ラベンダーは属の中に約39種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、丸く愛らしい蕾をもち甘い香りが魅力的なイングリッシュラベンダーや、樟脳がやや多くスパイシーな香りがあり花数多く精油がたっぷり取れるラバンディン種、兎の耳の様な苞葉が可愛らしく非常に豊富な花色と品種があるストエカス種、開花期間が長くレースの編み物の様な草姿が魅力的なレースラベンダー、上品なシルバーリーフと紫色の花がエレガントな魅力を出すチャイトリアエ等が親しまれています。
ラベンダー属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
ラベンダーの主な種の目次
イングリッシュラベンダー
ラバンディン
フレンチラベンダー
ラベンダー(デンタータ)
レースラベンダー
ラベンダー(アラルディ)
スパイク・ラベンダー
ラベンダー(チャイトリアエ)
ウーリーラベンダー
カナリー・ラベンダー
ラベンダー(ビリディス)
- その他の種や園芸品種
イングリッシュラベンダーの特徴や園芸品種
- 原産:地中海沿岸
- 学名:Lavandula angustifolia
- 草丈:約30~100cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:5月~6月
- 花色:桃色●紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:6月19日/7月2日
- 花言葉:沈黙/誘惑/あなたを待っています
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
イングリッシュラベンダーとは!?
イングリッシュラベンダーは学名Lavandula angustifolia、単にラベンダーと呼ぶ場合は属全体をさすかイングリッシュラベンダー(Lavandula angustifolia)をさしている事がおおく、別名では「コモン・ラベンダー(common lavender)」や「ラベンダー・アングスティフォリア」とも呼ばれる地中海沿岸が原産の常緑低木です。
イングリッシュラベンダーの語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のangustifoliaは「狭い」を意味するラテン語の「angusti」と「葉」を意味する「folia」の2語からなり、イングリッシュラベンダーの葉の幅が狭い事に由来します。
イングリッシュラベンダーの特徴(魅力)
- イングリッシュラベンダーは甘い香りがする花や葉を鑑賞もしくは収穫して香りの良いドライフラワーとして楽しんだり、料理の香り付け等にして利用する目的で育てられる植物です。
- 花はふつう丸みを帯びた萼(蕾)と花を鑑賞する目的で育てられており、萼は節ごとに多数ついてブドウの様な可愛らしい外観をつくります。
- 花(花序)の長さは約2~8cm、花序につく苞(葉が変化したもの)は小さく目立たず直ぐ落ちるため、花だけの様な洗練された外観をつくります。
- 萼からはシソ科でよく見られる唇形の花が咲きます。
- 上品な紫色の花は、静かで優雅な雰囲気を漂わせ、高貴(貴族等)な印象を与えたり、ミステリアスな印象を与えたりします。そのためエレガントなお庭や格式高い風格あるお庭等によく合うでしょう。
- イングリッシュラベンダーの葉は細長く洗練された形をしているため、雑多な印象にならず、上品な雰囲気をつくります。
- 葉は白色の腺毛が密生するため灰みを帯びた白緑色の外観をしており、シルバーリーフの様な上品な印象を与えます。
- イングリッシュラベンダーの香りは他のラベンダーと比べて香りが甘い所が特徴です。
- 他のラベンダーと比べて樟脳の含有率が非常に低いため「薬品」や「木」を連想させる様な鋭い香りが殆どありません。
- イングリッシュラベンダーに含まれる主な精油はリナロール・酢酸リナリル・ゲラニオール等です。
- リナロールは柑橘類やブルーベリーやバラ等に例えられる甘く華やかな香りがあり、風味は甘くフルーティーです。精油は化粧品やアロマテラピー等の様々な場面にも使われており、精油の効果にはイライラや興奮といった神経系の過活動を抑える働き(鎮静効果)や、不安や緊張を和らげる効果(抗不安効果)等があります。
- 酢酸リナリルはラベンダーやベルガモット(柑橘類)等に例えられる甘い香りがあります。精油はアロマセラピー等に利用されており、精油の効果には、痛みを抑える鎮痛作用や、イライラや興奮といった神経系の過活動を抑える鎮静作用があります。
- ゲラニオールは「柑橘類」「ローズ」等に例えられる甘く華やかな香りがあり、風味はフルーティーで、精油は食品の香料やアロマオイル等にも利用されています。
- イングリッシュラベンダーの茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため茎・葉・萼を手で触ったりして壊すとイングリッシュラベンダー特有の甘い香りを周囲に漂わせます。
花は料理用のハーブとしても利用されており、焼き菓子等に入れて香り付けや色味として利用されたりします。
花は砂糖に混ぜて風味づけに使われる事もあり、ラベンダーを入れた砂糖はラベンダー・シュガーと呼ばれています。
- ラベンダー・シュガーはラベンダーの甘くフルーティーな香りと風味が砂糖に加わり、ケーキに入れる砂糖として利用されたり、ヨーグルトに入れられて食べられたりします。
花はハーブティーに入れて飲まれており、精油の優しい香りが不安や緊張を和らげ、寝る前に飲むと安眠に繋がると言われています。
イングリッシュラベンダーには不安・緊張・興奮といった精神的ストレスを抑える精油が多く含まれている事から、アロマテラピーでもよく利用されます。
花(萼)は乾燥しても色褪せが少ないためドライフラワーとしてよく利用されており、乾燥した後も香りが失われず残るためポプリ等に利用されたりします。
- イングリッシュラベンダーは切り花としても利用されます。
- ただし水揚げが悪く花瓶の中で3日ほどしか楽しめません。
- イングリッシュラベンダーは非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
イングリッシュラベンダーの樹高は約30(~100)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれして直立します。若い茎の色は緑色、白色の腺毛が生えるため白緑色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは暗褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の腺毛が多い場合は白緑色の外観をしています。葉身の大きさは長さ約1.5(~5)cm、幅約0.2(~0.5)cm、葉身の形は線形です。花序は輪散花序、輪散花序は長さ約2(~8)cmです。萼(蕾)は筒状、長さ約0.5cm、幅約0.2cm、色は緑色・紫色・青色・白色・桃色があり、腺毛が密に付いています。花冠は唇形花、唇形花は長さ約1cm、上唇は2裂、下唇は3裂、雄蕊は約4個、雌蕊は1個です。果実は分離果(雌蕊が複数室をもつ子房をもっており熟すと子房がそれぞれ縦に割れて分離します)です。
イングリッシュラベンダーのドライフラワーの楽しみ方
- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは花の見栄えが良いものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- 収穫した花はハンギング法で乾燥させます。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
イングリッシュラベンダーの切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 茎に付いた葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて取り外しましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶の水は少なめの浅水にしましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約2~3日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
