アジサイ(ハイドランジア)は属の中に約43種がありますが、一般に園芸で親しまれている種は幾つかの種とその園芸品種です。例えば、非常に豊富な園芸品種があり直径25cmにも達する球状の大きな花を咲かせるアジサイ、日本のアジサイと違い新枝に開花して円錐形のボリュームある花穂をつけるノリウツギ、茎はツル性で壁面や樹木等に気根をくっつけ登り面緑化等にも利用されるツルアジサイ等が親しまれます。
アジサイ(ハイドランジア)属の種ごとの育て方は写真か育て方をクリックすると出てくる為よかったらそちらをご覧下さい!
このページでは主な種の種類と特徴、園芸品種の種類と特徴を紹介しています。
アジサイ(ハイドランジア)の主な種の目次
アジサイの特徴や園芸品種
- 原産:日本
- 学名:Hydrangea macrophylla
- 草丈:約100~200cm(稀に400cmに達する)
- 分類:落葉低木
- 開花時期:5月~8月(四季咲き品種5月~10月/早咲き2月~4月)
- 花色:赤色●桃色●紫色●青色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:6月3日/6月4日/6月29日
- 花言葉:冷淡/無情/高慢/移り気/辛抱強さ
- 用途:開花期間長い/カラーリーフ/日陰植物/切り花
アジサイとは!?
アジサイは学名Hydrangea macrophylla、別名では「ホンオジサイ」や「ガクアジサイ」とも呼ばれる日本原産の落葉低木です。アジサイ(ガクアジサイ)は日本の足摺岬、硫黄半島、硫黄諸島、伊豆半島、伊豆諸島、房総半島、三浦半島に分布しており、海岸沿いの山地に自生しています。一方、アジサイ(ホンアジサイ)はガクアジサイが改良された園芸品種です。
アジサイの語源(由来)
- 属名のHydrangeaは、古代ギリシア語で「水」を意味する「ὕδωρ(húdōr)」と、「容器」を意味する「ἀγγεῖον(angeîon)」の2語からきており、水を入れるカップの様な形状をした果実の形に由来すると言われています。
- 種小名のマクロフィラ(macrophylla)は古代ギリシア語で「大きい」を意味する「μακρός (makrós)」と、古代ギリシア語で「葉」を意味する「φύλλον(phúllon)」の2語からきており、大きな葉に由来します。
- アジサイは、元々「アヅサイ」と呼ばれていましたが、転訛して現在のあじさい(紫陽花)になったといわれています。
- アヅサイは、小さなものが集まる様子を意味する「あづ」と、紫色の花をあらわしている「さあい(真藍)」の2語からきており、あじさいの花姿と紫色の花色に由来しています。
- ガクアジサイの由来は装飾花が花の外周を額縁のように飾ることからきています。
ガクアジサイ型とは中央に多数の両性花があり、外周を装飾花が彩り、平面状(平型)に花が咲くアジサイです。花序の大きさは直径約12~18cm、テマリ型と比べると気品を感じさせる花姿をしています。
アジサイの特徴(魅力)
- アジサイは環境に合わせて変化する花色や、直径25cmにも達する巨大な花房が魅力です。開花期なると巨大な花房が、株を覆うように咲き誇るため、遠くからでも目立つ美しい景観を作りだします。
- また自然樹形のまま丸みを帯びた綺麗な樹形をつくるため生垣としても重宝されており、公園や道路緑化など様々な場所に植栽されています。
- アジサイの花には装飾花と両性花の2種類があり、2種類の花の構成によって、花の形はふつうガクアジサイ型・テマリ型の2タイプに分けられます。
- 装飾花は萼片が大きく発達しているため非常に目立ち、昆虫などをを誘引する働きをもっています。アジサイの装飾花は普通直径が約2.5cmあり稀に6cmになるものもあります。雄蕊・雌蕊が不完全なため果実をつくる事はありません。
- アジサイの装飾花はふつう萼片が3~5個ですが、八重咲きする品種もあります。また萼片の形によって丸弁(弁が丸い)や剣弁(弁の先が尖る)や長弁(弁が長い)などに分類されることもあります。
- 両性花は雄蕊と雌蕊の両方をもっている花です。アジサイの両性花は非常に小さく装飾花と比べる目立ちませんが、品種によっては色合いが美しく装飾的な見た目をしています。
テマリ型とは装飾花のみ、もしくは殆どが装飾花で構成されており、半球状に花が咲くアジサイです。花序の大きさは直径約20~25cm、ガクアジサイ型と比べると非常に豪華な雰囲気をつくります。
半テマリ型とはガクアジサイのような構成で、中央の両性花の中に装飾花が混じる花型です。該当する品種にはダンスパーティーなどがあります。
- 装飾花は萼片が大きく発達しているため非常に目立ち、昆虫などをを誘引する働きをもっています。アジサイの装飾花は普通直径が約2.5cmあり稀に6cmになるものもあります。雄蕊・雌蕊が不完全なため果実をつくる事はありません。
- アジサイの花は土壌のPHが変化する事で花色が変化します。
- PHが高い酸性土壌では土壌に含まれるアルミニウムが溶出するため、溶出したアルミニウムが植物の中に吸収されます。そのため、アルミニウムイオンと花の色素(アントシアニン)が結合して、花の色が桃色から青色へと変化します。
- 樹形は株立ち状で、地際から多数の茎を伸ばします。
- 茎は直立する傾向が強く、殆ど枝分かれしないため、雑多な印象を与える事は少ないです。
- アジサイの葉は長さ約10~15cmと非常に大きく、他の近縁のアジサイと比べても大きいため、英名ではビックリーフ・ハイドランジア(bigleaf hydrangea)と呼ばれており、また種小名のmacro(大きい) + phylla(葉)の由来にもなります。
- アジサイの花は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 花は非常に大きく豪華なため、切り花を部屋に飾ることで華やかな印象を与えます。
- ドライフラワーとしては乾燥後も萼片が落ちにくくふんわりとしたボリュームある外観を保つため、フラワーアレンジメント等に利用されます。
- アジサイの生垣は一般的に自然な樹形を活かした自然風生垣(インフォーマルヘッジ)で利用します。
- アジサイの生垣は他の生垣と比べて花を楽しめる所が魅力です。
- 葉は落葉性のため、冬になるとややオープンな構造になり目隠し効果が薄れるかもしれません。
- 自然樹形で楽しむ生垣ですが、茎は殆ど枝分かれせず、あまり奔放に伸びないため管理しやすい所も魅力です。
- アジサイの生垣の植え付け間隔は約100~200cm、アジサイの品種の成熟した時の大きさによって変わってきます。
- 成熟時のアジサイの幅が200cmなら植え付け間隔は200cm前後です。
- アジサイは基本的に丈夫で育てやすい植物です。
- ただし強い日差しによって葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしたり、乾燥によって萎れるなど弱る事もあるため植え付け場所には注意が必要です。
アジサイの樹高は約100(~200)cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)で丸みを帯びます。茎は殆ど枝分かれする事なく直立もしく斜上して、茎の色は緑色で赤みを帯びるか斑点があり、成熟すると木質化して泡褐色になります。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約10(~15)cm、幅約5(~10)cm、葉身の形は卵形もしくは楕円形、縁部分に鋸歯があります。
花序は散房花序、散房花序は大きさが5(~25)cm、形は半球状もしくは平面状(平型)に咲きます。散房花序は小花の構成により3パターンの咲き方があります。ガクアジサイ型は外周の装飾花と中央の両性花で構成されます。テマリ型は装飾花のみもしくは殆ど装飾花で構成されています。半テマリ型は外周が装飾花で中央の両性花の中に装飾花が混じります。
小花は装飾花と両性花があり、装飾花は直径約2.5(~6)cm、萼片が3(~5)個、萼片の色は赤色・桃色・青色・紫色・緑色・白色があり、雄蕊・雌蕊が不完全なため不稔性です。両性花は花弁が5個、雄蕊が10個、雌蕊が3個あります。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は球形です。
アジサイの花色が変わる理由と花色変化の楽しみ方

アジサイは土壌のPHが変わる事で花色が変化する事で知られています。PHが高いアルカリ性の土壌では花色は桃色のままですが、PHが低い酸性土壌では花色が青色になります。何故ならPHの低い酸性土壌では、土壌中にあるアルミニウムが溶出してアジサイに吸収され、花の色素(アントシアニン)にアルミニウムイオンが結合して桃色から青色へと変わるからです。
逆に考えると、土壌中にアルミニウムがないと幾らPHが下がり酸性土壌になっても花色が変化する事がありません。またPHが高いアルカリ性の土壌でも、アルミニウムイオンを与えられるとアジサイは花色が桃色から青色へと変化します。
アジサイを好みの花色にする方法
桃色(~赤色)のアジサイ
桃色(~赤色)のアジサイを咲かせるには、アジサイにアルミニウムを吸収させない事が大切です。そのため、アルミニウムを含まない用土を使ったり、土壌を酸性に傾けない等の対策を行います。
- 火山灰土の赤玉土や鹿沼土などはアルミニウムを多く含有するため、かわりにパーライトなどを利用すると良いでしょう。
- 酸性土壌になるとアルミニウムが溶出しやすくなるため、土壌のPHを中性からややアルカリ性PH6.5~7.5に変えるとアルミニウムが溶出せず花色が桃色に保たれます。
- 土壌のPHを診断してPHをあげましょう。土壌の土質(砂質~粘土質)でも変わりますが、一般的な土壌では1㎡あたり苦土石灰100gを入れる事でpH 0.5ほど上がります。
- 赤アジサイ専用の培養土や肥料があるため、これを利用するのも良いでしょう。
桃色(~赤色)のアジサイ
青色(~紫色)のアジサイを咲かせるには、アジサイにアルミニウムを吸収させる事が大切です。そのため、アルミニウムを含む用土を使ったり、土壌を酸性に傾ける対策を行います。
- 火山灰土の赤玉土や鹿沼土などはアルミニウムを多く含有しており、酸性に傾けるとアルミニウムが多く溶出するため、赤玉土とピートモス等で培養土をつくると青色の花が咲きやすいです。
- 地植えで育てる場合も無調整のピートモスを入れる事で酸性土壌に傾ける事が出来ます。
- アルミニウムは水をしっかり与える事で溶出しやすいため、しっかり水やりを行うと良いでしょう。
- 青アジサイ専用の培養土や肥料があるため、これを利用するのも良いでしょう。
アジサイの切り花の楽しみ方

- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫のタイミングは花が完全に開いた所で行います。
- 茎に付いた葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて全て取り外しましょう。
- 水揚げは水切りもしくは燃焼を行い、深水してしっかり水揚げを行います。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- アジサイは水揚げが悪いことで知られています。水切りして切り戻しても上手く水揚げしない事もあるため、出来るだけ水揚げしやすいようにしておく事も大切です。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが著しく長くなる傾向にあります。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りもしくは燃焼を行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7~10日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
燃焼
燃焼とはコンロやバーナーの火で茎の先端(約1~3cm)を炙り炭化させた後に、冷えた水に浸け、熱で茎内部の気泡(空気)を膨張させて外に押し出し、水揚げを改善する方法です。原理としては湯揚げと似ています。茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含み柔らかい茎の花材等には向きません。
深水
深水とは深い水に切り花を浸ける事で、水圧を高めて水揚げしやすくしたり、葉や茎からも吸水させて水揚げする方法です。深水は水の吸い上げが弱い花材(バラ・ラナンキュラス等)や葉が丈夫な花材に向いています。
【深水のやり方】
①新聞紙とバケツ(水入り)と切り花を準備します。
②花材を新聞紙でクレープの様に包みます。
③↳茎の下部数cmを新聞紙から出して、萎れた花がしっかり立つように新聞紙で包みましょう。
④茎の下部を水切りして水揚げしやすくしておきます。
⑤水の入るバケツの中に花材を半分以上浸かる様にして1~数時間放置します。
⑥水揚げが終わったら再度花瓶に生けて楽しみます。
アジサイのドライフラワーの楽しみ方

- アジサイのドライフラワーの収穫時期は梅雨明けの7月頃以降がいいでしょう。
- 開花したばかりの色鮮やかな花よりも少し時間が経ち色褪せてきた花の方が上手くいきます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- アジサイは、ドライ・イン・ウォーター法もしくはハンギング法でドライフラワーが作れます。
- ドライ・イン・ウォーター法は花瓶に少し水を入れて、収穫したアジサイをさしておき徐々に乾燥させる方法です。
- ハンギング法は花を逆さに吊るして乾燥させる方法です。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
アジサイの園芸品種の紹介
四季咲きアジサイの品種
