはスターチス(Limonium sinuatum)が広く栽培されています。スターチスは切り花やドライフラワーにした時に日持ちが抜群によいため、花材にする目的で栽培されることが多い植物です。花を構成する花被片は萼片が最も華やかで長持ちするため、鑑賞価値が高く、色も青・紫・桃・黄・白と多様です。一方で、花弁は萼片に隠れるように開花して散るのも早いため、あまり鑑賞価値はありません。また葉が基部に集まり、茎葉がないため、茎のシルエットが際立ち、また花の美しさが強調される所も魅力の一つとなります。
ストック(アラセイトウ属)



学名:Matthiola
生活形:多年草/一年草
開花(春撒き):5月~7月
開花(夏撒き):11月~1月
開花(秋撒き):2月~4月
花色:赤・桃・黄・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~75cm
草姿:直立型 等
主な原種:インカナ/ヨルザキアラセイトウ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/切り花/香りが良い/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:アラセイトウ属は約55種を含む多様な属であり、種や品種で形態に差異がありますが、一般的にはストック(Matthiola incana)が広く栽培されています。ストックは、花のサイズが約2~4cmと大きめで、花が高密度に穂状に連なり咲くため豪華な花姿が鑑賞できる植物です。草姿は直立型で草丈が約15~75cmに成長するため、形態の異なる植物を組み合わせると高さと立体感を演出することが可能です。また開花した花を収穫して切り花としてお部屋に飾るとゴージャスな雰囲気を空間に添えることが出来るでしょう。
スミレ属(ビオラ属)



学名:Viola
生活形:一年草/多年草
開花:10月~5月(パンジー)
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・黒・白
葉色:緑・黒
草丈:約15~25cm
草姿:分枝型・叢生型
主な原種:パンジー/ラブラドリカ/ニオイスミレ/スミレ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/ドライフラワー/香りが良い/種から育てる植物/日陰植物/
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:スミレ属は約690種を含み、生活形や形態の異なる種や品種が多数あります。代表的な種にはパンジー(Viola × wittrockiana)またはビオラがあり、これは冬を代表する花として知られています。草姿は分枝型で、基部付近からよく分枝して沢山の茎を叢生するように伸ばします。茎の向きにより株の見た目は横に広がったり、行儀よく直立して成長したりするため、用途に合わせて選択するとよいでしょう。主な用途としては花壇の縁どりや、寄せ植え素材などがあります。開花期間は10月~5月頃まで、植物の選択肢が少ない冬の季節を長く彩る植物のため、冬を代表する花として重宝されています。花の形はスミレ形花冠と呼ばれるユニークな形状をしており、また花の中に入るブロッチ(斑)と組み合わさる事で、動物の表情を見てるような独特な感じさせます。また花は非常に多花性で株を覆うように次々と咲き誇るため、彩りの少ない冬の花壇を豪華にしてくれるでしょう。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・青・黒・白等があり、非常に多彩なため自分好みの色を見つけやすくなっています。また上記で紹介しているパンジー以外にも、スミレ属には、黒葉と紫色の花が重厚的な雰囲気をつくるビオラ・ラブラドリカ(Viola labradorica)や、花や葉にキャンディを思わせる香りがあるニオイスミレ(Viola odorata)等の多様な種があります。詳しい情報は種類のリンクの先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
ゼニアオイ属(マルバ属)



学名:Malva
生活形:多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は5月~7月になる。
花色:桃・紫・白
葉色:緑
草丈:約60~120cm
草姿:叢生型
主な原種:ジャコウアオイ/ウスベニアオイ/モクアオイ 等
用途:開花期間長い/背が高い花/香りが良い
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備考:ゼニアオイ属は約53種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、ジャコウアオイ(Malva moschata)は、開花期が春から秋と長く、花に麝香に似た独特な香りがあるため、芳香のある花として楽しめます。また葉は掌状に細かく分裂してるためシャープでお洒落な見た目をしています。一方で、ウスベニアオイ(Malva sylvestris)は、開花期が春から秋と長く、花の色が桃色と濃い紫色の複色になり、花脈に濃い紫色の模様がはいる所が特徴となります。
セントランサス属