浅水
浅水とは花瓶等の容器に入れる水の量を減らして、浅い水で花を生ける方法です。浅水のメリットは、水に浸かる茎の面積を減らし茎の腐敗リスクを低減することです。そのため浅水は主に茎が柔らかく腐敗しやすい花等で利用されます。
イングリッシュラベンダーのハーブティーの楽しみ方

- ハーブティーに必要な物を準備します。
- 急須・カップ・お湯・新鮮な花(小さじ4杯) or 乾燥した花(小さじ1杯)
- イングリッシュラベンダーの花の蕾(新鮮or乾燥)を急須に入れます。
- 新鮮な花の場合は小さじ4杯
- 乾燥した花の場合は小さじ1杯
- 急須の中にお湯を180~200ml入れて蓋をします。
- 蓋を閉めておかないと精油(揮発成分)が抜けるため注意です。
- 急須の中で約5分~10分蒸らしましょう。
- 蒸らし終わったら急須の中のお茶をカップに注ぎ入れます。
- お好みで蜂蜜やレモン等を加えてください。
クックパッドのレシピ
おすすめのティーポット
イングリッシュラベンダーの園芸品種の紹介
ラベンダー(ラバンディン)の特徴や園芸品種
- 学名:Lavandula × Intermedia
- 草丈:約60~120cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:6月~9月
- 花色:紫色●青色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:6月19日/7月2日
- 花言葉:沈黙/誘惑/あなたを待っています
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ラベンダー(ラバンディン)とは!?
ラベンダー(ラバンディン)は学名Lavandula × Intermedia、甘い香りがするイングリッシュ・ラベンダー(L. angustifolia)と樟脳が多く刺激的な匂いがあるスパイク・ラベンダー(L. latifolia)の交雑種で、別名「ラベンダー・インターメディア」や「ハイブリッド・ラベンダー(Hybrid Lavender)」とも呼ばれる常緑低木です。
ラベンダー(ラバンディン)の語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のIntermediaはラテン語で「中間の/中央の」を意味しており交雑種である事に由来します。
ラベンダー(ラバンディン)の特徴(魅力)
- ラベンダー(ラバンディン)は花が多く咲き、また精油の収量が多いため、精油を採取する目的で商業的に最も多く栽培されるラベンダーです。
- また園芸でも花を鑑賞したり香りを楽しむ目的で育てられます。
- 花はイングリッシュラベンダーと比べて花穂がとても長く15cmに達する事もあり、またしばしば茎が途中で分岐してスパイクラベンダーの様に直立する茎に複数の花穂がついたりします。
- 萼は筒状で腺毛が密に生えており、花弁の様に紫色・青色・白色・桃色に色づいています。
- 萼からはシソ科でよく見られる唇形の花が咲きます。
- 上品な紫色の花は、静かで優雅な雰囲気を漂わせ、高貴(貴族等)な印象を与えたり、ミステリアスな印象を与えたりします。そのためエレガントなお庭や格式高い風格あるお庭等によく合うでしょう。
- ラベンダー(ラバンディン)の葉は細長く洗練された形をしていますが、イングリッシュラベンダーと比べると幅広になる傾向があると言われています。
- 葉は白色の腺毛が密生するため灰みを帯びた白緑色の外観をしており、シルバーリーフの様な上品な印象を与えます。
- ラベンダー(ラバンディン)の香りは、殆ど樟脳を含まないイングリッシュラベンダーと比べると樟脳が約3~15%含有しているため、薬品の匂い等を思わせるスッキリとした爽やかな香りを感じさせる傾向にあります。
- 花の香りは品種によってかわり、柑橘類等を思わせる甘い香りがするものや、薬品やローズマリーを思わせる様なスッキリした香りがあるもの等があります。
- 何故ならイングリッシュ・ラベンダー(L. angustifolia)とスパイク・ラベンダー(L. latifolia)のどちらの影響を濃く受けているかで変わるからです。
- ラベンダー(ラバンディン)に含まれる主な精油はリナロール(約30~40%)・酢酸リナリル(約20~30%)・樟脳(約3~15%)・シネオール等です。
- リナロールは柑橘類やブルーベリーやバラ等に例えられる甘く華やかな香りがあり、風味は甘くフルーティーです。精油は化粧品やアロマテラピー等の様々な場面にも使われており、精油の効果にはイライラや興奮といった神経系の過活動を抑える働き(鎮静効果)や、不安や緊張を和らげる効果(抗不安効果)等があります。
- 酢酸リナリルはラベンダーやベルガモット(柑橘類)等に例えられる甘い香りがあります。精油はアロマセラピー等に利用されており、精油の効果には、痛みを抑える鎮痛作用や、イライラや興奮といった神経系の過活動を抑える鎮静作用があります。
- 樟脳はクスノキや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は医薬品や防虫剤等に幅広く利用されており、精油の効果には抗菌作用・抗ウィルス作用・防虫作用等があります。
- シネオールは「ユーカリ」や「樟脳」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあり、精油の効能には集中力を高め記憶力を上げる効果があるとされています。
- 花の香りは品種によってかわり、柑橘類等を思わせる甘い香りがするものや、薬品やローズマリーを思わせる様なスッキリした香りがあるもの等があります。
- ラベンダー(ラバンディン)の茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため茎・葉・萼を手で触ったりして壊すとラバンディン特有の香りを周囲に漂わせます。
花(萼)は乾燥しても色褪せが少ないためドライフラワーとしてよく利用されており、乾燥した後も香りが失われず残るためポプリ等に利用されたりします。
- ラバンディンは花の量がイングリッシュラベンダーと比べて多いため、花材として沢山利用出来る所も魅力です。
ラバンディンは乾燥した後も香りが長く失われず残るためポプリ等に加工して楽しまれます。
- ラバンディンはイングリッシュラベンダーと違い食べると有毒な樟脳を 含有するため、あまり食用には向きません。
- ポプリやアロマキャンドル等に加工して別の用途で楽しみましょう。
- ラベンダー(ラバンディン)は切り花としても利用されます。
- ただし水揚げが悪く花瓶の中で3日ほどしか楽しめません。
- ラベンダー(ラバンディン)は大株に育つ事から自然な樹形を活かしたインフォーマルな生垣で利用される事があります。
- ラベンダー(ラバンディン)は非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
ラベンダー(ラバンディン)の樹高は約60(~120)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれして直立して、茎はしばしば上部でも分岐します。若い茎の色は緑色、白色の腺毛が生えるため白緑色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは暗褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の腺毛が多い場合は白緑色の外観をしており、葉身の形は線形です。花序は輪散花序、輪散花序は長さ約6(~15)cmです。萼(蕾)は筒状、色は緑色・紫色・青色・白色・桃色があり、腺毛が密に付いています。花冠は唇形花、上唇は2裂、下唇は3裂しています。
ラベンダー(ラバンディン)のドライフラワーの楽しみ方

- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは花の見栄えが良いものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- 収穫した花はハンギング法で乾燥させます。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
ラベンダー(ラバンディン)の切り花の楽しみ方
