アカンサスは属の中に約種がありヨーロッパ及びアジア、北アフリカ原産の多年草です。一般に園芸ではアザミに似た装飾的な葉と長い花穂が魅力的なモリス種、光沢があり深く裂ける葉が装飾的で花穂に密に小花が咲くスピノサス種等が親しまれています。
アカンサスは非常に丈夫で育てやすく、夏の暑さや冬の寒さに負けず毎年花を咲かせてくれます。一方で地下茎から侵襲的に広がる可能性があるため管理にはやや注意が必要でしょう。
種毎の育て方は写真か育て方をクリックすると出てくるためそちらで確認して下さい。
このページでは種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を記載しています。
①モリス種 開花時期:6月~9月 | 開花時期:5月~8月 |
開花時期:6月~9月 |
原産:地中海沿岸
学名:acanthus mollis
草丈:約90cm~200cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:白色〇紫色●桃色●
葉色:緑色●白色〇
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:5月10日/6月20日
花言葉:「芸術」「技巧」「不死」
特徴:アカンサス(モリス種)は学名acanthus mollis、 別名「ハアザミ」とも呼ばれる地中海沿岸地方が原産の多年草です。ハアザミの名前の由来にもなる葉はアザミに似て葉先が鋭利で全体が羽状に裂けており、その装飾的な形から古代ギリシャ時代のコリント式の柱の装飾部にアカンサス(モリス種)の葉が彫刻されています。花は初夏から秋にかけてロゼットに広がる葉の間から最大2mの花茎を伸ばし、長さ約40~90cmの花穂に暗い紫色の萼から白色の小花を咲かせます。
開花時期は初夏から秋、暗い紫色か桃色の萼(約4cm)から白色の唇形の小花(約4~5cm)を出し穂状花序(長さ約40~90cm)に花を咲かせます。草姿はロゼットで地下茎により広がり高さ約90(200)cm × 幅は約90(150)cmまで成長します。葉色は緑色か白色で光沢があり、葉柄は長さ10~30cm、葉身は長さ約50cm×幅約30cmあり羽状中裂~深裂して根出葉につきます。
アカンサス(モリス種)は十分スペースを取り花壇の中央や後方に植えると光沢のある装飾的な葉と最大約2mに伸びる花穂をバランスよく鑑賞する事が出来ます。くすんだ暗め紫色の萼から咲く白色の花はアンティークな雰囲気のある落ち着いたお庭に良く合うでしょう。
アカンサス(モリス種)は春か秋に播種か株分け、根挿しによって増やす事が出来ます。夏の暑さや冬の寒さに強く、丈夫で乾燥にも強く低メンテナンスで育てられる多年生植物ですが、地下茎により侵襲的に広がる事がありしばしば問題になる事があります。
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原産:南ヨーロッパ
学名:acanthus spinosus
草丈:約90cm~120cm
分類:多年草
開花時期:5月~8月
花色:白色〇紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:5月10日/6月20日
花言葉:「芸術」「技巧」「不死」
特徴:アカンサス(スピノサス)は学名acanthus spinosus、南ヨーロッパ原産の多年草です。非常に装飾的な葉はモリス種よりカットが深く光沢がありその先端に棘があり、モリス種と同様に古代ギリシャ時代のコリント式の柱の装飾部にアカンサス(スピノサス)の葉も彫刻されています。地面下の地下茎により侵襲的に広がる可能性があり、地際から直立する茎を伸ばして春から夏に長さ約50cmの花穂に紫色の萼から白色の小花を密に咲かせます。
開花時期は晩春から夏、紫色の萼(約4cm)から白色の唇形の小花(約4~5cm)を出し穂状花序(長さ約50cm)に花を咲かせます。草姿は直立で根茎により広がり高さ約90(120)cm × 幅は約60(100)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は長さ約60~90cmあり羽状深裂~全裂して根出葉もしくは対生葉序につきます。
アカンサス(スピノサス)は十分スペースを取り花壇の中央や後方に植えると光沢のある装飾的な葉と最大約1.5mに伸びる花穂をバランスよく鑑賞する事が出来ます。くすんだ暗め紫色の萼から咲く白色の花はアンティークな雰囲気のある落ち着いたお庭に良く合うでしょう。
アカンサス(スピノサス)は春か秋に播種か株分け、根挿しによって増やす事が出来ます。夏の暑さや冬の寒さに強く、丈夫で乾燥にも強く低メンテナンスで育てられる多年生植物ですが、地下茎により侵襲的に広がる事がありしばしば問題になる事があります。
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原産:バルカン半島
学名:acanthus balcanicus
草丈:約90cm~150cm
分類:多年草
開花時期:6月~9月
花色:白色〇桃色●紫色●
葉色:緑色●
耐暑性:強い
耐寒性:強い
誕生花:5月10日/6月20日
花言葉:「芸術」「技巧」「不死」
特徴:アカンサス(バルカニクス種)は学名acanthus balcanicus、同義語acanthus hungaricus、バルカン半島原産の多年草です。非常に長く装飾的な葉は長さが最大1mに達し全裂~深裂に羽状に裂けロゼット状に根出葉もしくは茎葉につきます。直立する茎は群生する様に何本も地面(根茎)から伸び、初夏から秋にかけては長さ約90cmの花穂に紫色の萼から白色の小花を咲かせます。
開花時期は初夏から秋、紫色の萼(約4cm)から白色から淡い桃色の唇形の小花(約4~5cm)を出し穂状花序(長さ約90cm)に花を咲かせます。草姿は直立で根茎により広がり高さ約90(150)cm × 幅は約60(100)cmまで成長します。葉色は緑色、葉身は長さ約90cmあり羽状深裂~全裂して根出葉もしくは対生葉序につきます。
アカンサス(バルカニクス種)は十分スペースを取り花壇の中央や後方に植えると光沢のある装飾的な葉と最大約1.5mに伸びる花穂をバランスよく鑑賞する事が出来ます。くすんだ暗め紫色の萼から咲く白色の花はアンティークな雰囲気のある落ち着いたお庭に良く合うでしょう。
アカンサス(バルカニクス種)は春か秋に播種か株分け、根挿しによって増やす事が出来ます。夏の暑さや冬の寒さに強く、丈夫で乾燥にも強く低メンテナンスで育てられる多年生植物ですが、地下茎により侵襲的に広がる事がありしばしば問題になる事があります。
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