学名:Centranthus
生活形:多年草
開花:5月~9月
花色:赤・桃・白
葉色:緑
草丈:約50~80cm
草姿:叢生型
主な原種:ルバー 等
用途:開花期間長い/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セントランサスは、開花期間が春から秋にかけて長く、花は非常に多花性で節ごとに散房状になって集まり咲くため、ボリュームのある華やかな花姿を作ります。そのため、花房は遠くから見ても強い存在感があり、見る人を魅了させる豪華さがあります。また花は強烈な香りがあるため、芳香性の花としても楽しめます。ただし、人によっては汗の匂いのように感じて不快と思う人もいるようです。草姿は叢生型で地面下にある根茎で緩やかに広がり、地上茎を何本も伸ばして群生をつくります。地上茎は直立茎で整然と並ぶため行儀よい見た目をしており、洗練されたお庭などにもよく調和します。
セントーレア属(ヤグルマギク属)



学名:Centaurea
生活形:一年草/多年草
開花:4月~7月
花色:赤・桃・紫・青・黒・白
葉色:緑・白
草丈:約40~90cm
草姿:直立型・分枝型・叢生型
主な原種:ヤグルマギク/ヤマヤグルマギク/ギムノカルパ 等
用途:カラーリーフ/背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:セントーレア(ヤグルマギク)属は約774種を含む多様な属であり、一般的に上品さを感じさせるお洒落な花を鑑賞する目的で栽培されている植物です。例えば、ヤグルマギク(Centaurea cyanus)は、生活形が一年草です。花序は頭花で、花序の外側にある筒状花は大きく発達して横向きに広がり、花序の中央部にある筒状花は小さいため花序の中央は凹んだように見える傾向があります。また他のセントレーア属の花と比べて外側の筒状花の数が多い傾向があるため、花姿にボリューム感があり豪華な見た目をしています。花の色も赤・桃・紫・青・黒・白と多様なため、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃花を選んだり、心を落ち着けてヒーリング効果を出したい場合は青花を選んだり出来る所もおすすめポイントとなります。一方で、セントレーア・ギムノカルパ(Centaurea gymnocarpa)は、葉が羽状に分裂してるため、レース模様のようなオシャレな外観をしており、また葉に白色の毛が密生してるため、殆ど白色をしています。そのため、お洒落なシルバーリーフとして楽しめる植物になります。上記の他にも、セントレーア属が多様な種と品種があります。詳しくは種類のリンクから飛んでご覧下さい。
ダイアンサス属(ナデシコ属)



学名:Dianthus
生活形:一年草/多年草
開花:4月~10月※一般的な開花は4月~6月になる
花色:赤・桃・黄・橙・紫・青・緑・白
葉色:緑・紫・黒
草丈:約20~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:カーネーション/ヒメナデシコ/セキチク 等
用途:開花期間長い/グランドカバー/切り花/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ダイアンサス属は約340種を含む多様な属であり、一般的に華やかな花を鑑賞したり、切り花等の花材にしたりする目的で栽培される植物です。代表的な種には、カーネーションやヒメナデシコ等があります。例えば、カーネーション(Dianthus caryophyllus)は母の日に送る花として知られているため、切り花として高い人気があります。花の形は多様ですが、一般的に薔薇の花を思わせるような華やかな花姿をしており、花には蜂蜜やクローブを思わせる甘くスパイシーな香りがあります。そのため、香りを楽しむ目的でガーデンファニチャーの傍で育てるとよいかもしれません。一方で、ヒメナデシコ(Dianthus deltoides)は、芝のようにマット状に広がりながら、開花期になると株を覆うように沢山の花を咲かせる所が魅力の植物となります。草姿は叢生型で地面下にある根茎で広がりながら、地上に細い茎を何本も伸ばして群生をつくります。開花期になると集散状に次々と花を咲かせて、株全体を覆うように沢山の花が咲きます。そのため、花絨毯のような美しい景観をつくることも可能です。ダイアンサス属には上記以外にも多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
タイム属