- 収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 茎に付いた葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて取り外しましょう。
- 水揚げは水切りを行います。
- 花瓶の水は少なめの浅水にしましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約2~3日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
浅水
浅水とは花瓶等の容器に入れる水の量を減らして、浅い水で花を生ける方法です。浅水のメリットは、水に浸かる茎の面積を減らし茎の腐敗リスクを低減することです。そのため浅水は主に茎が柔らかく腐敗しやすい花等で利用されます。
ラベンダー(ラバンディン)の園芸品種の紹介
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フレンチラベンダーの特徴や園芸品種
- 原産:ヨーロッパ
- 学名:Lavandula stoechas
- 草丈:約30~100cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:3月~6月
- 花色:赤色●桃色●紫色●青色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 誕生花:5月19日
- 花言葉:期待/沈黙/豊香/私に答えてください
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
フレンチラベンダーとは!?
フレンチラベンダー(French lavender)は学名Lavandula stoechas、別名「ラベンダー・ストエカス」や「スパニッシュ・ラベンダー(Spanish lavender)」等とも呼ばれるヨーロッパ原産の常緑低木です。
フレンチラベンダーの語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のstoechasはギリシャ語で「1列に並ぶ」を意味する「στοιχώδες」からきており、この種のギリシャ語名でもあります。
フレンチラベンダーの特徴(魅力)
- フレンチラベンダーは「うさぎの耳」や「天使の羽」等に例えられる可愛らしい花を鑑賞もしくは収穫してドライフラワー等にする目的で育てられる植物です。
- 花(小花)は苞葉の奥に保護され目立たない形であり、苞葉(苞片)の間から顔を出す様に開花します。
- 苞葉は頂部につく長い苞葉と花を覆う小さな苞葉があります。
- 頂部の苞葉は長さ約1~5cmあり2枚以上つき、うさぎの耳の様な外観をつくります。
- 花を覆う苞葉は長さ約0.8cmと小さく卵形もしくは菱形で規則正しく並び花を保護しています。
- 苞葉は頂部につく長い苞葉と花を覆う小さな苞葉があります。
- フレンチラベンダーは花色がとても豊富で、紫色・青色・桃色・赤色・緑色・白色等があり、特に赤色の花はラベンダーで見る事が殆どない珍しい色です。
- また小花の色と苞葉の色が異なることも多く複色のコントラストが楽しめる所も魅力です。
- フレンチラベンダーの葉は細長く洗練された形をしています。
- フレンチラベンダーは葉の縁部分にギザギザとした鋸歯が無いため、同様の通称(フレンチラベンダー)で呼ばれる事もあるフリンジラベンダーと区別する事が出来ます。
- フリンジラベンダーは葉の縁部分にギザギザとした鋸歯があります。
- 葉は白色の腺毛が密生するため灰みを帯びた白緑色の外観をしており、シルバーリーフの様な上品な印象を与えます。
- フレンチラベンダーは葉の縁部分にギザギザとした鋸歯が無いため、同様の通称(フレンチラベンダー)で呼ばれる事もあるフリンジラベンダーと区別する事が出来ます。
- フレンチラベンダーは他のラベンダーと比べると軽い香りで、樟脳を多くふくむため薬品やローズマリーを思わせる様な匂いがします。
- フレンチラベンダーに含まれる主な精油はフェンコン・樟脳・シネオール等です。
- フェンコンはローズマリーや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。
- 樟脳はクスノキや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は医薬品や防虫剤等に幅広く利用されており、精油の効果には抗菌作用・抗ウィルス作用・防虫作用等があります。
- シネオールは「ユーカリ」や「樟脳」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあり、精油の効能には集中力を高め記憶力を上げる効果があるとされています。
- フレンチラベンダーに含まれる主な精油はフェンコン・樟脳・シネオール等です。
- フレンチラベンダーの茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと、強い香りを周囲に漂わせます。
- 花(萼)は乾燥しても色褪せが少ないためドライフラワーとしてよく利用されており、花や葉はポプリにされたりもします。
- フレンチラベンダーは切り花としても利用されます。
- フレンチラベンダーは数10年生きる事もあるイングリッシュラベンダー等と比べると短命で、また寒さにも弱い所があります。
- フレンチラベンダーは非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。


フレンチラベンダーの樹高は約30(~100)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれしながら直立します。若い茎の色は緑色、白色の腺毛が生えるため白緑色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは暗褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の腺毛が多い場合は白緑色の外観をしており、葉身の大きさは長さ約1(~4)cm、幅約0.2(~0.5)cm、葉身の形は線形です。花序は輪散花序、輪散花序は円筒型で長さ約2(~5)cmあります。花冠は唇形花、唇形花は長さ約0.5(~0.8)cm、上唇は2裂、下唇は3裂しています。苞葉は、頂部につく長い苞葉と花を覆う小さな苞葉(苞片)があります。頂部の苞葉は長さ約1(~5)cm、数は2個以上つきます。花を保護する小さな苞葉は長さ約0.4(~0.8)cm、形は卵形もしくは菱形、規則正しく並び鱗状につきます。
フレンチラベンダーのドライフラワーの楽しみ方

- 収穫は乾燥が続く日の朝(朝露が消えた後)もしくは夕方に行いましょう。
- 収穫のタイミングは花の見栄えが良いものを選びます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- 収穫した花はハンギング法で乾燥させます。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
フレンチラベンダーの切り花の楽しみ方
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
浅水
浅水とは花瓶等の容器に入れる水の量を減らして、浅い水で花を生ける方法です。浅水のメリットは、水に浸かる茎の面積を減らし茎の腐敗リスクを低減することです。そのため浅水は主に茎が柔らかく腐敗しやすい花等で利用されます。
フレンチラベンダーの園芸品種の紹介
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ラベンダー(デンタータ)の特徴や園芸品種


- 原産:大西洋諸島/アラビア半島/地中海沿岸
- 学名:Lavandula dentata
- 草丈:約30~100cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:4月~10月(環境が良ければ周年)
- 花色:紫色●青色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 誕生花:5月19日
- 花言葉:期待/沈黙/豊香/私に答えてください
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/香りが良い/切り花
ラベンダー(デンタータ)とは!?
