原産:メキシコ/中央アメリカ 科:トウダイグサ(euphorbiaceae) 属:ユーフォルビア(euphorbia) 種:ポインセチア(pulcherrima) 英名:ポインセチア(Poinsettia) 別名:ユーフォルビア・プルケリマ/ショウジョウボク/クリスマスフラワー 開花時期:11月~2月(短日植物) 花の色:赤色●黄色●緑色● 葉色:緑色●赤色●桃色●黄色●橙色●白色〇 分類:低木 草丈:約30~300cm 草姿:ドーム状 誕生花:12月9日 花言葉:「祝福」「純粋」「聖なる願い」「元気を出しなさい」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ポインセチアは学名euphorbia pulcherrima、別名「ショウジョウボク」や「クリスマスフラワー」とも呼ばれるメキシコ及び中央アメリカが原産の低木です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。種小名のpulcherrimaは「非常に美しい」を意味しており、葉色に由来しています。
ポインセチアの特徴(魅力)
- 柔らかなクッションを連想させる様なドーム状の草姿
- 冬になると頂部の葉(苞葉)が赤く色付きクリスマスカラーとなる
- ↳葉色は赤色以外にも桃色や白色等もある
- 室内で観葉植物として育てられる
- 乾燥に強く低メンテナンスで育てられる
ポインセチアは低木で野生では3mの高さに達する事がありますが、一般的に販売されている園芸品種では遥かに背が低く育てやすい品種が殆どです。葉は楕円形で、冬になり開花が始まると頂部の葉(苞葉)は密集して付き赤色に色付きます。また品種によっては白色や桃色、黄色等もあります。開花は短日植物のため、日が短くなる冬に咲きますが、クリスマスシーズンに開花を合わせる場合は9月から10月頃に短日処理が行われる様です。
開花時期は春から初夏、花色は赤色もしくは黄色か緑色、個々の花は杯状花序で頂部に密に集まり花を咲かせます。草姿は直立で広がり高さ約30(300)cm × 幅は約30(210)cmまで成長します。葉色は緑色や赤色、桃色や黄色、橙色や白色等があり、葉身は楕円形もしくは披針形で、葉序は互生葉序につきます。
ポインセチアの短日処理
ポインセチアは短日植物のため日長が短くなる事で花芽を付けます。具体的に言うと、1日の中で暗闇の中で12時間~16時間過ごさせ、明るい光に8時間~10時間当てます。重要な事は暗闇の時間を守る事で、また継続して6~8週間行う必要があります。
一般的な短日処理の方法は朝から夕方頃まで日光に当てて、残りの時間(12~16時間)をダンボール(布でも可)でも良いので、植物の上から被せて真っ暗にして下さい。これを6~8週間行います。
ポインセチアの短日処理をいつ頃行うかですが、これは9月末頃から始める事が一般的です。
ポインセチアの毒性
ポインセチアも他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。
ポインセチアの栽培
園芸では、11月頃から出回る鉢を購入して屋内の陽の当たる窓辺等で観葉植物として育て楽しまれます。寒さ暑さを苦手にしているため、殆どの場合は鑑賞期間を過ぎると、そのまま枯らして処分される事が多いです。夏を越し短日処理を行えば翌年以降も楽しむ事が可能です。