学名:Thymus
生活形:常緑亜低木
開花:5月~8月
花色:紫・桃・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約5~30cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ブルガリス/ヨウシュイブキジャコウソウ/レモンタイム 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タイム属は約269種を含む多様な属であり、一般的に枝葉を収穫して料理の香りづけや、地面を覆う地被植物や、美しい花や葉を鑑賞する目的で栽培される植物です。代表的な種にはタイム・ブルガリスやヨウシュイブキジャコウソウ等があります。例えば、タイム・ブルガリス(Thymus vulgaris)は枝葉や花にオレガノにも含まれるチモールとカルバクロール等の精油が含まれています。そのため、オレガノに似た強い香りがあり、肉料理や魚料理等の香り漬けとしてよく利用されます。草姿は匍匐型または叢生型、茎の種類は直立茎・傾状茎・匍匐茎があり、こんもりと盛り上がるようなマット状に広がります。そのため、地被植物として利用されており、特にクリーピングタイムは踏圧に強く、踏むと心地よい香りが広がるため、タイムの中で最も地被植物に向いています。また開花期になると、株を覆うように沢山の花が咲き誇るため、花絨毯を見てるような美しい景観が楽しめたりもします。一方で、レモンタイム(Thymus citriodorus)は枝葉にレモンを思わせるような爽やかな香りがあります。枝葉は収穫すれば肉料理や魚料理等の香りづけにしたり、ハーブティーに利用されたりします。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。タイム属には上記以外にもヨウシュイブキジャコウソウやウーリータイム等の多様な種と品種があります。より詳しい情報は種類のリンク先でも紹介してるため是非ご覧下さい。
タチアオイ属(アルセア属)



学名:Alcea
生活形:一・二年草/多年草(短命)
開花:6月~8月
花色:赤・桃・黄・橙・紫・白・黒
葉色:緑
草丈:約150~240cm
草姿:直立型・叢生型
主な原種:
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:タチアオイ属は約77種を含む多様な属であり、一般的に大きな花が高密度に穂状に連なり咲き誇る豪華な花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。園芸では、特にタチアオイ(Alcea rosea)が広く栽培されています。タチアオイの草姿は直立型または叢生型で、高さ約150~240cmに成長します。そのため、庭園の中でもよく目立ち、形態の異なる植物を組み合わせて植栽することで、高さと立体感を演出することができます。開花は6月~8月頃、直径が13cmにもなる大輪の花が、穂状に高密度に連なり咲くため、非常に豪華な花姿となります。また直立茎も分枝が多いため、花穂の数も複数になり、遠くからでも非常によく目立つ豪華な花姿となりフォーカルポイントとしても働きます。花の色は赤・桃・黄・橙・紫・白・黒と非常に多彩で好みで品種を選んだり出来ます。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、植物の花色では珍しい色を楽しみたい場合は黒色の花を選んでみるのも良いかもしれません。
トウヒ属





学名:Picea
生活形:常緑高木
開花:4月~6月
花色:赤・桃・黄・紫・緑
葉色:緑・青・黄・白
樹高:500~5000cm
樹形:直立型(単幹)
主な原種:ドイツトウヒ/カナダトウヒ/コロラドトウヒ 等
用途:カラーリーフ/生垣/ドライフラワー/コニファー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:トウヒ属は約37種を含む属であり、種や品種で形態に差異がありますが、ヨーロッパではクリスマスツリーに使われる主要な樹木であり、また一般的に円錐形に成長する美しい樹形を鑑賞したり、美しい葉やユニークな花を鑑賞する目的で栽培されています。代表的な種にはカナダトウヒ(Picea glauca)やコロラドトウヒ(Picea pungens)等があります。例えば、カナダトウヒは樹形が単幹で端整な円錐形に成長するため、株を等間隔に並べると、お洒落な生垣になったり、エレガントな並木にすることが出来ます。葉の形は針形で枝に密生してるため、緻密で洗練された見た目になります。葉の色は青白色の気孔線が影響して、全体的に白っぽくなる傾向があり、個体や品種により色は緑色・青緑色・青白色・黄色・白色等の多様な色彩を呈します。そのため、カラーリーフとして楽しまれる事も多いです。トウヒ属の種と品種に関しては、種類のリンク先でも詳しく紹介してるため是非ご覧下さい。
ニワトコ属