ラベンダー(デンタータ)は学名Lavandula dentata、別名「フリンジ・ラベンダー(fringed lavender)」や「フレンチ・ラベンダー(French lavender)」等とも呼ばれる大西洋諸島及びアラビア半島、地中海沿岸が原産の常緑低木です
ラベンダー(デンタータ)の語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のdentataはラテン語で「歯状の」「歯のある」を意味しており、葉の縁がギザギザしていて歯を連想させる事に由来します。
- 英名フリンジ・ラベンダーは「fringed(縁取られた/縁のある)」と「ラベンダー」の2語からなり葉の縁部分にギザギザした縁どりがある事に由来します。
ラベンダー(デンタータ)の特徴(魅力)
- ラベンダー(デンタータ)は葉の縁部分にノコギリの様な鋸歯をがある所と、花弁の様に色づく苞葉に保護され開花する個性的な花が魅力の植物です。
- 花は開花期間が長く春から初夏に最も開花した後、秋まで花を楽しむ事が出来ます。
- 花(小花)は苞葉の奥に保護され目立たない形であり、苞葉(苞片)の間から顔を出す様に開花します。
- 苞葉は卵形もしくは菱形をしており、上部と中部・下部で色が違います。
- 上部の苞葉はふつう青色もしくは紫色をしています。
- 中部・下部の苞葉は灰紫色もしくは灰緑色をしています。
- ラベンダー(デンタータ)の葉は縁部分にノコギリの様なギザギザとしたあり鋸歯があります。
- 葉は白色の毛が生えているためしばしば灰みを帯びた白緑色の外観をしており、シルバーリーフの様な上品な印象を与える事があります。
- ラベンダー(デンタータ)は花や葉にユーカリや薬品などを思わせる様なスッキリとした爽やかな香りがあります。
- ラベンダー(デンタータ)に含まれる主な精油はシネオールで、他にフェンコンや樟脳等が含有しています。
- シネオールは「ユーカリ」や「樟脳」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあり、精油の効能には集中力を高め記憶力を上げる効果があるとされています。
- フェンコンはローズマリーや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。
- 樟脳はクスノキや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は医薬品や防虫剤等に幅広く利用されており、精油の効果には抗菌作用・抗ウィルス作用・防虫作用等があります。
- ラベンダー(デンタータ)に含まれる主な精油はシネオールで、他にフェンコンや樟脳等が含有しています。
- ラベンダー(デンタータ)はイングリッシュラベンダーと違い、食べると有毒な樟脳を含有するため、あまり食用には向きません。
- ラベンダー(デンタータ)の茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと、強い香りを周囲に漂わせます。
- ラベンダー(デンタータ)は別名でフレンチラベンダーと呼ばれる事もあり、同名のストエカス種と比較される事があります。
- ラベンダー(デンタータ)は非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
ラベンダー(デンタータ)の樹高は約30(~100)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれしながら直立します。若い茎の色は緑色、白色の毛が生えるため白緑色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは暗褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の毛が生えるため白緑色の外観をしており、葉身の大きさは長さ約1(~4)cm、幅約0.3(~0.8)cm、葉身の形は線形、縁部分に鋸歯があります。花序は輪散花序、輪散花序は円筒型で長さ約2(~7)cmあります。花冠は唇形花、唇形花は上唇は2裂して下唇は3裂しています。苞葉(苞片)は、卵形もしくは菱形、長さ約0.8(~1.2)cm、花序上部の苞葉(苞片)は青色もしくは紫色、花を覆う苞葉(苞片)は灰紫色もしくは灰緑色をしており、やや疎らに並び鱗状につきます。
ラベンダー(デンタータ)の園芸品種の紹介
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レースラベンダーの特徴や園芸品種
- 原産:イベリア半島/シチリア/北西アフリカ清/カナリア諸島/地中海沿岸
- 学名:Lavandula pinnata/Lavandula multifida
- 草丈:約50~100cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:5月~10月(環境が良ければ周年)
- 花色:紫色●青色●
- 葉色:緑色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 花言葉:繊細/沈黙/清潔/あなたを待っています
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/香りが良い/切り花
レースラベンダーとは!?
