コンボルブルスは属の中に約201種がある低木もしくは多年草か一年草です。一般に園芸では青色と黄色のコントラストが美しくコンパクトな草姿をしたコンボルブルス(トリカラー)や這うように茎が伸び鉢縁等から枝垂れる草姿が優美なコンボルブル(ブルーカーペット)、常緑低木でシルバーリーフと白色の花が上品でクールな雰囲気をもつコンボルブル(クネオラム種)等が親しまれます。
コンボルブルスは種によって夏の暑さや冬の寒さへの耐性がことなります。また1部種(セイヨウヒルガオ等)では侵襲性が強く駆除するのが難しい場合があるため栽培する際は注意が必要でしょう。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
開花時期:5月~7月 | 開花時期:4月~7月 |
開花時期:3月~6月 | 開花時期:7月~9月 |
開花時期:7月~8月 |
原産:地中海
学名:Convolvulus tricolor
草丈:約30cm~45cm
分類:一年草/短命多年草
開花時期:5月~7月
花色:青色●黄色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:6月18日
花言葉:「絆」「楽しい思い出」「失望」
特徴:コンボルブルス(トリカラー)は学名Convolvulus tricolor、別名「サンシキアサガオ」とも呼ばれる地中海原産の一年草もしくは短命の多年草です。草姿はコンパクトにこんもりと茂り、外側から内側に向かって青色、白色、黄色とコントラストのいいカラフルな花(直径約4cm)を咲かせます。個々の花は通常1日しか咲かないものの晩春から夏にかけては次々と次の花が開花し続けるため長期に渡りお庭を明るく彩ります。
開花時期は晩春~夏、花色は外側から内側に向かって青色から白色、黄色の複色で直径約3cm~4cmの花(漏斗形)を腋生に咲かせます。草姿はドーム状に茂り高さ約30(45)cm × 幅は約30(45)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は卵形もしくは楕円形か披針形、互生葉序につきます。
コンボルブルス(トリカラー)は花壇の縁沿いや中央、鉢植えに植えるとこんもりとドーム状に茂る草姿や美しい花姿を鑑賞できます。補色関係にある青色と黄色の花色はコントラストが良くカラフルなお庭によく合うでしょう。
コンボルブルス(トリカラー)は挿し木や株分けでも増やせますが、通常播種によって繁殖されます。夏の暑さに強いものの冬の寒さに弱く軽い霜に耐える可能性があるものの強い霜に当たると枯れるため冬越しする場合は管理に注意が必要でしょう。
コンボルブルス(ブルーフラッシュ)は開花期間中、次々と色濃くコントラストが美しい青色・黄色・白色の花を咲かせる園芸品種です。高さ約45cm × 幅は約45cmまで成長します。 (´・ω・)p楽天で購入q | ブルーエンサイン (´・ω・)p楽天で購入q |
原産:イタリア/北アフリカ
学名:Convolvulus sabatius
草丈:約15cm~20cm
分類:多年草
開花時期:4月~7月
花色:青色●紫色●
葉色:緑色●
誕生花:6月18日
花言葉:「絆」「楽しい思い出」「失望」
特徴:コンボルブルス(ブルーカーペット)は学名Convolvulus sabatius、別名「コンボルブルス・サバティウス」とも呼ばれるイタリア及び北アフリカ原産の多年草です。矮性で這う様に伸びる茎は地面を覆うように広がり、ハンギングバスケットや花壇に植えると縁から溢れるように枝垂れる美しい草姿がみられます。また開花期間中は葉を覆ってしまう程に沢山の淡紫色の花が咲き気品のある雰囲気をつくります。
開花時期は春~夏、花色は紫色もしくは青色で直径約2cm~5cmの花(漏斗形)を穂状に咲かせます。草姿は這性で高さ約15(20)cm × 幅は約30(60)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は円形もしくは卵形か楕円形、互生葉序につきます。
コンボルブルス(ブルーカーペット)は這うように広がる草姿から花壇のグランドカバーとして植えられたり、鉢植えやハンギングバスケットに縁から溢れるように枝垂れる優美な草姿や花姿を鑑賞する目的で植えられます。上品な紫色の花は気品がありエレガンスでオシャレなお庭によく合うでしょう。