学名:Sambucus
生活形:落葉低木/落葉小高木
開花:4月~6月
花色:桃・白
葉色:緑・黒・黄・白
樹高:約400~600cm
樹形:叢生型(株立ち)
主な原種:セイヨウニワトコ/ニワトコ/セイヨウアカミニワトコ 等
用途:カラーリーフ/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ニワトコ属は約22種を含む属であり、種や品種で形態に差異が見られますが、一般的に果実を収穫してジャムなどで利用したり、レースフラワーを思わせる上品な花を鑑賞したり、美しい葉を鑑賞する目的で栽培されている植物です。代表的な種である、セイヨウニワトコ(Sambucus nigra)は樹形が叢生型で樹冠は円形に近い見た目になります。葉は羽状複葉で優雅に広がるため、レース模様をみているような上品な印象を与えます。また葉の色が品種により緑色・黄色・黒色と多様なため、カラーリーフとして楽しめる所も魅力でしょう。花はレースフラワーのように、小さな花が散房花序に集まります。そのため、庭木として栽培するとお庭の中にエレガントさを添えるはずです。花が終わると黒色の果実が豊かに実りますが、食用とすることができます。ただし、果実には有毒成分が含まれているため生で食べると吐き気や嘔吐などの中毒を引き起こす可能性があります。そのため、必ず加熱調理して、ジャムなどに加工をして食べるようにしましょう。この他にも、ニワトコ属には様々な種と品種があります。詳しくは種類のリンク先でも紹介してるため、よければご覧下さい。
ネペタ属



学名:Nepeta
生活形:多年草
開花:4月~9月
花色:青・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約30~90cm
草姿:叢生型・分枝型
主な原種:ファーセニー/ネルボサ/キャットニップ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ネペタは一般的にキャットミントと呼ばれており、この植物に含まれているネペタラクトンが、猫を陶酔させる事で広く知られています。そのため、猫好きな人が、猫がリラックスする様子を観察するために、この植物を栽培する事も多いです。また花や葉は上品さな美しさがあるため、鑑賞価値も抜群に高く、エレガントな雰囲気のお庭よく調和します。草姿は叢生型または分枝型で、多数の直立茎がスっと真っ直ぐ伸びるため整然とした印象を与えます。葉は小振りで白緑色をしているため、柔らかな雰囲気を与えるカラーリーフとして働きます。さらに、葉には甘い香りがあるため、芳香のある植物として楽しむのも良いでしょう。開花期は種で差異がありますが、鑑賞用として人気のキャットミント(Nepeta × faassenii)は春と秋に2回ほど開花を楽しめます。紫色の花が穂状に連なり咲き誇る花姿は、豪華さと気品を感じさせるため、お庭にエレガントな雰囲気を添える事ができるでしょう。
ヒアシントイデス属



学名:Hyacinthoides
生活形:多年草
開花:4月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約20~50cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ブルーベル/ツリガネズイセン
用途:グランドカバー/球根植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヒアシントイデスは、鐘形の花が下向きに穂状に連なり、可憐な花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、地面下にある鱗茎が成長に伴って少しずつ増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。地面から伸びる葉は、放射状に広がり地面を覆うため地被植物として活用できます。花の形は鐘形で、先端の裂片が外側にクルンと強くカールして下向きに開花します。そのため、遊び心のあるお洒落な見た目をしています。また花は、上部で弧状に湾曲する花茎に連なり咲くため、優雅さと豪華さを感じさせる花姿となります。花の色は、ふつう青色ですが、種や品種によって桃色や紫色や白色もあります。青色は心を落ち着けるためヒーリングガーデンなどにピッタリですが、桃色の花を選んだら可愛い雰囲気をお庭に添えることが出来るでしょう。
フランスギク属(レウカンセマム属)



学名:Leucanthemum
生活形:多年草/一年草
開花:12月~7月(ノースポール)
花色:白・黄
葉色:緑
草丈:約15~25cm(ノースポール)
草姿:叢生型
主な原種:ノースポール/シャスタデイジー/フランスギク 等
用途:開花期間長い/切り花/種から育てる
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:フランスギク属は約51種を含む属であり、園芸でも生活形・開花期・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
フランスギク属の主な種
- ノースポール(Leucanthemum paludosum):開花期が12月~7月頃まであり、花が少なくなる冬の季節を彩る事が出来る貴重な植物の一つです。花は直径2~4cmの頭花で、開花後は下の節から分枝が進んでさらに開花が続きます。草姿は叢生型または分枝型、株の概形は半球形に盛り上がる形になる。そのため、花壇の縁どりなどにおすすめです。
- シャスタデイジー(Leucanthemum × superbum):株は根茎を介して広範に広がりながら直立茎を何本も伸ばし、沢山の花を咲かせます。花は品種改良が進んでいるため多種多様な花の形と色があり、好みで選べる点も魅力の一つとなります。
プリムラ属