レースラベンダーとは、ラベンダー・ピナータ(Lavandula pinnata)と、ラベンダー・ムルチフィダ(Lavandula multifida)の流通名です。どちらも似た樹形と葉の形、花の形をしており、レースの様な葉をもつ所から「レースラベンダー」の名前の由来がきています。
レースラベンダーの語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のpinnataはラテン語で「羽状の」を意味し、葉が裂けて羽状になっている事に由来しています。
- 種小名のmultifidaは「多数の」「多くの」を意味するラテン語の「multi」と、「分かれた」「分離した」を意味する「fida」からきており、花もしくは葉の分裂した形に由来します。
- レースラベンダーの由来は、葉が細かく分裂してレースの編み物の様な外観をしている所からきています。
レースラベンダーの特徴(魅力)
- レースラベンダーは「レースの編み物」や「シダ植物」を連想させる羽状に広がる葉の形と、花茎の頂部で1~3個の花穂が並び咲く花姿が特徴の植物です。
- レースラベンダーは上部に葉が殆どないため茎と花だけの様な洗練された雰囲気をつくります。
- 葉は下部に多く集まり、こんもりと地面を覆うため、地被植物の様に働きます。
- 葉はシダ植物の様に羽状に広がり隙間から光を通すためレースの編み物の様な上品な外観をつくります。
- 葉は白色の毛が生えているため灰みを帯びた白緑色の外観をしており、シルバーリーフの様な上品な印象を与える事があります。
- レースラベンダーの花は、他のラベンダーの様に萼や苞葉が目立たず、開花する花弁が最も装飾的です。
- また1個の花茎に1~3個の花穂が並んでつく所も特徴です。
- 花(小花)は疎らに開花するため個性的な外観をしています。
- ムルチフィダ種はピナータ種と同様にレースラベンダーと呼ばれており、非常に似た樹形と葉の形、花の形をしています。
ムルチフィダ種は小花が螺旋状に並ぶ傾向にあると言われています。
ピナータは小花が規則正しく並ぶ傾向があると言われます。
- レースラベンダーは花や葉に「オレガノ」や「松」に似た刺激的な強い香りがあります。
- レースラベンダーに含まれる主な精油はカルバクロールです。
- カルバクロールは「オレガノ」「木の香り」「樟脳」等に例えられる刺激的な辛味を感じさせる香りがあり、また辛味を感じさせる風味があります。精油は食品(飲料等)の香料や化粧品等に利用されており、精油の効能には「抗菌・抗真菌作用」「抗酸化作用」等があります。
- レースラベンダーに含まれる主な精油はカルバクロールです。
- レースラベンダーの茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと、強い香りを周囲に漂わせます。
- レースラベンダーは非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
レースラベンダーの樹高は約30(~100)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれしながら直立します。若い茎の色は緑色、白色の毛が密に生えるため白緑色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは褐色になります。葉は下部に多く集まり、葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の毛が生えるため白緑色の外観をしており、葉身の形は2回羽状深裂、小葉は線形もしくは披針形です。花序は輪散花序、輪散花序は長さ約1(~8)cm、花茎の頂部に1(~3)個つきます。花冠は唇形花、唇形花は上唇は2裂して下唇は3裂しています。
レースラベンダーの園芸品種の紹介
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ラベンダー(アラルディ)の特徴や園芸品種
ラベンダー(アラルディ)とは!?
ラベンダー(アラルディ)は学名Lavandula × allardii、スパイク・ラベンダー(L. latifolia)とフリンジラベンダー(L.dentata)の交雑種の常緑低木です。
ラベンダー(アラルディ)の語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
ラベンダー(アラルディ)の特徴(魅力)
- ラベンダー(アラルディ)はスパイク・ラベンダー(L. latifolia)とフリンジラベンダー(L.dentata)の交雑種です。
スパイク・ラベンダーから、葉の幅の広さ、樟脳のスッキリした香り、花序の形などを受け継いでいます。
ラベンダー・デンタータから、葉の縁部分に入るギザギザとした鋸歯、花序につく小さな苞葉などを受け継いでいます。
- 花は節ごとに小花が輪状に多数並び段々と開花します。
- 萼は筒状で腺毛が密に生えており、花弁の様に紫色や青色もしくは灰みを帯びる紫色に色づいています。
- 萼からはシソ科でよく見られる唇形の花が咲きます。
- ラベンダー(アラルディ)の葉はデンタータと比べると、やや幅が広く、縁部分にノコギリの様なギザギザとした鋸歯があります。
- 葉は白色の毛が生えているためしばしば灰みを帯びた白緑色の外観をしており、シルバーリーフの様な上品な印象を与える事があります。
- 幾つかの品種では黄色(~白色)の班が入るため、明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめます。
- ラベンダー(アラルディ)は花や葉に薬品や樟脳などを思わせるスッキリとした爽やかな香りがあります。
- ラベンダー(アラルディ)に含まれる主な精油は樟脳等です。
- 樟脳はクスノキや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は医薬品や防虫剤等に幅広く利用されており、精油の効果には抗菌作用・抗ウィルス作用・防虫作用等があります。
- ラベンダー(アラルディ)に含まれる主な精油は樟脳等です。
- ラベンダー(アラルディ)の茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと、強い香りを周囲に漂わせます。
- ラベンダー(アラルディ)は非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
ラベンダー(アラルディ)の樹高は約30(~90)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれしながら直立します。若い茎の色は緑色、白色の毛が生えるため白緑色の外観をしています。成熟した茎は木質化して褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の毛が生えるため白緑色の外観をしており、葉身の形は狭楕円形もしくは線形、縁部分に鋸歯があります。花序は輪散花序です。萼(蕾)は筒状、色は紫色もしくは灰みを帯びる紫色、腺毛が密に付いています。花冠は唇形花、上唇は2裂、下唇は3裂しています。
ラベンダー(アラルディ)の園芸品種の紹介
メルローの特徴は、葉のふち部分に入るクリーム色の覆輪にあります。クリーム色の覆輪は、明るい印象を与えたり、柔らかな印象を与えたりすることができるため、上品な雰囲気をつくるエレガントガーデンや、柔らかな雰囲気をつくるロマンチックガーデン等にピッタリなカラーリーフとなります。 また初夏から夏にかけてはラベンダー色の上品な花が咲くため、クリーム色の葉と相乗効果を生み出し、より柔らかで優しい雰囲気を作り出すことが出来るでしょう。 メルローには、アラルディ種特有の精油の豊富さがあります。葉を触ると樟脳のスッキリした香りが広がるため、ガーデンファニチャー等の近くに置いて、ティータイムを楽しみながらメルローの葉を触り、香りを楽しむのも良いでしょう。 |
スパイク・ラベンダーの特徴や園芸品種


- 原産:ポルトガル/スペイン/フランス/イタリア
- 学名:Lavandula latifolia
- 草丈:約30~100cm
- 分類:常緑低木6月~9月
- 開花時期:
- 花色:紫色●青色●
- 葉色:緑色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 用途: カラーリーフ/香りが良い/切り花
スパイク・ラベンダーとは!?