![]() エンドレスサマー(Hydrangea macrophylla ‘endless summer’)は、1983年のミネソタ州セントポールの庭で発見された新しいタイプのアジサイです。エンドレスサマーの特徴は、花を咲かせるために寒さを必要とせず、新しい枝にも花を咲かせる事が出来る性質(新旧両枝咲き)にあります。新旧両枝咲きのため、前年の枝にはもちろん、今年成長した新しい茎からも花を咲かせる事が可能になり、花がら摘みを行いながら管理すると花芽がつく限り初夏から秋にかけて長く花が咲き続けます。花はテマリ型、花の大きさは直径約7.5~15cm、花の色は咲き初めはクリーム色をしており、咲き進むに連れて一般的なアジサイと同様に酸性なら青色、中性・アルカリ性なら桃色となります。樹形は株立ち状、高さは約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | ![]() 千草園芸 ・楽天で購入 サマークラッシュ(Hydrangea macrophylla ‘summer crush’)は、新旧両枝咲きする有名なエンドレスサマーと同様に、花が新枝からも咲く性質があります。そのため晩春から秋にかけて花芽がつく限り再開花して長く花が楽しめる魅力的な園芸品種です。サマークラッシュの花はテマリ型、花の大きさは直径約15cm、花の色は殆ど赤色(濃い桃色)で、PHが十分に酸性だとネオンパープルに変わります。樹形は株立ち状、高さは約100cm、幅は約100cmまで成長します。 |
![]() 楽天で購入 ブラッシングブライド(Hydrangea macrophylla ‘Blushing Bride’)は、新旧両枝咲きする有名なエンドレスサマー同様に花が新枝からも咲く性質があり、晩春から秋にかけて花芽がつく限り再開花して長く花が楽しめる園芸品種です。花はテマリ型、花の大きさは直径約14~22cm、花の色は殆ど白色で、PHが酸性だと青みを帯びる白色(水色)、PHがアルカリ性だと赤みを帯びる白色(薄桃色)になります。樹形は株立ち状、高さは約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | ![]() 花みどりマーケット ・楽天で購入 レッツダンス・ディーバ(hydrangea macrophylla ‘let’s dance diva’)は、四季咲き性の性質があり、普通のアジサイよりも長く花が楽しめるレッツダンス・シリーズの中の一品種です。新旧両枝咲きの性質があるため、花がら摘みをした後に延びて来る脇芽にも花芽がつき、秋まで花を咲かせ続ける事が出来ます。ディーバは、レースの編み物を想像させるようなガクアジサイ型の繊細な花姿をしていますが、花を彩る装飾花は大きな物では手の平サイズになる事もあります。そのため存在感の強い花姿を楽しめる品種です。花はガクアジサイ型、形は平面状になり、花の色はPHに影響を受けて酸性土壌では青色、アルカリ性土壌では桃色、中間では紫色になります。装飾花と両性花では両性花の方が色が濃くなるためグラデーションとなります。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~90)cm、幅約60(~90)cmに成長します。 |
![]() 花みどりマーケット 楽天市場店 ・楽天で購入 レッツダンス・ビックイージー(hydrangea macrophylla ‘let’s dance big easy’)は、四季咲き性の性質があり、普通のアジサイよりも長く花が楽しめるレッツダンス・シリーズの中の一品種です。新旧両枝咲きの性質があるため、花がら摘みをした後に延びて来る脇芽にも花芽がつき、秋まで花を咲かせ続ける事が出来ます。ビックイージーは、その名前が示す通り特大の花を咲かせる所が特徴です。花はテマリ型、形は半球状になり、花の色は桃色が優勢ですが、PHに影響を受けて酸性土壌ではラベンダーブルーになります。樹形は株立ち状、高さ約60(~90)cm、幅約60(~90)cmに成長します。 | ![]() 花みどりマーケット 楽天市場店 ・楽天で購入 レッツダンス・リズミックブルー(hydrangea macrophylla ‘let’s dance rhythmic blue’)は、四季咲き性の性質があり、普通のアジサイよりも長く花が楽しめるレッツダンス・シリーズの中の一品種です。新旧両枝咲きの性質があるため、花がら摘みをした後に延びて来る脇芽にも花芽がつき、秋まで花を咲かせ続ける事が出来ます。リズミックブルーは、優れた耐寒性があり、Hardiness zone 5まで育てる事が可能です。花はテマリ型、形は半球状になり、花の色はPHに影響を受けて酸性土壌では青色、アルカリ性土壌では桃色、中間では紫色になります。樹形は株立ち状、高さ約90(~120)cm、幅約90(~120)cmに成長します。 |
![]() 花みどりマーケット・楽天で購入 レッツダンス・ブルージャングル(hydrangea macrophylla ‘let’s danceblue jangles’)は、四季咲き性の性質があり、普通のアジサイよりも長く花が楽しめるレッツダンス・シリーズの中の一品種です。新旧両枝咲きの性質があるため、花がら摘みをした後に延びて来る脇芽にも花芽がつき、秋まで花を咲かせ続ける事が出来ます。ブルージャングルは、成熟しても高さが40~60cmにしかならずコンパクトに成長する習慣があります。そのため、小さな庭の花壇や、鉢植えの中などでも育てやすいです。花はテマリ型、形は半球状になり、花の色はPHに影響を受けて酸性土壌では青色、アルカリ性土壌では桃色、中間では紫色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約40(~60)cm、幅は約50(~90)cmに成長します。 | ![]() プリンセスシャーロットは、入江氏育種YOUME&Princessシリーズの中の一品種です。四季咲きアジサイで新旧両枝咲きの性質があるため、花をカットした後に伸びてくる脇芽にも花芽が付き、数ヶ月後には花が咲きます。そのため、アジサイを何度も楽しみたい人におすすめの品種です。また花は八重咲きするため一重咲きのアジサイよりも華やかでお洒落な雰囲気をつくり、花の色は外側に向かうほど白色が強くなるため上品さを演出出来ます。花の形はテマリ型、花の色は白色・桃色・紫色(青色)、PHの影響をうけるため、PHが酸性だと紫色(青色)、PHがアルカリ性だと桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さは約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() 千草園芸・楽天で購入 ユーミートゥギャザーは、入江氏育種YOUME&Princessシリーズの中の一品種です。新旧両枝咲きの性質がある四季咲きアジサイのため、花をカットした後に伸びてくる脇芽にも花芽が付き、数ヶ月後には花が咲きます。そのため、アジサイを何度も楽しみたい人におすすめの品種です。また花は八重咲きするため一重咲きのアジサイよりも華やかでお洒落な雰囲気をつくり、形状の整ったテマリ型の花を咲かせます。花の形はテマリ型、花の色は桃色・紫色(青色)・緑色、PHの影響をうけるため、PHが酸性だと紫色(青色)、PHがアルカリ性だと桃色になり、花が成熟すると緑色へと変化しています。樹形は株立ち状、株は高さは約100cmまで成長します。 | ![]() 千草園芸・楽天で購入 ユーミーパーフェクションは、入江氏育種YOUME&Princessシリーズの中の一品種です。新旧両枝咲きの性質がある四季咲きアジサイのため、花をカットした後に伸びてくる脇芽にも花芽が付き、数ヶ月後には花が咲きます。そのため、アジサイを何度も楽しみたい人におすすめの品種です。また花は八重咲きするため一重咲きのアジサイよりも華やかでお洒落な雰囲気をつくり、反り返る装飾花の萼片が百合の花の様な優雅さを演出する品種です。花の形はテマリ型、花の色は白色・桃色・紫色(青色)、PHの影響をうけるため、PHが酸性だと紫色(青色)、PHがアルカリ性だと桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さは約100cmまで成長します。 |
![]() 霧島の恵は、四季咲き性のあるアジサイです。新旧両枝咲きの性質があるため、花をカットした後に伸びてくる脇芽にも花芽が付き、数ヶ月後には花が咲きます。そのため、アジサイを何度も楽しみたい人におすすめの品種です。花の形はテマリ型、花の色は咲き初めはクリーム色、咲き進むとPHに影響をうけるため、PHが酸性だと青色(水色)、PHがアルカリ性だと桃色、PHが中間に近いと紫色になります。樹形は株立ち状、株は高さは約80(~100)cmまで成長します。 | ![]() 八丈千鳥は、八丈島が原産の四季咲きアジサイです。四季咲きアジサイのため、環境が合えば季節を問わず花を咲かせ続けます。そのため、アジサイの花を長く楽しみたい人におすすめの品種です。花はガクアジサイ型、花の大きさに比較して装飾花は少ないため豪華さは感じられませんが、光を通すレースの様な上品な雰囲気をつくります。装飾花は八重咲き、萼片は細長く伸びるためシャープで洗練された雰囲気をつくり、また白色の花色が明るく清潔感を感じさせます。そのため、エレガントな雰囲気を演出する事が可能です。 |
花色が変わるアジサイの品種
![]() マジカルアメジスト(hydrangea macrophylla ‘magical amethyst’)は、花が咲き進むにつれて花色が緑色から桃色( 紫色)へと変化するため、一株の中で様々な色の花が楽しめる園芸品種です。花はテマリ型、小花の色は緑色から始まり、徐々に緑色と桃色(or 紫色)の2色に変わり、更に成熟すると全体が桃色(or 紫色)へと変化して、最後に緑色へと戻ります。樹形は株立ち状、高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)に成長します。 | ![]() 大神ファーム・楽天で購入 ピンクマーブルソーダ(Hydrangea macrophylla ‘miss saori’)は、花の色が咲き進むにつれてクリーム色から桃色へと徐々に変わるため、1つの花序の中でクリーム色・桃色・濃い桃色の3色の花が入り交じります。そのため、花全体で柔らかな印象を与えるグラデーションをつくり、ロマンチックな雰囲気を作り出す事が出来ます。樹形は株立ち状高さ約50~100cmに成長します。 |
![]() アジサイ(コットンキャンディー)は、茎の枝分かれがとてもよくコンパクトで盛り上がる樹形をつくる傾向にあり、株を覆うように沢山の花を咲かせます。また花の色が、淡い緑色からクリーム色、クリーム色から桃色へと変化するため、優しくロマンチックな雰囲気を作る魅力的な園芸品種です。花はテマリ型、樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~100)cmまで成長します。 | ![]() 植物販売のITANSE楽天市場店 ・楽天で購入 マジカルクリムゾン(hydrangea macrophylla ‘magical crimson’)は、ネオンライトの様に目を強く引く発色のよさと、魔法のように緑色から桃色(紫色)、桃色から濃い赤色へと変化していく花色が魅力の園芸品種です。花はテマリ型、装飾花の色は緑色から桃色、桃色から濃い赤色へと変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約100cm、幅約100cmまで成長します。 |
![]() 千草園芸 ・楽天で購入 マジカルレボリューションブルー(hydrangea macrophylla ‘magical revolution blue’)は、原色の花色から秋に向かうにつれてアンティーク調の赤紫色に変化していく花色が特徴の園芸品種です。花はテマリ型、花の色は原色(青色・桃色)から始まり、次第に緑色とふち部分が紫色の二色に変化して、最後に赤紫色へと変わります。樹形は株立ち状、高さ約80(~100)cm、幅約80(~100)cmまで成長します。 | ![]() ソフトピンクサルサ(hydrangea macrophylla ‘Soft Pink Salsa’)は、花を構成する装飾花が淡い緑色から徐々に淡い桃色へと変化するため、ベビーグッズや甘い果物を連想させる優しい雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。花はテマリ型、装飾花の色は淡い緑色から桃色へと変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() 花みどりマーケット 楽天市場店 ・楽天で購入 ブルーマーブルソーダはクリーム色から青色へと徐々に変わる花色と、1つの花序の中でクリーム色・水色・青色の3色の小花が入り交じり、美しいグラデーションをつくる所が魅力的な園芸品種です。樹形は株立ち状、高さ約50~100cmに成長します。 |
花型が変化するアジサイの品種
![]() 女神降臨は、花が咲き進むにつれてガクアジサイ型からテマリ型へと変化する花姿と、薔薇のように八重咲きする華やかな装飾花、白色の覆輪が入る上品な花色が魅力的な園芸品種です。花序は散房花序、散歩房花序は装飾花と両性花で構成されており、花型はガクアジサイ型で始まり、装飾花が両性花を覆うことでテマリ型へと変化します。花の色は桃色・青色(紫色)、PHが酸性だと青色(紫色)、PHがアルカリ性だと桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約50~150cmに成長します。 | |
![]() カサノバブルーは、花が咲き進むにつれてガクアジサイ型からテマリ型へと変化する花姿と、薔薇のように八重咲きする大きく華やかな装飾花が魅力的な園芸品種です。花序は散房花序、散歩房花序は装飾花と両性花で構成されており、花型はガクアジサイ型で始まり、装飾花が両性花を覆うことでテマリ型へと変化します。装飾花は八重咲き、装飾花の萼片は菱形、装飾花の色は青色(紫色)です。樹形は株立ち状、株は高さ約100(~150)cmに成長します。 | ![]() 植物販売のITANSE楽天市場店 ・楽天で購入 カサノバピンクは、花が咲き進むにつれてガクアジサイ型からテマリ型へと変化する花姿と、薔薇のように八重咲きする大きく華やかな装飾花が魅力的な園芸品種です。花序は散房花序、散歩房花序は装飾花と両性花で構成されており、花型はガクアジサイ型で始まり、装飾花が両性花を覆うことでテマリ型へと変化します。装飾花は八重咲き、装飾花の萼片は菱形、装飾花の色は桃色(紫色)です。樹形は株立ち状、株は高さ約100(~150)cmに成長します。 |
