植物にとって有益な影響を与える微生物をさし、有機物の分解をするバチルス菌や病原菌の働きを抑える放線菌、植物と共生して栄養を供給するAM菌等があげられます。
これら有用な微生物が増えると、相対的に病害虫や病原菌が減り植物も丈夫に育つため病気になりにくくなります。
目次 |
植物の種類や育て方の紹介を行います
植物にとって有益な影響を与える微生物をさし、有機物の分解をするバチルス菌や病原菌の働きを抑える放線菌、植物と共生して栄養を供給するAM菌等があげられます。
これら有用な微生物が増えると、相対的に病害虫や病原菌が減り植物も丈夫に育つため病気になりにくくなります。
目次 |
有用微生物のまとめ部屋
ボタンを押すと有用微生物の説明と増やし方について説明しています!
バチルス菌とは!?
バチルス菌または枯草菌は、土壌や植物に普遍的に存在し、反芻動物やヒトの胃腸管に存在するグラム陽性のカタラーゼ陽性の真正細菌である。
好気性で最適生育温度は25-35℃になります。また高温に対して耐性があるため水につけ煮沸するとバチルス菌だけ生き残り他の雑菌を滅菌することができる。
バチルス菌の役割
・抗菌性活性リポペプチドや強力な界面活性を示す物質を分泌し病害を防除する。
・有機物質の分解促進にも利用される。
バチルス菌(納豆菌)の増やし方
1⃣米ぬか1kgに水500ccと納豆1パックを使用する。
2⃣バケツ等に米ぬかと水を入れて、よく馴染むまで攪拌を行う!
3⃣納豆を入れ全体が馴染むように攪拌!
4⃣蓋をして1週間程寝かし発酵した匂いがするなら完成です。
AM菌とは
グロムス門に属する150種程度の特殊な菌類。根の細胞内に菌糸を侵入させ樹枝状体または嚢状体を形成する。
AM菌の役割
・植物と共生を行い糖を貰う代わりに、リンやミネラル、水分を植物に供給する。
・根に菌糸をまとわせ病害に対する抵抗性を高めてくれる。
・根の周囲に抗菌性物質を産出することで、病原性微生物の働きを抑制する。
・根の周りに菌鞘を作り出し物理的に根を守る。
AM菌の資材
1⃣資材を入れる際に炭やゼオライトがあると感染率があがります。
|
|
乳酸菌とは
乳酸菌は代謝により乳酸を産生する細菌類の総称。生育の為には糖類、アミノ酸、ビタミンB群、ミネラルが必要な細菌類。ヨーグルト、乳酸菌飲料、漬け物など食品の発酵に寄与している。
乳酸菌の役割
・乳酸が作られるとPHが下がり抗菌作用がうまれる。
・乳酸菌の作る抗菌バクテリオシンのナイシンはグラム陽性菌に対して抗菌作用がある。
・牛乳等を原料に乳酸菌を増やせばカルシウム等のミネラルの補給にもなる。
・バチルス菌等の有用微生物の働きも抑えるため施用する際は注意が必要!
乳酸菌の施用方法
1⃣ヨーグルトを500倍に水で薄め葉面や土壌に散水する。
嫌気性で酸性を好む。米ぬかに水を入れて密封すると増えていく!
放線菌とは
一般に、グラム陽性の細菌のうち、細胞が菌糸を形成して細長く増殖する形態的特徴を示すものを指す慣用名である。
絶対好気性で多くは土壌の落葉の中で生息している。
放線菌の役割
微生物の外殻の物質
・キチン質を溶かすキチナーゼ酵素が微生物の外殻の物質を溶かし糸状菌や線虫の働きを抑える!
・糸状菌が分解出来ないセルロースを放線菌が分解する。
放線菌の増やし方
炭と藁を混和し水を含ませると増殖する。
光合成細菌とは
光合成細菌は、光合成を行う細菌の総称である。
光合成細菌の役割
・放線菌の餌⊂( っ´ω`)っ
・土壌の団粒化
光合成細菌の増やし方
1⃣光合成は種菌を元に培養します。(購入して下さい( ..)”)
2⃣ペットボトルに水1ℓと糖蜜20cc・(種菌EM1)を20ccを入れます。
3⃣光合成で増えるため、後はよく陽の当たる場所に夏場なら1週間・冬場なら2週間程放置します。
その際、毎日ペットボトルの蓋を開けてガス抜きしてください。
4⃣PH3.5以下になっていれば完成
|
酵母菌とは!?