スパイク・ラベンダーは学名Lavandula latifolia、別名「ヒロハ・ラベンダー」や「ラベンダー・ラティフォリア」等とも呼ばれるポルトガル及びスペイン、フランス、イタリアが原産の常緑低木です。
スパイク・ラベンダーの語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- latifoliaはラテン語で「広い」を意味する「lati」と、ラテン語で「葉」を意味する「folia」の2語からきており、幅の広い葉に由来しています。
- 英名スパイク・ラベンダーの由来は、恐らく花穂(spike)が多いラベンダー(lavender)からきています。
- 和名ヒロハ・ラベンダーは葉が広い事に由来します。
スパイク・ラベンダーの特徴(魅力)
- スパイク・ラベンダーは樟脳の含有量が多いためイングリッシュラベンダーと比較して刺激的な香りがあり、直立する茎に複数の花穂をつけます。
- 花はイングリッシュラベンダーに似た花を咲かせますが、直立する茎が枝分かれして複数の花穂をつけます。
- 萼は筒状で花弁のように青色や紫色に色付き装飾的です。
- 萼からはシソ科でよく見られる唇形の花が咲きます。
- スパイク・ラベンダーの葉は細長いですが、イングリッシュラベンダーと比較すると幅広くなる傾向にあり、和名ヒロハ・ラベンダーの由来にもなっています。
- 葉は白色の腺毛が密生するため灰みを帯びた白緑色(~白色)の外観をしており、シルバーリーフの様な上品な印象を与えます。
- スパイク・ラベンダーは樟脳を多く含んでいるため、甘い香りがするイングリッシュラベンダーと比べ、薬品などを思わせるような刺激的な香りがあります。
- スパイク・ラベンダーに含まれる主な精油はリナロール(約20~40%)・酢酸リナリル(約20~30%)・樟脳(約10~20%)・シネオール(約10~20%)等です。
- リナロールは柑橘類やブルーベリーやバラ等に例えられる甘く華やかな香りがあり、風味は甘くフルーティーです。精油は化粧品やアロマテラピー等の様々な場面にも使われており、精油の効果にはイライラや興奮といった神経系の過活動を抑える働き(鎮静効果)や、不安や緊張を和らげる効果(抗不安効果)等があります。
- 酢酸リナリルはラベンダーやベルガモット(柑橘類)等に例えられる甘い香りがあります。精油はアロマセラピー等に利用されており、精油の効果には、痛みを抑える鎮痛作用や、イライラや興奮といった神経系の過活動を抑える鎮静作用があります。
- 樟脳はクスノキや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は医薬品や防虫剤等に幅広く利用されており、精油の効果には抗菌作用・抗ウィルス作用・防虫作用等があります。
- シネオールは「ユーカリ」や「樟脳」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあり、精油の効能には集中力を高め記憶力を上げる効果があるとされています。
- スパイク・ラベンダーに含まれる主な精油はリナロール(約20~40%)・酢酸リナリル(約20~30%)・樟脳(約10~20%)・シネオール(約10~20%)等です。
- スパイク・ラベンダーの茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため、茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと強い香りを周囲に漂わせます。
- 花(萼)は乾燥しても色褪せが少ないためドライフラワーとしてよく利用されており、乾燥した後も香りが失われず残るためポプリ等に利用されたりします。
- スパイク・ラベンダーはイングリッシュラベンダーと違い食べると有毒な樟脳を多く含有するため、あまり食用には向きません。
- スパイク・ラベンダーは非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
スパイク・ラベンダーの樹高は約30(~100)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれして直立します。若い茎の色は緑色、白色の腺毛が生えるため白緑色(~白色)の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の腺毛が多い場合は白緑色(~白色)の外観をしています。葉身の大きさは長さ約2(~6)cm、幅は約0.2(~8.5)cm、葉身の形は披針形もしくは線形です。花序は輪散花序、輪散花序は長さ約2(~5)cmで直立する茎に複数つきます。萼(蕾)は筒状で色は緑色・紫色・青色があり腺毛が密に付いています。花冠は唇形花、唇形花は上唇が2裂して下唇が3裂します。果実は分離果(雌蕊が複数室をもつ子房をもっており熟すと子房がそれぞれ縦に割れて分離します)です。
スパイク・ラベンダーの園芸品種の紹介
ラベンダー(チャイトリアエ)の特徴や園芸品種
- 学名:Lavandula × chaytoriae
- 草丈:約30~60cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:6月~8月
- 花色:紫色●青色●
- 葉色:緑色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:強い
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ラベンダー(チャイトリアエ)とは!?