![]() フェアリーアイ(hydrangea macrophylla fairy eye)は、花の形が咲き進むにつれてガクアジサイ型からテマリ型へと変化していく珍しいアジサイです。また装飾花は八重咲きのため、豪華な雰囲気をつくります。花の大きさは直径15cm以上、花の形はガクアジサイ型からテマリ型へと変化します。装飾花は八重咲き、色は土壌のPHにより青色もしくは紫色か桃色になります。樹形は株立ち状、高さ約50(~150)cm、幅約50(~150)cmまで成長します。 | ![]() 千草園芸 ・楽天で購入 フェアリーマーブル(hydrangea macrophylla ‘fairy marble’)は、花の形が咲き進むにつれてガクアジサイ型からテマリ型へと変化する珍しい花形をしています。花の色は紫地に青色の絞りが入り、装飾花は八重咲きします。花は散房花序、散房花序は直径15cm以上、咲き初めはガクアジサイ型で徐々に装飾花が両性花を覆うように溢れ咲きテマリ型へと変化します。樹形は株立ち状、高さ約50(~100)cm、幅約50(~100)cmまで成長します。 |
カラーリーフを楽しめる品種
![]() レモンウェーブ(hydrangea macrophylla ‘lemon wave’)は、葉の縁部分に鮮やかな黄色もしくはクリーム色の班が入るため花のない時期も明るい印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。花は装飾花と両性花で構成されるガクアジサイ型、装飾花はPHで変化して水色もしくは薄紫色か薄桃色をしており、両性花は鮮やかな青色もしくは紫色か桃色になります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmに成長します。 | ![]() 日本花卉ガーデンセンター annex ・楽天で購入 ハニーウェーブ(hydrangea macrophylla ‘honey wave’)は、葉の縁部分に大きな鮮やかな黄色の班が入るため花のない時期も明るく解放的な印象を与えるカラーリーフとして楽しめる園芸品種です。花は装飾花と両性花で構成されるガクアジサイ型、装飾花は土壌のPHで薄い紫色もしくは薄い青色になります。両性花は鮮やかな青色もしくは紫色になります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmに成長します。 |
個性的な品種
![]() ウズアジサイ(オタフクアジサイ)は、江戸時代に作出され古くから親しまれるガクアジサイ系の園芸品種です。装飾花の萼片の縁部分が内側にカールしているため全体に丸く可愛らしい花の形をしています。花はガクアジサイ型、装飾花と両性花が混在していますが、中央部が盛り上がるためテマリ型のような花姿になります。花色は土壌のPHにより変化するため、酸性土壌では青色、弱酸性から中性では紫色、中性からアルカリ性では桃色になります。 | ![]() フレンチボレロは、アジサイ(H.macrophylla)とガクウツギ(H.scandens)の交雑からうまれた新しいタイプのアジサイです。普通のアジサイは茎の頂部に花を咲かせますが、フレンチボレロは側芽も花をつけます。そのため、普通のアジサイよりも花の数が多くなる傾向があり、株を覆うように咲き誇る花姿を楽しむことが出来ます。また葉の大きさが普通のアジサイよりも小さいため、繁茂している印象を与えにくい所も魅力です。花型はガクアジサイ型またはテマリ型、装飾花と両性花で構成されており、花の色はクリーム色・桃色・青色(紫色)、咲き初めはクリーム色をしていて、咲き進むにつれて、PHが酸性だと青色(紫色)、PHがアルカリ性だと桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約100cmに成長します。 |
![]() 華あられは、古くから親しまれているウズアジサイと同様に萼片のふち部分が内側に湾曲する個性的な外観の花姿と、桃色から濃い桃色(紅色)へと変化する花色が特徴の園芸品種です。花の形はガクアジサイ型、ガクアジサイ型ですが中央部がテマリ咲きのように盛り上がるため丸い花姿をしており、また装飾花の萼片も丸みを帯びるため、全体的に可愛らしい雰囲気を作り出します。また花の形と、桃色の花色は相性がとてもよく、どちらも優しくて可愛らしい印象を与えるため、ロマンチックガーデンなどにおすすめの品種です。 |
JFS受賞品種
ケイコの特徴
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銀河の特徴
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万華鏡の特徴
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その他の品種
![]() ミス・サオリ(Hydrangea macrophylla ‘miss saori’)は土壌のPHに関係なく桃色(赤色)と白色の2色の花色で固定されており、八重咲きする小花が球状に集つまり咲く豪華な花姿が魅力の園芸品種です。花は装飾花のみで構成されるテマリ型で、装飾花は先端が尖るため洗練された雰囲気をつくり、また八重咲きするため豪華です。花色はPHに関係なく白地に、赤色もしくは桃色の覆輪が入ります。そのため、可愛らしい雰囲気をつくるロマンチックガーデンにおすすめの品種です。樹形は株立ち状、高さ約100cm、幅は約100cmに成長します。 | ![]() スターリットスカイ(hydrangea macrophylla ‘starlit sky’)は、装飾花に白色の絞り模様が入り青色と白色の二色の花色となるため、透明感をかんじさせる空の色のような爽やかな雰囲気を作ります。また装飾花の萼片は緩やかに波打つためフリルドレスのような優雅さがあり、秋に紅葉が楽しめる所も魅力の園芸品種です。花はガクアジサイ型、装飾花の萼片は丸弁で縁部分が波打ち、色は青色に白色の絞りが入ります。両性花の蕾はクリーム色、花は薄い青色です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() ダンスパーティ(hydrangea macrophylla ‘dance party’)は、花の中央に集まる小さな両性花の中に装飾花が疎らに咲くため、ダンスホールで踊る人を連想させるような花姿を作る魅力的な園芸品種です。花は半テマリ咲き、装飾花は剣弁の萼片が重なり八重咲きします。花色は一般的なアジサイと同様にPHで青色・紫色・桃色に変化します。樹形は株立ち状、高さ約100~150cmです。 | ![]() Better Gardens・楽天で購入 カクテル(hydrangea macrophylla ‘cocktail’)は、装飾花にギザギザとした切れ込みが入るためお洒落な雰囲気をつくり、また花の色は白地(クリーム色)に赤色(~桃色)の覆輪が入るため柔らかで可愛らしい雰囲気をつくる園芸品種です。花はテマリ型、装飾花は縁部分に鋸歯があり、装飾花の色は白色(~薄い黄色)で、縁部分に赤色もしくは桃色の覆輪が入ります。樹形は株立ち状、高さ約150cm、幅約150cmまで成長します。 |
![]() Better Gardens・楽天で購入 ライトマイファイヤ(hydrangea macrophylla ‘Light my Fire’)は、明るく華やかな印象を与えるよう赤色とクリーム色の二色の花色と、豪華な雰囲気をつくるテマリ型の花型が特徴の園芸品種です。花はテマリ型、装飾花の色は黄地に赤色の覆輪が入ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~120)cm、幅約100(~120)cmまで成長します。 | ![]() 苗木の専門店 グリーンでGO!・楽天で購入 シティーライン・パリ(hydrangea macrophylla ‘cityline paris’)は、一般的なアジサイと比べて背が低く成熟しても高さ60cmに程度にしかなりません。そのため剪定が基本に不要で、小さな花壇や鉢植えなどでも育てやすい所が魅力です。また発色のよい濃い桃色の花色は遠くからでも強く目を引くため、明るくポップな雰囲気のお庭や可愛らしいお庭等によく合います。花はテマリ型、装飾花の色は殆どPHに影響を受けず濃い桃色です。※酸性土壌ではやや紫色になることもあります。樹形は株立ち状、高さ約30(~60)cm、幅約30(~60)cmまで成長します。 |
![]() シティーライン・ウィーン(hydrangea macrophylla cityline vienna)は、一般的なアジサイと比べて比較的に背が低く高さが30~90cm程度にしかなりません。そのため、剪定をする必要が殆どなく低メンテナンスで育てて、また小さな花壇や鉢植えなどでも育てやすい品種です。花はテマリ型、装飾花の色は土壌のPHによって変化して青色もしくは紫色か桃色になります。樹形は株立ち状、高さ約30(~90)cm、幅約60(~120)cmまで成長します。 | ![]() ブルーステッキ(hydrangea macrophylla ‘Blue stick’)は、殆ど黒色に見える濃い紫色の茎と、爽やかな印象を与える青色の花が、落ち着いた雰囲気をつくる魅力的な園芸品種です。花はテマリ型、装飾花は爽やかな青色をしています。 |
![]() シュガーホワイト(hydrangea macrophylla sugar white)は、装飾花のふち部分にギザギザとした切れ込みが入るためお洒落な雰囲気をつくり、明るい白色の花色が清潔感を感じさせる魅力的な園芸品種です。花はテマリ型、装飾花は縁部分に鋸歯があり、装飾花の色は白色です。樹形は株立ち状、高さ約50(~120)cm、幅約50(~120)cmまで成長します。 | ![]() 城ヶ崎(ジョウガサキ)は、静岡県東伊豆町の城ヶ崎海岸で発見された八重咲き系のガクアジサイです。花は外周に並ぶ装飾花と中央に集まる両性花で構成されたガクアジサイ型、装飾花は八重咲き、色は土壌のPHにより青色もしくは紫色か桃色になります。両性花の蕾はクリーム色、色は土壌のPHにより青色もしくは紫色か桃色になります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() e-フラワー・楽天で購入 フェザー・ピンク(Hydrangea macrophylla ‘feather pink’)は、八重咲きする装飾花と、クリーム色から桃色へと変化する優しい花色が特徴の園芸品種です。花はガクアジサイ型、花は装飾花と両性花で構成されていて、花の色は咲き初めはクリーム色、咲き進むにつれて桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約100~150cmに成長します。 | ![]() 桜花乱舞は、装飾花の花柄が長い所と、装飾花が八重咲きする所が特徴の園芸品種です。花柄が長いため、装飾花は不規則に傾いて動きをつくり、乱舞しているような優雅な雰囲気を作り出します。また八重咲きする装飾花が華やかな雰囲気を演出します。花の色は、花の色は桃色・紫色(青色)、PHの影響をうけるため、PHが酸性だと紫色(青色)、PHがアルカリ性だと桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さは約100~150cmまで成長します。 |
![]() グリッターは、ふんわりと広がり柔らかさを感じさせる花姿と、星の形を想像させるシャープでかっこいい装飾花、明るく清潔感を感じさせる真っ白な花色が特徴です。花は装飾花と両性花が入り交じり、装飾花の花柄が長めのため、花の中に光や風を通す空間が出来ます。そのためフワフワとした見た目をつくります。また装飾花の萼片は普通のアジサイと比べて細く長いため、シャープで洗練された印象を与えます。洗練された外観の装飾花は、白色の花色とも相性がよいため上品で洗練された雰囲気をつくるエレガントガーデンなどによく合うでしょう。花型は半テマリ型またはテマリ型、装飾花と両性花で構成されており、装飾花の色は白色です。樹形は株立ち状、株は高さ約100(~150)cmに成長します。 | ![]() 千草園芸 ・楽天で購入 巡恋歌は、ミルフィーユのように装飾花が重なり咲くためふんわりした柔らかな花姿をしており、八重咲きする装飾花が華やかな印象を与えます。また装飾花の萼片が普通のアジサイと比べて大きく幅広なため、強い存在感があり豪華さを演出することが出来る園芸品種です。花の色は内側から外側に向かって、パステルピンクから白色へと変化します。パステルピンクと白色の二色の花色は、清潔感ある上品な雰囲気と、子供っぽく可愛らしい雰囲気が同居します。そのため、フェミニンな雰囲気のあるエレガントガーデンや、上品な雰囲気のあるロマンチックガーデンなどにおすすめしたい品種です。 |
![]() 恋物語は加茂セレクションの中の一品種です。恋物語の特徴はテマリ咲きするボリュームのよい豪華な花姿と、華やかな印象を与える八重咲きの装飾花、白地に桃色の細い覆輪が入る上品で可愛らしい花色が特徴です。桃色と白色の花色は、上品で清潔感のある印象と、子供っぽく可愛らしい印象を与える事があります。そのため、フェミニンな雰囲気のあるエレガントガーデンや、上品な雰囲気のあるロマンチックガーデンなどにおすすめの品種です。樹形は株立ち状、株は高さ約100~150cmに成長します。 | ![]() コンペイトウ・スマイルは加茂セレクションの中の一品種です。コンペイトウの特徴はガクアジサイよりも装飾花が多く半テマリ咲きする豪華な花姿と、華やかな印象を与える八重咲きする装飾花、青地に入る白色の覆輪が上品で洗練された印象を与える装飾花の色などです。樹形は株立ち状、株は高さ約50~150cmに成長します。 |
![]() 楽天で購入は、花の開花タイミングがズレるため花房の中の花の大きさと色に違いがあります。そのため、大小様々な星が散りばめられたかのような魅力的な花姿が楽しめる園芸品種です。花の形はテマリ型、装飾花は八重咲き、装飾花の萼片は卵形、装飾花の色はクリーム色・青色(紫色)・桃色があり、咲き初めはクリーム色、咲き進むと色が変わり、PHが酸性だと青色(紫色)、PHがアルカリ性だと桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約100~150cmに成長します。 |
アメリカノリノキの特徴や園芸品種
- 原産:北アメリカ
- 学名:Hydrangea arborescens
- 草丈:約100~300cm
- 分類:落葉低木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:赤色●桃色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:
- 花言葉:ひたむきな愛
- 用途:日陰植物/切り花
アメリカノリノキとは!?