酵母またはイーストは、広義には生活環の一定期間において栄養体が単細胞性を示す真菌類の総称である。
単細胞で球形をしており、出芽(分裂)しながら数を増やします!カビの仲間であるが菌糸を作りません。
酵母菌の役割
・糖を餌にアミノ酸やホルモン・ビタミン・ミネラル等を作り出し死骸になった際には豊富な栄養素となります!
・活動する際に炭酸ガスを発生させ土壌の団粒化も促します。
・植物ホルモン(オーキシン)の効果で成長を促す。
酵母菌の増やし方
1⃣ 1ℓの水に砂糖を30gにドライイーストを1g混ぜ容器密閉したら3日程でできる。(定期的に蓋を開けてガス抜きを行う)
2⃣出来た酵母菌は水で300倍に薄め植物に散布して使用する。
トリコデルマとは
トリコデルマは、フンタマカビ綱ボタンタケ目ボタンタケ科に属する子嚢菌である。
森林土壌など植物遺体の多い場所、枯れ木や朽ち木によく繁茂している。
トリコデルマの役割
・トリコデルマ菌の出すセルラーゼは有機物の中のセルロースを分解する。
・トリコデルマは菌類に寄生し病害の防除に用いられる、ただし椎茸等の有用菌にも攻撃しちゃうよ(๑>•̀๑)テヘ
トリコデルマの資材
|
葉面散布は植物に必要な養分を溶液状態で葉面から吸収させる方法です。メリットは植物に必要な養分を葉面から直接吸収させる事で、固形肥料や液肥よりも素早く吸収させる事が出きる所にあります。
一般に植物の欠乏症状がみられる時に使用する事が多く、原因となった要素の特定や症状の回復を目的として施用します。
また根腐れ等で、根からの養分吸収が期待出来ない時などに使用する事で植物の回復を促したりできます。
目次 |
葉面散布に必要な噴霧器や霧吹き等と溶液を準備し、必要な要素を噴霧器にいれて水と希釈しましょう。
希釈濃度目安 | |
窒素 | 尿素0.5% |
リン | 第一リン酸カリ0.2%~0.5% |
カリウム | 第一リン酸カリ0.2%~0.5% |
カルシウム | 塩化カルシウム0.2%~0.5% |
マグネシウム | 硫酸マグネシウム1% |
鉄 | 硝酸第一鉄0.1% |
マンガン | 硫酸マンガン0.2% |
亜鉛 | 硫酸亜鉛0.2%~4% |
ホウ素 | ホウ砂0.2% |
希釈濃度は高すぎると肥焼け等の障害が発生するので、濃度を守り希釈しましょう。
散布は吸収効率のいい晴れた日の午前中に行います。温度の高い日中は葉焼けのリスクがあるので避けましょう。
散布は葉の表面だけでなく、吸収効率のいい裏面にもかけてください。欠乏症状の出た葉に直接かけると効果的に植物は回復します。
散布された養分はおよそ3日かけて吸収されます。そのため次の散布は最低でも3日以上あけて数回行いましょう。
ペンタガーデンは、多量要素である窒素リン酸カリウムはもちろん、微量要素をバランスよく含み殆どの欠乏症状を治す事ができます。
尿素は生育が悪い植物や、葉が黄白化した植物におすすめの窒素肥料です。
第一燐酸カリは、リン酸とカリウムの入った液肥で、花芽の分化を促進させ植物体を丈夫にする効果があります。
カルクロンは植物を丈夫に育てたい時やカルシウム欠乏を起こした植物におすすめの肥料です。
結晶硫マグFeは、鉄やマグネシウムが不足して葉脈間が黄白化した植物におすすめの肥料です。
色1番は窒素以外の養分がバランスよくふくまれている葉面散布材です。花付きの悪さの改善や植物体を丈夫にするなどの効果を期待でき、ほとんどの生理障害に対処できます。
あ行 | |
赤玉土 | 通気性・保水性・保肥性に富んだ植物の栽培に適する万能用土 |
秋植え球根 | 9月から12月に植える球根、主にチューリップやムスカリ、ラナンキュラスがある。 |
秋蒔き一年草 | 夏の暑さが苦手なため、秋に種を撒き冬から春に花を咲かせる一年草。 |
浅鉢 | 半球形の浅い器 |
亜低木 | |
暗期 | |
暗期中断 | |
暗発芽種子 |
い行 | |
育種 | 植物を遺伝的に改良して新品種を作り出すこと。 |
育苗 | 苗がある程度育つまで人工的に発芽・育成すること。 |
育苗箱 | 種まきや挿し木などで使用する。ポット等と違いまとめて管理ができる。 |
移植 | |
移植ゴテ | |
一代交配種 | |
一年草 | |