学名:Primula
生活形:多年草
開花:11月~5月
花色:赤・桃・黄・橙・青・紫・緑・白・黒
葉色:緑
草丈:約10~20cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ポリアンサ/ジュリアン/オブコニカ 等
用途:開花期間長い/グランドカバー
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:プリムラ属は約545種を含む属であり、園芸でも草丈・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
プリムラ属の主な種
- プリムラ・ポリアンサ(Primula × polyantha):開花期が11月から5月と長く、花の少なくなる冬の季節を色鮮やかに彩る事から、冬を代表する花として人気の高い植物の一つです。他のプリムラと比べて園芸品種が豊富にあり、花の形・色が多様にあるところが魅力になります。株はロゼット型で基本的に横に大きく広がらずにコンパクトに成長します。また耐寒性が高いため屋外の花壇に並べたり、寄せ植えに使用したりしやすい植物となります。
- プリムラ・オブコニカ(Primula obconica):開花期は11月~4月頃まで、ポリアンサと比べて草丈が高くなり、花も大きいため、豪華な花姿がたのしめます。ただし、寒さに弱いため、基本的に屋内で鑑賞する植物です。
- プリムラ・マラコイデス(Primula malacoides):開花期は11月~4月頃まで、花序は散形花序が総状に配置される複合花序になり、非常に沢山の花が咲きます。そのため、花姿はボリューム感がありながら空気を含んだような柔らかな見た目をしており、霞を見てるような幻想的な雰囲気を添えることができます。
ヘデラ属





学名:Hedera
生活形:常緑つる性木本
開花:8月~11月
花色:黄・白
葉色:緑・黄・白
樹高:約100~3000cm
樹形:ツル型
主な原種:ヘリックス/オカメヅタ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/ツル植物/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/観葉植物/日陰植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ヘデラは、用途に合わせてハンギングやトピアリーなど多種多様に仕立てる事ができて、楓の葉を思わせるようなシャープでカッコイイ見た目の葉を楽しめる所が魅力的な植物となります。樹形はツル型で、他物に気根を付着させて自らを支えながら上へと成長していきます。ただし、茎を支える物がない場合は地面を這ったり、下に垂れ下がります。そのため、園芸ではツルを利用して壁面緑化に利用されたり、地面を覆う地被植物として利用されたり、また植木鉢などに植えてハンギング仕立てにされたり、トピアリー仕立てで楽しまれたりしています。葉は掌状に分裂していて、楓の葉を思わせるようなシャープで洗練された見た目をしており、観葉植物として楽しめばエレガントな雰囲気を空間の中に添えてくれるでしょう。また葉の色も緑・黄・白とあるため、カラーリーフとして楽しむことも出来ます。加えて、ヘデラは耐陰性が高いことから、日陰の庭で楽しめる点も魅力となり、基本的に強健で管理も楽なため育てやすい植物の一つでもあるでしょう。ヘデラはこのように多様な魅力がある事から、非常に人気の高い植物として広く栽培されています。
ベロニカ属