アメリカノリノキは学名Hydrangea arborescens、別名では「アメリカアジサイ」や「スムース・ハイドランジア」とも呼ばれる北アメリカ原産の落葉低木です。
アメリカノリノキの語源(由来)
- 属名のHydrangeaは、古代ギリシア語で「水」を意味する「ὕδωρ(húdōr)」と、「容器」を意味する「ἀγγεῖον(angeîon)」の2語からきており、水を入れるカップの様な形状をした果実の形に由来すると言われています。
- 種小名のarborescensは「木になる」「木のような」を意味しています。
- アメリカノリノキの由来はアメリカから来たノリノキ(ノリウツギ)からきています。
アメリカノリノキの特徴(魅力)
- アメリカノリノキは日本のアジサイの様にPHで花色が変化する事がありません。また装飾花が小さく多数集まるためふんわりとした花姿をしており、直径最大30cmの巨大な花を咲かせます。
- アメリカノリノキは樹皮が薄く何層にもなっており、剥がれると独特な色合いとなるため別名ではseven(7つ) + bark(樹皮)と呼ばれています。
- アメリカノリノキの花は野生では装飾花が全くないか少数の装飾花しかありません。
- アナベル等の園芸品種は逆に装飾花のみで構成されており、直径30cmにも達する巨大な花を咲かせます。
- 装飾花は雄蕊・雌蕊が不完全なため果実を作らない小花で、花弁(萼片)が大きく発達しており非常に目立ちます。ただし直径約1~2cmほどと、日本のアジサイと比べると小さめです。
- 日本のアジサイの装飾花は普通2.5cmあります。※最大6cm
- 小花が小さく多数咲く事から「雪玉」や「綿菓子」などを連想させるようなふんわりした花姿が観察できます。
- アメリカノリノキの花色は、日本のアジサイと違って土壌のPHに影響されません。
- 樹形は株立ち状で、地際から多数の茎を伸ばします。
- 茎は直立する傾向が強く、殆ど枝分かれしないため、雑多な印象を与える事は少ないです。
- アメリカノリノキの葉は長さ約8~18cmと非常に大きく、ハート形(心形)をしている事もあります。
- アメリカノリノキの花は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 花は非常に大きく豪華なため、切り花を部屋に飾ることで華やかな印象を与えます。
- アメリカノリノキは日本のアジサイと比べて花弁の水分量が少なく乾燥しやすいためドライフラワーにしやすい所が魅力です。
- 花は着色液に漬け込むことでブリザードフラワーとして楽しむ事ができます。
- アメリカノリノキは自然な樹形を生かしたインフォーマルな生垣として利用利用する事ができます。
- アメリカノリノキの生垣は他の生垣と比べて花を楽しめる所が魅力です。
- 葉は落葉性のため、冬になるとややオープンな構造になり目隠し効果が薄れるかもしれません。
- アメリカノリノキの生垣の植え付け間隔は約100~200cm、アメリカノリノキの品種の成熟した時の大きさによって変わってきます。
- 成熟時のアメリカノリノキの幅が200cmなら植え付け間隔は200cm前後です。
- アメリカノリノキは基本的に丈夫で育てやすい植物です。
- ただし強い日差しによって葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしたり、乾燥によって萎れるなど弱る事もあるため植え付け場所には注意が必要です。
アメリカノリノキの樹高は約100(~300)cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)で丸みを帯びます。茎は殆ど枝分かれする事なく直立もしく斜上して、樹皮の色は灰褐色もしくは赤褐色、樹皮は層状で薄く剥がれます。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄は1.5(~8.5)cm、葉身の大きさは長さ約8(~18)cm、幅約2.5(~12)cm、葉身の形は心形もしくは広卵形、縁部分に鋸歯があります。
花序は散房花序、散房花序は大きさが4(~15)cm、形は半球状もしくは球状に咲きます。散房花序は小花が約100(~500)個つき、両性花のみもしくは少数の装飾花で構成されます。※園芸品種は装飾花のみで構成される事もあり、花序は直径約30cmに達します。装飾花は直径約1(~2)cm、萼片は3(~5)個あります。両性花は直径約0.2cm、4~5個の花弁がつきます。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は半球形です。
アメリカノリノキの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫のタイミングは花が完全に開いた所で行います。
- 茎に付いた葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて全て取り外しましょう。
- 水揚げは水切りもしくは燃焼を行い、深水してしっかり水揚げを行います。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- アジサイは水揚げが悪いことで知られています。水切りして切り戻しても上手く水揚げしない事もあるため、出来るだけ水揚げしやすいようにしておく事も大切です。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが著しく長くなる傾向にあります。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りもしくは燃焼を行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7~10日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
燃焼
燃焼とはコンロやバーナーの火で茎の先端(約1~3cm)を炙り炭化させた後に、冷えた水に浸け、熱で茎内部の気泡(空気)を膨張させて外に押し出し、水揚げを改善する方法です。原理としては湯揚げと似ています。茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含み柔らかい茎の花材等には向きません。
深水
深水とは深い水に切り花を浸ける事で、水圧を高めて水揚げしやすくしたり、葉や茎からも吸水させて水揚げする方法です。深水は水の吸い上げが弱い花材(バラ・ラナンキュラス等)や葉が丈夫な花材に向いています。
【深水のやり方】
①新聞紙とバケツ(水入り)と切り花を準備します。
②花材を新聞紙でクレープの様に包みます。
③↳茎の下部数cmを新聞紙から出して、萎れた花がしっかり立つように新聞紙で包みましょう。
④茎の下部を水切りして水揚げしやすくしておきます。
⑤水の入るバケツの中に花材を半分以上浸かる様にして1~数時間放置します。
⑥水揚げが終わったら再度花瓶に生けて楽しみます。
アメリカノリノキのドライフラワーの楽しみ方

- アメリカノリノキのドライフラワーの収穫時期は梅雨明けの7月頃以降がいいでしょう。
- 開花したばかりの色鮮やかな花よりも少し時間が経ち色褪せてきた花の方が上手くいきます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- アメリカノリノキは、ドライ・イン・ウォーター法もしくはハンギング法でドライフラワーが作れます。
- ドライ・イン・ウォーター法は花瓶に少し水を入れて、収穫したアメリカノリノキをさしておき徐々に乾燥させる方法です。
- ハンギング法は花を逆さに吊るして乾燥させる方法です。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
アメリカノリノキのブリザードフラワーの楽しみ方

- ブリザードフラワーに必要なものを準備します。
- 脱色液・着色液・容器2個・新聞紙(キッチンペーパーも可)・手袋(加工液に触れると手が荒れるため)・ピンセット(加工液に触れると手が荒れるため)・新鮮な花材を準備します。
- アジサイの花から小花を数個付けた状態で取り外します。
- 容器の長さに合わせて長さをハサミで切って調節しましょう。
- 容器の中に脱水・脱色液を入れます。
- 脱水・脱色液の中にアジサイの小花数個をピンセットで摘み、空気が入らないようにしっかり漬け込みます。
- 製品ラベルに従いおおよそ数時間~1日漬け込んだままにしましょう。
- 脱水・脱色液の中にアジサイの小花数個をピンセットで摘み、空気が入らないようにしっかり漬け込みます。
- 脱水・脱色液を漬け込んだアジサイを容器の中からピンセットで取り出します。
- 脱水・脱色液に漬け込んだアジサイを、新聞紙(キッチンペーパー)の上に一旦置いて、液を少し落とします。
- 容器の中に着色液を入れます。
- 脱水・脱色液の染みこんだアジサイをピンセットで摘み、着色液の中に空気が入らないようにしっかりアジサイを漬け込みましょう。
- 製品ラベルに従いおおよそ数時間~数日漬け込みます。
- 脱水・脱色液の染みこんだアジサイをピンセットで摘み、着色液の中に空気が入らないようにしっかりアジサイを漬け込みましょう。
- 容器の中から着色液の染み込んだアジサイをピンセットで取り出します。
- 新聞紙(キッチンペーパー)の上に着色したアジサイを広げて直射日光のない風通しのよい場所で乾燥させましょう。
おすすめの加工液
アメリカノリノキの園芸品種の紹介
![]() アナベル(Hydrangea arborescens ‘annabelle’)は、花が非常に巨大で直径30cmに達することもあります。そのため、開花期間中は、庭園などの広い空間でも一際目立つフォーカルポイントとして働きます。花は装飾花のみで構成されており、装飾花の大きさは普通のアジサイよりも小さく直径約1~2cmしかありません。そのため、繊細でふんわりした柔らかな外観をしており、雪玉や綿菓子を連想させる事があります。花の色は明るいライムグリーンから綺麗な白色へと変化します。ライムグリーンと白色は爽やかで清潔感を感じさせるため、上品な雰囲気があるエレガントガーデンや、神聖な雰囲気があるギリシャガーデン等によく合うでしょう。アナベルの花は水分が少なく乾燥しやすいです。そのため、ドライフラワーやブリザーブドフラワーなどに加工して、フラワーアレンジメントなどによく利用されます。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~180)cmまで成長します。 | ![]() スウィート・アナベル(Hydrangea arborescens ‘sweet annabelle’)は、装飾花の裏側が濃い桃色(紫色)・装飾花の表側が薄い桃色(白色)をしています。そのため、咲き初めは花全体が濃い桃色をしていますが、徐々に花が開くと表側の白色の部分が表面に出てきて、花全体が濃い桃色と白色の二色で入り交じります。花は他のアナベルと同様に巨大で30cmに達する事もあり、装飾花は直径約1~2cmしかありません。そのため、花は巨大でありながら、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~120)cm、幅は約100(~120)cmまで成長します。 |
![]() ピンク・アナベル(Hydrangea arborescens ‘pink annabelle’)は、装飾花の裏側が鮮やかな桃色・装飾花の表側が薄い桃色をしています。そのため、咲き初めは花全体が鮮やかな桃色をしていますが、徐々に花が開くと表側の薄い桃色の部分が表面に出てきて、花全体が鮮やかな桃色と薄い桃色の二色で入り交じります。花は他のアナベルと同様に巨大で30cmに達する事もあり、装飾花は直径約1~2cmしかありません。そのため、花は巨大でありながら、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | ![]() ライム・アナベル(Hydrangea arborescens ‘lime annabelle’)は、咲き始めはライムグリーンをしていて、徐々に綺麗な白色へと花色が変わる園芸品種です。花は他のアナベルと同様に巨大で30cmに達する事もあり、装飾花は直径約1~2cmしかありません。そのため、花は巨大でありながら、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() ルビー・アナベル(Hydrangea arborescens ‘ruby annabelle’)は、装飾花の裏側が濃い赤色・装飾花の表側が薄い赤色をしています。そのため、咲き初めは花全体が濃い赤色をしていますが、徐々に花が開くと表側の薄い赤色の部分が表面に出てきて、花全体が濃い赤色と薄い赤色の二色で入り交じります。濃い赤色は「情熱的」「大人の女性」を連想させるため、女性的でフェミニンな印象を与えるエレガントガーデンや、ラグジュアリーな印象を与えるお庭を作りたい時などおすすめの品種です。花は他のアナベルと同様に巨大で30cmに達する事もあり、装飾花は直径約1~2cmしかありません。そのため、花は巨大でありながら、繊細でふんわりとした柔らかな雰囲気を作ります。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | ![]() インクレディボール(Hydrangea arborescens ‘incrediball’)の特徴は、直径30cmに達する巨大な花房と、巨大な花房を支える丈夫な茎をもつ所です。花は丸い球形をしているため可愛らしい外観をしています。また花は直径が30cmに達する事もあるため、庭園などの広い空間でもフォーカルポイントとして働かせる事が可能です。花の色は白色、白色は古くから神事や神様の色として使用してきました、そのため神聖な雰囲気や清浄な印象を与える事があります。従って、ギリシャ神話を想像させるギリシャ庭園や、上品で清潔感のあるエレガントガーデン等におすすめの品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() 千草園芸・楽天で購入 ピコティシャルマン(hydrangea arborescens ‘picotee Charmant’ )は、装飾花の裏側が桃色・装飾花の表側が白色をしています。そのため、咲き初めは花全体が桃色をしていますが、徐々に花が開くと表側の白色の部分が表面に出てきて、花全体が桃色と白色の二色で入り交じります。桃色と白色の二色の花色は、大人っぽく上品な雰囲気と、子供っぽく可愛らしい雰囲気が同居します。そのため、フェミニンな雰囲気のあるエレガントガーデンや、上品な雰囲気のあるロマンチックガーデンなどにおすすめする品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | ![]() 日本花卉ガーデンセンター annex・楽天で購入 ヘイズ・スターバースト(hydrangea arborescens ‘hayes starbust’)は、装飾花が八重咲きするため、普通のアジサイよりも華やかな印象を与える園芸品種です。花序は散房花序、散房花序は直径約20cm、形はやや不定形な半球状をしており、殆どが装飾花で構成されています。装飾花は八重咲き、装飾花の萼片は細長く先端が尖り、萼片の色はクリーム色から白色をしています。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() アナベルジャンボ(hydrangea arborescens ‘Abetwo’)は、アナベルと比べて太く丈夫な茎をもっているため倒伏しにくい特徴があります。花は非常に巨大で直径30cmに達することもあります。そのため、開花期間中は、庭園などの広い空間でも一際目立つフォーカルポイントとして働きます。花は装飾花のみで構成されており、装飾花の大きさは普通のアジサイよりも小さく直径約1~2cmしかありません。そのため、繊細でふんわりした柔らかな外観をしており、雪玉や綿菓子を連想させる事があります。花の色は白色、白色は、光を最も反射するため明るい印象を与えたり、また汚れのない清潔な印象を与えたりします。そのため、明るく輝くような雰囲気のお庭や、清潔感のある洗練された雰囲気のお庭などを作りたい時におすすめの品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | ![]() 千草園芸・楽天で購入 ル・マニフィークは、ほんのりと桃色に染まる白色の柔らかな花色と、フワッとボリュームよく咲く半球状のボリュームある花姿が魅力の園芸品種です。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
ノリウツギの特徴や園芸品種
- 原産:日本/中国/朝鮮/ロシア
- 学名:Hydrangea paniculata
- 草丈:約100~500cm
- 分類:落葉低木
- 開花時期:7月~9月
- 花色:赤色●桃色●黄色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:7月9日/8月21日
- 花言葉:高慢/臨機応変/乙女の愛/しとやかな恋人
- 用途:日陰植物/切り花
ノリウツギとは!?
