原産:オーストラリア 科:キク(Asteraceae) 属:オレアリア(Olearia) 種:アキシラリス(axillaris) 別名:コースタル デージーブッシュ(coastal daisybush)/ワイルド ローズマリー(wild rosemary) 開花時期:春・秋 花の色:黄色●白色〇 葉色:緑色●白色〇 分類:常緑低木 草丈:約30~200cm 誕生花:2月7日/12月7日 花言葉:「清純」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
オレアリア(アキシラリス)は学名Olearia axillaris、別名「コースタル デージーブッシュ(coastal daisybush)」や「ワイルド ローズマリー(wild rosemary)」とも呼ばれるオーストラリア原産の常緑低木です。属名のオレアリア(Olearia)の由来はドイツの学者アダム・オレアリウス (Adam Olearius)への献名です。また種小名のアキシラリス(axillaris)は「腋窩の」を意味しており花序に由来します。
オレアリア(アキシラリス)の特徴(魅力)
- 枝がよく枝分かれして密でフサフサとした樹形をつくる
- 緑色の葉や茎には白色の毛が密につくため銀色の美しい外観をしている所
- 栄養の乏しい土壌に耐え乾燥に強い
オレアリア(アキシラリス)は非常よく枝分かれして密に茂る樹形をつくり、高さ200cmまで成長する事もあります。茎や葉には白色の毛が密生しており美しいシルバーリーフとなりますが、古い茎や葉は雨風で毛が失われ緑色に戻る事もあります。また花は葉腋から咲きますが、ぐちゃぐちゃと形が不確かでゴミの様にも見えるためあまり魅力的ではないかもしれません。
園芸では美しいシルバーリーフを鑑賞する目的で庭木として育てられたり、枝が密に茂る事から生垣として境界を囲うのに利用されたり、また矮性品種等では鉢植えに植えられて寄せ植えの素材等でも利用されます。またオレアリア(アキシラリス)は高さが2mに達することもある低木ですが、園芸で流通する品種は殆どが背が低く育てやすい品種ばかりです。
開花時期は春と秋、白色の苞葉に包まれて黄色の小花を葉の付け根(腋花)から咲かせます。樹形は分枝がよくドーム状にこんもり茂り高さ約30(200)cm × 幅は約30(200)cmまで成長します。葉色は緑色で白色の毛がはえており、葉身は線形もしくは楕円形、葉序は互生葉序につきます。
オレアリア(アキシラリス)は一般的に晩春から夏に行う挿し木によって簡単に増やす事が出来ます。育てる際は夏の暑さに強い一方で過湿を苦手にするため土の排水性を高める等の対策が必要です。また軽い霜に耐える一方で強い霜に当たると枯れる恐れがあるため、地域によっては屋外での越冬が難しいでしょう。