ラベンダー(チャイトリアエ)は学名Lavandula × chaytoriae、甘い香りがするイングリッシュ・ラベンダー(L. angustifolia)と、白色の毛で密に覆われる茎葉が美しいウーリー・ラベンダー(L.lanata)との交雑種の常緑低木です。
ラベンダー(チャイトリアエ)の語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のチャイトリアエ(chaytoriae)の由来は植物学者のDorothy Chaytorからきています。
ラベンダー(チャイトリアエ)の特徴(魅力)
- ラベンダー(チャイトリアエ)は殆ど白色に見える美しい茎葉と、萼まで紫色(青色)に色付いた美しい花が魅力の植物です。
- モダンで洗練された印象を与えるシルバーリーフと、落ち着いた印象を与える紫色の花は相性がとてもよく、上品でエレガントな雰囲気をつくります。
- ラベンダー(チャイトリアエ)はイングリッシュ・ラベンダー(L. angustifolia)とウーリー・ラベンダー(L.lanata)の交雑種です。
イングリッシュ・ラベンダー(L. angustifolia)から、萼まで色付いた美しい花色と、茎葉の整った樹形などが受け継がれています。
ウーリー・ラベンダー(L.lanata)から、白色の毛で密に覆われたシルバーリーフの美しい外観などが受け継がれています。
- 花はイングリッシュラベンダーに似た花姿をしており筒状の萼から唇形の花を咲かせます。
- ラベンダー(チャイトリアエ)の葉は細長く洗練された形をしているため、雑多な印象にならず、上品な雰囲気をつくります。
- 葉は白色の毛(腺毛)が非常に多く密生するため、殆ど白色の外観をしており、シルバーリーフの上品な印象を与えます。
- ラベンダー(チャイトリアエ)の茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しておりラベンダーの爽やかな香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため、茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと強い香りを周囲に漂わせます。
- ラベンダー(チャイトリアエ)は非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
ラベンダー(チャイトリアエ)の樹高は約30(~60)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれして直立します。若い茎の色は緑色、白色の毛が密に生えるため白色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の毛が密に生えるため白色(白緑色)の外観をしています。葉身の形は線形です。花序は輪散花序、萼(蕾)は筒状で色は青色・紫色をしており腺毛が密に生えており、花冠は唇形花、唇形花は上唇が2裂して下唇が3裂します。
ラベンダー(チャイトリアエ)の園芸品種の紹介
リチャード・グレイ(lavandula x chaytoriae ‘Richard Grey’)は白銀色に輝く美しいシルバーリーフと、非常に濃い紫色(青紫色)の花が魅力の園芸品種です。洗練された印象を与えるシルバーリーフと、気品を感じさせる紫色の花は、相性がとても良いため、洗練された雰囲気のある上品なお庭などによくあうでしょう。樹形はブッシュ状で、高さ幅ともに約30~60cmに成長します。
シルバーサンド(lavandula x chaytoriae ‘silver sands’)は白緑色の美しいシルバーリーフと、非常に濃い紫色の花が魅力の園芸品種です。洗練された印象を与えるシルバーリーフと、気品を感じさせる紫色の花は、相性がとても良いため、洗練された雰囲気のある上品なお庭などによくあうでしょう。樹形はブッシュ状で、高さ幅ともに約30~60cmに成長します。
ソーヤーズ(lavandula chaytoriae ‘sawyers’)は、紫色の萼が香りのする白色の腺毛で覆われており、萼からは濃い紫色の花が咲きます。葉は殆ど白色に見える白緑色をしているため、花がない時期もシルバーリーフとして楽しめる所が魅力で、またシルバーリーフは紫色の花との相性もよく上品で洗練された印象を与えます。樹形はブッシュ状で、高さ幅ともに約30~60cmに成長します。
ウーリーラベンダーの特徴や園芸品種
- 原産:スペイン/ポルトガル
- 学名:Lavandula lanata
- 草丈:約30~100cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:6月~8月
- 花色:紫色●青色●
- 葉色:緑色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ウーリーラベンダーとは!?
ウーリーラベンダーは学名Lavandula lanata、別名「ラベンダー・ラナタ」とも呼ばれるスペイン及びポルトガルが原産の常緑低木です。
ウーリーラベンダーの語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のラナタ(lanata)はラテン語で「羊毛の様な」を意味しており、銀白色の毛で覆われた葉に由来しています。
- ウーリーラベンダーは「Woolly(羊毛の/毛の多い)」と「ラベンダー」の2語からきており、白色の毛で覆われた茎葉に由来しています。
ウーリーラベンダーの特徴(魅力)
- ウーリーラベンダーは茎葉が羊毛で覆われた様に白色の外観になる事からシルバーリーフとして楽しまれる事が多く、またラベンダー特有の香りももちます。
- 花はイングリッシュラベンダーに似た花姿をしており筒状の萼から唇形の花を咲かせます。
- ウーリーラベンダーの葉は線形で細長く、密生するように生える傾向にあるため、やや雑多な印象を与える場合があります。
- 葉は白色の毛(腺毛)が非常に多く密生するため、殆ど白色の外観をしており、シルバーリーフの上品な印象を与えます。
- ウーリーラベンダーは爽やかなラベンダーの香りがあり含まれる主な精油はラバンジュロールや樟脳等です。
- ラバンジュロールは柑橘類やレモン等に例えられる爽やかな香りがあります。
- 樟脳はクスノキや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は医薬品や防虫剤等に幅広く利用されており、精油の効果には抗菌作用・抗ウィルス作用・防虫作用等があります。
- ウーリーラベンダーの茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため、茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと強い香りを周囲に漂わせます。
- ウーリーラベンダーは非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
ウーリーラベンダーの樹高は約30(~100)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれして直立します。若い茎の色は緑色、白色の毛が密に生えるため白色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の毛が密に生えるため白色(白緑色)の外観をしています。葉身の形は線形です。花序は輪散花序、萼(蕾)は筒状で腺毛が密に生え、花冠は唇形花、唇形花は上唇が2裂して下唇が3裂します。
ウーリーラベンダーの園芸品種の紹介
カナリー・ラベンダーの特徴や園芸品種
- 原産:カナリア諸島
- 学名:Lavandula canariensis
- 草丈:約60~100cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:5月~9月
- 花色:紫色●青色●
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 用途:香りが良い/切り花
カナリー・ラベンダーとは!?