ノリウツギは学名Hydrangea paniculata、別名では「ノリノキ」や「トロロノキ」等とも呼ばれる日本及び中国、朝鮮、ロシアが原産の落葉低木です。日本では北海道から九州まで分布しており、林縁等に自生しています。
ノリウツギの語源(由来)
- 属名のHydrangeaは、古代ギリシア語で「水」を意味する「ὕδωρ(húdōr)」と、「容器」を意味する「ἀγγεῖον(angeîon)」の2語からきており、水を入れるカップの様な形状をした果実の形に由来すると言われています。
- 種小名のpaniculataはラテン語で「円錐花序の」「房のある」を意味しており、花の形に由来しています。
- ノリウツギ(糊空木)の由来は樹皮を剥がすと内側に粘りのある粘液があり、この粘液をねり(ノリ)として和紙漉きに利用していた事に由来します。
- 一方でウツギ(空木)は茎の中が空洞な事を意味しますが、ノリウツギの茎の中は空洞ではありません。
- 別名の「ノリノキ」や「トロロノキ」の由来は、樹皮を剥がすとネバネバとした粘液があり、これを和紙を作る際のねり(ノリ)として和紙漉きの時に利用された事からきています。
ノリウツギの特徴(魅力)
- ノリウツギは樹皮を剥ぐと粘りのある粘液があり、以前は粘液をねり(ノリ)として和紙漉きの際に利用されていた事から和名「ノリウツギ(糊空木)」の名前がついています。
- また花の形が円錐形をしている所も特徴で、種小名のパニキュラータ(paniculata)は「円錐花序の」を意味しており、ノリウツギの花の形が由来になっています。
- ノリウツギは一般的なアジサイよりも開花期が遅く夏から秋にかけて開花します。
- ノリウツギの花は両性花と装飾花で構成されており長さ約7~25cmの円錐形の巨大な花を咲かせます。
- 装飾花は雄蕊・雌蕊が不完全なため果実を作らない小花で、花弁(萼片)が大きく発達しているため非常に目立ち、直径約1~3.5cmの大きさがあります。
- 両性花は雄蕊と雌蕊の両方を備える小花で果実を作り、直径約0.2cmと非常に小さいです。
- 野生では殆ど両性花で装飾花が少ないですが、園芸品種は殆ど装飾花で構成されています。
- ノリウツギの花色は、普通のアジサイと違ってPHの影響を殆ど受けないため、花色がPHによって左右されることはありません。
- 樹形は株立ち状で、地際から多数の直立する茎を伸ばします。
- ノリウツギの花は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 花は非常に大きく豪華なため、切り花を部屋に飾ることで華やかな印象を与えます。
- ドライフラワーとしては乾燥後も萼片が落ちにくくふんわりとしたボリュームある外観を長く保つため、存在感のあるフラワーアレンジメントとして利用できます。
- また新鮮な花を着色液に漬け込んでブリザードフラワーにすると綺麗な花色のまま長く楽しむ事ができます。
- ノリウツギは自然な樹形を生かしたインフォーマルな生垣として利用利用する事ができます。
- ノリウツギの生垣は他の生垣と比べて花を楽しめる所が魅力です。
- 葉は落葉性のため、冬になるとややオープンな構造になり目隠し効果が薄れるかもしれません。
- ノリウツギの生垣の植え付け間隔は約100~200cm、ノリウツギの品種の成熟した時の大きさによって変わってきます。
- 成熟時のノリウツギの幅が200cmなら植え付け間隔は200cm前後です。
- ノリウツギは基本的に丈夫で育てやすい植物です。
- ただし強い日差しによって葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしたり、乾燥によって萎れるなど弱る事もあるため植え付け場所には注意が必要です。
ノリウツギの樹高は約100(~500)cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)です。茎は直立もしく斜上して、樹皮の色は灰褐色もしくは褐色、樹皮は縦に割れます。
葉序は対生葉序もしくは輪生葉序、葉色は緑色、葉柄は0.5(~2.5)cm、葉身の大きさは長さ約5(~15)cm、幅約3(~10)cm、葉身の形は楕円形(~広楕円形)もしくは卵形、縁部分に鋸歯があります。
花序は円錐花序、円錐花序は長さ約7(~25)cm、幅約5(~18)cm、形は円錐型に咲きます。円錐花序は小花が約250(~1200)個つき、両性花と装飾花で構成されます。装飾花は直径約1(~4.5)cm、萼片は4(~5)個あります。両性花は直径約0.2cm、4~5個の花弁、雄蕊10個、雌蕊3個がつきます。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は半球形です。
ノリウツギの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫のタイミングは花が完全に開いた所で行います。
- 茎に付いた葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて全て取り外しましょう。
- 水揚げは水切りもしくは燃焼を行い、深水してしっかり水揚げを行います。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- アジサイは水揚げが悪いことで知られています。水切りして切り戻しても上手く水揚げしない事もあるため、出来るだけ水揚げしやすいようにしておく事も大切です。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが著しく長くなる傾向にあります。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りもしくは燃焼を行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7~10日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
燃焼
燃焼とはコンロやバーナーの火で茎の先端(約1~3cm)を炙り炭化させた後に、冷えた水に浸け、熱で茎内部の気泡(空気)を膨張させて外に押し出し、水揚げを改善する方法です。原理としては湯揚げと似ています。茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含み柔らかい茎の花材等には向きません。
深水
深水とは深い水に切り花を浸ける事で、水圧を高めて水揚げしやすくしたり、葉や茎からも吸水させて水揚げする方法です。深水は水の吸い上げが弱い花材(バラ・ラナンキュラス等)や葉が丈夫な花材に向いています。
【深水のやり方】
①新聞紙とバケツ(水入り)と切り花を準備します。
②花材を新聞紙でクレープの様に包みます。
③↳茎の下部数cmを新聞紙から出して、萎れた花がしっかり立つように新聞紙で包みましょう。
④茎の下部を水切りして水揚げしやすくしておきます。
⑤水の入るバケツの中に花材を半分以上浸かる様にして1~数時間放置します。
⑥水揚げが終わったら再度花瓶に生けて楽しみます。
ノリウツギのドライフラワーの楽しみ方
- ノリウツギのドライフラワーの収穫時期は梅雨明けの7月頃以降がいいでしょう。
- 開花したばかりの色鮮やかな花よりも少し時間が経ち色褪せてきた花の方が上手くいきます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- ノリウツギは、ドライ・イン・ウォーター法もしくはハンギング法でドライフラワーが作れます。
- ドライ・イン・ウォーター法は花瓶に少し水を入れて、収穫したノリウツギをさしておき徐々に乾燥させる方法です。
- ハンギング法は花を逆さに吊るして乾燥させる方法です。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
ノリウツギのブリザードフラワーの楽しみ方

- ブリザードフラワーに必要なものを準備します。
- 脱色液・着色液・容器2個・新聞紙(キッチンペーパーも可)・手袋(加工液に触れると手が荒れるため)・ピンセット(加工液に触れると手が荒れるため)・新鮮な花材を準備します。
- アジサイの花から小花を数個付けた状態で取り外します。
- 容器の長さに合わせて長さをハサミで切って調節しましょう。
- 容器の中に脱水・脱色液を入れます。
- 脱水・脱色液の中にアジサイの小花数個をピンセットで摘み、空気が入らないようにしっかり漬け込みます。
- 製品ラベルに従いおおよそ数時間~1日漬け込んだままにしましょう。
- 脱水・脱色液の中にアジサイの小花数個をピンセットで摘み、空気が入らないようにしっかり漬け込みます。
- 脱水・脱色液を漬け込んだアジサイを容器の中からピンセットで取り出します。
- 脱水・脱色液に漬け込んだアジサイを、新聞紙(キッチンペーパー)の上に一旦置いて、液を少し落とします。
- 容器の中に着色液を入れます。
- 脱水・脱色液の染みこんだアジサイをピンセットで摘み、着色液の中に空気が入らないようにしっかりアジサイを漬け込みましょう。
- 製品ラベルに従いおおよそ数時間~数日漬け込みます。
- 脱水・脱色液の染みこんだアジサイをピンセットで摘み、着色液の中に空気が入らないようにしっかりアジサイを漬け込みましょう。
- 容器の中から着色液の染み込んだアジサイをピンセットで取り出します。
- 新聞紙(キッチンペーパー)の上に着色したアジサイを広げて直射日光のない風通しのよい場所で乾燥させましょう。
おすすめの加工液
ノリウツギの園芸品種の紹介
![]() 植物販売のITANSE楽天市場店・楽天で購入 フレーズメルバ(Hydrangea paniculata ‘fraise melba’)は、人気の高いバニラフライスの改良品種です。花はイチゴを想像させるような可愛らしい外観をしており、花型はふっくらとした円錐型で、花の色は白色(アイボリー)から徐々に桃色へと変わり、最後に濃い桃色へと変化します。花序は円錐花序、小花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色から桃色、桃色から濃い桃色へと徐々に変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約100(~200)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 | ![]() 産直花だん屋・楽天で購入 ポールスター(Hydrangea paniculata ‘polestar’)は、早咲き性の性質があるため一般的なノリウツギよりも早くから花を楽しめます。また成熟しても高さが40~60cmにしかならないため、小さなお庭の花壇や鉢植えの中でも育てやすい品種です。花序は円錐花序、円錐花序は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色(アイボリー)から桃色へと徐々に変化します。樹形は株立ち状、高さ約40~60cm、幅は約40~60cmまで成長します。 |
![]() バニラフライス(Hydrangea paniculata ‘vanille fraise’)は、花の色が白色から徐々に桃色へと変化していきます。そのため、牛乳にとけこんでいくイチゴの様な可愛らしい雰囲気を作ります。また花は装飾花で構成されていて円錐形をつくるため、豪華でボリューミーな花姿をつくる魅力的な園芸品種です。桃色と白色の二色の花色は、大人っぽく上品な雰囲気と、子供っぽく可愛らしい雰囲気が同居します。そのため、フェミニンな雰囲気のあるエレガントガーデンや、上品な雰囲気のあるロマンチックガーデンなどにおすすめです。樹形は株立ち状、高さ約200cm、幅は約200cmまで成長します。 | ![]() 産直花だん屋 ・楽天で購入 サンデーフレーズ(hydrangea paniculata ‘sundae fraise’)は、人気の高いバニラフライスから派生した矮性品種です。サンデーフレーズはバニラフライスと比べて高さが半分程度(約120cm)までしか成長しないため、小さな花壇や鉢植えなどでも育てやすいです。またバニラフライスと同様に白色から桃色へと徐々に変化していく花色が、牛乳にとけこんでいくイチゴの様な可愛らしい印象を与えます。花序は円錐花序、円錐花序は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色から桃色へと徐々に変化します。樹形は株立ち状、高さ約90(~120)cm、幅は約150cmまで成長します。 |