学名:Veronica
生活形:多年草
開花:6月~10月※夏に最も開花する
花色:桃・紫・青・白
葉色:緑・黄・白
草丈:40~120cm(ロンギフォリア)
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ロンギフォリア/スピカータ/トウテイラン 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/背が高い花/切り花
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ベロニカ属は約198種を含む属であり、園芸でも草姿・葉の形・花の形などの形態の異なる様々な種と品種が栽培されています。
ベロニカ属の主な種
- ベロニカ・ロンギフォリア(Veronica longifolia):整然と並ぶ直立茎に、細長い花穂がたくさんついて、豪華な花姿が楽しめる植物です。そのため、お庭に植えるとエレガントな雰囲気を添えることができます。草丈は約40~120cm、草姿は叢生型、直立茎が何本も伸びる、開花は6月~10月、非常に小さな花が総状に高密度に咲き、ボリューム感のある花穂となります。
- トウテイラン(Veronica ornata):茎や葉は白色の毛が密生しているため、上品な印象を与えるシルバーリーフとして楽しめる植物です。また8月~10月の開花期間中は薄い紫色の花が穂状に咲くため、お庭に気品のある雰囲気を添えます。
- カラフトヒヨクソウ(Veronica chamaedrys):草姿が匍匐型で茎が地表面を覆うように広がるため地被植物として利用されます。また開花期の4月~7月には、株全体を覆うように青花が咲き誇るため、湖面を見てるような涼やかで爽やかな花姿が楽しめます。また葉の色が緑色の他に、品種によっては黄色や白色などもあるため、カラーリーフとして楽しむこともできます。
ポピー(ケシ属)

学名:Papaver
生活形:一年草/二年草/多年草
開花:春・夏※播種時期や種により差異がある
花色:赤・桃・橙・黄・黒・白
葉色:緑
草丈:約30~90cm
草姿:ロゼット型・叢生型
主な原種:ヒナゲシ/オリエンタルポピー 等
用途:背が高い花/切り花/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ポピーは、コーヒーカップを思わせるような丸みのある花が、可愛らしい雰囲気を添える魅力的な植物です。花の色は鮮やかで赤・桃・橙・黄・黒・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、太陽を見てるような暖かな雰囲気を添えたい場合は橙色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。
ミント属(ハッカ属)





学名:Mentha
生活形:多年草
開花:7月~9月
花色:桃・紫・白
葉色:緑・黄・白
草丈:約10~90cm
草姿:叢生型・匍匐型
主な原種:ペパーミント/スペアミント/ヨウシュハッカ 等
用途:カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/香りが良い
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ミントは、デザートの香り漬けなどに使用される代表的なハーブのひとつとして知られている植物です。ミントの香りは種や品種で差異があり、例えば、ペパーミントはメントールを由来とするスッキリした香りがあり、アップルミントはリモネン等を由来とする甘い香り、スペアミントのスパイシーな香りなどがあります。ミント属の種や品種については、種類のリンクでも紹介してるためそちらを参考にしてください。
ミントの草姿は叢生型で、地中にある根茎で広がりながら、茎を複数伸ばして群生をつくります。生育旺盛で根茎の広がりが早いため、場所によっては植えてはイケナイ植物として扱われる事もありますが、根茎は基本的に地表近くにあるため比較的に除草は簡単です。花は小さな唇形で、節ごとに集散花序がついている複合花序になります。花穂はボリューム感があり、紫色の花が上品な印象を添えたりますが、葉の収穫のために剪定で取り除かれることも多々あるようです。
ムスカリ属



学名:Muscari
生活形:多年草
開花:3月~5月
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑
草丈:約15~25cm
草姿:叢生型・叢生型
主な原種:ブドウムスカリ/ルリムスカリ/ラティフォリウム 等
用途:グランドカバー/切り花/球根植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ムスカリは、粒々とした花が、穂状に高密度に連なり、果物の葡萄を想像させるような可愛らしい花姿を作り出す魅力的な植物です。草姿はロゼット型で、鱗茎が成長に伴って増殖して、地上に多数の葉と花茎を伸ばし叢生します。葉の形は線形で肉厚になり、葉の向きは種により差異があり、垂直に伸びたり、弧状に湾曲したり、地面に倒れたりしています。開花は3月~5月、花の形は壺形で、丸みのある可愛らしい外観をしており、花は高密度に穂状に連なり咲くため、葡萄をさせるような可愛らしい花姿となるでしょう。花の色は桃・青・紫・白と非常に多彩であり品種も豊富なため、自身の好みの色を選びやすくなっています。例えば、お庭に可愛らしい雰囲気を添えたい場合は桃色の花を選んだり、上品で高貴な雰囲気を添えたい場合は紫色の花を選んだりするとよいかもしれませんね。また球根はとても丈夫で、自然分球して株をどんどん増やすため広範囲を覆いやすいです。そのため、斜面や歩道の傍などにムスカリを沢山植えて、花絨毯の美しい景観が作られることもあります。
ラグラス属(ウサギノオ属)