稲わら堆肥 | |
忌枝 | |
忌地 | |
穏花植物 |
う行 | |
植木 | 庭や鉢に植えてある木 |
植木バサミ |
え行 | |
エアゾル剤 | |
AL剤 | |
栄養繁殖 | |
腋芽 | |
液剤 | |
液体肥料 | |
枝 | |
枝挿し | |
枝接ぎ | |
F1 | |
F1種子 |
お行 | |
横臥茎 | |
オーキシン | |
温周性 | |
温度処理 |
原産:西ヨーロッパ/バルト海沿岸/マデイラ諸島 科:ナデシコ(Caryophyllaceae) 属:シレネ(silene) 種:ユニフローラ(uniflora) 品種:バリエガータ(variegated) 花の色:白色〇 葉色:緑色●黄色●白色〇 分類:半常緑多年草 草丈:15cm 草姿:這性 開花時期:5月~6月 誕生花:4月16日/5月9日/7月28日 花言葉:「未練」「しつこさ」「偽りの愛」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
シレネ(バリエガータ)は子供の玩具の色を連想させる様な柔らかなパステル調の葉色が特徴の園芸品種です。葉は全体が白色に近い明るい色調で、青緑色の葉の縁部分に白色(~薄黄色)の明るい覆輪が入り、開放感のある明るいお庭やピュアで可愛らしいロマンチックなお庭等によく合うでしょう。
開花時期は晩春から初夏、花色は白色、個々の花は花弁が5個の5数花で風船の様に膨らむ萼から開花し、花序は茎頂に1個の花を単頂花序に咲かせます。草姿は這性で高さは約15cm × 幅は約40cmまで成長します。葉色は緑色(~青緑色)で縁部分に白色(~薄黄色)の覆輪が入り、葉身は披針形もしくは楕円形で肉質、葉序は対生葉序につきます。
シレネ(ユニフローラ種)は学名silene uniflora、別名「ホテイマンテマ」等とも呼ばれる西ヨーロッパ及びバルト海沿岸、マデイラ諸島を原産とする半常緑多年草です。属名のシレネ(silene)はギリシャ神話の神のシーレーノス(Silenus)に由来しています。また種小名のユニフローラ(uniflora)はラテン語で「単一の」を意味する「uni」と「花」を意味する「flora」の二語からきており単一の花を咲かせる事に由来します。
園芸では地面を張ったり下垂する様に伸びる優美な草姿や美しい花を鑑賞する目的で育てられる事が多く、花壇の縁どりとして利用されたり、ロックガーデンの被覆に利用されたり、また鉢植えやハンギングバスケットに植えて玄関先や窓際等に飾り利用されます。園芸品種には、葉の縁部分にクリーム色の覆輪が入る事で柔らかな印象を与える「シレネ(ユニフローラ・バリエガータ)」や白色の花が八重咲きする「スワンレイク」等があり、それぞれお庭の雰囲気に合わせて品種を選ぶと良いでしょう。※その他の種や園芸品種は下のリンクから見れます。
バリエガータ | スワンレイク |
開花時期は晩春から初夏、花色(萼)は白色や桃色があり、個々の花は花弁が5個の5数花で風船の様に膨らむ萼から開花し、花序は茎頂に1個の花を単頂花序に咲かせます。草姿は這性で高さは約10(30)cm × 幅は約20(60)cmまで成長します。葉色は緑色(~青緑色)で品種により黄色や白色の班が入り、葉身は披針形もしくは楕円形で肉質、葉序は対生葉序につきます。
シレネ(ユニフローラ種)は挿し木や株分け、種により増やす事ができます。シレネは基本的に自生地(西ヨーロッパ)の様な冷涼な気候の夏を好んでおり、高温多湿の日本の夏は苦手にしています。そのため、育てる際は夏越しの管理に注意する必要があるでしょう。また冬の寒さには強いですが、葉が落ち株姿はボロボロになる傾向にあります。
目次 | ||
| ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
キャットテール(バリエガータ)は、葉の中にクリーム色の網目状の脈班が入ります。そのため、明るく柔らかな雰囲気をつくるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。また、クリーム色の葉色は柔らかで優しい雰囲気を作るため、ふわふわとした外観の可愛らしい花との相性も抜群です。どちらも、優しく可愛いらしい雰囲気をつくるためロマンチックガーデンなどによく合うでしょう。