![]() ライムライト(Hydrangea paniculata ‘limelight’)は、明るく爽やかな印象を与えるライムグリーンの花色と、直径約2.5~4.5cmある大きな装飾花が円錐状に集まり咲くボリューミーで豪華な花姿が魅力的な園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約15~25cm、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花は直径が2.5~4.5cm、色は黄緑色から白色へと徐々に変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約180(~240)cm、幅は約240(~300)cmまで成長します。 | ![]() リトルライム(Hydrangea paniculata ‘little lime’)は、人気の高いライムライトの矮性品種です。リトルライムはライムライトと比べて高さ幅ともに半分程度しかないため、小さな花壇や鉢植えなどでも育てやすい所が魅力です。一方で、ライムライトと同様に巨大な花を咲かせるため、花がより強調されるアンバランスな魅力溢れる雰囲気をつくることが出来ます。花色は黄緑色から白色へとかわります。黄緑色と白色の2色の花色は清潔感と爽やかな印象を与えるため、明るい雰囲気のお庭などにおすすめです。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() グランディフローラ(Hydrangea paniculata ‘grandiflora’)は、一般的なノリウツギと比べて長さ幅ともに著しく大きくなる傾向があり、長さは45cmに達する事があります。巨大な花は非常によく目立つため、庭園などの広い空間でも一際目立つフォーカルポイントになる事が可能です。花の色はライムグリーンから白色、白色から薄桃色へと徐々に変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約300(~750)cm、幅は約200(~450)cmまで成長します。 | ![]() ピンキー・ウィンキー(hydrangea paniculata ‘pinky winky’)は、花の長さが(15~)40cmに達する事もあり、非常に巨大で強い存在感があります。また花の色は、上部で白色、下部で桃色と分かれるためツートンカラーの可愛らしい花色が楽しめる所も魅力です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約15~40cm、小花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色から桃色へと変化して、花穂の付け根から色がかわります。樹形は株立ち状、高さ約150(~250)cm、幅は約150(~250)cmまで成長します。 |
![]() バニラ ストロベリー(Hydrangea paniculata ‘Vanilla Strawberry’)は、イチゴミルクを連想させる様な【赤色・桃色・白色】の三色の小花が混じる可愛らしい花色と、円錐状に咲くボリューミーな花穂が魅力的な園芸品種です。花序は円錐花序、小花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色から桃色、桃色から赤色へと徐々に変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約150(~200)cm、幅は約150(~200)cmまで成長します。 | ![]() 園芸専門店 さいじょう緑花 ・楽天で購入 マジカル・ムーンライト(hydrangea paniculata ‘magical moonlight’)は、花序の中に密に花がつくためモコモコと盛り上がる丸みを帯びた円錐状の花姿をしており、花穂は長さ30cmに達するボリュームある花姿を作ります。花の色はライムグリーンから白色へと変化します。そのため、明るく爽やかな雰囲気があるお庭などによく合います。樹形は株立ち状、高さ約150(~200)cm、幅は約150(~200)cmまで成長します。 |
![]() 植物販売のITANSE楽天市場店 ・楽天で購入 ダイヤモンド・ルージュ(hydrangea paniculata ‘diamant rouge’)は、花の形が幅広な円錐形をしているためぽっちゃりとした可愛らしい外観をしています。また花の色は白色から桃色、桃色から濃い桃色(赤色)へと変わるため、花の変化が楽しめる所も魅力の園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約15~35cm、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色・桃色・濃い桃色(赤色)へと徐々に変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約120(~150)cm、幅は約90(~120)cmまで成長します。 | ![]() 産直花だん屋・楽天で購入 スカイフォール(hydrangea paniculata ‘skyfall’)は、花の萼片が普通のノリウツギと比べて細長くて後ろにカールしているためヒヤシンスを思わせる上品な雰囲気をつくります。また一個一個の花が大きく、花序の中に沢山の花がつくため非常にボリュームある花姿が楽しめる園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約25cm、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色もしくはクリーム色です。樹形は株立ち状、高さ約120cm、幅は約70cmまで成長します。 |
![]() 苗木部 by 花ひろばオンライン・楽天で購入 コンフェッティ(hydrangea paniculata ‘confetti’)は、茎が直立してコンパクトで行儀のよく成長する習慣があるため鉢植えや小さな花壇等でも育てやすいです。また花には香りがあり、花序の中に疎らに咲く装飾花が「紙吹雪」が舞っているかのような繊細な外観をつくる魅力的な園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約20~30cm、円錐花序は装飾花と両性花で構成されており、装飾花の色は白色から徐々に桃色へと変化します。樹形は株立ち状、高さ約90(~120)cm、幅は約75cmまで成長します。 | ![]() ファントム(hydrangea paniculata ‘phantom’)は、花穂の長さが25~35cmあり、同時に横幅も広くフジウツギの中でも突出して大きな花を咲かせます。そのため、庭園などの広い空間でも一際目立つフォーカルポイントとなる事が出来ます。花序は円錐花序、円錐花序は長さが25~35cm、殆ど装飾花で構成されており、装飾花は白色から成熟するにつれて桃色に変化して行きます。樹形は株立ち状、高さ約150(~200)cm、幅は約200(~250)cmまで成長します。 |
![]() グリーンプラザ山長 楽天市場店・楽天で購入 リトルクイックファイヤー(hydrangea paniculata ‘little quick fire’)は、他のノリウツギよりも1ヶ月ほど早くから開花する早咲性の性質があるため、早くから花が楽しめます。花は咲き進むにつれて、花色が白色から桃色、桃色から赤色へと変わるため、花色の変化が楽しめる所も魅力の園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約15cm、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色・桃色・赤色へと徐々に変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約90(~120)cm、幅は約120(~150)cmまで成長します。 | ![]() 産直花だん屋・楽天で購入 ファイヤーライトは、花の色が咲き進むにつれて花全体が白色から桃色、桃色から赤色(濃い桃色)へと変化する所が魅力の園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約30~40cm、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色から桃色、桃色から濃い桃色へと徐々に変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約150(~200)cm、幅は約150(~200)cmまで成長します。 |
![]() メガミンディー(hydrangea paniculata ‘mega mindy’)は、咲き進むにつれて花全体が白色から桃色、桃色から赤色へと変化する花色が魅力の園芸品種です。花序は円錐花序、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色から桃色、桃色から赤色へと変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約120(~180)cm、幅は約120(~180)cmまで成長します。 | ![]() リトルホイップ(hydrangea paniculata ‘ilvobo’)は、樹形がコンパクトでありながら盛上がる樹形になるため、小さな花壇や鉢植えなどで育てやすいです。また開花期になると株を覆うように沢山の白色の花が咲くため圧巻の景観をつくることが出来ます。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約27cm、幅約16cm、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は白色で成熟すると桃色へと徐々に変化します。樹形は株立ち状、高さ約90cm、幅は約100cmまで成長します。 |
![]() シルバー ダラー(Hydrangea paniculata ‘silver dollar’)は、一般的なノリウツギと比べてコンパクトな樹形をしており、高さ幅ともに120cm程度にしかなりません。また茎は枝分かれが少なく直立するため洗練された雰囲気を作ります。花序は円錐花序、小花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は黄緑色から白色へと変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約120cm、幅は約120cmまで成長します。 | ![]() 産直花だん屋・楽天で購入 マジカルサマー(hydrangea paniculata ‘magical summer’)は、マジカルの名前からも想像出来るように、魔法のように緑色から白色、白色から桃色へと変わる花色が特徴の園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約20~25cm、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は緑色・白色・桃色へと変化します。樹形は株立ち状、高さ約100(~150)cm、幅は約100(~150)cmまで成長します。 |
![]() パンドラ(hydrangea paniculata ‘pandora’)は、早咲性の性質があるため、一般的なフジウツギよりも早くから花が楽しめます。また花の色が成熟するにつれて、ライムグリーンから桃色、桃色から赤色へと変化していきます。花序は円錐花序、円錐花序は殆ど装飾花で構成されており、花の色は黄緑色で成熟すると桃色から赤色へと変化して行きます。樹形は株立ち状、高さ約100cm、幅は約100cmまで成長します。 | ![]() ジンフィンドール(hydrangea paniculata ‘zinfin doll’)は、多花性の性質があるため、開花期間中は株を覆うように沢山の花が咲きます。そのため、庭園などの広い空間の中でもよく目立ち圧巻の景観を作り出すことが出来ます。花の色は成熟するにつれて変化するため、白色から始まり、次第に桃色へと変化して、最後に赤色になります。樹形は株立ち状、高さ約150(~180)cm、幅は約100(~180)cmまで成長します。 |
![]() ボブシェル(Hydrangea paniculata ‘Bomb Shell’)は、一般的なノリウツギと比べて高さが90cm迄と背が低く、茎はよく分岐してふさふさとした樹形を作ります。開花期間が他のノリウツギと比べて長くなる傾向があり、白色のボリュームある花を咲かせます。花序は円錐花序、小花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色はライムグリーンまたは白色です。樹形は株立ち状、高さ約90cm、幅は約120cmまで成長します。 | ![]() リビング・シリーズは、毎年一度の剪定で維持管理出来るメンテナンスのしやすさ、毎年100日は開花し続けるため長く花を楽しめる所、夏の暑さや冬の寒さに強く丈夫で育てやすい所、カラーバリエーションが豊富にある所等が魅力的なシリーズです。詳しくはリビング・シリーズのリンクからご覧ください。 |
![]() 植物販売のITANSE楽天市場店・楽天で購入 マジカルキャンドル(Hydrangea paniculata ‘magical candle’)は、一般的なノリウツギと比べて背が低くコンパクトに成長する習慣がありながら、円錐型の巨大な花穂をつけます。そのため、開花期間中は株を覆うように巨大な花穂が密につき、ボリュームある花姿が楽しめます。花の色は黄色にも見えるライムグリーン、花が成熟してくると花の色は桃色へと変化してきます。花序は円錐花序、小花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は黄緑色、成熟してくると桃色に変化していきます。樹形は株立ち状、高さ約150cm、幅は約150cmまで成長します。 | ![]() 園芸専門店 さいじょう緑花・楽天で購入 雪化粧(ユキゲショウ)は、葉の部分に白色またはクリーム色の化粧をしたかのような掃け込み班が入るため、明るい印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。花序は円錐花序、花の色は白色です。樹形は株立ち状、株は高さ約120~180cmに成長します。 |
カシワバアジサイの特徴や園芸品種
- 原産:北アメリカ
- 学名:Hydrangea quercifolia
- 草丈:約100~250cm
- 分類:落葉低木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:桃色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:5月24日/6月16日
- 花言葉:慈愛/優美/元気な女性/汚れなき心/皆を引きつける魅力
- 用途:日陰植物/切り花
カシワバアジサイとは!?