学名:Lagurus
生活形:一年草
開花:4月~8月
花色:黄・緑・白
葉色:緑
草丈:約10~50cm
草姿:叢生型
主な原種:ウサギノオ 等
用途:グランドカバー/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/種から育てる植物
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラグラスは、ウサギの尾を想像させるような可愛らしい花穂を鑑賞する目的で栽培される植物です。草姿は叢生型で、地下茎が成長に伴い広がりながら、多数の稈が直立に伸びて群生をつくります。花はイネ科でよく見られる小穂が円錐状に並んでおり、絹糸状の毛が密生する事で、ボリューム感と綿のようなふわふわ感がある優しい花姿となります。また花穂は寸胴で丸みのある可愛らしい外観をしており、その外観からウサギの尾に例えられています。開花した花はお庭の中でそのまま楽しむことも出来ますが、収穫してドライフラワーにしたりプリザーブドフラワーとしてアレンジメントで楽しむことも可能です。
ラベンダー(ラヴァンドラ属)







学名:Lavandula
生活形:常緑低木
開花(イングリッシュラベンダー):5月~6月※四季咲き品種は5月~11月になる
開花(フレンチラベンダー):3月~6月
開花(レースラベンダー):周年※一般的な開花は4月~10月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~120cm
樹形:分枝型
主な原種:イングリッシュラベンダー/フレンチラベンダー/レースラベンダー/ラベンダー・アラルディ 等
用途:開花期間長い/カラーリーフ/生垣/切り花/ドライフラワー/プリザーブドフラワー/香りが良い/種から育てる植物/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ラベンダーは属の中に約47種を含み、園芸でも形態の異なる多種多様な種と品種が栽培されています。
ラベンダーの主な種
- イングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia):ラベンダーの中で最も甘くフルーティな香りがあり、また花穂も葡萄のように粒粒としていて可愛らしい外観をしています。花の開花期は一般的に、5月~6月ですが、四季咲き品種は5月~11月まで花が咲くため、品種を選べば花を長く楽しみたい人の希望にも添えます。※品種に関しては種類のリンクからご覧下さい。
- フレンチラベンダー(Lavandula stoechas):ウサギの耳や天使の羽根に例えられる、可愛らしい花姿が魅力的な植物です。イングリッシュ系と比べて花の色が多彩で、苞の美しさが際立ちます。葉や苞を触ると香りがありますが、重要視はされません。幾つかの品種は茎・葉が真っ白で美しいシルバーリーフとして楽しめる品種があります。
- レースラベンダー:ムルチフィダやピナータ等の幾つかのラベンダーの種の総称です。開花期間の長さや、レースの模様を想像させる上品な葉の形が魅力となる植物です。葉を触るとオレガノに似たスパイシーな独特な香りがひろがります。
ローズマリー属



学名:Rosmarinus
生活形:常緑低木
開花:周年※一般的な開花は3月~11月になる
花色:桃・青・紫・白
葉色:緑・白
樹高:約30~180cm
樹形:分枝型
主な原種:オフィキナリス
用途: 開花期間長い/カラーリーフ/グランドカバー/枝垂れる植物/生垣/香りが良い/ロックガーデン
リンク:種類・育て方・楽天で購入
備考:ローズマリーは、樟脳の香りがある枝葉を収穫して料理に利用したり、また花を鑑賞したりする目的で栽培されている植物です。樹形は立性・匍匐性・半匍匐性の3パターンがある。立性は茎が垂直に整然と伸びるため、エレガントなお庭の庭木として最適で生垣としても活用できます。匍匐性は茎が地面を覆うように横に広がったり下垂したりするため、地被植物のように仕立てられたり、壁面を枝垂れさせて仕立てられることもあります。半匍匐性は匍匐茎と直立茎の両方の性質があるため、庭木としてボリューム感を出したり、自然風の生垣として活用されます。開花期間はとても長く、理想的な環境下で花を周年咲かせる能力がありますが、開花が疎らだったり、開花が止まったりすることもあります。花は節から総状花序を出すため、一斉に開花すると株を覆うような豪華な花姿が楽しめます。また紫色の花が、お庭に上品な雰囲気を添えてくれるでしょう。