原産:リビア/トルコ/中東 科:トウダイグサ(euphorbiaceae) 属:ユーフォルビア(euphorbia) 種:ハナキリン(milii) 別名:ユーフォルビア・ミリー/茨の冠(crown of thorns)/キリスト教の植物(Christ plant)/キリスト教の茨 開花時期:4月~8月(理想的な環境であれば周年) 花の色:赤色●桃色●白色〇 葉色:緑色● 分類:低木 草丈:約30~180cm 誕生花:10月19日/11月9日 花言葉:「純愛」「自立」「独立」「逆境に耐える」「冷たくしないで」 | ||
花壇土 | 鉢土 | 水やり |
肥料 | 剪定 | 夏越し |
冬越し | 増やし方 | 病気 |
ハナキリンは学名euphorbia milii、別名「ユーフォルビア・ミリー」や「茨の冠(crown of thorns)」とも呼ばれるリビア及びトルコ、中東が原産の低木です。属名ユーフォルビア(euphorbia)の由来はヌミディア王国の医師のユーフォルビア (Euphorbus)への献名です。また種小名のmiliiはフランスでこの植物を栽培のために導入したPierre Bernard Miliusへの献名です。
ハナキリンの特徴(魅力)
- 茎は多肉質でトゲトゲしておりサボテンの様な見た目
- ↳茎は木質で太くツルの様にうねうね不規則に伸びる
- ↳伝説ではイエス・キリストが磔にされた際に被せられた冠(茨の冠)
- 温暖な気候では1年を通して開花(主に春と夏)する
- ↳室内で育てられた場合も開花する
- ↳花(苞葉)は非常に長持ちして大きく赤色や桃色、白色がある
- 乾燥に強く低メンテナンスで育てられる
ハナキリンの茎は直立したり這うように伸びたりと不規則に成長して野生では1.8mの高さに達する事があります。ただ一般的に販売されている園芸品種では遥かに背が低かったり枝分かれがよかったりと育てやすい品種が殆どになります。茎は太く肉質で中には水分を貯めており、茎の色は灰褐色で木質、鋭い棘が密についています。花は春から夏にかけて最も開花しますが、理想的な環境であれば一年を通して開花します。
開花時期は春から晩夏(理想的な環境であれば周年)、花色は赤色や桃色、白色があり、個々の花は杯状花序です。草姿は直立もしくは這性で高さ約30(180)cm × 幅は約30(180)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は楕円形もしくは披針形で、葉序は互生葉序につきます。
ハナキリンの毒性
ハナキリンも他のユーフォルビアと同様に、傷付くと乳白色の有毒な樹液を出します。これは主に草食動物に食べられないようにと、ユーフォルビアが進化した形ですが、人間にとっても有毒なため注意が必要です。
ユーフォルビアの樹液は皮膚等に付いた場合、痛みを伴う炎症や水膨れ等を引き起こす可能性があります。そのため皮膚に付いた樹液はすぐに水と石鹸で洗い流してください。
また目や鼻や口等の粘膜に付いた場合は、激しい痛みを伴い炎症を起こすことがあり、特に目に入った場合は結膜炎を起こし、最悪の場合は失明や重度の障害を引き起こす可能性があります。そのため樹液が目にかかったら直ぐお医者さんに相談してください。