カシワバアジサイは学名Hydrangea quercifolia、別名「ピラミッドアジサイ」や「オークリーフ・ハイドランジア(oakleaf hydrangea)」等とも呼ばれる北アメリカ原産の落葉低木です。
カシワバアジサイの語源(由来)
- 属名のHydrangeaは、古代ギリシア語で「水」を意味する「ὕδωρ(húdōr)」と、「容器」を意味する「ἀγγεῖον(angeîon)」の2語からきており、水を入れるカップの様な形状をした果実の形に由来すると言われています。
- 種小名のquercifoliaは「コナラの木」「オークツリー」を意味する「querci」と、「葉」を意味する「folia」の2語からきており、カシワバアジサイの葉の形に由来します。
- カシワバアジサイの名前の由来は、葉の縁部分が裂ける形がカシワの葉を思わる所にあります。
カシワバアジサイの特徴(魅力)
- カシワバアジサイは葉が非常に大きく縁部分に切れ込みの入る個性的な葉の形をしている所が特徴で、またカシワバアジサイとノリウツギだけがアジサイの中で円錐形の花を咲かせます。
- また葉は秋になると赤色や紫色に強く色づくため、カシワバアジサイは紅葉する葉も楽しめる所が魅力です。
- カシワバアジサイの樹形は地面から複数の茎が伸びる株立ち状で、茎は枝分かれして不規則に広がる傾向にあります。
- 樹皮は薄く、古くなると薄皮のように剥がれます。
- カシワバアジサイの花は両性花と装飾花で構成されており長さ約15~32cmの円錐形の巨大な花を咲かせます。
- 装飾花は雄蕊・雌蕊が不完全なため果実を作らない小花で、花弁(萼片)が大きく発達しているため非常に目立ち、直径約2.5~3cmの大きさがあります。
- カシワバアジサイの花色は、普通のアジサイと違ってPHの影響を殆ど受けないため、花色がPHによって左右されることはありません。
- カシワバアジサイの葉は非常に大きく長さ幅ともに30cmに達する事があります。
- 葉は縁部分が3~7回、浅~深裂の切れ込みが入ります。
- 葉は秋になると赤色から濃い紫色へと変わり強く紅葉するため、遠くからでも目立つ美しい景観をつくります。
- カシワバアジサイの花は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- 花は非常に大きく豪華なため、切り花を部屋に飾ることで華やかな印象を与えます。
- ドライフラワーとしては乾燥後も萼片が落ちにくくふんわりとしたボリュームある外観を長く保つため、存在感のあるフラワーアレンジメントとして利用できます。
- また新鮮な花を着色液に漬け込んでブリザードフラワーにすると綺麗な花色のまま長く楽しむ事ができます。
- カシワバアジサイは基本的に丈夫で育てやすい植物です。
- ただし強い日差しによって葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしたり、乾燥によって萎れるなど弱る事もあるため植え付け場所には注意が必要です。
- カシワバアジサイは耐陰性が強いためシェードガーデン等に利用する事が可能です。
カシワバアジサイの樹高は約100(~250)cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)です。茎は枝分かれして不規則に広がり、樹皮の色は灰褐色もしくは黄褐色、樹皮は層状で薄く剥がれます。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉柄は1(~8)cm、葉身の大きさは長さ約6(~30)cm、幅約6(~30)cm、葉身の形は楕円形もしくは卵形、縁部分が3~7回浅裂(~深裂)します。
花序は円錐花序、円錐花序は長さ約15(~32)cm、幅約7(~14)cm、形は円錐形です。円錐花序は小花が約200(~1000)個つき、両性花と装飾花で構成されます。装飾花は直径約2.5(~3)cm、萼片は4個あります。両性花は直径約0.1(~0.2)cm、4~5個の花弁、雄蕊8(~10)個つきます。果実は蒴果(複数の心皮からなり果皮が裂開して種子を放出する)、蒴果は半球形です。
カシワバアジサイの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫のタイミングは花が完全に開いた所で行います。
- 茎に付いた葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて全て取り外しましょう。
- 水揚げは水切りもしくは燃焼を行い、深水してしっかり水揚げを行います。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- アジサイは水揚げが悪いことで知られています。水切りして切り戻しても上手く水揚げしない事もあるため、出来るだけ水揚げしやすいようにしておく事も大切です。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが著しく長くなる傾向にあります。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りもしくは燃焼を行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7~10日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
燃焼
燃焼とはコンロやバーナーの火で茎の先端(約1~3cm)を炙り炭化させた後に、冷えた水に浸け、熱で茎内部の気泡(空気)を膨張させて外に押し出し、水揚げを改善する方法です。原理としては湯揚げと似ています。茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含み柔らかい茎の花材等には向きません。
深水
深水とは深い水に切り花を浸ける事で、水圧を高めて水揚げしやすくしたり、葉や茎からも吸水させて水揚げする方法です。深水は水の吸い上げが弱い花材(バラ・ラナンキュラス等)や葉が丈夫な花材に向いています。
【深水のやり方】
①新聞紙とバケツ(水入り)と切り花を準備します。
②花材を新聞紙でクレープの様に包みます。
③↳茎の下部数cmを新聞紙から出して、萎れた花がしっかり立つように新聞紙で包みましょう。
④茎の下部を水切りして水揚げしやすくしておきます。
⑤水の入るバケツの中に花材を半分以上浸かる様にして1~数時間放置します。
⑥水揚げが終わったら再度花瓶に生けて楽しみます。
カシワバアジサイのドライフラワーの楽しみ方
- カシワバアジサイのドライフラワーの収穫時期は梅雨明けの7月頃以降がいいでしょう。
- 開花したばかりの色鮮やかな花よりも少し時間が経ち色褪せてきた花の方が上手くいきます。
- 茎を好みの長さで剪定ハサミで切って収穫して下葉を取り除きましょう。
- カシワバアジサイは、ドライ・イン・ウォーター法もしくはハンギング法でドライフラワーが作れます。
- ドライ・イン・ウォーター法は花瓶に少し水を入れて、収穫したノリウツギをさしておき徐々に乾燥させる方法です。
- ハンギング法は花を逆さに吊るして乾燥させる方法です。
ハンギング法
ハンギング法とは、植物を壁や天井等から吊り下げて自然乾燥でドライフラワーをつくる方法です。ハンギング法は最も一般的に利用されるドライフラワーを作る手順で、用意する物も花材以外には殆ど要らず手軽に作れる所が魅力です。手順は花の茎の下部を固定する物(麻紐・洗濯バサミ等)で抑えて、逆さにし壁や天井から吊り下げます。管理する場所は基本的に直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所です。乾燥させる時間は2~4週間程度で、自然乾燥させます。
カシワバアジサイのブリザードフラワーの楽しみ方

- ブリザードフラワーに必要なものを準備します。
- 脱色液・着色液・容器2個・新聞紙(キッチンペーパーも可)・手袋(加工液に触れると手が荒れるため)・ピンセット(加工液に触れると手が荒れるため)・新鮮な花材を準備します。
- アジサイの花から小花を数個付けた状態で取り外します。
- 容器の長さに合わせて長さをハサミで切って調節しましょう。
- 容器の中に脱水・脱色液を入れます。
- 脱水・脱色液の中にアジサイの小花数個をピンセットで摘み、空気が入らないようにしっかり漬け込みます。
- 製品ラベルに従いおおよそ数時間~1日漬け込んだままにしましょう。
- 脱水・脱色液の中にアジサイの小花数個をピンセットで摘み、空気が入らないようにしっかり漬け込みます。
- 脱水・脱色液を漬け込んだアジサイを容器の中からピンセットで取り出します。
- 脱水・脱色液に漬け込んだアジサイを、新聞紙(キッチンペーパー)の上に一旦置いて、液を少し落とします。
- 容器の中に着色液を入れます。
- 脱水・脱色液の染みこんだアジサイをピンセットで摘み、着色液の中に空気が入らないようにしっかりアジサイを漬け込みましょう。
- 製品ラベルに従いおおよそ数時間~数日漬け込みます。
- 脱水・脱色液の染みこんだアジサイをピンセットで摘み、着色液の中に空気が入らないようにしっかりアジサイを漬け込みましょう。
- 容器の中から着色液の染み込んだアジサイをピンセットで取り出します。
- 新聞紙(キッチンペーパー)の上に着色したアジサイを広げて直射日光のない風通しのよい場所で乾燥させましょう。
おすすめの加工液
カシワバアジサイの園芸品種の紹介
![]() スノーフレーク(hydrangea quercifolia ‘snowflake’)は、装飾花が八重咲きするため華やかな花姿と、白色から褪せた桃色へと変化する花色が特徴の園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約30cm、花は殆ど装飾花で構成されており、花の色は白色ですが徐々に褪せた桃色へと変化します。葉は緑色、秋になると赤色から濃い紫色へと色紅葉します。樹形は株立ち状、株は高さ約200cm、幅は約250cmです。 | ![]() ハーモニー(hydrangea quercifolia ‘harmony’)は、花序の中に通常の数倍の装飾花が密に集まるため「モコモコ」とした可愛らしい外観の花姿をつくる魅力的な園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約15~20cm、花は殆ど装飾花で構成されており、装飾花の色は黄緑色から白色です。葉は緑色、秋になると赤色から濃い紫色へと色紅葉します。樹形は株立ち状、株は高さ約150(~200)cm、幅は約150(~200)cmです。 |
![]() スノークイーン(Hydrangea quercifolia ‘snow queen’)は、長さ30cmに達する巨大な花穂と、行儀よく直立する傾向が強い茎が特徴の園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約20~30cm、花は装飾花と両性花で構成されています。葉は緑色、秋になると赤色から濃い紫色へと色紅葉します。樹形は株立ち状、株は高さ約180cm、幅は約240cmまで成長します。 | ![]() ピーウィ(Hydrangea quercifolia ‘Pee Wee’)は、成熟してもあまり背が高くならずコンパクトな樹形を保つため、小さな花壇や鉢植えでも育てやすい品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約20~30cm、花は装飾花と両性花で構成されおり、装飾花は清潔感を感じさせる綺麗な白色をしています。葉は緑色、秋になると赤色から濃い紫色へと色紅葉します。樹形は株立ち状、株は高さ約90(~120)cm、幅は約90(~120)cmです。 |
![]() ルビースリッパーズ(hydrangea quercifolia ‘ruby slippers’)は、花が咲き進むにつれて、白色から徐々に桃色、桃色から最後に濃い桃色(赤色)へと変化します。そのため、飽きのこない花色を楽しみたい人におすすめの園芸品種です。花序は円錐花序、円錐花序は長さ約20~25cm、花は殆どがで装飾花で構成されおり、装飾花は白色から桃色、桃色から濃い桃色(赤色)へと徐々に変化します。葉は緑色、秋になると赤色から濃い紫色へと色紅葉します。樹形は株立ち状、株は高さ約90(~120)cm、幅は約120(~150)cmまで成長します。 |
ヤマアジサイの特徴や園芸品種
- 原産:日本
- 学名:Hydrangea serrata
- 草丈:約60~120cm
- 分類:落葉低木
- 開花時期:5月~7月
- 花色:赤色●桃色●紫色●青色●緑色●白色〇
- 葉色:緑色●黄色●白色〇
- 耐暑性:強い
- 耐寒性:強い
- 誕生花:6月2日
- 花言葉:乙女の愛
- 用途:カラーリーフ/日陰植物/切り花
ヤマアジサイとは!?