カナリー・ラベンダーは学名Lavandula canariensis、別名では「ラベンダー・カナリエンシス」とも呼ばれるカナリア諸島原産の常緑低木です。
カナリー・ラベンダーの語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のcanariensisはラテン語で「カナリア諸島の」を意味しており原産地に由来します。
- カナリー・ラベンダーはカナリア諸島のラベンダーを意味しています。
カナリー・ラベンダーの特徴(魅力)
- カナリー・ラベンダーは「レースの編み物」や「シダ植物」を連想させる羽状に広がる葉の形と、花穂(輪散花序)が円錐状に集まり咲く花姿が特徴の植物です。
- カナリー・ラベンダーは上部に葉が殆どないため茎と花だけの様な洗練された雰囲気をつくります。
- 葉は下部に多く集まり、こんもりと地面を覆うため、地被植物の様に働きます。
- 葉はシダ植物の様に羽状に広がり隙間から光を通すためレースの編み物の様な上品な外観をつくります。
- 葉は白色の毛が生えているため灰みを帯びた白緑色の外観をしており、シルバーリーフの様な上品な印象を与える事があります。
- カナリー・ラベンダーの花は、他のラベンダーの様に萼や苞葉が目立たず、開花する花弁が最も装飾的です。
- 花穂は円錐状に多数集まり開花する個性的な花姿をつくります。
- カナリー・ラベンダーの香りはやや薄めですが、花や葉に「オレガノ」や「松」に似た刺激的な香りがあります。
- カナリー・ラベンダーに含まれる主な精油はカルバクロールとビサボレンです。
- カルバクロールは「オレガノ」「木の香り」「樟脳」等に例えられる刺激的な辛味を感じさせる香りがあり、また辛味を感じさせる風味があります。精油は食品(飲料等)の香料や化粧品等に利用されており、精油の効能には「抗菌・抗真菌作用」「抗酸化作用」等があります。
- ビサボレンは「バルサミコ」や「木の香り」等に例えられるスパイシーな香りがあります。
- カナリー・ラベンダーに含まれる主な精油はカルバクロールとビサボレンです。
- カナリー・ラベンダーの茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと、強い香りを周囲に漂わせます。
- カナリー・ラベンダーは非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
カナリー・ラベンダーの樹高は約30(~100)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれしながら直立します。若い茎の色は緑色もしくは赤みを帯び、白色の毛が密に生えるため白緑色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは褐色になります。葉は下部に多く集まり、葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の毛が生えるため白緑色の外観をしており、葉身の形は羽状深裂、小葉は線形もしくは披針形です。花序は輪散花序が円錐状に多数集まり咲きます。花冠は唇形花、唇形花は上唇は2裂して下唇は3裂しています。
カナリー・ラベンダーの園芸品種の紹介
ラベンダー(ビリディス)の特徴や園芸品種
- 原産:ポルトガル/スペイン
- 学名:Lavandula viridis
- 草丈:約50~70cm
- 分類:常緑低木
- 開花時期:3月~6月
- 花色:黄色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●白色〇
- 耐暑性:普通
- 耐寒性:普通
- 用途:カラーリーフ/香りが良い/切り花
ラベンダー(ビリディス)とは!?
ラベンダー(ビリディス)は学名Lavandula viridis、別名では「グリーン・ラベンダー(green lavender)」や「イエロー・ラベンダー(yellow lavender)」等とも呼ばれるスペイン及びポルトガル原産の常緑低木です。
ラベンダー(ビリディス)の語源(由来)
- 属名のLavandulaの由来は諸説あり、一説にはラテン語で「青みがった」を意味する「lividus」からきている説、古代ローマ人が入浴時の香水として利用したり洗濯に利用していたことから「洗っている」を意味する「lavo」もしくは「洗浄」を意味する「lavare」からきていると言う説の2説があります。
- 種小名のviridisはラテン語で「緑色」を意味しており、花色に由来します。
ラベンダー(ビリディス)の特徴(魅力)
- ラベンダー(ビリディス)はラベンダーでは珍しい黄色(緑色)の花を咲かせる所が特徴で、花の形は「うさぎの耳」や「天使の羽」等を思わせるやや長めの苞葉が頂部にありフレンチラベンダーに似ています。
- 黄色(イエローグリーン)の花色は、瑞々しくフレッシュな印象を与えます。そのため明るく爽やかなお庭や、落ち着いたお庭などによく合うでしょう。
- 花(小花)は苞葉の奥に保護され目立たない形であり、苞葉(苞片)の間から顔を出す様に開花します。
- 苞葉は頂部につくやや長めの苞葉と花を覆う小さな苞葉があります。
- 苞葉は灰みを帯びず綺麗な黄色や緑色をしており毛が密生しています。
- 花(小花)は白色ですが開花後すぐに茶色くなります。
- ラベンダー(ビリディス)の葉は細長く洗練された形をしています。
- 葉は白色の毛が密生するため灰みを帯びた白緑色の外観をしています。
- ラベンダー(ビリディス)はレモンのような爽やかな香りがあり、精油の生産量が多いため医療目的等で利用されてきました。
- ラベンダー(ビリディス)に含まれる主な精油はシネオールを初めとして、樟脳・リナロール等です。
- シネオールは「ユーカリ」や「レモン」等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあり、精油の効能には集中力を高め記憶力を上げる効果があるとされています。
- 樟脳はクスノキや薬品等に例えられるスッキリとした爽やかな香りがあります。精油は医薬品や防虫剤等に幅広く利用されており、精油の効果には抗菌作用・抗ウィルス作用・防虫作用等があります。
- リナロールは柑橘類やブルーベリーやバラ等に例えられる甘く華やかな香りがあり、風味は甘くフルーティーです。精油は化粧品やアロマテラピー等の様々な場面にも使われており、精油の効果にはイライラや興奮といった神経系の過活動を抑える働き(鎮静効果)や、不安や緊張を和らげる効果(抗不安効果)等があります。
- α-ピネンは「木の香り」「松」「樟脳」「甘い」等に例えられる香りがあります。一般に植物ではユーカリやローマンカモミール、ローズマリー等に含まれており、精油は香水等に利用されています。精油の効果には「抗炎症作用」「抗菌作用」「鎮静作用」等があります。
- ラベンダー(ビリディス)に含まれる主な精油はシネオールを初めとして、樟脳・リナロール等です。
- ラベンダー(ビリディス)の茎・葉・萼には腺毛があり、腺毛からは液体(精油)を分泌しており香りを漂わせています。
- また腺毛には精油が多く含まれているため茎・葉・萼を手で触ったりして壊すと、強い香りを周囲に漂わせます。
- ラベンダー(ビリディス)は非常に少ない水と肥料で育つため、環境が合えば殆ど放ったらかしでも育てる事が出来ます。
- ただし多湿を許容しないため、特に夏場などは雨に当てないなどの工夫が必要です。
- また茎は木質化すると芽を生成する事が殆どなくなるため、木質化を遅らせる剪定がとても重要です。
ラベンダー(ビリディス)の樹高は約50(~70)cm、樹形はブッシュ状で、茎は根元付近でよく枝分かれしながら直立します。若い茎の色は緑色、白色の毛が生えるため白緑色の外観をしています。成熟した茎は木質化して灰褐色もしくは暗褐色になります。葉序は対生葉序、葉色は緑色、白色の毛が多い場合は白緑色の外観をしており、葉身の大きさは長さ約2.5(~4)cm、幅約0.2(~0.5)cm、葉身の形は線形です。花序は輪散花序、輪散花序は円筒型です。花冠は唇形花、唇形花は長さ約0.5(~0.8)cm、上唇は2裂、下唇は3裂しています。苞葉は緑色、頂部に長めの苞葉と花を鱗片状に覆う小さな苞葉(苞片)があります。