コンボルブルス(ブルーカーペット)は挿し木や播種によって繁殖されます。夏の暑さに強いものの過湿をやや苦手にしています。また冬の寒さにも弱く軽い霜に耐える可能性があるものの強い霜に当たると枯れるため冬越しする場合は管理に注意が必要でしょう。
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原産:ヨーロッパ
学名:Convolvulus cneorum
草丈:約40cm~60cm
分類:常緑低木
開花時期:3月~6月
花色:白色〇黄色●
葉色:緑色●
特徴:コンボルブルス(クネオルム)は学名Convolvulus cneorum、ヨーロッパ原産の常緑低木です。通常高さよりも横へと広がり分枝がよくドーム状に茂る草姿をしています。また植物全体が白色の細かい毛で覆われるためシルバーで輝く様な美しい外観があり、また白色の上品な花との相性も良くクールで洗練された魅力をつくります。
開花時期は早春~初夏、花色は白色で花芯が黄色をしている直径約3cm~4cmの花(漏斗形)を頂生に咲かせます。草姿はドーム状に茂り高さ約40(60)cm × 幅は約60(120)cmまで成長します。葉色は灰緑色、葉身はヘラ形もしくは楕円形 、互生葉序につきます。
コンボルブルス(クネオルム)は通常高さより横への広がりが良く、花壇の縁沿いや中央、鉢植えに植えるとこんもりとドーム状に茂る草姿や美しい花姿を鑑賞できます。植物全体が白色の毛で覆われ灰緑色をしており常緑のシルバリーフとして楽しむ事が出来ます。また白色の花との相性も良く洗練されたクールなお庭によく合うでしょう。
コンボルブルス(クネオルム)は一般的に挿し木で繁殖されます。夏の高温多湿をやや苦手にしており、また一般的なコンボルブルスよりも寒さに強いですが、強い霜に当たると枯れてしまうため管理に注意が必要です。
コンボルブルス(スノーエンジェル)は非常にコンパクトな草姿をしており、桃色の蕾から純白の美しい花を咲かせる園芸品種です。高さ約50cm × 幅は約60cmまで成長します。 |
原産:ヨーロッパ
学名:Convolvulus arvensis
草丈:約50cm~200cm
分類:多年草
開花時期:7月~9月
花色:桃色●青色●紫色●白色〇
葉色:緑色●
誕生花:6月18日
花言葉:「絆」「楽しい思い出」「失望」
特徴:セイヨウヒルガオは学名Convolvulus arvensis、別名「コンボルブルス・アルベンシス」とも呼ばれるヨーロッパ原産の多年草で、日本にも帰化しており要注意外来生物として扱われています。地面下の地下茎で広がり最大2mに達する長いツルは他の植物や構造物に絡みながら成長して夏には美しい花を咲かせますが、駆除が難しく容易に広がるため雑草として嫌われる事もあります。
開花時期は夏~秋、花色は紫色や青色、桃色や白色があり直径約2cm~3cmの花(漏斗形)を葉腋から1個~3個を長さ3cm~8cmの花柄の先に咲かせます。草姿はツル性で高さ約50cm~200cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は矢じり形、互生葉序につきます。
セイヨウヒルガオは種や挿し木、地下茎によって増えます。夏の暑さや冬の寒さに強い多年草です。
原産:地中海沿岸
学名:Convolvulus althaeoides
草丈:約15cm
分類:多年草
開花時期:7月~8月
花色:桃色●
葉色:緑色●
特徴:コンボルブルス(アルタエオイデス)は学名Convolvulus althaeoides、地中海沿岸原産の多年草です。矮性で這う様に伸びる茎は白色の毛で覆われており最大180cmまで伸び地面を覆うように広がります。またツル先端にいく程にレースの様に深く裂ける葉は白色の毛で覆われ灰緑色をしており、桃色の花との相性も良くロマンティックな雰囲気をつくります。
開花時期は夏、花色は桃色で直径約3cm~4cmの花(漏斗形)を葉腋から咲かせます。草姿は這性で高さ約15cm × 幅は約180cmまで成長します。葉色は灰緑色、葉身は腎臓形もしくは羽状深裂して互生葉序につきます。
コンボルブルス(アルタエオイデス)は挿し木や播種によって増えますが侵襲性が高く注意が必要です。夏の暑さに強いものの過湿をやや苦手にしています。一方で冬の寒さに強く越冬は容易です。