ヤマアジサイは学名Hydrangea serrata、別名「サワアジサイ」や「マウンテン・ハイドランジア(mountain hydrangea)」等とも呼ばれる日本原産の落葉低木です。日本では、本州(関東より西)・四国・九州に分布していて山中の林床や沢等に自生しています。
ヤマアジサイの語源(由来)
- 属名のHydrangeaは、古代ギリシア語で「水」を意味する「ὕδωρ(húdōr)」と、「容器」を意味する「ἀγγεῖον(angeîon)」の2語からきており、水を入れるカップの様な形状をした果実の形に由来すると言われています。
- 種小名のserrataは「鋸歯」を意味していて、葉の縁がギザギザとしている事に由来しています。
- ヤマアジサイの名前の由来は山中に自生している所からきています。
- サワアジサイの名前の由来は山中の沢でよく見られることからきています。
- 英名ティー・オブ・ヘブン(tea of heaven)は1部地域で葉がお茶として飲まれていた事からきています。
ヤマアジサイの特徴(魅力)
- ヤマアジサイは普通のアジサイ(ガクアジサイ)と似た花姿や葉の形をしていますが、ヤマアジサイの枝はより細いため繊細な雰囲気があり、また花色や葉の形も多様です。
- ヤマアジサイはアジサイと同様に環境(PH)に合わせて花色が変化します。
- 樹形は株立ち状で、地際から多数の茎を伸ばします。
- 茎は普通のアジサイと比べて細いため繊細な印象を与え、また枝分かれが少なく直立もしくは斜上に伸びるため雑多な印象も与えにくいです。
- ヤマアジサイの花は直径が約7~18cmの大きさがあり装飾花と両性花の2種類の小花で構成されています。
- 装飾花は直径約1.7~3cm、萼片が大きく発達しているため非常に目立ち、萼片の形によって丸弁(弁が丸い)や剣弁(弁の先が尖る)や長弁(弁が長い)などに分類されることもあります。
- 装飾花は雄蕊・雌蕊が不完全なため果実をつくる事がない小花で、訪花動物を誘引する働きをもっています。
- 両性花は雄蕊と雌蕊の両方をもった小花です。ヤマアジサイの両性花は非常に小さく装飾花と比べる目立ちませんが、品種によっては色合いが美しく装飾的な見た目をしています。
- 装飾花は直径約1.7~3cm、萼片が大きく発達しているため非常に目立ち、萼片の形によって丸弁(弁が丸い)や剣弁(弁の先が尖る)や長弁(弁が長い)などに分類されることもあります。
- ヤマアジサイの花は土壌のPHが変化する事で花色が変化します。
- PHが高い酸性土壌では土壌にアルミニウムが溶出するため、アルミニウムイオンと花の色素(アントシアニン)が結合して、桃色から青色へと花色が変化します。
ヤマアジサイの葉はアジサイと同様に大きいですが、ヤマアジサイの葉柄は多くの場合で赤みを帯びています。
- 葉には甘味を感じさせるフィロズルチンが含まれているため、古くから甘茶として飲まれています。
- ただし甘茶を飲んで嘔吐や悪心等の中毒症状を引き起こした報告もあるため注意が必要です。
- ヤマアジサイの花は収穫して切り花やドライフラワーなど、フラワーアレンジメントの素材として利用されます。
- ヤマアジサイは生垣として利用される事もあり、生垣として利用する場合は一般的に自然な樹形を活かしたインフォーマルな生垣として利用されます。
- ヤマアジサイは他の生垣と比べて花を楽しめる所が魅力です。
- 葉は落葉性のため、冬になるとややオープンな構造になり目隠し効果が薄れるかもしれません。
- アジサイの生垣の植え付け間隔は約60~150cm、アジサイの品種の成熟した時の大きさによって変わってきます。
- 成熟時のアジサイの幅が60cmなら植え付け間隔は60cm前後です。
- ヤマアジサイは基本的に丈夫で育てやすい植物です。
- ただし強い日差しによって葉焼け(葉の先端や縁部分等が褐色に変色して萎れや落葉を招く症状)を引き起こしたり、乾燥によって萎れるなど弱る事もあるため植え付け場所には注意が必要です。
ヤマアジサイの樹高は約60(~120)cm、樹形は株立ち状(地際付近から幹・枝が立ち上がる茂る樹形)です。茎は直立もしく斜上して樹皮の色は灰褐色もしくは褐色をしています。
葉序は対生葉序、葉色は緑色、葉身の大きさは長さ約10(~17)cm、幅約5(~10)cm、葉身の形は卵形(~広卵形)もしくは楕円形(~広楕円形)、縁部分に鋸歯があります。
花序は散房花序、散房花序は大きさが7(~18)cm、形は平面状に咲きます。散房花序は装飾花と両性花で構成されており、中央に両性花が多数集まり、外周に装飾花が並びます。装飾花は直径約1.7(~3)cm、萼片が3(~4)個、装飾花の色は赤色・桃色・青色・紫色・緑色・白色があります。両性花は花弁が5個、雄蕊10個、雌蕊が3個あります。
ヤマアジサイの花色が変わる理由と花色変化の楽しみ方
ヤマアジサイは土壌のPHが変わる事で花色が変化する事で知られています。PHが高いアルカリ性の土壌では花色は桃色のままですが、PHが低い酸性土壌では花色が青色になります。何故ならPHの低い酸性土壌では、土壌中にあるアルミニウムが溶出してヤマアジサイに吸収され、花の色素(アントシアニン)にアルミニウムイオンが結合して桃色から青色へと変わるからです。
逆に考えると、土壌中にアルミニウムがないと幾らPHが下がり酸性土壌になっても花色が変化する事がありません。またPHが高いアルカリ性の土壌でも、アルミニウムイオンを与えられるとアジサイは花色が桃色から青色へと変化します。
ヤマアジサイを好みの花色にする方法
桃色(~赤色)のヤマアジサイ
桃色(~赤色)のヤマアジサイを咲かせるには、ヤマアジサイにアルミニウムを吸収させない事が大切です。そのため、アルミニウムを含まない用土を使ったり、土壌を酸性に傾けない等の対策を行います。
- 火山灰土の赤玉土や鹿沼土などはアルミニウムを多く含有するため、かわりにパーライトなどを利用すると良いでしょう。
- 酸性土壌になるとアルミニウムが溶出しやすくなるため、土壌のPHを中性からややアルカリ性PH6.5~7.5に変えるとアルミニウムが溶出せず花色が桃色に保たれます。
- 土壌のPHを診断してPHをあげましょう。土壌の土質(砂質~粘土質)でも変わりますが、一般的な土壌では1㎡あたり苦土石灰100gを入れる事でpH 0.5ほど上がります。
- 赤アジサイ専用の培養土や肥料があるため、これを利用するのも良いでしょう。
桃色(~赤色)のヤマアジサイ
青色(~紫色)のヤマアジサイを咲かせるには、ヤマアジサイにアルミニウムを吸収させる事が大切です。そのため、アルミニウムを含む用土を使ったり、土壌を酸性に傾ける対策を行います。
- 火山灰土の赤玉土や鹿沼土などはアルミニウムを多く含有しており、酸性に傾けるとアルミニウムが多く溶出するため、赤玉土とピートモス等で培養土をつくると青色の花が咲きやすいです。
- 地植えで育てる場合も無調整のピートモスを入れる事で酸性土壌に傾ける事が出来ます。
- アルミニウムは水をしっかり与える事で溶出しやすいため、しっかり水やりを行うと良いでしょう。
- 青アジサイ専用の培養土や肥料があるため、これを利用するのも良いでしょう。
ヤマアジサイの切り花の楽しみ方
- 切り花の収穫は朝の涼しい時間帯もしくは夕方におこないましょう。
- 収穫のタイミングは花が完全に開いた所で行います。
- 茎に付いた葉は水揚げを悪くするため必要な分を除いて全て取り外しましょう。
- 水揚げは水切りもしくは燃焼を行い、深水してしっかり水揚げを行います。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- アジサイは水揚げが悪いことで知られています。水切りして切り戻しても上手く水揚げしない事もあるため、出来るだけ水揚げしやすいようにしておく事も大切です。
- 水切りした場合は茎の中の綿も取り除き、茎の外側の表皮も少し削ぎ落として吸水部分を増やしましょう。
- 花瓶に水と延命剤を入れて花を生けましょう。
- 延命剤の効果は高く日持ちが著しく長くなる傾向にあります。
- 管理は必要に応じて数日ごとに水切りもしくは燃焼を行い、水換えも同時に行いましょう。
- 日持ちは管理の方法でも左右されますが約7~10日です。
水切り
水切りとは茎の根元を水の中に浸けた状態で、茎の根元から上に約1~5cmの部分でハサミを使い斜めにカットして、吸水面を広げる水揚げ方法です。水切りを行う目的は「細菌」「空気」「その他」が原因で茎が詰まり水揚げが悪くなってる部分を、水の中で切り戻して正常な状態に戻し水揚げを改善する事です。水切りは水の中で茎を切るため導管内に気泡が入りにくいメリットがあります。
燃焼
燃焼とはコンロやバーナーの火で茎の先端(約1~3cm)を炙り炭化させた後に、冷えた水に浸け、熱で茎内部の気泡(空気)を膨張させて外に押し出し、水揚げを改善する方法です。原理としては湯揚げと似ています。茎が硬く水揚げが悪い花材等に向きます。水分を多く含み柔らかい茎の花材等には向きません。
深水
深水とは深い水に切り花を浸ける事で、水圧を高めて水揚げしやすくしたり、葉や茎からも吸水させて水揚げする方法です。深水は水の吸い上げが弱い花材(バラ・ラナンキュラス等)や葉が丈夫な花材に向いています。
【深水のやり方】
①新聞紙とバケツ(水入り)と切り花を準備します。
②花材を新聞紙でクレープの様に包みます。
③↳茎の下部数cmを新聞紙から出して、萎れた花がしっかり立つように新聞紙で包みましょう。
④茎の下部を水切りして水揚げしやすくしておきます。
⑤水の入るバケツの中に花材を半分以上浸かる様にして1~数時間放置します。
⑥水揚げが終わったら再度花瓶に生けて楽しみます。
ヤマアジサイの園芸品種の紹介
四季咲きの品種
![]() 花みどりマーケット・楽天で購入 タイニータフスタッフ(Hydrangea serrata ‘tiny tuff stuff’)は、繊細な外観とは裏腹に花芽が丈夫なため寒さ等で花芽が傷つけられ難くしっかりと花を咲かせる事が出来ます。また花は新旧両枝に花を付ける能力があるため、成長が活発であれば秋まで花を楽しむ事が可能です。花の形はガクアジサイ型のため繊細な花姿をしており、一方で八重咲きする花が豪華さを演出します。そのため、上品な中にお洒落な雰囲気を作り出す園芸品種です。花の色はPHで変化しますが基本的に青色が優勢です。装飾花は薄い青色(紫色)または薄い桃色で、両性花は青色(紫色)または桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約45(~60)cm、幅約45(~60)cmに成長します。 | ![]() 安行四季咲きアジサイは、埼玉県の安行に古くからある四季咲き性の品種です。四季咲きがあるため、花をカットした後に伸びてくる脇芽にも花芽が付き、数ヶ月後には花が咲きます。そのため、アジサイを何度も楽しみたい人におすすめの品種です。花の形はテマリ型、花の色は青色が優勢ですがアルカリ性土壌では紫色(桃色)になる事もあります。樹形は株立ち状、株は高さ約100~150cmに成長します。 |
テマリ型・半テマリ型の品種
![]() 伊予獅子手毬(イヨシシテマリ)は、ヤマアジサイでは珍しいテマリ咲きするアジサイです。花は殆ど装飾花で構成されており、球状になる可愛らしい花姿をしています。装飾花の色は初めPHに合わせて青色もしくは桃色をしており、成熟してくるとアンティーク調の緑色へと変化します。そのため、花の色の変化を楽しみたい人にもおすすめの品種です。樹形は株立ち状、株は高さ約60cm、幅約60cmに成長します。 | ![]() 富士の滝(フジノタキ)は、装飾花が疎らについて半テマリ状に咲く個性的な花姿と、八重咲きする豪華な花姿、丸みを帯びる可愛いらしい萼片が特徴の園芸品種です。花序は散房花序、散房花序は装飾花が疎らにつく半テマリ型、装飾花は八重咲き、萼片は丸弁で色は白色です。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)cmに成長します。 |
花の色が変化する品種
![]() 紅(クレナイ)は、花が咲き進むにつれて、花の色が白色から徐々に桃色、桃色から赤色へと変化していきます。そのため、飽きのこない花色を楽しみたい人におすすめです。花序の中には、装飾花の数が少なめなため、豪華さはありませんが、繊細で楚々とした雰囲気が楽しめます。花序は散房花序、散房花序は平面状に咲き、装飾花と両性花で構成されています。装飾花の萼片は剣弁、装飾花の色は白色・桃色・赤色へと変化します。両性花は白色もしくは赤色です。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)cmに成長します。 | |
カラーリーフの品種
![]() 千草園芸・楽天で購入 由布残雪(ユフザンセツ)は、葉全体に飛沫がかかったような細かい白色(薄い黄色)の斑点が散在します。そのため明るい印象を与えるカラーリーフとしても楽しめる園芸品種です。花序は散房花序、散房花序は平面状、花は装飾花と両性花があり、装飾花の色はPHに合わせて薄い青色もしくは薄い紫色(桃色)、両性花はPHに合わせて鮮やかな青色もしくは紫色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)cmに成長します。 | |
その他の品種
![]() 深山八重紫(ミヤマヤエムラサキ)は、ガクアジサイ型のレースのような繊細な花姿と、八重咲きする豪華な装飾花が、お洒落な雰囲気をつくる園芸品種です。花序は散房花序、散房花序の形は平面状、花は装飾花と両性花で構成されており、装飾花は八重咲き、装飾花の萼片は剣弁、装飾花の色はPHに合わせて青色もしくは紫色か桃色をしており、両性花もPHに合わせて青色もしくは紫色か桃色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)cmに成長します。 | ![]() 白富士(しろふじ)は、ガクアジサイ型のレースのような繊細な花姿と、八重咲きする豪華な装飾花、上品で清潔感を感じさせる白色の花色が魅力的な園芸品種です。花序は散房花序、散房花序は疎らに咲き、外周に並ぶ装飾花と中央に密に集まる両性花で構成されています。装飾花は八重咲き、装飾花の色は白色です。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)cmに成長します。 |
![]() 隅田の花火は、ガクアジサイ型の繊細な花姿と、八重咲きする華やかな花姿、洗練された雰囲気をつくる先端が尖る剣弁の萼片、ほんのりと青色(紫色)に染まる白色の上品な花色が特徴の園芸品種です。花序は散房花序、散房花序の形は平面状、花は装飾花と両性花で構成されています。装飾花は八重咲きするため繊細な中に華やかさを併せ持ちます。萼片は先が尖る剣弁、萼片の色は青色(紫色)にほんのり染まる白色、両性花は緑色の蕾から濃い青色の花を咲かせます。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)cmに成長します。 | ![]() 藍姫 (アイヒメ)は、装飾花・両性花ともに鮮やかな青色もしくは紫色の花色をしています。そのため落ち着いた印象を与える魅力的な園芸品種です。花序は散房花序、散房花序の形は平面、花は装飾花と両性花で構成されており、装飾花の色は鮮やかな青色もしくは紫色 、両性花は鮮やかな青色もしくは紫色になります。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)cmに成長します。 |
![]() 南九州植物園・楽天で購入 日向絞りは、装飾花に紫地(青地)に白色の縦線状の絞り模様が入る上品な花色が魅力的な園芸品種です。花序は散房花序、散房花序の形は平面状、花は装飾花と両性花で構成されています。装飾花の色は土壌のPHにより青色から紫色の範囲で変化して、青地(紫地)に白色の絞りがはいります。両性花は土壌のPHにより青色から紫色の範囲で変化します。樹形は株立ち状、株は高さ約60(~120)cm、幅約60(~120)cmに成長します。 |