キャットテールは学名Acalypha chamaedryfolia、別名では「アカリファ・レプタンス」や「レッド・キャットテール(red cat’s tail)」等とも呼ばれる中央アメリカおよびカリブ海地域が原産の多年草です。
キャットテールの草丈は約15(~30)cm、草姿は匍匐性、茎は匍匐した後に途中で立ち上がる事もあります。葉序は互生、葉色は緑色、葉柄はあり、葉身の長さ1(~3.5)cm、幅は約0.5(~1.5)cm、葉身の形は卵形、葉はふち部分に鋸歯があります。花序は総状花序の様な形態をしており、花序の長さは約5(~10)cm、花は束生します。花弁はなく、紐状のものは雄花の雄蕊からなり、花の色は赤色です。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)です。
楽天で購入 バリエガータは、葉の中にクリーム色の網目状の脈班が入ります。そのため、明るく柔らかな雰囲気をつくるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。また、クリーム色の葉色は柔らかで優しい雰囲気を作るため、ふわふわとした外観の可愛らしい花との相性も抜群です。どちらも、優しく可愛いらしい雰囲気をつくるためロマンチックガーデンなどによく合うでしょう。 | 楽天で購入 めめは、一般的なキャットテールよりも花穂が短く太い所が特徴です。そのため、丸みを帯びる外観をしており他のキャットテールよりも遥かに可愛らしい印象をあたえます。ふわふわとして触りたくなるような可愛いらしい花穂は、愛情を象徴する真っ赤な花色との相性がとてもよいです。そのため、ロマンチックガーデンなどにおすすめしたい品種になります。 |
キャットテール(バリエガータ)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能です。
日当たりが適切な環境で育てる事で光合成が活発に行われるため、株の生育が良くなり、花付きや花の大きさも良くなります。そのため、適切な日当たりに植えてあげる事が非常に重要になります。
キャットテール(バリエガータ)は、通気性と保水性のバランスがよく、しっかり堆肥が入る肥沃な土壌を好みます。水分が停滞するようなジメジメした土壌では、根腐れや腐敗などを引き起こし、生育不良になる事があるため注意が必要です。土壌診断を行い、通気性や保水性が悪かったら、土壌改善を行ってから植え付けを行いましょう。
キャットテール(バリエガータ)は、日光のよく当たる場所で最もよく成長して沢山の花を咲かせます。そのため基本的には日向(直射日光が6時間以上)で育てましょう。また半日影(直射日光3時間~5時間)までで育てる事が可能です。
キャットテール(バリエガータ)は、一般的な草花の培養土で育てられます。自作する場合は通気性が良く適度に肥沃な培養土で育てましょう。
楽天で人気の高い培養土を購入する
キャットテール(バリエガータ)は、基本的にやや湿り気のある土壌を好みます。そのため、土壌の状態を見ながら、やや湿り気のある土壌に保つようにしましょう。 ただし、何時までも水分が停滞するジメジメした環境は根腐れを引き起こす原因となるため、土質や水やりの頻度には注意が必要です。
水やりの頻度は環境(植える場所や土質)にも左右されますが、基本的には土の表面(数cm)が乾いてきたタイミングで水やりを行うといいでしょう。水やりは、土壌内に新鮮な酸素を行き渡らせる目的もあるため、一度に与える水の量はたっぷりと与えてください。
水やりのチェックを簡単にするオススメの道具
キャットテール(バリエガータ)は、ある程度の肥沃な土壌で育てていれば多くの肥料を必要としません。土壌の栄養が乏しい花壇の中で育てていたり、培養土の劣化や栄養がなくなるのが早い鉢植えで育ている場合、必要に応じて元肥と定期的に追肥を与えましょう。
Hardiness:10~11
キャットテール(バリエガータ)は、基本的に冬の寒さと霜に耐えられません。そのため冬越しさせたい場合は温室や屋内に入れて管理するのが一般的です。